JP4558650B2 - ボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験方法並びに装置 - Google Patents

ボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験方法並びに装置 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、地震荷重,交通荷重、機械荷重等の繰り返し荷重が作用した場合の地盤の原位置での特性を検査するボーリング孔を利用した地盤の液状化および動的特性(強度,変形特性)試験方法並びに試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の地盤検査は、所定の深さまでボーリングをし、ボーリング孔内に測定用セルとしての検出ゾンデを降ろし、検出ゾンデを膨らませて孔壁に水平荷重を載荷し、荷重に対する孔壁の変位から地盤の静的な強度および変形特性を検出するようになっていた。
【0003】
しかし、従来の地盤検査では静的な特性を検出しているだけで、地震荷重,交通荷重,機械荷重等のような繰り返し荷重に対する地盤の強度や変形特性といった動的特性の評価をすることができなかった。地震の際には、地盤に加わる力が静的には破壊しない大きさであったとしても、徐々にあるいは急激に歪みが大きくなって破壊に至るものと考えられ、繰り返し荷重に対する地盤の特性を調査することはきわめて重要である。地震の際には地盤内には水平,上下およびねじり方向に複雑な力が作用するものと考えられ、このような複雑な力が作用した際の原位置での地盤の動的な特性を知ることはきわめて重要であるにも拘わらず、従来は原位置の地盤内で測定し評価する方法が確立されていない。
【0004】
従来の液状化の判定方法としては、たとえば、地盤全体の特性傾向を判定するもの(特開平7−3760号参照)、地震発生時に液状化を検知するもの(特開平7−109725号公報参照)等があるが、いずれも地盤中の土層そのものの動的特性を直接的に試験するものではなかった。
【0005】
土層自体の繰り返し荷重に対する動的な特性を知る方法としては、現在、ボーリングして乱さない状態での土のサンプルを採取して、これを試験室に持ち込んで土質試験をして求めている。しかしサンプルを乱さない状態(自然に堆積しているそのままの状態)で採取すること自体が非常に困難であるばかりでなく、採取したサンプルは地下の圧力がかか
った状態でないこともあって、実際の自然状態での特性を求めることは不可能である。
また、非常に締まりのない砂層あるいは礫などを混入する土層、砂礫など粒径の大きい土層または風化岩、軟岩などの場合は乱さない状態でのサンプリングも不可能であり、したがって室内での土質試験は不可能である。
以上から現状では非常に限られた条件での特性しか直接的に求めることができないのが実情である。
【0006】
そこで、本出願人は、ボーリング孔内に挿入される測定用セルが、互いに独立した加圧室を備えた複数のセル部に区分され、各セル部の加圧室内に充填される液体の液圧を制御して対応する土層に独立して荷重を載荷し、載荷した荷重と孔壁の変位を測定する構成で、セル部が、静的荷重を載荷する中間セル部と、該中間セル部の上下に位置し土層に対して繰り返し荷重を載荷する上部動的セル部および下部動的セル部の3室構造となっている試験装置を既に提案している。
しかし、動的試験を行う際に、地盤によっては上下の動的セル部に隣接する部分が崩れて正確なデータが採取できない可能性がある。
また、各セル部を構成するゴム状弾性膜は消耗品で交換が必要となり、現場でのメンテナンス性も重要なテーマである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、地盤の繰り返し荷重に対する動的な変形特性を直接知ることの重要性に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上部動的セル部および下部動的セル部を備えたボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置において、上下の動的セル部の上方および下方隣接部の土層の崩れを防止し得る構造の試験方法並びに試験装置を提供することにある。
また、メンテナンス性のよい試験装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、ボーリング孔内に挿入される測定用セルが、互いに独立した加圧室を備えた5室のセル部に区分され、各セル部の加圧室内に充填される液体の液圧を制御して対応する土層に独立して荷重を載荷する構成で、
セル部は、静的荷重を載荷する中間セル部と、該中間セル部の上下に位置し土層に対して繰り返し荷重を載荷する上部動的セル部および下部動的セル部を備え、
前記上部動的セル部および下部動的セル部に交互に繰り返し荷重を載荷して中間土層の変位変化を記録するボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験方法において、
前記上部動的セル部の上方および下部動的セル部下方に、土層に静的荷重を載荷して土層の崩れを押さえる上部ガードセル部と下部ガードセル部を設け、中間セル部の変位変化のデータと比較検討するために前記上部および下部ガードセル部でも、その変位変化を記録することを特徴とする。
【0009】
前記測定用セルは、中間セル部に対応する土層の間隙水圧を検出する間隙水圧検出手段を備え、中間セル部の変位変化のデータに対応する間隙水圧を検出することが好適である。
【0010】
また、他の発明は、ボーリング孔内に挿入される測定用セルが、互いに独立した加圧室を備えた複数のセル部に区分され、各セル部の加圧室内に充填される液体の液圧を制御して対応する土層に独立して荷重を載荷する構成で、
セル部は、静的荷重を載荷する中間セル部と、該中間セル部の上下に位置し土層に対して繰り返し荷重を載荷する上部動的セル部および下部動的セル部を備えたボーリング孔を
利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置において、
前記上部動的セル部の上方および下部動的セル部下方に、土層に静的荷重を載荷して土層の崩れを押さえる上部ガードセル部と下部ガードセル部を設け、
前記中間セル部、上部動的セル部、下部動的セル部、上部ガードセル部および下部ガードセル部は、それぞれ、セル本体と、このセル本体の外周に被着される筒状のゴム状膜部材とを備え、セル本体とゴム状膜部材の間に液体が充填される加圧室が形成され、セル本体の中心に設けられた貫通孔に心棒が串刺し状に挿通され、上端が心棒に設けられたストッパに上部固定板を介して下方から突き当たり、下端が締め付け固定される構成で、
隣り合う各セル本体の間には薄肉のシール板が介装され、ゴム状膜部材の端部に設けられた内向き突部が、シール板とセル本体の端面との間に軸方向に締め付け固定される構成なっており、
シール板は、その中心に心棒が挿通される貫通孔が形成され、また、前記ゴム状膜部材の内向き突部の上下両側面には、セル本体の端面に設けられた環状溝に係合する係合突起と、シール板に設けられた環状突起に係合する係合溝が設けられていることを特徴とする。
【0011】
前記測定用セルは、中間セル部に対応する土層の間隙水圧を検出する間隙水圧検出手段を備えていることを特徴とする。
また、間隙水圧検出手段は前記上部固定板に設けられ、中間セル部のゴム状膜部材に圧力導入部が設けられ、圧力導入口と間隙水圧検出手段が、中間セル部、上部動的セル部および上部ガードセル部のセル本体に設けられた圧力導入路によって接続されている。
【0012】
前記上部固定板には前記各セル部の加圧室内に液体を充填するための通液路の5つのポートと、圧力を検出する5つの圧力検出器とが設けられ、前記各セル部の加圧室と対応するポートを結ぶ通液路と、各圧力検出器と各加圧室を結ぶ圧力導入路は、下位のセル部への通液路及び圧力導入路は上位のセル部のセル本体を通過する構成となっていることが好ましい。
【0013】
加圧室内の液圧を加圧する手段は、液体を加圧するシリンダと、シリンダロッドのストロークを検出するストローク検出手段とを有し、シリンダストロークから荷重を載荷した土層の孔壁の変位を測定する構成となっている。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、地下のサンプルを取り出すことなく、原位置で試験できるので、自然状態での土層の繰り返し荷重に対する強度および変形特性を求めることができる。特に、上部動的セル部の上方および下部動的セル部下方に上部ガードセル部および下部ガードセル部を設けたので、上部セル部および下部セル部で繰り返し荷重を載荷する際に、上部ガードセル部と下部ガードセル部によって土層の崩れを防止することができ、土層の種類に関わらず正確なデータを得ることができる。
【0015】
特に、前記上部および下部ガードセル部でも、その変位変化を記録することにより、中間セル部の変位変化のデータと比較検討することができ、測定結果の関連性・裏付け・土質の一様性などが検討でき、応用範囲が広がる
【0016】
また、中間セル部に対応する土層の間隙水圧を検出する間隙水圧検出手段を設けることにより、上部動的セル部および下部動的セル部で載荷された繰り返し荷重の影響を受ける中間の土層の間隙水圧の変化を直接検出することができ、間隙水圧のデータと動的圧力と変位のデータとの相関関係、たとえば急激に変位が増大し破壊が生じたと思われる時点での間隙水圧の変化を見ることにより、土層の液状化についての有益なデータとして活用することができる。
【0017】
さらに、本発明の試験装置においては、測定用セルを構成するセル部を互いに独立して交換可能に連結したので、部品の交換等のメンテナンス作業を、セル部単位で行うことができる。
【0018】
また、セル部が、セル本体と、セル本体の外周に被着される筒状のゴム状膜部材とを備え、セル本体とゴム状膜部材の間に液体が充填される加圧室を形成することにより、ゴム状膜部材の交換作業がきわめて容易となる。
【0019】
さらに、各セル本体の間にはゴム状膜部材の端部が密接するシール板を介装することにより、ゴム状膜部材のシール性を高めることができる。
【0020】
また、上記加圧室内の液圧を加圧する手段は液体を加圧するシリンダを備え、シリンダロッドのストロークを検出するストローク検出手段を設け、シリンダストロークから荷重を載荷した土層の孔壁の変位を測定する構成となっているので、変位検出のための水位計等が不要となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、本発明のボーリング孔を利用した原位置における地盤の液状化および動的特性試験方法並びに試験装置の実施例について説明する。
【0022】
図1は本発明の実施例に係るボーリング孔を利用した地盤の液状化および動的特性試験装置の模式図である。
すなわち、ボーリング孔100内に挿入される測定用セル1が、静的荷重を載荷する中間セル部11と、中間セル部11の上下に位置し土層に対して繰り返し荷重を載荷する上部動的セル部12および下部動的セル部13を備えている。この上部動的セル部12の上方および下部動的セル部13下方に、土層に静的荷重を載荷して土層の崩れを押さえる上部ガードセル部14と下部ガードセル部15が設けられている。
上記各セル部11,12,13,14,15は互いに独立した加圧室11a,12a,13a,14a,15aを備えており、加圧室内11a,12a,13a,14a,15aに充填される水の水圧を制御して対応する土層J1,J2,J3,J4,J5に独立して荷重を載荷し、載荷した荷重と孔壁の変位を測定するようになっている。
【0023】
各セル部11,12,13,14,15は、図2(A)に示すように、長さが異なるだけで基本的に同一構造で、円柱形状のセル本体31と、このセル本体31の外周に被着される筒状のゴム状膜部材32とを備え、セル本体31とゴム状膜部材32の間に液体が充填される加圧室11a,12a,13a,14a,15aが形成される構成となっている。ゴム状膜部材32は円筒形状で、上下両端にセル本体の端面に係合する環状の内向き突部32aが設けられている。
【0024】
各セル部11,12,13,14,15は互いに独立して交換可能に連結されている。この実施例では、セル本体31の中心に貫通孔31aが設けられ、この貫通孔31aに心棒16が串刺し状に挿通され、上端が心棒16に設けられたストッパ17に下方から突き当たり、下端がナット18によって締め付け固定されている。心棒16の上端にはボーリングロッドに固定するための継手部16aとなっている。
【0025】
隣り合う各セル本体31,31の間には薄肉の固定リング33が介装され、図2(C)に示すように、ゴム状膜部材32の端部に位置する内向き突部32aをシール板33とセル本体31の端面との間に軸方向に締め付け固定している。シール板33は円板形状で、その中心に心棒16が挿通される貫通孔33aが形成されている。
【0026】
また、ゴム状膜部材32の内向き突部32aの上下両側面には、セル本体31の端面に設けられた環状溝31bに係合する係合突起32bと、シール板33に設けられた環状突起33cに係合する係合溝32cが設けられている。
また、上部ガードセル部14は上部固定板34を介してストッパ部16aに当接し、下部ガードセル部15は下部固定板35を介してナット17に係合している。固定板34,35にも図示しないがゴム状膜部材32の内向き突部32aに設けられた係合突起32cが係合する環状溝が設けられている。
【0027】
セル本体31には、図2(A),(B),図3(B),(C)に示すように、各セル部11,12,13,14,15の加圧室内に充填するための通水路11b,12b,13b,14b,15bと、各加圧室11a,12a,13a,14a,15a内の圧力を検出する圧力検出器41,42,43,44,45に圧力を導入するための圧力導入路41a,42a,43a,44a,45aが設けられている。上部固定板34には、5つの圧力検出器41,42,43,44,45と、5つの通水路11b,12b,13b,14b,15bのポートとが設けられている。図2(A)は各セル部に対応する通水路,圧力導入路を含む面で断面としたもので、各セル部で断面の位相が異なる。各ポートにはポンプユニットに連結するためのパイプが接続され、各圧力検出器41,42,43,44,45には電気信号を送信するための電線が接続される。この圧力検出器41,42,43,44,45は、まとめて一つのユニット部品としておくことが好ましい。
【0028】
下位のセル部への通水路および圧力導入通路は上位のセル部のセル本体を通過する構成で、最上位の上部ガードセル部14のセル本体32には、5つの通水路11b,12b,13b,14b,15bと、5つの圧力導入路41a,42a,43a,44a,45aが設けられ、以下、下位のセル部については順番に通水路および圧力導入路が一つずつ減っていき、最下位の下部ガードセル部15のセル本体32には1つの通水路15bと一つの圧力導入路45aが設けられている。
【0029】
また、上下のセル部を跨って延びる通水路および圧力導入路の場合には、図2(C)に示すように、上位のセル本体32と下位のセル本体32の通水路13bおよび圧力導入路(不図示)が、シール板33に設けられた接続ポート33dを介して接続されている。シール板33と上下のセル本体32,32端面との隙間は、接続ポート33dの上下開口部は取り囲むように配置されるOリング等のシール部材33eによってシールされる。また、各通水路および圧力導入路間の位置決めを行うために、一方のセル本体32の端面には位置決めピン33fが突設され、他方のセル本体32の端面には位置決めピン33fが差し込まれるピン穴33gが設けられている。
【0030】
また、中間セル部11によって荷重が載荷される中間土層J1の液状化の発生を検証するために、図3(A),(D)に示すように、中間セル部11に対応する土層の間隙水圧を検出する間隙水圧検出器20を設けることができる。図示例では、間隙水圧検出器20は上部固定板34に設けられ、中間セル部11表面を構成するゴム状膜部材31に圧力導入口21が設けられ、圧力導入口21と間隙水圧検出器20間が圧力導入路22によって接続されている。圧力導入口21には異物の進入を阻止するためにポーラスストーン等が装着される。この間隙水圧検出器20についても、圧力検出器41〜45と一緒にまとめて一つのユニット部品とすることができる。
間隙水圧検出器20の構造は、検出器の受圧部自体を中間セル部11に配置し、電線を測定用セル内を通すようにしてもよいし、無線方式としてもよく、必要に応じて種々の構成を採用することができる。
【0031】
図4は上記測定用セル1を制御する制御構成の一例を示している。
すなわち、各セル部11,12,13,14,15の加圧室11a,12a,13a,14a,15aに水を送り込む5つのポンプユニット51,52,53,54,55と、ポンプユニット51,52,53,54,55を駆動するためのコンプレッサ等の不図示の空圧源と、空圧源からの空気圧を調圧する調圧器57と、各ポンプユニット51および調圧器57を制御する制御ボックス58と、水タンク59と、制御ボックス58に電気的に接続され計測データの処理,表示等を行う専用ソフトが組み込まれたコンピュータ50と、を備えている。各ポンプユニット51,52,53,54,55はそれぞれのフレームに組み付けられ、上下5段に段積みして用いられる。
【0032】
図5にはポンプユニットの構成例を例示している。各ポンプユニット51,52,53,54,55はすべて同一の構成なので、ここでは一つのポンプユニット51についてのみ説明し、他のポンプユニットについての説明は省略する。
すなわち、ポンプユニット51は、図5(A)に示すように、一対の第1シリンダ71と第2シリンダ72のシリンダロッド73が連結され、各シリンダ71,72のシリンダロッド73に対して反対側のシリンダ室内に水が収納され水室71a,72aとなっている。第1シリンダ71の水室71aは第1水路81を通じて測定用セルの対応する通水路に接続され、第1水路81には水路を開閉する第1開閉弁91が設けられている。また、水室71aは第1水路81から分岐する第2水路82を介して水タンク59にも接続され、第2水路82には水路を開閉する第2開閉弁92が設けられている。
【0033】
また、他方の第2シリンダ72の水室72aが第3水路83を通じて測定用セル1の対応する通水路に接続され、第3水路83には水路を開閉する第3開閉弁93が設けられている。また、水室72aは第3水路83から分岐する第4水路84を通じて水タンク59に接続され、第4水路84には水路を開閉する第4開閉弁94が設けられている。
第1水路81と第3水路83はそれぞれ第1開閉弁91および第3開閉弁93の下流側にて合流し、第1−第3合流水路85を通じて測定用セル1側に接続される。第2水路82と第4水路84は第2開閉弁92と第4開閉弁94の下流側にて合流し、第2−第4合流水路86を通じて水タンク59に接続される。
第1開閉弁91と第3開閉弁93は空気圧によって駆動されるもので、駆動用の空気圧は、図5(B)に示すように、第1バルブ制御用電磁弁96によって開閉駆動される。第2開閉弁92と第4開閉弁94も空気圧によって駆動されるもので、図5(C)に示すように、第2バルブ制御用電磁弁97によって開閉駆動される。
【0034】
また、第1シリンダ71および第2シリンダ72のロッド側のシリンダ室は空気室71b,72bとなっており、この空気室71b,72bにシリンダ駆動用電磁弁74および第1通気路76,第2通気路77を通じて空気圧が選択的に導入される。シリンダ駆動用電磁弁は5ポート3位置制御の制御弁で、第1シリンダ加圧位置と、中立位置と、第2シリンダ加圧位置の3つの制御位置を備えている。
第1シリンダ加圧位置は、1シリンダ71の空気室71bに導入し第2シリンダ72の空気室72b内の空気を排気する。第2シリンダ加圧位置は、空気圧を第2シリンダの空気室72bに導入し第1シリンダ71の空気室71b内の空気を排気する。
たとえば、測定用セル1の加圧室を加圧する場合には、シリンダ駆動用電磁弁74を第1シリンダ加圧位置に切り換えると共に、第1バルブ制御用電磁弁96をオン、第2バルブ制御用電磁弁96をオフとし、第1開閉弁91と第4開閉弁94を開き、第2開閉弁92と第3開閉弁93を閉じる。コンプレッサ等の空気圧源からは第1通気路76を通じて第1シリンダ71の空気室71bに空気圧が供給され、第1シリンダ771の水室71aが圧縮される。第2,第3開閉弁92,93は閉じているので、第1シリンダ71の水室71a内の水は第1通水路81および第1−第3合流水路85を通じて測定用セル1の加圧室に流入して加圧室を加圧する。このとき、他方の第2シリンダ72の水室72aは容積が拡張するので、第2−第4合流水路86および第4合流水路84を通じて水タンク5
9から水が吸引されて流れ込む。
【0035】
次いで、シリンダ駆動用電磁弁74を第2シリンダ加圧位置に切り換えると共に、第1バルブ制御用電磁弁96をオフ、第2バルブ制御用電磁弁96をオンとし、第1開閉弁91と第4開閉弁94を閉じ、第2開閉弁92と第3開閉弁93を開く。コンプレッサ等の空気圧源からは第2通気路77を通じて第2シリンダ72の空気室72bに空気圧が供給され、第2シリンダ72の水室72aが圧縮される。第1,第4開閉弁91,94は閉じているので、第2シリンダ72の水室72a内の水は第3水路83および第1−第3合流水路85を通じて測定用セル1の加圧室に流入し加圧室を加圧する。このとき、他方の第1シリンダ71の水室71aは容積が拡張するので、第2−第4合流水路86および第2水路82を通じて水タンク59から水が吸引されて流れ込む。
この動作を繰り返すことで、徐々に測定用セル内の加圧室の圧力を増大させていく。
【0036】
測定用セル1の加圧室内の圧力を減少させる場合には、シリンダ駆動用電磁弁74を切換えて第2シリンダ72の空気室に空気圧を供給する。すると、シリンダロッド73は図中右側に移動し、測定用セル1の加圧室内の水が吸引されて第1シリンダ71の水室内に戻り、第2シリンダ72の水室内の水がタンク59内に戻される。
測定用セル1の加圧室を減圧する場合には、シリンダ駆動用電磁弁74を第2シリンダ加圧位置に切り換えると共に、第1バルブ制御用電磁弁96をオン、第2バルブ制御用電磁弁96をオフとし、第1開閉弁91と第4開閉弁94を開き、第2開閉弁92と第3開閉弁93を閉じる。コンプレッサ等の空気圧源からは第2通気路77を通じて第2シリンダ72の空気室72bに空気圧が供給され、第2シリンダ72の水室72aが圧縮される。第2,第3開閉弁92,93は閉じているので、第2シリンダ72の水室72a内の水は第4通水路84および第2−第4合流水路86を通じて水タンク59に戻される。
このとき、他方の第1シリンダ71の水室71aは容積が拡張するので、第1−第3合流水路85および第1合流水路81を通じて測定用セル1の加圧室内の水が吸引されて水室71a内に流れ込む。
【0037】
次いで、シリンダ駆動用電磁弁74を第1シリンダ加圧位置に切り換えると共に、第1バルブ制御用電磁弁96をオフ、第2バルブ制御用電磁弁96をオンとし、第1開閉弁91と第4開閉弁94を閉じ、第2開閉弁92と第3開閉弁93を開く。コンプレッサ等の空気圧源からは第1通気路76を通じて第1シリンダ71の空気室71bに空気圧が供給され、第1シリンダ71の水室71aが圧縮される。第1,第4開閉弁91,94は閉じているので、第1シリンダ71の水室71a内の水は第2水路82および第2−第4合流水路86を通じて水タンク59内に戻される。このとき、他方の第2シリンダ72の水室72aは容積が拡張するので、第1−第3合流水路85および第3水路83を通じて測定用セル1の加圧室内の水が吸引されて流れ込む。
この動作を繰り返すことで、徐々に測定用セル1内の加圧室の圧力を減少させていく。
また、各ポンプユニットには、シリンダロッド73のストロークを検出するストロークセンサ75が設けられ、このストロークセンサ75によってシリンダロッド73のストロークから、測定用セル1の加圧室に流出入する水の量を演算するようになっている。加圧時には第1,第2シリンダ71,72のストローク量を加算し、減圧時には第1,第2シリンダ71,72のストローク量を減算して、測定用セルに流出入する水量の変化を演算し、水量の変化から孔壁の変位を演算する。
【0038】
なお、減圧時に急激に圧力が低下すると水中に気泡が発生して応答が悪くなるので、シリンダロッドの速度(流量)をコントロールするために、図に示すように、第1−第3合流水路85と第2−第4合流水路86に逆止弁付きの絞り弁を配置してもよい。逆止弁と絞り弁は並列に配置される。
測定用セルに通じる第1−第3合流水路85に配置する逆止弁は、測定用セルへの流入
方向には流通を許容し、測定用セルからの流出方向には流通を阻止する構成となっている。したがって、流出する際には絞り弁によって絞られ、流入する際には逆止弁が絞り弁のバイパス通路となってスムースに流入する。
一方、水タンクに通じる第2−第4合流水路86に配置する逆止弁は、水タンクに戻る方向の流通が阻止され、吸引する方向の流通を許容する。したがって、水タンクに戻す際には絞り弁によって絞られ、水タンクから吸引する際には逆止弁がバイパス通路となってスムースに吸引される。
【0039】
また、シリンダ駆動用電磁弁74と各第1,第2シリンダ間の第1,第2通気路に逆止弁付きの絞り弁を配置するようにしてもよい。逆止弁は、各空気室71b,72bに流入する方向の流通は許容し、流出する方向の流通は阻止するように配置すればよい。
また、この実施例では、所定の繰り返し荷重の圧力変化となるように、第1,第2シリンダを駆動制御するようになっているが、図に示すように、第1−第3合流水路に繰り返し荷重用シリンダを接続し、所定圧まで加圧した段階で停止し、繰り返し荷重用シリンダを周期的に往復移動させることにより、繰り返し荷重を作用させることも可能である。このシリンダの往復移動は機械的に加圧するような構成とすることもできる。
【0040】
以下、具体的な試験手順を説明する。
ボーリング孔100を検査すべき地層の深さまで掘削し、ボーリングロッド101によって測定用セル1をボーリング孔100内の所定深さ位置まで挿入する。
まず、中間セル部11、上下の動的セル部12,13および上下のガードセル部14,15の加圧室11a,12a,13a,14a,15aすべてにゴム状膜部材32が密着するまで加圧する。
次に、中間セル部11と上部ガードセル部14および下部ガードセル部15に同じ圧力で加圧する。
【0041】
次いで、上部動圧セル部12および下部動圧セル部13の加圧室12a,13a内の水を交互に繰り返し加圧し、各圧力検出器41,42,43,44,45および各ポンプユニット41の流量センサ75からの検出信号をコンピュータ50に読み込み、加圧室内の圧力と孔壁の変位量をモニタに表示する。同時に中間セル部11に設けた間隙水圧検出器20からの信号もコンピュータ50に読み込む。
【0042】
上部,下部動的セル部12,13で1Hz前後の周波数で繰り返し動的圧力を側的に作用させることで、動的圧力Pと変位rの関係から、動的強度および変形特性を掴むことが可能である。
上部,下部動的セル部12,13で動的圧力を繰り返しかけることで、図6に示すように、中間セル部11の側壁部にはP12,P13>P11の圧力が生じ、P12,P13の圧力が大きくなり土層J1に降伏、破壊現象が生じると、中間セル部11を押し付ける現象が出る。したがって、中間セル部11のマイナス変位変化を記録、モニタすることで、側壁部の土層J1の動的強度特性あるいは変形特性がつかめることになる。また、これが砂土層であれば間隙水圧上昇すると同時に急激に土層の破壊が生じ、これを液状化現象とみなすことも可能と思量される。本発明は間隙水圧検出器20によって土層J1の間隙水圧を直接モニタしているので、この間隙水圧のデータと動的圧力と変位のデータとの相関関係、たとえば急激に変位が増大し破壊が生じたと思われる時点での間隙水圧の変化を見ることにより、土層の液状化についての有益なデータとして活用することができる。
【0043】
図7は実際の試験結果を示している。この試験結果によれば、240秒後にマイナス変位に転じており、この時点で破壊が開始したものと思量される。
測定後に中間セル部11に静的圧力をかけて破壊後の強度を求めることで、粘性土であれば疲労による強度低下を掴むことができ、砂土層であれば、液状化後の残留強度測定が
可能と思量される。
【0044】
上部および下部ガードセル部14,15でも、その変位変化を記録、モニタし、中間セル部11のデータと比較することで、測定結果の関連性・裏付け・土質の一様性などが検討でき、応用範囲が広がる。
また、図に示すように、水タンクを目視可能の目盛り付きのパイプ状のタンクとし、水量をストロークセンサの他に目視でも測定可能としておくことが好ましい。このようにすれば、オペレータは水面の動き監視することにより、測定用セルの動きを直感的に把握することができる。
【0045】
また、水タンクの底部に水面の高さに応じた水圧を検出する圧力センサを設け、この圧力センサの検出データを、測定用セルの各加圧室内の圧力と比較するとにより、測定用セルに通じるチューブの長さの影響を検討することができ、信頼性の高いデータを得ることができる。
さらに、ポンプから出口における圧力を圧力計によって検出し、タンク上部に取り付ければ、圧力変化と水面の変化が直接目で確認することができる。
また、上部,下部動的セル部12,13によって静的荷重を載荷することで、通常の「孔内水平載荷試験」を行うことも可能である。この際に、中間セル部11の孔壁周囲の土層には、上部,下部動的セル12,13からの静的な圧縮力が作用し、一種の一軸圧縮試験的な要素も合わせて検討可能であり、静的な載荷試験から動的な載荷試験まで汎用的に利用することができる。
また、本発明の試験装置の複数の加圧室を備えた測定用セルの代わりに、加圧室が一つの従来の「水平載荷試験」の測定用セルを取り付けることも可能である。本発明のポンプと制御装置の構成は、従来の水平載荷試験装置にそのまま取り付けることで、試験の自動化を図ることができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】 図1は本発明の実施例に係るボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置の測定用セルの機能説明図である。
【図2】 図2は図1の測定用セルの構成を示すもので、同図(A)は縦断面図、同図(B)は上面図、同図(C)は接続部の部分拡大断面図である。
【図3】 図3(A)は図2の測定用セルの正面図、同図(B)は上部ガードセル部の通水路を断面にして示した断面図、同図(C)は上部動圧セル部の通水路を断面に示して示す断面図、同図(D)は間隙水圧検出装置の構成例を示す断面図である。
【図4】 図4は本発明の試験装置の概念図である。
【図5】 図5は図4の試験装置のポンプユニットの回路構成図である。
【図6】 図6は試験中に孔壁に載荷される荷重状態を模式的に示す図である。
【図7】 図7は試験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
【0048】
1 測定用セル
11 中間セル部、
12 上部動的セル部、
13 下部動的セル部
14 上部ガードセル部
15 下部ガードセル部
11a 加圧室、11a 加圧室 12a 加圧室、13a 加圧室,14a 加圧室,15a 加圧室
J1,J2,J3,J4,J5 土層
31 セル本体
32 ゴム状膜部材
33 シール板
32a 内向き突部
100 ボーリング孔

Claims (7)

  1. ボーリング孔内に挿入される測定用セルが、互いに独立した加圧室を備えた5室のセル部に区分され、各セル部の加圧室内に充填される液体の液圧を制御して対応する土層に独立して荷重を載荷する構成で、
    セル部は、静的荷重を載荷する中間セル部と、該中間セル部の上下に位置し土層に対して繰り返し荷重を載荷する上部動的セル部および下部動的セル部を備え、
    前記上部動的セル部および下部動的セル部に交互に繰り返し荷重を載荷して中間土層の変位変化を記録するボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験方法において、
    前記上部動的セル部の上方および下部動的セル部下方に、土層に静的荷重を載荷して土層の崩れを押さえる上部ガードセル部と下部ガードセル部を設け、中間セル部の変位変化のデータと比較検討するために前記上部および下部ガードセル部でも、その変位変化を記録することを特徴とするボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験方法。
  2. 前記測定用セルは、中間セル部に対応する土層の間隙水圧を検出する間隙水圧検出手段を備え、中間セル部の変位変化のデータに対応する間隙水圧を検出する請求項1に記載のボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験方法。
  3. ーリング孔内に挿入される測定用セルが、互いに独立した加圧室を備えた複数のセル部に区分され、各セル部の加圧室内に充填される液体の液圧を制御して対応する土層に独立して荷重を載荷する構成で、
    セル部は、静的荷重を載荷する中間セル部と、該中間セル部の上下に位置し土層に対して繰り返し荷重を載荷する上部動的セル部および下部動的セル部を備えたボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置において、
    前記上部動的セル部の上方および下部動的セル部下方に、土層に静的荷重を載荷して土層の崩れを押さえる上部ガードセル部と下部ガードセル部を設け、
    前記中間セル部、上部動的セル部、下部動的セル部、上部ガードセル部および下部ガードセル部は、それぞれ、セル本体と、このセル本体の外周に被着される筒状のゴム状膜部材とを備え、セル本体とゴム状膜部材の間に液体が充填される加圧室が形成され、セル本体の中心に設けられた貫通孔に心棒が串刺し状に挿通され、上端が心棒に設けられたスト
    ッパに上部固定板を介して下方から突き当たり、下端が締め付け固定される構成で、
    隣り合う各セル本体の間には薄肉のシール板が介装され、ゴム状膜部材の端部に設けられた内向き突部が、シール板とセル本体の端面との間に軸方向に締め付け固定される構成なっており、
    シール板は、その中心に心棒が挿通される貫通孔が形成され、また、前記ゴム状膜部材の内向き突部の上下両側面には、セル本体の端面に設けられた環状溝に係合する係合突起と、シール板に設けられた環状突起に係合する係合溝が設けられていることを特徴とするボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置。
  4. 測定用セルは、中間セル部に対応する土層の間隙水圧を検出する間隙水圧検出手段を備えている請求項3に記載のボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置。
  5. 間隙水圧検出手段は前記上部固定板に設けられ、中間セル部のゴム状膜部材に圧力導入部が設けられ、圧力導入口と間隙水圧検出手段が、中間セル部、上部動的セル部および上部ガードセル部のセル本体に設けられた圧力導入路によって接続されている請求項4に記載のボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置。
  6. 前記上部固定板には前記各セル部の加圧室内に液体を充填するための通液路の5つのポートと、圧力を検出する5つの圧力検出器とが設けられ、前記各セル部の加圧室と対応するポートを結ぶ通液路と、各圧力検出器と各加圧室を結ぶ圧力導入路は、下位のセル部への通液路及び圧力導入路は上位のセル部のセル本体を通過する構成となっている請求項3乃至5のいずれかの項に記載のボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置。
  7. 前記加圧室内の液圧を加圧する手段は液体を加圧するシリンダを備え、シリンダロッドのストロークを検出するストローク検出手段を設け、シリンダストロークから荷重を載荷した土層の孔壁の変位を測定する構成となっている請求項3乃至6のいずれかの項に記載のボーリング孔を利用した原位置での地盤の液状化および動的特性試験装置。
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