JP4555893B1 - 河豚の加工装置及び河豚の加工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 作業台1の上に俯伏状態に載置させた魚体を位置決めさせるための魚体支持装置2と、その魚体支持状態で背骨95を首部96で切断して頭部90と胴部97とを腹部91で連結させた状態に切断させるための切断装置3と、を備え、前記魚体支持装置は、左右のエラ93、93に挿入することで魚体9を位置決め支持させるエラ支持手段を備えている。
【選択図】 図1
Description
この切断を機械で自動的に行うには、従来のように、魚体を作業台の上に俯伏状態に載置させて位置決め支持させ、その上で切断装置により切断させるのが、切断位置のバラツキをなくすと共に切断時の魚体のズレ動きを抑える上で好ましい。
作業台(1)の上に俯伏状態に載置させた魚体を位置決めさせるための魚体支持装置(2)と、その魚体支持状態で背骨(95)を首部(96)で切断して頭部(90)と胴部(97)とを腹部(91)で連結させた状態に切断させるための切断装置(3)と、を備えた河豚の加工装置において、
前記魚体支持装置(2)は、魚体(9)の左右のエラ(93)、(93)に挿入することで魚体(9)を位置決め支持させるエラ支持手段を備えている構成とした。
請求項1記載の河豚の加工装置において、前記エラ支持手段はエラ(93)に挿入するピン部材(20)で形成され、このピン部材(20)の基部にエラ周囲の表面に当接するフランジ部(21)が形成されている構成とした。
請求項2記載の河豚の加工装置において、前記ピン部材(20)は、その軸方向が魚体(9)の側部から中央に向けて魚体(9)の尾部(92)側から頭部(90)側へ傾斜している構成とした。
請求項1〜3のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記魚体支持装置(2)は、前記エラ支持手段に加え、魚体(9)の頭部(90)を支持させる頭部支持手段を備えている構成とした。
請求項1〜4のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記魚体支持装置(2)は、前記エラ支持手段に加え、魚体(9)の切断位置の近傍で魚体(9)の腹部(91)を押し上げる腹部押上げ手段と、その腹部押上げ位置よりも尾部(92)側で背部(94)を下向きに押下げる背部押下げ手段を備えている構成とした。
請求項1〜5のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の上方から下向きに移動して背骨(95)を首部(96)で押し切る背骨カッター(30)、(30)と、魚体(9)の上方から下向きに移動して首部(96)の両側を押し切ったのち側方に移動して首部(96)の両側を引き切る首部両側カッター(31)、(31)を備えている構成とした。
請求項1〜5のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の上方から下向きに移動して背骨(95)を首部(96)で押し切る背骨カッター(30)、(30)と、魚体(9)の上方から下向きに移動して首部(96)の両側を押し切る首部両側カッター(31)、(31)が一体に形成されている構成とした。
請求項6又は7記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、その中央部から両側部に向けて魚体(9)の頭部(90)側から尾部(92)側へ傾斜するように形成されている構成とした。
請求項6又は7記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、上方から下向きの移動が魚体(9)の頭部(90)側から尾部(92)側に向けて傾斜するように形成されている構成とした。
請求項6〜9のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の右側を切断する右側カッター部(31a)が、魚体(9)の左側を切断する左側カッター部(31b)よりも上方に設けられている構成とした。
請求項6〜9のいずれかに記載の河豚の加工装置において、作業台(1)は、魚体(9)の右側を載置させる右側載置部(1a)が、魚体(9)の左側を載置させる左側載置部(1b)よりも低く形成されている構成とした。
請求項1〜5のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の幅方向に開閉する左右の鋏刃(35)、(35)を備えた下向きの鋏カッター(36)により形成されている構成とした。
魚体(9)を作業台(1)の上に俯伏状態に載置させて位置決めさせる魚体支持工程と、その魚体支持状態で背骨(95)を首部(96)で切断して頭部(90)と胴部(97)とを腹部(91)で連結させた状態に切断する切断工程と、を備えた河豚の加工方法において、
前記魚体支持工程は、魚体(9)の左右のエラ(93)、(93)にエラ支持手段を挿入することで魚体(9)を位置決め支持させるエラ支持工程を備えている構成とした。
河豚のエラ(鰓)は、本発明の切断位置に近い位置、即ち、魚体の首部の両側面に穴状に形成されており、この左右のエラにエラ支持手段を挿入して魚体を位置決め支持させるものである。
このように、エラ支持手段を魚体の首部にあるエラに挿入させるため、切断位置に近い位置で、魚体を傷付けることなく魚体を内部から支持させることができ、魚体を一定位置で確実に支持させて、切断位置のバラツキや切断時の魚体のズレ動きを防止することができる。
後述する背骨カッター(請求項6又は7記載)のように、魚体の上方から下向きに移動して背骨を首部で押し切るような場合、前記腹部押上げ手段を備えていると、押し切りに伴う背骨の逃げを下から支えることができ、確実に切断することができる。
特に、腹部押上げ手段と背部押下げ手段によって魚体の背部を凸状に湾曲させた緊張状態に支持させることができ、手作業でも切断し難いとされる河豚の皮を容易に切断することができる。
この傾き載置状態のまま切断を行うと、魚体の右側と左側で切り込み深さに差異が生じ、その後の身欠き工程が左右非対称で行われてしまうなどの原因になる。
また、本発明(請求項11)では、作業台について、魚体の右側を載置させる右側載置部を魚体の左側を載置させる左側載置部よりも低く形成させた。
これにより、魚体の右側と左側の切り込み深さの差異を解消させることができる。
この鋏カッターは、魚体を上から押し下げる力が作用する押し切りとは異なり、左右の鋏刃で挟み切るため、前記腹部押上げ手段や背部押下げ手段を備えなくても(備えてもよい)、背骨及び首部の両側をきれいに切断することができる。
実施例の加工装置Aは、作業台1と、魚体支持装置2と、切断装置3を備えている。
なお、左右両方のピン部材20、20を共に移動させてもよい。
この頭部押え部材22は、シリンダ(図示省略)等を駆動手段として魚体の頭尾方向(図1の矢印81方向)に移動するもので、後退位置(図2の実線位置)から進出位置(図2の仮想線位置)に移動して頭部90の両側面及び上面を押えるように形成されている。
なお、頭部押え部材22の移動方向は上下方向又は斜め上下方向でもよい。
なお、腹部押上げ手段としては突起状に限ることはなく、魚体9の幅方向に長いローラ状や棒状に形成してもよい。
この首部両側カッター31は、前記背骨カッター30と共に上下方向に移動し、上昇位置(図2の実線位置)から下降位置(図2の仮想線位置)に移動して首部96の両側を押し切ったのち、シリンダ(図示省略)等を駆動手段として押し切り位置(図3の実線位置)から側方位置(図3の仮想線位置)に移動して首部96の両側を引き切るように形成されている。
なお、魚体9を作業台1上に位置決め支持させる前の前処理として、魚体の尾ひれ、背ひれ、尻ひれを包丁等によって予め切除させておく。
これにより、切断位置に近い位置で、魚体9を傷付けることなく魚体9を内部から支持させることができ、魚体9を一定位置で確実に支持させて、切断位置のバラツキや切断時の魚体9のズレ動きを防止することができる。
この図4ではエラ支持手段の図示を省略している。
この傾き載置状態のまま切断を行うと、魚体9の右側と左側で切り込み深さに差異が生じて、その後の身欠き工程が左右非対称で行われてしまうなどの不具合が生じる。
この魚体9の傾きに対処するため、右側カッター部31aを左側カッター部31bよりも上方に設けたものである。
この場合、図5で示すように、作業台1を右側載置部1aが低くなるように水平Nに対して傾斜させてもよいし、右側載置部1aが低くなるように段差(図示省略)を付けてもよい。
この図5ではエラ支持手段の図示を省略している。
この一体構造によって、カッター構造及び駆動構造を簡略化させることができ、製造コストやメンテナンスの面で有利になる。
前記左右の鋏刃35、35の上端にはそれぞれ腕部37、37が一体に設けられ、この腕部37、37にシリンダ(図示省略)等の駆動手段で連結させることで、開閉動作を行うように形成されている。
1a 右側載置部
1b 左側載置部
2 魚体支持装置
20 ピン部材(エラ支持手段)
21 フランジ部
22 頭部押え部材(頭部支持手段)
23 押上げ突起(腹部押上げ手段)
24 押下げローラ(背部押下げ手段)
3 切断装置
30 背骨カッター
31 首部両側カッター
31a 右側カッター部
31b 左側カッター部
35 鋏刃
36 鋏カッター
9 魚体
90 頭部
91 腹部
92 尾部
93 エラ
94 背部
95 背骨
96 首部
97 胴部
A 加工装置
B 加工装置
C 加工装置
D 加工装置
Claims (13)
- 作業台(1)の上に俯伏状態に載置させた魚体を位置決めさせるための魚体支持装置(2)と、その魚体支持状態で背骨(95)を首部(96)で切断して頭部(90)と胴部(97)とを腹部(91)で連結させた状態に切断させるための切断装置(3)と、を備えた河豚の加工装置において、
前記魚体支持装置(2)は、魚体(9)の左右のエラ(93)、(93)に挿入することで魚体(9)を位置決め支持させるエラ支持手段を備えていることを特徴とする河豚の加工装置。 - 請求項1記載の河豚の加工装置において、前記エラ支持手段はエラ(93)に挿入するピン部材(20)で形成され、このピン部材(20)の基部にエラ周囲の表面に当接するフランジ部(21)が形成されている河豚の加工装置。
- 請求項2記載の河豚の加工装置において、前記ピン部材(20)は、その軸方向が魚体(9)の側部から中央に向けて魚体(9)の尾部(92)側から頭部(90)側へ傾斜している河豚の加工装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記魚体支持装置(2)は、前記エラ支持手段に加え、魚体(9)の頭部(90)を支持させる頭部支持手段を備えている河豚の加工装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記魚体支持装置(2)は、前記エラ支持手段に加え、魚体(9)の切断位置の近傍で魚体(9)の腹部(91)を押し上げる腹部押上げ手段と、その腹部押上げ位置よりも尾部(92)側で背部(94)を下向きに押下げる背部押下げ手段を備えている河豚の加工装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の上方から下向きに移動して背骨(95)を首部(96)で押し切る背骨カッター(30)、(30)と、魚体(9)の上方から下向きに移動して首部(96)の両側を押し切ったのち側方に移動して首部(96)の両側を引き切る首部両側カッター(31)、(31)を備えている河豚の加工装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の上方から下向きに移動して背骨(95)を首部(96)で押し切る背骨カッター(30)、(30)と、魚体(9)の上方から下向きに移動して首部(96)の両側を押し切る首部両側カッター(31)、(31)が一体に形成されている河豚の加工装置。
- 請求項6又は7記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、その中央部から両側部に向けて魚体(9)の頭部(90)側から尾部(92)側へ傾斜するように形成されている河豚の加工装置。
- 請求項6又は7記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、上方から下向きの移動が魚体(9)の頭部(90)側から尾部(92)側に向けて傾斜するように形成されている河豚の加工装置。
- 請求項6〜9のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の右側を切断する右側カッター部(31a)が、魚体(9)の左側を切断する左側カッター部(31b)よりも上方に設けられている河豚の加工装置。
- 請求項6〜9のいずれかに記載の河豚の加工装置において、作業台(1)は、魚体(9)の右側を載置させる右側載置部(1a)が、魚体(9)の左側を載置させる左側載置部(1b)よりも低く形成されている河豚の加工装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の河豚の加工装置において、前記切断装置(3)は、魚体(9)の幅方向に開閉する左右の鋏刃(35)、(35)を備えた下向きの鋏カッター(36)により形成されている河豚の加工装置。
- 魚体(9)を作業台(1)の上に俯伏状態に載置させて位置決めさせる魚体支持工程と、その魚体支持状態で背骨(95)を首部(96)で切断して頭部(90)と胴部(97)とを腹部(91)で連結させた状態に切断する切断工程と、を備えた河豚の加工方法において、
前記魚体支持工程は、魚体(9)の左右のエラ(93)、(93)にエラ支持手段を挿入することで魚体(9)を位置決め支持させるエラ支持工程を備えていることを特徴とする河豚の加工方法。
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| JP2010063748A Active JP4555893B1 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 河豚の加工装置及び河豚の加工方法 |
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