JP4559824B2 - 油圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は、上流側の供給回路から下流側の下流回路へと流体が供給される順方向の流れを許容し、前記下流回路から前記供給回路への逆方向の流れを許容しない逆流防止構造に関する。
従来、上流側の供給回路から下流側の下流回路へと流体が供給される順方向の流れを許容し、下流回路から供給回路への逆方向の流れを許容しない逆止弁を形成するバルブ構造が多く用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2には、順方向の流れのみを許容してその逆方向の流れを許容しない逆止弁(チェック弁)を備える油圧回路が記載されており、とくに、特許文献1の図3において、従来より多く用いられている一般的な逆止弁を構成するバルブ構造が具体的に示されている。この特許文献1の図3に記載されたバルブ構造(ロードチェック弁42)は、フォークリフトに設けられる油圧回路に組み込まれているものであり、供給回路の一部であるポンプポートとリフトシリンダへと至る下流回路との間に配置されている。そして、弁体が弁座から離座することで下流回路へと圧油が供給され、弁体が弁座に着座することで下流回路から供給回路への逆流が防止されるようになっている。
特開2002−327706号公報(第4頁、第3図) 特開平11−315803号公報(第5−6頁、第1図)
特許文献1の図3に示されているバルブ構造は、供給回路からの圧油の圧力が高い状態ではその圧力によって弁体が弁座から離座するとともに、下流回路の圧油の圧力が高い状態ではその圧力によって弁体が弁座に対して着座して流路を遮断するように、弁座及び弁体が形成されているものである。しかしながら、この従来のバルブ構造の逆止弁は、単に、供給回路と下流回路との間の流路に弁座と弁体とを配置して離座動作及び着座動作によって連通及び遮断状態を切り換えるだけで構成されるものである。このため、供給回路と下流回路との間の流路の形状やその流路の形状に応じた弁座及び弁体の寸法が制約されることになる。そして、このバルブ構造によって形成される逆止弁を流体が通過することで発生する圧力損失を低減するために寸法や形状を変更する余地が少なく、更なる圧力損失の低減を図ることが困難である。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、供給回路と下流回路との間で順方向の流れを許容し逆方向の流れを許容しない逆流防止構造に関し、その逆流防止構造を通過する流体の圧力損失を低減することができるバルブ構造が組み込まれたバルブユニットを備えた油圧回路を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明は、上流側の供給回路から下流側の下流回路へと流体が供給される順方向の流れを許容し、前記下流回路から前記供給回路への逆方向の流れを許容しないバルブ構造が組み込まれたバルブユニットを備えた油圧回路に関する。
そして、本発明による油圧回路、油圧回路が備えるバルブユニット、及びバルブユニットに組み込まれたバルブ構造は、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有しており、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明のバルブ構造における第1の特徴は、前記供給回路と前記下流回路との間に配置される弁座と、前記弁座に当接して着座することで前記供給回路と前記下流回路との間の流体の流れを遮断し、前記弁座から離れて離座することで流体を前記下流回路に供給するよう前記供給回路と前記下流回路との間を連通する弁体と、前記弁体の内部を貫通するように形成されるとともに前記供給回路の一部を形成する貫通孔と、を備え、前記貫通孔は、当該貫通孔を通過して排出される流体が前記弁座と前記弁体との間を通過して前記下流回路に供給されるように開口形成され、前記弁体は、前記貫通孔の上流側における受圧面積が下流側における受圧面積よりも小さくなるように形成されていることである。
この構成によると、弁体が弁座に着座することで供給回路と下流回路との間の流れが遮断され、離座することで供給回路と下流回路とが連通される。弁体には、供給回路の一部を構成する貫通孔が形成されており、この貫通孔の上流側と下流側とには連通されて同じ流体圧力が作用するため、受圧面積の小さい上流側に向かって弁体を移動させて離座させることができる。弁体が離座することで、弁体に設けられた貫通孔から排出される流体が、弁体と弁座との間を通過して下流回路へと供給される。一方、弁体が弁座に着座した状態では、下流回路からの流体によって弁体が離座することはないため、供給回路から下流回路へと流体が供給される順方向の流れのみを許容する逆止弁を構成することができる。そして、このバルブ構造では、弁体の内部に形成した貫通孔によって流体を供給することができるため、弁体が配設される空間を効率よく活用して供給回路を確保することができることになる。即ち、このバルブ構造を通過して供給回路から下流回路へと流体を供給する際における圧力損失を低減することができる。従って、供給回路と下流回路との間で順方向の流れを許容し逆方向の流れを許容しない逆流防止構造に関し、その逆流防止構造を通過する流体の圧力損失を低減することができるバルブ構造を得ることができる。
本発明のバルブ構造における第2の特徴は、前記弁体を前記弁座に向かって付勢するように配設されている弾性部材を更に備えていることである。
この構成によると、弾性部材によって弁体が弁座に向かって付勢されるため、より確実に弁体を着座させて逆流防止を図ることができる。そして、供給回路側の流体の圧力が高まると、弁体の貫通孔の上流側と下流側とにおける受圧面積差に基づく付勢力によって弾性部材の付勢力に抗して弁体が移動して離座し、下流回路へ流体が供給されることになる。
本発明のバルブ構造における第3の特徴は、前記貫通孔は、前記弁体が前記弁座に向かって着座する方向と平行に設けられるように形成されていることである。
この構成によると、貫通孔を流体が供給される方向と弁体が着座する方向とを一致させることができるため、弁体の動作方向との干渉を生じることなく流体を供給することができ、圧力損失が生じることを更に抑制できる。
本発明のバルブ構造における第4の特徴は、前記弁体は、前記弁座と当接するシート部と、前記シート部の径に対して縮径された中空円筒状に形成された本体部とを備えていることである。
この構成によると、弁座に当接するシート部と中空円筒状の本体部とを形成する簡易な構成で、供給回路の一部を構成する貫通孔が設けられた弁体を容易に形成することができる。
本発明のバルブ構造における第5の特徴は、前記弁体がスライド移動自在に挿入される挿入孔が形成されている環状のガイド部材を更に備えていることである。
この構成によると、挿入孔が形成された環状のガイド部材と弁体との二重構造とすることで、供給回路の一部を構成する貫通孔が設けられた弁体をスライド自在に支持する構成を容易に実現することができる。
本発明のバルブ構造における第6の特徴は、前記弁体がスライド移動自在に挿入される挿入孔が形成されている環状のガイド部材を更に備え、前記弾性部材は前記ガイド部材に対して前記弁体を前記弁座に向かって付勢するように配設されているバネであることである。
この構成によると、供給回路の一部を構成する貫通孔が設けられた弁体をスライド自在に支持する構成を容易に実現することができるとともに、弁座に向かって弁体を付勢するバネからなる弾性部材を簡易に取り付けることができる。
本発明のバルブ構造における第7の特徴は、前記弁座は、独立した環状の部材により形成されていることである。
この構成によると、バルブ構造が組み込まれるハウジングに弁座を取り付ける前に弁体を組み込み、その後に独立した環状の部材である弁座をその環状の縁部分と弁体とが当接可能となるようにハウジングに対して取り付けることができる。従って、弁座を独立した環状の部材とすることで、供給回路の一部を構成する貫通孔が設けられてスライド自在に支持される弁体をハウジング内に組み込むことができる構成を容易に実現することができる。
前述の目的を達成するための本発明によるバルブユニットは、前述したいずれかのバルブ構造が組み込まれたハウジングを備え、前記供給回路の一部を形成するとともに、前記貫通孔を通過して排出される流体と合流するように流体を供給する当該貫通孔とは異なる流路が形成されていることを特徴とする。
この構成によると、前述したバルブ構造と同様の効果を奏することができる。そして、弁体に形成された貫通孔から流体を供給することができるとともに、貫通孔以外の供給回路からも弁体と弁座との間を通過して流体を供給することができる。従って、逆流防止構造を通過する流体の圧力損失を低減することができるバルブユニットを得ることができる。
前述の目的を達成するための本発明による油圧回路における第1の特徴は、前述したバルブユニットを備えるとともに、前記供給回路と前記下流回路とを備えることである。
この構成によると、前述したバルブユニットと同様の効果を奏することができる。
本発明の油圧回路における第2の特徴は、前記バルブユニットが複数連設されているとともに、当該各バルブユニットにそれぞれ組み込まれている前記バルブ構造が互いに平行に配置されていることである。
この構成によると、前述したバルブ構造がそれぞれ組み込まれているバルブユニットが複数連設されている場合に、各バルブ構造が平行に配置されるため、各バルブユニット間を通じて供給回路を連なるように形成することができる。このため、各バルブ構造の上流側の供給回路同士を連通させるための流路構成を簡易なものにすることができる。
本発明の油圧回路における第3の特徴は、前記下流回路には、アクチュエータへの流体の供給を制御する切換弁が設けられ、前記切換弁を通過する前の流体が誘導される第1流路の流体の圧力が作用する第1パイロット室と、前記切換弁を通過した流体が誘導される第2流路の流体の圧力とバネ力とが作用する第2パイロット室とを有し、前記第1パイロット室及び前記第2パイロット室の付勢力に応じて前記切換弁へ供給する流量を制御する圧力補償弁を更に備えていることである。
前述した特許文献2の図1においては、アクチュエータへの流体を供給する切換弁(フォークリフトのティルトアクチュエータ用の切換弁3)とこの切換弁からの逆流防止用のバルブ構造(逆止弁)とが設けられた油圧回路が開示されている。この油圧回路においては、圧力補償弁(バイパス型流量流量制御弁27)が設けられており、この圧力補償弁には、上記切換弁を通過する前の流体が誘導される第1流路の圧力が作用する第1パイロット室(パイロット室27a)と、上記切換弁を通過した流体が誘導される第2流路(負荷ライン40)の圧力とバネ力とが作用する第2パイロット室(パイロット室27b)とが備えられている。そして、第1パイロット室及び第2パイロット室の付勢力に応じてこの圧力補償弁が作動することで、上記切換弁へ供給する流量が制御されるようになっている。
上記特許文献2に記載の油圧回路においては、第1パイロット室と第2パイロット室との付勢力が釣り合うように圧力補償弁が作動することで、切換弁の操作に応じて当該切換弁へ供給される流量が制御されることになる。しかしながら、上記切換弁からの逆流防止用の逆止弁における圧力損失が大きいと、その圧力損失の分を補うことができるようにバネ力を大きく設定する必要があり、設定可能流量の範囲を拡大する上での制約となる虞もある。本発明の油圧回路における第3の特徴の構成によると、逆流防止構造を通過する流体の圧力損失を低減することができるため、圧力補償弁のバネ力を低減することができ、設定可能流量の範囲を拡大することができる。
本発明の油圧回路における第4の特徴は、前記第1流路には前記供給回路における流体が誘導され、前記第2流路には前記下流回路における流体が誘導され、前記圧力補償弁は、前記第1パイロット室及び前記第2パイロット室の付勢力に応じて前記供給回路とタンクとの連通状態を変更することで前記切換弁へ供給する流量を制御することである。
この構成によると、圧力補償弁が供給回路とタンクとの連通状態を変更して切換弁へ供給する流量を制御する場合においても、圧力補償弁のバネ力を低減することができ、設定可能流量の範囲を拡大することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態に係るバルブ構造は、上流側の供給回路から下流側の下流回路へと流体が供給される順方向の流れを許容し、下流回路から供給回路への逆方向の流れを許容しない逆流防止構造として広く適用することができるものである。そして、本実施形態に係るバルブユニット及び油圧回路は、上記バルブ構造を備える場合に広く適用することができるものである。なお、本実施形態の説明においては、フォークリフトにおける荷役装置に適用される場合を例にとって説明するが、必ずしもこの用途の例に限定されるものではない。即ち、フォークリフトの荷役装置以外の用途においても広く本発明を適用することができるものである。
図1は、本実施形態に係る油圧回路を例示した回路図であり、図2はその油圧回路の平面図を示したものである。図1及び図2に示す油圧回路1は、フォークリフトにおける荷役装置(図示せず)に適用された場合を示したものであり、油圧ポンプ(図示せず)に接続されるポンプポート6がハウジング2aに設けられたインレット用バルブユニット2と、本実施形態に係るバルブユニット(3、4、5)とを備えて構成されている。この油圧回路1では、これらの複数のバルブユニット(2〜5)は連設されて構成されている(図2参照)。
図2において、バルブユニット3は、油圧アクチュエータであるリフトシリンダの作動を制御するためのバルブユニットであり、ハウジング3a(以下、リフトハウジング3aという)を備えて構成されている。バルブユニット4は、油圧アクチュエータであるティルトシリンダの作動を制御するためのバルブユニットであり、ハウジング4aを備えて構成されている。バルブユニット5は、アタッチメント用のものであってハウジング5aを備えて構成され、タンク(図示せず)に連通するタンクポート7が設けられている。なお、各ハウジング(2a〜5a)は、鋳物として形成されている。
また、図1に示すように、バルブユニット2には、油圧ポンプからの圧油(流体)を供給する供給回路8と、図示しないパワーステアリング回路(優先流回路)へ接続される優先流ポート9との間で、流量を調整して分流するフローディバイダ10が組み込まれている。また、バルブユニット2には、供給回路8とタンクとの連通状態を変更してタンクへ戻す流量を調整するための(即ち、供給回路8へ供給する流量を調整するための)圧力補償弁11が設けられている。
図1において、バルブユニット(3、4、5)には、それぞれのバルブユニットにおける所定のポートが接続される油圧アクチュエータの作動を制御するための各切換弁(12、13、14)と、各逆止弁(15、16、17)とがそれぞれ設けられている。各逆止弁(15〜17)は、それぞれ各ハウジング(3a〜5a)に組み込まれており、上流側の供給回路8から下流側の下流回路18へと圧油が供給される順方向の流れを許容し、下流回路18から供給回路8への逆方向の流れを許容しない本実施形態のバルブ構造を構成している。このように、油圧回路1は、それぞれ逆止弁(15〜17)を備える複数のバルブユニット(3〜5)、ポンプから圧油が供給される供給回路8、油圧アクチュエータへの圧油の供給を制御する切換弁(12〜14)が設けられる下流回路18、圧力補償弁11等を備えて構成されている。なお、本実施形態では、下流回路18は、各油圧アクチュエータを含む荷役系統として構成されていることになる。
また、バルブユニット2における圧力補償弁11は、図1に示すように、第1パイロット室11aと第2パイロット室11bとを有している。第1パイロット室11aには、切換弁(12〜14)を通過する前の圧油である供給回路8における圧油が誘導される第1流路51の圧油の圧力が作用する。一方、第2パイロット室11bには、切換弁(12〜14)を通過した下流回路18における圧油が誘導される第2流路52の圧油の圧力とバネ11cによるバネ力とが作用する。そして、圧力補償弁11は、第1パイロット室11a及び第2パイロット室11bの付勢力に応じて切換弁(12〜14)へ供給する流量を制御するようになっている。即ち、この圧力補償弁11は、第1パイロット室11a及び第2パイロット室11bの付勢力に応じて、供給回路8とタンクとの連通状態を変更することで切換弁(12〜14)へ供給する流量を制御するように構成されている。従って、荷役回路である下流回路18に負荷が発生すると、第2パイロット室11bの付勢力が高まるため、供給回路8からタンクへ流れる圧油を絞るように圧力補償弁11が作動して、荷役系統の負荷に応じた供給回路8への圧油の供給を確保することになる。
次に、本実施形態に係るバルブ構造について、バルブユニット3に設けられる逆止弁15を例にとって詳しく説明する。図3は、バルブユニット3を示したものであって、リフトハウジング3aの図2のIII−III線矢視断面図である。また、図4は、リフトハウジング3aの断面の一部を示したものであって、図3のIV−IV線矢視断面図である。なお、他のハウジング(4a、5a)に設けられる逆止弁16・17についても、逆止弁15と同様に構成されている。
まず、図3及び図4に示すように、逆止弁15が設けられるリフトハウジング3aには、他のハウジング(2a、4a、5a)と同様に、ボルト孔19が形成されている。そして、各バルブユニット(2〜5)のボルト孔19を貫通するボルト(図示せず)によって締め付けられて固定されることで、各バルブユニット(2〜5)が連設されるようになっている。また、このリフトハウジング3aには、前述の供給回路8および下流回路18の一部となる流路が形成されている。即ち、図3及び図4に示すように、リフトハウジング3a内には、供給回路8の一部である流路8a・流路8b(以下、供給回路8a・供給回路8bともいう)が設けられるとともに、下流回路18の一部である流路18a・流路18b・流路18c(以下、下流回路18a・下流回路18b・下流回路18cともいう)が設けられている。
そして、図4に示すように、逆止弁15は、弁座20と、弁体21と、バネ22と、ガイド部材23と、貫通孔24とを備えて構成されている。弁座20は、リフトハウジング3aに一体的に形成されており、供給回路8と下流回路18との間に配置されている。また、弁体21は、弁座20と当接するシート部25と、シート部25の径に対して縮径された中空円筒状に形成された本体部26とを備えて構成されている。そして、この弁体21は、弁座20に当接して着座することで供給回路8と下流回路18との間の圧油の流れを遮断し、弁座20から離れて離座することで圧油を下流回路18に供給するよう供給回路8と下流回路18との間を連通することができるように配設されている。なお、弁体21は、図4に示すように、貫通孔24の上流側における受圧面積A1が下流側における受圧面積A2よりも小さくなるように形成されている。
貫通孔24は、弁体21の内部を貫通するように形成されるとともに供給回路8b(供給回路8)の一部を構成するように形成されている。そして、この貫通孔24は、貫通孔24を通過して排出される圧油が弁座20と弁体21との間を通過して下流回路18(下流回路18a)に供給されるように開口形成されている。また、貫通孔24は、中空円筒状の本体部26の中空部分として形成されており、弁体21が弁座20に向かって着座する方向と平行に設けられるように形成されている。
ガイド部材23は、環状の部材として形成されており、弁体21がスライド移動自在に挿入される挿入口23aが形成されている。このガイド部材の縁部分23bは、リフトハウジング3aに当接するように形成され、例えば、リフトハウジング3aに隣接する2aによって押圧されることで保持されるようになっている。なお、リフトハウジング3aに対して直接的にガイド部材23を取り付けることも可能である。
バネ22は、弁体21を弁座20に向かって付勢するように配設されており、本実施形態における弾性部材を構成している。このバネ22は、弁体21の周囲に沿って螺旋状に配置されるコイルバネとして形成されており、ガイド部材23の外周に形成されている段部23cと弁体21のシート部25との間に配設される。このようにバネ22が配置されることで、ガイド部材23に対して弁体21を弁座20に向かって付勢することができるようになっている。
また、弁体21、バネ22、及びガイド部材23をリフトハウジング3aに取り付ける際は、油圧回路1が形成された際に上流側となる方から下流側となる方に向かって(弁体21が弁座20に当接する方向に向かって)、弁体21・バネ22・ガイド部材23を順番に若しくは一緒に挿入することでリフトハウジング3aと何ら干渉することなくスムーズに取り付けることができる。
なお、図4に示すように、逆止弁15が組み込まれるリフトハウジング3aにおいては、流路8aは、貫通孔24(流路8b)とは異なる流路として形成されており、貫通孔24を通過して排出される圧油と合流するように圧油を供給する流路として形成されている。また、連設される各バルブユニット(3a〜5a)にそれぞれ組み込まれる逆止弁(15〜17)は互いに平行に配置されている。例えば、リフトハウジング3a以外の他のハウジング(4a、5a)における逆止弁(16、17)とその貫通孔とが、逆止弁15とその貫通孔24と同一軸上に並ぶように配置されている。
次に、上述した逆止弁15の作動について説明する。例えば、リフトシリンダが作動していない状態のように下流回路18aからリフトシリンダへの圧油の供給が行われていない場合は、図4に示すように、バネ22の付勢力によって弁体21が弁座20に向かって付勢されて着座した状態となっている。即ち、逆止弁15は供給回路8(供給回路8a及び供給回路8b)と下流回路18(下流回路18a)との間を遮断した状態になっている。このため、下流回路18aの圧油が弁体21と弁座20との間を通過して供給回路8側に流れこむこと防止される。なお、供給回路8a及び供給回路8bは、その上流側でリフトハウジング3aが隣接するハウジング2aにおける供給回路8と連通しており、その下流側で隣接するハウジング4aにおける供給回路8とも連通している。
ここで、切換弁12の操作が行われてリフトシリンダに負荷が発生すると、前述した圧力補償弁11の作動に伴って供給回路8(供給回路8a・8b)の圧油の圧力が高まることになる。このとき、弁体21の貫通孔24を通じてその上流側と下流側とが連通しているため、弁体21の上流側と下流側とには同じ圧力が作用する。弁体21は上流側の受圧面積A1よりも下流側の受圧面積A2の方が大きくなるように形成されているため、供給回路8の圧油の圧力によって弁体21には当該弁体21を弁座20から離座させる方向への付勢力が作用することになる。そして、この受圧面積差(受圧面積A2とA1との差)に基づく圧油による付勢力によって、バネ22のバネ力に抗して弁体21が弁座20から離座する方向に移動することになる。これにより、図4から図5の断面図に示す状態へと移行することになり、図5中に矢印で示すように圧油が流れることになる。即ち、受圧面積差に基づく圧油の付勢力が大きくなることで弁体21が弁座20から離座することになり、供給回路8a及び供給回路8bと下流回路18aとが連通され、弁体21と弁座20との間を圧油が通過して下流回路18aに供給されることになる。
このように、逆止弁15では、供給回路8から下流回路18へと圧油が供給される順方向の流れを許容し、下流回路18から供給回路8への逆方向の流れを許容しないバルブ構造となっている。
最後に、図3に基づき、バルブユニット3の作動について簡単に説明する。リフトシリンダを作動させてリフト上昇動作を行うために切換弁12が操作されると(図1参照)、スプール27が(ボルト孔19を上側として見た状態で)図中右側に向かって移動する。このとき、逆止弁15を通じて供給回路8(8a・8b)から下流回路18aに供給された圧油は(図5参照)、まず、スプール27内に形成された油路28(28a・28b)を介して、下流回路18aから下流回路18bへと供給され、続いてフローレギュレータ30を介して下流回路18cからリフトシリンダへと供給される。そして、更にスプール27が図中右側に向かって移動すると、逆止弁15を通じて下流回路18aへと供給された圧油は、スプール27に形成された小径部29を介して下流回路18bへと供給され、フローレギュレータ30及び下流回路18cを介してリフトシリンダへと供給されることになる。一方、リフト下降動作を行うために切換弁12が操作されると、スプール27が図中左方向へ移動し、これにより、リフトシリンダからの圧油が下流回路18c、フローレギュレータ30、下流回路18b、小径部29を経て、タンクに連通するタンク流路31へと至り、タンクへと戻されることになる。
以上説明したように、本実施形態のバルブ構造である逆止弁(15〜17)によると、弁体21が弁座20に着座することで供給回路8と下流回路18との間の流れが遮断され、離座することで供給回路8と下流回路18とが連通される。弁体21には、供給回路8の一部を構成する貫通孔24が形成されており、この貫通孔24の上流側と下流側とには連通されて同じ流体圧力が作用するため、受圧面積の小さい上流側に向かって弁体21を移動させて離座させることができる。弁体21が離座することで、弁体21に設けられた貫通孔24から排出される圧油が、弁体21と弁座20との間を通過して下流回路18へと供給される。一方、弁体21が弁座20に着座した状態では、下流回路18からの圧油によって弁体21が離座することはないため、供給回路8から下流回路18へと流体が供給される順方向の流れのみを許容する逆止弁を構成することができる。そして、この逆止弁(15〜17)では、弁体21の内部に形成した貫通孔24によって圧油を供給することができるため、弁体21が配設される空間を効率よく活用して供給回路8(供給回路8b)を確保することができることになる。即ち、この逆止弁(15〜17)を通過して供給回路8から下流回路18へと圧油を供給する際における圧力損失を低減することができる。従って、供給回路8と下流回路18との間で順方向の流れを許容し逆方向の流れを許容しない逆流防止構造に関し、その逆流防止構造を通過する圧油の圧力損失を低減することができるバルブ構造を得ることができる。
また、逆止弁(15〜17)によると、バネ22によって弁体21が弁座20に向かって付勢されるため、より確実に弁体21を着座させて逆流防止を図ることができる。そして、供給回路8側の圧油の圧力が高まると、弁体21の貫通孔24の上流側と下流側とにおける受圧面積差に基づく付勢力によってバネ22のバネ力に抗して弁体が移動して離座し、下流回路18へ圧油が供給されることになる。
また、逆止弁(15〜17)によると、貫通孔24を圧油が供給される方向と弁体が着座する方向とを一致させることができるため、弁体の動作方向との干渉を生じることなく圧油を供給することができ、圧力損失が生じることを更に抑制できる。
また、逆止弁(15〜17)によると、弁座20に当接するシート部25と中空円筒状の本体部26とを形成する簡易な構成で、供給回路8の一部を構成する貫通孔24が設けられた弁体21を容易に形成することができる。
また、逆止弁(15〜17)によると、挿入孔24が形成された環状のガイド部材23と弁体21との二重構造とすることで、供給回路8の一部を構成する貫通孔24が設けられた弁体21をスライド自在に支持する構成を容易に実現することができ、弁座20に向かって弁体21を付勢するバネ22を簡易に取り付けることができる。
また、本実施形態のバルブユニット3(バルブユニット4・5も同様)及び油圧回路1によると、当然に、上述した逆止弁15と同様の効果を奏することができる。そして、弁体21に形成された貫通孔24から圧油を供給することができるとともに、貫通孔24以外の供給回路8(供給回路8a)からも弁体21と弁座20との間を通過して圧油を供給することができる。従って、逆流防止構造を通過する圧油の圧力損失を低減することができるバルブユニット及び油圧回路を得ることができる。
また、油圧回路1によると、上述したバルブ構造(逆止弁(15〜17))がそれぞれ組み込まれているバルブユニット(3〜5)が複数連設されている場合に、各バルブ構造が平行に配置されるため、各バルブユニット間を通じて供給回路8を連なるように形成することができる。このため、各バルブ構造(逆止弁(15〜17))の上流側の供給回路8同士を連通させるための流路構成を簡易なものにすることができる。
また、油圧回路1によると、逆流防止構造(逆止弁(15〜17))を通過する圧油の圧力損失を低減することができるため、その圧力損失の分を補うことができるように圧力補償弁11のバネ11cのバネ力を大きく設定する必要性が抑制され、第2パイロット室11bにおけるバネ力を低減することができる。このため、設定可能流量の範囲を拡大することができる。また、本実施形態のように、圧力補償弁11が供給回路8とタンクとの連通状態を変更して切換弁(12〜14)へ供給する流量を制御する場合においても、当然に、圧力補償弁11のバネ11cのバネ力を低減することができ、設定可能流量の範囲を拡大することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。また、本発明は、例えば、次のように変更して実施してもよい。
(1)本実施形態においては、弁座がバルブユニットのハウジングの一部として形成されているバルブ構造について説明したが、弁座が独立した環状の部材により形成されているものであってもよい。図6は、その変形例に係るバルブ構造を説明する部分断面図である。なお、図6において、本実施形態と同様の要素については、同一の符号を付している。図6に示す変形例においては、リフトハウジング3aに独立した環状の部材として取り付けられる弁座53と、貫通孔24が形成された弁体54とで構成されるバルブ構造を例示している。弁座53には、供給回路8aの一部を形成する連通孔55が形成されている。このため、貫通孔24で形成される供給回路8bから供給される圧油と同様に、供給回路8aから供給される圧油も、弁座53と弁体54との間を通過して下流回路18aに供給されることになる。
図6に示す変形例によると、バルブ構造が組み込まれるハウジング3aに弁座53を取り付ける前に弁体54を組み込み、その後に独立した環状の部材である弁座53をその環状の縁部分と弁体54とが当接可能となるようにハウジング3aに対して取り付けることができる。従って、弁座53を独立した環状の部材とすることで、供給回路8の一部を構成する貫通孔24が設けられてスライド自在に支持される弁体54をハウジング3a内に組み込むことができる構成を容易に実現することができる。なお、図6に示すように、弁座53は、隣接するハウジング4aとの間で挟持するように支持することもできる。
(2)本実施形態においては、フォークリフトにおける荷役装置に適用される場合を例にとって説明したが、必ずしもこの用途の例に限定されるものではなく、広く本発明を適用することができる。即ち、フォークリフトにおける他の油圧回路に本発明を適用することもでき、また、フォークリフト以外の油圧回路に本発明を適用することもできる。
(3)本実施形態では、バルブ構造として、弁座と当接するシート部と中空円筒状に形成された本体部とを備えるものを例にとって説明したが、必ずしもこの形態でなくても本発明を適用することができる。また、環状のガイド部材との二重構造でなくても本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧回路を例示した回路図である。 図1に示す油圧回路の平面図である。 図1に示す油圧回路におけるバルブユニットの断面図であって、図2のIII−III線矢視断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 図4に示すバルブ構造の作動を説明する断面図である。 変形例に係るバルブ構造を説明する断面図である。
符号の説明
1 油圧回路
3、4、5 バルブユニット
3a、4a、5a ハウジング
8、8供給回路
8a 供給回路(貫通孔とは異なる流路)
15、16、17 逆止弁(バルブ構造)
18、18a〜18c 下流回路
20 弁座
21 弁体
24 貫通孔

Claims (9)

  1. 上流側の供給回路から下流側の下流回路へと流体が供給される順方向の流れを許容し、前記下流回路から前記供給回路への逆方向の流れを許容しないバルブ構造が組み込まれたバルブユニットを備える油圧回路であって、
    前記バルブ構造は、
    前記供給回路と前記下流回路との間に配置される弁座と、
    前記弁座に当接して着座することで前記供給回路と前記下流回路との間の流体の流れを遮断し、前記弁座から離れて離座することで流体を前記下流回路に供給するよう前記供給回路と前記下流回路との間を連通する弁体と、
    前記弁体の内部を貫通するように形成されるとともに前記供給回路の一部を形成する貫通孔と、
    を備え、
    前記貫通孔は、当該貫通孔を通過して排出される流体が前記弁座と前記弁体との間を通過して前記下流回路に供給されるように開口形成され、
    前記弁体は、前記貫通孔の上流側における受圧面積が下流側における受圧面積よりも小さくなるように形成され、
    前記バルブユニットは、
    前記バルブ構造が組み込まれたハウジングと、
    前記ハウジングに形成され、前記供給回路の一部を形成し、前記貫通孔を通過して排出される流体と合流するように流体を供給する当該貫通孔とは異なる流路と、
    を備え、
    前記バルブユニットが複数連設されているとともに、当該各バルブユニットにそれぞれ組み込まれている前記バルブ構造が互いに平行に配置されていることを特徴とする油圧回路
  2. 前記弁体を前記弁座に向かって付勢するように配設されている弾性部材を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の油圧回路
  3. 前記貫通孔は、前記弁体が前記弁座に向かって着座する方向と平行に設けられるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の油圧回路
  4. 前記弁体は、前記弁座と当接するシート部と、前記シート部の径に対して縮径された中空円筒状に形成された本体部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の油圧回路
  5. 前記弁体がスライド移動自在に挿入される挿入孔が形成されている環状のガイド部材を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の油圧回路
  6. 前記弁体がスライド移動自在に挿入される挿入孔が形成されている環状のガイド部材を更に備え、前記弾性部材は前記ガイド部材に対して前記弁体を前記弁座に向かって付勢するように配設されているバネであることを特徴とする請求項2に記載の油圧回路
  7. 前記弁座は、独立した環状の部材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の油圧回路
  8. 前記下流回路には、アクチュエータへの流体の供給を制御する切換弁が設けられ、
    前記切換弁を通過する前の流体が誘導される第1流路の流体の圧力が作用する第1パイロット室と、前記切換弁を通過した流体が誘導される第2流路の流体の圧力とバネ力とが作用する第2パイロット室とを有し、前記第1パイロット室及び前記第2パイロット室の付勢力に応じて前記切換弁へ供給する流量を制御する圧力補償弁を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の油圧回路。
  9. 前記第1流路には前記供給回路における流体が誘導され、前記第2流路には前記下流回路における流体が誘導され、
    前記圧力補償弁は、前記第1パイロット室及び前記第2パイロット室の付勢力に応じて前記供給回路とタンクとの連通状態を変更することで前記切換弁へ供給する流量を制御することを特徴とする請求項に記載の油圧回路。
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