JP4567478B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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本発明は、空気を取入れ窓ガラスの内面に発生するくもりを防止すると共に車室内の乾燥を防止して快適な状態にする車両用空調装置の改良に関する。
車両用空調装置には、窓ガラスの内面に発生するくもりを防止すると共に車室内の乾燥を防止して快適な車室内空間を確保したいという要望がある。
車両用空調装置はエネルギー消費が大きく、省エネの観点から、消費エネルギーを考慮した車両用空調装置が求められている。
従来、本出願人は、特願2004−337320で、窓ガラスの内面に発生するくもりを防止すると共に車室内の乾燥を防止する車両用空調装置を提案した。
上記特願2004−337320の図1を図7に基づいて説明する。なお符号は振り直した。
図7は従来の技術の基本原理を説明する図であり、車両用空調装置100は、車室内空気(以下、内気とも云う。)を取入れる内気入口101並びに、窓ガラス側出口102及び乗員側出口103を備える空調ダクト104と、内気入口101から取入れた空気を二分させる仕切壁105と、窓ガラス側出口102に向かう通路を第1通路106、乗員側出口に向かう通路を第2通路107としたときに、第1通路106と第2通路107に内気を除湿するため回転自在に介在させた吸着回転体108と、この吸着回転体108より上流側にて第2通路107に配置した脱着用ヒータ109とを備える。
なお、111はブロア、112はエバポレータである。
第1通路106を通る内気は吸着回転体108で湿分を吸着され、乾燥空気化した内気を窓ガラスに当てることで、熱エネルギーを節約しながら窓ガラスのくもり防止を図る。 第2通路を通る内気は脱着用ヒータ109で加熱され、この内気を吸着回転体108に通過させ、第1通路106で吸着回転体108が吸着した湿分を脱着させ加湿空気とし、この加湿空気を乗員側出口103に導き、車室内の湿度を快適な状態に維持する。
しかしながら、非特許文献1によれば、吸着回転体108と脱着用ヒータ109は、ブロア111とエバポレータ112の間に配置され、空調ダクト104は空気流れ方向に長くなるため、空調ダクト104が大型化するという問題があり、改良の余地がある。
そこで、本発明は、吸着回転体を備える車両用空調装置において、空調ダクトの大型化を抑制する技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、入口及び出口を有する空調ダクトに、入口から空気を導入するブロアと、空気を加熱して暖房用空気にする暖房用ヒータと、この暖房用ヒータを迂回させて空気を流すバイパス通路と、暖房用ヒータとバイパス通路とに流れる空気の割合を調節するエアミックスダンパと、暖房用ヒータを通過した空気とバイパス通路を通過した空気を混合する混合室と、湿分を吸着する吸着材で構成した吸着回転体と、この吸着回転体の脱着ゾーンに向かう空気を加熱して脱着用空気を得る脱着用ヒータとを備える車両用空調装置であって、吸着回転体並びに脱着用ヒータを、混合室に配置し、吸着回転体は、中央に中空部を有する中空円筒体で構成することで、径方向に空気を流すようにし、混合室の入口と中空部の間の領域を第1吸着ゾーン、中空部と窓ガラス側出口の間の領域を第2吸着ゾーン、中空部と乗員側出口の間の領域を脱着ゾーンと設定したときに、脱着用ヒータは、中空部内に且つ脱着ゾーンの上流に配置したことを特徴とする。
請求項に係る発明では、吸着回転体は、バイパス通路側から暖房用ヒータ側へ回転させることを特徴とする。
請求項に係る発明では、空調ダクト内に且つ暖房用ヒータの上流に、空気を冷却して冷房用空気を得るエバポレータを配置したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、暖房用ヒータを通過した空気とバイパス通路を通過した空気を混合する混合室を設けると共に、この混合室に、吸着回転体並びに脱着用ヒータを配置した。空調ダクトの混合室に吸着回転体と脱着用ヒータを配置したので、空調ダクトの大型化を抑制することができるという利点がある。
また、混合室内において、先ず、第1吸着ゾーンである空気入口から吸着回転体の中空部に向け空気を通過させ、次に、第2吸着ゾーンである吸着回転体の中空部から窓ガラス側出口に向け空気を通過させ、窓ガラス側出口から乾燥空気を吐出する。すなわち、空気は吸着回転体の径方向通路を吸着回転体の外側から内側に、内側から外側に、2回通過する。すなわち、吸着回転体の径方向通路を互いに反対方向に通過することになる。
吸着回転体は吸着材で構成し、混合室に備える第1及び第2吸着ゾーンで、空気は吸着材を備える吸着回転体の径方向通路を2回通過するため、径方向通路を通過する空気中の湿分を効果的に吸着させることができる。
加えて、第1吸着ゾーンを通過して中空部に到達した空気は、潜熱により温度が上昇する。そして、この温度上昇した空気を脱着ゾーンの上流となる中空部に設けた脱着用ヒータで加熱する。このため、混合室内の空気を直接加熱する場合と比較すると、脱着用ヒータの負荷を低減することができる。
請求項に係る発明では、吸着回転体は、バイパス通路側から暖房用ヒータ側へ回転するため、混合室の第1吸着ゾーンの入口で、吸着回転体は、先ず、バイパス通路から導入される空気にさらされて冷却され、次に、暖房用ヒータから導入される空気にさらされて加熱される。第1吸着ゾーンに到達した吸着回転体は先ず冷却されるため、吸着回転体が暖房用ヒータからバイパス通路へ向け回転する場合と比較して、第1吸着ゾーンにおける吸着回転体の湿分の吸着効率を向上させることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、空調ダクト内に且つ暖房用ヒータの上流に、空気を冷却して冷房用空気を得るエバポレータを配置したので、吸着回転体は、先ずバイパス通路から導入される空気により冷却される。そして、この空気は、エバポレータにより冷却された空気であるため、エバポレータを設けない場合と比較して、吸着回転体の湿分の吸着効率をさらに向上させることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る車両用空調装置の原理図であり、車両用空調装置10は、空気を取入れる空気入口11及び窓ガラスの内面に向かって調和空気を吐出する窓ガラス側出口12並びに乗員に向かって調和空気を吐出する乗員側出口13を備える空調ダクト14と、この空調ダクト14の内部に設け、空気入口11から空気を取入れ、この空気を窓ガラス側出口12並びに乗員側出口13に向け送るブロア15と、このブロア15を支持するブロア軸16に軸継手17を介して連結しブロア15を回転させるブロア用モータ18と、このブロア15から出た空気を冷却するエバポレータ21と、このエバポレータ21を通過した空気を加熱する暖房用ヒータ22、例えば、エンジン冷却水を利用したヒータコア、及びこの暖房用ヒータ22と並列に設けて、この暖房用ヒータ22をバイパスして空気を通すバイパス通路23と、このバイパス通路23の流路面積を調整するエアミックスダンパ24と、暖房用ヒータ22、バイパス通路23、窓ガラス側出口12及び乗員側出口13の間に介在させ、暖房用ヒータ22及びバイパス通路23を通過した空気を混合する混合室25と、この混合室25内の空気から湿分を吸着し、この湿分を乗員側出口13から吐出する空気に与える吸着回転体26と、この吸着回転体26をバイパス通路23側から暖房用ヒータ22側へ、矢印Sの方向に回転させる回転手段27としての吸着回転体用モータ28と、この吸着回転体用モータ28の駆動プーリ31と吸着回転体26に備える従動プーリ32との間に掛け渡して吸着回転体26に駆動力を伝達する駆動ベルト33と、混合室25内に且つ吸着回転体26の内部に配置した脱着用ヒータ34、例えばシーズヒータとからなる。
なお、ブロア15に連結するブロア用モータ18は、速度可変型モータとし、ブロア回転数を自在に変更することも可能である。ブロア15や吸着回転体26の回転手段27の構成は変更可能であり、上記実施例に限定するものではない。例えば回転手段27をギヤに変更しても良い。
35・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)は軸受であり、ブロア15を両端支持する構造を例示した。
すなわち、本発明の車両用空調装置10は、入口41及び出口42を有する空調ダクト14に、入口41から空気を導入するブロア15と、空気を加熱して暖房用空気にする暖房用ヒータ22と、この暖房用ヒータ22を迂回させて空気を流すバイパス通路23と、暖房用ヒータ22とバイパス通路23とに流れる空気の割合を調節するエアミックスダンパ24と、暖房用ヒータ22を通過した空気とバイパス通路23を通過した空気を混合する混合室25と、湿分を吸着する吸着材44(後述)で構成した吸着回転体26と、この吸着回転体26の脱着ゾーン53(後述)に向かう空気を加熱して脱着用空気を得る脱着用ヒータ34を備えるものであって、吸着回転体26並びに脱着用ヒータ34を、混合室25に配置したものである。
なお、空調ダクトの出口42は、車両の窓ガラス側へ空気を吐出する窓ガラス側出口12及び乗員側で空気を吐出する乗員側出口13とからなる。
また、混合室25は、略T字断面となるように混合室の入口54と、窓ガラス側出口12と、乗員側出口13を備えると共に、通気構造で且つ湿った空気から湿分を吸着する吸着材44で構成した吸着回転体26を備え、この吸着回転体26を回転手段27で駆動させるようにし、混合室25に空気を暖める脱着用ヒータ34を配置し、この脱着用ヒータ34で暖めた空気を吸着回転体26に通過させることで、この暖めた空気に湿分を吸収させるようにしたものである。
図2は吸着回転体の構造及び空気の流れを説明する図である。
吸着回転体26は、内部に中空部45と、この中空部45から半径方向に吸着材44(図1参照)を保持する径方向通路46・・・を備えた中空円筒体47である。
そして、中空部45から中空円筒体47の周囲48に向かって設けた径方向通路46・・・は、例えば、格子状の通路を有する構造物であり、この構造物に、ゼオライトなどの吸着材を付加することにより形成するものである。
図において、空気の流れを分かり易く説明するため、径方向通路46の個数は6つとしたが、実際の個数は異なるものであり、これらの個数は任意の数に設定することができることは云うまでもない。
すなわち、吸着回転体26は、中央に中空部45を有する中空円筒体47で構成することで、径方向に空気を流すようにし、この中空円筒体47は、混合室の入口54と中空部45の間の領域を第1吸着ゾーン51、中空部45と窓ガラス側出口12(図1参照)の間の領域を第2吸着ゾーン52、中空部45と乗員側出口13(図1参照)の間の領域を脱着ゾーン53と設定したときに、脱着用ヒータ34は、中空部45内に且つ脱着ゾーン53の上流に配置したものである。
混合室25内において、吸着回転体26を矢印Sの方向に回転させながら、先ず、第1吸着ゾーン51で混合室の入口54から、吸着回転体26の中空部45に向け矢印56、56の方向に空気が通過し、次に、第2吸着ゾーン52で吸着回転体26の中空部45から第1出口61に向け矢印57、57の方向に空気は通過し、窓ガラス側出口12(図1参照)から乾燥空気を吐出する。すなわち、空気は吸着回転体26の径方向通路46、46を吸着回転体26の外側から内側に、内側から外側に、2回通過する。吸着回転体26の径方向通路46、46を互いに反対方向に通過することになる。
同様に、中空部45の空気は、第2出口62に向け矢印58、58の方向に通過し、第1吸着ゾーン51及び第2吸着ゾーン52で吸着回転体26に備える吸着材44に吸着させた湿分を脱着ゾーン53で脱着する。この脱着ゾーン53の上流となる中空部45に設けた脱着用ヒータ34の作用により、脱着ゾーン53に加熱した空気を流して、脱着ゾーン53に位置する径方向通路46、46の吸着材により吸着された湿分を脱着し、乗員側出口13(図1参照)から湿分を含んだ空気が吐出する。
図3は吸着回転体における湿分の吸着と脱着を説明する図であり、混合室の入口54から混合室25に入った空気は、吸着回転体26の吸着ゾーン51、52により、空気の湿分が吸着され、乾燥空気となり、第1出口61から矢印59の方向に吐出されると共に、脱着用ヒータ34及び吸着回転体26の脱着ゾーン53により、吸着回転体26に吸着された湿分が脱着され、加湿空気となり、第2出口62から矢印60の方向に吐出されることを示す。
吸着回転体26の径方向通路46(図2参照)には吸着材44(図1参照)を備え、空調ダクト14の混合室25に備える第1及び第2吸着ゾーン51、52で、空気は吸着材44を備える吸着回転体26の径方向通路46を外側から内側に、そして、内側から外側に、2回通過するため、径方向通路46を通過する空気中の湿分を効果的に吸着することができる。
加えて、第1吸着ゾーン51を通過して中空部45に到達した空気は、潜熱により温度が上昇する。そして、この温度上昇した空気を脱着用ヒータ34で加熱する。このため、混合室25内の空気を直接加熱する場合と比較すると、脱着用ヒータ34の負荷を低減することができる。
図1に戻って、吸着回転体26は、回転手段27で、バイパス通路23から暖房用ヒータ22の方向に、混合室の入口54、第1出口61、第2出口62の順に回転するものである。吸着回転体26は、混合室の入口54、第1出口61、第2出口62の順に回転するため、混合室25の第1吸着ゾーン51の入口である混合室の入口54で、吸着回転体26は、先ず、バイパス通路23から導入される空気にさらされて冷却され、次に、暖房用ヒータ22から導入される空気にさらされて加熱される。第1吸着ゾーン51に到達した吸着回転体26は先ず冷却されるため、吸着回転体26が暖房用ヒータ22からバイパス通路23へ向け回転する場合と比較して、第1吸着ゾーン51(図2参照)における吸着回転体26の湿分の吸着効率を向上させることができる。
従って、吸着回転体26を暖房用ヒータ22からバイパス通路23へ向け回転する場合と比較すると、第1吸着ゾーン51における吸着回転体26の湿分の吸着効率を向上させることができる。
空調ダクト14に備える暖房用ヒータ22の上流の空気入口11側には、空気を冷却して冷房用空気を得るエバポレータ21を設けた。
空調ダクト14は、暖房用ヒータ22の上流にエバポレータ21を有するため、吸着回転体26は、先ずバイパス通路23から導入される空気により冷却される。そして、この空気は、エバポレータ21により冷却された空気であるため、エバポレータ21を設けない場合と比較して、吸着回転体26の湿分の吸着効率をさらに向上させることができる。
なお、エバポレータ21は熱交換器として、空気を冷却する役目をもつ要素であるが、エバポレータ21を空気の露点温度以下にすると、エバポレータ21は湿分を除去するため、エバポレータ21を通過させることにより除湿することができる。
図4は車両用空調装置の作用図(吸着回転体により調和された空気が窓ガラス側出口及び乗員側出口から吹出すことを説明する図)である。
ブロア15により、空気入口11から空調ダクト14に取入れられた空気は、エバポレータ21で冷却後エアミックスダンパ24によって暖房用ヒータ22とバイパス通路23に配分される。暖房用ヒータ22とバイパス通路23を通過した空気は混合室25に入り、空気の湿分は、吸着ゾーン51、52において吸着回転体26を通過するとき吸着されて乾燥空気となり、窓ガラスの内面に向かうように取付けた窓ガラス側出口12から車室内に吹出す。
また、混合室25に入った空気は、脱着用ヒータ34で加熱後、脱着ゾーン53において、吸着回転体26が吸着した湿分を脱着させて加湿空気となり、乗員側出口13から車室内に吹出す。
脱着ゾーン53において、吸着回転体26の上流側に脱着用ヒータ34を配置したので、脱着用ヒータ34を通る空気は、脱着用ヒータ34で加熱され、吸着回転体26を通過するときに、脱着ゾーン53で吸着回転体26が吸着した湿分を脱着して加湿空気となる。そして、この加湿空気を、乗員側に導くことにより、車室内の湿度を快適な状態に維持することができる。
図5は車両用空調装置の作用図(車室内の空気の流れを説明する図)であり、本発明に係る車両用空調装置を車両に搭載した図である。
車両用空調装置10は、車室内空気及び/又は車室外空気を空気入口11から取入れ、窓ガラス側出口12より窓ガラスの内面65に向け乾燥空気を吐出すると共に、乗員側出口13より乗員Pに向け湿分の多い空気を吐出するものである。
従って、車室内66の窓ガラスの内面65付近は、低湿度の領域Lとなり、乗員Pの座る位置は、高湿度領域Hとすることができる。
この結果、低湿度の領域Lにより、窓ガラスのくもりのない良好な視界を確保すると共に、高湿度領域Hにより乗員Pの快適性を高めることができる。
図6は従来例と比較した作用説明図である。
(a)において、吸着回転体26Aと脱着用ヒータ34Aは、ブロア15Aとエバポレータ21Aの間に配置され、空調ダクト14Aは空気流れ方向に、長さL1となるため、空調ダクト14Aが大型化する。
(b)において、空調ダクト14の他端14bに暖房用ヒータ22を通過した空気並びにバイパス通路23を通過した空気を合わせて混合する混合室25を設け、この混合室25に吸着回転体26を設け、この吸着回転体26の第2出口62に臨む部位に脱着用ヒータ34を配置する。すなわち、混合室25に吸着回転体26と脱着用ヒータ34をまとめて配置する。
空調ダクトの混合室25に吸着回転体26と脱着用ヒータ34をまとめて配置したので、空調ダクト14は長さL2となり、L1に比較してΔLだけ短縮可能なため、空調ダクト14の大型化を抑制することができる。
尚、本発明の車両用空調装置は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の車両用空調装置は、四輪車に好適である。
本発明に係る車両用空調装置の原理図である。 吸着回転体の構造及び空気の流れを説明する図である。 吸着回転体における湿分の吸着と脱着を説明する図である。 車両用空調装置の作用図(吸着回転体により調和された空気が窓ガラス側出口及び乗員側出口から吹出すことを説明する図)である。 車両用空調装置の作用図(車室内の空気の流れを説明する図)である。 従来例と比較した作用説明図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
符号の説明
10…車両用空調装置、12…窓ガラス側出口、13…乗員側出口、14…空調ダクト、15…ブロア、21…エバポレータ、22…暖房用ヒータ、23…バイパス通路、24…エアミックスダンパ、25…混合室、26…吸着回転体、34…脱着用ヒータ、41…入口、42…出口、44…吸着材、45…中空部、47…中空円筒体、51…第1吸着ゾーン、52…第2吸着ゾーン、53…脱着ゾーン。

Claims (3)

  1. 入口及び出口を有する空調ダクトに、前記入口から空気を導入するブロアと、空気を加熱して暖房用空気にする暖房用ヒータと、この暖房用ヒータを迂回させて空気を流すバイパス通路と、前記暖房用ヒータとバイパス通路とに流れる空気の割合を調節するエアミックスダンパと、前記暖房用ヒータを通過した空気と前記バイパス通路を通過した空気を混合する混合室と、湿分を吸着する吸着材で構成した吸着回転体と、この吸着回転体の脱着ゾーンに向かう空気を加熱して脱着用空気を得る脱着用ヒータとを備える車両用空調装置であって、前記吸着回転体並びに前記脱着用ヒータを、前記混合室に配置し
    前記空調ダクトの出口は、車両の窓ガラス側へ空気を吐出する窓ガラス側出口及び乗員側で空気を吐出する乗員側出口とからなり、
    前記吸着回転体は、中央に中空部を有する中空円筒体で構成することで、径方向に空気を流すようにし、前記混合室の入口と前記中空部の間の領域を第1吸着ゾーン、前記中空部と前記窓ガラス側出口の間の領域を第2吸着ゾーン、前記中空部と前記乗員側出口の間の領域を前記脱着ゾーンと設定したときに、
    前記脱着用ヒータは、前記中空部内に且つ前記脱着ゾーンの上流に配置したことを特徴とする車両用空調装置
  2. 前記吸着回転体は、前記バイパス通路側から前記暖房用ヒータ側へ回転させることを特徴とする請求項記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調ダクト内に且つ前記暖房用ヒータの上流に、空気を冷却して冷房用空気を得るエバポレータを配置したことを特徴とする請求項記載の車両用空調装置。
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