JP4559509B2 - 歯列矯正具 - Google Patents

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Description

本発明は、弾撥性鋼材の弾撥力を利用して上下顎の少なくとも犬歯・小臼歯・大臼歯のいずれか一以上の整列・平坦化及び矯正を行う歯列矯正具に関する。
上下顎の犬歯・小臼歯・大臼歯の整列・平坦化及び矯正を行う歯列矯正具としては種々のものが知られている。例えば、複数のワイヤの一部を合成樹脂で覆った2つの部材をエキスパンションスクリューなどを介して接合した歯列矯正具が知られている。この歯列矯正具は、ワイヤを左右対称の奥歯又は歯列に巻き付けた後、エキスパンションスクリューによって2つの部材の間隔を調節することにより、歯列矯正を行っていた。すなわち左右対称に植立する犬歯・小臼歯・大臼歯を内側から外側へ向け矯正するためには、ワイヤを左右の奥歯等に巻き付けた後、2つの部材の間隔が開くようにネジ等でエキスパンションスクリューを拡開する。他方、左右対称に植立する歯列を外側から内側へ向け矯正するためには、ワイヤを左右の奥歯等に巻き付けた後、2つの部材の間隔が狭くなるようにネジ等でエキスパンションスクリューを狭閉する。エキスパンションスクリューは、一般的に一回の拡開又は狭閉において200μmづつ動かしている。
このような矯正方法は、2つの合成樹脂の間にエキスパンションスクリューを形成する必要があり、さらにワイヤと歯列の位置を調整する必要もあり、製造に相当の技術が必要とされている。またエキスパンションスクリューによって拡開又は狭閉するため、歯列を押圧する力が20〜70g程度と弱く、2〜3週間で8mm程度歯列が動く程度であった。また奥歯等が傾斜している場合は、傾斜したままの状態で歯列矯正を行う必要があり、傾斜している歯を整列させることは難しかった。
さらに他の歯列矯正具としては、特許文献1〜5に記載されたものが挙げられる。
特開2005−7028 特開2004−65814 特開2003−204973 特開2002−177299 特開2001−161715
本発明は、弾撥性鋼材の弾撥力を利用して、強い力で歯列等を押圧することにより早期に前歯・奥歯等の整列・平坦化及び矯正を行うことを目的とする。また傾斜した歯が直立する方向に押圧を加えることができる歯列矯正具を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために以下の構成を採用した。
本発明は、前歯を前方から後方へ向け矯正する一本の弾撥性鋼材、押圧部、該押圧部をワイヤを介して固着する第一ベース部材及び第二ベース部材からなる歯列矯正具において、該一本の弾撥性鋼材はその略中央に把持部が形成され、当該把持部の両端より後方へ向って押圧部を避けて屈曲し、第一ベース部材を貫通し、第一ベース部材と離間して後方に位置する第二ベース部材に挿入され、かつ該一本の弾撥性鋼材は二箇所に鍔を有し、第一ベース部材内には該鍔を係止する止め部が形成され、また少なくとも第二ベース部材には奥歯に掛け渡すためのクラスプが形成されていることを特徴とする歯列矯正具である。
本発明は、弾撥性鋼材の弾撥力を利用して、強い力で歯列等を押圧することにより早期に前歯・奥歯等の整列・平坦化及び矯正を行うことができる。
また本発明に係る歯列矯正具を使用することにより、傾斜した歯が直立する方向に押圧を加えることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る実施形態の一例を示した歯列矯正具50,51である。上顎及び下顎に該歯列矯正具50,51を装着した状態を示す平面図である。歯列矯正具50は上顎用であり、51は下顎用である。
図1に示すように本実施形態に係る歯列矯正具50は、上顎の前歯9を前方から後方へ向け矯正する押圧部40、弾撥性鋼材41、前記押圧部40をワイヤ42を介して固着する第一ベース部材44及び第二ベース部材45からなる歯列矯正具50である。
前記弾撥性鋼材41はその略中央に把持部43が形成され、当該把持部43の両端より後方へ向って押圧部40を避けて屈曲し、第一ベース部材44を貫通し、第一ベース部材44と離間して後方に位置する第二ベース部材45に挿入されている。前記弾撥性鋼材41は二箇所に鍔48,48を有し、第一ベース部材44内には鍔48,48を係止する止め部49,49が形成されている。また第一ベース部材44は二箇所にクラスプ53を有し、かかるクラスプ53を夫々歯8,8に巻着することにより固定されている。また第二ベース部材45には奥歯18,18に掛け渡すためのクラスプ54,54が形成されている。第二ベース部材45内には、円筒状のレール56,56が成形されており、かかるレール56,56の内筒に弾撥性鋼材41の両端が挿入されている。
また歯列矯正具51は、下顎の前歯11を前方から後方へ向け矯正する押圧部40’、弾撥性鋼材61、前記押圧部40’をワイヤ62を介して固着する第一ベース部材64及び2つの第二ベース部材65,65からなる歯列矯正具51である。前記弾撥性鋼材61はその略中央に把持部63が形成され、当該把持部63の両端より後方へ向って押圧部40’を避けて屈曲し、第一ベース部材64を貫通し、第一ベース部材64と離間して後方に位置する第二ベース部材65,65に挿入される。前記弾撥性鋼材61は二箇所に鍔68,68を有し、第一ベース部材64内には鍔68,68を係止する止め部69,69が形成されている。また第一ベース部材64は二箇所にクラスプ73を有し、夫々歯8’,8’に巻着することにより固定されている。また第二ベース部材65,65には奥歯18’,18’に掛け渡すためのクラスプ74,74が形成されている。第二ベース部材65,65内には、円筒状のレール76,76が成形されており、かかるレール76,76の内筒に弾撥性鋼材61の両端が挿入されている。
なお弾撥性鋼材41,61は、硬鋼線(SWC)、ピアノ線(SWP)等によって成形され、押圧部40,40’、第一ベース部材44,64及び第二ベース部材45,65,65は熱硬化型プラスチック樹脂若しくは即時重合レジンで形成されている。
このような歯列矯正具50,51を歯列に装着した状態で、弾撥性鋼材41,61の把持部43,63を後方に押すことにより、弾撥性鋼材41,61に形成された鍔48,68が第一ベース部材44,64を押圧する。かかる応力によって前歯9,11が押圧されることにより、弾撥性鋼材41,61は後方へ押し込まれる。やがて弾撥性鋼材41,61の両端が第二ベース部材45,64内のレール56,76の底部に達する。かかる押圧によって前方から後方へ前歯が矯正され、歯間の隙間が狭くなると共に、倒れている前歯を起こすことができる。
実施形態の一例に係る歯列矯正具を前方に傾斜等する歯列に装着した状態を示す平面図である。
符号の説明
50,51 歯列矯正具
40,40’ 押圧部
41,61 弾撥性鋼材
42,62 ワイヤ
44,64 第一ベース部材
45,65 第二ベース部材
43,63 把持部
48 鍔
53 クラスプ
9,11 前歯
69 止め部

Claims (1)

  1. 前歯を前方から後方へ向け矯正する一本の弾撥性鋼材、押圧部、該押圧部をワイヤを介して固着する第一ベース部材及び第二ベース部材からなる歯列矯正具であって、該一本の弾撥性鋼材はその略中央に把持部が形成され、当該把持部の両端より後方へ向って押圧部を避けて屈曲し、第一ベース部材を貫通し、第一ベース部材と離間して後方に位置する第二ベース部材に挿入され、かつ該一本の弾撥性鋼材は二箇所に鍔を有し、第一ベース部材内には該鍔を係止する止め部が形成され、また少なくとも第二ベース部材には奥歯に掛け渡すためのクラスプが形成されていることを特徴とする歯列矯正具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101655307B1 (ko) * 2015-07-24 2016-09-07 김정경 하악 돌출형 부정교합을 치료하기 위한 상악 교합 장치

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JPS62145606U (ja) * 1986-03-06 1987-09-14
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