JP4563902B2 - 自動開栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は試料容器の栓を開ける自動開栓装置に係わり、特にコンタミネーションの防止を備えた自動開栓装置に関する。
自動開栓装置は、例えば、実開平7−18265号公報(特許文献1)、実開平7−29464号公報(特許文献2)、特開2000−146985号公報(特許文献3)に示される。
実開平7−18265号公報 実開平7−29464号公報 特開2000−146985号公報
従来の自動開栓装置は、血液、血清や尿などの生体試料が入った採血管や試験管などの試料容器の栓を取り除く目的で栓を掴んで抜く、栓をカッターで切る手段、もしくは掴んで引き抜くことによって開栓する。
引抜く方法は栓の種類により異なるが、ゴム栓、ヘモガード栓は栓を掴んだ機構が左右が交互に上昇するタイプ、栓を掴んだ機構をまわしながら上昇するタイプなどがあり、シール栓はシール栓の突起部を掴んで抜いたり、前期の通りカッターで切ったりしている。
またピアス方式と呼ばれる分析計のサンプリングノズルが採血管に突き刺し分注あるいは、吸引による分析をする手段により、開栓を実施しない分析装置も存在する。但し、ピアス方式は血液学分析装置に分類され、血球カウンターなど遠心分離をしていない血液で実施されている。
しかし、生化学、免疫など感染の影響がある分析装置では採血管の開栓を実施して、ディスポーザブルのノズルチップを使用した分注、あるいは分注する毎に洗浄するサンプリングノズルを使用した分注により、試料を分配して分析している。
本発明は血液や尿及び体液などの生体試料が入った容器の栓、特にシール栓を開栓する自動開栓装置を対象とする。
自動開栓装置において、試料容器の栓の裏側に試料が付着した状態で開栓すると、試料容器から栓が外れてから周囲に試料が飛散する可能性がある。この周囲に飛散する試料は栓を拭く手段(開栓チャック)や周りの試料容器に付着する。
試料が栓の裏側に付着する要因は、大きく分けて下記に分類される。
(1)試料の状態確認のため、試料容器を斜めもしくは転倒混和をする。
フィブリンの事前確認や資料容器になっているラベルの照合もしくは、ラベル状態の確認などによる。
(2)運搬時の振動、衝撃による。
試料が入っている量により、影響の大きさは変わる。
開栓チャックに付着した試料が滴下して別の試料の混入する恐れがある。
本発明は、上記の問題に鑑み、飛散した試料が別の試料の混入するのを防止することを目的とする。
本発明は、ポジション部から開栓後ポジション部に向け搬送移動するラックは載置する個々の前記試料容器が開栓ポジションに到達する度毎に停止し、この停止中に前記開栓チャックによる前記栓の開栓が行なわれる自動開栓装置であって、前後方向に移動して前記開栓ポジションに出入りするフェンス機構を備え、該フェンス機構は、開栓ポジションに位置する前記試料容器を両側から囲う二枚のフェンスを有することを特徴とする。
本発明によれば、飛散した試料が別の試料に混入する可能性が少なくなった。
本発明の実施例について、図1〜図8を引用して説明する。
図7は、本発明に係わる自動開栓装置が組み込まれた検体前処理システムを示している。図8は、本発明に係わる自動開栓装置が組み込まれた自動分析装置を示している。
本発明に係わる自動開栓装置は、コンタミネーションの防止手段が備えられている。
図7に示す検体前処理システムは、装置操作部31、インターフェイス用接続ケーブル32、試料投入部24、遠心分離部25、自動開栓装置26、オンライン分注装置27、バーコード貼付装置28、試料搬出部29、試料搬送部30を有する。
検体前処理システムは、試料投入部24に図4、図5で示す試料容器1を搭載したラック11がセットされると、あらかじめラックに登録したフローに基づき前処理が行なわれる。
試料搬送部30、遠心分離25、自動開栓装置26、分析ユニット33,34にラック11を搬送し、依頼に基づき各処理及び分析を実施して、試料搬出部29にラック11を搬出する。依頼の問合せは、各処理ユニットから装置操作部31にあるコントローラに問い合わせて実施する。
図8に示す自動分析装置は、装置操作部31、インターフェイス用接続ケーブル32、試料投入部24、遠心分離部25、自動開栓装置26、分析ユニット33、分析ユニット34、試料搬出部29、試料搬送部30を有する。
自動分析装置は、試料投入部24に図4、図5で示す試料容器1を搭載したラック11がセットされると、あらかじめラックに登録したフローに基づき分析処理が行なわれる。
図1は、自動開栓装置、および周辺機器とが併さった開栓部を示している。
開栓部は、コアライン4、引き込み機構9、ラック11、試料容器1、ラック搬送レバーa39、INバッファ5、搬送手段のラック搬送レバーb41、開栓待機ポジション43、自動開栓装置のラックID読取機構6、自動開栓装置のコントローラ10、自動開栓装置の開栓ポジション21、OUTバッファ8を有する。
試料容器1を搭載したラック11はコアライン4から引き込み機構9を用いてINバッファ5に引き込む。引き込み機構9の移動範囲は矢印9aである。
INバッファ5側の移動範囲のエンド位置手前になるとラック転倒防止用両サイドのガイドのうち、INバッファ側のガイドは外れて、ラック11の搬送が可能になる。
INバッファ5はコアライン4から試料容器1を搭載したラック11を引き込む場合のみ、コアライン4側に移動し、引き込み後はINバッファ5に待機している。
試料容器1を搭載したラック11は搬送レバーa39により、開栓待機ポジション43まで搬送し、開栓ポジション21にラック11がない時に搬送手段の搬送レバーb41により、ラックID読取機構6まで搬送し、ラックIDの問い合わせをコントローラ10に問い合わせ、搭載されている試料11の本数、試料容器の高さ情報をマッチングさせる。
違っている場合は情報の相違として、開栓動作はせず、試料容器1を搭載したラック11はOUTバッファ8に搬送される。
情報のマッチングが出来れば、開栓ポジション21まで搬送手段の搬送レバーb41によりラック11を搬送して開栓動作を実施する。
自動開栓装置について、図1〜図5を引用して説明する。
図5に示すように、自動開栓装置は、ラックID読取機構6、開栓前ポジション部120、開栓後ポジション部200を有する。開栓前ポジション部120と、開栓後ポジション部200の間には、図1に示すように、間隔を開けて開栓ポジション7が設けられる。
開栓前ポジション部120は、開栓前栓用検知器22を有する。開栓前ポジション部120は上端縁に立上がる壁板20aを有する。
試料1を載置するラック11は、搬送手段(ラック搬送レバーb41)によって搬送される。この試料1の上側に開栓前ポジション部120と開栓後ポジション部200は、位置するように設けられる。開栓前ポジション部120と開栓後ポジション部200は、ラック11の搬送方向に沿って後先に並ぶように配置される。
開栓後ポジション部200は、開栓後栓用検知器23を有する。開栓後ポジション部200は上端縁に立上がる壁板20bを有する。
図4に示す昇降機構300は、開栓ポジション7の上側に設けられる。またフェンス機構400は、開栓ポジション7の横側に設けられる。
昇降機構300は、図4、図2に示すように、開栓用のモータ17、開栓支柱部301、栓検知器19、開栓チャック3a、クランプ機構36を有する。昇降機構300は、図4の矢印18に示すように上下に移動する。昇降機構300を移動自在に支持する固定部側は、図示されていない。
図2の(A)は、シール栓2aを外す開栓チャック3aを示す。図2の(B)は、ゴム栓2bを外す開栓チャック3bを示す。
フェンス機構400は、二枚のフェンス14、14、フェンス機構400を移動操作するフェンス用のモータ15を有する。二枚のフェンス14、14は、開栓ポジション7に収まる程度の幅をもって対向するように設けられる。
モータ15の駆動により、フェンス機構400は、図4の矢印16に示すように前後方向に移動する。前側に移動すると、二枚のフェンス14、14が開栓ポジション7のところに入る。後方向に移動すると、二枚のフェンス14、14が開栓ポジション7のところから抜け出る。
二枚のフェンス14、14の間隔は、試料容器1の外径よりも大きくとっている。フェンス14の上端は、試料容器1の上端よりも高い。フェンス14、14の内側面には、濾紙を含む吸収材が着脱自在に設けられている。
開栓動作について図2〜図4を引用して説明する。
試料容器1の栓に、図2の(a)に示すシール栓2a、図2の(b)に示すゴム栓2bがある。また、シール栓2a、ゴム栓2b以外に、ゴム栓2bのゴム部の材質をプラスチックにして、形状を多少異なる、ヘモガードタイプやネジ式になっているタイプもある。
図2の(a)に示すシール栓2aの開栓について述べる。
回転用ローラからなるクランプ機構35により試料容器1を保持し、クランプ機構35の回転ローラを回転させることにより、矢印1aに示す通り回転させる。シール栓2aの突起部2cを開栓チャック3aのところまで回転移動させ、開栓チャック3aを閉じることによりシール栓2bを掴んで保持する。そして、開栓チャック3aを矢印3cで示す斜め上方向に引き上げることにより、シール栓2bの開栓が行なわれる。
なお、剥がれ開栓チャック3aに把持されたシール栓2bは、開栓チャック3aが上昇したときにシール栓を廃棄するダストチャックに移されて廃棄される。
図2の(b)に示すシール栓2bの開栓について述べる。
回転用ローラからなるクランプ機構35により試料容器1を保持する。開栓チャック3bで、ゴム栓2bを両側から挟むように保持する。そして、クランプ機構35の回転ローラを回転させることにより、矢印3eに示す通り回転させることにより、ゴム栓2bの開栓が行なわれる。
この開栓動作をラック11の1〜5ポジションまで順に繰り返して、開栓を実施する。
開栓動作終了後、試料12を搭載したラック11はOUTバッファ8、コアライン4に搬送する。
INバッファ5からOUTバッファ8までのラック11の搬送では、ラック11の両側に設けたガイド(図示せず)により転倒防止が行なわれる。また、OUTバッファ8はINバッファ5と同じ構造であり、ラック11の底面に溝を設け、OUTバッファ8にはガイドを設け、ラック11の溝にOUTバッファ8のガイドが入り、ラック11の転倒防止構造になっている。
上記の開栓について、図3を引用して更に詳しく説明する。
シール栓の例で説明する。
シール栓を開栓したときに試料の飛散が生じることがある。
開栓チャック3aで、シール栓2aを掴んで引き抜いた瞬間に試料が飛散する場合と、引き抜いた後に試料の付着したシール栓2aが揺れ動く振動により飛散する場合がある。
前者のシール栓2aが引き抜かれた瞬間に飛散する試料は、シール栓2aが接着されているため、剥がれる瞬間の衝撃によりシール栓に付着した試料が飛散するものである。
飛散方向は引き抜く方向の矢印36aが多いが、最後に剥がれる場所により異なる。矢印36b、36c、36d、36e等が試験により確認されている。
開栓ポジション21より前のポジションは開栓後ポジション37であるため、開栓ミスが発生していない限りシール栓2aがないため、混入防止策が必要である。
また、開栓前のポジション38においては通常はシール栓2aがある。混入の防止が出来ているが、運用上シール栓を剥がしているケース、注射針でシール栓2aを剥がして注入したケースが数は少ないが、現実にはある。このため、開栓後ポジション37と同様に混入防止策が必要である。
後者のシール栓2aを引き抜いた後のシール栓2aに付着した試料の飛散だが、上部からの滴下になるため、上側からの滴下に対する混入防止策が必要である。また、開栓チャックの正面3aa及び底面3abに付着し、開栓チャックが下降するときに、滴下する可能性があり、混入防止策が必要である。
しかし、本発明の実施例によれば、滴下、混入防止が行なわれるのである。
この滴下、混入防止を図る本発明の実施例の自動開栓装置について、以下に特徴点を挙げながら説明する。
(1).開栓前ポジション部120は、前述したように、開栓前栓用検知器22を有する。
開栓前栓用検知器22は、試料容器1が開栓ポジション7に到達する前にシール栓2aの有無を検知できる。シール栓2aの無い試料容器1が開栓ポジション7のところに来ると、試料容器1を載せたラック11は停まらずに右側に搬送移動を続ける。
シール栓2aの有る試料容器1が来ると、その試料容器1が開栓ポジション21に来たところで、ラック11の移動を停める。
昇降機構300が降下し、上述したように開栓チャック3aでシール栓2aが剥ぎとられる。この剥ぎ取り動作は、昇降機構300の栓検知器19により試料容器1やシール栓2aを検知しながら確実に制御される。
このように、開栓前ポジション部120に設けた開栓前栓用検知器22により、シール栓2aの有無に応じたラック11の移動停止が制御される。シール栓2aの無い試料容器1は、開栓前ポジション部120と開栓後ポジション部200の下側を搬送されて開栓ポジション21を単に通過するだけである。昇降機構300の開栓チャック3aに付着した試料が通過中の試料容器1内は滴下して入ることは生じないものと考えられる。
従来は、試料容器が開栓ポジションに来る度にラックの移動を停め、昇降機構を降下させ、昇降機構に設けた栓検知器でシール栓の有無を検知していた。この間に、開栓チャックに付着した試料が、シール栓の無い試料容器内は滴下する可能性があった。
本発明の実施例では、シール栓の無い試料容器1は開栓ポジション21に通過するだけなので、従来のものに比べ、試料が滴下して入る可能性は極めて少なくなるのである。
なお、昇降機構300は開栓を行なうときに降下し、それ以外のときは開栓ポジション21の上方に退避しているので、ラック11の進行方向への移動13(図4に図示)を阻害しない。
(2).フェンス機構400は、前述したように、二枚のフェンス14、14を有する。
この二枚のフェンス14、14は、開栓ポジション21の前後のポジション38,37の間に移動して入り込む。
開栓ポジション21に置かれた試料容器1は、両側がフェンス14、14によりシール栓2aの上側まで囲われ、隣の試料容器1と仕切られる。
このため、開栓チャック3aでシール栓2aが剥ぎとられる際に試料が飛散してもフェンス14、14に受け止められ、隣の試料容器1に入らない。試料の混入防止が図られる。
また、フェンス14、14の内側面に設けられた濾紙を含む吸収材(図示せず)は、飛散した試料を吸収するので、試料の滴下が防止される。
なお、フェンス機構400は、開栓を行なう際に開栓ポジション21のところに前進移動し、それ以外のときは開栓ポジション21の後方に退避しているので、ラック11の進行方向への移動13(図4に図示)を阻害しない。
また、フェンス14上端は、試料容器1の上端よりも高いので、飛散した試料が試料容器により入り難くなる。
(3).前述したように、開栓前ポジション部120は上方に立上がる壁板20aを有し、開栓後ポジション部200は上方に立上がる壁板20bを両側に有する。
ダストチャックに移されて廃棄移送されるシール栓2aから滴下する試料は、壁板20a、壁板20bにより飛散防止が図られる。試料の混入防止が行なわれる。
また、壁板20a、壁板20bは、試料の滴下以外に落下する異物の混入防止に機能する。
(4).開栓後ポジション部200は、開栓後栓用検知器23を有する。
開栓後栓用検知器23は、シール栓のちぎれ残りの検知や、開栓前栓用検知器22ないし栓検知器19の誤検知をチェックする。このチェックにより、検体前処理がより確実に行なわれる。
また、開栓後ポジション部200が栓有りを検知したときは、ラック11の逆方向に搬送され、開栓ポジション21でシール栓の開栓が行なわれる。
(5).前述したように、自動開栓装置は、開栓前栓用検知器22、栓検知器19、開栓後栓用検知器23を有する。
開栓前栓用検知器22は、開栓前ポジションにおける試料容器1のシール栓2aの有無を検知する。栓検知器19は開栓ポジションにおける試料容器1のシール栓2aの有無を検知する。開栓後栓用検知器23は、開栓後ポジションにおける試料容器1のシール栓2aの有無を検知する。
自動開栓装置は、各検知器の検知内容に基づき、自動開栓装置の作動について診断を行なう機能を有する。
(正常動作):開栓前栓用検知器22の検知は、シール栓2a有り。栓検知器19はシ ール栓2a有り。開栓後栓用検知器23の検知は、シール栓2a無し。
(不良動作):開栓前栓用検知器22の検知は、シール栓2a有り。栓検知器19はシ ール栓2a有り。開栓後栓用検知器23の検知は、シール栓2a有り。
不良動作の場合は、操作装置31(図7、図8に図示)の表示部にアラームや報知が行なわれる。
また、開栓前栓用検知器22、栓検知器19、開栓後栓用検知器23は、シール栓のちぎれ残りの検知し、試料容器1内に入っている試料の液膜を検知しない機能を有する。これにより、開栓前栓用検知器22、栓検知器19、開栓後栓用検知器23の検知誤りを防止できる。
図6は、各検知器によるシール栓の有無検知に基づく、自動開栓装置の動作フローを示す。この動作フローについて説明する。
ステップ601では、開栓前栓用検知器22による試料容器1のシール栓2aの有無検知が行なわれる。シール栓有のときは開栓ポジションに搬送される(ステップ602)。
開栓ポジションでは、栓検知器19により更にシール栓2aの有無検知が行なわれる(ステップ603)。シール栓有のときは開栓動作が行なわれる(ステップ604)。この後、試料容器1は開栓後ポジションに搬送される(ステップ605)。
開栓後ポジションでは、開栓後栓用検知器23により更にシール栓2aの有無検知が行なわれる(ステップ606)。シール栓有のときは次の工程に搬送される。また栓有無情報のマッチングアラーム発生が行なわれる(ステップ607)。
また、シール栓無しのときは次の工程に搬送され、アラームは行なわれない(ステップ608)。
前記ステップ601で、シール栓無しのときは開栓ポジションを通過させ、開栓後ポジションに試料容器1が搬送される(ステップ609)。
開栓後ポジションでは、開栓後栓用検知器23により更にシール栓2aの有無検知が行なわれる(ステップ610)。シール栓有のときは次の工程に搬送される。また栓有無情報のマッチングアラーム発生が行なわれる(ステップ611)。
また、シール栓無しのときは次の工程に搬送され、アラームは行なわれない(ステップ612)。
前記ステップ603で、シール栓無しのときは、開栓後ポジションに試料容器1が搬送される(ステップ613)。開栓後ポジションでは、開栓後栓用検知器23により更にシール栓2aの有無検知が行なわれる(ステップ614)。
ステップ614で、シール栓有のときは次の工程に搬送される。また栓有無情報のマッチングアラーム発生が行なわれる(ステップ615)。
ステップ614で、シール栓無しのときは次の工程に搬送される。また栓有無情報のマッチングアラーム発生が行なわれる(ステップ616)。
上記の動作フローは、コントローラ10に取り込まれる各検知器の検知情報と制御するアプリケーションソフトウェアに実行される。
上記実施例によれば、コンタミネーションの防止を備えた自動開栓装置を提供し、検査データへの影響を考慮した運用変更や重複確認などの顧客負担をなくし、高品質の開栓が達成できる。
本発明の実施例に係わるもので、自動開栓装置、および周辺機器とが併さった開栓部を概略的に示す図。 本発明の実施例に係わるもので、開栓動作の概略図。 本発明の実施例に係わるもので、開栓動作と試料の付着を説明するための図。 本発明の実施例に係わるもので、昇降機構、フェンス機構、ラックを示す図。 本発明の実施例に係わるもので、ラックID読取機構、開栓前ポジション部、開栓後ポジション部、ラックを示す図。 本発明の実施例に係わるもので、自動開栓装置の動作フローを示す図。 本発明の実施例に係わるもので、自動開栓装置を組み込んだ検体前処理システムを示す図。 本発明の実施例に係わるもので、本発明の自動開栓装置を組み込んだ自動分析装置を示す図。
符号の説明
1…試料容器、11…ラック、41…ラック搬送レバー(搬送手段)、120…開栓前ポジション部、200…開栓後ポジション部、21…開栓ポジション、300…昇降機構、2a…シール栓、3a…開栓チャック、22…開栓前栓用検知器。

Claims (4)

  1. 複数の試料容器を載置するラックを搬送する搬送手段と
    記ラックの搬送方向に沿うよう後先に並ぶ開栓前ポジション部および開栓後ポジション部と、
    前記開栓前ポジション部と前記開栓後ポジション部との間に間隔を開けて設けた開栓ポジションと、
    前記開栓ポジションに昇降するように設けた昇降機構と、前記昇降機構に設けられ、かつ試料容器に取り付けられている栓の開栓を行なう開栓チャックとを有し、
    前記開栓前ポジション部から開栓後ポジション部に向け搬送移動するラックは載置する個々の前記試料容器が開栓ポジションに到達する度毎に停止し、この停止中に前記開栓チャックによる前記栓の開栓が行なわれる自動開栓装置であって、
    前後方向に移動して前記開栓ポジションに出入りするフェンス機構を備え、
    該フェンス機構は、開栓ポジションに位置する前記試料容器を両側から囲う二枚のフェンスを有することを特徴とする自動開栓装置。
  2. 請求項1記載の自動開栓装置において、
    前記フェンスの上端は、前記試料容器の上端よりも高いことを特徴とする自動開栓装置。
  3. 請求項1記載の自動開栓装置において、
    前記フェンスの内側に着脱自在なる濾紙を含む吸収材が備えたことを特徴とする自動開栓装置。
  4. 複数の試料容器を載置するラックを搬送する搬送手段と、
    前記ラックの搬送方向に沿うよう後先に並ぶ開栓前ポジション部および開栓後ポジション部と、
    前記開栓前ポジション部と前記開栓後ポジション部との間に間隔を開けて設けた開栓ポジションと、
    前記開栓ポジションに昇降するように設けた昇降機構と、前記昇降機構に設けられ、かつ試料容器に取り付けられている栓の開栓を行なう開栓チャックとを有し、
    前記開栓前ポジション部から開栓後ポジション部に向け搬送移動するラックは載置する個々の前記試料容器が開栓ポジションに到達する度毎に停止し、この停止中に前記開栓チャックによる前記栓の開栓が行なわれる自動開栓装置であって、
    前記開栓前ポジション部と前記開栓後ポジション部の上端縁に立上がる壁板を備えたことを特徴とする自動開栓装置。
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