JP4565626B2 - バウンダリスキャン回路内蔵lsi - Google Patents

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Description

本発明は、誤動作防止回路を備えたバウンダリスキャン回路内蔵LSIに関する。
バウンダリスキャン回路は、LSI(大規模集積回路)等の機能テスト、およびLSIとLSIの搭載されている基板との間の電気的な接続チェックを行う。
IEEE1149.1に開示されている、一般的なバウンダリスキャン回路(従来技術1)の構成ブロックを図1に示す。従来技術1のバウンダリスキャン回路は、LOGIC回路2を有したLSI1において、LOGIC回路2の端子に対応して配置されるバウンダリスキャンセル3と、TAPコントローラ4と、バウンダリスキャンレジスタ5とを備えている。
従来技術1のバウンダリスキャン回路においては、TAPコントローラ4の入出力端子に入力されるTAP信号7により、LSI1の通常動作モードおよびテストモード制御、LOGIC回路2の制御が行われる。TAPコントローラ4は、TAP信号7であるTMSとTCK信号により制御されるステートマシン(16状態)で構成される。そして、TAPコントローラ4からの制御信号により、バウンダリスキャンレジスタ5およびバウンダリスキャンセル3を介して、通常動作モードおよびテストモードにおけるLSI1の端子の制御、LOGIC回路2の制御が行われる。
TAP信号7には、TDI、TCK、TDO、TMS、TRSTがある。TDI信号は、テストロジックに対して、命令やデータをシリアルに入力する信号で、TCKの立ち上がりエッジでサンプリングされる。TDO信号は、テストロジックからのデータをシリアルに出力する信号で、TCKの立下りエッジに同期して出力される。TCK信号は、テストロジックに対して、クロックを供給する。TMS信号は、テスト動作を制御する信号であり、TCKの立ち上がりエッジでサンプリングされ、TAPコントローラ4がデコードを行う。TRST信号は、TAPコントローラ4を初期化する信号である。
LSI1の電源起動時のノイズによる誤動作や実動作時の誤動作を防止、または復帰させるためには、TAPコントローラ4を確実にリセットすることが必要である。従来技術1においては、TAPコントローラ4をリセットするために、LSI1の外部にリセット回路等を構成する必要がある。このため、LSI1の搭載基板サイズが大きくなる。
上記問題を解決するために、図2に示されるリセット回路を備えたLSI10(従来技術2)が特開2001−166002号公報において開示されている。従来技術2のリセット回路を備えたLSIは、TAP信号のひとつであるTCKピンの信号を検出回路50で検出する。検出回路50において、TCKピンの電圧レベルが任意の回数以上トグルを繰り返されたことが検出されると、TAPコントローラ40に対するリセットが禁止される。また、このリセット回路を備えたLSIでは、テスト中のTAPコントローラ40に対するリセットが禁止される。これにより、ノイズ混入によるTAPコントローラ40への不慮のリセットが防止される。TAPコントローラ40へのリセットが禁止された状態でも、調停回路60においてTRSTピンの信号の観測、および検出回路においてTCKピンの信号観測が行われる。そして、TCKピンの電圧レベルが任意の回数以上トグルしている期間にTRSTピンの電圧レベル状態が持続した場合に、リセット禁止の解除が行われる。これにより、TRSTを制御するためのリセット回路を外部に設ける必要がなくなる。
しかし、従来例2では、LSI10の電源投入時のノイズの影響で、TAPコントローラ40が誤動作した場合、LSI10を通常動作にする復帰させる手段がない。つまり、電源投入後の通常動作時に、ノイズの影響でTAPコントローラ40が誤動作を起こし、さらに、TCK、TMS端子にノイズが乗らない場合には、TCKおよびTMSの信号により制御されている検出回路ではTAPコントローラ40の誤動作を検出できない。このため、リセット端子の入力は禁止状態のまま維持され、外部からリセットを実行できない。
上記した技術に関連して以下に示す提案がなされている。
特開平5−274171号公報に開示されている「診断回路の誤動作防止回路」では、リセット端子,スキャンイン端子および出力端子を持つ複数のリセット信号発生用ラッチと複数のリセット信号発生用ラッチの出力信号が入力されるORゲートと、リセット端子,スキャンイン端子および出力端子を有する複数の診断用ラッチと、複数のリセット信号発生用ラッチおよび複数の診断用ラッチに、任意の値をスキャンインできるスキャンイン回路と、診断用ラッチ・リセット信号を複数のリセット信号発生用ラッチのリセット端子に伝える信号線と、ORゲートの出力を複数の診断用ラッチのリセット端子に伝える信号線とを備える診断回路の誤動作防止回路が提案されている。
また、特開平10−104317号公報に開示されている「バウンダリスキャン誤動作防止回路」では、バウンダリスキャン機構を有する集積回路が搭載された配線基板とともに用いられ、集積回路にはバウンダリスキャンを行うためのテストモード選択入力端子及びテストリセット入力端子が備えられ、テストモード選択入力端子をハイレベルに保つか又はテストリセット入力端子をロウレベルに保った状態でバウンダリスキャン機構はテスト論理リセット状態を保持しており、バウンダリスキャン機構の誤動作を防止するためのバウンダリスキャン誤動作防止回路であって、配線基板に設けられ前記テストリセット入力端子に接続される外部テストリセット入力端子と、該外部テストリセット入力端子をグランドレベルに保持する保持手段とを有するバウンダリスキャン誤動作防止回路が提案されている。
特開2001−166002号公報 特開平5−274171号公報 特開平10−104317号公報 IEEE1149.1
本発明の目的は、誤動作防止回路を備えたバウンダリスキャン回路内蔵LSIを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のバウンダリ回路内蔵半導体回路は、電源検出回路(900)と、電源検出回路に接続されるリセット回路(800A、800B)と、リセット回路に接続されるTAP(Test Access Port)コントローラ(400)とを備えるバウンダリ回路内蔵半導体回路であって、電源検出回路が電源投入を検出し、検出に基づいて電源検出回路はリセット回路に起動検出信号を出力し、起動検出信号の入力に基づいてリセット回路はTAPコントローラにリセット信号を出力し、リセット信号の入力に基づいてリセット回路はバウンダリ回路内蔵半導体回路をリセットし、さらに、リセット回路からのリセット信号の出力機能が停止される。
本発明により、電源立ち上がり時の誤動作を防ぐ誤動作防止回路を備えたバウンダリスキャン回路内蔵LSIを提供することができる。
これにより、LSIを通常動作させる場合に確実にTAPコントローラのリセットを行うことができ、さらに、LSIの通常動作時に誤動作が起きた場合においても外部からの信号により確実にリセットを行うことができる。
添付図面を参照して、本発明によるバウンダリスキャン回路内蔵LSIを実施するための最良の形態を以下に説明する。
本発明のバウンダリスキャン回路内蔵LSIにおいては、電源起動時に必ずTAPコントローラに対してリセットが実行される。これにより、電源起動時に生じる誤動作が確実に防止される。その後、実動作時にはTAPコントローラに対するリセットは禁止される。しかし、実動作時においてLSIに誤動作が生じた場合には、外部からのモード切り換え信号により外部端子からのリセット信号が受け付けられる。これにより、IEEE1149.1に準拠したTAPコントローラへのリセットの実行が可能となる。
図3に、本発明の実施の形態に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSIのブロック図を示す。本発明に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100A,100Bは、LOGIC回路200を有したLSI100A,100Bにおいて、LOGIC回路200の端子のそれぞれに対応して配置されるバウンダリスキャンセル300と、TAPコントローラ400と、リセット部1000A,1000Bと、バウンダリスキャンレジスタ500とを備えている。リセット部1000A,1000Bは、リセット回路800A、800Bと電源検出回路900とを備えている。また、バウンダリスキャンレジスタ500は、データレジスタであるDevice ID Register500aおよびBYPASS Register500bと、命令レジスタであるInstruction Register500cと、Instruction Decoder500dとを備えている。
Device ID Register500aは、例えばデバイスおよび製造メーカを識別するためのものである。BYPASS Register500bは、TAP信号700のTDI(Test Data Input)から入力されるデータをTDO(Test Data Output)ピンへバイパスさせる経路である。TDIから入力されたデータが命令コードであれば、Instruction Register500cに格納される。そして、Instruction Register500cからの指示により、Instruction Decoder500dにおいて内部制御信号が生成されて、データレジスタを選択・制御する。
本発明に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100A,100Bのバウンダリスキャン回路においては、TAPコントローラ400の入出力端子に入力されるTAP信号700により、LSI100A,100Bの通常動作モードおよびテストモード制御、LOGIC回路200の制御が行われる。TAPコントローラ400はTAP信号700であるTMSとTCK信号により制御されるステートマシン(16状態)で構成される。そして、TAPコントローラ400からバウンダリスキャンセル300およびバウンダリスキャンレジスタ500に制御信号が出力される。この制御信号により、通常動作モードおよびテストモードにおけるLOGIC回路200の動作制御およびLSI100A,100B端子の選択制御が行われる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Aでは、TRST信号の外部入出力端子とTAPコントローラ400との間にリセット部1000Aが接続されている。リセット部1000Aは、リセット回路800Aと電源検出回路900とを備えている。
図4に、本実施の形態におけるリセット部1000Aの詳細ブロック図が示される。本実施の形態のリセット部1000Aに備えられたリセット回路800Aは、電源検出回路900に接続されたパワーオン・リセット820と、セレクタ810と、セレクタ810とパワーオン・リセット820との間に接続されたセレクタ切り替え回路830とを備えている。
以下、図5に示されたタイムチャートに基づいて、本実施の形態における動作原理を説明する。
本実施の形態に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Aに電源が投入されると、電源検出回路900において電源が投入されたことが検出される。電源の検出に基づいて、電源検出回路900からパワーオン・リセット820に起動検出信号が出力される。起動検出信号の入力に基づいて、パワーオン・リセット820からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にパワーオン・リセット信号が出力される。パワーオン・リセット信号の入力に基づいて、TAPコントローラ400はバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Aに対してリセット信号を出力する。そして、バウンダリスキャン回路内蔵LSI100Aはリセットされる。
一方、電源検出回路900において電源が投入されたことが検出されると、電源検出回路900はセレクタ切り替え回路830に対しても起動検出信号を出力する。起動検出信号の入力に基づいて、セレクタ切り替え回路830はセレクタ810に向けて、パワーオン・リセット820とTAPコントーラ400とを接続させるためのセレクタ切替信号を出力する。これにより、上記した、パワーオン・リセット820からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にパワーオン・リセット信号が入力されることが実現される。
本実施の形態においては、パワーオン・リセット820からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にパワーオン・リセット信号を出力すると同時に、セレクタ切り替え回路830に対してもパワーオン・リセット信号が出力される。これにより、本実施の形態においては、電源起動時に一度TAPコントローラ400にパワーオン・リセット信号が入力されてTAPコントローラ400によるLSI100Aのリセットが実行されると、セレクタ切り替え回路830からセレクタ810にセレクタ切替信号が出力され、セレクタ810の接続状態が切り替えられる。そして、セレクタ810とTAPコントローラ400との間の接続が停止される。そして、電源起動後にLSI100Aが一度リセットされて実動作モードに移行してからは、基本的にTAPコントローラ400に対してリセットを指示することが出来なくなる。これにより、本実施の形態に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSIでは、実動作時おける外部ノイズに起因するLSI回路100Aに対する不意なリセットが防止される。しかし、実際には、何らかの要因により本実施の形態のバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Aの実動作時に誤動作が生じる場合がある。
本実施の形態においては、セレクタ切り替え回路830にモード切り換え信号を入力することができる。そして、本実施の形態のバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Aの実動作時に誤動作が生じると、セレクタ切り替え回路830にモード切り換え信号が入力される。モード切り換え信号の入力に基づいて、セレクタ切り替え回路830はセレクタ810にセレクタ切替信号を出力する。セレクタ切替信号の入力に基づいて、セレクタ810ではTRST信号の入出力端子とTAPコントローラ400との経路が接続される。この状態において、IEEE1149.1で規定されている初期化の方法が適用可能となる。
つまり、セレクタ810のこの接続状態においては、IEEE1149.1で規定される以下の方法に従って、TAPコントローラ400にLSI回路100Aの初期化指示を出すことが出来る。
(a)ハードウェアリセット;TRSTに”0”を入力し、TAPコントーラ400を非同期リセットする。
(b)ソフトウェアリセット;TMSを”1”に保持し、TCKに5回以上クロックを入力し、TAPコントローラ400をリセットする。
本実施の形態においては、IEEE1149.1で規定されているTAPコントローラ400によるLSI100Aの初期化が電源投入後に確実に1度は実施される。これにより、LSI100Aの通常動作モードにTAPコントローラ400の状態が遷移され、電源投入時のノイズの影響に関わらず、LSI100Aが正常に動作する。また、リセット回路800Aは、電源投入時の初期化後には、リセット信号を生成しない回路構成とされる。
さらに、本実施の形態においては、電源投入時のリセット後に不具合が生じた場合にでも、従来技術2にあるようにTMS、TCKの信号を観測することなく、セレクタ切り替え回路830にモード切換信号を入力することができる。これにより、TRST端子からの信号を有効にできる。そして、実動作中に誤動作が生じた場合にでもIEEE1149.1で規定されているリセット方法で問題なくLSI100Aをリセットすることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係わるバウンダリ回路内蔵半導体回路の基本的な構成および動作原理は、実施の形態1に係わるバウンダリ回路内蔵半導体回路と同じである。
但し、本実施の形態においては実施の形態1のバウンダリ回路内蔵半導体回路と比べて、起動時におけるリセットを実施するリセット部における回路構成に違いがある。
本発明の実施の形態2に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bでは、TRST信号の外部入出力端子とTAPコントローラ400との間にリセット部1000Bが接続されている。リセット部1000Bは、リセット回路800Bと電源検出回路900とを備えている。
図6に、本実施の形態におけるリセット部1000Bの詳細ブロック図が示される。本実施の形態のリセット部1000Bに備えられたリセット回路800Bは、電源検出回路900に接続されたカウンタ840と、セレクタ810と、セレクタ810とカウンタ840との間に接続されたセレクタ切り替え回路830とを備えている。
以下、図7に示されたタイムチャートに基づいて、本実施の形態における動作原理を説明する。
本実施の形態に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bに電源が投入されると、電源検出回路900において電源が投入されたことが検出される。電源の検出に基づいて、電源検出回路900からカウンタ840に起動検出信号が出力される。規定回数の起動検出信号がカウンタ840に入力されると、この起動検出信号の入力に基づいて、カウンタ840からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にカウンタ信号が出力される。図7においては、3回の起動検出信号がカウンタ840に入力されると、この起動検出信号の入力に基づいて、カウンタ840からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にカウンタ信号が出力されているが、この回数は回路設計により任意に設定されるものである。カウンタ信号の入力に基づいて、TAPコントローラ400はバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bに対してリセット信号を出力する。そして、バウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bはリセットされる。
一方、電源検出回路900において電源が投入されたことが検出されると、電源検出回路900はセレクタ切り替え回路830に対しても起動検出信号を出力する。起動検出信号の入力に基づいて、セレクタ切り替え回路830はセレクタ810に向けて、カウンタ840とTAPコントーラ400とを接続させるためのセレクタ切替信号を出力する。これにより、上記した、カウンタ840からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にカウンタ信号が入力されることが実現される。本実施の形態においては、リセット回路800Bにカウンタ840が備えられる。これにより、LSI100Bに対する電源投入と外部ノイズとが切り分けられて確実に電源起動時のリセットが実行される。
本実施の形態においては、実施の形態1と同様に、カウンタ840からセレクタ810を介してTAPコントローラ400にカウンタ信号を出力すると同時に、セレクタ切り替え回路830に対してもカウンタ信号が出力される。これにより、本実施の形態においては、電源起動時に一度TAPコントローラ400にカウンタ信号が入力されてTAPコントローラ400によるLSI100Bのリセットが実行されると、セレクタ切り替え回路830からセレクタ810にセレクタ切替信号が出力され、セレクタ810の接続状態が切り替えられる。そして、セレクタ810とTAPコントローラ400との間の接続が停止される。そして、電源起動後にLSI100Bが一度リセットされて実動作モードに移行してからは、基本的にTAPコントローラ400に対してリセットを指示することが出来なくなる。これにより、本実施の形態に係わるバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bでは、実動作時おける外部ノイズに起因するLSI回路100Bに対する不意なリセットが防止される。しかし、実際には、何らかの要因により本実施の形態のバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bの実動作時に誤動作が生じる場合がある。
本実施の形態においては、実施の形態2と同様に、セレクタ切り替え回路830にモード切り換え信号を入力することができる。そして、本実施の形態のバウンダリスキャン回路内蔵LSI100Bの実動作時に誤動作が生じると、セレクタ切り替え回路830にモード切り換え信号が入力される。モード切り換え信号の入力に基づいて、セレクタ切り替え回路830はセレクタ810にセレクタ切替信号を出力する。セレクタ切替信号の入力に基づいて、セレクタ810ではTRST信号の入出力端子とTAPコントローラ400との経路が接続される。この状態において、IEEE1149.1で規定されている初期化の方法が適用可能となる。
本実施の形態においては、IEEE1149.1で規定されているTAPコントローラ400によるLSI100Bの初期化が電源投入後に確実に1度は実施される。本実施の形態においては、リセット回路800Bにカウンタ840が備えられる。これにより、LSI100Bに対する電源投入と外部ノイズとが切り分けられて確実に電源起動時のリセットが実行される。そして、LSI100Bの通常動作モードにTAPコントローラ400の状態が遷移され、電源投入時のノイズの影響に関わらず、LSI100Bが正常に動作する。また、リセット回路800Bは、電源投入時の初期化後には、リセット信号を生成しない回路構成とされる。
また、本実施の形態においても、電源投入時のリセット後に不具合が生じた場合に、従来技術2にあるようにTMS、TCKの信号を観測することなく、セレクタ切り替え回路830にモード切換信号を入力することができる。これにより、TRST端子からの信号を有効にできる。そして、実動作中に誤動作が生じた場合にでもIEEE1149.1で規定されているリセット方法で問題なくLSI100Bをリセットすることができる。
以上、本発明においては、電源投入時の確実なリセットの実行および実動作モードに移行後には外部ノイズによる影響を排除するために外部からのリセットを禁止することが実現される。さらに、実動作モード時に回路に誤動作が生じた場合には、外部からモード切換信号を入力することによって、回路のモードをIEEE1149.1が適用される状態に移行させる。これにより、本発明においては、誤動作を防止して常に正常に動作するとともに、仮に誤動作が生じた場合においても、IEEE1149.1が適用される動作環境を備えたバウンダリスキャン回路内蔵LSIが実現される。
従来技術1によるバウンダリ回路内蔵半導体回路のブロック図である。 従来技術2によるバウンダリ回路内蔵半導体回路のブロック図である。 本願の実施の形態に係わるバウンダリ回路内蔵半導体回路のブロック図である。 実施の形態1に係わるリセット部の詳細ブロック図である。 実施の形態1に係わるリセット部のタイミングチャートである。 実施の形態2に係わるリセット部の詳細ブロック図である。 実施の形態2に係わるリセット部のタイミングチャートである。
符号の説明
1、10、100A、100B…LSI
2、200…LOGIC回路
3、30、300…バウンダリスキャン(BS)セル
4、40、400…TAPコントローラ
5…バウンダリスキャンレジスタ
5a…Device ID Register
5b…Bypass Register
5c…Instruction Register
5d…Instruction Decoder
6、600…MUX
7、70、700…TAP信号
20…内部回路
50…検出回路
60…調停回路
500…バウンダリスキャンレジスタ
500a…Device ID Register
500b…BYPASS Register
500c…Instruction Register
500d…Instruction Decoder
800A、800B…リセット回路
810…セレクタ
820…パワーオン・リセット
830…セレクタ切り替え回路
840…カウンタ
900…電源検出回路
1000A,1000B…リセット部

Claims (5)

  1. 電源検出回路と、
    前記電源検出回路に接続されるリセット回路と、
    前記リセット回路に接続されるTAP(Test Access Port)コントローラと
    を具備するバウンダリ回路内蔵半導体回路であって、
    前記電源検出回路は電源投入を検出し、前記検出に基づいて前記電源検出回路は前記リセット回路に起動検出信号を出力し、前記起動検出信号の入力に基づいて前記リセット回路は前記TAPコントローラにリセット信号を出力し、
    前記リセット信号の入力に基づいて前記TAPコントローラは前記バウンダリ回路内蔵半導体回路をリセットし、
    さらに、前記リセット回路からのリセット信号の出力機能が停止される
    バウンダリ回路内蔵半導体回路。
  2. 請求項1に記載のバウンダリ回路内蔵半導体回路において、
    前記出力機能停止時に、
    さらにモード切換信号により、前記リセット回路がTRST外部端子と前記TAP(Test Access Port)コントローラとを接続する
    バウンダリ回路内蔵半導体回路。
  3. 請求項1または2に記載のバウンダリ回路内蔵半導体回路において、前記リセット回路は、
    セレクタと、
    パワーオン・リセットと、
    セレクタ切替回路と
    を具備し、
    前記電源検出回路は電源投入を検出し、前記検出に基づいて前記電源検出回路は前記パワーオン・リセットに起動検出信号を出力し、前記起動検出信号の入力に基づいて前記パワーオン・リセットは前記セレクタを介して前記TAPコントローラにリセット信号を出力し、前記リセット信号の入力に基づいて前記TAPコントローラは前記バウンダリ回路内蔵半導体回路をリセットし、
    さらに前記パワーオン・リセットは前記セレクタ切替回路に前記リセット信号を出力し、前記リセット信号の入力に基づいて前記セレクタ切替回路は前記セレクタに対して前記TAPコントローラと前記セレクタとの接続を停止させる指示を出力し、前記接続を停止させる指示に基づいて前記セレクタと前記TAPコントローラとの接続が停止される
    バウンダリ回路内蔵半導体回路。
  4. 請求項1または2に記載のバウンダリ回路内蔵半導体回路において、前記リセット回路は、
    セレクタと、
    カウンタと、
    セレクタ切替回路と
    を具備し、
    前記電源検出回路は電源投入を検出し、前記検出に基づいて前記電源検出回路は前記カウンタに起動検出信号を出力し、前記起動検出信号が前記カウンタに規定回数入力すると前記カウンタは前記セレクタを介して前記TAPコントローラにリセット信号を出力し、前記リセット信号の入力に基づいて前記TAPコントローラは前記バウンダリ回路内蔵半導体回路をリセットし、
    さらに前記カウンタは前記セレクタ切替回路に前記リセット信号を出力し、前記リセット信号の入力に基づいて前記セレクタ切替回路は前記セレクタに対して前記TAPコントローラと前記セレクタとの接続を停止させる指示を出力し、前記接続を停止させる指示に基づいて前記セレクタと前記TAPコントローラとの接続が停止される
    バウンダリ回路内蔵半導体回路。
  5. 請求項3または4に記載のバウンダリ回路内蔵半導体回路において、
    前記セレクタと前記TAPコントローラとの接続停止時に、
    さらに前記セレクタ切替回路にモード切換信号を入力し、前記モード切換信号の入力に基づき前記セレクタ切替回路は前記セレクタにTRST外部端子と前記TAP(Test Access Port)コントローラとを接続させる指示を出力し、前記接続させる指示に基づいて前記TRST外部端子と前記TAP(Test Access Port)コントローラとが接続される
    バウンダリ回路内蔵半導体回路。
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