JP4560504B2 - 表示制御装置および表示制御方法およびプログラム - Google Patents

表示制御装置および表示制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、フォルダに格納されたデータをフォルダと共に表示する表示制御装置および表示制御方法およびプログラムに関する。
多くのデータを画面に一度に表示する表示システムに関して、さまざまな技術が提案されている。
例えば、特許文献1記載の技術は、あるフォルダに入っている画像とサブフォルダのアイコンを一度に表示する際に、画像数とサブフォルダ数の総数に応じて、画面の分割数を変え、分割された一つの領域に、一つの画像またはサブフォルダを表示している。
例えば図18の(A)は、あるフォルダに入っている3つのサブフォルダと11個の画像を表示している様子を表している。
図18の(A)において、SB1,SB5,SB11はサブフォルダを表し、2、3、4、6、7、8、9、10、12、13、14は画像を表している。また15と16は何も表示しない領域を表している。この例では、総計14個の画像とサブフォルダを表示するために、画面全体を16個の領域に分割し、そのうちの14箇所に画像とサブフォルダを表示している。
また、図18の(B)はあるフォルダに入っている8個の画像を表示している様子を表している。
図18の(B)において、1から8は画像を表し、9は何も表示しない領域を表している。この例では8個の画像を表示するために画面を9個の領域に分割し、そのうちの8箇所に画像を表示している。また、このように画像とサブフォルダの総数に応じて画面の分割数を変えると、総数が増えた場合に、画像とサブフォルダが小さく表示されてしまうので、分割数に上限を設けていた。
また、特許文献2では、選択されたフォルダに入っているデータを、図19に示すように表示していた。
同図において、A,B,C,D,Eはサブフォルダを表し、A−1,B−1,B−2,C−1,D−1,E−1,E−2,R−1はデータを表す。これによれば、選択されたフォルダ直下に入っている画像だけでなく、サブフォルダに入っているデータも含めて、すべてのデータを同時に表示できる。さらに、サブフォルダの中に入っているデータの数に応じて、サブフォルダを表示する大きさを決めることにより、データが均等の大きさで表示されるようにしている。
特開平08−335387号公報 特開平08−263255号公報
特許文献1記載の技術は、サブフォルダと画像の総数で画面を分割しており、できるだけ多くの画像を表示する工夫がなされているが、サブフォルダの中の画像は表示されず、サブフォルダの中の画像を見るには、サブフォルダを開く必要があった。
また、表示画面のサイズが固定であることを前提としているので、分割数の上限を設けることによる利点があったが、これをコンピュータなどのようにディスプレイサイズがユーザの環境によって異なる場合に当てはめると、以下の不具合が生じる。
即ち、分割数の上限が一定であるため、大きなディスプレイを使う場合に、分割数が少なすぎて、表示される画像の数が少なくなり、その分、不必要に画像が大きく表示されてしまう。
特許文献2記載の技術は、サブフォルダの中の画像も含めて、表示することができる。また、サブフォルダの中の画像も含めて、すべての画像の数を考慮して、画像の表示サイズを決定することにより、画像の表示サイズを最適化している。
しかし、フォルダの中にデータがたくさんあると、一つのデータを表示する領域が小さくなり、データが見づらくなるという問題があった。ユーザが視覚的に認識できる大きさを決めておき、それ以下にはしないように提案されているが、フォルダに入っているデータの数が多い場合は、すべてのデータを表示するためには、大きな表示画面が必要となっていた。
本発明の目的は、ユーザの環境によって表示画面のサイズが異なる場合でも、表示画面のサイズに応じて適切な大きさと数のデータを表示することができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の表示制御装置は、データのサムネイルを描画するサムネイル描画手段と、フォルダを描画するフォルダ描画手段と、フォルダに格納されたデータのサムネイルをフォルダと共に第1のウィンドウに表示させる表示手段を備えた表示制御装置において、フォルダに格納されたデータの数を取得する取得手段と、前記取得されたデータ数に基づき、前記フォルダとともに表示されるサムネイルのサイズを計算する計算手段と、前記計算されたサムネイルサイズを予め定められた最小サムネイルサイズと比較する比較手段を備え、前記表示手段は、前記計算されたサムネイルサイズが、前記最小サムネイルサイズより小さくなる場合は前記最小サムネイルサイズで表示しうる最大数のサムネイルを前記フォルダとともに前記第1のウィンドウに表示させ、前記フォルダに格納されたデータのサムネイル全てを前記第1のウィンドウとは独立した第2のウィンドウに表示させる表示手段とを備え前記表示手段は、前記第1のウィンドウに表示されているサムネイルを前記第2のウィンドウに表示した後に、前記第1のウィンドウに表示されていないサムネイルを移動しながら追加して前記第2のウィンドウに表示するようにアニメーション表示を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの環境によって表示画面のサイズが異なる場合でも、表示画面のサイズに応じて適切な大きさと数のデータを表示することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示システムの構成を概略的に示す図である。
図1において、表示システムは、表示手段101、サムネイル描画手段102、フォルダ描画手段103、画像格納手段104、操作手段105、及びフォルダ指示手段106を備える。
表示手段101はフォルダやサムネイルを表示する。サムネイル描画手段102は、画像格納手段104に格納されている画像のサムネイルを描画する。フォルダ描画手段103は、画像格納手段104に格納されているフォルダを描画する。画像格納手段104は、階層化されたフォルダに分類されて保存されている画像を格納する。
操作手段105は、サムネイル描画手段102によって描画されたサムネイルやフォルダ描画手段103によって描画されたフォルダを操作する。フォルダ指示手段106は、フォルダ描画手段103によって描画されたフォルダのうちの一つを指示し、その中に入っている画像やフォルダのみを表示するように指示する。
図2は、図1における画像格納手段に格納されるフォルダ及び画像の第1の構成例を示す図である。
図2において、フォルダAの下に画像1から画像4まで、またフォルダ1からフォルダ3(サブフォルダ)までが存在している。
図3は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第1の例を示す図である。
図3は、図2のフォルダ構成及び画像を表示する。表示画面301において、画像1から画像4は、サムネイル描画手段102によって描画された図3の画像1から画像4(のサムネイル)を示す。また、フォルダ1からフォルダ3は、フォルダ描画手段103によって描画された図3のフォルダ1からフォルダ3(の領域)を示す。
本実施の形態では、画面を(フォルダ数+1)個の領域に分割し、そのうちの一つに画像をまとめて表示し、残りの領域にフォルダを描画している。複数の画像がある場合は、画像が表示される領域の中をさらに均等に分割することにより、すべての画像を表示することを可能としている。図2と図3は、フォルダAの下の画像及びサブフォルダが少ないため、すべてのデータ及びサブフォルダを表示できている例を示している。
図4は、図1における画像格納手段に格納されるフォルダ及び画像の第2の構成例を示す図である。
図4において、フォルダAの下に画像1から画像6まで、またフォルダ1からフォルダ11(サブフォルダ)までが存在している。
図5は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第2の例を示す図である。
図5は、図4のフォルダ構成及び画像を表示する。表示画面501において、画像1から画像4は、図4の画像1から画像6までのうちの、最初の4つを示している。また、フォルダ1からフォルダ8は、図4のフォルダ1からフォルダ11までのうちの、最初の8つを示している。
マーク502は、表示されていない残りの画像を表示するためのものであり、このマーク502を選択すると、図8に示すように、別のウィンドウが開き、表示されていない画像を含めてすべての画像が可能な限り表示される。詳しくは後述する。マーク503は、表示されていない残りのフォルダを表示させるためのものであり、このマーク503を選択すると、フォルダがスクロールし他のフォルダを表示させることができる。
この例では、フォルダAの下の画像及びサブフォルダが多く、前述のように画面全体を(フォルダ数+1)個の領域に分割すると、画像やフォルダが小さくなってしまう。そのため、一部のみを表示し、さらに、表示されていないサムネイルやフォルダを表示するためのマークを表示している。
尚、図2と図4の階層構造において、サブフォルダの中にさらに画像やフォルダが入っている場合は、サブフォルダの中の領域に対して、同じようにして画像とフォルダの領域を計算することで、図3と図5のサブフォルダの中にさらに画像やフォルダを表示する。
図6は、図1の表示システムによって実行される画像とフォルダの描画処理の手順を示すフローチャートである。
図6において、まず、フォルダ指示手段106からフォルダが指示される(ステップS101)。ここでは例として、図2及び図4のフォルダAが指示されたとする。次に、フォルダ描画手段103は、指定されたフォルダ直下にあるフォルダ数を取得する(ステップS102)。図2の例では3個となり、図4の例では11個となる。
次に、表示するフォルダのサイズを計算する(ステップS103)。具体的には、ステップS102で取得したフォルダ数に1を加えた数で画面全体を分割したときの領域サイズを計算し、それをフォルダサイズとする。
図2の例の場合、フォルダ数は3であったので、4つの領域に分割したときの領域サイズを求め、それをフォルダサイズとする。図4の例の場合、フォルダ数は11であったので、12の領域に分割したときの領域サイズを求め、それをフォルダサイズとする。
このとき、領域の数が、ある数の2乗になるように調整してもよい。例えば図4の例のように、分割する領域の数が12であれば、16(4の2乗)に分割し、4つを余らせた残りの11の領域にフォルダ及び画像を描画してもよい。これによって、領域が縦横同じ数に分割され、フォルダが縦横にそろって並ぶので、フォルダが見やすくなる。
次に、計算したフォルダサイズが最小フォルダサイズより大きいか否かを判定する(ステップS104)。最小フォルダサイズとは、本発明の表示システムが描画する最小のフォルダサイズであり、本実施の形態では最小サムネイルサイズの4つ分とする。
最小サムネイルサイズは、本発明の表示システムが描画する最小のサムネイルサイズであり、本実施の形態では、横100ドットx縦100ドットのサイズに収まる範囲とする。つまり、最小フォルダサイズは、横100ドットx縦100ドットの領域が4つ入るようなサイズ、例えば横220ドットx縦220ドットである(サムネイルの間に隙間が開くように縦横20ドットずつ余計に加えている)。
計算したフォルダサイズが最小フォルダサイズより大きい場合は、そのサイズでフォルダ枠を描画する(表示手段101に表示する;以下、同様)(ステップS105)。図2の例ではフォルダが少なく、フォルダサイズが最小フォルダサイズより大きいため、図3のようにフォルダをそのサイズで描画している。
計算したフォルダサイズが最小フォルダサイズ以下の場合は、そのフォルダを一つ以上描画できるスペースがあるか否かを判定し(ステップS106)、なければフォルダを描画するスペースがないと判定し、フォルダは描画しない(ステップS107)。
最小フォルダサイズのフォルダを一つ以上描画できるスペースがあれば、フォルダサイズを最小フォルダサイズとした場合に表示できるフォルダ数を計算する。そして、その数のフォルダを表示できる最大のフォルダサイズを計算する(ステップS108)。最小フォルダサイズそのものの大きさで表示すると、画面に不必要な余白ができるので、余白ができないようなフォルダサイズをここで再計算する。
次に、ステップS108で計算したフォルダサイズでフォルダ枠を描画する。さらに、表示されていないフォルダがあることを示すマークを描画する(ステップS109)。図4の例では、フォルダが多くあり、すべてのフォルダを表示しようとすると、フォルダサイズが最小フォルダサイズより小さくなってしまう。そのため、図5では、最小フォルダサイズで表示できる8つのフォルダを表示し、その他に表示されていないフォルダがあることを示すマーク503を表示している。
次に、指定されたフォルダ直下の画像数を取得する(ステップS110)。図2の例では4であり、図4の例では6である。そして、表示する画像サイズ(サムネイルサイズ)を計算する(ステップS111)。
具体的には、ステップS103で計算したフォルダサイズを、画像数で分割したときのサイズを計算する。図2の例の場合、フォルダサイズを4個に分割した時のサイズを求める。図4の例では、フォルダサイズを6個に分割したときのサイズを求める。
次に、計算した画像サイズが最小サムネイルサイズより大きいか否かを判定する(ステップS112)。最小サムネイルサイズとは、本発明の表示システムが描画する最小のサムネイルサイズであり、本実施の形態では、横100ドットx縦100ドットのサイズに収まる範囲とする。このサイズは、ユーザがサムネイルの内容を判別することができ、かつサムネイルとして大きすぎない程度のサイズとしている。
画像サイズが最小サムネイルサイズより大きい場合は、そのサイズでサムネイルを描画し(ステップS113)この処理を終了する。図2の例では、画像が少なく、画像サイズが最小サムネイルサイズより大きいため、図3のようにそのサイズでサムネイルを描画している。
画像サイズが最小サムネイルサイズ以下の場合は、そのサムネイルを一つ以上描画できるスペースがあるか否かを判定し(ステップS114)、スペースがなければサムネイルを描画するスペースがないと判定し、サムネイルは描画しない(ステップS115)。そして、この処理を終了する。
最小サムネイルサイズのサムネイルを一つ以上描画できるスペースがあれば、サムネイルサイズを最小サムネイルとした場合に表示できるサムネイル数を計算する。そして、その数のサムネイルを表示できる最大のサムネイルサイズを計算する(ステップS116)。最小サムネイルそのものの大きさで表示すると、画面に不必要な余白ができるので、余白ができないようなサムネイルサイズをここで再計算する。
次に、ステップS116で計算したサムネイルサイズで、一部のサムネイルを描画する。さらに、表示されていないサムネイルがあることを示すマークを描画し(ステップS117)、この処理を終了する。
図4の例では、画像が多くあり、すべての画像を表示しようとすると、画像サイズが最小サムネイルサイズより小さくなってしまう。そのため、図5では、最小サムネイルサイズで表示できる4つのサムネイルを表示し、その他に表示されていない画像があることを示すマーク502を表示している。
尚、図5において、表示されていない画像やフォルダがあることを示すマーク502と503は常に表示されていなくてもよく、例えばマウスを近づけると表示されるようにしてもよい。
また前述したように、各フォルダの中に画像やフォルダが入っている場合は、図6の処理フローと同じ処理を行うことによって、フォルダの中にさらに画像やフォルダを表示することができる。
図7は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第3の例を示す図である。
図7のフォルダ構成は、フォルダ1の中にさらに画像が入っている場合の例であり、この場合は、最小サムネイルですべての画像が表示しきれないので、4つのみを表示しており、その他の画像があることを示すマーク701も表示されている。
次に、図5のマーク502を操作したときの動作を説明する。
図8は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第4の例を示す図である。
図8は、図5におけるマーク502を操作し、表示されていない画像及びフォルダを表示する。別ウィンドウが開き、その中に画像1から画像6までが表示されている。つまり、図5のマーク502が操作されたことにより、別ウィンドウが開き、その中にすべての画像が表示される。ここで、表示手段101において、最初のウィンドウが、特許請求の範囲に示す第1のウィンドウであり、別ウィンドウが第2のウィンドウである。
ただし、画像の数が多い場合は、画像が小さくなってしまうので、すべては表示せず、図9に示すように、最小サムネイルサイズで画像を表示し、その他に表示されていない画像があることを示すマーク901を表示する。尚、図8のマーク801は、このウィンドウを閉じて元の画面に戻るためのボタンである。
図10は、図1の表示システムによって実行される、別ウィンドウにおける画像の描画処理の手順を示すフローチャートである。
図10において、まず、ウィンドウ枠と、ウィンドウを閉じるマーク(ボタン)801を表示する(ステップS201)。そしてステップS202以降では、表示する画像のサイズを計算するのであるが、これは、図6のフローのステップS110以降の処理と同様である。
即ち、まず、画像数を取得する(ステップS202)。図4の例では6である。次に、表示する画像サイズを計算する(ステップS203)。具体的には、開かれるウィンドウのサイズを、画像数で分割したときのサイズを計算することになる。図4の例では、ウィンドウサイズを6個に分割したときのサイズを求める。
次に、計算した画像サイズが最小サムネイルサイズより大きいか否かを判定する(ステップS204)。最小サムネイルサイズとは、本発明の表示システムが描画する最小のサムネイルサイズであり、本実施の形態では横100ドットx縦100ドットのサイズに収まる範囲とする。このサイズは、ユーザがサムネイルの内容を判別することができ、かつサムネイルとして大き過ぎない程度のサイズとしている。
計算した画像サイズが最小サムネイルサイズより大きい場合は、そのサイズでサムネイルを描画する(ステップS205)。図8の例では、画像が少なく、画像サイズが最小サムネイルサイズより大きいため、そのままのサイズでサムネイルを描画している。
計算した画像サイズが最小サムネイルサイズ以下の場合は、最小サムネイルサイズを一つ以上描画できるスペースがあるかを調べる(ステップS206)。スペースがなければ、サムネイルを描画するスペースがないと判断し、サムネイルは描画しないで(ステップS207)、この処理を終了する。
最小サムネイルサイズを一つ以上描画できるスペースがあれば、サムネイルサイズを最小サムネイルとした場合に表示できるサムネイル数を計算する。そして、その数のサムネイルを表示できる最大のサムネイルサイズを計算する。最小サムネイルそのものの大きさで表示すると、画面に不必要な余白ができるので、余白ができないようなサムネイルサイズをここで再計算する(ステップS208)。
最後に、ステップS208で決定したサムネイルサイズで、一部のサムネイルを描画する。さらに、表示されていないサムネイルがあることを示すマークを描画し(ステップS209)、この処理を終了する。
図9の例では、画像が多くあり、すべての画像を表示しようとすると、画像サイズが最小サムネイルサイズより小さくなってしまうため、一部のサムネイルのみを表示し、その他に表示されていない画像があることを示すマーク901を表示している。
尚、図8と図9において、ウィンドウを閉じるマーク801と、表示されていない画像やフォルダがあることを示すマーク901は常に表示されていなくてもよく、例えばマウスを近づけると表示されるようにしてもよい。
前述した図7は、フォルダの中にさらに画像が入っている場合を表した図である。同図において、フォルダ1の中には、5個以上の画像が入っているが、すべてを表示すると最小サムネイルサイズより小さくなってしまうので、画像Aから画像Dまでの4つが表示されている。
前述したように、マーク701を操作すると図8や図9のように別ウィンドウが開き、その他の画像が表示される。この動作も、図10と同様のフローで行うことができるので、説明は省略する。
また、フォルダ(例えば図7のフォルダ1)の中に画像だけでなくフォルダも入っている場合は、図6と同様のフローで、フォルダ及び画像をフォルダ1の中に表示し、さらにマーク701を操作することで、別ウィンドウにフォルダ及び画像を描画する。図6は画面全体にフォルダ及び画像を描画するフローであるが、画面全体の代わりに、別ウィンドウに描画するというだけの違いであるので、説明は省略する。
次に、図5のマーク503を操作したときの動作を説明する。
図11は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第6の例を示す図である。
図11は、図5において、マーク503を操作手段により操作し、表示されていないフォルダを表示させる。同図において、フォルダを表示する領域には、フォルダ2からフォルダ9が表示されている。これは、図5においてマーク503が操作されたことにより、フォルダ描画手段103がフォルダ9を新たに描画し、変わりにフォルダ1を描画しなくなったためである。
図12は、図1における操作手段によって実行されるマーク操作処理手順を示すフローチャートである。
図12において、まず、操作手段105によりマーク503が操作される(ステップS301)。すると、この操作が次のフォルダを表示する操作なのか、前のフォルダを表示する操作なのかを判別する(ステップS302)。
図5の例で言えば、マーク503を構成する2つの三角マークのうち、下側の三角を選択した場合は、次のフォルダを表示する操作となり、上側の三角を選択した場合は、前のフォルダを表示する操作となる。
次のフォルダを表示する操作だった場合は、次のフォルダを表示し、最初に表示されているフォルダを消去して(ステップS303)、この処理を終了する。図5の例で言うと、マーク503の下側の三角形が操作された場合は、次のフォルダであるフォルダ9を表示し、フォルダ1を消去する。
前のフォルダを表示する操作だった場合は、前のフォルダを表示し、最後に表示されているフォルダを消去して(ステップS304)、この処理を終了する。図5の状態では、マーク503の上側の三角形が操作された場合は、前のフォルダがないため、何も行わない。尚、図9におけるマーク901を操作したときも同様である。
次に、図8の別ウィンドウの中に画像を表示する際の描画方法について説明する。図8の例では、図5では表示されていなかった画像5と画像6が、別ウィンドウに新たに表示されることになる。本発明ではこのような場合、状態の遷移を分かりやすくするため、アニメーションを使って表示する。
図13は、図5の表示画面から図8の表示画面に遷移する途中の状態を示す図である。
図13において、表示画面501aは図5の状態である。表示画面501bは、ウィンドウが表示され、その中に画像1から画像4が表示されていることを示す。表示画面501cは、ウィンドウの形が横長になり、画像3と画像4の位置が移動したことを示す。
表示画面501dは、画像1から画像4が大きくなり、そして画像5と画像6が右下から出現してきたことを示す。表示画面501eは、は画像5と画像6がさらに移動したことを示す。最後の表示画面501fは、画像5と画像6が本来の位置まで移動し、さらにすべての画像の大きさが大きくなり、図8と同じ状態になったことを示す。
このように本発明では、図5の状態から図8の状態に急に遷移すると、ユーザは何が起こったかわからなくなるので、その間の中間状態をアニメーションで表示する。図13の例では、画像1から画像4の配置が移動しながら大きくなっていく様子と、画像5と画像6が出現していく様子をアニメーションで表示している。
図14は、図5の表示画面から図8の表示画面に遷移する際の表示画面遷移(図13に示す状態)処理の手順を示すフローチャートである。
この場合、6個の画像があるので、それぞれに対してこの処理により描画する。
図14において、まず画像の現在位置とサイズを取得する(ステップS401)。画像1から画像4に関しては図5の位置とサイズを取得する。画像5と画像6に関しては、図5の状態では表示されておらず、途中から出現させることになるので、出現を開始させるべき場所とサイズを計算する。
次に、画像の最終的な位置とサイズを計算する(ステップS402)。これは図8における各画像の位置とサイズとなる。最後に、現在位置とサイズと、最終位置とサイズの中間状態を、図13に示すように、アニメーションにより時間と共に徐々に描画して(ステップS403)(中間状態表示手段)、この処理を終了する。
尚、図13では、図5のマーク502を操作した場合のアニメーションを表示する例を説明したが、例えば図7のマーク701を操作して、サブフォルダの中を拡大表示するときも同様な処理で表示が行われる。即ち、フォルダ1の中に入っている画像及びフォルダが、別ウィンドウに表示される際に、各画像やフォルダの位置と大きさの中間状態がアニメーションによって表示される。
次に、図8の画面で表示されたウィンドウの中で、画像を選択する動作について説明する。
図15は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第7の例を示す図である。
図15は、ウィンドウ中の画像5と画像6を選択した様子を表す。選択とは、画像に対して何かの操作(例えば印刷や削除など)を行うために、画像を選ぶ動作を指す。ユーザが操作手段105によって画像5と画像6をクリックすることで、このような状態になる。
図16は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第8の例を示す図である。
図16は、図15の状態でウィンドウを閉じた状態を表す。同図において、図15で選択されていた画像5と画像6が表示され、さらに太い枠で囲われている。そして、図5で表示されていた画像3と画像4が表示されていない。これよってユーザは、選択された画像があることを、ウィンドウを閉じた状態でも知ることができ、かつウィンドウを閉じた状態でも選択した画像に対して操作が可能である。例えば、フォルダ1からさらに画像を追加で選択して処理を行うときなどに有効である。
図17は、フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第9の例を示す図である。
図17は、図15において、画像1から画像6までを選択してウィンドウを閉じた場合を表す。同図においては、画像1から画像4までが太い枠で囲われて表示される。マーク1701は、選択されている画像のうち、一部が表示されていないことを示すものである。ユーザはマーク1701を見て、他にも選択されている画像があることを知ることができる。
本発明の実施の形態に係る表示システムの構成を概略的に示す図である。 図1における画像格納手段に格納されるフォルダ及び画像の第1の構成例を示す図である。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第1の例を示す図である。 図1における画像格納手段に格納されるフォルダ及び画像の第2の構成例を示す図である。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第2の例を示す図である。 図1の表示システムによって実行される画像とフォルダの描画処理の手順を示すフローチャートである。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第3の例を示す図である。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第4の例を示す図である。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第5の例を示す図である。 図1の表示システムによって実行される、別ウィンドウにおける画像の描画処理の手順を示すフローチャートである。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第6の例を示す図である。 図1における操作手段によって実行されるマーク操作処理手順を示すフローチャートである。 図5の表示画面から図8の表示画面に遷移する途中の状態を示す図である。 図5の表示画面から図8の表示画面に遷移する際の表示画面遷移処理の手順を示すフローチャートである。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第7の例を示す図である。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第8の例を示す図である。 フォルダ構成及び画像を図1における表示手段に表示した第9の例を示す図である。 フォルダと画像の数に合わせて画面の領域を分割する様子を示す図である。 フォルダに格納されたデータを表示する様子を示す図である。
符号の説明
101 表示手段
102 サムネイル描画手段
103 フォルダ描画手段
104 画像格納手段
105 操作手段
106 フォルダ指示手段

Claims (4)

  1. データのサムネイルを描画するサムネイル描画手段と、フォルダを描画するフォルダ描画手段と、フォルダに格納されたデータのサムネイルをフォルダと共に第1のウィンドウに表示させる表示手段を備えた表示制御装置において、
    フォルダに格納されたデータの数を取得する取得手段と、
    前記取得されたデータ数に基づき、前記フォルダとともに表示されるサムネイルのサイズを計算する計算手段と、
    前記計算されたサムネイルサイズを予め定められた最小サムネイルサイズと比較する比較手段を備え、
    前記表示手段は、
    前記計算されたサムネイルサイズが、前記最小サムネイルサイズより小さくなる場合は前記最小サムネイルサイズで表示しうる最大数のサムネイルを前記フォルダとともに前記第1のウィンドウに表示させ、前記フォルダに格納されたデータのサムネイル全てを前記第1のウィンドウとは独立した第2のウィンドウに表示させる表示手段とを備え
    前記表示手段は、前記第1のウィンドウに表示されているサムネイルを前記第2のウィンドウに表示した後に、前記第1のウィンドウに表示されていないサムネイルを移動しながら追加して前記第2のウィンドウに表示するようにアニメーション表示を実行することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記第2のウィンドウに表示されたサムネイルのうちいずれかのサムネイルを選択する選択手段をさらに有し、
    前記第2のウィンドウが閉じると、前記表示手段は、前記第1のウィンドウに表示されているサムネイルの代わりに前記選択されたサムネイルを前記第1のウィンドウに表示することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 表示制御装置の制御方法であって、
    データのサムネイルを描画するステップと、
    フォルダを描画するステップと、
    フォルダに格納されたデータのサムネイルをフォルダと共に第1のウィンドウに表示させるステップと、
    フォルダに格納されたデータの数を取得するステップと、
    前記取得されたデータ数に基づき、前記フォルダとともに表示されるサムネイルのサイズを計算するステップと、
    前記計算されたサムネイルサイズを予め定められた最小サムネイルサイズと比較するステップと、
    前記計算されたサムネイルサイズが、前記最小サムネイルサイズより小さくなる場合は前記最小サムネイルサイズで表示しうる最大数のサムネイルを前記フォルダとともに前記第1のウィンドウに表示させるステップと、
    前記第1のウィンドウに表示されているサムネイルを、前記第1のウィンドウとは独立した第2のウィンドウに表示した後に、前記第1のウィンドウに表示されていないサムネイルを移動しながら追加して前記第2のウィンドウに表示するようにアニメーション表示を実行し、前記フォルダに格納されたデータのサムネイル全てを前記第2のウィンドウに表示させるステップと、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  4. コンピュータに、
    データのサムネイルを描画するステップと、
    フォルダを描画するステップと、
    前記フォルダに格納された前記データのサムネイルを前記フォルダと共に第1のウィンドウに表示させるステップと、
    前記フォルダに格納されたデータの数を取得するステップと、
    前記取得されたデータ数に基づき、前記フォルダとともに表示されるサムネイルのサイズを計算するステップと、
    前記計算されたサムネイルサイズを予め定められた最小サムネイルサイズと比較するステップと、
    前記計算されたサムネイルサイズが、前記最小サムネイルサイズより小さくなる場合は前記最小サムネイルサイズで表示しうる最大数のサムネイルを前記フォルダとともに前記第1のウィンドウに表示させるステップと、
    前記第1のウィンドウに表示されているサムネイルを、前記第1のウィンドウとは独立した第2のウィンドウに表示した後に、前記第1のウィンドウに表示されていないサムネイルを移動しながら追加して前記第2のウィンドウに表示するようにアニメーション表示を実行し、前記フォルダに格納されたデータのサムネイル全てを前記第2のウィンドウに表示させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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