JP4558235B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4558235B2 JP4558235B2 JP2001146880A JP2001146880A JP4558235B2 JP 4558235 B2 JP4558235 B2 JP 4558235B2 JP 2001146880 A JP2001146880 A JP 2001146880A JP 2001146880 A JP2001146880 A JP 2001146880A JP 4558235 B2 JP4558235 B2 JP 4558235B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fork insertion
- band
- insertion port
- hole
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Pallets (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトによる運搬を可能とする合成樹脂製パレットに関し、さらに詳しくはそのパレット上の積載物の荷崩れを防ぐための結束用のバンドを掛け易いように改良した合成樹脂製パレットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
荷崩れを防ぐためにパレットに結束用のバンドを掛ける場合、パレット上面の網目にポリプロピレン製バンドを引っ掛ける方法があった。
また、特許番号第2889506号に示された運搬用パレットは、フォーク挿入口にバンドを通すことでバンド掛けをするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述のパレット上面の網目にバンドを引っ掛ける方法では、積載物とバンド引掛部とが干渉するので、積載物の大きさによってはオーバーハングしバンド掛けが不可能になるおそれがあった。
また、上記特許番号のパレットではフォーク挿入口の全長にわたってバンドを通す必要があるので、作業性がよくないという問題があった。
そこで本発明は、積載物との干渉のおそれがなく、バンド引掛時の作業性もよい、合成樹脂製パレットを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る合成樹脂製パレットは、フォーク挿入方向と直交するように載荷面の裏側に形成された横リブであって、フォーク挿入口の開口上縁部に相当する最前列の横リブを断面略L字形状に形成するとともに、該横リブに該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させる透孔を開設し、結束用のバンドを該透孔に通して該横リブに引っ掛けることにより該バンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返されるようにしたことを特徴とする。
また本発明に係る合成樹脂製パレットは、フォーク挿入方向と直交するように載荷面の裏側に形成された横リブであって、フォーク挿入口の開口上縁部に相当する最前列の横リブに透孔を開設し、該透孔によって該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させるとともに、該横リブの前面に結束用のバンドを該透孔に誘導させる傾斜状リブを形成し、該バンドを該透孔に通して該横リブに引っ掛けることにより該バンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返されるようにしたことを特徴とする。
また本発明に係る合成樹脂製パレットは、フォーク挿入方向と直交するように載荷面の裏側に形成された横リブであって、フォーク挿入口の開口上縁部に相当する最前列の横リブを断面略L字形状に形成するとともに、該横リブに該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させる透孔を開設し、該横リブの前面に結束用のバンドを該透孔に誘導させる傾斜状リブを形成し、該バンドを該透孔に通して該横リブに引っ掛けることにより該バンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返されるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従い説明する。図示した合成樹脂製パレットは、方形状に成形した載荷面1の四隅部,四辺中央部および載荷面中央部に夫々支脚2を一体に成形してなり、その一対のプラスチック成形体3,4を該支脚2の端面どうしを合わせて溶着し、さらに必要に応じ互いをボルトで固着することにより、周囲側面に一対のフォーク挿入口5が開口するように形成されたものである。載荷面1には多数の貫通孔6が形成されている。7は該載荷面1に適宜間隔を置いて止着された滑止用のゴム製グロメットである。
【0006】
また、載荷面1の裏側は補強のためにフォーク挿入方向と平行な縦リブ8とフォーク挿入方向と直交する横リブ9とをもって升目状に形成される。そして、フォーク挿入口5の開口上縁部に相当する最前列の横リブ9aに透孔10を開設し、該透孔10によって該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させ、図3,4に示したように、該透孔に通したポリプロピレン製等の結束用のバンド11を該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返せられるようにする。なお、該横リブ9aは図4の断面図に示したように断面略L字形状に形成され断面係数を大きくしていることで曲げ強度を増大させている。
【0007】
また、12,13はバンド11を透孔10に通す際にその先端が誘導され易いようにするため横リブ9aの前面に透孔10の上縁および下縁に連なるように形成された傾斜状リブである。
また、横リブ9aのフォーク挿入口内天井面にはバンド11を該天井面より収没させる凹溝14が形成される。
【0008】
このため、バンド11を透孔10に通し、図5に示したように、折り返し端を該バンド自体に熱融着するか或いは留金15によって結止することで、載荷面1上の積載物16にバンド掛けをすることができる。この際、積載物とバンド引掛部とが干渉するおそれはなく、フォーク挿入口の全長にわたってバンドを通す必要もないので作業性がよい。
【0009】
また、凹溝14を形成し、図4に示されるようにバンド11が該凹溝中に収没し得るようにしたので、フォーク(図示せず)が挿入されたときに該フォークがバンド11を圧迫し切断するようなおそれを回避できる。
【0010】
【発明の効果】
以上実施形態について説明したように本発明の合成樹脂製パレットは、フォーク挿入口の開口上縁部に載荷面から垂下し縦・横に延びる補強用のリブが形成され、該リブに該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させる透孔を開設し、該透孔に通したバンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返せられるようにしたので、積載物とバンド引掛部とが干渉することなく、積載物の結束作業を容易にする有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合成樹脂製パレットの実施形態を示した斜視図。
【図2】図1の合成樹脂製パレットのフォーク挿入口の正面図。
【図3】図1の合成樹脂製パレットのフォーク挿入口の斜視図。
【図4】図1の合成樹脂製パレットのフォーク挿入口の縦断面図。
【図5】図1の合成樹脂製パレットの使用状態を示した斜視図。
【符号の説明】
1 載荷面
2 支脚
5 フォーク挿入口
8 縦リブ
9,9a 横リブ
10 透孔
11 バンド
12,13 傾斜状リブ
14 凹溝
16 積載物
Claims (3)
- フォーク挿入方向と直交するように載荷面の裏側に形成された横リブであって、フォーク挿入口の開口上縁部に相当する最前列の横リブを断面略L字形状に形成するとともに、該横リブに該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させる透孔を開設し、結束用のバンドを該透孔に通して該横リブに引っ掛けることにより該バンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返されるようにしたことを特徴とする合成樹脂製パレット。
- フォーク挿入方向と直交するように載荷面の裏側に形成された横リブであって、フォーク挿入口の開口上縁部に相当する最前列の横リブに透孔を開設し、該透孔によって該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させるとともに、該横リブの前面に結束用のバンドを該透孔に誘導させる傾斜状リブを形成し、該バンドを該透孔に通して該横リブに引っ掛けることにより該バンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返されるようにしたことを特徴とする合成樹脂製パレット。
- フォーク挿入方向と直交するように載荷面の裏側に形成された横リブであって、フォーク挿入口の開口上縁部に相当する最前列の横リブを断面略L字形状に形成するとともに、該横リブに該フォーク挿入口の前面と該フォーク挿入口内天井面とを連通させる透孔を開設し、該横リブの前面に結束用のバンドを該透孔に誘導させる傾斜状リブを形成し、該バンドを該透孔に通して該横リブに引っ掛けることにより該バンドが該フォーク挿入口内天井面に沿って折り返されるようにしたことを特徴とする合成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001146880A JP4558235B2 (ja) | 2001-05-16 | 2001-05-16 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001146880A JP4558235B2 (ja) | 2001-05-16 | 2001-05-16 | 合成樹脂製パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002337870A JP2002337870A (ja) | 2002-11-27 |
JP4558235B2 true JP4558235B2 (ja) | 2010-10-06 |
Family
ID=18992452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001146880A Expired - Lifetime JP4558235B2 (ja) | 2001-05-16 | 2001-05-16 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4558235B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2479604B (en) * | 2010-08-17 | 2014-07-09 | Ww Uk Ltd | Improvements in or relating to furniture packaging |
JP5952688B2 (ja) * | 2012-09-11 | 2016-07-13 | 三甲株式会社 | パレット |
JP6162039B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-07-12 | 三甲株式会社 | パレット |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51111664U (ja) * | 1975-03-06 | 1976-09-09 | ||
JPS58159234U (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-24 | 株式会社ダイフク | パレツト |
US4625869A (en) * | 1985-12-30 | 1986-12-02 | Lankhorst Touwfabrieken B.V. | Carrier for packaging, shipping and transporting coiled, heavy-weight products |
JPH0939966A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
US5720229A (en) * | 1992-07-24 | 1998-02-24 | Schrage; David A. | Recyclable plastic pallet |
US6105512A (en) * | 1999-04-29 | 2000-08-22 | Su Yin Tsui | Cargo holding board with dimountable supporting legs |
-
2001
- 2001-05-16 JP JP2001146880A patent/JP4558235B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51111664U (ja) * | 1975-03-06 | 1976-09-09 | ||
JPS58159234U (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-24 | 株式会社ダイフク | パレツト |
US4625869A (en) * | 1985-12-30 | 1986-12-02 | Lankhorst Touwfabrieken B.V. | Carrier for packaging, shipping and transporting coiled, heavy-weight products |
US5720229A (en) * | 1992-07-24 | 1998-02-24 | Schrage; David A. | Recyclable plastic pallet |
JPH0939966A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
US6105512A (en) * | 1999-04-29 | 2000-08-22 | Su Yin Tsui | Cargo holding board with dimountable supporting legs |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002337870A (ja) | 2002-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI414250B (zh) | 可退開式束緊帶 | |
CA2515361C (en) | Bulk bag | |
CA2669015A1 (en) | Corner post for use with an article having a contoured vertical edge | |
KR20070086105A (ko) | 물품 저장 및 운반을 위한 파레트 | |
JP4558235B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP7131891B2 (ja) | 高所作業車用カバー | |
JP4713772B2 (ja) | フック掛け金具付きのパレット | |
JP3976222B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP4623866B2 (ja) | 合成樹脂製パレット | |
JP3135901U (ja) | スチール棚の載置物落下防止装置 | |
CN211365297U (zh) | 一种双层式礼品盒 | |
JP4303356B2 (ja) | 運搬用パレット | |
KR101183633B1 (ko) | 포장끈 구조 | |
JP2889506B2 (ja) | 運搬用パレット | |
KR200167762Y1 (ko) | 천막용코너보강대 | |
KR200288810Y1 (ko) | 쇼핑백의 손잡이 조립구조 | |
JP2555680Y2 (ja) | パレット | |
JP3151521U (ja) | 鉄筋用打設コンクリート付着防止カバー | |
CN206417039U (zh) | 一种方向盘套 | |
JP2001158431A5 (ja) | ||
KR200404821Y1 (ko) | 포장용 밴드 결속구 | |
CN204846809U (zh) | 捆扎件拎手 | |
JPS5845227Y2 (ja) | 木材・段ボ−ル組合せパレツト | |
JPS6032173Y2 (ja) | 吊具 | |
IT202000005500U1 (it) | Cassetta in plastica comprendente tiranti. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100706 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4558235 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |