JP4561580B2 - 画像処理プログラム - Google Patents

画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4561580B2
JP4561580B2 JP2005298614A JP2005298614A JP4561580B2 JP 4561580 B2 JP4561580 B2 JP 4561580B2 JP 2005298614 A JP2005298614 A JP 2005298614A JP 2005298614 A JP2005298614 A JP 2005298614A JP 4561580 B2 JP4561580 B2 JP 4561580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
facsimile
file
destination
transmission data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005298614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007110380A (ja
Inventor
政敏 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005298614A priority Critical patent/JP4561580B2/ja
Priority to US11/580,073 priority patent/US8411291B2/en
Publication of JP2007110380A publication Critical patent/JP2007110380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4561580B2 publication Critical patent/JP4561580B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、画像処理プログラムに関し、ファクシミリ装置により送信させる画像情報を確実に意図した送信先へ送信することができる画像処理装置において実行される画像処理プログラムに関するものである。
ファクシミリ装置により同一の画像情報を複数の送信先に送信する同報通信が知られている。特開2003−189075号公報(特許文献1)には、同報通信を行う複数の送信先が記載されたファイルを受信し、そのファイルに記載された送信先に画像を送信するファクシミリ装置が開示されている。
また、コンピュータ上で作成された画像を、用紙に印刷することなく、直接ファクシミリ装置に送信をさせるプログラムが公知である。このプログラムは、通常CUPS(共通UNIX(登録商標)印刷システム:Common UNIX Printing System)やLPD(Line Printer Daemon)などの印刷システムを介してデータをファクシミリ装置に送信している。この印刷システムはスプーラと呼ばれる機能を内蔵し、そのスプーラにより複数のクライントより非同期に送られてきた送信データを一旦記憶し、順次ファクシミリ装置に送っている。たとえば複数のアプリケーションから、ほぼ同時にA、B、Cの送信情報が送られてきた場合に、まずAの送信を行い、Aの送信が終了したら次にBの送信、同様にBの送信が終了したらCの送信を行なう。この場合、Aの送信情報はほとんどタイムラグがなく送信されることになるが、B,Cの情報は、それぞれ直前の情報が送信されるまで待たされることになる。また通常その待たされている期間は、使用者には通知されない。すなわち使用者は、自分の送信指示した情報がいつ処理されるかわからない。
特開2003−189075号公報
しかし、上記スプーラを使用したファクシミリ装置に対し、文献1の技術を適用した場合に次のような問題が生じた。すなわち上記スプーラは、複数の非同期に送信指示された送信データをファクシミリ装置に順次送ることができるが、それ故ファクシミリ送信をユーザーが指示してから、実際にその画像が処理されファクシミリ装置に対して送信されるまでに前述したとおりタイムラグが生じてしまう。しかし同報通信の宛先が記憶されたファイルは、スプーラの処理によるスプール処理が終了した後に使用されるため、その間、そのファイルを修正・削除・移動すると正しい宛先に送信されないことになる。
しかしユーザは、一旦送信指示が終了すると、感覚的にすべての処理が終了したと誤解してしまいやすい。そして、その場合に、次の送信のために宛先リストファイルを修正してしまう場合や、そのファイルを消去または移動してしまう場合がある。
スプーラにたまっている状態の送信データの送り先を示すファイルが修正された場合に、実際に送信先となるのは修正されたファイルに記された宛先となってしまい、送信者が意図しない送り先に送られてしまうことになる。また消去あるいは移動してしまった場合には、実際の送信先が見つからないためエラーとなってしまうといった問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、画像情報を確実に意図した送信先へ送信することができる画像処理プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の請求項1記載の画像処理プログラムは、ファクシミリ装置により送信させる複数の画像情報を記憶し順次出力するスプール手段と、そのスプール手段により出力された画像情報を前記ファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えた画像処理装置により実行されるものであって、複数の送信先を記憶することができるとともに書き換え可能な同報通信リストを指定する同報通信リスト指定ステップと、その同報通信リスト指定ステップにより指定された同報通信リストを前記同報通信リストとは異なるファイルとして記憶する記憶ステップと、前記スプール手段により出力された画像情報に前記記憶ステップにより記憶されたファイルに記憶された送信先のファクシミリ番号を付加して送信データを形成する送信データ形成ステップと、その送信データ形成ステップにより形成された送信データを前記送信手段により前記ファクシミリ装置へ送信する送信ステップとを備えている。
請求項2記載の画像処理プログラムは、請求項1記載の画像処理プログラムにおいて、前記送信データ形成ステップは、送信データを形成した後、前記記憶ステップにより記憶されたファイルを削除するファイル削除ステップを備えている。
請求項1記載の画像処理プログラムによれば、複数の送信先を記憶することができるとともに書き換え可能な同報通信リストを指定する同報通信リスト指定ステップと、その同報通信リスト指定ステップにより指定された同報通信リストを同報通信リストとは異なるファイルとして記憶する記憶ステップと、スプール手段により出力された画像情報に記憶ステップにより記憶されたファイルに記憶された送信先のファクシミリ番号を付加して送信データを形成する送信データ形成ステップとを備えているので、スプール手段によりスプール処理が行われている間に同報通信リストが書き換えられても、送信指示が行われた時点の同報通信リストを参照して送信先を設定し、送信先が変更されることを防止し、画像情報を確実に意図した送信先へ送信することができるという効果がある。
請求項2記載の画像処理プログラムによれば、請求項1記載の画像処理プログラムの奏する効果に加え、送信データ形成ステップは、送信データを形成した後、記憶ステップにより記憶されたファイルを削除するファイル削除ステップを備えているので、記憶領域を効果的に使用することができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、コンピュータ1と、このコンピュータ1とLAN(Local Area Network)により接続されるファクシミリ装置11との電気的構成を示すブロック図である。コンピュータ1は、Linux(登録商標)をオペレーティング・システム(OS)とし、CPU2、RAM3、ROM4、表示部5、ハードディスク6(HDD)、操作部7、LANインターフェース8等により構成され、これらは、バスにより相互に接続されている。
CPU2は、ROM4やハードディスク6に記憶された各種プログラムを実行するプロセッサであり、RAM3は、CPU2が各種プログラムを実行する際、ハードディスク6に記憶されたプログラムを記憶するエリアや、変数などを一時記憶するワークエリア等を有するランダムにアクセスできるメモリである。
表示部5は、例えば液晶により構成される表示器であって、CPU2によりプログラムが実行されるとユーザにより種々の値などが設定される設定画面や、設定された値などに基づいて形成された画像などが表示されるものである。
ハードディスク6は、不揮発性の大記憶容量を有するメモリであり、OSであるLinux6aや、CUPS6bや、PPD(ポストスクリプト記述ファイル:PostScript Printer Description)6cや、ファクシミリ装置11により送信させる複数の送信先などを記憶する同報通信ファイル6dや、CUPS6bなどの機能を使用してファクシミリを送信する機能を有するFAXドライバ6eや、各種アプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと略す)6fなどが記憶される。なお、ポストスクリプト(登録商標)は、ページ記述言語の一つである。
CUPS6bは、UNIX系のOSにおける印刷システムであって、各社が提供するプリンタにより印刷を行うための基本的な制御プログラムにより構成されている。CUPS6bにより実行される処理には、命令およびオプションにより構成されるコマンドラインを実行する処理や、GUI(グラフィックユーザインターフェース)により入力されたパラメータに基づいて実行する処理や、印刷される印刷情報またはファクシミリ送信されるデータ(以下、「FAX送信データ」と称す」)を蓄積し、順次出力するスプール処理などがある。
PPD6cは、プリンタのオプションや、機能などを記述するものであり、各プリンタ毎にプリンタメーカにより供給されるものである。
同報通信ファイル6dは、複数の送信先に同一の画像を送信する場合に参照される複数の送信先を記述した同報通信リストにより構成されるファイルであり、テキストエディタなどのアプリケーションプログラムを用いて作成され、取引先や友人などのグループ毎にファイルされるものである。
FAXドライバ6eは、ファクシミリ装置11によりファクシミリ送信などを行わせる際に、ファクシミリ装置11の仕様に適合したFAX送信データを形成するもので、CUPS6bを利用して画像処理を行うフロントエンド処理やバックエンド処理が形成されている。
アプリケーション6fは、このコンピュータで実行される各種プログラムであって、上記同報通信ファイル6dを作成する際に用いられるテキストエディタや、FAX送信データである文章や図表を作成するエディタなどのソフトウエアである。アプリケーション6fにおいて作成されるFAX送信データは、ポストスクリプト形式の印刷データとして作成され、後述するフロントエンド処理に渡される。
操作部7は、アルファベットや数字や記号などに対応する複数のキーを有し、文字や記号を入力することができるキーボードと、表示部5に表示されるカーソルを任意の位置に設定したり、アイコンなどをクリックするなどして操作を行うことができるマウスとを備えている。
LANインターフェース8は、LAN(Local Area Network)ケーブルや無線LANを介して周辺機器や他のコンピュータやサーバと通信を行うためのインターフェースであり、このLANインターフェース8を介して、ファクシミリ装置11に接続され、送信を行う送信情報をコンピュータ1からファクシミリ装置11へ送信したり、ファクシミリ装置11が受信した受信情報を、ファクシミリ装置11からコンピュータ1へ送信することができる。
ファクシミリ装置11は、上述の通りコンピュータ1から受信した画像情報をコンピュータ1により指定される送信相手へ送信したり、受信した画像情報をコンピュータ1へ送信したりするファクシミリ機能と、印刷装置を備えコンピュータ1から受信した画像情報を印刷する機能などを有するものである。
次に、図2および図3を参照してPPD6cに各種パラメータを変更設定する処理について説明する。ファクシミリ送信における各種パラメータのデフォルトの設定はPPD6cに記載されている。このデフォルトの設定は、CUPSシステムの機能により、ブラウザ上で変更可能である。
図2は、GUIにより表示部5に表示されるPPD6cの各種パラメータの設定画面15である。設定画面15には、ファクシミリ送信を行う場合の送信先を指定するファクシミリ送信先指定ボックス15aと、画像情報をファクシミリにより送信先へ送信するのか、印刷装置により印刷を行うのかを設定する出力設定ボックス15bと、印刷を行う場合またはファクシミリ送信を行う場合の画質を、高画質あるいは普通画質のいずれかに設定する画質設定ボックス15cと、印刷またはファクシミリ送信を行う画像情報の記録用紙のサイズを設定する用紙サイズ設定ボックス15dと、印刷またはファクシミリ送信される画像情報の見出しとして印刷される見出しを設定する見出し設定ボックス15eと、ファクシミリ送信を行った際にログ記録を記憶するか否かを設定するログ記憶設定ボックス15fと、ログ記録を記憶する場合のログレベルを設定するログレベル設定ボックス15gと、設定の終了を指示するOKボタン15hとが表示される。
各ボックスには、右方に、プルダウンメニューの表示を指示するアイコン(正方形の中に下方に向いた三角形を表示)が表示され、このアイコンをマウスでクリックすると、プルダウンメニューが表示される。例えば、送信先の場合には、印刷を行う場合に表示される空白と、個人の氏名(子泉様)などが表示される。また、用紙サイズとしては、A4、リーガル、レター、ハガキなどが表示される。これらの表示された複数の候補の中から、マウスによりカーソルを移動し、いずれかを選択することができる。選択されたパラメータは、各ボックスに表示される。
ログレベル設定ボックス15gにより設定されるログレベルには、ログレベル1とログレベル2とがあり、ログレベル1が設定された場合は、ファクシミリ装置11により送信させた際の日時や送信先などの記録が送信ログファイルに記憶され、送信されたFAX送信データは、記憶されず、ログレベル2が設定された場合は、ファクシミリ装置11により送信させた際の日時や送信先などの記録が送信ログファイルに記憶されるとともに、送信されたFAX送信データが記憶される。
次に、図3を参照して、GUI入力処理について説明する。図3は、PPD6cのパラメータを設定するGUI入力処理を示すフローチャートである。なお、このフローは、印刷システムとしてのCUPSにより提供されるプログラムにて実行される。まず、PPD6cの設定画面15を表示する(S1)。この設定画面15が、図2に示すものである。次に、この設定画面15において、入力されたイベントに応じて処理を行う(S2)。例えば、プルダウンメニューの表示が指示された場合は、プルダウンメニューを表示し、パラメータが選択または指定された場合は、そのパラメータを一時記憶したりする。
次に、入力されたイベントが設定を終了する指示であるか否かを判断する(S3)。設定を終了するイベントは、キーボードのエンターキーが押された場合や、図2に示す設定画面15において、OKボタン15hがマウスによりクリックされた場合である。
設定の終了を指示するイベントではない場合は(S3:No)、そのイベントに応じて設定画面15の表示を変更し(S4)、S2の処理に戻る。設定の終了を指示するイベントである場合は(S3:Yes)、いずれかのパラメータが変更されたか否かを判断し(S5)、いずれかのパラメータが変更された場合は(S5:Yes)、PPD6cを書き換え(S6)GUI入力処理を終了する。
S5の判断処理において、いずれのパラメータも変更されていない場合は(S5:No)、PPD6cを書き換えずに、このGUI入力処理を終了する。このGUI入力処理により、従来より行なわれた用紙サイズの変更などの一般的な印刷態様の選択と同一の感覚で、FAX送信先を選択することができる。
次に、図4を参照してコンピュータ1により実行されるファクシミリ送信処理の概要について説明する。図4は、ファクシミリ送信処理を示すフローチャートである。まず、フロントエンド処理を行う(S11)。このフロントエンド処理については、図5、図6および図7を参照して後述するが、ファクシミリを送信する際の送信先などを入力する処理である。なお、このフロントエンド処理が起動される時点では、送信される画像情報が指定されているものとする。
FAX送信データは、ポストスクリプト形式でスプールファイルに順次記憶される。スプールファイルに記憶された情報は、順次ファクシミリ装置11の解釈可能なデータ形式に変換され、コンピュータ1からファクシミリ装置11へ送信される。この処理を以下に詳述する。コンピュータ1は、ファクシミリ装置11が受信可能な状態であるか否かを検出し、受信可能な場合にスプールファイルに記憶された送信情報や印刷情報を送信するスプール処理を行う(S12)。
次にスプールファイルから出力される画像情報をファクシミリ装置11に送る処理であるバックエンド処理を行う(S13)。バックエンド処理については、図8を参照して後述する。なお、S11のフロントエンド処理とS13のバックエンド処理とが、FAXドライバ6eによりファクシミリメーカにより供給されるプログラムである。
このスプール処理は、複数のユーザやアプリケーションから非同期に送られてくる印刷情報を、順に送信する機能も有する。このためフロントエンド処理(S11)が終了した後に、バックエンド処理(S13)が行なわれるまでの間にタイムラグが生じる。
次に、図5、図6および図7を参照して、送信先などを入力するフロントエンド処理について説明する。本実施形態では、FAX送信は、印刷機能の一形態として実装されている。アプリケーション6fにより作成された送信元画像は、ポストスクリプト形式の印刷データとして出力される。また、通常アプリケーション6fは、印刷する際の処理プログラム(デフォルトではLPR)を指定可能である。本実施形態では、この処理プログラムとして、ここに述べるフロントエンド処理を使用するように設定されているものとし、アプリケーション6fにおいて印刷を行うように指示すると、このフロントエンド処理にポストスクリプト形式の印刷データが渡されることになる。
図5は、フロントエンド処理が起動された際に表示部5に表示される入力画面14である。この入力画面14には、入力された送信先であるファクシミリ番号や同報通信を行う場合の同報通信リストが記載されたファイルを表示する送信先表示窓14aと、ファクシミリ番号と同報通信リストのいずれを入力するかを指定するラジオボタン14bと、0から9までの数字とハイフンを入力するテンキー14cと、OKキー14dと、登録キー14eと、キャンセルキー14fとが表示されている。
ラジオボタン14bは、表示されている2つの丸窓のいずれかにマウスを操作してカーソルを合わせ、クリックすることにより選択することができる。また、テンキー14c、OKキー14d、登録キー14e、キャンセルキー14fについては、マウスを操作してカーソルを合わせ、クリックすることにより、その機能を設定することができる。
OKキー14dは、送信先の入力が完了したことを指示するキーであり、このOKキー14dが操作されると、送信する画像データがスプールファイルに記憶される。スプールファイルに記憶される画像は、ポストスクリプト形式で記憶される。
登録キー14eは、PPD6cに各種のパラメータを書き込むことを指示するキーである。キャンセルキー14fは、入力処理の中止を指示するものである。
ファクシミリ番号を入力する際には、ラジオボタン14bのFAX番号を指定し、テンキー14cまたは操作部7のキーボードに備えられているテンキーを使用してファクシミリ番号を入力する。同報通信を行う場合は、ラジオボタン14bの同報通信を指定し、キーボードに備えられているキーを使用して同報通信リストを構成しているファイル名を入力する。
次に、図6および図7を参照してフロントエンド処理について説明する。図6および図7は、フロントエンド処理を示すフローチャートである。このフロントエンド処理は、ポストスクリプトファイルを引数に指定された状態で立ち上げられることにより、そのポストスクリプトファイルをLPRコマンドに渡すフロントエンドとして働く。その場合には、この宛先設定プログラムにて宛先を示すオプションコマンドを生成して、同時にLPRコマンドに渡す。一方、この宛先設定プログラムは、スタンドアロンで立ち上がることもできる。この場合は、単に宛先を入力し、その宛先をPPD6cに書き込む処理を行う。
図6に示す処理では、まず、図5に示す入力画面14を表示する(S21)。次に、表示画面14またはキーボードにおける入力データを取り込む(S22)。次に、取り込んだ入力データがOKキー14dであるか否かを判断する(S23)。
取り込んだ入力データがOKキー14dである場合は(S23:Yes)、図7に示す処理へ進み、OKキー14dではない場合は(S23:No)、キャンセルキー14fか否かを判断する(S24)。取り込んだ入力データがキャンセルキー14fである場合は(S24:Yes)、このフロントエンド処理を終了し、取り込んだ入力データがキャンセルキー14fではない場合は(S24:No)、次に、取り込んだ入力データが登録キー14eであるか否かを判断する(S25)。登録キー14eである場合は(S25:Yes)、それまでに入力された送信先を示す情報をPPD6cに記憶する処理を行う。
この処理では、まずPPD6cを指定するためのダイアログ画面を表示する(S29)。ユーザーはこのダイアログ画面より、書き換えるPPD6cを選択する。次に、その選択されたPPD6cに対し、後述する一連の処理により入力された送信先データを書き込む(S30)。この処理により、前記図2に示すGUI画面の「FAX送信先」メニュー中に、この送信先データが表示され、図3に示す操作によりこの送信先を選択することが可能となる。なお、この登録キー14eは、主にスタンドアロンで立ち上げられた場合に使用されることが多いが、フロントエンドとして立ち上げた際にも使用できる。なお、ラジオボタン14bにより同報通信が選択されている場合には、登録キー14eが操作されたことは、無視されS26の処理へ進む。
S25の判断処理で、取り込んだ入力データが登録キー14eではない場合は(S25:No)、取り込んだ入力データが、ラジオボタン14bの切り替えを指示するものか否かを判断する(S26)。取り込んだ入力データが、ラジオボタン14bの切り替えを指示するものである場合は(S26:Yes)、ラジオボタン14bの切り替えを行い、取り込んだ入力データが、ラジオボタン14bの切り替えを指示するものではない場合は(S26:No)、数字または文字データであるので、送信先表示窓14aに表示を行う(S27)。S27またはS28の処理を終了した場合は、S22の処理に戻る。
次に、図7を参照して、取り込んだ入力データがOKキー14dである場合の処理について説明する。図7は、OKキー14dが操作された場合に行われる処理を示すフローチャートである。まず、ラジオボタン14bは、同報通信に設定されているか否かを判断する(S41)。ラジオボタン14bが、同報通信に設定されていない場合は(S41:No)、送信先表示窓に送信先のファクシミリ番号が表示されているので、次に続く文字列がファクシミリ番号であることを示すオプションコマンド文字列(例えば、「FAXNUMBER=」)を作成する(S42)。
一方、ラジオボタン14bが同報通信に設定されている場合は(S41:Yes)、送信先表示窓14aに同報通信の送信先が記載されたファイル名が表示されているので、
次に続く文字列がファクシミリ番号であることを示すオプションコマンド文字列(例えば、「NUMBERLIST=」)を作成し(S43)、RAM3に設けられたテンポラリエリアに、送信先表示窓14aに示されたファイル名のファイルに記載された同報通信データをコピーする(S44)。
このことにより、送信する送信情報がスプールファイルに記憶され、その間に、同報通信データファイルが書き換えられた場合でも、テンポラリエリアには、送信を指示した時のデータが保存される。よって、スプール処理の後、テンポラリエリアに記憶された同報通信リストを参照して送信先が設定されるので、間違った送信先に送信情報を送信することを防止することができる。
S42の処理またはS44の処理が終了した場合は、次に、送信先表示窓14aに表示された文字列をオプション文字列に追加し(S45)、LPRコマンドにオプション文字列を付加し(S46)、PPD6cをRAM3のテンポラリエリアにコピーする(S47)。さらにそのPPD6cのファイル名に基づいてオプション文字列を作成しLPRコマンドに付加して(S48)フロントエンド処理を終了する。
ここで、PPD6cをコピーするのは、スプール処理の後PPD6cが参照され、送信先や送信画像の仕様が設定されるが、その間にPPD6cが変更されると送信先や送信画像の仕様が異なるので、コピーを作成し、そのコピーしたPPD6cに記載された送信先や送信画像の仕様に基づいて送信データを作成するためである。
次に、図8を参照してバックエンド処理について説明する。図8は、バックエンド処理を示すフローチャートである。バックエンド処理では、まず、LPRコマンドのコマンドラインのオプションを解析し(S51)、コマンドラインにオプションとして送信先のファクシミリ番号が付加されているか否かを判断する(S52)。
コマンドラインにオプションとして送信先のファクシミリ番号が付加されている場合は(S52:Yes)、そのファクシミリ番号をFAX番号リストに記憶する(S53)。このFAX番号リストは、例えばRAM3のテンポラリエリアに記憶される送信先リストである。
コマンドラインにオプションとして送信先のファクシミリ番号が付加されていない場合(S52:No)、またはS53の処理を終了した場合は、次にコマンドラインにオプションとして同報通信のファイル名が付加されているか否かを判断する(S54)。コマンドラインにオプションとして同報通信のファイル名が付加されている場合は(S54:Yes)、テンポラリエリアに記憶されている同報通信ファイルに記憶されているファクシミリ番号をFAX番号リストに記憶する(S55)。よって、スプール処理の間に同報通信リストが書き換えられた場合でも、テンポラリエリアにコピーされた同報通信リストは、書き換えられないので、正しい送信先をFAX番号リストに記憶することができる。
次に、テンポラリエリアに記憶されている同報通信ファイルを削除する(S56)。この削除を行うことにより、以後不要なファイルがメモリから削除されるので、メモリを効率よく使用することができる。
S54の判断処理で、コマンドラインにオプションとして同報通信のファイル名が付加されていない場合(S54:No)、またはS56の処理を終了した場合は、次にテンポラリエリアに記憶されたFAX番号リストが、空であるか否かを判断する(S57)。
FAX番号リストが空である場合は(S57:Yes)、コマンドラインにオプションとしてコピーされたPPD6cが指定されているか否かを判断する(S58)。なお、フロントエンド処理のS47においてPPD6cがコピーされた場合は、S48においてコマンドラインにオプションとしてコピーされたPPD6cが指定される。フロントエンド処理を使用せずに、コマンドラインによりファクシミリ送信が命令された場合には、コピーが作成されない。
オプションとしてコピーされたPPD6cが指定されている場合は(S58:Yes)、コピーされたPPD6cから情報をとり(S59)、コピーされたPPD6cを削除する(S60)。
一方、コマンドラインにオプションとしてコピーされたPPD6cが指定されていない場合は(S58:No)、CUPS6bに登録されたPPD6cから情報をとる(S61)。S60またはS61の処理を終了した場合は、コピーされたPPD6cあるいはCUPS6bに登録されたPPD6cから取得した送信先のファクシミリ番号をFAX番号リストに追加する(S62)。
S57の判断処理でFAX番号リストが空ではない場合(S57:No)、またはS62の処理を終了した場合は、次にFAX番号リストに記憶された送信先のファクシミリ番号を記載したヘッダ情報を作成し(S63)、次に、スプールファイルから読み出したポストスクリプト形式で記述された送信データをPPD6cなどにより設定された解像度でラスタライズを行う(S64)。例えば、高解像が指定されている場合には、解像度を例えば200×100dpiとし、普通解像度が指定されている場合には、解像度を例えば100×100dpiとしてラスタライズを行う。
さらに、ファクシミリで送信することができるTIFF(Tagged Image File Format)形式の送信データにエンコードし(S65)、ヘッダ情報を付加した送信データをファクシミリ装置11へ送信出力する(S66)。
以上、実施形態に基づいて説明したように、同報通信リストを指定してファクシミリ送信を行う際に、送信を指示すると送信データは、スプール処理により一時待機状態となり、スプール処理が終了した後、同報通信リストを参照して送信先が設定される。待機している間に、同報通信リストが書き換えられると、意図した送信先とは異なる送信先に送信されるので、送信を指示する時点での同報通信リストをテンポラリエリアにコピーし、スプール処理が終了した後、テンポラリエリアにコピーした同報通信リストを参照して、送信先を設定する。よって、スプール処理の間に同報通信リストが書き換えられることを防止し、正しい送信先を設定することができる。
なお、請求項1記載の同報通信リスト指定ステップは、図6に記載のフローチャートのS22および図7に記載のフローチャートのS43の処理が該当し、記憶ステップは、図7に記載のフローチャートのS44の処理が該当し、送信データ形成ステップは、図8に記載のフローチャートのS63〜65の処理が該当し、送信ステップは、図8に記載のフローチャートのS66の処理が該当する。また、請求項2記載のファイル削除ステップは、図8に記載のフローチャートのS56の処理が該当する。
以上実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、同報通信リストに記憶された複数の送信先のファクシミリ番号を送信する画像情報のヘッダに記述してファクシミリ装置11へ送信するものとしたが、画像情報とは別のファイルとして送信してもよい。
本発明の実施形態におけるコンピュータの電気的構成を示すブロック図である。 GUIにより表示部に表示されるPPDの各種パラメータの設定画面を示す画面図である。 PPDのパラメータを設定するGUI入力処理を示すフローチャートである。 ファクシミリ送信処理を示すフローチャートである。 フロントエンド処理が起動された際に表示部に表示される入力画面を示す画面図である。 フロントエンド処理を示すフローチャートである。 OKキーが操作された場合の処理を示すフローチャートである。 バックエンド処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンピュータ(画像処理装置)
2 CPU
6 ハードディスク
6c PPD
6d 同報通信ファイル(同報通信リスト)
6e FAXドライバ(画像処理プログラム)
8 LANインターフェース(送信手段)
11 ファクシミリ装置

Claims (2)

  1. ファクシミリ装置により送信させる複数の画像情報を記憶し順次出力するスプール手段と、そのスプール手段により出力された画像情報を前記ファクシミリ装置へ送信する送信手段とを備えた画像処理装置により実行される画像処理プログラムにおいて、
    複数の送信先を記憶することができるとともに書き換え可能な同報通信リストを指定する同報通信リスト指定ステップと、
    その同報通信リスト指定ステップにより指定された同報通信リストを前記同報通信リストとは異なるファイルとして記憶する記憶ステップと、
    前記スプール手段により出力された画像情報に前記記憶ステップにより記憶されたファイルに記憶された送信先のファクシミリ番号を付加して送信データを形成する送信データ形成ステップと、
    その送信データ形成ステップにより形成された送信データを前記送信手段により前記ファクシミリ装置へ送信する送信ステップとを備えていることを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 前記送信データ形成ステップは、送信データを形成した後、前記記憶ステップにより記憶されたファイルを削除するファイル削除ステップを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像処理プログラム。
JP2005298614A 2005-10-13 2005-10-13 画像処理プログラム Expired - Fee Related JP4561580B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005298614A JP4561580B2 (ja) 2005-10-13 2005-10-13 画像処理プログラム
US11/580,073 US8411291B2 (en) 2005-10-13 2006-10-13 Image processing program product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005298614A JP4561580B2 (ja) 2005-10-13 2005-10-13 画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007110380A JP2007110380A (ja) 2007-04-26
JP4561580B2 true JP4561580B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=38035879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005298614A Expired - Fee Related JP4561580B2 (ja) 2005-10-13 2005-10-13 画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4561580B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7151305B2 (ja) * 2018-09-14 2022-10-12 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報転送装置及び情報転送プログラム
CN117997461B (zh) * 2024-03-20 2024-07-05 广州市声讯电子科技股份有限公司 一种智慧广播方法、广播系统及存储设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01265744A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Canon Inc 通信端末装置
JPH05158830A (ja) * 1991-12-06 1993-06-25 Hitachi Ltd ファクシミリ同報送信方式
JPH0951396A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Canon Inc ファクシミリ装置
JP2005210254A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Canon Inc ファクシミリ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01265744A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Canon Inc 通信端末装置
JPH05158830A (ja) * 1991-12-06 1993-06-25 Hitachi Ltd ファクシミリ同報送信方式
JPH0951396A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Canon Inc ファクシミリ装置
JP2005210254A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Canon Inc ファクシミリ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007110380A (ja) 2007-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8411291B2 (en) Image processing program product
JP4630751B2 (ja) 印刷システム、印刷装置及びその制御方法、プログラム
US9069504B2 (en) Printing apparatus and method for increasing storage area
JP4516984B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体
JP4193148B2 (ja) 情報処理システム
EP2169936B1 (en) Printer having web server function
JP2007200235A (ja) リムーバブルメディア装置、リムーバブルメディア装置制御プログラムおよびネット機器制御プログラム
JP2008191883A (ja) プリントシステム、プリントプログラム及び記録媒体
JP4810213B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
JP2011180989A (ja) プリントサーバー装置、印刷制御方法及びプログラム
JP6525705B2 (ja) 画像データ管理システム、画像データ管理方法、及びプログラム
JP4683966B2 (ja) 遠隔操作システム及び画像形成装置
US8531694B2 (en) Appending restriction information to a job before transmission
US8930450B2 (en) Information processing apparatus, and control method and storage medium therefor
JP4561580B2 (ja) 画像処理プログラム
JP6016352B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP5361399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び制御プログラム
KR101219430B1 (ko) 인쇄방법, 상기 인쇄방법을 실행할 수 있는 프로그램이수록된 기록매체 및 호스트 장치
JP4665700B2 (ja) 画像処理プログラム
JP4591943B2 (ja) ジョブ処理装置
JP4650200B2 (ja) 画像処理プログラム
JP4536441B2 (ja) ファイル変換装置、ファイル変換方法およびファイル変換プログラム
US7644104B2 (en) Image data transmission system and program for image data transmission system
JP2008005424A (ja) データ送信装置、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2015225535A (ja) 情報処理装置、及びこれを用いる認証プリントシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4561580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees