JP4563900B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents
車両用エアバッグ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4563900B2 JP4563900B2 JP2005255989A JP2005255989A JP4563900B2 JP 4563900 B2 JP4563900 B2 JP 4563900B2 JP 2005255989 A JP2005255989 A JP 2005255989A JP 2005255989 A JP2005255989 A JP 2005255989A JP 4563900 B2 JP4563900 B2 JP 4563900B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- inflator
- opening
- introduction
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
実用の車両用エアバッグ装置は、乗員を拘束するエアバッグと、このエアバッグに流体を噴出するインフレータと、を設けるようにすれば実用上十分であった。
図11は従来の基本構成を説明する図であり、車両用エアバッグ装置200は、シートバック(不図示)の側方に設けるサイドエアバッグ装置であり、エアバッグ201を、乗員を保護する上部膨出部202及び下部膨出部203と、シートバッグに支持する支持部204と、この支持部204の上部に(インフレータ206の近傍に)開けることで内圧を調整する開口部205と、から構成し、インフレータ206を、支持部204の内部に設けたものである。
図12は従来の別基本構成を説明する図であり、車両用エアバッグ装置210は、車体側に支持させるモジュールケース(ケース体)211と、このモジュールケース211に収納するインフレータ212と、このインフレータ212で膨出展開させるためにモジュールケース211のケース開口213に取付けたエアバッグ214と、から構成し、モジュールケース211にインフレータ212の点火時に外気をモジュールケース211内に引込む開口部215を設けたものである。
なお、インフレータの点火時に開口部から外気を引込むことを「アスピレーション機能」と呼ぶときに、効果的なアスピレーション(aspiration)機能を得るためには、インフレータで発生させたガスの流速を速めることが必要である。
導入部のインフレータ側に、インフレータから噴出させた流体を一時的に貯留するチャンバ部を設けることで、インフレータから噴出させた流体を一旦チャンバ部に貯留する。
インフレータをケース体に収納し、導入部をケース体から延出することで、エアバッグ側の形状を簡易な形状に形成する。
導入部を、エアバッグ側の導入開口をインフレータ側の導入開口よりも小さく形成することで、導入部内で流体の流速を増加させる。
筒状体を、エアバッグの膨出展開時に、導入部からエアバッグへ導入される流体の流出方向とほぼ同じ向きに、且つエアバッグ内に向けて突出させたので、効果的なアスピレーション(aspiration)機能を発揮することができるという利点がある。また、変形可能なので外気の流入が少なくなるエアバッグの膨出時にはエアバッグの内部に貼付いて内部の流体の移動(流失)を規制することができる。さらに、乗員拘束時にはエアバッグ外に突出させてエアバッグから流体を放出してエアバッグの内圧を適正に保つことができる。すなわち、エアバッグから流体を放出してエアバッグの内圧を適正に保つというベントホール機能を発揮させることができる。
図1は本発明に係る第1実施形態の車両用エアバッグ装置を搭載した車両の側面図であり、10は車両、11車体、12は前輪、14はボンネット、15はフロントグリル、16は前照灯、17はフロントバンパ、18はフロントウインドウ、19はルーフ、21は前ドア、23はドアミラー、25はシート、26は車室である。
本発明に係る車両用エアバッグ装置30は、エアバッグ31を膨出展開させるときにエアバッグ31の外部から内部に外気を取込むようにすることで、エアバッグ31を効率よく膨出展開することができるようにした装置である。
なお、開口部45は、導入部43の出口開口(導入開口)43bの側近に形成したものとも言える。
ケース蓋33は、エアバッグ31を膨出展開させるときに破断させる脆弱部51,51を備える。なお、脆弱部51は、薄肉に形成したの破断線の部分であり、この破断線をティアラインと呼ぶことがある。
(a)において、ケース体32にエアバッグ31収納状態の車両用エアバッグ装置30を示し、ケース蓋33の脆弱部(ティアライン)51,51も破断前であることを示す。
(a)において、直線的に膨出展開を開始したエアバッグ31は、この段階でエアバッグ本体44の頂点とインフレータ34を結ぶ直線に対して直交方向に白抜き矢印の如くa3,a4の如く膨出展開をする。インフレレータ34から噴出させた流体の速度が鈍るまでは白抜き矢印a5の如く開口部45から外気を継続して引込むことができる。
そこで、導入部43でインフレータ34から噴出させた流体の流れる方向を一定に規制するとともに、流体の流速を速めるようにして、導入部43の脇に設けたエアバッグ31の内外を連通する開口部45から外気を効率的に引込むようにした。
導入部43を、エアバッグ31に併設することで、導入部43をエアバッグ31と同一の素材にて形成することもできるとともに、折畳み可能にすることもできる。この結果、車両用エアバッグ装置30をコンパクトに且つ容易に形成することができる。
なお、開口部75は、導入部73の出口開口(導入開口)73bの側近に形成したものとも言える。
ケース蓋63は、図3に示すケース蓋33と同一構成のケースである、81,81は脆弱部(ティアライン)を示す。
インフレータ64は、図3に示すインフレータ34と同一構成のインフレータであり、82はインフレータ筒体、83は支持金具、84はナット、86・・・は噴出口を示す。
導入部73のインフレータ64側に、インフレータ64から噴出させた流体を一時的に貯留するチャンバ部72を設けることで、インフレータ64から噴出させた流体を一旦チャンバ部72に貯留することができる。この結果、導入部73の流体の流れをさらに均一で安定したものとすることができる。
なお、開口部105は、導入部73の出口開口(導入開口)73bの側近に形成したものとも言える。
インフレータ94は、図3に示すインフレータ34と同一構成のインフレータであり、112はインフレータ筒体、113は支持金具、114はナット、116・・・は噴出口を示す。
(a)において、エアバッグ91の膨出展開当初を示し、導入部103に流速の速い流体を白抜き矢印b1の如く流すことで、開口部105からエアバッグ本体104内に外気白抜き矢印b2,b2の如く引込む。また、筒状体107,107をエアバッグ91内に向けて突出する変形可能に形成したので、エアバッグ91内に外気を白抜き矢印b2,b2の如く引込むことでエアバッグ91内に倒立した状態にすることができる。
エアバッグ91の膨出展開時にエアバッグ91内に向けて突出する筒状体107,107を変形可能に設けることで、エアバッグ91の膨出展開時にエアバッグ91内に向けて突出して筒状体107,107を形成し、効率的なアスピレーション機能(効果)を得ることができる。
さらに、乗員119拘束時にはエアバッグ91外に突出させてエアバッグ91から流体を放出してエアバッグ91の内圧を適正に保つことができる。すなわち、エアバッグ91から流体を放出してエアバッグ91の内圧を適正に保つというベントホール機能を発揮させることができる。
また、管体133は、外気吸引口136に一方向弁138を備えた。
開口部133をエアバッグ121の内外を連通する管体にすることで、エアバッグ121に大きな開口を形成することができる。この結果、十分なアスピレーション機能(効果)を得ることができる。
管体(開口部)133に、エアバッグ121の外方向への流体の移動を禁止する一方向弁138を設けることで、エアバッグ121外への流体の流失を防止することができる。この結果、エアバッグ121を効率よく膨出展開することができる。
導入部132を、エアバッグ121側の導入開口135をインフレータ124側の導入開口134よりも小さく形成することで、導入部132内で流体の流速を増加することができる。この結果、さらにアスピレーション機能(効果)を発揮させることができる。
車両用エアバッグ装置150は、車両の緊急時に乗員を拘束するエアバッグ121と、
このエアバッグ121を取付けるケース体152と、ケース体152に配置したインフレータ124と、からなる。
Claims (4)
- 車両の緊急時に乗員を拘束するエアバッグと、このエアバッグに流体を噴出するインフレータと、を備えた車両用エアバッグ装置において、
このエアバッグ装置は、前記インフレータ及び前記エアバッグの間に形成することで前記インフレータからの流体を前記エアバッグへ導入する導入部と、この導入部の脇に且つ前記エアバッグに形成することで前記エアバッグの内外を連通する開口部と、前記開口部に変形可能に設けられた筒状体と、を備え、
前記筒状体は、前記エアバッグの膨出展開時に、前記導入部から前記エアバッグへ導入される流体の流出方向とほぼ同じ向きに、且つ前記エアバッグ内に向けて突出することを特徴とする車両用エアバッグ装置。 - 前記導入部の前記インフレータ側に、前記インフレータから噴出させた流体を一時的に貯留するチャンバ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ装置。
- 前記インフレータをケース体に収納し、前記導入部を前記ケース体から延出したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用エアバッグ装置。
- 前記導入部は、前記エアバッグ側の導入開口を前記インフレータ側の導入開口よりも小さく形成したものであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両用エアバッグ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005255989A JP4563900B2 (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 車両用エアバッグ装置 |
US11/470,063 US7325830B2 (en) | 2005-09-05 | 2006-09-05 | Airbag device for vehicles |
US11/949,343 US20080079251A1 (en) | 2005-09-05 | 2007-12-03 | Airbag device for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005255989A JP4563900B2 (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 車両用エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007069644A JP2007069644A (ja) | 2007-03-22 |
JP4563900B2 true JP4563900B2 (ja) | 2010-10-13 |
Family
ID=37931502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005255989A Expired - Fee Related JP4563900B2 (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | 車両用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4563900B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4650499B2 (ja) * | 2008-02-22 | 2011-03-16 | トヨタ自動車株式会社 | エアバッグ装置 |
KR101316257B1 (ko) | 2011-11-01 | 2013-10-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 사이드에어백 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253334A (en) * | 1975-10-27 | 1977-04-28 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | Method and apparatus of expansion |
JPH0392451A (ja) * | 1989-09-06 | 1991-04-17 | Mazda Motor Corp | 自動車のエアバッグ装置 |
JP3109299B2 (ja) * | 1992-12-01 | 2000-11-13 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
JP3626529B2 (ja) * | 1995-03-31 | 2005-03-09 | 本田技研工業株式会社 | エアバッグ装置の製造方法 |
JPH10181517A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-07-07 | Nippon Kayaku Co Ltd | エアバッグ装置及びこれに使用するガス発生器 |
-
2005
- 2005-09-05 JP JP2005255989A patent/JP4563900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007069644A (ja) | 2007-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4550729B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
US8465049B2 (en) | Airbag and airbag device | |
US20070052222A1 (en) | Airbag device for vehicles | |
CN101253074B (zh) | 乘员腿部约束装置及保持器 | |
JP2005041457A (ja) | 側突用エアバッグ装置 | |
JP2006248332A (ja) | 歩行者等保護用エアバッグ及び歩行者等保護用エアバッグ装置 | |
JPH03281460A (ja) | 自動車のエアバッグ装置 | |
JP6960533B2 (ja) | エアバッグ吸引モジュール及び関連するバルブアセンブリ | |
JP4611882B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP5943490B2 (ja) | 車両用の膝エアバッグ配置 | |
CN104228748A (zh) | 侧气囊装置 | |
JP5312474B2 (ja) | サイドエアバッグ装置およびサイドエアバッグ装置製造方法 | |
JP2007276535A (ja) | 助手席用エアバッグ装置 | |
JP6846191B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2002524353A (ja) | エアーバッグモジュール | |
JP4664014B2 (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP5187931B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
WO2010023772A1 (ja) | 車両用ニーエアバッグ装置 | |
JP4563900B2 (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP2004338542A (ja) | 頭部保護エアバッグ装置 | |
JP4462631B2 (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JPH02303952A (ja) | 乗員保護用エアバッグ装置 | |
JP5989494B2 (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP2009126392A (ja) | 側突用エアバッグ装置 | |
JP3487248B2 (ja) | エアバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100727 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100729 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |