JP4561181B2 - アナログ式電子時計 - Google Patents
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(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがったアナログ式電子時計に設けられた指針1,2,3と文字盤7に取り付けられた電極8,9,10との関係を示す図である。図2は、図1に示した電極8,9,10上の線(図1中のA−A線)における断面図である。
図3に示すように、アナログ式電子時計の電子回路は、発振回路14、分周回路15、制御回路16、時針駆動回路17、分針駆動回路18及び秒針駆動回路19を備える。発振回路14は分周回路15と接続される。制御回路16は分周回路15、時針駆動回路17、分針駆動回路18及び秒針駆動回路19と接続される。分周回路15は、時針駆動回路17、分針駆動回路18及び秒針駆動回路19と接続される。
図4に示すように、文字盤7には、指針に取り付けられた電極に対向するように固定電極が並べて設けられる。図4では、秒針3に取り付けられた電極6と、これに対向して設けられた固定電極10の関係を示すが、この関係は、分針2に取り付けられた電極5と、これに対向して設けられた固定電極9との関係、及び、時針1に取り付けられた電極4と、これに対向して設けられた固定電極8との関係と同様である。
電線20は、秒針3の運針方向に沿って6°の間隔で並べて設けられた固定電極10のうち、3極ごと、つまり18°の間隔で設けられた電極にそれぞれ接続される。電線21は、複数の固定電極10のうち、電線20が接続された電極からみて時計回り方向に1極分進んだ箇所の電極にそれぞれ接続される。電線22は、複数の固定電極10のうち、電線21が接続された電極からみて時計回り方向に1極分進んだ箇所の電極にそれぞれ接続される。
なお、図4に示す例では、固定電極10に対して3極ごとに配線で接続しているが、4極以上ごとに配線するようにしても良い。
図8に示したように、基板45に電極44が取り付けられる。電極44は絶縁膜43に覆われる。また、ロータ41の、基板45に対向した面には、電極42が取り付けられる。電極42を取り付けたロータ41は、静電モータのロータとして機能し、電極44は、静電モータのステータとして機能する。
式(1)示すように、力Fxは、電極の端面の影響を除けば、Wに比例してLに依存しない。
Fy=(L*W*V2/2)*{ε1 2*ε2/(ε2*d1+ε1*d2)2}…式(2)
式(2)に示すように、力Fyは、WとLに比例する。
図9に示すように、一般的な静電モータでは、基板45上に電極44を取り付け、基板45及び電極44を絶縁膜43で覆い、ステータとして構成する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、第2の実施形態に係るアナログ式電子時計は、第1の実施形態と基本的にほぼ同様の構成を有するものであるので、同一部分の説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施形態にしたがったアナログ式電子時計に搭載された静電モータの駆動による、具体的な運針の手順について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態にしたがったアナログ式電子時計に搭載された静電モータのロータとステータの構成の概略を示す図である。図10に示した静電モータの構成は、図9に示したものとほぼ同様であるが、電線46は基板45側の電極44cと接続され、電線47は、電線46が接続された電極からみて時計回り方向に1極分横に位置する電極44a,44dと接続され、電線48は、電線47が接続された電極からみて時計回り方向に1極分横に位置する電極44b,44eと接続される。電線48が接続された電極からみて時計回り方向に1極分横に位置する電極は電線46と接続される。
図11のタイミングチャートに示した制御信号S11は、静電モータの駆動回路が電線46を介して印加する信号であり、制御信号S12は、駆動回路が電線47を介して印加する信号であり、制御信号S13は、駆動回路が電線48を介して印加する信号である。
図11のタイミングチャートにおける時刻t2では信号S12,S13の電圧は“1”であり、信号S11の電圧は“0”である。つまり、時刻t1では電線48と接続された電極44b,44eに帯電する電荷の極性が負であったのに対し、時刻t2では正となっている。つまり、時刻t1では、ロータ41の電極42と電極44bの間にクーロン引力が発生していたのに対し、時刻t2ではクーロン反発力が発生する。
図11のタイミングチャートにおける時刻t3では、信号S11,S12の電圧は“0”であり、信号S13の電圧は“1”である。つまり、時刻t2では電線47と接続された電極44a,44dに帯電する電荷が正の電荷であったのに対し、時刻t3では負の電荷となっている。つまり、ロータ41の電極42と電極44dの間には、時刻t2の時点でクーロン反発力が発生していたのに対し、時刻t3ではクーロン引力が発生するようになる。
図14は、本発明の第2の実施形態の第1の変形例にしたがったアナログ式電子時計に搭載された静電モータのロータとステータの構成の概略を示す図である。図14に示すように、第1の変形例では、電線46は基板45側の電極44b,44eと接続され、電線47は電極44cと接続され、電線48は電極44a,44dと接続される。
図15のタイミングチャートにおける時刻t11では、信号S13の電圧は“1”であり、信号S11,S12の電圧は“0”である。つまり、時刻t11では、電線46と接続された電極44b,44e、および、電線47と接続された電極44cは負の電荷に帯電しており、電線48と接続された電極44a,44dは正の電荷に帯電する。
図14のタイミングチャートにおける時刻t12では、信号S11の電圧は“1”であり、信号S12,S13の電圧は“0”である。つまり、電線46と接続された電極44bに帯電する電荷の極性が時刻t11では負であったのに対し、時刻t12では正となっている。また、電線48と接続された電極44dに帯電する電荷の極性が時刻t11では正であったのに対し、時刻t12では負となっている。
図17は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例にしたがったアナログ式電子時計に搭載された静電モータのロータとステータの構成の概略を示す図である。図17に示すように、第2の変形例では、基板45側の電極と駆動回路の間に4種類の電線46,47,48,50が設けられる。
図18のタイミングチャートに示した制御信号S11〜S13は、第1の変形例と同じく、静電モータの駆動回路が電線46、電線47、電線48をそれぞれ介して印加する信号であり、制御信号S14は、駆動回路が電線50を介して印加する信号である。
図18のタイミングチャートにおける時刻t23では、信号S14の電圧は“1”であり、信号S11,12,S13の電圧は“0”である。つまり、電線50と接続された電極44bに帯電する電荷の極性が時刻t22では負であったのに対し、時刻t23では図19に示すように正となっている。また、電線48と接続された電極44eに帯電する電荷の極性が時刻t22では正であったのに対し、時刻t23では負となっている。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
なお、第3の実施形態に係るアナログ式電子時計は、第1の実施形態と基本的にほぼ同様の構成を有するものであるので、同一部分の説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施形態にしたがったアナログ式電子時計に搭載された静電モータの駆動による、具体的な運針の手順について説明する。
図20は、本発明の第3の実施形態にしたがったアナログ式電子時計に搭載された静電モータのロータとステータの構成の概略を示す図である。図20に示した静電モータの構成は、図10に示したものとほぼ同様であるので、その説明は省略する。
図21は、図20に示した静電モータの駆動回路が生成する制御信号電圧のタイミングチャートである。
図21のタイミングチャートで示した制御信号S21は、駆動回路が電線46を介して印加する信号であり、制御信号S22は、駆動回路が電線47を介して印加する信号であり、制御信号S23は、駆動回路が電線48を介して印加する信号である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図22は、本発明の第4の実施形態にしたがったアナログ式電子時計に設けられた指針1,2,3と文字盤7に取り付けられた電極8,9,10との関係を示す図である。
図23に示したアナログ式電子時計の電子回路の構成は、図3に示した回路の構成とほぼ同様の構成であるが、秒針駆動回路19は、新たに設けられた電線25を介して電極53(図22参照)と接続され、分針駆動回路18は、新たに設けられた電線を介して電極52(図22参照)と接続され、時針駆動回路17は、新たに設けられた電線を介して電極53(図22参照)と接続される。
図25のタイミングチャートで示した制御信号S31は、秒針駆動回路19が電線20を介して印加する信号であり、制御信号S32は、秒針駆動回路19が電線21を介して印加する信号であり、制御信号S33は、秒針駆動回路19が電線22を介して印加する信号であり、制御信号S34は、秒針駆動回路19が電線25を介して印加する信号である。
まず、アナログ式電子時計の、正午の針合わせ用のボタン(図示せず)を操作すると、制御回路16(図23参照)は、秒針駆動回路19、分針駆動回路18、時針駆動回路17に対し、電極51,52,53に帯電する電荷が負で固定されるような電圧印加を行なうように指示する(ステップA1)。
Claims (5)
- 運針可能に取り付けられた指針と、
前記指針に取り付けられた第1電極と、
前記指針の運針方向に沿って、時計文字盤上の円周方向に取り付けられた複数の第2電極と、
前記第1電極を第1の極性に固定し、連続した前記第2電極に対して前記第1電極の極性と反対の第2の極性を予め定められた時間ごとに順番に与えて、前記第1電極と前記第2電極との間に生ずる静電力により前記指針を運針させる運針回路と
を具備したことを特徴とするアナログ式電子時計。 - 前記運針回路は、第1のタイミングでは、複数の前記第2電極のうち連続した2つの電極に前記第2の極性を与え、第2のタイミングでは、前記第1のタイミングで第2の極性が与えられた連続した2つの第2電極のうち、運針方向に向かって前方にある電極に前記第2の極性を与えるようにし、第1のタイミングに移行するときは、第2のタイミングで第2の極性が与えられた電極が運針方向に向かって後方にある電極となるように連続した2つの第2電極に前記第2の極性を与えるようにして、第1と第2のタイミングを交互に取りながら運針させることを特徴とする請求項1記載のアナログ式電子時計。
- 前記運針回路は、1つの電極分をずらせながら連続した複数の前記第2電極に第2の極性を順次与えることを特徴とする請求項1記載のアナログ式電子時計。
- 運針可能に取り付けられた指針と、
前記指針に取り付けられた第1電極と、
前記指針の運針方向に沿って、時計文字盤上の円周方向に取り付けられた複数の第2電極と、
前記第1電極の極性を固定し、複数の前記第2電極に対して、パルス状に変化する極性を予め定められた一定時間ずつ順番に与え、前記第1電極と前記第2電極との間に生ずる静電力により前記指針を運針させる運針回路と
を具備したことを特徴とするアナログ式電子時計。 - 運針可能に取り付けられた指針と、
前記指針に取り付けられた第1電極と、
前記指針の運針方向に沿って、時計文字盤上の円周方向に取り付けられた複数の第2電極と、
前記第1電極の極性を固定し、かつ、前記第2電極のうち予め定められた電極の極性を前記第1電極の極性と反対の極性に固定して、複数の前記第2電極に対して前記第1電極の極性と反対の極性を予め定められた時間ごとに順番に与えて、前記第1電極と前記第2電極との間に生ずる静電力により前記指針を運針させる運針回路と
を具備したことを特徴とするアナログ式電子時計。
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