JP4561330B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入射光量に応じた電気信号を出力する固体撮像装置に関する。
従来より使用されている固体撮像装置には、光電変換素子で発生した光電荷を読み出す手段によってCCD型とCMOS型に大きく分けられる。CCD型は光電荷をポテンシャルの井戸に蓄積しつつ、転送するようになっており、又、CMOS型はフォトダイオードのpn接合容量に蓄積した電荷をMOSトランジスタを通して読み出すようになっている。そして、CMOS型の固体撮像装置について、本出願人は、そのダイナミックレンジを広くするために入射光量の対数値に比例した電気信号を生成する対数変換動作を行う構成とした固体撮像装置や、入射光量に比例した電気信号を生成する線形変換動作と対数変換動作とを切り換えることが可能な固体撮像装置を提案している(特許文献1、特許文献2参照)。
このような固体撮像装置は、同一行に配置された各画素から出力される画像信号を電圧信号として各行毎にサンプリングするとともにサンプリングされた1行分の画像信号を各列毎に装置外部に出力する読み出し回路が備えられる。即ち、読み出し回路では、1行分の画素からの画像信号が読み出されてサンプリングされるととともに、この1行分の各画素のリセットに起因するノイズ信号が読み出されてサンプリングされる。そして、このサンプリングされた画像信号及びノイズ信号が1画素毎に読み出されて、ノイズ除去された画像信号が装置外部に出力される。
特開平11−313257号公報 特開2002−77733号公報
しかしながら、このような読み出し回路は、バッファ回路やアンプ回路などがMOSトランジスタで構成されるため、構成されるMOSトランジスタの閾値電圧にバラツキが生じることによって、このMOSトランジスタの閾値バラツキが原因となり、固定パターンノイズ(FPN)を含むノイズ成分が画像信号に現れる。又、読み出し回路において、複数の読み出し用のバッファ又はアンプを備えて、それぞれのバッファ又はアンプより画像信号を出力するものがある。このような構成の場合、このバッファ又はアンプを構成するMOSトランジスタの閾値バラツキが原因となり、この閾値バラツキによるノイズ成分を備えた信号が出力されることとなる。
このような問題を鑑みて、本発明は、読み出し回路の特性のバラツキに基づく画像信号のノイズ成分を認識することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換部を備える複数の画素と、所定数の前記画素と接続されるとともに前記画素からの画像信号を時系列に読み出して出力する読み出し回路と、を備える固体撮像装置において、前記読み出し回路に接続され、前記画素と同一の構成であるとともに、受光した光量に依存しない出力信号をダミー信号として出力する複数のダミー画素を備え、前記ダミー画素からの前記ダミー信号が前記読み出し回路によって出力されるとき、前記読み出し回路から出力される前記ダミー信号が前記読み出し回路の特性を反映した値となることを特徴とする。
このような構成の固体撮像装置において、前記ダミー信号が、前記ダミー画素に所定の電圧値が与えられたときの出力信号である。更に、前記複数の画素がマトリクス状に配置されるとき、前記ダミー画素が1行分配置されるものとしても構わないし、前記ダミー画素が2行以上配置されるものとしても構わない。又、前記ダミー画素が1行分であるとき、前記ダミー画素それぞれから前記ダミー信号が複数回出力されることで、複数行分の前記ダミー信号が出力されるとともに、前記ダミー信号を出力される毎に前記ダミー画素に与える電圧値を異なるものとしても構わない。又、前記ダミー画素が2行以上であるとき、各行毎に前記ダミー信号が出力される際に前記ダミー画素に与える電圧値を異なるものとしても構わない。
前記ダミー信号に基づいて前記読み出し回路のオフセット量が確認されるとともに、前記読み出し回路が前記画素から読み出した前記画像信号を出力するとき、当該画像信号が前記読み出し回路のオフセット量に基づいて補正処理が施されるものとしても構わないし、又、前記ダミー信号に基づいて前記読み出し回路のゲイン量が確認されるとともに、前記読み出し回路が前記画素から読み出した前記画像信号を出力するとき、当該画像信号が前記読み出し回路のゲイン量に基づいて補正処理が施されるものとしても構わない。更に、前記ダミー信号に基づいて前記読み出し回路のゲイン量及びオフセット量が確認されるとともに、前記読み出し回路が前記画素から読み出した前記画像信号を出力するとき、当該画像信号が前記読み出し回路のゲイン量及びオフセット量に基づいて補正処理が施されるものとしても構わない。
又、このように補正処理を施すとき、複数の前記ダミー画素の前記ダミー信号の平均値に基づいて前記ゲイン量又は前記オフセット量が求められるものとしても構わない。このとき、前記読み出し回路毎に、前記ダミー信号の平均値が求められる。又、複数行分の前記ダミー信号が出力されるときは、各行毎に、前記ダミー信号の平均値が求められるものとしても構わない。更に、前記読み出し回路を複数備えるものとしても構わない。
本発明によると、読み出し回路から出力されるダミー画素によるダミー信号が、読み出し回路の特性を反映した値となるため、このダミー信号に基づいて読み出し回路の特性を確認することができる。よって、読み出し回路の特性のバラツキに基づいて画像信号に生じるノイズ成分を認識することができる。又、この読み出し回路の特性を確認するとともに、確認した読み出し回路の特性に基づく補正処理を施すことで、読み出し回路の特性のバラツキに基づく画像信号のノイズ成分を低減することができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、以下に、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。
(撮像装置の構成)
図1に示す撮像装置は、被写体を撮像することで入射光量に応じた画像信号と出力部のゲイン及びオフセットを表すダミー信号とを出力する固体撮像装置1と、固体撮像装置1から出力される画像信号及びダミー信号をデジタル信号に変換するA/D変換部2と、A/D変換部2でデジタル信号に変換されたダミー信号の平均値を求める平均値算出部3と、平均値演算部で得られたダミー信号の平均値に基づいて補正量を設定する補正量演算部4と、補正量演算部4で得られた補正量に基づいてA/D変換部2でデジタル信号に変換された画像信号に対して補正処理を施す補正処理部5と、補正処理部5で補正処理された画像信号に対して各種画像処理を施す画像処理部6と、固体撮像装置1における各信号の電圧値の制御を行う信号制御部7と、を備える。
(固体撮像装置の構成)
このように構成される撮像装置における固体撮像装置1について、図2を参照して説明する。図2の固体撮像装置1は、行列配置(マトリクス配置)されるとともに撮像動作を行う画素G11〜Gmnと、2行分設置されるとともにダミー信号を出力するダミー画素Gx11〜Gxm2とを備える。そして、画素G11〜Gmn及びダミー画素Gx11〜Gxm2より、垂直走査回路11によって行毎に信号が行(ライン)13−a,13−b,13−1,13−2,…,13−nに順次与えられることで、各行毎に、各列のダミー画素及び画素の信号が出力信号線14−1,14−2,…,14−mそれぞれに出力される。尚、mを2以上の偶数とするとともに、nを1以上の自然数とする。
このとき、出力信号線14−1〜14−mそれぞれには、負荷トランジスタとなるNチャネルのMOSトランジスタQa1〜Qamのドレインがそれぞれ接続されるため、出力信号線14−1〜14−mそれぞれに電圧信号が出力される。即ち、出力信号線14−k(kは、1≦k≦mの自然数)を代表して説明すると、出力信号線14−kにMOSトランジスタQakのドレインが接続される。そして、このMOSトランジスタQakのゲート及びソースそれぞれに直流電圧VD,VPSが印加されることで、MOSトランジスタQakそれぞれが負荷トランジスタとして働く。
このように構成されるとき、画素G11〜Gmnには、後述するように、これらの画素で発生した光電荷に基づく信号を出力するMOSトランジスタT2が設けられている。このMOSトランジスタT2と上記MOSトランジスタQa(図2のMOSトランジスタQa1〜Qamに相当する)とが、出力信号線14(図2の出力信号線14−1〜14−mに相当する)を介して接続されるとき、MOSトランジスタQaは抵抗又は定電流源と等価であり、このMOSトランジスタT2,Qaによる回路はソースフォロア型の増幅回路となっている。尚、この場合、MOSトランジスタT2から増幅出力されるのは電流であると考えてよい。
このようにソースフォロア型の増幅回路を構成することにより、出力信号線14よりこの増幅回路がない場合に比べて大きな信号を増幅して出力することができる。従って、画素がダイナミックレンジ拡大のために感光素子から発生する光電流を自然対数的に変換しているような場合は、そのままでは出力信号が小さいが、本増幅回路を設けることにより結果として増幅回路がない場合に比べて大きな信号が得られるため、後続の信号処理回路(図示せず)での処理が容易になる。又、増幅回路の負荷抵抗部分を構成するMOSトランジスタQaを画素内に設けずに、列方向に配置された複数の画素が接続される出力信号線14−1、14−2、・・・、14−m毎に設けることにより、負荷抵抗又は定電流源の数を低減でき、半導体チップ上で増幅回路が占める面積を少なくできる。
又、出力信号線14−1〜14−mのそれぞれに、スイッチS1−1〜S1−m及びスイッチS2−1〜S2−mが接続される。即ち、スイッチS1−kの一端とスイッチS2−kの一端とが、MOSトランジスタQakのドレインに接続される。又、スイッチS1−1〜S1−m及びスイッチS2−1〜S2−mそれぞれに、キャパシタC1−1〜C1−m及びキャパシタC2−1〜C2−mそれぞれが接続される。即ち、スイッチS1−kの他端が、他端に直流電圧VPSが印加されキャパシタC1−kの一端に接続されるとともに、スイッチS2−kの他端が、他端に直流電圧VPSが印加されキャパシタC2−kの一端に接続される。
更に、スイッチS1−1〜S1−mとキャパシタC1−1〜C1−mの接続ノードがバッファ15−1〜15−mの入力側に接続されるとともに、スイッチS2−1〜S2−mとキャパシタC2−1〜C2−mの接続ノードがバッファ16−1〜16−mの入力側に接続される。このバッファ15−k,16−kは、図2及び図3で説明したのと同様に複数のMOSトランジスタで構成されるソースフォロアアンプから成る。そして、バッファ15−k,16−kそれぞれから出力される画像信号及びノイズ信号が、差動増幅器17の非反転入力端子及び反転入力端子それぞれに入力される。
よって、スイッチS1−1〜S1−mがONとされることで、出力信号線14−1〜14−mに電圧信号として現れる画像信号又はダミー信号が、それぞれ、キャパシタC1−1〜C1−mに与えられてサンプルホールドされる。更に、スイッチS2−1〜S2−mがONとされることで、出力信号線14−1〜14−mに電圧信号として現れるノイズ信号が、それぞれ、キャパシタC2−1〜C2−mに与えられてサンプルホールドされる。
そして、キャパシタC1−1〜C1−mに与えられてサンプルホールドされた画像信号又はダミー信号は、それぞれ、水平走査回路12によってその内部スイッチがONとされるバッファ15−1〜15−mを介して、差動増幅器17a,17bの非反転入力端子に与えられる。即ち、キャパシタC1−1,C1−3,…,C1−(m−1)にサンプルホールドされた画像信号又はダミー信号が、バッファ15−1,15−3,…15−(m−1)それぞれを介して差動増幅器17aの非反転入力端子に与えられるとともに、キャパシタC1−2,C1−4,…,C1−mにサンプルホールドされた画像信号又はダミー信号が、バッファ15−2,15−4,…,15−mそれぞれを介して差動増幅器17bの非反転入力端子に与えられる。
又、キャパシタC2−1〜C2−mに与えられてサンプルホールドされたノイズ信号は、それぞれ、水平走査回路12によってその内部スイッチがONとされるバッファ16−1〜16−mを介して、差動増幅器17a,17bの反転入力端子に与えられる。即ち、キャパシタC2−1,C2−3,…,C2−(m−1)にサンプルホールドされたノイズ信号が、バッファ16−1,16−3,…16−(m−1)それぞれを介して差動増幅器17aの反転入力端子に与えられるとともに、キャパシタC2−2,C2−4,…,C2−mにサンプルホールドされたノイズ信号が、バッファ16−2,16−4,…,16−mそれぞれを介して差動増幅器17bの反転入力端子に与えられる。
このように、画像信号又はダミー信号とノイズ信号とが差動増幅器17a,17bそれぞれに与えられると、この差動増幅器17a,17bにおいて、同一の画素の画像信号又はダミー信号からノイズ信号を減算する減算処理が行われることで、各画素のリセットに起因するノイズ成分が除去された画像信号又はダミー信号が出力される。この差動増幅器17a,17bよりパラレルに画像信号を出力することで、固体撮像装置1が2つのチャンネルの読み出し回路を備えた構成となる。
(画素の構成例)
この図2のような構成の固体撮像装置1における各画素G11〜Gmn及び各ダミー画素Gx11〜Gxm2の一構成例を、図3に示す。図3に示す画素は、カソードに直流電圧VPSが印加されたフォトダイオードPDのアノードにMOSトランジスタT1のソースが接続され、このMOSトランジスタT1のドレインにMOSトランジスタT4のソース及びMOSトランジスタT2のゲートが接続される。
そして、MOSトランジスタT2のソースにMOSトランジスタT3のドレインが接続されるとともに、MOSトランジスタT3のソースが出力信号線14(図2の出力信号線14−1〜14−mに相当する)に接続される。このMOSトランジスタT1〜T4は、NチャネルのMOSトランジスタである。又、MOSトランジスタT4のドレインに信号φVPDが与えられとともに、MOSトランジスタT2のドレインに直流電圧VPDが印加される。そして、MOSトランジスタT1,T3,T4それぞれのゲートに信号φTX,φV,φRSが与えられる。
このように構成される画素G11〜Gmn及びダミー画素Gx11〜Gxm2を備える固体撮像装置1は、画素G11〜Gmnによる通常の撮像動作と、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号生成動作とを行う。この通常の撮像動作を行う画素G11〜Gmnにおける各素子の動作タイミングと、ダミー信号生成動作ダミー画素Gx11〜Gxm2における各素子の動作タイミングは、異なるものとなる。よって、以下では、通常の撮像動作及びダミー信号生成動作それぞれにおける動作について説明する。
(ダミー信号生成動作)
まず、固体撮像装置1のダミー画素Gx11〜Gxm2によってダミー信号生成動作が行われるときの各部の動作について、図面を参照して説明する。図4は、固体撮像装置1のダミー画素Gx11〜Gxm2とスイッチS1−1〜S1−m,S2−1〜S2−mそれぞれに与える信号の状態を示す水平ブランク期間のタイミングチャートである。このダミー信号生成動作は、水平ブランク期間毎に、ダミー画素Gx11〜Gxm2が、Gx11〜Gxm1、Gx12〜Gxm2の順で、各行毎にダミー信号生成動作を行って、各ダミー画素からのダミー信号が出力される。
このとき、各ダミー画素Gx1q〜Gxmq(q=1,2)において、まず、信号φVPDをハイの状態として、この信号φVPDによる電圧値を、MOSトランジスタT2のゲートに接続される浮遊拡散層(FD:Floating Diffusion)をリセットするための電圧値とする。そして、ハイとなる信号φRSをMOSトランジスタT4のゲートに与えてMOSトランジスタT4をONとすることで、MOSトランジスタT2のゲートをリセットする。そして、信号φRSをローとした後に、ハイとなるパルス信号φVをMOSトランジスタT3のゲートに与えてMOSトランジスタT3をONとすることで、MOSトランジスタT2と出力信号線14とを接続する。このようにMOSトランジスタT3をONとすることで、MOSトランジスタT2のゲート及びMOSトランジスタT2のゲートに接続されるFDをリセットした値に応じた電流が出力信号線14に流れる。
よって、出力信号線14に接続されるMOSトランジスタQa(図2のMOSトランジスタQa1〜Qamに相当する)及びMOSトランジスタT2によってソースフォロアアンプを構成するため、出力信号線14には、リセット時のMOSトランジスタT2のゲート電圧に応じた値となる電圧信号がノイズ信号として現れる。このとき、スイッチS2(図2のスイッチS2−1〜S2−mに相当する)をONとすることで、ノイズ信号が、キャパシタC2(キャパシタC2−1〜C2−mに相当する)に与えられて、サンプルホールドされる。即ち、各画素Gx1q〜Gxmqからのノイズ信号がそれぞれ、キャパシタC2−1〜C2−mそれぞれにサンプルホールドされる。このノイズ信号は、MOSトランジスタT4をONとしてFDをリセットした差異のリセットノイズを反映したノイズ信号となる。
そして、信号φVをローとするとともにスイッチS2−1〜S2−mをOFFとすると、ハイとなるパルス信号φTXをMOSトランジスタT1のゲートに与えるとともに信号φRSをハイとして、MOSトランジスタT1,T4をONとする。そして、このようにして、フォトダイオードPDとMOSトランジスタT2のゲートとを電気的に接続するとともに、信号φVPDの信号線とMOSトランジスタT2のゲートとを電気的に接続すると、信号φVPDをローとする。
このとき、信号φVPDの電圧値は、MOSトランジスタT2のゲートがリセットされるときの電圧値よりも低い値となり、フォトダイオードPDからの光電荷の影響を受けない値とされる。よって、MOSトランジスタT2のゲートに構成されるFDの電圧が、信号φVPDのローとなるときの電圧値となる。そして、信号φTXがローとされてMOSトランジスタT2がOFFとなった後、信号φRSをローとしてMOSトランジスタT4をOFFとするとともに、信号φVPDをハイとする。
その後、ハイとなるパルス信号φVをMOSトランジスタT3のゲートに与えてMOSトランジスタT3をONとする。このとき、MOSトランジスタT2のゲート電圧が信号φVPDのローの電圧値に基づく電圧値となるため、この信号φVPDのローの電圧値に応じた電流がMOSトランジスタT2より出力信号線14に流れる。よって、ダミー信号が、MOSトランジスタT3及び出力信号線14を介して、信号φVPDのローの電圧値に応じた値の電圧信号として出力される。
又、ハイとなるパルス信号φVを与えるときに、スイッチS1(図2のスイッチS1−1〜S1−mに相当する)をONとすることで、ダミー信号が、キャパシタC1(キャパシタC1−1〜C1−mに相当する)に与えられて、サンプルホールドされる。即ち、各画素Gx1q〜Gxmqからのダミー信号がそれぞれ、キャパシタC1−1〜C1−mそれぞれにサンプルホールドされる。そして、パルス信号φVをローとするとともにスイッチS1−1〜S1−mをOFFとする。
このようにして、q行目1行分となる画素Gx1q〜Gxmqそれぞれから出力される2つの信号のうち、ダミー信号がキャパシタC1−1〜C1−mに格納されるとともに、ノイズ信号がキャパシタC2−1〜C2−mに格納される。その後、バッファ15−1〜15−mとバッファ16−1〜16−mそれぞれが順番にONとされる。このとき、差動増幅器17aに対して、バッファ15−1,15−3,…,15−(m−1)が順番にONとされるとともに、バッファ16−1,16−3,…,16−(m−1)が順番にONとされる。又、差動増幅器17bに対して、バッファ15−2,15−4,…,15−mが順番にONとされるとともに、バッファ16−2,16−4,…,16−mが順番にONとされる。
よって、ダミー画素Gx1q,Gx3q,…,Gx(m-1)qそれぞれにおけるダミー信号及びノイズ信号が順番に、差動増幅器17aの非反転入力端子及び反転入力端子に与えられるとともに、ダミー画素Gx2q,Gx4q,…,Gxmqそれぞれにおけるダミー信号及びノイズ信号が順番に、差動増幅器17bの非反転入力端子及び反転入力端子に与えられる。そして、差動増幅器17aから、ダミー画素Gx1q,Gx3q,…,Gx(m-1)qそれぞれにおけるノイズ除去されたダミー信号が出力されるとともに、差動増幅器17bから、ダミー画素Gx2q,Gx4q,…,Gxmqそれぞれにおけるノイズ除去されたダミー信号が出力される。
即ち、p列目(p=1,3,…,m−1)のバッファ15−p,16−pがそれぞれONとされるとき、p+1列目のバッファ15−(p+1),16−(p+1)がそれぞれONとされる。よって、キャパシタC1−pにサンプルホールドされているダミー画素Gxpqにおけるダミー信号がバッファ15−pを介して差動増幅器17aの非反転入力端子に入力されるとともに、キャパシタC2−pにサンプルホールドされているダミー画素Gxpqにおけるノイズ信号がバッファ16−pを介して差動増幅器17aの反転入力端子に入力される。又、キャパシタC1−(p+1)にサンプルホールドされているダミー画素Gx(p+1)qにおけるダミー信号がバッファ15−(p+1)を介して差動増幅器17bの非反転入力端子に入力されるとともに、キャパシタC2−(p+1)にサンプルホールドされているダミー画素Gx(p+1)qにおけるノイズ信号がバッファ16−(p+1)を介して差動増幅器17bの反転入力端子に入力される。
そして、差動増幅器17a,17bにおいて、ダミー信号からノイズ信号が減算されることによって、ダミー画素Gxpqにおけるノイズ除去されたダミー信号が差動増幅器17aより出力されるとともに、ダミー画素Gx(p+1)qにおけるノイズ除去されたダミー信号が差動増幅器17bより出力される。
(通常の撮像動作)
次に、この固体撮像装置1の画素G11〜Gmnによって通常の撮像動作が行われるときの各部の動作について、図面を参照して説明する。図5は、固体撮像装置1の画素G11〜GmnとスイッチS1−1〜S1−m,S2−1〜S2−mそれぞれに与える信号の状態を示す水平ブランク期間のタイミングチャートである。このとき、水平ブランク期間毎に、画素G11〜Gmnが、G11〜Gm1、G12〜Gm2、…、G1n〜Gmnの順で、各行毎に撮像動作を行うとともに、撮像して得られた画像信号が出力される。
r行目の各画素G1r〜Gmr(r=1,2,…,n)において撮像動作が行われるとき、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号生成動作と異なり、信号φVPDを常にハイの状態として、この信号φVPDによる電圧値を、MOSトランジスタT2のゲートに接続されるFDをリセットするための電圧値とする。そして、まず、ハイとなるパルス信号φRSをMOSトランジスタT4のゲートに与えてMOSトランジスタT4をONとすることで、MOSトランジスタT2のゲート及びFDにおける電圧値をリセットする。そして、信号φRSをローとしてMOSトランジスタT4をOFFとした後、ハイとなるパルス信号φVをMOSトランジスタT3のゲートに与えてMOSトランジスタT3をONとすることで、MOSトランジスタT2と出力信号線14とを接続する。
よって、MOSトランジスタT2のゲート及びFDをリセットした値に応じた電流が出力信号線14に流れ、出力信号線14には、リセット時のMOSトランジスタT2のゲート電圧に応じた値となる電圧信号によるノイズ信号が現れる。このとき、スイッチS2−1〜S2−mがONとされるために、画素G1r〜Gmrそれぞれのノイズ信号がキャパシタC2−1〜C2−mに与えられて、サンプルホールドされる。
又、このとき、光が入射されるフォトダイオードPDにおいて光電荷が発生し、この光電荷がフォトダイオードPDとMOSトランジスタT1のソースとの接続ノードにおけるFDに蓄積される。よって、フォトダイオードPDとMOSトランジスタT1のソースとの接続ノードにおける電圧が、入射光量に応じた電圧として現れる。そして、ノイズ信号が出力されて、信号φVをローとするとともにスイッチS2−1〜S2−mをOFFとすると、ハイとなる信号φTXをMOSトランジスタT1のゲートに与えて、MOSトランジスタをONとする。よって、フォトダイオードPDとMOSトランジスタT1のソースとの接続ノードにおける光電荷がMOSトランジスタT2のゲートに接続されるFDに転送される。そのため、フォトダイオードPDに入射された光量に応じた電圧がMOSトランジスタT2のゲートに現れる。
即ち、MOSトランジスタT2のゲートに、入射光量の積分値に対して線形的に変化する電圧がサンプルホールドされる。その後、信号φTXがローとされてMOSトランジスタT1がOFFとされると、ハイとなるパルス信号φVをMOSトランジスタT3のゲートに与えてMOSトランジスタT3をONとすることで、MOSトランジスタT2と出力信号線14とを接続する。このようにMOSトランジスタT3をONとすることで、MOSトランジスタT2,T3を介して入射光量の積分値に対して線形的に比例した電流が出力信号線14に流れる。
このとき、出力信号線14に接続されるMOSトランジスタQa及びMOSトランジスタT2によってソースフォロアアンプを構成するため、出力信号線14には、入射光量の積分値に対して線形的に比例した値となる電圧信号が現れる。そして、この電圧信号による画像信号が、スイッチS1(図2のスイッチS1−1〜S1−mに相当する)を介してキャパシタC1(キャパシタC1−1〜C1−mに相当する)に与えられて、サンプルホールドされる。即ち、各画素G1r〜Gmrからの画像信号がそれぞれ、キャパシタC1−1〜C1−mそれぞれにサンプルホールドされる。その後、信号φVをローとしてMOSトランジスタT3をOFFとするとともに、スイッチS1−1〜S1−mをOFFとする。
このような動作が、画素G11〜Gmnにおいて、G11〜Gm1、G12〜Gm2、…、G1n〜Gmnの順で、行毎に行われる。そして、1行分となる画素G1r〜Gmrの画像信号がキャパシタC1−1〜C1−mにサンプルホールドされるとともに、1行分となる画素G1r〜Gmrのノイズ信号がキャパシタC2−1〜C2−mにサンプルホールドされると、ダミー信号生成動作を行うときと同様、バッファ15−1〜15−m,16−1〜16−mが、順番にONとなる。そして、差動増幅器17a,17bそれぞれにおいて、同一画素の画像信号及びノイズ信号それぞれが非反転入力端子及び反転入力端子に与えられ、ノイズ成分が除去された画像信号が出力される。
即ち、p列目のバッファ15−p,16−pがそれぞれONとされるとき、p+1列目のバッファ15−(p+1),16−(p+1)がそれぞれONとされる。よって、キャパシタC1−pにサンプルホールドされている画素Gprにおける画像信号がバッファ15−pを介して差動増幅器17aの非反転入力端子に入力されるとともに、キャパシタC2−pにサンプルホールドされている画素Gprにおけるノイズ信号がバッファ16−pを介して差動増幅器17aの反転入力端子に入力される。又、キャパシタC1−(p+1)にサンプルホールドされている画素G(p+1)rにおける画像信号がバッファ15−(p+1)を介して差動増幅器17bの非反転入力端子に入力されるとともに、キャパシタC2−(p+1)にサンプルホールドされている画素G(p+1)rにおけるノイズ信号がバッファ16−(p+1)を介して差動増幅器17bの反転入力端子に入力される。
そして、差動増幅器17a,17bにおいて、画像信号からノイズ信号が減算されることによって、画素Gprにおけるノイズ除去された画像信号が差動増幅器17aより出力されるとともに、画素G(p+1)rにおけるノイズ除去された画像信号が差動増幅器17bより出力される。
このように画素G11〜Gmnが通常の撮像動作を行うとともにダミー画素Gx11〜Gxm2がダミー信号生成動作を行うとき、この通常の撮像動作とダミー信号生成動作とを同一のフレームで行うものとしても構わないし、又、通常の撮像動作とダミー信号生成動作とを別のフレームで行うものとしても構わない。よって、以下では、(1)同一のフレームで撮像動作とダミー信号生成動作とを行う場合と、(2)異なるフレームで撮像動作とダミー信号生成動作とを行う場合とのそれぞれの場合における、撮像装置の動作について説明する。
(1)同一フレームの場合
ダミー信号生成動作と通常の撮像動作とが各フレーム毎に同一フレームにおいて行われるとき、信号制御部7より固体撮像装置1に各信号が与えられると、固体撮像装置1において、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号生成動作が行われる。このとき、まず、ダミー画素Gx11,Gx31,…,Gx(m-1)1によるダミー信号が差動増幅器17aから順番に出力されるとともに、ダミー画素Gx21,Gx41,…,Gxm1によるダミー信号が差動増幅器17bから順番に出力される。そして、ダミー画素Gx12,Gx32,…,Gx(m-1)2によるダミー信号が差動増幅器17aから順番に出力されるとともに、ダミー画素Gx22,Gx42,…,Gxm2によるダミー信号が差動増幅器17bから順番に出力される。
このようにして差動増幅器17a,17bそれぞれから各画素毎に出力されるダミー信号は、A/D変換部2に与えられてデジタル信号に変換された後、平均値算出部3に与えられる。平均値算出部3では、差動増幅器17aより出力されるダミー信号の平均値を演算するとともに、差動増幅器17bより出力されるダミー信号の平均値を演算する。このとき、各行毎にダミー信号の平均値が求められる。
即ち、平均値算出部3において、ダミー画素Gx11,Gx31,…,Gx(m-1)1のダミー信号の総和をm/2画素で除算して、差動増幅器17aから出力される1行目のダミー信号の平均値を求めるとともに、ダミー画素Gx12,Gx32,…,Gx(m-1)2のダミー信号の総和をm/2画素で除算して、差動増幅器17aから出力される2行目のダミー信号の平均値を求める。又、ダミー画素Gx21,Gx41,…,Gxm1のダミー信号の総和をm/2画素で除算して、差動増幅器17bから出力される1行目のダミー信号の平均値を求めるとともに、ダミー画素Gx22,Gx42,…,Gxm2のダミー信号の総和をm/2画素で除算することで、差動増幅器17bから出力される2行目のダミー信号の平均値を求める。
このようにして算出された差動増幅器17a,17bそれぞれから出力される1行目及び2行目のダミー画素によるダミー信号の平均値が、補正量演算部4に与えられる。尚、本実施形態においては、差動増幅器17aから出力される画像信号に現れるオフセット量とゲイン量とを基準とするものとする。よって、補正量演算部4では、差動増幅器17a,17bそれぞれから出力される1行目及び2行目のダミー信号の平均値に基づいて、差動増幅器17bから出力される画像信号のオフセット量又はゲイン量を補正するための補正量を求める。尚、この補正量演算部4の動作については、後述する。このようにして求められた補正量が補正処理部5に与えられ、補正処理部5における補正処理を行うために格納される。
そして、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号が固体撮像装置1より出力されると、信号制御部7より固体撮像装置1に各信号が与えられることで、このダミー信号に続いて、画素G11〜Gmnが通常の撮像動作を行うことで得られた画像信号が固体撮像装置1より出力される。即ち、r行目の画素G1r〜Gmrからの画像信号が出力されるとき、画素G1r,G3r,…,G(m-1)rによる画像信号が差動増幅器17aから順番に出力されるとともに、ダミー画素G2r,G4r,…,Gmrによる画像信号が差動増幅器17bから順番に出力される。
このようにして差動増幅器17a,17bそれぞれから各画素毎に出力される画像信号は、A/D変換部2でデジタル信号に変換された後、補正処理部5に与えられる。そして、差動増幅器17bから出力された画像信号を補正量演算部4で算出した補正量に応じて補正処理を施すことで、差動増幅器17bから出力された画像信号に対して、差動増幅器17bにおけるオフセット量又はゲイン量を補正する。尚、この補正処理部5における動作についても、後述する。
即ち、補正処理部5において、差動増幅器17bより出力される画像信号に対して、補正量演算部4で算出した補正量に応じた補正処理を施して画像処理部6に与えるとともに、差動増幅器17aより出力される画像信号をそのまま画像処理部6に与える。よって、画像処理部6では、差動増幅器17a,17bによるオフセット量又はゲイン量の違いによるバラツキが抑制された画像信号が与えられる。そして、画像処理部6において、補正処理部5を通じて与えられた画像信号に対して、エッジ強調処理やホワイトバランス処理などの画像処理が施される。
又、固体撮像装置1では、上述の画素G11〜Gmnの通常の撮像動作が終了すると、次フレームにおけるダミー信号生成動作と通常の撮像動作とを順に行う。このように、本例では、各フレーム毎に、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号生成動作と画素G11〜Gmnの通常の撮像動作とを順番に繰り返し行う。よって、平均値演算部3と補正量演算部4による補正量の算出が、各フレーム毎に行われる。
(2)異なるフレームの場合
ダミー信号生成動作と通常の撮像動作とが別のフレームにおいて行われるとき、複数フレームに毎に1フレームのダミー信号生成動作が行われる。まず、信号制御部7より固体撮像装置1に各信号が与えられて、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号生成動作が行われるとき、同一フレームの場合と同様、差動増幅器17a,17bそれぞれから各画素毎に出力されるダミー信号が、A/D変換部2に与えられてデジタル信号に変換された後、平均値算出部3に与えられる。
そして、平均値算出部3において、差動増幅器17a,17bそれぞれから出力される1行目及び2行目のダミー信号の平均値を求められた後、このダミー信号の平均値が補正量演算部4に与えられて、差動増幅器17bから出力される画像信号のオフセット量又はゲイン量を補正するための補正量が求められる。(尚、この補正量演算部4の動作については、後述する。)この補正量演算部4で算出された補正量が補正処理部5に与えられ、補正処理部5における補正処理を行うために格納される。
このようにして、ダミー信号生成動作を行うフレームが終了すると、同一フレームで動作させる場合と異なり、次に続く複数フレームにおいて、画素G11〜Gmnによる通常の撮像動作のみを行う。このとき、固体撮像装置1の差動増幅器17a,17bそれぞれから各画素毎に出力される画像信号は、A/D変換部2でデジタル信号に変換された後、補正処理部5に与えられる。そして、補正処理部5において、差動増幅器17bから出力された画像信号を補正量演算部4で算出した補正量に応じて補正処理を施す。(尚、この補正処理部5における動作についても、後述する。)
よって、画像処理部6には、補正処理が施された差動増幅器17bから出力された画像信号が与えられるとともに、差動増幅器17aから出力された画像信号が補正処理されることなく与えられる。このようにして、差動増幅器17a,17bによるオフセット量又はゲイン量の違いによるバラツキが抑制された画像信号が画像処理部6に与えられると、この画像信号に各種画像処理が施される。
この画素G11〜Gmnによる通常の撮像動作が複数フレーム分行われると、再び、ダミー画素Gx11〜Gxm2によるダミー信号生成動作が行われる。そのため、本例では、1フレームのダミー信号生成動作と複数フレームの通常の撮像動作とが、繰り返し行われる。よって、連続して行われる通常の撮像動作時において、補正処理部5による画像信号の補正処理を行う際、この撮像動作が行われる前に成されたダミー信号生成動作による同一の補正量が、次のダミー信号生成動作が行われるまで連続して使用される。尚、通常の撮像動作をする場合に、画素G11〜Gmnだけでなく、ダミー画素Gx11〜Gxmnも用いて1フレームの画像信号を得るようにしても構わない。このようにすると、より多くの画素で撮像を行うことができる。
このように動作する撮像装置における補正量演算部4における動作と、補正処理部5における動作について、以下に説明する。この補正量演算部4における補正量として、(1)オフセット量のみを設定する場合、(2)ゲイン量のみを設定する場合、(3)オフセット量及びゲイン量を設定する場合のいずれとしても構わない。それぞれの場合における補正量演算部4における動作と補正処理部5における動作とを、以下に説明する。
尚、ダミー信号生成動作が行われる場合、ダミー画素Gx11〜Gxm2それぞれからダミー信号が出力される際に、1行目のダミー画素Gx11〜Gxm1に与える信号φVPDのローとなる電圧値を一定とするとともに、2行目のダミー画素Gx12〜Gxm2に与える信号φVPDのローとなる電圧値を一定とする。又、このとき、1行目のダミー画素Gx11〜Gxm1に与える信号φVPDのローとなる電圧値と、2行目のダミー画素Gx12〜Gxm2に与える信号φVPDのローとなる電圧値とを異なる値とする。
そのため、1行目のダミー画素Gx11〜Gxm1によるダミー信号生成動作が行われるとき、差動増幅器17a,17bそれぞれの非反転入力端子及び反転入力端子に入力されるダミー信号及びノイズ信号それぞれの値の差が一定の値VLaとなる。又、2行目のダミー画素Gx12〜Gxm2によるダミー信号生成動作が行われるとき、差動増幅器17a,17bそれぞれの非反転入力端子及び反転入力端子に入力されるダミー信号及びノイズ信号それぞれの値の差が一定の値VLbとなる。
このとき、差動増幅器17aのゲイン量及びオフセット量をα1,β1とし、差動増幅器17bのゲイン量及びオフセット量をα2、β2とする。即ち、差動増幅器17a,17bそれぞれから出力されるノイズ除去後の1行目のダミー画素Gx11〜Gxm1によるダミー信号の平均値V1a,V2aがそれぞれ、α1×VLa+β1、α2×VLa+β2となり、差動増幅器17a,17bそれぞれから出力されるノイズ除去後の2行目のダミー画素Gx12〜Gxm2によるダミー信号の平均値V1b,V2bがそれぞれ、α1×VLb+β1、α2×VLb+β2となる。
(1)オフセット量のみ
平均値算出部3より差動増幅器17aからのダミー信号の平均値V1a,V1bと差動増幅器17bからのダミー信号の平均値V2a,V2bとが、補正量演算部4に与えられると、補正量演算部4において、ダミー信号の平均値V1a,V1b,V2a,V2bに基づいて、差動増幅器17a,17bのオフセット量β1,β2の差が求められる。このとき、平均値算出部3より入力されるダミー信号の平均値に基づいて演算することによって、オフセット量の差Δβ(=β1−β2)が求められる。
即ち、ゲイン量α1,α2が略等しいとみなされるため、1行目のダミー信号の平均値による差(V1a−V2a)又は2行目のダミー信号の平均値による差(V1b−V2b)を求めることによって、オフセット量β1,β2の差Δβが求められる。よって、このオフセット量の差Δβが補正量として求められると、補正処理部5に与えられて格納される。又、1行目のダミー信号の平均値による差(V1a−V2a)と2行目のダミー信号の平均値による差(V1b−V2b)の平均値により、オフセット量の差Δβが求められるものとしても構わない。
このようにして、オフセット量の差Δβが補正量として補正処理部5に与えられると、補正処理部5において、オフセット量の差Δβが格納される。そして、差動増幅器17bから出力された画像信号の値V4に対してオフセット量の差Δβを加算し、その値をV4+Δβに補正して、画像処理部6に出力する。又、差動増幅器17aから出力された画像信号の値V3の値を補正処理することなく、画像処理部6に出力する。
(2)ゲイン量のみ
この場合、平均値算出部3より差動増幅器17aからのダミー信号の平均値V1a,V1bと差動増幅器17bからのダミー信号の平均値V2a,V2bとが、補正量演算部4に与えられると、補正量演算部4において、ダミー信号の平均値V1a,V1b,V2a,V2bに基づいて、差動増幅器17a,17bのゲイン量α1,α2の比が求められる。このとき、平均値算出部3より入力されるダミー信号の平均値に基づいて演算することによって、ゲイン量の比dα(=α1/α2)が求められる。
即ち、まず、差動増幅器17aから出力される1行目のダミー信号の平均値V1aと2行目のダミー信号の平均値V1bとの差(V1a−V1b)が求められるとともに、差動増幅器17bから出力される1行目のダミー信号の平均値V2aと2行目のダミー信号の平均値V2bとの差(V2a−V2b)が求められる。この差動増幅器17aより出力される1行目と2行目のダミー信号の平均値の差(V1a−V1b)がα1×(VLa−VLb)となり、差動増幅器17bより出力される1行目と2行目のダミー信号の平均値の差(V2a−V2b)がα2×(VLa−VLb)となる。
よって、差動増幅器17aより出力される1行目と2行目のダミー信号の平均値の差(V1a−V1b)と差動増幅器17bより出力される1行目と2行目のダミー信号の平均値の差(V2a−V2b)との比(V1a−V1b)/(V2a−V2b)を求めることによって、ゲイン量の比dαが求められる。このようにして、ゲイン量の比dαが補正量として補正処理部5に与えられると、このゲイン量の比dαが補正処理部に格納される。又、この補正処理部5では、オフセット量β2が予め設定されて格納されている。
そして、補正処理部5において、差動増幅器17bから出力された画像信号の値V4に対して、下の(1)式に従った演算を施すことによって、その値をV4xに補正して画像処理部6に出力する。又、差動増幅器17aから出力された画像信号の値V3の値を補正処理することなく、画像処理部6に出力する。
V4x=(V4−β2)×dα+β2 …(1)
(3)オフセット量及びゲイン量
この場合、平均値算出部3より差動増幅器17aからのダミー信号の平均値V1a,V1bと差動増幅器17bからのダミー信号の平均値V2a,V2bとが、補正量演算部4に与えられると、補正量演算部4において、ダミー信号の平均値V1a,V1b,V2a,V2bに基づいて、差動増幅器17a,17bのゲイン量α1,α2及びオフセット量β1,β2それぞれが求められる。そして、求められた差動増幅器17a,17bのゲイン量α1,α2及びオフセット量β1,β2から、ゲイン量の比dα(=α1/α2)及びオフセットの差Δβ(=β1−β2)が求められる。
このとき、差動増幅器17a,17bに入力されるダミー信号とノイズ信号との差分値が予め確認されているため、この差分値と平均値算出部3より入力されるダミー信号の平均値とに基づいて演算することによって、ゲイン量α1,α2が求められる。即ち、1行目のダミー画素Gx11〜Gxm1からのダミー信号とノイズ信号との値の差VLaと、2行目のダミー画素Gx12〜Gxm2からのダミー信号とノイズ信号との値の差VLbとが、予め確認されている。
よって、ゲイン量α1が、差動増幅器17aから出力されるダミー信号の平均値V1a,V1b及び差動増幅器17aに入力されるダミー信号とノイズ信号との値の差VLa,VLbから、(2)式に基づいて求められる。又、ゲイン量α2が、差動増幅器17bから出力されるダミー信号の平均値V2a,V2b及び差動増幅器17bに入力されるダミー信号とノイズ信号との値の差VLa,VLbから、(3)式に基づいて求められる。
α1=(V1a−V1b)/(VLa−VLb) …(2)
α2=(V2a−V2b)/(VLa−VLb) …(3)
そして、このようにしてゲイン値α1,α2が求められると、差動増幅器17aから出力されるダミー信号の平均値V1a,V1bのいずれかにゲイン値α1を代入して、オフセット値β1を求めるとともに、差動増幅器17bから出力されるダミー信号の平均値V2a,V2bのいずれかにゲイン値α2を代入して、オフセット値β2を求める。このようにして、ゲイン値α1,α2及びオフセット値β1,β2を求めると、ゲイン値の比dα(=α1/α2)とオフセット値の差Δβ(=β1−β2)とを補正量として求める。そして、このゲイン値の比dαとオフセット値の差Δβとを、オフセット値β2とともに補正処理部5に与えて格納する。
そして、補正処理部5において、差動増幅器17bから出力された画像信号の値V4に対して、下の(4)式に従った演算を施すことによって、その値をV4xに補正して画像処理部6に出力する。又、差動増幅器17aから出力された画像信号の値V3の値を補正処理することなく、画像処理部6に出力する。
V4x=(V4−β2)×dα+(β2+Δβ) …(4)
尚、差動増幅器17aから出力される画像信号に現れるオフセット量とゲイン量とを基準として、補正量演算部4が補正量を求めるとともに補正処理部5が補正処理を施すものとしたが、差動増幅器17bから出力される画像信号に現れるオフセット量とゲイン量とを基準とするものとしても構わないし、別に基準とするオフセット量とゲイン量とを備えるものとしても構わない。即ち、差動増幅器17bから出力される画像信号に現れるオフセット量とゲイン量とを基準とするとき、補正量として、ゲイン量の比dα(=α2/α1)及びオフセット値の差Δβ(=β2−β1)が求められるとともに、差動増幅器17aから出力された画像信号の値が補正される。
又、別に基準とするオフセット量とゲイン量とを備えるとき、この基準とするゲイン量α0及びオフセット量β0に対して、差動増幅器17aからの画像信号を補正するための補正量として、ゲイン量の比dα1(=α0/α1)及びオフセット値の差Δβ1(=β0−β1)が、又、差動増幅器17bからの画像信号を補正するための補正量として、ゲイン量の比dα2(=α0/α2)及びオフセット値の差Δβ2(=β0−β2)が、それぞれ求められる。そして、差動増幅器17aから出力された画像信号の値が、ゲイン量の比dα1及びオフセット値の差Δβ1の少なくとも一方を用いて補正されるとともに、差動増幅器17bから出力された画像信号の値が、ゲイン量の比dα2及びオフセット値の差Δβ2の少なくとも一方を用いて補正される。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、図6は、本実施形態における撮像装置に備えられる固体撮像装置の構成を示すブロック図である。又、本実施形態における撮像装置の構成が、第1の実施形態と同様の図1に示す構成とされる。更に、図6の固体撮像装置における画素及びダミー画素の構成はそれぞれ、第1の実施形態と同様、図3の構成となる。この画素及びダミー画素それぞれの動作についても、第1の実施形態と同様、図4及び図5それぞれのタイミングチャートに従った動作を行う。又、図6の構成において、図2の構成と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態における撮像装置に設けられる固体撮像装置1a(図1の固体撮像装置1に相当する)は、図6に示すように、第1の実施形態における固体撮像装置1(図2参照)と異なり、1行分のダミー画素Gx11〜Gxm1が備えられるとともに、垂直走査回路11からダミー画素Gx11〜Gxm1に接続されたライン13−aとの間にNOR回路20及びインバータ21が設けられる。このNOR回路20は2入力1出力の論理回路であり、垂直走査回路11からの2行分の信号が入力される。
このように構成される固体撮像装置1aにおいて、垂直走査回路11からダミー画素2行分を動作させる信号が出力される。そして、この垂直走査回路11からの2行分の信号がNOR回路20及びインバータ21を介してダミー画素Gx11〜Gxm1に与えられることで、ダミー画素Gx11〜Gxm1を2回動作させて、擬似的に2行分のダミー画素を動作させる。
即ち、垂直走査回路11から最初の1行分の信号がNOR回路20に入力されると、NOR回路20及びインバータ21を介してダミー画素Gx11〜Gxm1に与えられて、1行分のダミー信号が差動増幅器17a,17bより出力される。そして、垂直走査回路11から次の1行分の信号がNOR回路20に入力されると、NOR回路20及びインバータ21を介してダミー画素Gx11〜Gxm1に再び与えられて、次の1行分のダミー信号が差動増幅器17a,17bより出力される。
このようにしてダミー画素Gx11〜Gxm1それぞれを2度動作させて2行分のダミー信号を固体撮像装置1aより出力する以外の動作については、第1の実施形態と同様となる。よって、最初の1行分のダミー信号が平均値算出部3に与えられて、差動増幅器17a,17bそれぞれからのダミー信号の平均値が求められるとともに、次の1行分のダミー信号が平均値算出部3に与えられて、差動増幅器17a,17bそれぞれからのダミー信号の平均値が求められる。
このとき、最初の1行分のダミー信号を出力するためにダミー画素Gx11〜Gxm1を動作させるときに与える信号φVPDのローとなる電圧値と、次の1行分のダミー信号を出力するためにダミー画素Gx11〜Gxm1を動作させるときに与える信号φVPDのローとなる電圧値とを異なる値とする。そして、2行分の差動増幅器17a,17bそれぞれからのダミー信号の平均値が補正量演算部4に与えられることで、第1の実施形態と同様、補正処理部5で補正処理を行うための補正量として、ゲイン量の比及びオフセットの差の少なくとも一方が求められ、補正処理部5に一時的に格納される。
このようにして、補正処理部5に補正量が格納されるとき、第1の実施形態と同様、ダミー信号生成動作と同一フレーム又は別フレームにおいて、固体撮像装置1a内の画素G11〜Gmnが通常の撮像動作を行う。そして、この通常の撮像動作を行うことで固体撮像装置1aの差動増幅器17a,17bそれぞれから出力された画像信号が補正処理部5に与えられると、ダミー信号によって設定された補正量に基づいて補正処理が施されて、画像処理部6に与えられる。
このように、本実施形態においては、ダミー信号を出力するためのダミー画素を固体撮像装置に1行分だけ配置するとともに、2行分の信号を垂直走査回路からダミー画素に与えることで、2行分のダミー信号を出力することができる。よって、第1の実施形態と同様の動作をすることで、固体撮像装置より出力される画像信号に対して、固体撮像装置内の差動増幅器によるオフセット量とゲイン量を補正することができるとともに、固体撮像装置における通常の撮像動作を行う画素G11〜Gmnの設置面積を広くすることができる。
尚、上述の第1及び第2の実施形態において、固体撮像装置に2つの差動増幅器が設けられ、画像信号が2つのチャンネルにより出力されるものとしたが、2つのチャンネルに限るものではなく、2つ以上の複数のチャンネルの読み出し回路が設置された固体撮像装置を備えるものとしても構わない。このとき、各チャンネルのオフセット量及びゲイン量によるバラツキを除去するために、上述の動作を行うことで、複数行分のダミー信号に基づいて各チャンネル毎の補正量が求められ、その補正量に基づく補正処理が施される。
更に、上述の第1及び第2の実施形態において、固体撮像装置に備える各画素及びダミー画素の構成を図3のような構成とし、入射光量の積分値に対して線形的に変化した値となる画像信号を出力する(線形変換動作を行う)ものとしたが、このような構成に限らず、例えば、特許文献1に記載されるように入射光量に対して対数的に変化した値となる画像信号を出力する(対数変換動作を行う)画素構成としても構わないし、特許文献2に記載されるように線形変換動作と対数変換動作とを切り換えることができる画素構成としても構わない。
は、第1及び第2の実施形態における撮像装置の内部構成を示すブロック図である。 は、第1の実施形態における撮像装置に備えられる固体撮像装置の内部構成を示すブロック図である。 は、図2の固体撮像装置に備えられる画素及びダミー画素の構成を示す回路図である。 は、図3のダミー画素によるダミー信号生成動作を示すタイミングチャートである。 は、図3の画素による通常の撮像動作を示すタイミングチャートである。 は、第2の実施形態における撮像装置に備えられる固体撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 固体撮像装置
2 A/D変換部
3 平均値算出部
4 補正量演算部
5 補正処理部
6 画像処理部
7 信号制御部
11 垂直走査回路
12 水平走査回路
13−1〜13−n ライン
14−1〜14−m 出力信号線
15−1〜15−m,16−1〜16−m バッファ
17a,17b 差動増幅器
S1−1〜S1−m,S2−1〜S2−m スイッチ
C1−1〜C1−m,C2−1〜C2−m キャパシタ
Qa1〜Qam MOSトランジスタ
G11〜Gmn 画素
Gx11〜Gxm2 ダミー画素

Claims (11)

  1. 入射光量に応じた電気信号を出力する光電変換部を備える複数の画素と、所定数の前記画素と接続されるとともに前記画素の出力信号を時系列に読み出して画像信号を出力する読み出し回路と、を備える固体撮像装置において、
    前記画素が、前記光電変換部から出力される電気信号が与えられる蓄積部を備え、当該蓄積部に与えられる電気信号に応じた出力信号を出力するものであり、
    前記読み出し回路に接続され、前記画素と同一の構成であ、受光した光量に依存せず外部から蓄積部に与えられる電気信号に応じた出力信号をダミー信号として出力するとともに、当該蓄積部がリセットされた際の出力信号をノイズ信号として出力する複数のダミー画素を備え、
    前記読み出し回路が、前記読み出し回路の特性を反映した値となる、ダミー信号とノイズ信号との差に基づいた差信号を出力することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記ダミー画素の前記蓄積部に、ダミー信号が出力される際に与えられる電気信号の電圧値よりも大きい電圧値の電気信号が与えられることで、前記蓄積部がリセットされることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の画素がマトリクス状に配置されるとともに、前記ダミー画素が1行分配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記ダミー画素それぞれからダミー信号が複数回出力されることで、複数行分のダミー信号が出力されるとともに、ダミー信号が出力される毎に前記ダミー画素の前記蓄積部外部から与えられる電気信号の電圧値異なることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記複数の画素がマトリクス状に配置されるとともに、前記ダミー画素が2行以上配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固体撮像装置。
  6. 各行毎にダミー信号が出力される際に前記ダミー画素の前記蓄積部外部から与えられる電気信号の電圧値異なることを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記ダミー画素の前記蓄積部に外部から異なる電圧値の電気信号が与えられて出力されるそれぞれのダミー信号と、ノイズ信号と、のそれぞれの差に基づいたそれぞれの差信号により、前記読み出し回路のオフセット量が確認されるとともに、
    前記読み出し回路が、前記画素の前記蓄積部に前記光電変換部から出力された電気信号が与えられた状態の出力信号と当該蓄積部がリセットされた際の出力信号との差に基づいた画像信号を出力するとき、
    画像信号に、前記読み出し回路のオフセット量に基づい補正処理が施されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 前記ダミー画素の前記蓄積部に外部から異なる電圧値の電気信号が与えられて出力されるそれぞれのダミー信号と、ノイズ信号と、のそれぞれの差に基づいたそれぞれの差信号により、前記読み出し回路のゲイン量が確認されるとともに、
    前記読み出し回路が、前記画素の前記蓄積部に前記光電変換部から出力された電気信号が与えられた状態の出力信号と当該蓄積部がリセットされた際の出力信号との差に基づいた画像信号を出力するとき、
    画像信号に、前記読み出し回路のゲイン量に基づい補正処理が施されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  9. 前記ダミー画素の前記蓄積部に外部から異なる電圧値の電気信号が与えられて出力されるそれぞれのダミー信号と、ノイズ信号と、のそれぞれの差に基づいたそれぞれの差信号により、前記読み出し回路のゲイン量及びオフセット量が確認されるとともに、
    前記読み出し回路が、前記画素の前記蓄積部に前記光電変換部から出力された電気信号が与えられた状態の出力信号と当該蓄積部がリセットされた際の出力信号との差に基づいた画像信号を出力するとき、
    画像信号に、前記読み出し回路のゲイン量及びオフセット量に基づい補正処理が施されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  10. 前記読み出し回路を複数備え、差信号により確認されるそれぞれの前記読み出し回路の特性の差を小さくする補正処理が、前記読み出し回路が前記画素から読み出した画像信号に施されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の固体撮像装置。
  11. いずれかの前記読み出し回路を基準とし、基準とならない前記読み出し回路の特性を基準となる前記読み出し回路の特性に近づける補正処理が、基準とならない前記読み出し回路が前記画素から読み出した画像信号に施されることを特徴とする請求項10に記載の固体撮像装置。
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