JP4558715B2 - 静電容量型存在検知センサ - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量型存在検知センサに関する。
本発明は、自動車の分野に属し、本発明に係る静電容量型存在検知センサは、自動車に接近したときの便宜を図るハンズフリーシステムの一部を構成する。このシステムにおいては、ユーザが自動車に接近すると、自動車に搭載された認識装置とユーザが携帯する被認識器との間における高周波信号の交信によって、ユーザが認証される。
自動車に搭載された認識装置と、ユーザが携帯する被認識器との間における高周波信号の交信は、通常、認識装置から発信される呼びかけ信号に対して、被認識器が、認識データを含む応答信号によって応答するという形をとる。認識装置は、続いて、認識データを適当なデータと比較し、比較の結果に応じて、ドアロックの解除、さらにはドアの自動開放を許容する。
公知のハンズフリーシステムにおいては、呼びかけ信号は、概ね低周波(通常125kHz)で発信されるが、433MHzのオーダーのより高い周波数で発信される呼びかけ信号もある。これら2つのシステムにおいては、応答信号は、概ね433MHzの単一の周波数で発信される。
停車中には、電磁環境の汚染およびエネルギー消費に関する理由により、自動車の近傍に存在する可能性のある被認識器に対する呼びかけ信号を、認識装置に絶えず、または定期的に発信させるのは不可能である。これが、存在検知の対象であるユーザが、ドアの近傍で行動する(例えばドアの把手に手をかける)まで、電磁信号の交信がなされない理由である。
存在検知手段としては、スイッチのように作動する機械式のボタンから、接触式、またはユーザの手による光線束の遮断を検知する光学式のセンサまで、種々のタイプのものが知られている。変形例として、ユーザの認証をできるだけ早く開始させるように、ドアの近傍においてユーザの手の存在を検知するいわゆる接近センサもユーザに知られている。
その後関心をもたれるようになったセンサは、ユーザの手が接近すると静電容量が変化するキャパシタを形成する2つの電極の対を含むタイプの静電容量型センサや、センサにはただ1つの電極しかなく、ユーザの手がもう1つの電極の役割を果たすタイプの静電容量型センサである。ユーザの存在の検知は、キャパシタの静電容量の変化を計測することによって行われる。
静電容量型センサにおいて静電容量の変化を計測するため、多くの方法が提案されている。例えば特許文献1は、キャパシタを周期的に充放電させ、所定の蓄積容量のキャパシタにおける静電容量を計測する方法を推奨している。
米国特許第4743837号明細書
本発明の目的は、キャパシタの充電期に着目して静電容量の変化を計測する新たな存在検知センサを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量が変化するようになっているキャパシタの一部をなす少なくとも1つの検知用電極と、前記キャパシタの充電期に、このキャパシタを充電する充電装置とを備える存在検知センサであって、キャパシタの充電電流の変化を反映して変化するパラメータを計測するパラメータ計測ユニットと、このパラメータ計測ユニットと接続され、キャパシタの連続的な充電サイクルの中で、対象物、またはユーザの身体の一部の接近に伴うキャパシタの静電容量の変化を計測するため、前記パラメータを抽出するパラメータ抽出ユニットとをさらに備えることを特徴とする存在検知センサを提供する。
この外、本発明は、以下の特徴の1つまたは複数を兼ね備えることができる。
−前記パラメータ計測ユニットは、前記充電装置および前記キャパシタの間に位置する第1の巻線と、キャパシタの充電電流に比例する電圧を印加する第2の巻線とを有するパルス変換器を備える。
−前記パラメータ計測ユニットは、前記第2の巻線の出力側に、前記キャパシタの充電電流に比例する電圧を整流する整流回路を備える。
−前記パラメータ計測ユニットは、前記整流回路の出力側に接続された蓄積キャパシタを備える。
−前記整流回路は、充電期に、前記蓄積キャパシタが即座に放電するのを防止する少なくとも1つのダイオードを備える。
−前記充電装置は、矩形の電圧パルスを発振する。
−前記充電装置は、電圧パルスを発振するカウンタであり、この電圧パルスの持続時間と振幅は、この電圧パルスがキャパシタを充電しうるように定められ、かつ前記蓄積キャパシタを所定の電圧に充電するための充電期は、50〜5000個のパルスを含む。
−前記蓄積キャパシタを充電するためのパルスの数は、500〜1500である。
−前記パラメータは、蓄積キャパシタの端子に印加される電圧が所定の値に到達するために必要な電圧パルスの数である。
−前記パラメータは、所定の個数の電圧パルスを印加した後に、蓄積キャパシタの端子において計測される電圧である。
−前記パラメータ抽出ユニットは、前記パラメータを参照値と比較する比較手段を備えており、この比較手段は、前記パラメータと参照値との差が閾値を超えると、対象物、またはユーザの身体の一部の接近を知らせる信号を発信する。
−前記参照値は、充電期におけるパルス回数である前記パラメータの移動平均である。
−前記パラメータ抽出ユニットは、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラとともに計数処理を行うモジュールを備えている。
−前記キャパシタの静電容量は、環境に依存する寄生容量の半分よりも小さくなるように選択される。
−自動車への接近を検知するハンズフリーシステムの一部をなし、前記センサは、ユーザの認証を開始させるため、対象物、またはユーザの身体の一部の接近を知らせる信号を発信する。
−自動車への接近を検知するハンズフリーシステムの一部をなし、前記センサは、自動車の開閉要素を、その初期位置から移動させて開放または閉鎖させるため、対象物、またはユーザの身体の一部の接近を知らせる信号を発信する。
−接触しなくても存在を検知する接近センサとして働く。
−接触式センサとして働く。
本発明の好ましい実施形態に係るセンサは、以下の構成要素を備える。
−対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量が変化するようになっている第1および第2のキャパシタのそれぞれ一部をなす2つの検知用電極
−前記各キャパシタの充電期にそれぞれ作動する第1および第2の充電装置
−前記各キャパシタの充電期に対応して、前記第1および第2の充電装置のどちらか一方を選択するための第1の選択手段
前記第1または第2のキャパシタの充電電流に比例するパラメータを計測するパラメータ計測ユニットは、次の要素を含むパルス変換器を備える。
−第1の回路構成と第2の回路構成との2つの回路構成を可能とする第1および第2の端子を具備する第1の巻線であって、前記第1の充電装置が選択されている第1の回路構成においては、前記第1の端子は第1の充電装置に接続され、かつ前記第2の端子は第1のキャパシタに接続され、前記第2の充電装置が選択されている第2の回路構成においては、前記第1の端子は第2のキャパシタに接続され、かつ前記第2の端子は第2の充電装置に接続されるようになっている第1の巻線
−前記第1の充電装置が選択されているときに、第1のキャパシタの充電電流に比例する電圧を印加し、前記第2の充電装置が選択されているときに、第2のキャパシタの充電電流に比例する電圧を印加する第2の巻線
本発明のセンサが上記の特徴を備える場合、変換器が1つでも、例えば《接近式》と《接触式》の2つの方式で、静電容量を検知することができる。このようなセンサは、各方式の検知にそれぞれ変換器を設置するセンサと比べて、安価で、かつスペースを節約することができる。
本発明のもう一つの好ましい実施形態においては、前記第1および第2の充電装置は、電圧パルスを発振し、このパルス発振による電気エネルギーは、第1のキャパシタの充電期においては、パルスの立ち上がり地点から、第2のキャパシタの充電期においては、パルスの下降地点から、それぞれ、前記第1の巻線を経て第2の巻線へ送られる。
この実施形態の一つの変形例に係るセンサは、以下の構成要素を備えている。
−対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量が変化するようになっている第1および第2のキャパシタのそれぞれ一部をなす2つの検知用電極
−前記2つのキャパシタの充電期にそれぞれ作動する第1および第2の充電装置
−前記2つのキャパシタの各充電期に対応して、前記第1および第2の充電装置のどちらか一方を選択するための第1の選択手段
前記選択手段は、以下の要素を備える。
−第1のキャパシタの充電電流に比例するパラメータを計測する第1の計測ユニット
−第2のキャパシタの充電電流に比例するパラメータを計測する第2の計測ユニット
−以下の要素を含むパルス変換器
第1の充電装置と第1のキャパシタとの間に位置する第1の巻線
第2の充電装置と第2のキャパシタとの間に位置する第2の巻線
このセンサは、さらに、以下の要素を備える。
−前記第1の充電装置が選択されたときに、前記第2の巻線が、第1のキャパシタの充電電流に比例する電圧を印加することを可能にする第2の選択手段
−前記第2の充電装置が選択されたときに、前記第1の巻線が、第2のキャパシタの充電電流に比例する電圧を印加することを可能にする第3の選択手段
この変形例に係るセンサは、変換器が1つでも、例えば《接近式》と《接触式》の2つの方式で、静電容量を検知することができる。
前記パラメータ計測手段は、以下の要素を備える。
−前記第1または第2の巻線の出力側における電圧の整流素子
−前記整流素子の出力側に接続された蓄積キャパシタ
−前記蓄積キャパシタを放電させる手段
前記整流素子は、前記蓄積キャパシタが、充電期に即座に放電するのを防止するダイオード型の素子であり、前記第1および第2の計測ユニットは、前記整流素子を定電圧電源に接続させる制御手段を備えているのが好ましい。
この外、本発明は、上記存在検知センサが組み込まれていることを特徴とする自動車の開閉要素の把手も提供する。
本発明によれば、キャパシタの充電期に着目して静電容量の変化を計測する、新しいタイプの存在検知センサが提供される。
本発明の上記以外の特徴および効果は、添付図面を参照して行う、以下の例示的な説明から明らかになると思う。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る静電容量型存在検知センサ1の回路図である。この存在検知センサ1は、ドアの把手の内部、エンブレムのような自動車の装飾品の背後、または制御盤の中に組み入れられ、自動車の電子モジュールまたは電子システムを作動させるために、ユーザの接近を検知する役割を果たす。
このような電子システムは、例えば、自動車に接近したときの便宜を図るハンズフリーシステムとなる。存在検知センサは、このようなシステムに組み込まれると、対象物、またはユーザの身体の一部(例えば手)が接近すると、高周波信号の交信によって、ユーザを認証したり、自動車のドアを完全に、または部分的に開閉するために、信号Scを発する。
この変形例として、存在検知センサが、スライドまたは回動するトランク、ハッチ、ドア等の開閉要素を自動的に開閉するシステムの一部をなすようにすることもできる。この場合、信号Scは、開閉要素の初期の状態に従って、まず開閉要素のロックを解除し、ついで開閉要素を閉鎖位置から開放位置へ移動させるために、モータを作動させるか、またはモータを作動させて、開閉要素を開放位置から閉鎖位置へ移動させ、ついでロックする。
種々の電子部品を通じてセンサの感度を調整することにより、存在検知センサ1は、接触がなくても存在を検知しうる接近センサ、または接触式センサのように感度を低下させた接近センサとして機能させることもできる。
より詳しくいうと、存在検知センサ1は、少なくとも1つの検知用電極3を有する、静電容量Cxのキャパシタ5を備えている。キャパシタ5は、例えばドアの把手等(図示せず)に組み込まれる。キャパシタの静電容量Cxは、10pF程度が好ましい。
キャパシタ5のもう一つの電極7は接地電極であるが、対象物またはユーザの身体の一部によって代替することも可能である。この外、ドアの把手に組み込まれたもう一つの電極をこの電極7し、対象物またはユーザの身体の一部に、電極3と7の間の電気力線を遮断させるようにすることもできる。
センサの構成要素ではないが、キャパシタ5と並列の寄生容量Cpを考慮に入れなければならない。この寄生容量は、センサ1の環境に依存する未知のものである。例えば、センサがドアの把手に組み込まれている場合には、寄生容量は、湿度の高いとき、または把手に導電性の塗装が施されているときに観察される。寄生容量Cpが存在する場合、この寄生容量が、キャパシタ5の静電容量よりも大きくなることが何度も観察されている。寄生容量の特性の一つは、静電容量Cxの変化に伴って徐々に変化することである。キャパシタ5の静電容量は、環境に依存する寄生容量の半分よりも小さくなるように定めることが好ましい。
本発明においては、キャパシタ5の静電容量Cxは、対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると変化する。
静電容量Cxの1/50〜1/200、ときには1/1000程度しかない静電容量の変化ΔCxを計測するため、センサ1は、キャパシタ5の充電装置9を備えている。
静電容量の変化ΔCxを計測するために電圧パルスの回数を用いる好ましい態様の場合、充電装置9は、充電期に矩形の電圧パルス列を発するカウンタである。充電期の電圧パルスの回数は、50〜5000であり、好ましくは500〜1500である。良好な感度を得るためには、充電期の電圧パルスの回数は、経験則に従って、(Cx/ΔCx)・Kとなるように調整するのがよい。ここで、Kは、5〜20の定数であり、好ましくは10である。後述するように、キャパシタ5のΔCxの増分は、2つの充電期の間の電圧パルスの減少量に応じたものとなる。Kの値は、この定数が、対象物、またはユーザの手の接近を表わすものとなるように定める。
本発明に係るセンサの静電容量の変化ΔCxを計測するための原理は、キャパシタ5の充電電流IC、特に充電電流のピークまたは充電量は、キャパシタ5の静電容量Cxに比例するという事実に基づいている。
図2の上方の曲線が示すように、充電装置9は、キャパシタ5の充電電圧パルスとして、キャパシタの静電容量Cxが概ね静電平衡に到達するのに十分な時間継続する矩形の信号を発信する。
図2の下方の曲線は、C=CxとC=Cx+ΔCxの場合の充電電流の一時的な変化を示している。この曲線から分かるように、充電電流は、蓄積キャパシタ23に、より大きな電圧が蓄積される第2の場合の方が重要である。
静電容量の変化ΔCxを計測するため、センサ1は、キャパシタ5の充電電流の変化を反映するパラメータの計測ユニット11、およびこのパラメータの抽出ユニット13を備えている。パラメータ抽出ユニット13は、キャパシタ5と接続されており、キャパシタ5の継続的な各充電期の間における、対象物またはユーザの身体の一部の接近に伴う上記パラメータの変化から、ΔCxを計測する。
より詳しくいうと、パラメータ計測ユニット11は、充電装置9とキャパシタ5の間に位置する第1の巻線17、およびキャパシタ5の充電電流に比例する電圧を印加する第2の巻線19を含む電圧パルス変換器15を備えている。
電圧パルス変換器15の出力側、すなわち第2の巻線19の出力側は、整流回路21の入力側と接続されている。
整流回路21の出力側は、静電容量Csの蓄積キャパシタ23に接続されている。
充電期に、蓄積キャパシタ23に蓄積された静電容量が即座に放電するのを防止するため、整流回路21は、少なくとも1つのダイオード25を備えている。
パラメータ抽出ユニット13は、2つの入力端子を有する。第1の入力端子は、蓄積キャパシタ23の蓄積中電圧UStockageを表わす信号を受け取れるように、蓄積キャパシタ23と接続されている。第2の入力端子は、充電装置9から送られた電圧パルスの回数を計測しうるよう、充電装置9と接続されている。
蓄積中電圧UStockageを表わす信号を受け取る第1の入力端子は、比較器27の第1の入力部と接続されている。比較器27の第2の入力部は、参照電圧Urefを表わす信号を発する要素29と接続されている。
比較器27の出力部は、コントローラ31と接続されている。コントローラ31は、先行する充放電期の結果を記憶し、かつ先行する充電期の間の変化を計測する複数の記憶装置(図示せず)を備えている。この変化は、キャパシタ5の静電容量の変化ΔCxと認められる。
整流回路において選択されたモードに従って、コントローラ31は、充電期の電圧パルスの回数を計測し、かつ比較器27から発せられた信号に応答して充電期を終了させるため、充電装置9に接続されている。
パラメータ抽出ユニット13は、上記の作動を行うため、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラとともに計数処理を行うモジュールを含むのが好ましい。
パラメータ抽出ユニット13は、信号SCを発する出力部33を有している。
次に、本発明に係るセンサの作動について説明する。
キャパシタの充電装置は、電圧パルスを発するカウンタである。各電圧パルスの振幅と持続時間は、この電圧パルスがキャパシタ5を充電し、かつ蓄積キャパシタ23を所定の電圧まで充電するために必要な充電期が、50〜5000のパルス、好ましくは500〜1500のパルスを含むように選択される。蓄積キャパシタ23の静電容量は、キャパシタ5のそれよりもはるかに大きい。
図2の下方の曲線が示すように、充電装置9は、充電期に、キャパシタ5を充電するよう、矩形のパルス列を発振する。
パルスが発振される度に、充電電流は、パルス変換器15の第1の巻線17を通り、その結果、第2の巻線19の出力側において、電圧パルスが生成される。この電圧パルスは、整流回路21によって整流され、静電容量Csの蓄積キャパシタ23を充電する。したがって、図2の上方の曲線が示すように、蓄積キャパシタ23の端子に印加される電圧は、充電装置9によって発振されたパルスの数を示すこととなる。
蓄積キャパシタ23の充電量が増加するに従って、第1の巻線17を通過する充電電流は減衰し、この結果、蓄積キャパシタ23の端子に印加される電圧の増加の程度は、パルスごとに小さくなっていく。
この実施形態の第1の変形例においては、比較器27が、蓄積中電圧UStockageを参照電圧Urefと比較する。両電圧が概ね同一の場合、コントローラ31の制御ラインは、充電期を終了させ、UStockage=Urefとなるのにどれだけのパルスが必要であったかを計測する。
その後、コントローラ31は、UStockage=Urefとなるのに必要であったパルスの数を、先行する複数の充電期のパルスの数と比較し、少なくとも2つの充電期の間で、パルス数に大きな変化がみられた場合には、信号Scを発信する。
構成がより簡単な第2の変形例においては、充電装置9は、各充電期に所定の数のパルスを発振する。少なくとも2つの連続する充電期の間で、ΔUs=UStockage−Urefを比較し、ΔUsに有意な変化が見られる場合は、センサ1の電極3と対の電極となる対象物またはユーザの手が接近しているとみなす。
計測されたパラメータが、パルスの数、または蓄積キャパシタ23の領域における蓄積中電圧UStockageである場合には、外部の影響による回路のドリフト現象を蒙らないよう、比較の結果を参照して、充電期の所定の数のパルスに、パルス数の移動平均を用いる。
上記の作動モードは、特にセンサの検知面が悪天候に晒されるか、またはドアの把手の塗装が導電性である場合に好ましい。なぜならば、この作動モードは、接近する対象の検知領域が、制御できないまま拡大するという寄生容量に関連する問題を防止するからである。
非パルス式または非カウンタ式の充電装置の場合も、《寄生キャパシタ》の充電は制限され、接近する対象の検知領域は当初のままである。なぜならば、電荷は、検知用電極3にとどまるからである。
キャパシタ5は、2つの充電パルスの間に、パルス変換器を介して、自動的に放電することに留意すべきある。
本発明に係るセンサは、簡単に、効率よく、かつ安価に、静電容量を検知することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る静電容量型存在検知センサ10の回路図である。
このセンサ10は、接触しなくても存在を検知する接近センサとして働くと同時に、感度が低くても支障のない接触式センサとしても働く。
センサ10は、キャパシタCx1とCx2に、それぞれ電極E1とE2を備えている。これら2つの電極は、センサが、例えば《接触式》と《非接触式》の2つの検出様式をとることを可能にする。
キャパシタCx1,Cx2において電極E1,E2と対をなすもう一方の電極は、接地電極であるが、対象物またはユーザの身体を、この電極とすることもできる。この外、この電極を、ドアの把手に組み込まれたもう一つの電極によって代替し、接近時に、対象物またはユーザの身体の一部に、キャパシタの電極間の電気力線を遮断させるようにすることもできる。
図1のセンサと同様に、センサ10において、対象物、またはユーザの身体の一部の接近に伴って変化するのは、キャパシタCx1とCx2の静電容量である。
この外、センサ10は、以下の要素を備えている。
−キャパシタCx1とCx2の充電期にそれぞれ作動する第1および第2の充電装置Gen1およびGen2
−キャパシタCx1とCx2の一方の充電期に対応して、第1および第2の充電装置Gen1およびGen2のどちらかを選択しうるよう、これらの充電装置Gen1およびGen2とそれぞれ直列に設置された切替スイッチSw3およびSw6のような第1の選択手段
−次の構成要素を有するパルス変換器Tx1
・第1の充電装置Gen1と第1のキャパシタCx1の間に位置する第1の巻線
・第2の充電装置Gen2と第2のキャパシタCx2の間に位置する第2の巻線
−第1のキャパシタCx1と並列に設置された切替スイッチSw4のような第2の選択手段
−第2のキャパシタCx2と並列に設置された切替スイッチSw5のような第3の選択手段
−第1の巻線の出力側電圧を整流するダイオードD2のような第1の整流素子
−第2の巻線の出力側電圧を整流するダイオードD1のような第2の整流素子
−第1の整流素子D1の出力部に接続され、かつ接地された第1の蓄積キャパシタCs1
−第2の整流素子D2の出力部に接続され、かつ接地された第2の蓄積キャパシタCs2
−第2の蓄積キャパシタCs2を放電させるために、第2の蓄積キャパシタCs2と並列に設置された切替スイッチSw1のような第1の切替手段
−第1の蓄積キャパシタCs1を放電させるために、第1の蓄積キャパシタCs1と並列に設置された切替スイッチSw7のような第2の切替手段
−第1の整流素子D2と定電圧電源Vccに接続された切替スイッチSw2のような第1の制御手段
−第2の整流素子D1と電圧Vccの電源に接続された切替スイッチSw8のような第1の制御手段
図1に示すセンサと同様に、センサ10においては、各充電装置Gen1,Gen2は、矩形の振幅をもち、かつキャパシタCx1またはCx2が概ね静電平衡に達するのに十分な時間持続する電圧信号Vccを発する。
センサ10の作動は、切替スイッチSw1〜Sw8が開いているか、または閉じているかによって異なるが、このセンサ10には、第1のキャパシタCx1の静電容量の変化ΔCx1を検知するための検知ライン1と、第2のキャパシタCx2の静電容量の変化ΔCx2を検知するための検知ライン2が含まれている。
各検知ラインは、回路の再初期化期、すなわち一旦充電された蓄積キャパシタCs1またはCs2の放電期、およびこれら蓄積キャパシタCs1またはCs2の充電期を経て作動する。
下記の表1は、検知ライン1,2が再初期化期または充電期にあるときの切替スイッチSw1〜Sw8の開閉の状態をまとめたものである。この表において、O、F、およびXは、それぞれ切替スイッチが開状態にあること、閉状態にあること、および開閉に無関係であることを示す
Figure 0004558715
各キャパシタCx1,Cx2の充電期における様相は、図2において、キャパシタCxについて説明したものと同様である。よって、キャパシタCx1(またはCx2)の充電量は、蓄積キャパシタCs1(またはCs2)の充電時間によって決まる。しかし、二重検知のため、図1に示すセンサとは違って、2つのキャパシタCx1,Cx2が設置されている。
切替スイッチSw2(またはSw8)が閉状態にあると、検知ライン1(または2)の充電期中に、ダイオードD2(またはD1)の陰極に電源電圧Vccが印加されるため、充電装置Gen1(またはGen2)による充電中に、ダイオードD2(またはD1)が整流作用を失うことはない。
同様に、切替スイッチSw5(またはSw4)は、充電装置Gen1(またはGen2)が選択されているときに、第2の巻線(または第1の巻線)が、キャパシタCx1(またはCx2)の充電電流に比例する電圧を送り出せるよう、検知ライン1(または2)の充電期には、第2の巻線(または第1の巻線)を接地させる。
切替スイッチSw7(またはSw1)は、検知ライン1(または2)の再初期化期には、蓄積キャパシタCs1(またはCs2)を放電させる。
説明を簡潔にするため、図4においては、パラメータ抽出ユニットを省略している。このパラメータ抽出ユニットは、蓄積キャパシタCs1またはCs2を充電するためのパルスの回数の変化から、静電容量の変化ΔCx1またはΔCx2を求めるもので、例えば、マイクロコントローラとともに計数処理を行うモジュールを備えることができる。このマイクロコントローラは、切替スイッチSw1〜Sw8を集中制御する。
検知ライン1,2における2つの充電装置と2つの蓄積キャパシタは、互いに独立に設けられる。この結果、各検知ラインの感度とは無関係に、これらを調整することができる。
充電装置Gen1(またはGen2)と、第1の巻線(または第2の巻線)との間に位置する抵抗R2(またはR1)は、回路を静電的放電から保護する役割を果たす。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る静電容量型存在検知センサ100の回路図である。
センサ100は、接触しなくても存在を検知する接近センサとして働くと同時に、感度が低くても支障のない接触式センサとしても働く。
センサ100は、キャパシタCx1'とCx2'に、それぞれ電極E1’とE2’を備えている。これら2つの電極は、センサが、例えば《接触式》と《非接触式》の2つの検出様式をとることを可能にする。
キャパシタCx1',Cx2'において電極E1’,E2’と対をなすもう一方の電極は、接地電極であるが、対象物またはユーザの身体を、この電極とすることもできる。この外、この電極を、ドアの把手に組み込まれたもう一つの電極によって代替し、対象物またはユーザの身体の一部に、キャパシタの電極間の電気力線を遮断させるようにすることもできる。
図1のセンサと同様に、センサ100において、対象物またはユーザの身体の一部の接近に伴って変化するのは、キャパシタCx1'とCx2'の静電容量である。
この外、センサ100は、以下の要素を備えている。
−キャパシタCx1'およびCx2'の充電期にそれぞれ用いられる第1および第2の充電装置Gen1'およびGen2'
−キャパシタCx1'およびCx2'の一方の充電期に対応して、第1および第2の充電装置Gen1'およびGen2'のどちらかを選択しうるよう、これらの充電装置Gen1'およびGen2'とそれぞれ直列に設置された切替スイッチSw1'およびSw2'のような第1の選択手段
−パルス変換器Tx1'
−2つの端子B1およびB2を含む第1の巻線
−第2の巻線
充電装置Gen1'(またはGen2')と切替スイッチSw1'(またはSw2')は、接地端子と第1の巻線における端子B1(またはB2)との間で直列に、かつキャパシタCx2'(またはCx1')と並列に設けられている。
この外、センサ100は、次の要素を備えている。
−第1の巻線の出力側電圧を整流するダイオードD’のような整流素子
−整流素子D’の出力部に接続され、かつ接地されている蓄積キャパシタCs
−蓄積キャパシタCs2'を放電させるために、蓄積キャパシタCs'と並列に設置された切替スイッチSw3'のような切替手段
図1に示すセンサと同様に、各充電装置Gen1',Gen2'は、矩形の振幅をもち、かつキャパシタCx'が概ね静電平衡に達するのに十分な時間持続する電圧信号を発する。図4に示すセンサ10とは違って、センサ100は、単一の蓄積キャパシタCs'しか備えていない。
センサ100の作動は、切替スイッチSw1'〜Sw3 'が開いているか、または閉じているかによって異なるが、このセンサ100には、第1のキャパシタCx1'の静電容量の変化ΔCx1'を検知するための検知ライン1と、第2のキャパシタCx2'の静電容量の変化ΔCx2'を検知するための検知ライン2とが含まれている。
各検知ラインは、回路の再初期化期、すなわち一旦充電された蓄積キャパシタCs'の放電期、およびこれら蓄積キャパシタCs'の充電期を経て作動する。この実施形態においては、単一の蓄積キャパシタCs'を用いて行う静電容量の計測の際、検知ライン1と2の再初期化期は、同一である。
下記の表2は、検知ライン1,2が再初期化期または充電期にあるときの切替スイッチSw1'〜Sw3'の開閉の状態をまとめたものである。この表において、O、F、およびXは、それぞれ、切替スイッチが開状態にあること、閉状態にあること、および開閉に無関係であることを示す
Figure 0004558715
各キャパシタCx1',Cx2'の充電期における様相は、図2において、キャパシタCxについて説明したものと同様である。
キャパシタCx1'の充電量は、蓄積キャパシタCs'の充電時間(充電装置Gen1'におけるパルスの回数) によって決まる。同様に、キャパシタCx2'の充電量も、蓄積キャパシタCs'の充電時間(充電装置Gen2'におけるパルスの回数) によって決まる。
しかし、二重検知のため、図1に示すセンサとは違って、複数のキャパシタが設置されている。
Cx1'の静電容量を計測するときには、充電装置の立ち上がり地点に電気エネルギーが伝達される。Cx2'の静電容量を計測するときには、電気エネルギーは、充電装置の下降局面の間、変換器Tx1'に蓄積され、ついでキャパシタCs'に伝達される。
切替スイッチSw3'は、検知ラインの再初期化期に、蓄積キャパシタCs'を放電させる。
説明を簡潔にするため、図5においては、パラメータ抽出ユニットを省略している。このパラメータ抽出ユニットは、蓄積キャパシタCs'を充電するためのパルスの回数の変化から、静電容量の変化ΔCx1'またはΔCx2'を求めるもので、例えば、マイクロコントローラとともに計数処理を行うモジュールを備えることができる。このマイクロコントローラは、切替スイッチSw1'〜Sw3'を集中制御する。
キャパシタCx2'(またはCx1')と、第1の巻線との間に位置する抵抗R2'(またはR1')は、回路を静電的放電から保護する役割を果たす。
本発明の第1の実施形態に係るセンサの回路図である。 図1に示すセンサの作動原理を説明するグラフである。 同じく、もう一つのグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るセンサの回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るセンサの回路図である。
符号の説明
1 存在検知センサ
3 検知用電極
5 キャパシタ
7 電極
9 充電装置
11 パラメータ計測ユニット
13 パラメータ抽出ユニット
15 パルス変換器
17 第1の巻線
19 第2の巻線
21 整流回路
23 蓄積キャパシタ
25 ダイオード
27 比較器
31 コントローラ
33 出力部

Claims (22)

  1. 対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量(Cx)が変化するようになっているキャパシタ(5)の一部をなす少なくとも1つの検知用電極(3)と、前記キャパシタ(5)の充電期に、このキャパシタ(5)を充電する充電装置(9)とを備える存在検知センサ(1)を備える、自動車に接近したときの便宜を図るハンズフリーシステムであって、
    前記センサは、キャパシタ(5)の充電電流の変化を反映して変化するパラメータを計測するパラメータ計測ユニット(11)をさらに備え、
    前記パラメータ計測ユニット(11)は、前記充電装置(9)および前記キャパシタ(5)の間に位置する第1の巻線(17)と、キャパシタ(5)の充電電流に比例する電圧を印加する第2の巻線(19)とを有するパルス変換器(15)を備え、
    また、パラメータ計測ユニット(11)と接続され、キャパシタの連続的な充電サイクルの中で、対象物、またはユーザの身体の一部の接近に伴うキャパシタ(5)の静電容量の変化を計測するため、前記パラメータを抽出するパラメータ抽出ユニット(13)を、前記センサはさらに備え、
    前記パラメータ抽出ユニット(13)は、前記パラメータを参照値と比較する比較手段(27)を備えており、この比較手段(27)は、前記パラメータと参照値との差が閾値を超えると、対象物、またはユーザの身体の一部の接近を知らせる信号を発信する、
    ハンズフリーシステム。
  2. 前記パラメータ計測ユニット(11)は、前記第2の巻線(19)の出力側に、前記キャパシタ(5)の充電電流に比例する電圧を整流する整流回路(21)を備えていることを特徴とする請求項1記載のハンズフリーシステム。
  3. 前記パラメータ計測ユニット(11)は、前記整流回路(21)の出力側に接続された蓄積キャパシタ(23)を備えていることを特徴とする請求項2記載のハンズフリーシステム。
  4. 前記整流回路(21)は、充電期に、前記蓄積キャパシタ(23)が即座に放電するのを防止する少なくとも1つのダイオードを備えていることを特徴とする請求項3記載のハンズフリーシステム。
  5. 前記充電装置(9)は、矩形の電圧パルスを発振することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  6. 前記充電装置(9)は、電圧パルスを発振するカウンタであり、この電圧パルスの持続時間と振幅は、この電圧パルスがキャパシタ(5)を充電しうるように定められ、かつ前記蓄積キャパシタ(23)を所定の電圧に充電するための充電期は、50〜5000個のパルスを含むことを特徴とする、請求項5記載のハンズフリーシステム。
  7. 前記蓄積キャパシタ(23)を充電するためのパルスの数は、500〜1500であることを特徴とする請求項6記載のハンズフリーシステム。
  8. 前記パラメータは、蓄積キャパシタ(23)の端子に印加される電圧が所定の値に到達するために必要な電圧パルスの個数であることを特徴とする、請求項6記載のハンズフリーシステム。
  9. 前記パラメータは、所定の個数の電圧パルスを印加した後に、蓄積キャパシタ(23)の端子において計測される電圧であることを特徴とする、請求項6記載のハンズフリーシステム。
  10. 前記参照値は、充電期におけるパルス回数である前記パラメータの移動平均であることを特徴とする請求項9記載のハンズフリーシステム。
  11. 前記パラメータ抽出ユニット(13)は、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラとともに計数処理を行うモジュールを備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  12. 前記キャパシタ(5)の静電容量は、環境に依存する寄生容量(Cp)の半分よりも小さくなるように選択されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  13. 自動車への接近を検知するハンズフリーシステムの一部をなし、前記センサは、ユーザの認証を開始させるため、対象物、またはユーザの身体の一部の接近を知らせる信号を発信することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  14. 自動車への接近を検知するハンズフリーシステムの一部をなし、前記センサは、自動車の開閉要素を、その初期位置から移動させて開放または閉鎖させるため、対象物、またはユーザの身体の一部の接近を知らせる信号を発信することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  15. 接触しなくても存在を検知する接近センサとして働くことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  16. 接触式センサとして働くことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  17. 対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量が変化するようになっている第1および第2のキャパシタ(Cx1')(Cx2')のそれぞれ一部をなす2つの検知用電極と、
    前記キャパシタ(Cx1')と(Cx2')の充電期にそれぞれ作動する第1および第2の充電装置(Gen1')(Gen2')と、
    キャパシタ(Cx1')と(Cx2')の各充電期に対応して、前記第1および第2の充電装置(Gen1')(Gen2')のどちらか一方を選択するための第1の選択手段(Sw1')(Sw2')と、
    前記第1または第2のキャパシタ(Cx1')(Cx2')の充電電流に比例するパラメータを計測するパラメータ計測ユニットであって、
    第1の回路構成および第2の回路構成の2つの回路構成を可能とする第1および第2の端子を具備する第1の巻線であって、前記第1の充電装置(Gen1')が選択されている第1の回路構成においては、第1の端子は第1の充電装置(Gen1')に接続されるとともに、第2の端子は第1のキャパシタ(Cx1')に接続され、前記第2の充電装置(Gen2')が選択されている第2の回路構成においては、第1の端子は第2のキャパシタ(Cx2')に接続されるとともに、第2の端子は第2の充電装置(Gen2')に接続されるようになっている第1の巻線と、
    前記第1の充電装置(Gen1')が選択されているときに、第1のキャパシタ(Cx1')の充電電流に比例する電圧を印加し、前記第2の充電装置(Gen2')が選択されているときに、第2のキャパシタ(Cx2')の充電電流に比例する電圧を印加する第2の巻線とを有するパルス変換器(Tx1')を含むパラメータ計測ユニットとを備えていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  18. 前記第1および第2の充電装置(Gen1')(Gen2')は、電圧パルスを発振し、このパルス発振による電気エネルギーは、第1のキャパシタ(Cx1)の充電期においては、パルスの立ち上がり地点から、第2のキャパシタ(Cx2)の充電期においては、パルスの下降地点から、それぞれ、前記第1の巻線を経て第2の巻線へ送られることを特徴とする請求項17に記載のハンズフリーシステム。
  19. 対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量が変化するようになっている第1および第2のキャパシタ(Cx1)(Cx2)のそれぞれ一部をなす2つの検知用電極と、
    前記キャパシタ(Cx1)と(Cx2)の充電期にそれぞれ作動する第1および第2の充電装置(Gen1)および(Gen2)と、キャパシタ(Cx1)と(Cx2)の各充電期に対応して、前記第1および第2の充電装置(Gen1)(Gen2)のどちらか一方を選択するための第1の選択手段 (Sw3)(Sw6)と、
    前記第1のキャパシタ(Cx1)の充電電流に比例するパラメータを計測する第1の計測ユニット、および前記第2のキャパシタ(Cx2)の充電電流に比例するパラメータを計測する第2の計測ユニットを含むパラメータ計測手段と、
    第1の充電装置(Gen1)と第1のキャパシタ(Cx1)との間に位置する第1の巻線、および第2の充電装置(Gen2)と第2のキャパシタ(Cx2)との間に位置する第2の巻線を含むパルス変換器(Tx1)と、
    前記第1の充電装置(Gen1)が選択されたときに、前記第2の巻線が、第1のキャパシタ(Cx1)の充電電流に比例する電圧を印加することを可能にする第2の選択手段(Sw5)と、
    前記第2の充電装置(Gen2)が選択されたときに、前記第1の巻線が、第2のキャパシタ(Cx2)の充電電流に比例する電圧を印加することを可能にする第3の選択手段(Sw4)と
    を備えることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  20. 前記パラメータ計測手段は、前記第1または第2の巻線の出力側における電圧の整流素子(D1)(D2)(D')と、この整流素子(D1)(D2)(D')の出力側に接続された蓄積キャパシタ(Cs1)(Cs2)(Cs')と、この蓄積キャパシタ(Cs1)(Cs2)(Cs')を放電させる手段(Sw7)(Sw1)(Sw3')とを具備することを特徴とする請求項17〜19のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  21. 前記整流素子(D1)(D2)は、前記蓄積キャパシタ(Cs1)(Cs2)が、充電期に即座に放電するのを防止するダイオード型の素子であり、前記第1および第2の計測ユニットは、前記整流素子(D1)(D2)を定電圧電源(Vcc)に接続させる制御手段(Sw2)(Sw8)を備えていることを特徴とする、請求項1〜20のいずれかに記載のハンズフリーシステム。
  22. ハンズフリーシステムの開閉要素の把手であって、
    前記ハンズフリーシステムは、対象物、またはユーザの身体の一部が接近すると静電容量(Cx)が変化するようになっているキャパシタ(5)の一部をなす少なくとも1つの検知用電極(3)と、前記キャパシタ(5)の充電期に、このキャパシタ(5)を充電する充電装置(9)とを備える存在検知センサ(1)を備え、自動車に接近したときの便宜を図るようになっており、
    前記存在検知センサは、
    キャパシタ(5)の充電電流の変化を反映して変化するパラメータを計測するパラメータ計測ユニット(11)と、
    前記パラメータ計測ユニット(11)と接続され、キャパシタの連続的な充電サイクルの中で、対象物、またはユーザの身体の一部の接近に伴うキャパシタ(5)の静電容量の変化を計測するため、前記パラメータを抽出するパラメータ抽出ユニット(13)と、
    をさらに備える、ハンズフリーシステムの開閉要素の把手。
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