JP4563290B2 - 減圧弁装置 - Google Patents
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Description
この場合、二次側圧力が高圧になる減圧弁装置では、このようにシール箇所が多いと調節ねじ22を回す力に大きく影響する。
さらに、この減圧弁装置では、二次側圧力の減圧調節を規制するストッパ26との当たり部27をばね押えピストン8に直接設けている。
しかしながら、このような構造では、減圧弁使用者が減圧調節時にハンドルを無理に強く回した場合、ばね押えピストン8のガイド25を破損したり、ばね押えピストン8のストッパ当たり部27の変形や破損を招いたりする危険性がある。
その結果、ばね押えピストン8の破損やエア漏れにつながる危険性があるため、ばね押えピストン8やシリンダ5に強度が必要となり構造も複雑となるという問題があった。
また、調節ねじ自身が上下する構造であるため、ばね押えピストンの回り止め構造が不要になるとともに、調節ねじを無理に回してもその回転力がばね押えピストンに直接作用することがなく、これにより、ばね押えピストンやシリンダをシンプルに構成するとともに破損やエア漏れを防止し、減圧弁装置のコストを低減しかつ信頼性を向上させることができる。
そして、二次側圧力の上限規制は調節ナットと調節リングの当接で受けるとともに、下限規制は調節ねじに形成した大径部と調節リングとの当接で受ける構造のため、規制時に調節ねじを無理に回してもその回転力がばね押えピストンに直接作用することがなく、これにより、ばね押えピストンやシリンダをシンプルに構成するとともに破損やエア漏れを防止し、減圧弁装置のコストを低減しかつ信頼性を向上させることができる。
この減圧弁装置は、ケーシング内に形成された一次側室1及び二次側室2と、一次側室1と二次側室2とを連通する弁口3と、弁口3に一次側室側から着座して開閉する弁体4と、弁口3を介して弁体4と対向するように形成されたシリンダ5と、シリンダ5内に摺動可能に収容され、弁体側から二次側室2の圧力が作用するとともに弁体側に移動することにより弁体4を開くピストン6と、シリンダ5内でピストン6を弁体側に付勢する調節ばね7と、調節ばね7をピストン6と反対側から支持するばね押えピストン8と、ばね押えピストン8の調節ばね7の反対側でシリンダ5と二次側室2とを連通する連通路9と、外側からシリンダ5を貫通し、ばね押えピストン8を摺動させることにより調節ばね7の力を調節する調節ねじ機構10とを備えている。
また、この減圧弁装置は、シリンダ側の雌ねじ12aを、シリンダ本体の雌ねじ51に位置調節可能に螺合する調節リング12に形成するとともに、調節ねじ11の頭部に調節ナット13を位置調節可能に螺合し、調節ナット13と調節リング12の当接及び調節ねじ11に形成した大径部11aと調節リング12の当接により調節ねじ11の上下動を制限するようにしている。
調節ねじ11の先端には、大径部11aとの間でスリーブ81を相対的に回転可能に挟持する固定用袋ナット14がワッシャ14aを介して螺合されている。
シリンダ5の下部には、弁体側に移動することにより、弁棒61を介して弁体4を開くピストン6が配設されており、このピストン6には、調節ばね7等の付勢力と均衡するように、弁体側から二次側室2の圧力が作用している。
これにより、調節ばね7の負担を軽減してばね力を小さくするとともに、このばね力の縮小により、調節ねじ11の操作を軽くするようにしている。
ばね押えピストン8のスリーブ81は、シールパッキン84を介して摺動可能にシリンダ5を貫通し、スリーブ81の内部には、調節ねじ11がスリーブ81に摺接して回動可能に貫通している。
また、調節ねじ11は、大径部11aの上方位置に雄ねじが形成されており、この雄ねじは調節リング12の雌ねじ12aに螺合している。また、この雄ねじには、調節リング12の上方位置で調節ナット13が位置調節可能に螺合している。
この調節リング12及び調節ナット13は、それぞれ止めねじ15a、15bを締め込むことによりその位置を調節して固定することが可能である。
本実施例では、これら調節ナット13と調節リング12の当接と、大径部11aと調節リング12の当接とにより、調節ねじ11の上下動を制限するようにしているが、調節リング12や調節ナット13の位置を調節することにより、調節ねじ11の上下動制限範囲を調節することができる。
ちなみに、二次側圧力の制限は、調節リング12の調整で下限側を、調節ナット13の調整で上限側をそれぞれ規制することができる。
この場合、調節リング12や調節ナット13の位置調節は、減圧弁装置の組立後に外側から行うことが可能であるため、二次側に接続される各種流体圧力機器の使用圧力範囲に対応して、二次側最低圧力と最高圧力を減圧弁装置の組立後に簡易に設定したり、変更することができる。
さらに、調節リング12や調節ナット13は、ねじによる無段階の位置調節にため、目標とする設定圧力と実際の設定圧力との誤差を小さくすることができ、その構造も簡易でコストを低減することができる。
また、調節ナット13は六角ナットを用いるため、そのまま上部のハンドル16に形成した六角形状の穴部16aに嵌合させることができ、調節ねじ11の頭部に六角の係合部を形成する必要がなく安価となる。
また、調節ねじ11自身が上下する構造であるため、ばね押えピストン8の回り止め構造が不要になるとともに、調節ねじ11を無理に回してもその回転力がばね押えピストン8に直接作用することがなく、これにより、ばね押えピストン8やシリンダ5をシンプルに構成するとともに破損やエア漏れを防止し、減圧弁装置のコストを低減しかつ信頼性を向上させることができる。
そして、二次側圧力の上限規制は調節ナット13と調節リング12の当接で受けるとともに、下限規制は調節ねじ11の大径部11aと調節リング12との当接で受ける構造のため、規制時に調節ねじ11を無理に回してもその回転力がばね押えピストン8に直接作用することがなく、これにより、ばね押えピストン8やシリンダ5をシンプルに構成するとともに破損やエア漏れを防止し、減圧弁装置のコストを低減しかつ信頼性を向上させることができる。
2 二次側室
3 弁口
4 弁体
41 弁体ばね
5 シリンダ
51 雌ねじ
6 ピストン
61 弁棒
7 調節ばね
8 ばね押えピストン
81 スリーブ
82 シールパッキン
83 シート
84 シールパッキン
9 連通路
10 調節ねじ機構
11 調節ねじ
11a 大径部
12 調節リング
12a 雌ねじ
13 調節ナット
14 固定用袋ナット
14a ワッシャ
15a 止めねじ
15b 止めねじ
16 ハンドル
16a 穴部
Claims (3)
- 一次側室と二次側室とを連通する弁口と、該弁口に一次側室側から着座して開閉する弁体と、弁口を介して弁体と対向するように形成されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に収容され、弁体側から二次側室の圧力が作用するとともに弁体側に移動することにより弁体を開くピストンと、シリンダ内でピストンを弁体側に付勢する調節ばねと、該調節ばねをピストンと反対側から支持するばね押えピストンと、該ばね押えピストンの調節ばねの反対側でシリンダと二次側室とを連通する連通路と、外側からシリンダを貫通し、ばね押えピストンを摺動させることにより調節ばねの力を調節する調節ねじ機構とを備えた減圧弁装置において、前記調節ねじ機構を、ばね押えピストンから延設されシールパッキンを介して摺動可能にシリンダを貫通するスリーブと、該スリーブを貫通し、外側でシリンダ側の雌ねじと螺合するとともに、シールパッキンを介して摺動可能にシリンダを貫通するスリーブによって二次側圧力が作用しないようにした調節ねじとにより構成したことを特徴とする減圧弁装置。
- シリンダ側の雌ねじを、シリンダ本体に形成した雌ねじに位置調節可能に螺合する調節リングに形成するとともに、調節ねじの頭部に調節ナットを位置調節可能に螺合し、調節ナットと調節リングの当接及び調節ねじに形成した大径部と調節リングの当接により調節ねじの上下動を制限するようにしたことを特徴とする請求項1記載の減圧弁装置。
- 調節ねじの先端に、調節ねじに形成した大径部との間でスリーブを相対的に回転可能に挟持する固定用袋ナットを螺合したことを特徴とする請求項2記載の減圧弁装置。
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