JP4561793B2 - 熱処理方法 - Google Patents
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本発明は、半導体ウエハ等の被処理体に膜付け等の熱処理を行なう時の熱処理方法に関する。
一般に、半導体ウエハ等に各種の熱処理、例えば膜付けを行なう際には、一度に多数枚の半導体ウエハに対して成膜処理を施すことができることから、バッチ式の熱処理装置が主に使用される。
この熱処理装置にあっては、70〜150枚程度の多数枚の半導体ウエハを石英製のウエハボートに所定のピッチで多段に支持し、これを円筒体状の縦型の処理容器内に収容して処理ガスを容器内に上方向へ、或いは下方向へ流すことによって成膜等の所定の熱処理を行なうようになっている。ここで一般的な、バッチ式の熱処理装置について説明する。図21は一般的なバッチ式熱処理装置を示す概略構成図であり、このバッチ式熱処理装置102は内筒104と外筒106とよりなる2重管構造の処理容器108を有しており、内筒104内の処理空間Sには、その下方より挿脱自在になされたウエハボート110が収容されており、これに多数枚、例えば150枚程の製品ウエハWを所定のピッチで満載状態で載置して所定の熱処理、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)成膜を行なうようになっている。
成膜ガス等の各種のガスは処理容器108の下部から導入されて、内筒104内の高温領域である処理空間Sを反応しつつ上昇した後、下方向へ折り返して、内筒104と外筒106との間の間隙を降下して排気口112から外部へ排出される。尚、処理容器の外周には、ゾーン分割された図示しない加熱ヒータが設けられる。この熱処理の間は、半導体ウエハは所定のプロセス温度に維持されると共に、処理容器内も所定のプロセス圧力に維持されている。処理容器内へ導入された処理ガスは、ウエハの配列方向に沿ってその周縁部を上昇しつつ一部はウエハ間に流れ込んで熱分解反応してウエハ面に膜が堆積されることになる。
この熱処理装置にあっては、70〜150枚程度の多数枚の半導体ウエハを石英製のウエハボートに所定のピッチで多段に支持し、これを円筒体状の縦型の処理容器内に収容して処理ガスを容器内に上方向へ、或いは下方向へ流すことによって成膜等の所定の熱処理を行なうようになっている。ここで一般的な、バッチ式の熱処理装置について説明する。図21は一般的なバッチ式熱処理装置を示す概略構成図であり、このバッチ式熱処理装置102は内筒104と外筒106とよりなる2重管構造の処理容器108を有しており、内筒104内の処理空間Sには、その下方より挿脱自在になされたウエハボート110が収容されており、これに多数枚、例えば150枚程の製品ウエハWを所定のピッチで満載状態で載置して所定の熱処理、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)成膜を行なうようになっている。
成膜ガス等の各種のガスは処理容器108の下部から導入されて、内筒104内の高温領域である処理空間Sを反応しつつ上昇した後、下方向へ折り返して、内筒104と外筒106との間の間隙を降下して排気口112から外部へ排出される。尚、処理容器の外周には、ゾーン分割された図示しない加熱ヒータが設けられる。この熱処理の間は、半導体ウエハは所定のプロセス温度に維持されると共に、処理容器内も所定のプロセス圧力に維持されている。処理容器内へ導入された処理ガスは、ウエハの配列方向に沿ってその周縁部を上昇しつつ一部はウエハ間に流れ込んで熱分解反応してウエハ面に膜が堆積されることになる。
ところで、成膜処理を例にとってみれば、生産性を向上する上からは、品質の良好な膜を、高い成膜レートでウエハの面間及び面内均一性を高く維持したまま形成することが必要である。
各種膜の成膜レートを上げるには、処理ガスの供給量、プロセス圧力、プロセス温度等のパラメータを大きくしてガスの反応を促進させればよいのであるが、品質の良好な膜を得るためには、上記した各パラメータの値にも限界がある。例えば処理ガスとしてシランガス(SiH4 )を用いてポリシリコン膜などを成膜する場合、一般的には、1.5Torrを越えるプロセス圧力では品質の良好な膜の形成が不可能である。例えば1.5Torrを越える圧力では、処理空間Sである高温領域におけるシランガスの通過時間が長くなって気相中での分解反応が過度に促進してしまう。
各種膜の成膜レートを上げるには、処理ガスの供給量、プロセス圧力、プロセス温度等のパラメータを大きくしてガスの反応を促進させればよいのであるが、品質の良好な膜を得るためには、上記した各パラメータの値にも限界がある。例えば処理ガスとしてシランガス(SiH4 )を用いてポリシリコン膜などを成膜する場合、一般的には、1.5Torrを越えるプロセス圧力では品質の良好な膜の形成が不可能である。例えば1.5Torrを越える圧力では、処理空間Sである高温領域におけるシランガスの通過時間が長くなって気相中での分解反応が過度に促進してしまう。
このように気相反応が過度に促進すると、シリコンが粉状になって析出してウエハ表面に付着してしまい、膜の品質を劣化させるのみならず、パーティクルの発生原因となってしまう。従って、このような気相反応が過度に生ずることを防止してウエハ面上で分解反応が進む界面反応を主体とする成膜反応を行なうために、上述のようにプロセス圧力を1.5Torr以下に低下させざるを得ず、このため、成膜レートはせいぜい15Å/min程度が最大であった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、熱処理の品質を落とすことなく成膜レートなどの熱処理速度を高くすることができる熱処理方法を提供することにある。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、熱処理の品質を落とすことなく成膜レートなどの熱処理速度を高くすることができる熱処理方法を提供することにある。
本発明者等は、多数枚配列された半導体ウエハ間に処理ガスを強制的に通過させることにより、この部分における処理ガスの滞留時間が少なくなってその分、気相反応が抑制され、高いプロセス圧力下でも気相反応による膜を抑制した状態で成膜レートを向上させることができる、という知見を得ることによって本発明に至ったものである。
請求項1に係る発明は、複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するために真空引き可能になされて内筒とその周囲を被う外筒とよりなる処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って設けられたコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備え、前記内筒は、その高さ方向に沿って肉厚になされた厚肉側壁の部分と薄肉になされた薄肉側壁の部分を有し、前記ガス導入口は、前記厚肉側壁の横断面の中央に位置されると共に、前記ガス吸引口は前記薄肉側壁の側に位置されており、前記ガス吸引口側の前記薄肉側壁と前記被処理体の周縁部との間の距離は、前記ガス導入口側の前記厚肉側壁と前記被処理体の周縁部との間の距離よりも大きく設定されている熱処理装置を用いて前記被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、前記コンダクタンスの小さなガス導入口から水平方向へ前記処理ガスを流しつつ前記被処理体間に通過させて前記被処理体に前記所定の熱処理を施し、処理済みの前記処理ガスを前記コンダクタンスの大きなガス吸引口から排出するようにしたことを特徴とする熱処理方法である。
請求項2に係る発明は、複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するための真空引き可能になされた単管構造の処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向と容器周方向とにそれぞれ複数に分割して配列された複数のガス噴出スリットを有するコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記ガス導入口の反対側に前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されると共に、前記処理容器の側壁をその外方へ突出させることにより形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備え、前記ガス導入部は、前記処理容器の側壁に貫通して形成した前記噴出スリットに対応させて前記処理容器の外周面に通路形成部材を接合することにより形成されると共に、該通路形成部材により前記各噴射スリットにガスを供給する通路溝が形成されている熱処理装置を用いて前記被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、前記コンダクタンスの小さなガス導入口から水平方向へ前記処理ガスを流しつつ前記被処理体間に通過させて前記被処理体に前記所定の熱処理を施し、処理済みの前記処理ガスを前記コンダクタンスの大きなガス吸引口から排出するようにしたことを特徴とする熱処理方法である。
本発明の関連技術は、所定のピッチで配列した複数の被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、前記配列された複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの小さなガス導入口から前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口に向けて前記処理ガスを流して前記被処理体間に前記処理ガスを通過させるようにしたものである。
請求項1に係る発明は、複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するために真空引き可能になされて内筒とその周囲を被う外筒とよりなる処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って設けられたコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備え、前記内筒は、その高さ方向に沿って肉厚になされた厚肉側壁の部分と薄肉になされた薄肉側壁の部分を有し、前記ガス導入口は、前記厚肉側壁の横断面の中央に位置されると共に、前記ガス吸引口は前記薄肉側壁の側に位置されており、前記ガス吸引口側の前記薄肉側壁と前記被処理体の周縁部との間の距離は、前記ガス導入口側の前記厚肉側壁と前記被処理体の周縁部との間の距離よりも大きく設定されている熱処理装置を用いて前記被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、前記コンダクタンスの小さなガス導入口から水平方向へ前記処理ガスを流しつつ前記被処理体間に通過させて前記被処理体に前記所定の熱処理を施し、処理済みの前記処理ガスを前記コンダクタンスの大きなガス吸引口から排出するようにしたことを特徴とする熱処理方法である。
請求項2に係る発明は、複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するための真空引き可能になされた単管構造の処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向と容器周方向とにそれぞれ複数に分割して配列された複数のガス噴出スリットを有するコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記ガス導入口の反対側に前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されると共に、前記処理容器の側壁をその外方へ突出させることにより形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備え、前記ガス導入部は、前記処理容器の側壁に貫通して形成した前記噴出スリットに対応させて前記処理容器の外周面に通路形成部材を接合することにより形成されると共に、該通路形成部材により前記各噴射スリットにガスを供給する通路溝が形成されている熱処理装置を用いて前記被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、前記コンダクタンスの小さなガス導入口から水平方向へ前記処理ガスを流しつつ前記被処理体間に通過させて前記被処理体に前記所定の熱処理を施し、処理済みの前記処理ガスを前記コンダクタンスの大きなガス吸引口から排出するようにしたことを特徴とする熱処理方法である。
本発明の関連技術は、所定のピッチで配列した複数の被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、前記配列された複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの小さなガス導入口から前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口に向けて前記処理ガスを流して前記被処理体間に前記処理ガスを通過させるようにしたものである。
これによれば、コンダクタンスの小さなガス導入口よりコンダクタンスの大きなガス吸引口に向けて処理ガスが流れるので、これによって被処理体間にはなかば強制的に処理ガスが通過することになる。このため、被処理体間を通過する処理ガスの滞留時間がその分短くなり、従って、成膜処理を例にとればプロセス圧力を高くしても気相反応が抑制されて界面反応による膜付けが主体となって高い成膜レートで膜付けを行なうことが可能となる。
本発明の関連技術は、上記方法発明を実施する装置発明であり、被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施す熱処理装置において、複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するための真空引き可能になされた処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備えるように構成したものである。
本発明の関連技術は、上記方法発明を実施する装置発明であり、被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施す熱処理装置において、複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するための真空引き可能になされた処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備えるように構成したものである。
この場合、例えば前記処理容器は、内筒と、この内筒を囲むように設けた外筒の2重管構造になされており、前記内筒の一側に沿って前記ガス導入口が形成されると共に、前記内筒の他側に沿って前記ガス吸引口が形成されるようにしてもよい。
また、前記ガス導入口は、前記処理容器の側壁に沿って設けられると共に、前記ガス吸引口は前記処理容器の側壁をその外方へ突出させて形成することにより設けられるようにしてもよい。更に、前記ガス導入口は、前記被処理体の配列方向に沿って複数のゾーン毎に分割して配置されているようにしてもよい。
これによれば、被処理体の配列方向に分割配置された各ガス導入口より処理ガスを略均等に導入することが可能となる。
また、前記ガス導入口は、前記被処理体の周方向に沿って複数に分割して配置されているようにしてもよい。これによれば、各被処理体に対して面内均一に処理ガスを供給することが可能となる。
また、前記ガス導入口は、前記処理容器の側壁に沿って設けられると共に、前記ガス吸引口は前記処理容器の側壁をその外方へ突出させて形成することにより設けられるようにしてもよい。更に、前記ガス導入口は、前記被処理体の配列方向に沿って複数のゾーン毎に分割して配置されているようにしてもよい。
これによれば、被処理体の配列方向に分割配置された各ガス導入口より処理ガスを略均等に導入することが可能となる。
また、前記ガス導入口は、前記被処理体の周方向に沿って複数に分割して配置されているようにしてもよい。これによれば、各被処理体に対して面内均一に処理ガスを供給することが可能となる。
更に、前記被処理体支持具は、内側に前記被処理体と当接して支持する支持部を有して所定の厚みになされた断面円弧状の2枚の板部材を具備するようにしてもよい。これによれば、上記板部材が邪魔板の作用をして、被処理体の外周に処理ガスが回り込むことを防止してこれを被処理体間に流れるように案内することができ、その分、例えば成膜レートも向上させることが可能となる。
本発明の熱処理方法によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
コンダクタンスの小さなガス導入口からコンダクタンスの大きなガス吸引口に向けて処理ガスを流すようにしたので、被処理体間に効率的に処理ガスを流すことができる。従って、処理ガスによる熱処理が促進されて熱処理速度が高くなり、例えば成膜処理の場合には品質の良好な膜を高い成膜レートで形成することができる。
また、ガス導入口を被処理体の配列方向に分散してゾーン毎に配置して独立制御できるようにしたので、配列方向において処理ガスを均等に供給して、熱処理の面間均一性を高めることができる。
また、被処理体の周方向に沿ってガス導入口を分散して配置したので、被処理体の面内において処理ガスを均一に供給することができ、熱処理の面内均一性を高めることができる。
また、板部材が邪魔板の作用をして被処理体の外周に処理ガスが流れ込むことを防止してより多くの処理ガスが被処理体間に流れるようにしたので、その分、熱処理などの成膜レートを更に向上させることができる。
コンダクタンスの小さなガス導入口からコンダクタンスの大きなガス吸引口に向けて処理ガスを流すようにしたので、被処理体間に効率的に処理ガスを流すことができる。従って、処理ガスによる熱処理が促進されて熱処理速度が高くなり、例えば成膜処理の場合には品質の良好な膜を高い成膜レートで形成することができる。
また、ガス導入口を被処理体の配列方向に分散してゾーン毎に配置して独立制御できるようにしたので、配列方向において処理ガスを均等に供給して、熱処理の面間均一性を高めることができる。
また、被処理体の周方向に沿ってガス導入口を分散して配置したので、被処理体の面内において処理ガスを均一に供給することができ、熱処理の面内均一性を高めることができる。
また、板部材が邪魔板の作用をして被処理体の外周に処理ガスが流れ込むことを防止してより多くの処理ガスが被処理体間に流れるようにしたので、その分、熱処理などの成膜レートを更に向上させることができる。
以下に、本発明に係る熱処理方法の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は第1の発明の熱処理装置を示す構成図、図2は図1中のA−A線矢視断面図、図3は図1中の内筒を示す斜視図である。尚、ここでは熱処理としてシリコン膜を堆積させる成膜処理を例にとって説明する。
図示するように、この熱処理装置2は、例えば石英よりなる円筒体状の処理容器4を有しており、この処理容器4は第1の発明の特徴とする内筒6とこの周囲を被う外筒8とにより主に構成されている。尚、この処理容器4の外周には、図示しない加熱ヒータが設けられている。そして、この外筒8の下端は、Oリング等のシール部材12を介して例えばステンレス製のマニホールド10に気密に接合され、また、これにより内側に向けて突出させて設けたリング状の支持部14に上記内筒6の下端を載置してこれを支持している。
図1は第1の発明の熱処理装置を示す構成図、図2は図1中のA−A線矢視断面図、図3は図1中の内筒を示す斜視図である。尚、ここでは熱処理としてシリコン膜を堆積させる成膜処理を例にとって説明する。
図示するように、この熱処理装置2は、例えば石英よりなる円筒体状の処理容器4を有しており、この処理容器4は第1の発明の特徴とする内筒6とこの周囲を被う外筒8とにより主に構成されている。尚、この処理容器4の外周には、図示しない加熱ヒータが設けられている。そして、この外筒8の下端は、Oリング等のシール部材12を介して例えばステンレス製のマニホールド10に気密に接合され、また、これにより内側に向けて突出させて設けたリング状の支持部14に上記内筒6の下端を載置してこれを支持している。
そして、このマニホールド10には、L字状に屈曲させたガス導入ノズル16が貫通させて設けられており、処理ガスとして例えばシランやSi2 H6 ,B2 H6 ,AsH3 等の成膜ガス或いはその他に必要なガスを導入し得るようになっている。
また、上記マニホールド10の下端開口部には、Oリング等のシール部材18を介してキャップ20が気密に着脱可能に取り付けられる。このキャップ20の中央には、その上端に石英製の保温筒22を支持した回転軸24が挿通されており、上記保温筒22には、被処理体支持具として例えば石英製のウエハボート26が載置されている。そして、このウエハボート26の例えば4本の支柱26Aの図示しない支持溝に支持させて、被処理体としての半導体ウエハWが所定のピッチで多段に支持されている。
また、上記回転軸24の下端は、挿脱機構としての例えば昇降可能になされたボートエレベータ28のアーム28Aに取り付けられており、このボートエレベータ28を昇降駆動することにより、上記ウエハボート26を処理容器4内へロード及びアンロードできるようになっている。また、上記外筒8の上端には排気口30が形成されており、この排気口30には、途中に図示しない真空ポンプや除害ユニットを介設した真空排気系が接続されており、上記処理容器4内を真空引き可能としている。
また、上記マニホールド10の下端開口部には、Oリング等のシール部材18を介してキャップ20が気密に着脱可能に取り付けられる。このキャップ20の中央には、その上端に石英製の保温筒22を支持した回転軸24が挿通されており、上記保温筒22には、被処理体支持具として例えば石英製のウエハボート26が載置されている。そして、このウエハボート26の例えば4本の支柱26Aの図示しない支持溝に支持させて、被処理体としての半導体ウエハWが所定のピッチで多段に支持されている。
また、上記回転軸24の下端は、挿脱機構としての例えば昇降可能になされたボートエレベータ28のアーム28Aに取り付けられており、このボートエレベータ28を昇降駆動することにより、上記ウエハボート26を処理容器4内へロード及びアンロードできるようになっている。また、上記外筒8の上端には排気口30が形成されており、この排気口30には、途中に図示しない真空ポンプや除害ユニットを介設した真空排気系が接続されており、上記処理容器4内を真空引き可能としている。
一方、第1の発明の特徴とする円筒状の内筒6は、図2及び図3にも示すようにその側壁の横断面の略半分が高さ方向に肉厚になされて厚肉側壁32となっており、略残りの半分が薄肉側壁34となっている。そして、この厚肉側壁32の略中央に、その高さ方向に沿って凹部状の溝36を形成することによって、ここに内側に向けて開放されている縦長のコンダクタンスの小さなガス導入口38を構成している。すなわち、このガス導入口38が、ウエハWの一端側を臨むようになっている。そして、この溝36の下端開口部に、上記L字状のガス導入ノズル16の先端16Aを位置させており、上記ガス導入口38内へ処理ガス等を導くようになっている。
ここで、ウエハWとしては例えば8インチサイズのものを用いており、上下に隣接するウエハW間の距離は6mm程度に設定されると共に、上記溝36の縦L1は5mm〜30mm程度、横L2は5mm〜30mm程度にそれぞれ設定されている。また、厚肉側壁32の内面とウエハWの周縁部との間の距離L3は3mm〜20mm程度になされており、上述のようにガス導入口38の排気コンダクタンスは小さく設定されている。
ここで、ウエハWとしては例えば8インチサイズのものを用いており、上下に隣接するウエハW間の距離は6mm程度に設定されると共に、上記溝36の縦L1は5mm〜30mm程度、横L2は5mm〜30mm程度にそれぞれ設定されている。また、厚肉側壁32の内面とウエハWの周縁部との間の距離L3は3mm〜20mm程度になされており、上述のようにガス導入口38の排気コンダクタンスは小さく設定されている。
これに対して、ウエハWの他端側である薄肉側壁34側は、全体がコンダクタンスの大きなガス吸引口40として構成されており、上下に隣接するウエハ間に流れてきた処理ガスをこのガス吸引口40で吸引するようになっている。この時、薄肉側壁34の内面とウエハWの周縁部との間の距離L4は、20mm〜50mm程度に設定されており、上述のようにガス吸引口40の排気コンダクタンスを大きく設定している。そして、この内筒6の天井部には、上記ガス吸引口40と同じ断面形状のガス出口42を有する天井板44が設けられている。
次に、以上のように構成された第1の発明装置の動作について説明する。
まず、ウエハボート26に未処理の半導体ウエハWを多段に載置した状態で、これをボートエレベータ28により処理容器4の下方より上昇させて予熱状態の内筒6内にロードし、マニホールド10の開口部をキャップ20で閉じることによって処理容器4内を密閉する。尚、ここでは40枚のウエハWを載置している。
次に、図示しない加熱ヒータへの供給電力を増加してウエハWをプロセス温度、例えば530℃程度まで昇温したならば、ガス導入ノズル16から流量制御されたシラン、N2 ガス等を処理容器4内へ導入し、これと同時に、処理容器4内を排気口30から真空引きして内部を所定のプロセス圧力に維持し、成膜処理を行なう。具体的には、ガス導入ノズル16の先端16Aより放出された処理ガスは、内筒6に形成したガス導入口38内を上昇しつつ横方向へ、すなわち水平方向へ流出し、各ウエハW間を通過しつつ分解反応して反対側に位置するガス吸引口40へ流入する。そして、このガス吸引口40に流れ込んだ反応済みの処理ガスは、上昇してガス出口42及び排気口30を介して処理容器4から排出されることになる。
まず、ウエハボート26に未処理の半導体ウエハWを多段に載置した状態で、これをボートエレベータ28により処理容器4の下方より上昇させて予熱状態の内筒6内にロードし、マニホールド10の開口部をキャップ20で閉じることによって処理容器4内を密閉する。尚、ここでは40枚のウエハWを載置している。
次に、図示しない加熱ヒータへの供給電力を増加してウエハWをプロセス温度、例えば530℃程度まで昇温したならば、ガス導入ノズル16から流量制御されたシラン、N2 ガス等を処理容器4内へ導入し、これと同時に、処理容器4内を排気口30から真空引きして内部を所定のプロセス圧力に維持し、成膜処理を行なう。具体的には、ガス導入ノズル16の先端16Aより放出された処理ガスは、内筒6に形成したガス導入口38内を上昇しつつ横方向へ、すなわち水平方向へ流出し、各ウエハW間を通過しつつ分解反応して反対側に位置するガス吸引口40へ流入する。そして、このガス吸引口40に流れ込んだ反応済みの処理ガスは、上昇してガス出口42及び排気口30を介して処理容器4から排出されることになる。
そして、ウエハ間に処理ガスが通過する時に、シランが分解反応してウエハ表面に膜が形成されるが、ここでガス導入口38は、厚肉側壁32の内面とウエハ周縁部との間隔L3を非常に小さくして両者を接近させることによってその排気コンダクタンスを小さく設定してあり、これに対してガス吸引口40は薄肉側壁34の内面とウエハ周縁部との間隔L4を大きくして両者を離間させることによってその排気コンダクタンスを大きく設定しているので、ガス導入口38とガス吸引口40との間に大きな差圧が生じ、これがために処理ガスはウエハWの外周を迂回することなくウエハ間に積極的に流れ込んでウエハ面上を迅速に通過することになる。
この結果、処理ガスがウエハ間に効率的に流れると共にここでの滞留時間が少なくなり、その分、処理ガスが高温に晒される時間が少なくなって気相反応が抑制され、逆に界面反応による成膜が促進されることになる。従って、処理ガスの流量を多くして、且つプロセス圧力を従来方法の場合(最大1.5Torr程度)よりも高くしても、界面反応による膜が主体となって品質の良好な膜を堆積させることができるのみならず、成膜レートも大幅に向上させることができ、生産性を向上させることが可能となる。
この結果、処理ガスがウエハ間に効率的に流れると共にここでの滞留時間が少なくなり、その分、処理ガスが高温に晒される時間が少なくなって気相反応が抑制され、逆に界面反応による成膜が促進されることになる。従って、処理ガスの流量を多くして、且つプロセス圧力を従来方法の場合(最大1.5Torr程度)よりも高くしても、界面反応による膜が主体となって品質の良好な膜を堆積させることができるのみならず、成膜レートも大幅に向上させることができ、生産性を向上させることが可能となる。
ここで、シランの分解反応を参照して上記効果を考察すると、シラン(SiH4 )は、熱分解により途中でシリレン(SiH2 )を主体とする中間生成物を経てSi結晶となるが、ウエハ間におけるシラン及びシリレンの濃度は、図4に示すようになっている。すなわち、シランの導入と同時に熱分解が始まり、シラン濃度は次第に減少する一方、シリレン濃度は次第に増加し、ある程度の時間を経過すると、共に飽和状態となっている。
ここで、従来方法或いは装置においては、ウエハ間における処理ガスの流れは非常に遅いことからウエハ間の処理ガスは領域Aで示される状態にあり、シリレンの濃度がかなり高く、またシリレンが結晶化したSi結晶の膜の品質の判断となるステップカバレジは良好ではない。そのため、ここで気相反応が促進されてシリレンがSi結晶化することを抑制するために、プロセス圧力を低く押さえ込まねばならなかったが、本発明の方法或いは装置のようにウエハ間に流れる処理ガスの速度を上げてこの通過時間を短くすることにより、ウエハ間の処理ガスは領域Bで示される状態となり、シリレンの濃度がかなり低くなる。そのため、処理ガスの供給量を多くするなどしてプロセス圧力を上げてもシリレンの濃度はそれ程上がらず、すなわち気相反応は促進されず、前述したように界面反応を主体とした品質の良好な膜を高い成膜レートで堆積することが可能となる。
ここで、従来方法或いは装置においては、ウエハ間における処理ガスの流れは非常に遅いことからウエハ間の処理ガスは領域Aで示される状態にあり、シリレンの濃度がかなり高く、またシリレンが結晶化したSi結晶の膜の品質の判断となるステップカバレジは良好ではない。そのため、ここで気相反応が促進されてシリレンがSi結晶化することを抑制するために、プロセス圧力を低く押さえ込まねばならなかったが、本発明の方法或いは装置のようにウエハ間に流れる処理ガスの速度を上げてこの通過時間を短くすることにより、ウエハ間の処理ガスは領域Bで示される状態となり、シリレンの濃度がかなり低くなる。そのため、処理ガスの供給量を多くするなどしてプロセス圧力を上げてもシリレンの濃度はそれ程上がらず、すなわち気相反応は促進されず、前述したように界面反応を主体とした品質の良好な膜を高い成膜レートで堆積することが可能となる。
また、上記ウエハ面上における処理ガスの速度について従来装置の場合と本発明装置の場合のシミュレーションを行なったのでその結果を比較する。
図5は従来装置の場合の半導体ウエハ上の処理ガスの流速分布のシミュレーションを示す図、図6は第1の発明装置のシミュレーション結果を示す図であり、図6(A)は第1の発明装置のシミュレーションモデルを示し、図6(B)は半導体ウエハ上の処理ガスの流速分布のシミュレーションを示しており、共に半分の領域について記してある。プロセス条件は共に同じであり、プロセス温度は530℃、プロセス圧力は1.0Torr、処理ガスの流量は500sccmである。尚、図中の矢印の長さが処理ガスの速度を表している。
この図から明らかなように、図5に示す従来装置の場合には、矢印はほとんど点のようになって処理ガスの速度が非常に遅いのに対して、図6に示す第1の発明装置の場合には、矢印はかなり長くなっており、処理ガスの速度が例えば0.04m/secとなってはるかに速くなっていることが判明する。
図5は従来装置の場合の半導体ウエハ上の処理ガスの流速分布のシミュレーションを示す図、図6は第1の発明装置のシミュレーション結果を示す図であり、図6(A)は第1の発明装置のシミュレーションモデルを示し、図6(B)は半導体ウエハ上の処理ガスの流速分布のシミュレーションを示しており、共に半分の領域について記してある。プロセス条件は共に同じであり、プロセス温度は530℃、プロセス圧力は1.0Torr、処理ガスの流量は500sccmである。尚、図中の矢印の長さが処理ガスの速度を表している。
この図から明らかなように、図5に示す従来装置の場合には、矢印はほとんど点のようになって処理ガスの速度が非常に遅いのに対して、図6に示す第1の発明装置の場合には、矢印はかなり長くなっており、処理ガスの速度が例えば0.04m/secとなってはるかに速くなっていることが判明する。
また、従来装置と第1の発明装置の膜質の良否と成膜レートの圧力依存性を実際に求めたので、その結果について図7を参照して説明する。ここでは、従来装置と第1の発明装置についてそれぞれプロセス圧力を1.0Torrと3.0Torrにした時の膜質を調べた。他のプロセス条件は同じであり、プロセス温度は530℃、シラン流量は500sccmである。図7中において斜線の部分は品質の良好なSiH4 層(シランが結晶化したSi結晶層)を示し、白色部分は品質の不良なSiH2 層(シリレンが結晶化したSi結晶層)を示し、各グラフ上の数値は全体の成膜レートに対するSiH2 層の成膜寄与率を表している。
この図から明らかなように、プロセス圧力が低い1.0Torrの場合には、従来装置も第1の発明装置も共に成膜レートは低くて略15Å/minであり、差はほとんどない。これに対してプロセス圧力が3.0Torrの場合には、従来装置及び第1の発明装置の成膜レートはそれぞれ36Å/min及び28Å/minであり、大幅に上昇している。そして、この場合、従来装置の方が成膜レートは高いが品質の劣るSiH2 層が36.5%も寄与しているのに対して、第1の発明装置の場合には24.3%と低い値となっており、結果的に第1の発明装置の方が膜質が良いことが判明した。
この図から明らかなように、プロセス圧力が低い1.0Torrの場合には、従来装置も第1の発明装置も共に成膜レートは低くて略15Å/minであり、差はほとんどない。これに対してプロセス圧力が3.0Torrの場合には、従来装置及び第1の発明装置の成膜レートはそれぞれ36Å/min及び28Å/minであり、大幅に上昇している。そして、この場合、従来装置の方が成膜レートは高いが品質の劣るSiH2 層が36.5%も寄与しているのに対して、第1の発明装置の場合には24.3%と低い値となっており、結果的に第1の発明装置の方が膜質が良いことが判明した。
次に、上記第1の発明装置を用いて処理ガス流量に対する膜質の依存性について検討したので、その結果について図8を参照して説明する。
ここでは、第1の発明装置を用いて、プロセス圧力を530℃、プロセス圧力を3Torrにそれぞれ固定し、シラン流量を500sccm、1000sccm及び1500sccmと変化させた。
このグラフから明らかなように、シラン流量を増加する程、成膜レートは次第に少しずつ変化しているが、これと同時に全体の成膜レートに対する品質の劣るSiH2 層の寄与率が、24.3%、14.9%及び10.1%の順に大幅に減少している。従って、シランの流量を増加した方が、全体の成膜レートは少し落ちるが、その分、高い品質の膜を得ることができ、好ましいことが判明する。
ここでは、第1の発明装置を用いて、プロセス圧力を530℃、プロセス圧力を3Torrにそれぞれ固定し、シラン流量を500sccm、1000sccm及び1500sccmと変化させた。
このグラフから明らかなように、シラン流量を増加する程、成膜レートは次第に少しずつ変化しているが、これと同時に全体の成膜レートに対する品質の劣るSiH2 層の寄与率が、24.3%、14.9%及び10.1%の順に大幅に減少している。従って、シランの流量を増加した方が、全体の成膜レートは少し落ちるが、その分、高い品質の膜を得ることができ、好ましいことが判明する。
次に、シラン流量に対するシリレン濃度のプロセス圧力依存性について検討したので、図9を参照してその検討結果について説明する。
ここでは、第1の発明装置を用い、プロセス温度を530℃に固定し、シランの流量を変化させた。また、プロセス圧力は3Torr、4.5Torr、7Torrの3種類について検討した。また、グラフ中には、成膜レートも併せて記載しており、それぞれ従来比よりもかなり高い値である。
このグラフから明らかなように、共にシラン流量を多くする程、シリレンの濃度は低下して好ましくなっており、しかも、プロセス圧力が高い程、成膜レートも高くなっている。従って、シリレン濃度を許容値、例えば10.5%(この値については後述する)以下に抑制するには、シラン流量をプロセス圧力が3Torrの時は略1700sccm以上、プロセス圧力が4.5Torrの時は略2700sccm以上、プロセス圧力が7Torrの時は4100sccm以上に設定すればよいことが判明する。
ここでは、第1の発明装置を用い、プロセス温度を530℃に固定し、シランの流量を変化させた。また、プロセス圧力は3Torr、4.5Torr、7Torrの3種類について検討した。また、グラフ中には、成膜レートも併せて記載しており、それぞれ従来比よりもかなり高い値である。
このグラフから明らかなように、共にシラン流量を多くする程、シリレンの濃度は低下して好ましくなっており、しかも、プロセス圧力が高い程、成膜レートも高くなっている。従って、シリレン濃度を許容値、例えば10.5%(この値については後述する)以下に抑制するには、シラン流量をプロセス圧力が3Torrの時は略1700sccm以上、プロセス圧力が4.5Torrの時は略2700sccm以上、プロセス圧力が7Torrの時は4100sccm以上に設定すればよいことが判明する。
尚、シリレン濃度の許容値を10.5%以下にした理由は、図10に示すシリレン濃度とステップカバレジ(ホール径:0.4μm、深さ:1μm)との関係より、ステップカバレジを97%以上に設定するためには、シリレン濃度を10.5%以下にする必要があるためである。
上記した第1の発明装置の各部材の寸法、ガス導入口38の形状、ガス吸引口40の形状等は単に一例を示したに過ぎず、これに限定されない。例えば、ガス導入口38を厚肉側壁32の部分に複数個形成してもよいし、また、厚肉側壁32の周方向における長さを更に長くしてガス吸引口40の周方向における長さを短くしてもよい。
上記した第1の発明装置の各部材の寸法、ガス導入口38の形状、ガス吸引口40の形状等は単に一例を示したに過ぎず、これに限定されない。例えば、ガス導入口38を厚肉側壁32の部分に複数個形成してもよいし、また、厚肉側壁32の周方向における長さを更に長くしてガス吸引口40の周方向における長さを短くしてもよい。
また、以上説明した第1の発明装置においては、ウエハボート26は従来のものを用い、処理容器4としては2重管構造のものを用いて内筒6の形状を工夫してガス導入口38やガス吸引口40を構成したが、これに限定されず、以下に示す第2の発明装置のように処理容器を単管構造としてこれにガス導入口やガス吸引口を形成し、更に、ウエハボートの形状を変えることによってウエハの外周に逃げる処理ガスを抑制して処理ガスをウエハ間に効率的に通過させるようにしてもよい。
図11はこのような第2の発明の熱処理装置を示す構成図、図12は図11中のB−B線矢視断面図、図13は被処理体支持具であるウエハボートを示す概略構成図、図14は図13に示すウエハボートの部分断面斜視図、図15は処理容器を示す部分断面斜視図、図16は処理ガスの供給系を示す図である。尚、先に説明した第1の発明装置と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
図11はこのような第2の発明の熱処理装置を示す構成図、図12は図11中のB−B線矢視断面図、図13は被処理体支持具であるウエハボートを示す概略構成図、図14は図13に示すウエハボートの部分断面斜視図、図15は処理容器を示す部分断面斜視図、図16は処理ガスの供給系を示す図である。尚、先に説明した第1の発明装置と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
図示するように、この熱処理装置50では、上述したように処理容器52は単管構造になされており、容器側壁の底部に真空引き用の排気口54を設けている。そして、マニホールド10を貫通させて第1の発明装置と同様にL字状のガス導入ノズル16が設けられ、これにはガス管56が接続されて処理ガス等の各種の必要とされるガスを供給するようになっている。尚、このノズル16は、図示例では1本記しているが、実際には複数設けられる。
上記処理容器52は、その片側の側壁(内壁)にコンダクタンスの小さなガス導入口58を設け、この対向側に、側壁を部分的に外側へ凸状に突出させて形成することによりコンダクタンスの大きなガス吸引口60を設けている。具体的には、上記ガス導入口58は、図15に示すように、上記処理容器52の側壁に、高さ方向及び周方向へそれぞれ3つずつ配列した合計9つの噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cを有しており、高さ方向への配列位置は、僅かずつ周方向へ位置ずれさせている。従って、噴出スリットは、容器の高さ方向へは3つのゾーンに分割されることになる。
上記処理容器52は、その片側の側壁(内壁)にコンダクタンスの小さなガス導入口58を設け、この対向側に、側壁を部分的に外側へ凸状に突出させて形成することによりコンダクタンスの大きなガス吸引口60を設けている。具体的には、上記ガス導入口58は、図15に示すように、上記処理容器52の側壁に、高さ方向及び周方向へそれぞれ3つずつ配列した合計9つの噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cを有しており、高さ方向への配列位置は、僅かずつ周方向へ位置ずれさせている。従って、噴出スリットは、容器の高さ方向へは3つのゾーンに分割されることになる。
そして、この各噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cは側壁を貫通しており、このスリットに対応する側壁の外周面には、この高さ方向に沿って石英製の通路形成部材68が溶接等により接合されている。各通路形成部材68には、高さ方向に異なる上記噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cの高さレベルに対応させて、長さが異なる3つの通路溝70A、70B、70Cが形成されており、この通路形成部材68を処理容器68の外周面に接合することにより、各通路溝70A、70B、70Cと対応する高さレベルの各噴出スリットが連通するようになっている。そして、前記ガス導入ノズル16は、上記スリット数に対応した数だけ設けられる。ここで処理容器52の実効部分の長さを900mmとすると、各スリットの長さは300mm程度、幅は10mm程度に設定され、また、各通路溝70A〜70Cの断面形状の縦横はそれぞれ共に10mm程度である。
上記各噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cへのガス供給系は、図16に示されており、周方向へ配列された各噴出スリットは共通に接続されている。そして、ゾーン毎に接続されたガス管56の途中には、個別に制御可能なマスフローコントローラのような流量制御器72及び開閉弁74を介設した後に、共通に処理ガス源76に接続されている。
上記各噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cへのガス供給系は、図16に示されており、周方向へ配列された各噴出スリットは共通に接続されている。そして、ゾーン毎に接続されたガス管56の途中には、個別に制御可能なマスフローコントローラのような流量制御器72及び開閉弁74を介設した後に、共通に処理ガス源76に接続されている。
一方、被処理体支持具としてのウエハボート80は、図13及び図14にも示すように、天板82と底板84との間に断面円弧状の2枚の板部材86を接合させて構成されている。この板部材86の内側面には、ウエハWの下面周縁部を支持するための支持部として支持突起88がそれぞれ2個ずつ形成されており、例えば90〜100枚のウエハWを所定のピッチで多段に支持できるようになっている。尚、この支持突起28に代えて支持溝を形成するようにしてもよい。この2枚の板部材86は、図12に示すように、上記ガス吸引口60の開口幅L8に対応した距離だけ離間されており、ウエハボート80の断面の略半円を被っている。そして、この板部材86の厚さL6は例えば5〜7mm程度にかなり厚く設定することにより、この板部材86と容器内壁との間の距離L7が非常に狭く、例えば2〜5mm程度の範囲内になるようになされている。これにより、ウエハWの外周を迂回する処理ガスの量をできるだけ抑制するようになっている。また、板部材86の先端86Aはガスの流れ方向に沿ってウエハ中心側へ傾斜されたテーパ面となっており、ウエハ外周へ迂回しようとする処理ガスを効率的にウエハ面側へ取り込むようになっている。
また、8インチウエハを処理する場合、上記ガス吸引口60の断面形状の幅L8は50〜100mm程度、奥行L9は25〜30mm程度の長さであるが、この数値に限定されない。
また、8インチウエハを処理する場合、上記ガス吸引口60の断面形状の幅L8は50〜100mm程度、奥行L9は25〜30mm程度の長さであるが、この数値に限定されない。
次に、以上のように構成された第2の発明装置を用いた成膜方法について図17〜図19も参照して説明する。図17〜図19は、熱処理装置のそれぞれ下段、中段及び上段部分の縦断面と横断面における処理ガスの流れを模式的に示す図である。
図11に示すように成膜時において処理ガス源76(図16参照)から供給された処理ガスは各ゾーン毎に適正に流量制御されて、各ノズル16を介して対応する通路溝70A〜70C(図15参照)に流れ込み、この溝内を上昇してガス導入口58を構成する各噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cより処理容器52内へ放出される。この放出された処理ガスはウエハW間を通過してガス吸引口60へ流れ込み、これを流下して排気口54から容器外へ排出されることになる。
図11に示すように成膜時において処理ガス源76(図16参照)から供給された処理ガスは各ゾーン毎に適正に流量制御されて、各ノズル16を介して対応する通路溝70A〜70C(図15参照)に流れ込み、この溝内を上昇してガス導入口58を構成する各噴出スリット62A〜62C、64A〜64C、66A〜66Cより処理容器52内へ放出される。この放出された処理ガスはウエハW間を通過してガス吸引口60へ流れ込み、これを流下して排気口54から容器外へ排出されることになる。
ここで、第1の発明装置と同様に、ガス導入口58は小さな排気コンダクタンスになされ、これに対してガス吸引口60は大きな排気コンダクタンスになされているので、両者間に差圧が生じ、処理ガスはウエハ間に効率的に流れて行きつつシランの熱分解によって成膜が行なわれる。
特に、この第2の発明装置では、ウエハボート80を形成する2枚の板部材86が容器内壁に非常に接近した状態で収容されているので、これが処理ガスに対して邪魔板のように作用し、ウエハの外周を流れようとする処理ガスの流れを阻止してこれをウエハ面内側へ案内することになる。また、この板部材86の先端86Aもテーパ面となっていることから、ウエハ外周へ流れようとする処理ガスを一層ウエハ面内側へ案内するように作用する。従って、第1の発明装置の場合と比較して、より多くの処理ガスをウエハ面間に流すことができるので処理ガスを有効利用でき、その分、供給する処理ガスの流量を少なくできる。
特に、この第2の発明装置では、ウエハボート80を形成する2枚の板部材86が容器内壁に非常に接近した状態で収容されているので、これが処理ガスに対して邪魔板のように作用し、ウエハの外周を流れようとする処理ガスの流れを阻止してこれをウエハ面内側へ案内することになる。また、この板部材86の先端86Aもテーパ面となっていることから、ウエハ外周へ流れようとする処理ガスを一層ウエハ面内側へ案内するように作用する。従って、第1の発明装置の場合と比較して、より多くの処理ガスをウエハ面間に流すことができるので処理ガスを有効利用でき、その分、供給する処理ガスの流量を少なくできる。
また、図17〜図19に示すように、ここでは処理容器52の高さ方向へ3つのゾーンに分割し、更に、周方向にも3つに分割して処理ガスを供給するようにしているので、ウエハ面上に偏りなく略均一に処理ガスを供給することができるので、例えば膜の面内及び面間均一性も高く維持することができる。この時の評価をシミュレーションで行ったのでその結果を図20に示す。図20(A)は上記したような第2の発明装置の場合のシミュレーションモデルを示し、図20(B)はその中における処理ガスの流速分布のシミュレーションを示す図である。この場合、図6に示す場合と同様に図中の矢印の長さが処理ガスの速度を表している。図6に示す第1の発明装置の場合には、ウエハ外周と容器内面との間にかなり多くの処理ガスが密集して流れているが、図20に示す第2の発明装置の場合には、板部材86によってウエハ外周側を迂回する処理ガス量が非常に少なくなってウエハ表面上に多くのガスが流れ込んで流速も速くなっており、処理ガスをより有効利用できていることが判明する。例えば、ここでは流速は略0.15m/secであり、図6に示す第1の発明装置の0.04m/secよりもかなり速くなっており、必要ガス流量を1/4程度に削減することが可能である。
上記第2の発明装置において、スリットは、高さ方向及び周方向にそれぞれ3段ずつ設けるようにしたが、この数量には限定されないのは勿論である。
また、熱処理としてポリシリコン膜、アモルファス膜、或いは他の膜種の成膜処理に限定されず、酸化拡散処理、アニール処理等の他の熱処理にも適用できるのは勿論である。
更には、被処理体としては、半導体ウエハに限定されず、LCD基板、ガラス基板等にも適用することができる。
また、熱処理としてポリシリコン膜、アモルファス膜、或いは他の膜種の成膜処理に限定されず、酸化拡散処理、アニール処理等の他の熱処理にも適用できるのは勿論である。
更には、被処理体としては、半導体ウエハに限定されず、LCD基板、ガラス基板等にも適用することができる。
2 熱処理装置
4 処理容器
6 内筒
8 外筒
16 ガス導入ノズル
26 ウエハボート(被処理体支持具)
28 ボートエレベータ(挿脱機構)
32 厚肉側壁
34 薄肉側壁
38 ガス導入口
40 ガス吸引口
50 熱処理装置
52 処理容器
58 ガス導入口
60 ガス吸引口
62A〜62C,64A〜64C,66A〜66C 噴出スリット
68 通路形成部材
70A〜70C 通路溝
80 ウエハボート(被処理体支持具)
82 天板
84 底板
86 板部材
88 支持突起(支持部)
W 半導体ウエハ(被処理体)
4 処理容器
6 内筒
8 外筒
16 ガス導入ノズル
26 ウエハボート(被処理体支持具)
28 ボートエレベータ(挿脱機構)
32 厚肉側壁
34 薄肉側壁
38 ガス導入口
40 ガス吸引口
50 熱処理装置
52 処理容器
58 ガス導入口
60 ガス吸引口
62A〜62C,64A〜64C,66A〜66C 噴出スリット
68 通路形成部材
70A〜70C 通路溝
80 ウエハボート(被処理体支持具)
82 天板
84 底板
86 板部材
88 支持突起(支持部)
W 半導体ウエハ(被処理体)
Claims (2)
- 複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するために真空引き可能になされて内筒とその周囲を被う外筒とよりなる処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って設けられたコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備え、前記内筒は、その高さ方向に沿って肉厚になされた厚肉側壁の部分と薄肉になされた薄肉側壁の部分を有し、前記ガス導入口は、前記厚肉側壁の横断面の中央に位置されると共に、前記ガス吸引口は前記薄肉側壁の側に位置されており、前記ガス吸引口側の前記薄肉側壁と前記被処理体の周縁部との間の距離は、前記ガス導入口側の前記厚肉側壁と前記被処理体の周縁部との間の距離よりも大きく設定されている熱処理装置を用いて前記被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、
前記コンダクタンスの小さなガス導入口から水平方向へ前記処理ガスを流しつつ前記被処理体間に通過させて前記被処理体に前記所定の熱処理を施し、処理済みの前記処理ガスを前記コンダクタンスの大きなガス吸引口から排出するようにしたことを特徴とする熱処理方法。 - 複数の被処理体を所定のピッチで配列させて支持する被処理体支持具と、前記被処理体を収容するための真空引き可能になされた単管構造の処理容器と、前記複数の被処理体の一端側を臨むように前記被処理体の配列方向と容器周方向とにそれぞれ複数に分割して配列された複数のガス噴出スリットを有するコンダクタンスの小さなガス導入口と、前記ガス導入口の反対側に前記複数の被処理体の他端側を臨むように前記被処理体の配列方向に沿って形成されると共に、前記処理容器の側壁をその外方へ突出させることにより形成されたコンダクタンスの大きなガス吸引口と、前記被処理体支持具を、前記処理容器内へロード及びアンロードさせる挿脱機構とを備え、前記ガス導入部は、前記処理容器の側壁に貫通して形成した前記噴出スリットに対応させて前記処理容器の外周面に通路形成部材を接合することにより形成されると共に、該通路形成部材により前記各噴射スリットにガスを供給する通路溝が形成されている熱処理装置を用いて前記被処理体に対して処理ガスを流して所定の熱処理を施すに際して、
前記コンダクタンスの小さなガス導入口から水平方向へ前記処理ガスを流しつつ前記被処理体間に通過させて前記被処理体に前記所定の熱処理を施し、処理済みの前記処理ガスを前記コンダクタンスの大きなガス吸引口から排出するようにしたことを特徴とする熱処理方法。
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