JP4562927B2 - 作業船における荷重試験方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デリックから吊り下げられる掘削装置を備えた掘削船や探査船などの作業船における荷重試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、石油等の地下資源を発掘する掘削船や、地球深部を探査する探査船などの作業船には、図4に示すように、船体1の中央に、サブストラクチャー2を介して設置されたデリック3が設けられ、掘削装置4が、このデリック3から船体1の中央に形成された吊り下げ孔1aを通して吊り下げワイヤー5によって吊り下げられている。この吊り下げワイヤー5は、デリック3の上部に設けられたシーブ6に巻回されてデリック3が立設された上甲板7に固定されたウインチ8によって巻き取り及び送り出しが行われるようになっている。
【0003】
そして、掘削装置4を吊り下げるために互いに連結されたドリルパイプ10内へ船体1上にて造った泥水を送り込みながら掘削装置4のドリルビット9によって海底を掘削し、地下資源の発掘や地球深部の探査を行うようになっている。
また、掘削装置4には、ブローアウトプリベンダー(BOP)と称する噴出防止装置11が設けられており、ドリルビット9による掘削時に、掘削箇所からのガスや石油等の地下埋蔵物噴出を防止するようになっている。
【0004】
ところで、上記の作業船にあっては、掘削作業時に、10000mにも達する大重量のドリルパイプ10を吊り下げることがあり、このため、作業船の建造時には、その強度確認のために、荷重試験を実施する必要がある。
【0005】
従来では、この荷重試験として、図5及び図6に示すように、デリック3が立設されて各種の機材が設置された上甲板7に、係合孔12を有するアイプレート13を例えば4箇所に溶接固定し、これらに試験用ワイヤー14を定着させ、それぞれの端部を、吊り下げワイヤー5の端部に設けられた吊り具15に係止させ、この状態にて、ウインチ8によって吊り下げワイヤー5を巻き取って試験荷重(約150トン)を加えて、デリック3、吊り下げワイヤー5及び吊り具15などの構造物の荷重試験を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では、さらに大水深にて掘削を行う大水深掘削用の作業船が建造されており、このような大水深掘削用の作業船の場合には、吊り下げるドリルパイプ10の重量が増加する。このため、このような大水深掘削用の作業船においては、その試験荷重も1000トンを越えることから、前述した試験方法では、アイプレート13及び試験用ワイヤー14の数を増やさざるを得ず、このように、これらアイプレート13及び試験用ワイヤー14の数を増やすと、試験用ワイヤー14の張力のバランスがくずれてしまい、荷重が片効き状態となって試験を安全に行うことができない恐れがあった。
【0007】
また、掘削時には、デリック3とともに、このデリック3を支持するサブストラクチャー2にも荷重が加わるが、上記の試験方法は、デリック3が立設された上甲板7に試験用ワイヤー14を固着して引き上げるので、上甲板7及びサブストラクチャー2には、逆の荷重が加わってしまい、したがって、これら上甲板7及びサブストラクチャー2の荷重試験を行ったことにはならず、信頼性に欠けるものであった。
しかも、試験の終了後には、試験時に上甲板7に溶接したアイプレート13を撤去しなければならず、その撤去作業にも多大な手間を要するという問題があった。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、極めて容易にかつ安全に、実際の作業時の荷重に相当する試験荷重を加えて荷重試験を行うことが可能な作業船における荷重試験方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の作業船における荷重試験方法は、船体の甲板上に、上甲板を支持するサブストラクチャーを介してデリックが設置され、該デリックから船体に形成された吊り下げ孔を介して掘削装置が吊り下げられる作業船において、前記掘削装置を吊り下げる吊り下げワイヤーの端部に試験用タンクを連結し、その後、前記試験用タンク内に、前記掘削装置による海底掘削時に用いるために造った泥水を注入して前記試験用タンクを試験荷重とすることを特徴としている。
【0010】
つまり、デリックから掘削装置を吊り下げる吊り下げワイヤーに試験用タンクを連結して吊り下げ、その後、試験用タンク内に重量物を入れるので、上甲板に複数のアイプレートを溶接固定して複数の試験用ワイヤーによって吊り下げワイヤーを連結させて吊り下げワイヤーを引っ張り、試験終了後にアイプレートを再び取り外す従来の荷重試験と比較して、荷重の片効きなどの不具合なく極めて容易にかつ安全に荷重試験を行うことができ、また、試験終了後の撤去作業の容易化も図ることができる。しかも、実際に掘削装置を吊り下げたときと同様に荷重を加えることができるので、従来の荷重試験のように、上甲板やサブストラクチャーにて試験荷重のかかり方が逆となるようなことがなく、正確な荷重試験を行うことができ、試験の信頼性を高めることができる。
また、試験用タンク内に入れる荷重として、船上にて掘削用に用いるために造った泥水を用いるので、特別な荷重を用意する必要をなくすことができ、試験コストの低減を図ることができる。そして、試験用タンク内に注入した泥水を排出して空の試験用タンクを回収することにより、極めて容易に試験を終了することができる。
【0013】
請求項3記載の作業船における荷重試験方法は、請求項1または請求項2記載の作業船における荷重試験方法において、前記試験用タンクの上部及び下部には、荷重とされる液体の注入口及び排出口がそれぞれ設けられていることを特徴としている。
【0014】
このように、試験用タンクの上部及び下部に注入口及び排出口が設けられているので、極めて容易に、試験用タンク内への荷重とされる液体の注入及び排出を行うことができ、さらなる荷重試験の容易化を図ることができる。
【0015】
請求項4記載の作業船における荷重試験方法は、請求項1〜3のいずれか1項記載の作業船における荷重試験方法において、前記試験用タンクが、前記掘削装置に取り付けられて、掘削時における地下埋蔵物の噴出を防止する噴出防止装置と略同一外形に形成されていることを特徴としている。
【0016】
すなわち、試験用タンクが、掘削時における地下埋蔵物の噴出を防止する噴出防止装置と略同一外形に形成されているので、試験用タンクを噴出防止装置とみたてて荷重試験を行うことができ、より実際に近い荷重試験を行うことができる。
【0017】
請求項5記載の作業船における荷重試験方法は、請求項1〜4のいずれか1項記載の作業船における荷重試験方法において、前記上甲板に、前記噴出防止装置を吊り上げて搬送する搬送クレーンが設けられ、重量物を入れた前記試験用タンクを、前記搬送クレーンによって吊り上げて搬送させることにより、前記搬送クレーンの荷重試験を行うことを特徴としている。
【0018】
このように、噴出防止装置を吊り上げて搬送する搬送クレーンによって、重量物を入れた試験用タンクを搬送させることにより、この搬送クレーンの荷重試験も容易に行うことができる。
【0019】
請求項6記載の作業船における荷重試験方法は、請求項1〜5のいずれか1項記載の作業船における荷重試験方法において、前記船体の甲板に、載置された前記噴出防止装置を搬送する搬送台車が設けられ、重量物を入れた前記試験用タンクを、前記搬送台車に載置させて搬送させることにより、前記搬送台車の荷重試験を行うことを特徴としている。
【0020】
つまり、載置された噴出防止装置を搬送する搬送台車によって、重量物を入れた試験用タンクを搬送させることにより、この搬送台車の荷重試験も容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の作業船における荷重試験方法の実施形態例を図面を参照して説明する。
なお、前述した従来技術と同一構造部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、本実施形態例の作業船には、試験用タンク21が搭載されている。この試験用タンク21は、断面矩形状の箱形に形成されたもので、その上端部にはバルブ22を有する注入口23が設けられ、下端近傍における側面にはバルブ24を有する排出口25が設けられている。
【0022】
また、この試験用タンク21には、その上端部に、コネクタ26を介して試験用ライザーパイプ27が接続されるようになっている。
そして、この試験用ライザーパイプ27の上端部には、連結具であるスパイダー27aが設けられており、このスパイダー27aには、リンク28を介して吊り具15に連結された連結具であるライザーハンドリングツール29が連結されるようになっている。
【0023】
そして、試験用ライザーパイプ27と試験用タンク21、及び試験用ライザーパイプ27とライザーハンドリングツール29とを互いに連結させることにより、吊り下げワイヤー5によってデリック3の上端から吊り下げられた吊り具15に、試験用タンク21が吊り下げられるようになっている。
なお、吊り具15は、デリック3の上下方向に沿って設けられたレール30に、摺動可能に支持されている。
【0024】
次に、上記試験用タンク21を用いた荷重試験方法について説明する。
まず、前述したように、試験用ライザーパイプ27を介して吊り下げワイヤー5の吊り具15に試験用タンク21を連結して吊り下げる。
この状態にて、試験用タンク21の注入口23のバルブ22を開き、ホース31を介して海水あるいは掘削用に船体1上にて造った泥水を注入する。なお、排出口25のバルブ24は予め閉じておく。
【0025】
このようにすると、試験用タンク21は、内部に注入した海水あるいは泥水によってその荷重が増加される。
そして、試験用タンク21の全体が試験荷重に達した時点にて、海水あるいは泥水の注入を停止してバルブ22を閉じ、試験荷重となった試験用タンク21を吊り下げた状態にて、デリック3、吊り下げワイヤー5及び吊り具15などの構造物の荷重試験を行う。
試験が終了したら、試験用タンク21の排出口25のバルブ24を開き、内部に注入した海水あるいは泥水を排出し、吊り具15から試験用タンク21を取り外す。
【0026】
このように、上記の作業船における荷重試験方法によれば、デリック3から掘削装置4を吊り下げる吊り下げワイヤー5に試験用タンク21を連結して吊り下げ、その後、試験用タンク21内に重量物を入れるので、上甲板7に複数のアイプレート13を溶接固定して複数の試験用ワイヤー14によって吊り下げワイヤー5を連結させて吊り下げワイヤー5を引っ張り、試験終了後にアイプレート13を再び取り外す従来の荷重試験と比較して、荷重の片効きなどの不具合なく極めて容易にかつ安全に荷重試験を行うことができ、また、試験終了後の撤去作業の容易化も図ることができる。
【0027】
しかも、実際に掘削装置4を吊り下げたときと同様に荷重を加えることができるので、従来の荷重試験のように、上甲板7やサブストラクチャー2にて試験荷重のかかり方が逆となるようなことがなく、正確な荷重試験を行うことができ、試験の信頼性を高めることができる。
【0028】
さらに、試験用タンク21内に入れる荷重として、船上にて掘削用に用いるために造った泥水あるいは船体1の周囲の海水を用いるので、特別な荷重を用意する必要をなくすことができ、試験コストの低減を図ることができる。また、試験用タンク21内に注入した海水あるいは泥水を排出して空の試験用タンク21を回収することにより、極めて容易に試験を終了することができる。
【0029】
また、試験用タンク21の上部及び下部に注入口23及び排出口25が設けられているので、極めて容易に、試験用タンク21内への荷重とされる液体の注入及び排出を行うことができ、さらなる荷重試験の容易化を図ることができる。
さらには、試験用タンク21が、掘削時における地下埋蔵物の噴出を防止する噴出防止装置11と略同一外形に形成されているので、試験用タンク21を噴出防止装置11とみたてて荷重試験を行うことができ、より実際に近い荷重試験を行うことができる。
【0030】
なお、試験用タンク21内に入れる内容物としては、試験荷重に応じて選択する。また、海水や泥水以外にも、固定バラストととして、鋼材やコンクリート塊を入れて、適正な試験荷重に調整しても良い。特に、大きな試験荷重を要する場合は、固定バラストを投入するとともに、海水の比重(約1.0)よりも大きい比重(約2.2)の泥水を注入する。
【0031】
次に、上記試験用タンク21を用いた他の荷重試験について説明する。
図2及び図3に示すように、上甲板7には、その一側部に沿って移動可能なBOP搬送クレーン32が設けられており、このBOP搬送クレーン32によって噴出防止装置11を吊り上げて搬送することができるようになっている。また、甲板1bには、サブストラクチャー2の外と中央との間にて移動可能なBOP搬送台車33が設けられており、このBOP搬送台車33に噴出防止装置11を載置させて、サブストラクチャー2の中央位置へ搬送させることができるようになっている。
【0032】
そして、これらBOP搬送クレーン32及びBOP搬送台車33の荷重試験を、上記試験用タンク21を用いて行うことができる。
この試験を行うには、まず、試験用タンク21内に海水あるいは泥水を注入し、噴出防止装置11とほぼ同等の荷重にする。
この状態にて、この試験用タンク21を、BOP搬送クレーン32によって吊り上げて上甲板7の一側部に沿ってBOP搬送台車33の上部まで搬送させる。
【0033】
次いで、試験用タンク21を降下させてBOP搬送台車33上に載置させる。
さらに、BOP搬送台車33を駆動させて、試験用タンク21をサブストラクチャー2の中央位置まで搬送させる。
その後は、上記と逆にBOP搬送台車33を駆動させて試験用タンク21をサブストラクチャー2の外まで搬送し、BOP搬送クレーン32によって吊り上げて所定の位置まで搬送させて降下させ、所定の場所に設置させる。
そして、試験用タンク21内に注入した海水あるいは泥水を排出させる。
【0034】
上記のように試験用タンク21をBOP搬送クレーン32及びBOP搬送台車33によって搬送させることにより、噴出防止装置11を、格納場所と吊り下げ場所との間にて搬送させるBOP搬送クレーン32及びBOP搬送台車33の荷重試験を容易に行うことができる。
つまり、極めて高価な噴出防止装置11を搬送するBOP搬送クレーン32及びBOP搬送台車33が確実に駆動するか否かを前もって試験することができ、噴出防止装置11の安全かつ確実な搬送の可否の確認を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の作業船における荷重試験方法によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載の作業船における荷重試験方法によれば、デリックから掘削装置を吊り下げる吊り下げワイヤーに試験用タンクを連結して吊り下げ、その後、試験用タンク内に重量物を入れるので、上甲板に複数のアイプレートを溶接固定して複数の試験用ワイヤーによって吊り下げワイヤーを連結させて吊り下げワイヤーを引っ張り、試験終了後にアイプレートを再び取り外す従来の荷重試験と比較して、荷重の片効きなどの不具合なく極めて容易にかつ安全に荷重試験を行うことができ、また、試験終了後の撤去作業の容易化も図ることができる。
しかも、実際に掘削装置を吊り下げたときと同様に荷重を加えることができるので、従来の荷重試験のように、上甲板やサブストラクチャーにて試験荷重のかかり方が逆となるようなことがなく、正確な荷重試験を行うことができ、試験の信頼性を高めることができる。
【0036】
請求項2記載の作業船における荷重試験方法によれば、試験用タンク内に入れる荷重として、船上にて掘削用に用いるために造った泥水あるいは船体の周囲の海水を用いるので、特別な荷重を用意する必要をなくすことができ、試験コストの低減を図ることができる。また、試験用タンク内に注入した海水あるいは泥水を排出して空の試験用タンクを回収することにより、極めて容易に試験を終了することができる。
【0037】
請求項3記載の作業船における荷重試験方法によれば、試験用タンクの上部及び下部に注入口及び排出口が設けられているので、極めて容易に、試験用タンク内への荷重とされる液体の注入及び排出を行うことができ、さらなる荷重試験の容易化を図ることができる。
【0038】
請求項4記載の作業船における荷重試験方法によれば、試験用タンクが、掘削時における地下埋蔵物の噴出を防止する噴出防止装置と略同一外形に形成されているので、試験用タンクを噴出防止装置とみたてて荷重試験を行うことができ、より実際に近い荷重試験を行うことができる。
【0039】
請求項5記載の作業船における荷重試験方法によれば、噴出防止装置を吊り上げて搬送する搬送クレーンによって、重量物を入れた試験用タンクを搬送させることにより、この搬送クレーンの荷重試験も容易に行うことができる。
【0040】
請求項6記載の作業船における荷重試験方法によれば、載置された噴出防止装置を搬送する搬送台車によって、重量物を入れた試験用タンクを搬送させることにより、この搬送台車の荷重試験も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の作業船における荷重試験方法の実施形態例を説明する作業船の概略断面図である。
【図2】 本発明の作業船における荷重試験方法の実施形態例を説明するBOP搬送クレーンによって吊り上げられた試験用タンクの側面図である。
【図3】 本発明の作業船における荷重試験方法の実施形態例を説明するBOP搬送台車に載置された試験用タンクの側面図である。
【図4】 作業船の構成及び構造を説明する海底掘削中の作業船の概略側面図である。
【図5】 作業船における荷重試験方法の従来例を説明する作業船の概略断面図である。
【図6】 作業船における荷重試験方法の従来例を説明する上甲板における斜視図である。
【符号の説明】
1 船体
1a 吊り下げ孔
1b 甲板
2 サブストラクチャー
3 デリック
4 掘削装置
5 吊り下げワイヤー
7 上甲板
11 噴出防止装置
21 試験用タンク
23 注入口
25 排出口
32 搬送クレーン
33 搬送台車

Claims (5)

  1. 船体の甲板上に、上甲板を支持するサブストラクチャーを介してデリックが設置され、該デリックから船体に形成された吊り下げ孔を介して掘削装置が吊り下げられる作業船において、
    前記掘削装置を吊り下げる吊り下げワイヤーの端部に試験用タンクを連結し、その後、前記試験用タンク内に、前記掘削装置による海底掘削時に用いるために造った泥水を注入して前記試験用タンクを試験荷重とすることを特徴とする作業船における荷重試験方法。
  2. 前記試験用タンクには、その上部及び下部には、荷重とされる液体の注入口及び排出口がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業船における荷重試験方法。
  3. 前記試験用タンクは、前記掘削装置に取り付けられて、掘削時における地下埋蔵物の噴出を防止する噴出防止装置と略同一外形に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業船における荷重試験方法。
  4. 前記上甲板には、前記噴出防止装置を吊り上げて搬送する搬送クレーンが設けられ、重量物を入れた前記試験用タンクを、前記搬送クレーンによって吊り上げて搬送させることにより、前記搬送クレーンの荷重試験を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の作業船における荷重試験方法。
  5. 前記船体の甲板には、載置された前記噴出防止装置を搬送する搬送台車が設けられ、重量物を入れた前記試験用タンクを、前記搬送台車に載置させて搬送させることにより、前記搬送台車の荷重試験を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の作業船における荷重試験方法。
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