JP4565389B2 - 自動変速機 - Google Patents

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本発明は自動車の自動変速機に関するものである。
自動車の自動変速機は多段化が進んでおり、前進6段の変速段を持つ自動変速機を搭載した自動車も普及しつつある。変速段が多段化するとこれに比例して自動変速機の構成部品も多くなる傾向にあり、構成の簡素化、特に、プラネタリギヤの数の削減が望まれる。変速段が前進6段のクラスになると、理論上成立し得るギヤ等の組合せは膨大な数にのぼる。また、理論上成立しても実際に製造できない組合せや、シフトクオリティ、伝達効率、ギヤリングといった自動変速機に要求される基本的な性能を満足できないものも含まれる。従って、自動変速機の設計には困難を極めているのが実情である。
プラネタリギヤの数をより少なくしながら前進6段の変速段を実現する自動変速機としては例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1には、ラビニョー型のプラネタリギヤを一つ用いたもの(図3)や、入力軸と同軸上のプライマリ軸に減速ギヤを設けて減速比を稼ぎ、セカンダリ軸にシングルピニオン型のプラネタリギヤを2組設けたもの(図1)が開示されている。
特開平4−219553号公報
ラビニョー型のプラネタリギヤを一つ用いた構成のものは、プラネタリギヤが1つで足りる点で優れる。しかし、ラビニョー型のプラネタリギヤは、長いピニオンを用いるため、短いピニオンに対しその倒れ量が大きく、ギヤノイズが大きくなる傾向があると共に、ダブルピニオンを有するのでギヤの噛合い箇所が2箇所になり、ギヤの伝達効率が劣るという問題がある。従って、シングルピニオン型のプラネタリギヤを採用する方が望ましい。一方、セカンダリ軸にシングルピニオン型のプラネタリギヤを2組設けたものでは、セカンダリ軸の周囲にプラネタリギヤ、クラッチ、ブレーキ等の各構成が存在するため、変速機ケースのセカンダリ軸の収容部分が大径となる。このため、自動変速機の高さ方向の幅が大きくなりコンパクト性に欠け、自動車への搭載時にその設置スペースの確保が問題となる。
従って、本発明の目的は、より簡素かつコンパクト性に優れた、前進6段、後進1段の自動変速機を提供することにある。
本発明によれば、第1乃至第3クラッチと、第1及び第2ブレーキと、を備え、前進6段及び後進1段の変速段の切り換えを行なう自動変速機において、入力軸と同軸上に配設された、シングルピニオン型の第1及び第2のプラネタリギヤと、前記入力軸に設けられたギヤと噛合する入力側ギヤと、前記入力軸の回転を減速して出力する減速ギヤと、を備え、前記入力軸と平行な軸上に設けられたカウンタ軸と、前記第1及び第2のプラネタリギヤの一方を構成する第1回転要素と他方を構成する第2回転要素とを常時連結し、前記入力軸と同軸上に配設された出力ギヤが設けられた常時連結部材と、を備え、前記第1及び第2のプラネタリギヤは、前記減速ギヤから回転力が伝達される第3回転要素と、変速段に応じて前記第1クラッチにより前記入力軸と連結され、また、変速段に応じて前記第1ブレーキにより変速機ケースと連結される第4回転要素と、変速段に応じて前記第2クラッチにより前記第3回転要素と連結され、また、変速段に応じて前記第2ブレーキにより前記変速機ケースと連結される第5回転要素と、前記第1及び第2のプラネタリギヤのうち、前記第3回転要素を含むプラネタリギヤのリングギヤ又はサンギヤである第6回転要素であって、前記第4回転要素又は前記第5回転要素のいずれかと、変速段に応じて前記第3クラッチにより連結される第6回転要素と、を備え、前記第1乃至第3クラッチと前記第1及び第2ブレーキとの中から選択されるいずれか2つを接続状態とすることで各変速段の動力伝達経路を形成することを特徴とする自動変速機が提供される。
この自動変速機によれば、前記カウンタ軸に前記減速ギヤを設けたことにより減速比を稼ぎ、前記入力軸と同軸上に2組のプラネタリギヤが配設される。前記入力軸と同軸上に2組のプラネタリギヤが配設されることにより、従来のようにセカンダリ軸上に2組のプラネタリギヤが配設される場合と比べて、自動変速機の高さ方向の幅を小さくでき、よりコンパクトな自動変速機が提供できる。
また、前記常時連結部材により前記第1回転要素と前記第2回転要素とを常時連結し、前記プラネタリギヤとしてシングルピニオン型のプラネタリギヤが採用される。よって、ラビニョー型のプラネタリギヤに比して伝達効率、ギヤノイズ低減といった自動変速機に要求される基本的な性能も満足される。更に、2組のプラネタリギヤと3つのクラッチと2つのブレーキという、比較的簡素な構成により前進6段、後進1段の変速段の切り換えが実現する。
従って、本発明によれば、自動変速機に要求される基本的な性能を満足しながら、より簡素かつコンパクト性に優れた、前進6段、後進1段の自動変速機を提供することができる。
本発明においては、前記第1回転要素が前記第1のプラネタリギヤのリングギヤであり、前記第2回転要素が前記第2のプラネタリギヤのキャリアであり、前記第3回転要素が前記第2のプラネタリギヤのリングギヤであり、前記第4回転要素が前記第1のプラネタリギヤのキャリアであり、前記第5回転要素が前記第1のプラネタリギヤのサンギヤであり、前記第6回転要素が前記第2のプラネタリギヤのサンギヤであり、前記第3クラッチは、前記第6回転要素である前記第2のプラネタリギヤの前記サンギヤを、変速段に応じて前記第5回転要素である前記第1のプラネタリギヤの前記サンギヤに連結する構成を採用できる。
また、本発明においては、前記第1回転要素が前記第1のプラネタリギヤのキャリアであり、前記第2回転要素が前記第2のプラネタリギヤのリングギヤであり、前記第3回転要素が前記第1のプラネタリギヤのサンギヤであり、前記第4回転要素が前記第2のプラネタリギヤのキャリアであり、前記第5回転要素が前記第2のプラネタリギヤのサンギヤであり、前記第6回転要素が前記第1のプラネタリギヤのリングギヤであり、前記第3クラッチは、前記第6回転要素である前記第1のプラネタリギヤの前記リングギヤを、変速段に応じて前記第4回転要素である前記第2のプラネタリギヤの前記キャリアに連結する構成を採用できる。
また、本発明においては、前記第1及び第2ブレーキの一方が、前記入力側ギヤの配設位置を通り前記入力軸と直交する平面と、前記減速ギヤの配設位置を通り前記入力軸と直交する平面との間の空間に配設されている構成を採用できる。この構成によれば、自動変速機のコンパクト化を一層図ることができる。
また、本発明においては、前記第1クラッチは前進4速乃至6速時に接続状態とされ、前記第2クラッチは前進3速及び5速並びに後進時に接続状態とされ、前記第3クラッチは前進1速乃至4速時に接続状態とされ、前記第1ブレーキは前進1速及び後進時に接続状態とされ、前記第2ブレーキは前進2速及び6速時に接続状態とされる構成を採用できる。この構成によれば、前記第1乃至第3クラッチと前記第1及び第2ブレーキのうち、一つを接続状態としたままで、2つを接続状態又は解放状態とすることで前進6段の変速段が切り換えられ、シフトクオリティが向上し、自動変速機に要求される基本的な性能を一層満足できる。
以上述べた通り、本発明によれば、より簡素かつコンパクト性に優れた、前進6段、後進1段の自動変速機を提供することができる。
<第1実施形態>
図1(a)は本発明の第1実施形態に係る自動変速機Aのスケルトン図、図1(b)はクラッチ及びブレーキの締結表である(○が接続状態)。自動変速機Aは、不図示のトルクコンバータ等からの出力が入力される入力軸1aと、入力軸1aと同軸上に配設されたプライマリ軸1と、入力軸1aと平行な軸上に設けられたカウンタ軸10及びセカンダリ軸2と、3つのクラッチC1乃至C3と、2つのブレーキB1及びB2と、入力軸1aと同軸上に配設された、シングルピニオン型の2つのプラネタリギヤ20及び30と、変速機ケース3と、を備える。
プラネタリギヤ20はプライマリ軸1回りに回転する複数の回転要素から構成されており、プライマリ軸1に固定されたサンギヤ21と、リングギヤ22と、サンギヤ21及びリングギヤ22の双方に噛合する複数のピニオンギヤ23a、23bと、複数のピニオンギヤ23a、23bを保持するキャリア24と、から構成されている。
プラネタリギヤ30もプライマリ軸1回りに回転する複数の回転要素から構成されており、サンギヤ31と、リングギヤ32と、サンギヤ31及びリングギヤ32の双方に噛合する複数のピニオンギヤ33a、33bと、複数のピニオンギヤ33a、33bを保持するキャリア34と、から構成されている。
カウンタ軸10は、入力軸1aに固定されたギヤ1bと噛合する入力側ギヤ11と、入力軸1aの回転を減速して出力する減速ギヤ12と、を備え、入力軸1aが回転中、常時回転する。減速ギヤ12は、リングギヤ32に連結され、入力軸1aと同軸回りに回転可能なギヤ4と噛合する。従って、リングギヤ32には減速ギヤ12から回転力が伝達され、入力軸1aが回転中、常時回転する。
リングギヤ22とキャリア34とは常時連結部材40により接続され、両者は一体となって入力軸1aと同軸回りに回転する。常時連結部材40には、入力軸1aと同軸上に配設された出力ギヤ50が設けられており、出力ギヤ50は常時連結部材40が入力軸1aと同軸回りに回転することにより、当該同軸回りに回転する。出力ギヤ50はセカンダリ軸2のギヤ2aと噛合してセカンダリ軸2へ回転力が伝達され、セカンダリ軸2のギヤ2bから出力される回転力は不図示のファイナルギヤを介して不図示の差動装置へ伝達される。
クラッチC1は入力軸1aとキャリア24との接続(接続状態)、又は、解放(解放状態)を行なう。クラッチC1が接続状態の場合、キャリア24は入力軸1aと共に回転する。ブレーキB1はキャリア24と変速機ケース3との接続(接続状態)、又は、解放(解放状態)を行なう。ブレーキB1が接続状態の場合、キャリア24は回転しないことになる。なお、図1(b)に示すように変速段が前進1速の場合、ブレーキB1は接続状態となる。前進2速にシフトチェンジする際、変速ショックを軽減するためにブレーキB1にワンウェイクラッチを併設してキャリア24の回転方向を規制することもできる。
このブレーキB1は入力側ギヤ11の配設位置を通り入力軸1aの軸方向と直交する平面と、減速ギヤ12の配設位置を通り入力軸1aの軸方向と直交する平面との間の空間に配設されている。この構成によれば、ブレーキB1が張り出さず、特に入力軸1aの軸方向の長さについて自動変速機Aのコンパクト化を図ることができる。
クラッチC2及びC3はプライマリ軸1に固定された部材1cに設けられている。クラッチC2はサンギヤ21とリングギヤ32との接続、又は、解放を行なう。クラッチC2が接続状態の場合、サンギヤ21とリングギヤ32とは一体的に回転する。ブレーキB2はサンギヤ21と変速機ケース3との接続、又は、解放を行なう。ブレーキB2が接続状態の場合、プライマリ軸1が回転しないことになり、よってサンギヤ21も回転しない。
本実施形態では、常時連結部材40がリングギヤ22とキャリア34とを常時連結し、かつ、減速ギヤ12からリングギヤ32に回転力が伝達される構成である。このため、クラッチC3はサンギヤ21とサンギヤ31との接続、又は、解放を行なう。
係る構成からなる自動変速機Aでは図1(b)に示すように、クラッチC1乃至C3及びブレーキB1及びB2の5つの要素の中から選択されるいずれか2つの要素を接続状態とすることで前進6段、後進1段の各変速段の動力伝達経路を形成することができる。また、前進6段の切り換えについては1つの要素を接続状態としたままで、2つの要素を接続状態又は解放状態とすることで切り換えられ、シフトクオリティが向上し、自動変速機に要求される基本的な性能を満足できる。
図3(a)は自動変速機Aの速度線図である。同図の左側は、入力軸1aおよびギヤ4の速度比を示し、同図の右側は、プラネタリギヤ20および30の各構成の速度比を示す。縦軸は入力軸1aの回転数を1とした時の各構成の回転数比(速度比)を示し、常時連結されている構成やクラッチで互いに接続された構成の速度比は同一となり、また、ブレーキで変速機ケース3に接続された構成の速度比は0となる。
ギヤ4の速度比を示す点はギヤ1bとギヤ11およびギヤ12とギヤ4により減速された速度比(すなわちカウンタ軸10を介して減速された速度比)を示しており、横軸上の架空の点Oと入力軸1aの回転数が1となる点とを結ぶ線上に設定されている。プラネタリギヤ20および30の各構成の横軸上の座標は、常時連結されている構成やクラッチで互いに接続された構成は同一座標とし、図3(a)の左側より、リングギヤ32、常時連結部材40(リングギヤ22とキャリア34)、キャリア24、およびサンギヤ21とサンギヤ31の順に設定されている。
これらの横軸上の座標の間隔は、プラネタリギヤ20および30のそれぞれにおいて、サンギヤ(21、31)とリングギヤ(22、32)の位置は、キャリア(24、34)を中心とおいて、サンギヤ(21、31)の歯数とリングギヤ(22、32)の歯数の逆数比に設定する。すなわち、プラネタリギヤ30においては、リングギヤ32と常時連結部材40(キャリア34)の間隔と、常時連結部材40(キャリア34)とサンギヤ31の間隔は、リングギヤ32の歯数の逆数とサンギヤ31の歯数の逆数の割合になるように設定されている。また、プラネタリギヤ20においては、常時連結部材40(リングギヤ22)とキャリア24の間隔と、キャリア24とサンギヤ21の間隔は、リングギヤ22の歯数の逆数とサンギヤ21の歯数の逆数の割合になるように設定されている。
このようにして縦軸と横軸の座標を設定し、各変速段のクラッチとブレーキの接続および解放状態(図1(b))に従って決定される、各構成の速度比を通る直線を描くことによって、各変速段における速度線図が得られる。図3(a)において、線M1乃至M6、線MRは、各変速段における速度線図を示し、常時連結部材40がプライマリ軸1と同軸上の出力ギヤ50と連結されているため、□プロット内の数字1乃至6は前進6段の変速段の、Rは後進段のプライマリ軸1と同軸上の出力部材の速度比を示す。また、破線L1乃至L3は空転要素の速度線図を示す。
例えば、前進1速では、ギヤ4と連結されているリングギヤ32がプラネタリギヤ30における入力となり、ブレーキB1を接続状態とすることで、キャリア24の速度比は0となる。さらにクラッチC3を接続状態とすることで、サンギヤ21とサンギヤ31の速度比は同一となるため、前記の関係を表す速度線図は、線M1のように表される。
また、前進6速では、クラッチC1を接続状態とすることで、入力軸1aと連結されたキャリア24がプラネタリギヤ20における入力となり、ブレーキB2を接続状態とすることで、サンギヤ21の速度比は0となり、動力を伝達するプラネタリギヤ20の速度線図は線M6のように表される。この場合、プラネタリギヤ30は、動力伝達に関与しない空転要素となり、クラッチC3が解放状態にあるため、サンギヤ31はサンギヤ21と離れ、プラネタリギヤ30の速度線図は、破線L1のように表される。
図3(a)からは、空転要素の速度比が比較的高い変速段があるものの、動力伝達に関与する構成の速度比が小さいため、発熱に伴う潤滑性や冷却性の問題も小さく、信頼性上有利な構造であることが読み取れる。
本実施形態の自動変速機Aによれば、カウンタ軸10に減速ギヤ12を設けたことにより減速比を稼ぎ、入力軸1aと同軸上に2組のプラネタリギヤ20及び30が配設される。入力軸1aと同軸上に2組のプラネタリギヤ20及び30が配設されることにより、従来のようにセカンダリ軸上に2組のプラネタリギヤが配設される場合と比べて、自動変速機Aの高さ方向の幅を小さくでき、よりコンパクトな自動変速機が提供できる。
また、常時連結部材40によりリングギヤ22とキャリア34とを常時連結し、プラネタリギヤ20及び30としてシングルピニオン型のプラネタリギヤが採用される。よって、ラビニョー型のプラネタリギヤに比して伝達効率、ギヤノイズ低減といった自動変速機に要求される基本的な性能も満足される。更に、2組のプラネタリギヤ20及び30と3つのクラッチC1乃至C3と2つのブレーキB1及びB2という、比較的簡素な構成により前進6段、後進1段の変速段の切り換えが実現する。
従って、自動変速機に要求される基本的な性能を満足しながら、より簡素かつコンパクト性に優れた、前進6段、後進1段の自動変速機を提供することができる。また、各クラッチC1乃至C3の容量も比較的小さくて足り、特に、サンギヤ21及び31を接続状態とするクラッチC3はより小さな容量で足りる。
<第2実施形態>
図2(a)は本発明の第2実施形態に係る自動変速機Bのスケルトン図、図2(b)はクラッチ及びブレーキの締結表である(○が接続状態)。自動変速機Bは、不図示のトルクコンバータ等からの出力が入力される入力軸として機能するプライマリ軸101と、プライマリ軸101と平行な軸上に設けられたカウンタ軸110及びセカンダリ軸102と、3つのクラッチC101乃至C103と、2つのブレーキB101及びB102と、プライマリ軸101と同軸上に配設された、シングルピニオン型の2つのプラネタリギヤ120及び130と、変速機ケース103と、を備える。
プラネタリギヤ120はプライマリ軸101回りに回転する複数の回転要素から構成されており、サンギヤ121と、リングギヤ122と、サンギヤ121及びリングギヤ122の双方に噛合する複数のピニオンギヤ123a、123bと、複数のピニオンギヤ123a、123bを保持するキャリア124と、から構成されている。
プラネタリギヤ130もプライマリ軸101回りに回転する複数の回転要素から構成されており、サンギヤ131と、リングギヤ132と、サンギヤ131及びリングギヤ132の双方に噛合する複数のピニオンギヤ133a、133bと、複数のピニオンギヤ133a、133bを保持するキャリア134と、から構成されている。
カウンタ軸110は、プライマリ軸101に固定されたギヤ101bと噛合する入力側ギヤ111と、プライマリ軸101の回転を減速して出力する減速ギヤ112と、を備え、プライマリ軸101が回転中、常時回転する。減速ギヤ112は、サンギヤ121に連結され、プライマリ軸101と同軸回りに回転可能なギヤ104と噛合する。従って、サンギヤ121には減速ギヤ112から回転力が伝達され、プライマリ軸101が回転中、常時回転する。
リングギヤ132とキャリア124とは常時連結部材140により接続され、両者は一体となってプライマリ軸101と同軸回りに回転する。キャリア124は常時連結部材140と一体に形成されており、プライマリ軸101と同軸上に配設された出力ギヤ150が設けられている。従って、構造上、出力ギヤ150は常時連結部材140に設けられていることになる。出力ギヤ150は常時連結部材140がプライマリ軸101と同軸回りに回転することにより、当該同軸回りに回転する。出力ギヤ150はセカンダリ軸102のギヤ102aと噛合してセカンダリ軸102へ回転力が伝達され、セカンダリ軸102のギヤ102bから出力される回転力は不図示のファイナルギヤを介して不図示の差動装置へ伝達される。
クラッチC101はプライマリ軸101に固定された部材101cに設けられており、プライマリ軸101とキャリア134との接続(接続状態)、又は、解放(解放状態)を行なう。クラッチC101が接続状態の場合、キャリア134はプライマリ軸101と共に回転する。ブレーキB101はキャリア134と変速機ケース103との接続(接続状態)、又は、解放(解放状態)を行なう。ブレーキB101が接続状態の場合、キャリア134は回転しないことになる。なお、図2(b)に示すように変速段が前進1速の場合、ブレーキB101は接続状態となる。前進2速にシフトチェンジする際、変速ショックを軽減するためにブレーキB101にワンウェイクラッチを併設してキャリア134の回転方向を規制することもできる。
クラッチC102はサンギヤ121とサンギヤ131との接続、又は、解放を行なう。クラッチC102が接続状態の場合、サンギヤ121及び131は一体的に回転する。ブレーキB102はサンギヤ131と変速機ケース103との接続、又は、解放を行なう。ブレーキB102が接続状態の場合、サンギヤ131は回転しない。このブレーキB102は入力側ギヤ111の配設位置を通りプライマリ軸101の軸方向と直交する平面と、減速ギヤ112の配設位置を通りプライマリ軸101の軸方向と直交する平面との間の空間に配設されている。この構成によれば、ブレーキB102が張り出さず、特にプライマリ軸101の軸方向の長さについて自動変速機Bのコンパクト化を図ることができる。
本実施形態では、常時連結部材140がリングギヤ132とキャリア124とを常時連結し、かつ、減速ギヤ112からサンギヤ121に回転力が伝達される構成である。このため、クラッチC103はリングギヤ122とキャリア134との接続、又は、解放を行なう。
係る構成からなる自動変速機Bでは図2(b)に示すように、クラッチC101乃至C103及びブレーキB101及びB102の5つの要素の中から選択されるいずれか2つの要素を接続状態とすることで前進6段、後進1段の各変速段の動力伝達経路を形成することができる。また、前進6段の切り換えについては1つの要素を接続状態としたままで、2つの要素を接続状態又は解放状態とすることで切り換えられ、シフトクオリティが向上し、自動変速機に要求される基本的な性能を満足できる。
図3(b)は自動変速機Bの速度線図であって、図3(a)に示した自動変速機Aの速度線図と同様の方式で構成されたものであり、同図の左側は、プライマリ軸101およびギヤ104の速度比を示し、同図の右側は、プラネタリギヤ120および130の各部材の速度比を示す。縦軸はプライマリ軸101の回転数を1とした時の各部材の回転数比(速度比)を示し、常時連結されている構成やクラッチで互いに接続された構成の速度比は同一となり、また、ブレーキで変速機ケース103に接続された構成の速度比は0となる。
ギヤ104の速度比を示す点はギヤ101bとギヤ111およびギヤ112とギヤ104により減速された速度比(すなわちカウンタ軸110を介して減速された速度比)を示しており、横軸上の架空の点Oとプライマリ軸101の回転数が1となる点とを結ぶ線上に設定されている。プラネタリギヤ120および130の各構成の横軸上の座標は、常時連結されている構成やクラッチで互いに接続された構成は同一座標とし、図3(b)の左側より、サンギヤ121、常時連結部材140(キャリア124とリングギヤ132)、リングギヤ122とキャリア134、およびサンギヤ131の順に設定されている。
これらの横軸上の座標の間隔は、プラネタリギヤ120および130のそれぞれにおいて、サンギヤ(121、131)とリングギヤ(122、132)の位置は、キャリア(124、134)を中心とおいて、サンギヤ(121、131)の歯数とリングギヤ(122、132)の歯数の逆数比に設定する。すなわち、プラネタリギヤ120においては、サンギヤ121と常時連結部材140(キャリア124)の間隔と、常時連結部材140(キャリア124)とリングギヤ122の間隔は、サンギヤ121の歯数の逆数とリングギヤ122の歯数の逆数の割合になるように設定されている。また、プラネタリギヤ130においては、常時連結部材140(リングギヤ132)とキャリア134の間隔と、キャリア134とサンギヤ131の間隔は、リングギヤ132の歯数の逆数とサンギヤ131の歯数の逆数の割合になるように設定されている。
このようにして縦軸と横軸の座標を設定し、各変速段のクラッチとブレーキの接続および解放状態(図2(b))に従って決定される、各構成の速度比を通る直線を描くことによって、各変速段における速度線図が得られる。図3(b)において、線M101乃至M106、線M10Rは、各変速段における速度線図を示し、常時連結部材140がプライマリ軸101と同軸上の出力ギヤ150と連結されているため、□プロット内の数字1乃至6は前進6段の変速段の、Rは後進段のプライマリ軸101と同軸上の出力部材の速度比を示す。また、破線L4乃至L6は空転要素の速度線図を示す。
例えば、前進1速では、ギヤ104と連結されているサンギヤ121がプラネタリギヤ120における入力となり、ブレーキB101を接続状態とすることで、リングギヤ122の速度比は0となる。さらにクラッチC103を接続状態とすることで、リングギヤ122とキャリア134の速度比は同一となるため、プラネタリギヤ120とプラネタリギヤ130の速度線図は同一線上に載り、前記の関係を表す速度線図は、線M101のように表される。
また、前進6速では、クラッチC101を接続状態とすることで、プライマリ軸101と連結されたキャリア134がプラネタリギヤ130における入力となり、ブレーキB102を接続状態とすることで、サンギヤ131の速度比は0となり、動力を伝達するプラネタリギヤ130の速度線図は、線M106のように表される。この場合、プラネタリギヤ120は、動力伝達に関与しない空転部材となり、クラッチC103が解放状態にあるため、リングギヤ122はキャリア134と離れ、プラネタリギヤ120の速度線図は、破線L4のように表される。
図3(b)からは、空転要素の速度比も比較的低い上に、動力伝達に関与する構成の速度比が小さいため、発熱に伴う潤滑性や冷却性の問題も小さく、信頼性上有利な構造であることが読み取れる。
本実施形態の自動変速機Bによれば、カウンタ軸110に減速ギヤ112を設けたことにより減速比を稼ぎ、入力軸であるプライマリ軸101と同軸上に2組のプラネタリギヤ120及び130が配設される。プライマリ軸101と同軸上に2組のプラネタリギヤ120及び130が配設されることにより、従来のようにセカンダリ軸上に2組のプラネタリギヤが配設される場合と比べて、自動変速機Bの高さ方向の幅を小さくでき、よりコンパクトな自動変速機が提供できる。
また、常時連結部材140によりリングギヤ132とキャリア124とを常時連結し、プラネタリギヤ120及び130としてシングルピニオン型のプラネタリギヤが採用される。よって、ラビニョー型のプラネタリギヤに比して伝達効率、ギヤノイズ低減といった自動変速機に要求される基本的な性能も満足される。更に、2組のプラネタリギヤ120及び130と3つのクラッチC101乃至C103と2つのブレーキB101及びB102という、比較的簡素な構成により前進6段、後進1段の変速段の切り換えが実現する。
従って、自動変速機に要求される基本的な性能を満足しながら、より簡素かつコンパクト性に優れた、前進6段、後進1段の自動変速機を提供することができる。また、クラッチC101およびクラッチC102の容量も較的小さくて足り、クラッチC103の容量は比較的大きいものの、外周部側に配置しやすいため、クラッチ枚数増加によるスペースの増加を招くことなく、コンパクトな構成が可能となる。
(a)は本発明の第1実施形態に係る自動変速機Aのスケルトン図、(b)はクラッチ及びブレーキの締結表である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る自動変速機Bのスケルトン図、(b)はクラッチ及びブレーキの締結表である。 (a)は自動変速機Aの速度線図、(b)は自動変速機Bの速度線図である。
符号の説明
A、B 自動変速機
B1、B2、B101、B102 ブレーキ
C1〜C3、C101〜C103 クラッチ
10、110 カウンタ軸
12、112 減速ギヤ
20、30、120、130 プラネタリギヤ
40、140 常時連結部材

Claims (5)

  1. 第1乃至第3クラッチと、第1及び第2ブレーキと、を備え、前進6段及び後進1段の変速段の切り換えを行なう自動変速機において、
    入力軸と同軸上に配設された、シングルピニオン型の第1及び第2のプラネタリギヤと、
    前記入力軸に設けられたギヤと噛合する入力側ギヤと、前記入力軸の回転を減速して出力する減速ギヤと、を備え、前記入力軸と平行な軸上に設けられたカウンタ軸と、
    前記第1及び第2のプラネタリギヤの一方を構成する第1回転要素と他方を構成する第2回転要素とを常時連結し、前記入力軸と同軸上に配設された出力ギヤが設けられた常時連結部材と、を備え、
    前記第1及び第2のプラネタリギヤは、
    前記減速ギヤから回転力が伝達される第3回転要素と、
    変速段に応じて前記第1クラッチにより前記入力軸と連結され、また、変速段に応じて前記第1ブレーキにより変速機ケースと連結される第4回転要素と、
    変速段に応じて前記第2クラッチにより前記第3回転要素と連結され、また、変速段に応じて前記第2ブレーキにより前記変速機ケースと連結される第5回転要素と、
    前記第1及び第2のプラネタリギヤのうち、前記第3回転要素を含むプラネタリギヤのリングギヤ又はサンギヤである第6回転要素であって、前記第4回転要素又は前記第5回転要素のいずれかと、変速段に応じて前記第3クラッチにより連結される第6回転要素と、を備え、
    前記第1乃至第3クラッチと前記第1及び第2ブレーキとの中から選択されるいずれか2つを接続状態とすることで各変速段の動力伝達経路を形成することを特徴とする自動変速機。
  2. 前記第1回転要素が前記第1のプラネタリギヤのリングギヤであり、
    前記第2回転要素が前記第2のプラネタリギヤのキャリアであり、
    前記第3回転要素が前記第2のプラネタリギヤのリングギヤであり、
    前記第4回転要素が前記第1のプラネタリギヤのキャリアであり、
    前記第5回転要素が前記第1のプラネタリギヤのサンギヤであり、
    前記第6回転要素が前記第2のプラネタリギヤのサンギヤであり、
    前記第3クラッチは、前記第6回転要素である前記第2のプラネタリギヤの前記サンギヤを、変速段に応じて前記第5回転要素である前記第1のプラネタリギヤの前記サンギヤに連結することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記第1回転要素が前記第1のプラネタリギヤのキャリアであり、
    前記第2回転要素が前記第2のプラネタリギヤのリングギヤであり、
    前記第3回転要素が前記第1のプラネタリギヤのサンギヤであり、
    前記第4回転要素が前記第2のプラネタリギヤのキャリアであり、
    前記第5回転要素が前記第2のプラネタリギヤのサンギヤであり、
    前記第6回転要素が前記第1のプラネタリギヤのリングギヤであり、
    前記第3クラッチは、前記第6回転要素である前記第1のプラネタリギヤの前記リングギヤを、変速段に応じて前記第4回転要素である前記第2のプラネタリギヤの前記キャリアに連結することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  4. 前記第1及び第2ブレーキの一方が、前記入力側ギヤの配設位置を通り前記入力軸と直交する平面と、前記減速ギヤの配設位置を通り前記入力軸と直交する平面との間の空間に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動変速機。
  5. 前記第1クラッチは前進4速乃至6速時に接続状態とされ、
    前記第2クラッチは前進3速及び5速並びに後進時に接続状態とされ、
    前記第3クラッチは前進1速乃至4速時に接続状態とされ、
    前記第1ブレーキは前進1速及び後進時に接続状態とされ、
    前記第2ブレーキは前進2速及び6速時に接続状態とされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動変速機。
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