JP4561597B2 - 車両挙動制御装置及びスタビリティファクタ予想装置 - Google Patents
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Description
先ず本実施形態に係る車両挙動制御装置が設けられた車両の構成を、図1を参照して、その基本動作と共に説明する。ここに、図1は、本実施形態に係る車両挙動制御装置の図式的なシステム系統図である。
次に、以上のように構成された車両挙動制御装置の一実施形態に係る動作処理について、図1に加えて、図2及び図3を参照して説明する。ここに図2は、本実施形態のランフラット時Kh予想に係る動作を示すフローチャートであり、図3は通常時Khに対するランフラット時Khの変化の様子を表す特性図である。
尚、スタビリティファクタKhは、必ずしも上記式(1)を使って導出される必要はなく、他のセンサによる検出結果及び他の式を用いることも可能である。
続いて、ランフラット時Kh予想部103は、式(2)を補正して、式(3)に示す旋回外輪フロントランフラット走行時のスタビリティファクタの予想式Kh(f)を作成する(ステップS0090)。ここに、式(3)は、パンク輪を有してランフラット走行をしている車両1が旋回する際、旋回外輪のフロントが前記パンク輪に該当する場合のスタビリティファクタKh(f)を予想するための式であり、図3の実測値と予想式に係るグラフに示されるように、比較的高い精度で予想可能である。
ここで式(3)中のa、b、c、d、e及びfは実験的に求められた定数である。
ここで式(4)中のg、h、i、j、k及びlは実験的に求められた定数である。
次に、以上のように構成された車両挙動制御装置の一実施形態に係る動作処理について、図1から図3に加えて、図4及び図5を参照して説明する。ここに図4は、本実施形態のランフラット時Kh切替えに係る動作を示すフローチャートであり、図5は旋回方向とパンク輪の位置関係に応じたランフラット時Kh設定の様子を表す特性図である。
また、操舵角センサ204が検出した操舵角MAの大きさにより、旋回方向判定フラグturnの値が決まる(ステップS0150)。具体的には、図5に示すように、操舵角MA≦ma1の時には左旋回であるとみなされて旋回方向判定フラグturn=3がセットされ、操舵角MA≧ma2の時には右旋回であるとみなされて旋回方向判定フラグturn=5がセットされる。ここに、ma1及びma2は旋回方向の目安に使われる所定の操舵角閾値である。
そこで先ず、算出されたパンク輪旋回時位置判定フラグhが整数であるか否かが判定される(ステップS0180)。
Claims (9)
- 少なくとも一つのランフラットタイヤを装着した車両の挙動を制御する車両挙動制御装置であって、
前記ランフラットタイヤがいずれもパンクしていない通常走行時における、前記車両の横加速度Gyに対するスタビリティファクタKhである通常時スタビリティファクタを導出する導出手段と、
前記ランフラットタイヤの少なくとも一つがパンクしてパンク輪となったまま前記車両が走行するランフラット走行時における、前記スタビリティファクタKhであるランフラット時スタビリティファクタを、前記導出された通常時スタビリティファクタと、前記通常時スタビリティファクタの特性曲線及び前記ランフラット時スタビリティファクタの特性曲線の関係とに基づいて予想する予想手段と、
前記少なくとも一つがパンクした場合に、前記予想されたランフラット時スタビリティファクタを用いて前記車両の挙動を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする車両挙動制御装置。 - 前記制御手段は、前記ランフラットタイヤの各々の空気圧が所定の空気圧閾値を下回ったか否かを判定し、該空気圧閾値を下回ったと判定された場合に、前記予想されたランフラット時スタビリティファクタを用いて前記挙動を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両挙動制御装置。 - 前記導出手段は、前記車両に係る車速が所定の車速閾値以上であり、且つ前記車両に係る舵角が所定の舵角閾値以上である場合に、前記通常時スタビリティファクタを導出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両挙動制御装置。 - 前記導出手段は、前記車両に設けられたヨーレート検出手段により検出された実ヨーレートに基いて、前記通常時スタビリティファクタを導出し、
前記予想手段は、前記導出された通常時スタビリティファクタと、前記車両に設けられた横加速度を検出する横加速度検出手段により検出された横加速度とに基いて、前記ランフラット時スタビリティファクタを演算する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置。 - 前記制御手段は、前記ランフラットタイヤがいずれもパンクしない場合に、目標ヨーレートを特定するための複数のパラメータのうちの一つのパラメータとして、予め設定されたスタビリティファクタ又は前記導出された通常時スタビリティファクタを基に特定された該目標ヨーレートと前記検出された実ヨーレートとの偏差が小さくなるように、前記車両の挙動を制御し、前記いずれか一つがパンクした場合に、前記一つのパラメータとして前記予想されたランフラット時スタビリティファクタを基に特定された前記目標ヨーレートと前記検出された実ヨーレートとの偏差が小さくなるように、前記車両の挙動を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の車両挙動制御装置。 - 前記予想手段は、
前記導出された通常時スタビリティファクタから、その近似式を導出する近似処理と、
該導出された近似式を補正することでランフラット時スタビリティファクタの予想式を導出する予想処理とを行う
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置。 - 前記予想手段は、前記多項式近似により導出された近似式の係数を補正することで前記予想式を導出する
ことを特徴とする請求項6に記載の車両挙動制御装置。 - 前記予想手段は、前記ランフラット時スタビリティファクタを、前記ランフラットタイヤの前後輪及び左右輪の別に予想し、
前記制御手段は、前記車両の旋回時における旋回外内輪及び前後輪の別に前記車両の挙動を制御する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の車両挙動制御装置。 - 少なくとも一つのランフラットタイヤを装着した車両の挙動を制御するために用いられるランフラット時におけるスタビリティファクタを予想するスタビリティファクタ予想装置であって、
前記ランフラットタイヤがいずれもパンクしていない通常走行時における、前記車両の横加速度Gyに対するスタビリティファクタKhである通常時スタビリティファクタを導出する導出手段と、
前記ランフラットタイヤの少なくとも一つがパンクしてパンク輪となったまま前記車両が走行するランフラット走行時における、前記スタビリティファクタKhであるランフラット時スタビリティファクタを、前記導出された通常時スタビリティファクタと、前記通常時スタビリティファクタの特性曲線及び前記ランフラット時スタビリティファクタの特性曲線の関係とに基づいて予想する予想手段と
を備えることを特徴とするスタビリティファクタ予想装置。
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