JP4562142B2 - 光受信器 - Google Patents

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Description

本発明は、光差動位相変調(以下、光DPSKと称す。)信号を送受する光伝送装置の小型化に寄与する、光受信用増幅器およびそれを用いた光受信器の構成技術に関する。
図25は光DPSK信号用の光受信器の従来例(非特許文献1)を示す図である。同図において、500Aは光受信用増幅器であり、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器501、差動出力端子502A,502B、DCブロック503、増幅器504、およびダイオード505を備える。200は遅延時間調整手段であり、変調信号発生器201、遅延時間誤差検出手段(同期検波器)202、遅延時間設定手段(ヒータ駆動器)203を備える。300はマッハ−ツェンダ干渉計であり、光遅延手段301、光信号入力端子302、現在の信号が1ビット前の信号と同位相時に大きな光出力が生じる光信号出力端子303、現在の信号が1ビット前の信号と逆位相時に大きな光出力が生じる光信号出力端子304を備える。このマッハ−ツェンダ干渉計300は、2つのアームの遅延時間差が概ね入力光信号のボーレートの逆数であり、遅延時間調整手段200によってその遅延時間差を微調整することにより、出力ポートである光信号出力端子303,304に相補的光信号を出力する。400Aは光電気変換手段であり、フォトダイオードPD3,PD4を備える。
上記した光受信器の光入力端子302に位相変調された光信号が入射すると、マッハ−ツェンダ干渉計300の作用により、光遅延手段301によって1ビット分の送信時間だけ遅延した光信号の位相と現在の光信号の位相に依存して、位相が同位相の場合には、フォトダイオードPD3にのみ光が入射し、逆位相の場合にはフォトダイオードPD4にのみ光が入射される。フォトダイオードPD3,PD4は光入力を電流に変換し、その電流値の差が線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器501に入力される。線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器501は、フォトダイオードPD3,PD4の電流出力を増幅し、電圧出力に変換して差動出力端子502A,502Bに出力する。こうした各部品の作用により、送信器で送出したデータを、差動出力端子502A,502Bから得ることができる。
このとき、最良の受信感度を得るためには、マッハ−ツェンダ干渉計300の2つのアームの位相差を高精度で制御する必要がある。図27の(a)は、光入力端子302に入力された光2値DPSK信号に対して振幅を動径方向にとり、現在の位相と1ビット前の位相との差を偏角方向に取って極座標表示したもので、図25の構成の光受信器の場合には、X軸(実軸)への射影成分が光受信器の出力と比例する。図27の(b)に光受信器の出力波形を示す。図28の(a)は、マッハ−ツェンダ干渉計300の2つのアームの位相差に対する出力振幅(ダイオード505の出力振幅)の変化を示したもので、位相差がない場合に最大の振幅が得られ、位相差が+π/2、−π/2になると出力が得られなくなることを示している。つまり、光2値DPSK信号の場合に最良の受信感度が得るためには、マッハ−ツェンダ干渉計300の2つのアームの位相差がなくなるよう調整する機構を付与することが望ましい。
そのため図25の従来の光受信器には、光受信用増幅器500AにDCブロック503、増幅器504、およびダイオード505が備えられ、また遅延時間調整手段200が備えられている。遅延時間調整手段200の変調信号発生器201が発生した変調信号は、遅延時間設定手段203を介して光遅延手段301に入力され、マッハ−ツェンダ干渉計300の2つのアームの位相差を変調する。光遅延手段301で遅延時間を変化させるためには、光導波路の熱光学効果が利用されることが多く、光遅延手段301にヒーターを付与し、遅延時間設定手段203としてヒーター駆動器を用いて制御する。こうして、マッハ−ツェンダ干渉計300の2つのアームの位相差を変調すると、光受信器の出力は図27の(b)のようになり、出力振幅が変調されるようになる。
光受信用増幅器500AのDCブロック503は、フォトダイオードPD4の出力から直流成分を取り除いて交流成分のみを取り出して増幅器504に出力し、増幅器504はDCブロック503の出力を増幅する。ダイオード505は増幅器504の出力を包路線検波して出力信号の振幅に比例した電圧値を得て、これを振幅情報として遅延時間調整手段200に出力する。遅延時間調整手段200の遅延時間誤差検出手段202は、光受信用増幅器500Aから入力した振幅情報信号と変調信号発生器201が発生した変調信号とにより同期検波する。
図28の(a)は光受信用増幅器500Aの出力振幅の特性を、(b)は同期検波の特性を示したものである。図28の(b)は、ちょうど図28の(a)の出力振幅のグラフを微分した形状をしており、同期検波出力は位相差がない場合に0となり、位相差が不足していれば正の値、位相差が超過していれば負の値を出力する。この遅延時間誤差検出手段202の出力を、遅延時間設定手段203を介して光遅延手段301に入力すると、動作点はマッハ−ツェンダ干渉計300の2つのアームの位相差がない状態に収束し、出力振幅が大きく最良の受信感度が得られている状態を安定して保持することができる。
一方、図26は光受信器の別の従来例(非特許文献2)を示す図である。同図において、500Bは光受信用増幅器であり、線型トランスインピーダンス増幅器506、出力端子502、DCブロック503、増幅器504、およびダイオード505を備える。400Bは光電気変換手段であり、フォトダイオードPD1,PD2、抵抗R14,R15を備える。他は図25の光受信器と同じである。非特許文献2の中では、マッハ−ツェンダ干渉計を制御する電気回路構成の詳細について述べられていないので、図25の構成から共通に適用可能な技術を抽出し、図26の中に示した。
本従来例では、フォトダイオードPD2が発生した光電流を抵抗R15に流すことにより、出力電流信号を電圧の形で取り出して、光受信用増幅器500BのDCブロック503の入力としている。DCブロック503から遅延時間調整手段200に至る構成は、図25に示した従来の光受信器と同様の構成となっており、上述の動作原理が本従来例にもそのまま成立し、光受信器の出力振幅が大きく保たれ、最良の受信感度が得られている状態を安定して保持することが可能となっている。
L.Becouarn,et al.,"Investigation on a stabilised DPSK receiver at 10Gb/s with a 5111km-long transmission"THE 31st EUROPEAN CONFERENCE ON OPTICAL COMMUNICATION,Vol.1,Paper Mo3.2.1,P.9-10,2005 E.A.Swanson,et al.,"High Sensitivity Optically Preamplified Direct Detection DPSK Receiver with Active Delay-Line Stabilization"IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS,Vol.6,No.2,P.263-265,Feb.1994
今日の基幹中継系光伝送装置では、波長多重(WDM)による大容量化が図られており、伝送装置中に波長多重された通信チャネルの数だけ、図25もしくは図26に示す光受信器が備えられている。一般にWDMで多重化される波長は数十波以上に及び、大容量の光伝送装置を実現するために、光受信器の小型化が強く要請されている。
しかしながら、前述した光受信器の従来例の構成によれば、フォトダイオードPD2あるいはPD3の出力信号の振幅をモニタするためにDCブロック503を用いる必要がある。このDCブロック503は、通常巨大な容量が用いられており、小型化や集積化が困難な個別部品となっている。また、このDCブロック503は、フォトダイオードPD2あるいはPD4と増幅器504との間に挿入されているため、増幅器504やダイオード505を線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器501あるいは線型トランスインピーダンス増幅器506と共に集積化することが困難となり、増幅器504およびダイオード505として個別部品を利用せざる得なくなっている。この結果、従来の光受信器の小型化は困難なものとなっており、大容量光伝送装置の小型化にあたって著しい障害となっている。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたもので、光受信器を構成する上で必要な個別部品点数を削減し、その光受信器を小型化する上で有用な光受信用増幅器の構成を開示し、大容量光伝送装置の小型化を可能とする小型の光受信用増幅器およびこれを用いた光受信器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の光受信器は、2つのアームの遅延時間差が概ね入力光信号のボーレートの逆数であり、かつ前記遅延時間差を微調整する遅延時間調整手段を具備し、かつ相補的信号を出力する2つの出力ポートを有するマッハ−ツェンダ干渉計と、前記マッハ−ツェンダ干渉計の2つの出力ポートからの光出力をそれぞれ受信し、互いに独立した出力端子を有する第1および第2のフォトダイオードと、前記第1のフォトダイオードの電流出力と第2のフォトダイオードの電流出力が、それぞれ差動入力端子の非反転入力および反転入力に接続され、差動入力端子から入力された電流を、システムの入力範囲において線型に増幅して差動信号を出力する線型トランスインピーダンス増幅器と、前記線型トランスインピーダンス増幅器の非反転出力と反転出力の双方の信号振幅の最大値もしくは最小値を検出して保持することにより、前記線型トランスインピーダンス増幅器の出力の振幅値に応じた出力を発生する振幅検出器と、前記線型トランスインピーダンス増幅器の出力を入力として、出力端子に出力する出力段増幅器と、前記出力端子の直流電圧オフセットを減じるよう前記線型トランスインピーダンス増幅器を制御するオフセット制御手段とを備え、前記振幅検出器への入力信号取り出し位置は前記オフセット制御手段によるオフセット制御フィードバックループ内であり、かつ前記出力段増幅器の前であり、前記振幅検出器の出力が、前記遅延時間調整手段に帰還されていることを特徴とする。

本発明によれば、光受信用増幅器にDCブロックが不要となるので、光受信器を構成する上で必要な大型の個別部品点数が削減でき、光受信器の小型化が容易になるので、大容量光伝送装置を小型化することができる。また、線型トランスインピーダンス増幅器の出力を差動出力とし、振幅検出器をその差動出力を入力する差動入力のタイプにした場合は、その出力に得られる振幅情報が適切な値に短時間で収束し、また、その出力信号に含まれる高周波の雑音成分の一部が互いに相殺されて信号対雑音比が改善するという利点がある。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例の光受信用増幅器100Aを示す図である。図1において、111は光電流の入力端子、121は出力端子、131は振幅情報出力端子、141は線型トランスインピーダンス増幅器、151は振幅検出器である。
線型トランスインピーダンス増幅器141は、入力端子111から入力する電流信号を線型に増幅して出力端子121に出力する。振幅検出器151は、線型トランスインピーダンス増幅器141の出力振幅をモニタして、出力される信号の振幅情報を振幅情報出力端子131に出力する。振幅情報出力端子131からの出力は、図25に示した従来例と同様に、遅延時間調整手段200に入力され、光遅延手段301による遅延量を適正値に制御する。従来例とは異なり、図1に示す本実施例中にはDCブロック等の大型の部品が含まれていないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっている。
図14は線型トランスインピーダンス増幅器141の回路構成の例を示したものである。同図において、Q1〜Q3はバイポーラトランジスタ、R1〜R3は抵抗、I1は電流源である。同図では、バイポーラトランジスタによる構成例を示したが、電界効果型トランジスタでも同様の回路構成により線型トランスインピーダンス増幅器を構成することができる。
振幅検出器151からの振幅情報出力によって、光遅延手段301による遅延量が適正に制御されるためには、線型トランスインピーダンス増幅器141が変調信号発生器201によって生じる信号振幅の変調が出力飽和によって損なわれないよう、線型に動作している必要がある。しかし、トランジスタは耐圧限界を有しており、また、トランジスタ回路は有限の値の電源電圧で動作するので、いかなる入力においても線型に動作するような増幅器を構成することはできない。従って線型トランスインピーダンス増幅器141は、システムの入力範囲において線型動作することが本発明における重要な構成要件となっている。
また、図15から図17は、振幅検出器151の回路構成の例を示す図である。同図において、1511は入力バッファ増幅器、1512は出力バッファ増幅器、D1はダイオード、C1は電圧保持容量、FET1はダイオード接続の電界効果トランジスタ、Q4はバイポーラトランジスタである。図15および図16の回路は、信号振幅の最小値を容量C1により保持するよう構成され、図17の回路は信号振幅の最大値を容量C1により保持するよう構成されており、いずれの構成でも入力振幅をモニタして、振幅の大きさを示す振幅情報を出力できる。
図16において、電界効果トランジスタFET1の代わりに、バイポーラトランジスタの3端子のうち、2端子を短絡してダイオードとしたものを用いてもよい。また、図17のバイポーラトランジスタQ4の代わりに、エンハンスメント型電界効果型トランジスタを用いてもよい。更に、各図中の電圧保持容量C1は、出力バッファ増幅器1512の入力容量が充分大きければ省略することができる。図15のようにダイオードD1を用いた場合や、図16のように電界効果トランジスタFET1の2つの端子を短絡してダイオードとして用いる場合には、ダイオードに順方向電流が流れる向きと、出力バッファ増幅器1152の入力バイアス電流の向きをそろえるよう設計する。
図2および図3は、本発明の第1の実施例の光受信用増幅器100Aの変形例の光受信用増幅器100B,100Cを示す図である。図中、142は線型差動出力トランスインピーダンス増幅器、143は線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器、111A、111Bは差動入力端子、121A,121Bは差動出力端子であり、その他の符号は図1と共通であるので説明を省略する。
図2および図3の変形例は、図1における実施例の線型トランスインピーダンス増幅器141を変更したのみであり、振幅検出器151によって、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142または線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の出力振幅をモニタして、出力される信号の振幅の大きさを示す振幅情報を出力端子131に出力し、光遅延手段301による遅延量を適正値に制御するという動作に変わりはない。図2および図3に示す実施例中にもDCブロック等の大型の部品が含まれていないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっていることがわかる。
なお、図2および図3の変形例においては、振幅検出器151は、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142または線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の反転出力の振幅をモニタしているが、非反転出力の振幅をモニタしても同様の効果が得られる。
図18は線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142の構成例、図19は線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の構成例を示したものである。図18において、1421はトランスインピーダンス増幅器、Q5〜Q10はバイポーラトランジスタ、R4〜R7は抵抗、I2〜I5は電流源である。また、図19において、Q11〜Q16はバイポーラトランジスタ、R8〜R13は抵抗、I6〜I9は電流源である。いずれもバイポーラトランジスタによる構成例を示したが、図14に示す線型トランスインピーダンス増幅器141の場合と同じく、電界効果型トランジスタでも同様の回路構成により線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142または線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143を構成することができる。また、図1に示した実施例と同様の理由により、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142および線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143がシステムの入力範囲において線型動作することが、本発明における重要な構成要件となっている。
[第2の実施例]
図4は、本発明の第2の実施例の光受信用増幅器100Dを示す図である。同図において、161は出力段増幅器を表しており、その他の符号は図1と共通であるため説明を省略する。図1の構成とは、線型トランスインピーダンス増幅器141の出力が、出力段増幅器161を介して出力端子121に接続されており、振幅検出器151の入力が、線型トランスインピーダンス増幅器141と出力段増幅器161の接続点から取られている点が異なっている。
図14のトランスインピーダンス増幅器141の回路構成例において、P点に振幅検出器151の入力を接続すると、入力端子INとP点との間を線型トランスインピーダンス増幅器141、P点と出力端子OUTとの間を出力段増幅器161とみなすことができ、図4に示す本実施例の光受信用増幅器100Dとなる。本実施例も、構成中にDCブロック等の大型の部品を含まないので、従来の光受信器の構成に比べ回路の小型化や集積化に適した構成となっている。
本実施例の場合には、図14のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例の中で、入力端子INとP点の間に位置する線型トランスインピーダンス増幅器141がシステムの入力範囲において線型動作すれば、P点における信号振幅の大きさを示す振幅情報が振幅検出器151によって出力端子131に出力されるので、第1の実施例と同様に、遅延時間調整手段200により光遅延手段301による遅延量を適正に制御することが可能になる。言い換えれば、本実施例においては、図14に示したトランスインピーダンス増幅器全体がシステムの入力範囲において線型動作する必要はなく、P点と出力端子OUTの間にある出力段増幅器161はシステムの入力範囲において線型動作するのでも、飽和特性を有するのでも支障はなく、第1の実施例と比較すると、回路を設計する自由度が向上するという利点がある。
図5は、本発明の第2の実施例の光受信用増幅器100Dの変形例の光受信用増幅器100Eを示す図である。本図において、162は差動出力出力段増幅器、その他の符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。図5の光受信用増幅器100Eは、図1の構成の光受信用増幅器100Aとは異なり、線型トランスインピーダンス増幅器141の出力が、差動出力出力段増幅器162を介して差動出力端子121A,121Bに接続されており、振幅検出器151の入力が、線型トランスインピーダンス増幅器141と差動出力出力段増幅器162の接続点から取られている。
図18のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例において、P点に振幅検出器151の入力を接続すると、入力端子INとP点との間を線型トランスインピーダンス増幅器141、P点と出力端子OUTA,OUTBとの間を差動出力出力段増幅器162とみなすことができ、図5に示す本実施例の光受信用増幅器100Eとなる。本実施例も、構成中にDCブロック等の大型の部品を含まないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっている。
本実施例の場合にも、図18のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例の中で、入力端子INとP点の間に位置する線型トランスインピーダンス増幅器141(1421)がシステムの入力範囲において線型動作すれば、P点における信号振幅の大きさを示す振幅情報が振幅検出器151によって出力端子131に出力されるので、第1の実施例の光受信用増幅器100Aと同様に、遅延時間調整手段200により光遅延手段301による遅延量を適正に制御することが可能になる。
つまり、本実施例においても、図18に示したトランスインピーダンス増幅器全体がシステムの入力範囲において線型動作する必要はなく、P点と差動出力端子OUTA,OUTBの間にある出力段増幅器はシステムの入力範囲において線型動作するのでも、飽和特性を有するのでも支障はなく、第1の実施例と比較すると、回路を設計する自由度が向上するという利点がある。
図6は、本発明の第2の実施例の光受信用増幅器100Dの更に変形例の光受信用増幅器100Fを示す図である。本図において、163は差動入出力出力段増幅器を表しており、その他の符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。図6の光受信用増幅器100Fは、図2の構成の光受信用増幅器100Bとは異なり、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142の差動出力が、差動入出力出力段増幅器163を介して差動出力端子121A,121Bに接続されており、振幅検出器151の入力が、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142と差動入出力出力段増幅器163の反転側の差動接続点から取られている。
図18のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例において、R点に振幅検出器151の入力を接続すると、入力端子INとQ点およびR点との間を線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142、Q点およびR点と差動出力端子OUTA,OUTBとの間を差動入出力出力段増幅器163とみなすことができ、図6に示す本実施例の光受信用増幅器100Fとなる。本実施例も、構成中にDCブロック等の大型の部品を含まないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっている。
本実施例の場合にも、図18のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例の中で、入力端子INとQ点およびR点との間に位置する線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142がシステムの入力範囲において線型動作すれば、R点における信号振幅の大きさを示す振幅情報が振幅検出器151によって出力端子131に出力されるので、第1の実施例の光受信用増幅器100Aと同様に、遅延時間調整手段200により光遅延手段301による遅延量を適正に制御することが可能になる。
つまり、本実施例においても、図18に示したトランスインピーダンス増幅器全体がシステムの入力範囲において線型動作する必要はなく、Q点およびR点と差動出力端子OUTA,OUTBとの間にある差動入出力出力段増幅器163はシステムの入力範囲において線型動作するのでも、飽和特性を有するのでも支障がなく、第1の実施例と比較すると、回路を設計する自由度が向上するという利点がある。
図7は、本発明の第2の実施例の光受信用増幅器100Dの更に別の変形例の光受信用増幅器100Gを示す図である。符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。図7は、図3の構成の光受信用増幅器100Cとは異なり、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の差動出力が、差動入出力出力段増幅器163を介して差動出力端子121A,121Bに接続されており、振幅検出器151の入力が、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143と差動入出力出力段増幅器163の反転側の共通差動接続点から取られている。
図19のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例において、R点に振幅検出器151の入力を接続すると、差動入力端子INA,INBとQ点およびR点との間を線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143、Q点およびR点と差動出力端子OUTA,OUTBとの間を差動入出力出力段増幅器163とみなすことができ、図7に示す本実施例の光受信用増幅器100Gとなる。本実施例も、構成中にDCブロック等の大型の部品を含まないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっている。
本実施例の場合にも、図19のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例の中で、差動入力端子INA,INBとQ点およびR点との間に位置する線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143がシステムの入力範囲において線型動作すれば、R点における信号振幅の大きさを示す振幅情報が振幅検出器151によって出力端子131に出力されるので、第1の実施例の光受信用増幅器100Aと同様に、遅延時間調整手段200により光遅延手段301による遅延量を適正に制御することが可能になる。
つまり、本実施例においても、図19に示したトランスインピーダンス増幅器全体がシステムの入力範囲において線型動作する必要はなく、Q点およびR点と差動出力端子OUTA,OUTBとの間にある差動入出力出力段増幅器163はシステムの入力範囲において線型動作するのでも、飽和特性を有するのでも支障がなく、第1の実施例と比較すると、回路を設計する自由度が向上するという利点がある。
図6および図7に示す実施例において、振幅検出器151の入力は、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142あるいは線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の反転出力に接続されているが、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142あるいは線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の非反転出力に接続しても全く同じ動作が得られる。上述の説明では、図18および図19において、R点に振幅検出器151の入力を接続したが、Q点に振幅検出器151の入力を接続しても、全く同じ効果が得られる。
[第3の実施例]
図8および図9は、本発明の第3の実施例の光受信用増幅器100H,100Iを示す図である。両図において、152は差動入力振幅検出器を表しており、その他の符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。本実施例は、図2および図3の光受信用増幅器100B,100Cの構成とは異なり、振幅検出器151の代わりに差動入力振幅検出器152を用いており、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142または線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の差動出力端子121A,121Bの両方の出力振幅をモニタして、出力される信号の振幅の大きさを示す振幅情報を出力端子131に出力し、光遅延手段による遅延量を適正値に制御する。
図20から図22は、図15から図17に示した振幅検出器151の入力を差動化した、差動入力振幅検出器152の構成例を示したものである。1513は差動入出力入力バッファ増幅器である。図20から図22では、差動入出力入力バッファ増幅器1513の差動出力端子に、2個のダイオードD2,D3、2個のダイオード接続電界効果トランジスタFET2,FET3、2個のバイポーラトランジスタQ17,Q18を接続している。図15から図17に示した振幅検出器151の構成例と同様に、図21においては、電界効果トランジスタFET2,FET3の代わりに、バイポーラトランジスタの3端子のうち、2端子を短絡してダイオードとしたものを用いてもよい。また、図22のバイポーラトランジスタQ17,Q18の代わりに、エンハンスメント型電解効果型トランジスタを用いてもよい。更に、各図中の電圧保持容量C1は、出力バッファ増幅器1512の入力容量が充分大きければ省略することができる。本実施例においても、構成中にDCブロック等の大型の部品が含まれていないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっていることがわかる。
また、本実施例では、差動入力振幅検出器152を用いており、非反転入力から入力される信号成分と反転入力から入力される信号成分の両方を用いるため、振幅情報出力端子131から得られる振幅情報が適切な値に短時間で収束し、また、振幅情報出力端子131からの出力信号に含まれる高周波の雑音成分の一部が互いに相殺されて信号対雑音比が改善するという利点がある。
図10および図11は、本発明の第3の実施例の光受信用増幅器100H,100Iの別の実施例の光受信用増幅器100J,100Kを示す図である。符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。本実施例は、図6および図7の構成の光受信用増幅器100F,100Gとは異なり、差動入力振幅検出器152の入力を、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142または線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143と差動入出力出力段増幅器163の差動接続点に接続しており、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142または線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の非反転出力と反転出力の両方の出力振幅をモニタして、出力される信号の振幅の大きさを示す振幅情報を出力端子131に出力し、光遅延手段301による遅延量を適正値に制御する。
図18あるいは図19のトランスインピーダンス増幅器の回路構成例において、Q点およびR点に差動入力振幅検出器152の入力を接続すると、入力端子INとQ点およびR点との間を線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142、あるいは差動入力端子INA,INBとQ点およびR点との間を線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143、Q点およびR点と差動出力端子OUTA,OUTBとの間を差動入出力出力段増幅器163とみなすことができ、図10あるいは図11に示す本実施例の光受信用増幅器100J,100Kとなる。本実施例も、構成中にDCブロック等の大型の部品を含まないので、回路の小型化や集積化に適した構成となっている。
本実施例においても、図8および図9で示した光受信用増幅器100H,100Iの場合と同様に、差動入力振幅検出器152は非反転入力から入力される信号成分と反転入力から入力される信号成分の両方を用いるため、振幅情報出力端子131から得られる振幅情報が適切な値に短時間で収束し、また、振幅情報出力端子131からの出力信号に含まれる高周波の雑音成分の一部が互いに相殺されて信号対雑音比が改善するという利点がある。
また、本実施例の場合には、図18あるいは図19に示したトランスインピーダンス増幅器全体がシステムの入力範囲において線型動作する必要はなく、入力端子INとQ点およびR点との間に位置する線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器142、あるいは差動入力端子INA,INBとQ点およびR点との間に位置する線型差勤入出力トランスインピーダンス増幅器143がシステムの入力範囲において線型動作しさえすれば、Q点およびR点と差動出力端子OUTA,OUTBとの間にある差動入出力出力段増幅器163はシステムの入力範囲において線型動作するのでも、飽和特性を有するのでも支障がなく、図8および図9に示した光受信用増幅器100H,100Iと比較すると、回路を設計する自由度が向上するという利点がある。
[第4の実施例]
図12および図13は、本発明の第4の実施例の光受信用増幅器100L,100Mを示す図である。本図において、171はオフセット制御手段を表しており、その他の符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。光DPSKの場合、入力は基本的に相補的であるので、理想的には光受信用増幅器の出力端子の直流電圧オフセットは発生しない。しかし、フォトダイオードやトランジスタの特性ばらつきによってオフセットが発生することがある。第3の実施例の説明において、単入力の振幅検出器151を用いた場合に比べ差動入力振幅検出器152を用いると利点があることを述べたが、差動入力振幅検出器152の入力においてDCオフセットが生じていると、効果が弱まるという問題が生じる。
図29および図30は、オフセット制御手段171の構成を示したものである。図29において、1711は差動増幅器、R16,R17は抵抗、C2,C3は容量である。また、図30において、1711は差動増幅器、R18,R19は抵抗、C4,C5は容量である。各抵抗値、容量値は、オフセット制御手段171によって帰還される信号が、光受信用増幅器100L,100Mが増幅する光受信信号とは干渉しないよう、オフセット制御手段171の帯域を低周波、例えば数十KHz程度の範囲に狭めるよう選択する。また、差動増幅器1711の利得は、光受信用増幅器100L,100Mの差動出力端子121A,121Bに現れる残留オフセットが許容量内に収まるよう、十分大きな値を選択する。
図31は差動入出力出力段増幅器163の構成例である。図31において、1631は差動増幅器、Q19,Q20はバイポーラトランジスタ、R20,R21は抵抗、I10は電流源である。図29,図30に示したオフセット制御手段171の差動入力INA,INBは、図31に示したSA点およびSB点、もしくはTA点およびTB点にそれぞれ接続する。
図12に示した光受信用増幅器100Lでは、オフセット制御手段171の出力を、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142に接続する。例えば、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142が、図18のような構成を有する場合には、オフセット制御手段171の差動出力OUTA,OUTBのいずれか一方を、図中のVref端子に接続する。非反転出力OUTA、反転出力OUTBのいずれを接続するかは、オフセット制御回路171によって発生する帰還が負帰還となるよう選択する。
図32は、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142の別の構成例を示したものである。図中、1422は例えば図18と同様の構成を有する線型差動出力トランスインピーダンス増幅器であり、1423は差動加算器を示している。本構成では、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器1422の後段に差動加算器1423を備え、図29もしくは図30に示したオフセット制御手段171の出力端子OUTA,OUTBからの出力を入力するための入力端子CNTA,CNTBを具備している。オフセット制御手段171の出力端子OUTA,OUTBをそれぞれ入力端子CNTA,CNTBのいずれに接続するかは、オフセット制御回路171によってかかる帰還が負帰還となるように選択する。
図33は、差動加算器1423の構成例を示したものである。図中、Q21〜Q24はバイポーラトランジスタ、R22〜R25は抵抗、I11〜I14は電流源である。入力端子INA,INBから入力された光受信信号は、それぞれトランジスタQ21,Q22によって電流に変換される。一方、オフセット制御手段171からの出力が入力端子CNTA,CNTBに入力され、それぞれトランジスタQ23,Q24によって電流に変換される。トランジスタQ21とQ23が変換した電流およびトランジスタQ22とQ24が変換した電流はそれぞれ加算され、抵抗R22,R23によって電圧出力に変換される。このような動作によって加算操作が実現される。線型差動出力トランスインピーダンス増幅器1422と同様に、システムの入力範囲において線型に動作するように回路パラメータを選択する必要がある。また、実際に図32に示す線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142を構成するためには、入力に適切な電圧レベルシフト手段を付与することによって、入出力の電圧レベルを整合させる必要がある。
図13に示した光受信用増幅器100Mでは、オフセット制御手段171の出力を、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143に接続する。図34は、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の別の構成例を示したものである。図中、1431は例えば図19と同様の構成を有する線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器であり、1423は例えば図33に示したものと同様の差動加算器である。本構成は、図32の構成において、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器1422を線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器1431に置き換えたもので、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器1431の後段に差動加算器1423を備え、オフセット制御手段171の出力端子OUTA,OUTBからの出力を入力するための入力端子CNTA,CNTBを具備している。オフセット制御手段171の出力端子OUTA,OUTBをそれぞれ入力端子CNTA,CNTBのいずれに接続するかは、オフセット制御手段171によって発生する帰還が負帰還となるように選択する。
本実施例では、光受信用増幅器の出力端子の直流電圧オフセットを減じるオフセット制御手段171を備えることにより、中間段に位置する差動入力振幅検出器152の入力においてDCオフセットが生じることを抑止し、第3の実施例の光受信増幅器100H〜100Kの説明において述べた利点が確実に得られるようになるという利点がある。
[第5の実施例]
本発明の第5の実施例の光受信用増幅器は、第1から第3の実施例による光受信用増幅器100A〜100Kが、モノリシック集積化されているものであり、機能および作用において第1から第3の実施例との相違は無い。ただし、光受信用増幅器がモノリシック集積化されているので、光受信器を著しく小型化できるという利点がある。
[第6の実施例]
本発明の第6の実施例の光受信用増幅器は、第3の実施例による光受信用増幅器100H〜100Kがモノリシック集積化されており、かつ出力端子の直流電圧オフセットを減じるよう前記線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143を制御するオフセット制御手段171を備えたもので、機能および作用において第4の実施例との相違は無い。ただし、光受信用増幅器100H〜100Kがモノリシック集積化されているので、光受信器を著しく小型化できるという利点がある。本実施例において、最も小型化できるのは光受信用増幅器100H〜100Kとオフセット制御手段171がモノリシック集積化されている場合である。しかし、オフセット制御手段171には集積化が困難な巨大な容量を含む場合があるので、その場合には集積化が困難な容量を除いたオフセット制御手段を集積化すると光受信器を小型化する効果が大きい。
[第7の実施例]
図23は、本発明の第7の実施例の光受信器を示す図である。同図において、100Nは本発明による光受信用増幅器(100B,100E,100F,100H,100J,100L)を表しており、その他の符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。本実施例は、図26に示した光受信器の従来例において符号500Bで示される光受信用増幅器の範囲を、本発明による光受信用増幅器100Nに置き換えた(但し、出力は差動形式に変形)ものであり、光受信用増幅器の内部の構成が回路の小型化や集積化に適した構成となっているため、光受信器の小型化が容易になる。
[第8の実施例]
図24は、本発明の第8の実施例の光受信器を示す図である。同図において、100Oは本発明による光受信用増幅器(100C,100G,100I,100J、100K,100M)を表しており、符号は既出の図面と共通であるため説明を省略する。本実施例は、図25に示した光受信器の従来例において符号500Aで示される範囲を、本発明による光受信用増幅器100Pに置き換えたものであり、光受信用増幅器の内部の構成が回路の小型化や集積化に適した構成となっているため、光受信器の小型化が容易になる。
[第9の実施例]
前記第1〜8の実施例において、線型トランスインピーダンス増幅器141、線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142、線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143は、単段の増幅器である必要は無く、複数段の増幅器を縦列接続したものでもよい。また、前記第1〜8の実施例において、出力段増幅器161、差動出力出力段増幅器162、差動入出力出力段増幅器163も、単段の増幅器である必要は無く、複数段の増幅器を縦列接続したものでもよい。更に、前記第1〜8の実施例において、振幅検出器151、差動入力振幅検出器152の入力に、線型増幅器、差動入出力線型増幅器が接続されていてもよい。
本発明の第1実施例の光受信用増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施例の光受信用増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施例の光受信用増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施例の光受信用増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施例の光受信用増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施例の光受信用増幅器の変形例の構成を示すブロック図である。 トランスインピーダンス増幅器141の構成を示す回路図である。 振幅検出器151の構成を示す回路図である。 振幅検出器151の構成を示す回路図である。 振幅検出器151の構成を示す回路図である。 線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142の構成を示す回路図である。 線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の構成を示す回路図である。 差動入力振幅検出器152の構成を示す回路図である。 差動入力振幅検出器152の構成を示す回路図である。 差動入力振幅検出器152の構成を示す回路図である。 本発明の第7実施例の光受信器の構成を示すブロック図である。 本発明の第8実施例の光受信器の構成を示すブロック図である。 光受信器の従来例の構成を示すブロック図である。 光受信器の従来例の構成を示すブロック図である。 光入力信号の極座標表示と光受信器の出力波形図である。 マッハ−ツェンダ干渉計の2つのアームの位相差に対する出力振幅と同期検波出力の変化の特性図である。 オフセット制御手段171の構成を示す回路図である。 オフセット制御手段171の変形例の構成を示す回路図である 差動入出力出力段増幅器163の構成を示す回路図である。 線型差動出力トランスインピーダンス増幅器142の変形例の構成を示す回路図である。 差動加算器1423の構成を示す回路図である。 線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器143の変形例の構成を示す回路図である。
符号の説明
100A〜100O:本発明による光受信用増幅器
111:入力端子、111A,111B:差動入力端子
121:出力端子、121A,121B:差動出力端子
141:線型トランスインピーダンス増幅器、142:線型差動出力トランスインピーダンス増幅器、143:線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器
151:振幅検出器、152:差動入力振幅検出器
161:出力段増幅器、162:差動出力出力段増幅器、163:差動入出力出力段増幅器
171:オフセット制御手段
200:遅延時間調整手段、201:変調信号発生器、202:遅延時間誤差検出手段(同期検波器)、203:遅延時間設定手段(ヒータ駆動器)
300:マッハ−ツェンダ干渉計、301:光遅延手段、302:光信号入力端子、303,304:光信号出力端子
400,400A,400B:光電気変換手段
500A,500B:光受信用増幅器、501:線型差動入出力トランスインピーダンス増幅器、502:出力端子、502A,502B:差動出力端子、503:DCブロック、504:増幅器、505:ダイオード、506:線型トランスインピーダンス増幅器

Claims (1)

  1. 2つのアームの遅延時間差が概ね入力光信号のボーレートの逆数であり、かつ前記遅延時間差を微調整する遅延時間調整手段を具備し、かつ相補的信号を出力する2つの出力ポートを有するマッハ−ツェンダ干渉計と、
    前記マッハ−ツェンダ干渉計の2つの出力ポートからの光出力をそれぞれ受信し、互いに独立した出力端子を有する第1および第2のフォトダイオードと、
    前記第1のフォトダイオードの電流出力と第2のフォトダイオードの電流出力が、それぞれ差動入力端子の非反転入力および反転入力に接続され、差動入力端子から入力された電流を、システムの入力範囲において線型に増幅して差動信号を出力する線型トランスインピーダンス増幅器と、
    前記線型トランスインピーダンス増幅器の非反転出力と反転出力の双方の信号振幅の最大値もしくは最小値を検出して保持することにより、前記線型トランスインピーダンス増幅器の出力の振幅値に応じた出力を発生する振幅検出器と、
    前記線型トランスインピーダンス増幅器の出力を入力として、出力端子に出力する出力段増幅器と、
    前記出力端子の直流電圧オフセットを減じるよう前記線型トランスインピーダンス増幅器を制御するオフセット制御手段とを備え、
    前記振幅検出器への入力信号取り出し位置は前記オフセット制御手段によるオフセット制御フィードバックループ内であり、かつ前記出力段増幅器の前であり、
    前記振幅検出器の出力が、前記遅延時間調整手段に帰還されている
    ことを特徴とする光受信器。
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