JP5719365B2 - 口腔内歯列矯正装置 - Google Patents

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Description

歯科矯正治療で用いる歯列矯正装置、アセンブリ、及び方法が提供される。より詳細には、治療目的の力(therapeutic force)を口腔内の歯牙構造の間に向けるために、歯列矯正補正装置(orthodontic corrector device)が関連アセンブリ及び方法と共に提供される。
歯列矯正術の分野は、歯を口腔の適切な位置に向けるための管理、指導、及び矯正に関する。歯列矯正治療は、一般に、歯を適切な噛み合わせ構造、又は咬合に移動させるための力の適用を必要とする。固定器具処置として知られる1つの治療法は、患者の前歯、犬歯、及び小臼歯に固着される、ブラケットと呼ばれる一連の非常に小さいスロット付き器具を使用して行われる。治療の初めに、アーチワイヤとして知られる弾力的な歯列矯正器具が、ブラケットスロットのそれぞれの中に受容される。アーチワイヤの端部は、典型的には、患者の臼歯に固着されている、頬面チューブ(buccal tubes)と呼ばれる器具内に固定される。
ブラケット及び頬面チューブの中に最初に設置されるとき、アーチワイヤはその元の弓状の(又は湾曲)形状から撓むが、その後、治療している間に徐々に元の形状に戻る。このようにして、アーチワイヤは、治療目的の弱い力を印加して、不適切な位置から適切な位置へと歯を移動させる。ブラケット、頬面チューブ、及びアーチワイヤはまとめて、一般に「ブレース(braces)」と呼ばれる。ブレースは、多くの場合、歯及び顔の審美性、咬合機能、及び歯科衛生を改善するために処方される。
治療のある段階の間、特殊な不正咬合を矯正するために、固定器具と共に用いる追加の口腔内器具が処方される場合がある。例えば、ある器具は、顎を閉じたときに、下顎第1大臼歯が上顎第1大臼歯に対して過度に遠心側(後方向)に位置する、過蓋咬合などのII級不正咬を矯正するために使用される。他の器具は、顎を閉じたときに、下顎第1大臼歯が上顎第1大臼歯に対して過度に近心側(前方向)に位置する、III級不正咬合として知られる前述とは逆の不正咬合(例えば、前歯の反対咬合など)を矯正する。
近年、歯科矯正医によって設置され、治療の過程において最低限の患者の関与を必要とする、II級及びIII級矯正装置が開発されている。これら装置は、患者コンプライアンスを必要とせずに、II級及びIII級不正咬合を有利に矯正する。更に、これら装置を歯列弓に接続する際に、様々な可能性が存在する。上歯列弓を遠心接続するために、バンド付きのヘッドギアチューブが今尚よく使われている。しかしながら、これらバンド付き器具は、広く一般に使われていない。結合可能な大臼歯用器具は、多くの点でより使いやすく、一部の歯科矯正医は、バンド付き器具よりもこちらの方を好む。別の選択肢として、歯列弓への接続は、アーチワイヤの一方又は両方に口腔内装置を間接的に連結することによって行われることができる。したがって、製造業者は、多種多様な器具と共に使用できる汎用性を有するこのような口腔内装置を構成しようと努めてきた。
治療の過程において、矯正力を歯牙構造に向けると同時に、実質的に改善された堅牢性を示す口腔内歯列矯正装置、並びに、関連アセンブリ及び方法が、本明細書において提供される。
従来技術の装置は、結合された器具に口腔内器具を接続しようと試みてきたが、これらの努力は、しばしば、器具に偶然に伝達される咀嚼(咬合)力に起因して器具が破損又は結合破壊するという、器具の脆弱性を露呈させた。結合された器具は、バンドの付いたそれらの同等物よりも有意に脆弱である傾向があるので、結合破壊のリスクはまた、一般に、これらの状況において高くなる。更に、従来技術の装置は、隣接する構成要素間に高い自由度の回転運動を提供する連結具を使用する傾向がある。これら連結具は、患者による通常の顎運動を有利に可能にするが、これら同じ連結具はまた、少なくとも2つの点で問題があり得る。
第1に、連結具によって提供されるこの自由度により、装置の一部が咬合領域内に偶然に旋回して入るのが可能になり得る。このことは、結果として、患者が装置を噛んで、結合破壊、装置破損、及び/又は装置と患者の口腔組織との痛みを伴う接触を引き起こす可能性がある。第2に、装置が咬合から安全に遠ざけられるとしても、堅い食物等により連結具がずれる又は適所から外れるとき、連結具は、依然として結合している又は互いにぶつかる可能性がある。こういったことが生じると、咬合力が連結具に直接伝達されるようになり、この場合もやはり装置破損又は結合破壊を引き起こす可能性がある。
提供される歯列矯正装置は、隣接する装置構成要素をこれら咬合力の攻撃から隔離する可撓性カンチレバーを含むことによって、これらの問題を克服する。装置にかかる不慮の力に応答して弾性的にたわむ、又は偏向することにより、装置の脆弱な構成要素が保護される。これらの力がその後除去されると、カンチレバーはその元の配向に戻り、それによって、矯正装置の適切な整列を維持する。追加の利点として、カンチレバーによって、フォースモジュールの位置を遠心方向に向かって延ばすことができ、かつ、カンチレバーは、フォースモジュールと歯列弓との間に広範囲の接続オプションを可能にすることができる。
一態様において、本発明は、上側歯列弓器具と下側歯列弓器具との間に治療目的の力を適用するための歯列矯正装置を目的とし、この歯列矯正装置は、患者の上側歯列弓器具を連結するための連結具と、連結具に堅く連結され、かつ、弛緩状態のときにカンチレバーを特定の予め定められた配向に自己復帰させるのに十分な復元力を有する弾力材料を含むカンチレバーと、一端がカンチレバーに連結され、反対端が下側器具に連結されるように適合される2つの対向端を有するフォースモジュールと、を含む。
別の態様では、本発明は、一連のブラケットと、ブラケットに接続されるアーチワイヤと、アーチワイヤに連結される連結具と、連結具に堅く連結され、かつ、弛緩状態のときにカンチレバーを特定の予め定められためられた配向に自己復帰させるのに十分な復元力を有する弾力材料を含むカンチレバーと、カンチレバーに連結されるフォースモジュールと、を含む歯科矯正アセンブリ、を目的とする。
更に別の態様では、本発明は、患者の対向する顎に位置決めされた第1の歯列矯正器具と第2の歯列矯正器具との間に力を適用する方法を目的とし、この方法は、連結具を提供することと、ここで、連結具はカンチレバーの一端に堅く取り付けられ、カンチレバーは、弛緩状態のときにカンチレバーを特定の予め定められた配向に自己復帰させるのに十分な復元力を有する弾力材料を含み、カンチレバーの他端は、フォースモジュールに枢動可能に取り付けられる;連結具を第1の器具に連結することと;フォースモジュールを第2の器具に連結することと;を含み、カンチレバーは、フォースモジュールの少なくとも一部を、連結具に対して固定された位置に柔軟に保持する。
定義
本明細書で使用する場合、
「近心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中央に向かう方向を意味する。
「遠心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中央から離れる方向を意味する。
「咬合側」は、患者の歯の外側先端部に向かう方向を意味する。
「歯肉側(gingival)」は、患者の歯茎又は歯肉に向かう方向を意味する。
「顔面側」は、患者の唇又は頬に向かう方向を意味する。
「舌側」は、患者の舌に向かう方向を意味する。
歯列弓に設置された、本発明の一実施形態による歯科矯正アセンブリの側面図。 図1のアセンブリに示される歯列矯正装置の舌側を見た分解正面図。 連結具が矯正装置のカンチレバーに組み付けられる前に見られる配向で示されていることを除いて、図2に示される連結具の舌側を見た拡大正面図。 図3の連結具の近心側の図。 図3及び図4の連結具の歯肉側の図。 図2の歯列矯正装置の歯肉側の縮小部分図。 連結具が図3のカンチレバーに組み付けられて示されていることを除いて、図4とある程度類似している図。 本発明の別の実施形態による歯列矯正装置の分解正面図。 図8の矯正装置に示される連結具の近心側の拡大図。 図8の歯列矯正装置の歯肉側の縮小部分図。 図8及び図10の歯列矯正装置の近心側の図。
本開示は、治療の過程において歯牙構造に治療目的の力を加える歯列矯正装置、矯正装置、及びアセンブリに関する。本明細書で示されるこれら装置、矯正装置、及びアセンブリの代表的な実施形態は、II級不正咬合の治療に有用である。しかしながら、これらは、本発明を不当に制限するものと解釈されるべきではない。例えば、これらの実施形態は、III級不正咬合の治療で使用するように適合されることもできる。あるいは、これらの実施形態は、上側又は下側歯列弓のいずれかの中で個別に使用されることができる。
図1は、全体的に番号100で表わされる、代表的な一実施形態による歯科矯正アセンブリを示す。アセンブリ100は、図示されるように、患者の上歯列弓及び下歯列弓の右側に設置された歯列矯正器具の組み合わせを表す。上歯列弓の上に位置しているのは、上顎前歯10、上顎犬歯12、上顎小臼歯14、上顎第一大臼歯16、及び上顎第2大臼歯18を含む歯一式である。同様に、下側歯列弓は、下顎前歯20、下顎犬歯22、下顎小臼歯24、及び下顎臼歯26を含む歯一式を示す。
結合された歯列矯正器具は、上及び下歯列弓のそれぞれの歯に固着されている。上側歯列弓に取り付けられた器具は、上部ブラケット30と上側頬面チューブ32とを含む。同様に、下側歯列弓に取り付けられた器具は、下部ブラケット40と下側頬面チューブ42とを含む。図1に示されるように、各ブラケット及び頬面チューブは、それぞれの歯の顔面側の表面に器具を結合するためのベースを含む。図のように、各ブラケットは、顔面方向に向けて配向された開口部を備える、アーチワイヤを受容するためのスロットを更に含む。
上側器具のそれぞれは、上側アーチワイヤ50に接続され、下側器具のそれぞれは、下側アーチワイヤ60に接続される。この例では、上側及び下側アーチワイヤ50、60は共に、それらの長手方向軸に対して垂直な平面において略矩形断面を有する。エラストマーOリング結紮線は、各アーチワイヤ50、60をそのアーチワイヤスロット内に保持するように、各ブラケットのタイウイングの周りに延びている。任意に、アーチワイヤ50、60の遠心端は、対応の頬面チューブ32、42の遠心側に隣接した位置で、図1に示されるように屈曲される。あるいは、摺動自在な扉、シャッタ、ベール(bale)、又はクリップを使用する自己結紮器具を使用してもよい。
図示されていないが、本発明のいくつかの実施形態は、上歯列弓及び下歯列弓の左側に同様に設置されている、アセンブリ100の鏡像構造を含む。そのような構造により、歯列弓の両側に対称的に力を適用することができる。
歯列矯正装置102は、アセンブリ100の一部であり、上側アーチワイヤ50を下側アーチワイヤ60に連結する。任意に及び図示のように、矯正装置102の一端は、上顎小臼歯ブラケット30と上側頬面チューブ32との間の上側アーチワイヤ50に連結される。本明細書で使用するとき、矯正装置102のような構成要素の「端」は、その構成要素の最外端に隣接する部分を意味するものとし、例えば、構成要素の最も外側の端部壁に限定されるものではない。反対端では、矯正装置102が、下顎犬歯と下顎小臼歯ブラケット40との間の下側アーチワイヤ60に連結される。図の構造では、矯正装置102は、上側頬面チューブ32及び下顎犬歯ブラケット40にかかる拡張力を提供する。この拡張力は、次に、下歯列弓を上歯列弓に対して前方向に付勢することによって過蓋咬合を矯正することができる、治療目的の力を生成する。
図2は、アーチワイヤ50、60から取り外され、かつ反対側(舌側)から見た場合の矯正装置102を示す。図のように、矯正装置102は、上側アーチワイヤ50に連結するための連結具104を含む。カンチレバー106は、その一端が連結具104に連結され、連結具104から略遠心側に外方に延びている。カンチレバー106の反対端は、フォースモジュール108に連結される。図のように、フォースモジュール108は2つの対向端を有し、一端はカンチレバー106に連結され、反対端は下側アーチワイヤ60に連結されるように適合される。
好ましくは、フォースモジュール108は、米国特許第5,964,588号(Cleary)に記載される咬合矯正装置と多くの点で類似している。図2に例示されるように、フォースモジュール108は、第1の細長い管状部材118と、第1の部材118に摺動伸縮関係で受容される第2の細長い管状部材120と、第2の部材に受容される第3の部材110とを含む。圧縮コイルばね112は、第1の管状部材118を囲むように延び、第1の部材118に固定された遠心端キャップ124に押し当てられる外端を有する。ばね122の反対端は、第2の部材120の外端にしっかり固着された環状フィッティング126に押し当てられる。第3の部材110は、環状フィッティング126を嵌合して、第3の部材110が第2の部材120の中に受容され得る程度を制限する、大型の止め具128を更に含む。
カンチレバー106は、取付金具125の位置でフォースモジュール108に枢動可能に連結され、この取付金具125は、遠心端キャップ124から歯肉方向へと外方に延びる。フォースモジュール108の反対端において、第3の部材110の近心外端は、下側アーチワイヤ60の一部分囲むように延びる、図2に示されるようなループ型形状に形成される。ループ型形状の更なる例は、米国特許第6,669,474号(Vogt)に記載されている。フォースモジュールを歯列矯正アーチワイヤに接続するための他の構成は、米国仮特許出願第61/168,946号(2009年4月14日出願)、発明の名称「INTERARCH FORCE MODULE WITH LINK FOR ORTHODONTIC TREATMENT」に記載されている。いくつかの実施形態では、第3の部材110の外端はまた、外端部を下側アーチワイヤ60の周囲に屈曲させるのを容易にするのを目的として、厚さの減少した凹部又は他の領域といった脆弱線を含む。好適な市販のフォースモジュール108の例は、3M Unitek Corporation(Monrovia,CA)のFORSUSブランドの耐疲労性II級矯正装置に含まれている。
連結具104が上記の様式でアーチワイヤ50、60に接続されると、圧縮コイルばね122は、連結具104及び第3の部材110を互いに離れる方向に付勢する。その結果、連結具104は、頬面チューブ32の近心側に押し当てられるまで、アーチワイヤ50に沿って遠心方向に摺動し、第3の部材110は、ブラケット40の遠心側に押し当てられるまで、アーチワイヤ60に沿って近心方向に摺動する。アセンブリ100を動作させる他の態様は、米国特許第6,558,160号(Schnaitterら)に記載の器具の態様と同様である。
アセンブリ100の連結具104及びカンチレバー106は、同様に他の種類のフォースモジュールと共に使用されてもよく、また、その使用は、図示のフォースモジュール108のような入れ子式フォースモジュールに限定される必要はない。例えば、カンチレバー106は、米国特許第5,752,823号(Vogt)に開示されているような形状記憶合金から製造される板ばねに連結されてもよい。同様に、カンチレバー106は、米国特許第5,651,672号(Cleary)に記載されるフォースモジュールのような、その長手方向軸に対して垂直な基準軸を中心に円弧状に屈曲する任意のその他の細長い弾性本体に連結されてもよい。
図3〜図5は、それぞれ、舌側、遠心側、及び咬合側方向から見た場合の連結具104を示す。連結具104は、同時係属中の米国仮特許出願第61/168959号(2009年4月13日出願)、発明の名称「ORTHODONTIC CONNECTOR PROVIDING CONTROLLED ENGAGEMENT WITH AN ORTHODONTIC WIRE」に示されかつ記載されている連結具構成要素と、いくつかの態様が共通であるのが好ましい。
図に示されるように、連結具104は本体130を含む。一対の中央支柱132、一対の近心側支柱136、及び一対の遠心側支柱138は、本体130から概ね舌側方向に向かって外方に突出する。中央支柱132、近心側支柱136、及び遠心側支柱138は、一対の支柱132、136、138のそれぞれの間に備わっている整列ノッチ144を提供する。一対の細長い溝143は、本体130の舌側を横切って、ノッチ144に対して直角の方向に延びており、中央側支柱132と近心側支柱136との間、及び中央側支柱132と遠心側支柱138との間の空間の中に位置している。任意に及び図のように、中央支柱132、近心側支柱136、及び遠心側支柱138は、本体130と一体である。
一対の弾性クリップ150は、溝143の中に位置し、かつ、整列ノッチ144に受容されて、概ね近心−遠心方向に沿って延びる保持バー142によって捕捉状態に保たれる。ノッチ144は、それによって、接合された際に保持バー142が本体130と正確に見当合わせできるようにする接合面を提供する。代表的な組立方法では、まず、クリップ150を本体130の溝143の中に設置し、保持バー142をクリップ150に挿通し、最後に、保持バー142をノッチ144の接合面に溶接する、半田付けする、又は接着剤で取り付ける。クリップ150が自由に屈曲できるようにするために、クリップ150は、溝143の幅よりもわずかに小さい近心−遠心方向幅を有する。
中央支柱132、近心側支柱136、及び遠心側支柱138、並びに保持バー142は、全体として、細長いアーチワイヤスロット140を提供する。図3に示されるように、アーチワイヤスロット140は、本体130の下側を横切って概ね近心−遠心方向に延び、一対のクリップ150と位置合わせされる。アーチワイヤスロット140は、その長手方向軸に対して直角な断面において、略「U」字型形状を更に有する。
図4の遠心側から分かるように、各クリップ150は、略「C」字形形体を有し、かつ一対のアーム部分152を含み、このアーム部分152は、最初は舌側方向に延び、それから互いに向かって内向きに曲がっている。各クリップ150の内部は、アーチワイヤスロット140と位置合わせされたワイヤ受容領域154である。一対のクリップ150は、連結具104のそれぞれの近心及び遠心側に隣接して配置され、アセンブリ100が図1に示されるように設置されると、アーチワイヤ50をアーチワイヤスロット140の中に解放可能に保持する。
図2、図3、及び図4では、クリップ150は、垂直で弛緩した向きで示されている。しかしながら、ワイヤ受容領域154の中にアーチワイヤ50を入れることが望ましい場合にそうするために、各クリップ150のアーム部分152は、互いから離れて移動可能である。アーム部分152の滑らかな外側縁部により、各クリップ150は、アーム部分152の湾曲した外側縁部に対してアーチワイヤ50押圧することによってアーチワイヤ50を受容することが可能となっている。圧力がアーチワイヤ50によって湾曲した縁部に加えられると、アーム部分152は、アーチワイヤ50をワイヤ受容領域154の中に入れるために、互いから離れて撓む。
アーチワイヤ50がワイヤ受容領域154に受容されると、各クリップ150の固有弾性により、アーム部分152は、アーチワイヤスロット140内にアーチワイヤ50を保持するために、互いに向かって、図2〜図4に示すような通常の弛緩した形状にスプリングバックすることが可能である。好ましい実施形態では、アーチワイヤ50は矩形アーチワイヤであり、アーチワイヤスロット140は、アーチワイヤ50の長手方向軸を中心とした連結具本体130の回転を制限する、一対の剛性で対向する壁141(図3参照)を含む。いくつかの実施形態では、アーチワイヤ受容領域154は、咬合側−歯肉側の基準軸に沿った方向においても、顔面側−舌側の基準軸に沿った方向においても、ワイヤの横断面よりも幾分か大きく、それによって、各クリップ150とアーチワイヤ50との間の堅い接触を回避する。
本体130上に同様に位置しているのは、細長い圧着可能なスロット160であり、これは、本体130を横切って概ね近心−遠心方向に延びる。図4に示されるように、圧着可能なスロット160は、圧着可能なスロット160の長手方向軸に沿った方向に見た場合、略「U」字型の断面を有する。あるいは、他の断面形状を用いることも可能である。
任意に及び図のように、圧着可能なスロット160は、アーチワイヤスロット140の長手方向軸と非平行なスロット底部162を有する。この態様は図5に具体的に示されており、図中、スロット底部162(点線で示される)は、圧着可能なスロット160の近心及び遠心縁部から近心−遠心方向中央に向かって、舌側方向に向かってわずかに傾斜している。この場合、スロット底部162の近心及び遠心側テーパは、連結具104を近心及び遠心側半分に二等分する基準面を中心に対称であるのが好ましい。この対称により、歯列弓の左側又は右側を問わず同じ連結具104を使用するのが可能になるため、この対称は製造上の利点を提供する。
図6は、カンチレバー106と、カンチレバー106が隣接する連結具104及びフォースモジュール108に連結される様式とを、より詳細に示している。この代表的な実施形態では、カンチレバー106は、単一可撓性ワイヤ170を含み、この可撓性ワイヤ170は、それ自体の上に折り畳まれて、カンチレバー106の遠心端に閉ループ172を形成する。可撓性ワイヤ170は、フォースモジュール108の取付金具125に閉ループ172が挿通されて、枢軸で回動可能な結合を形成するような構造を有する。
任意に及び図6に示されるように、ループ172は、その場合、カラー174を使用して固定される。カラー174は、ループ172に隣接する位置において、包み込む関係で二重可撓性ワイヤ170を嵌合し、所定の位置に圧着されて、可撓性ワイヤ170に沿った不適切な摺動を防止する。別の方法として、カラー174はまた、定位置に溶接、半田付け、又は接着締結されてもよい。
図6を更に参照すると、二重可撓性ワイヤ170は、連結具104の圧着可能なスロット160に受容される。図7は、遠心側から見た場合の、可撓性ワイヤ170と圧着可能なスロット160との間の圧着連結の断面図を示す。好ましくは、可撓性ワイヤ170は、圧着可能なスロット160の中に完全に装着され、図6に示されるように、テーパ形状のスロット底部162と一致する形状となる。好ましい実施形態では、可撓性ワイヤ170は、カンチレバー106が堅く連結されて、治療の過程中にカンチレバー106が連結具104に対して摺動又は回転しないように、連結具104に圧着される。スロット底部162は、可撓性ワイヤ170を、連結具104のアーチワイヤスロット140に対してわずかに鋭角に整列させる。図2及び図7に示されるように、圧着可能なスロット160は、カンチレバー106が連結具104に固着されると、実質的に閉じられる。
連結具104とカンチレバー106を圧着連結する代わりに、この2つの構成要素は、溶接、半田付け、接着剤結合、又はいくつかの他の種類の機械的結合によって接合されてもよい。
カンチレバー106は、フォースモジュール108、又は更に咀嚼中の食物から伝達される力に応答した相当量の屈曲及びねじれに耐えることができる、可撓性及び弾力材料を含むのが好ましい。弾力材料は、弛緩状態のとき(即ち、外力が除去されたとき)にカンチレバー106を特定の予め定められた配向に自己復帰させるのに十分な復元力を有するのが更に好ましい。図示のように、カンチレバー106の予め定められた配向は、概ね直線的な配向である。好適な材料の例としては、ニッケル−チタン合金等などの形状記憶材料が挙げられるが、これに限定されない。代表的な実施形態では、カンチレバー106は、ニッケル−チタン超弾性合金から作られる可撓性ワイヤ170から作製され、かつ、約0.041センチメートル(0.016インチ)の直径を有する。
カンチレバー106の可撓性及び弾力性は、総じて、歯列矯正装置102及び歯科矯正アセンブリ100の堅牢性を、共に有意に改善する。一例として、これらの態様により、カンチレバー106は、アーチワイヤ50とフォースモジュール108との間に可撓性接続を提供することが可能になる。カンチレバー106は、矯正装置102が外力に直面すると、その長手方向軸の横断方向に弾力的に偏向するので、アーチワイヤ50及び連結具104への咀嚼力の伝達が低減される。有利には、ブラケット30、40及び頬面チューブ32、42などの結合された器具に伝達される力も、同様に低減されるので、これらの器具と患者の歯との間の結合破壊が少なくなる。
これに加えて、外力が取り除かれると、カンチレバー106はその元の配向にスプリングバックして、矯正装置102が、図1に示されるように再度適切に整列配置されるのを確実にする。このようにして、カンチレバー106は、治療期間を通じて、フォースモジュール108の遠心端を連結具104に対して固定された位置に柔軟に保持する。口腔内における矯正装置102の適切かつ一貫した整列を維持することによって、連結具間の結合の可能性もまた低減されるので、隣接装置構成要素の間の破損が少なくなる。
付加利益として、カンチレバー106は、ループ172とフォースモジュール108の取付金具125との間の連結を、頬面チューブ32より遠心側の位置に位置付ける。このことは、多くの更なる利点を提供する。まず、フォースモジュール108への連結を、頬面チューブ32に対して近心側ではなく遠心側に位置付けることにより、矯正装置102と下歯列弓との間により広範囲の接続オプションがもたらされる。例えば、この連結は、歯科矯正医が所望の場合には、下顎小臼歯ブラケット24の間の下側アーチワイヤ6に第3の部材110が選択的に連結されるのに十分な空間を作り出す。この連結は、第3の部材110が患者の頬によって更に隠されることになるので、結果として、改善された審美性を有するII級矯正装置を提供することができる。このオプションが見送られたとしても、連結を頬面チューブ32より遠心側に位置付けることにより、フォースモジュール108はより大きく伸張し、これは順次、圧縮ばね122を作動させることができる顎の運動範囲を広げる。
図8〜図11は、いくらか大きな断面を有するカンチレバーを使用する、本発明の代替の実施形態を目的とする。
図8は、歯列矯正装置202の分解図である。矯正装置102と同様に、矯正装置202は、上側アーチワイヤ50に後退可能に(reversably)連結するのを目的として、連結具204内に捕捉状態に保たれる一対の弾性クリップを含む連結具204を有する。図8に示されるように、連結具204はまた、本体250と、本体250から概ね咬合方向に延びて、大型の咬合側エンドキャップ207に終端する略楕円形の支柱205(点線で示される)とを含む。支柱205は、カンチレバー206内の相補形状の開口を通って延び、これら構成要素を互いに堅く連結した状態で、連結具204をカンチレバー206に連結する。いくつかの実施形態では、カンチレバー206の中の穴は、支柱205の断面よりもわずかに小さいので、この2つの構成要素の間には密着嵌合が存在する。
カンチレバー206は、咬合側エンドキャップ207によって本体250に接して固定される。図8の仮想線で示されるように、咬合側エンドキャップ207は、最初は直線状の構成を有する。直線状の構成により、カンチレバー206は、組み立て中に、エンドキャップ207の上でかつ支柱205の上に弾性的に延伸することが可能になる。図8の実線で示されるように、咬合側エンドキャップ207は、続いて、直角に曲げられる。この屈曲構成では、エンドキャップ207は、カンチレバー206の咬合側縁部及び近心側縁部の両方に沿って延びて、偶発的な離脱を防止する。
好ましくは及び図のように、カンチレバー206は、連結具204から離れて概ね遠心方向に延びる。カンチレバー206の遠心端には、カンチレバー206とフォースモジュール108(図1及び図2に示される実施形態に関連して説明されたフォースモジュール108と同一である)との間の回転ジョイント211が存在する。図10に示されるように、カンチレバー206の遠心端はヨーク212を含み、このヨーク212は、フォースモジュール108の取付金具125にまたがる。ヨーク212は、取付金具125の貫通孔と位置合わせされている、一対の位置合わせされた開口214を含む。回転ジョイント211を組み立てるために、スプリットリベット216は、開口214及び取付金具125の貫通孔を通って挿入され、また、一対のリベットフランジ218を折り曲げることによって定位置に締結される。任意に及び図8、図10、及び図11に示されるように、リベット216はまた、ヨーク212とフランジ218との間に介在するワッシャ228を通って延びる。好ましくは、リベット216は、リベット216の長手方向軸を中心とした、カンチレバー206とフォースモジュール108との間の相対回転運動が可能となるように寸法設定される。フォースモジュール108の他の態様は既に記載されており、ここでは繰り返されない。
いくつかの実施形態では、カンチレバー206は、変性ウレタン又はポリオレフィンなどの弾性ポリマー材料を含む。代替の実施形態では、カンチレバー206は、高度に架橋されたゴム、エチレン−プロピレン−ジエン(EPDM)ゴム、共重合ポリエステルエラストマー、又はフルオロエラストマーなどの高弾性エラストマーを含む。追加の剛性又は強度が所望の場合、硬質の有機又は無機充填剤をポリマー材料に混合してもよい。カンチレバー206は、有意なねじれ及び曲げ変位が可能であるのが好ましい。いくつかの実施形態では、カンチレバー206は、30〜100メガパスカル(1平方インチ当たり4351〜14504ポンド)の範囲の曲げ弾性率を有する材料を含む。カンチレバー206は耐久性があり、かつ治療の過程で塑性的に変形しないのが更に好ましい。
アセンブリ100及び矯正装置102、202の他の構成要素は、当業者に既知の多くの方法に従って製造されてもよい。これら方法としては、ミリング、インベストメン鋳造、金属射出成形、及びラピッドプロトタイピングが挙げられるが、これらに限定されない。必要に応じて、これら部品の1つ以上は、セラミックス、ポリマー、又は複合材料などの他のクラスの材料から製造されることもできる。ポリマー構成要素を使用する場合、それらは、任意に、ミリング、射出成形、押出成形、又はラピッドプロトタイピングによって形成されてもよい。
好ましい実施形態では、矯正装置102、202は、一揃いとしてとして製造されて、歯科矯正医に供給される。例えば、歯科矯正医による据え付け時間を最小限に抑えるために、製造業者は、連結具104、カンチレバー106、及びフォースモジュール108(第3の部材110を除く)を予め組み立ててもよい。矯正装置102、202は、様々な患者に適合する様々な寸法を有する第3の部材110の各種取り合わせを備えて、更にパッケージ化されてもよい。
代替の実施形態では、カンチレバー106、206は、上側頬面チューブ又は補助ワイヤセグメントなどの結合された器具に直接接続される。
更なる代替の実施形態では、上記歯列矯正装置の1つ以上は、III級不正咬合を矯正するように適合される。かかる矯正は、例えば、アセンブリの一端を、上顎犬歯12と第1の上顎小臼歯14との間のアーチワイヤ50に接続し、アセンブリの他端を、下側の第1の頬面チューブ42より遠心側のアーチワイヤ60に接続することによって達成されてもよい。III級不正咬合を治療するための類似構成が、米国特許第6,558,160号(Schnaitterら)に記載されている。前述同様に、構成要素間の接続は、本発明によりもたらされる堅牢性及び機能性の増大の恩恵を受ける。
上述の特許及び特許出願の全ては、参照により本明細書に明示的に組み込まれる。前述の諸実施形態は、本発明の実例であり、他の構造も可能である。したがって、本発明は、以上で詳細に記載し添付図面に示した諸実施形態だけに限定されるものと見なされるべきではなく、以下の請求項及びそれらの均等物の正当な範囲によってのみ制限される。

Claims (1)

  1. 上側歯列弓器具と下側歯列弓器具との間に治療目的の力を適用するための歯列矯正装置であって、
    患者の前記上側歯列弓器具としての上側アーチワイヤに解放可能に連結するのに適合された弾性クリップを備える連結具と、
    前記連結具に堅く連結され、かつ、弛緩状態のときに、カンチレバーを特定の予め定められた配向に自己復帰させるのに十分な復元力を有する弾力材料を含む、カンチレバーと、
    一端が前記カンチレバーに連結され、反対端が前記下側歯列弓器具としての下側アーチワイヤに連結されるように適合された、2つの対向端を有するフォースモジュールと、を含む歯列矯正装置。
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