JP4555616B2 - 陰唇間パッド - Google Patents
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Description
<陰唇間パッドの使用状態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る陰唇間パッド100の使用状態を示す。図1に示すように、この陰唇間パッド100は全体として略直方体をなし、着用者の陰唇10a、10bの間に挟まれるように陰唇間に装着されている。陰唇間パッド100は、略直方体をなす吸収体110からなっている。
図2、図3は、吸収体110の製造方法の一例を示す図であって、図2は繊維の開繊及び積層装置の概略図、図3は、図2における積層装置の部分の拡大斜視図である。
図2に示すように、この装置200は、繊維を開繊する開繊装置200Aと、開繊された繊維を所定の速度で搬送してシート化する搬送用ベルト208とから主に構成されている。まず、開繊前の繊維集合体は、巻きロール201として巻き取られている。そして、ここから、繊維集合体シート202が繰り出されて、一対のロール203で開繊装置200Aに搬送される。
吸収体110を構成する繊維としては、適度な圧縮性と嵩回復性を得るための繊維剛性を有していることが好ましい。繊維剛性は、一般的にヤング率(=荷重/歪み量)で表せる。本発明においては、ヤング率が100〜1500kg/mm2の範囲、さらには300〜1000kg/mm2の範囲である繊維を用いることが好ましい。また、繊維剛性は繊度を変更することでも調整でき、具体的には、1.1〜8.8dtexの範囲から選ばれることが好ましい。
図4は、吸収体110を構成する繊維方向を、図1のように揃えるための別の製造方法である。この方法においては、図3とは逆に、繊維集合体206の捕集速度より、搬送用ベルト208の搬送速度が相対的に遅くなっている。この場合、配向繊維集合体216の繊維配向は、図4の矢印方向である配向繊維集合体216の厚み方向である。
<陰唇間パッドの使用状態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る陰唇間パッド300の使用状態を示す。図5に示すように、この陰唇間パッド300は、吸収体310が、折り目線311に沿って、二つ折りがなされ、折り目線311に沿った部分を陰唇10a、10bの間に挟んで着用する構成になっている。
図6には、この吸収体310を製造する方法の一例が示されている。図4と同様に、繊維206の捕集速度より、搬送用ベルト208の搬送速度が相対的に遅くなっている。したがって、配向繊維集合体216の繊維配向は、図6の矢印方向である配向繊維集合体216の厚み方向である。
<陰唇間パッドの使用状態>
図7は、本発明の第3実施形態に係る陰唇間パッド400の使用状態を示す。図7に示すように、この陰唇間パッド400は、吸収体410の表面であって折り目線411に垂直方向に沿って、凸部415と凹部416とが交互に形成されて波状をなしている点が図5と異なっている。
この吸収体410は、図8に示すような製造方法により得ることができる。すなわち、図8に示すように、搬送用ベルト208の上方に繊維集合体206の厚みを徐々に狭める板250が設けられている。この板250が、搬送している繊維集合体206への抵抗となり、繊維集合体206が波状に変形して搬送されるようになるため、繊維集合体の繊維配向は全体的に厚み方向へ向かう。その後工程において、図8の点線で示すような波状の表面を有する略直方体形状で吸収体410をカットする。その後、折り目線311で二つ折りして陰唇間に狭持させれば、その繊維方向は、着用状態において、陰唇間圧力が生じる10a−10bの方向、すなわち図7における矢印方向に揃わせることができる。
<陰唇間パッドの使用状態>
図9には、本発明の陰唇間パッドの第4実施形態が示されている。この陰唇間パッド500は、吸収体510の表面に、エンボス加工512が施されている点が、図5の実施形態と異なっている。なお、511は折り目線である。
このようなエンボス加工は、例えば図2におけるロール210、210’をエンボスロールとすることによって製造できる。すなわち、エンボス加工によって、その部分の繊維配向が、部分的に繊維集合体の厚み方向に揃うので、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。エンボスパターンは、繊維配向を繊維集合体の厚み方向へ向かわせるものであれば特に制限なく、ドット状、格子状の他、図8のように変形させる波状などであってもよい。なかでも、着用者へ異物感を与え難い柔軟性を考慮すると、ドット状のエンボスパターンが好ましい。
<陰唇間パッドの使用状態>
図10には、本発明の陰唇間パッドの第5実施形態が示されている。また、図11には、この第5実施形態に係る陰唇間パッドの装着状態を示す斜視図が示されており、図12は、図11におけるX1−X2線に沿った断面図、図13は、図11におけるY1−Y2線に沿った断面図である。
弾性シート650が配される箇所は特に限定されず、表面シート620と吸収体610との間、吸収体610の中、裏面シート630の裏面、もしくは裏面シート630そのものが弾性シート650であってもよいが、液の吸収性と柔軟性を考慮すると、図10に示すように裏面シート630上の吸収体610側が好ましい。また、弾性シート650は、折り目線を対称軸として対称に配置されていることが好ましい。また、折り目線を跨ぐように設けられていても構わない。弾性シート650の大きさは特に制限されないが、柔軟性を考慮すると吸収体610の大きさ以下が好ましい。また、厚さに関しては、柔軟性を考慮すると0.5〜5mmの範囲が好ましい。
図11に示すように、女性の小陰唇の形状は、後方部分に比べて前方部分の方が厚く長いため、前方部分の方が陰唇間圧が高く、陰唇間圧の変動も大きくなる。図11において、A方向は陰唇の前方方向を示し、B方向は陰唇の後方方向を示す。よって、前方部分と後方部分とで圧縮性や嵩回復性を調整することも好ましい。すなわち、後方部分よりも前方部分の方が圧縮率と嵩回復性が高くなるように構成されていることが好ましい。
表面シート620としては、透水性であり、肌に刺激を与えにくい素材が使用される。例えば、ポイントボンド、スルーエア等の製造方法から得られる不織布を単独または複合した材料が挙げられる。このような材料のうち、着用者が陰唇間パッドと陰唇内壁との間にズレが生じ異物感を感じることかないという陰唇内壁との親和性を考慮し、少なくともセルロース系の液親水性繊維を主体とした構成が好ましい。具体的には、天然コットン5〜30%、レーヨンまたはアセテートを70〜95%の比率で混合した繊維を、20〜50g/m2の範囲で調整した後、水流交絡により繊維同士を絡合させて乾燥させ、厚みを0.3〜1.0mmの範囲で調整したスパンレース不織市が好ましい。この際に使用する糸質は、天然コットンであれば15〜60mmの範囲、レーヨンまたはアセテートであれば25〜51mmの範囲で、1.1〜6.6dtexの範囲から選ばれる。また、透過孔を有するフィルムや、繊維層にフィルムがラミネート加工され、透過孔を有するものであってもよい。
裏面シート630としては、吸収体610に保持された経血が陰辱間パッドの外へ漏れ出すことを防止できるものであればよい。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。このような難透水性のシートの材料としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、不織布、紙及びこれらのラミネート材料が挙げられる。また、無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことで得られる通気性フィルムであっても良い。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂を主体として目付15〜30g/m2の範囲で調整したフィルム、さらには10〜30%の開孔面積率で孔径0.1〜0.6mmの範囲で調整した通気性フィルムが挙げられる。不織布の例としては、スパンポンド不織布や、ポイントボンド不織布、スルーエア不織布等が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m2、メルトブローン層1〜l0g/m2、スパンボンド層5〜15g/m2の範囲で構成されることが好ましい。
吸収体と表面側シート、裏面側シートとの具体的な接合方法としては、接着剤やエンボスシールなど公知の技術を用いることができる。接着剤の塗工パターンは、スパイラル塗工、コントロールシーム塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、サミットガン塗工など挙げられるが、その中でも接合部と非接合部とのピッチを細かくできるサミットガン塗工が好ましい。接着剤の目付量は、1〜30g/m2の範囲、好ましくは3〜10g/m2の範囲である。また、接着剤が線状に塗工されているパターンであれば、その線経は30〜300μmの範囲が好ましい。目付量が1g/m2より小さい、もしくは線径が30μmより小さい場合、表面シート620が繊維集合体で構成されていると、その繊維間に接着剤が埋もれてしまい十分な接合力を得られない。一方で、目付量が30g/m2より大きい、もしくは線径が300μmより大きければ、周縁部が剛くなってしまう。接着剤を塗工する箇所は特に制限ないが、少なくとも吸収体と裏面シートとの間に塗工されていることが好ましい。
陰唇の深さには個人差はあるが、平均値としては14mm程度であるので、陰唇間に挟まれる領域は、陰唇間に装着された鉛直方向において、前庭床から14mm内の領域である。また陰唇間に装着される前と後で形態が変化するような陰唇間パッド、例として着用中では裏面シート同士が向かい合うように長手方向中心線を折り軸に2つ折りされる陰唇間パッドにおいては、長手方向中心線から両外方向へそれぞれ14mm内の領域である。
また、長手方向において陰唇間に挟まれる領域は、一般的に陰唇の長さの平均値としては55mmであり、膣口から前方へ50mm、後方へ5mmである。したがって、長手方向での陰唇間に挟まれる領域とは、膣口と接する位置から、前方では50mm内、後方では5mm内の領域である。
本発明の陰唇間パッドは、更に個別包装容器に収容されていることが好ましい。個別包装容器としては、厚さ15〜60μmのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリブチルサクシネート、または不織布、紙及及びこれらのラミネート材料が挙げられる。具体的には、低密度ポリエチレン樹脂を0〜80%、高密度ポリエチレンを100〜20%の範囲で混合して、目付15〜35g/m2の範囲で調整したフィルムが挙げられる。また、樹脂配向を高めるために延伸加工を施したフィルムであってもよい。不織布の例としては、スパンボンド不織布や、ポイントボンド不織布、スルーエア不織布等が挙げられ、これらに撥水処理が施されてあっても良い。なかでも極細繊維で構成され、繊維間距離が非常に小さいメルトブローンを含むSMS不織布であることが好ましい。この場合、目付はスパンボンド層5〜15g/m2、メルトブローン層1〜l0g/m2、スパンボンド層5〜15g/m2の範囲で構成されることが好ましい。また、個別包装容器は、陰辱間パッドで吸収した経血の色を遮断できることが好ましく、顔料を0.2〜10%の範囲で混合してもよく、インキなどで表面に印刷が施されていてもよい。また、上記の陰唇間パッドや個別包装容器は、水洗可能なように水崩壊性素材や生分解性素材からなるものであつてもよい。
本発明における圧縮性及び嵩回復性は、以下の方法により評価できる。まず、本発明における所定の圧縮性及び嵩回復性は、体液を吸収した湿潤状態における圧縮性及び嵩回復性であることが好ましい。
繊維長1〜8mmのパルプ100%を用い、図4に示したように、捕集速度を搬送速度より相対的に高めて、ガーネット式開繊方法を用いたエアレイド法により繊維を開繊し、目付700g/m2となるようサクション吸引して補修し、搬送工程中にテンションが過剰に加わらないよう搬送した後に、エンボスパターンがドット状でエンボス率が0.5%であるエンボス加工を行って吸収体を製造した。
繊維長51mm、繊維の捲縮率50%、親水油剤が0.2%付着している繊度3.3dtexのレーヨンを85%と、天然コットン15%とを混繊した繊維を用いた以外は、実施例1と同様の条件で吸収体を製造した。
繊維長51mm、繊維の捲縮率60%、親水油剤が0.2%付着している繊度4.4dtexのPEとPPとの芯鞘偏芯タイプの合成繊維100%を用い、この合成繊維をスルーエア法により20g/m2の不織布にシート化し、不織布を700g/m2となるよう35枚重ね合わせた後、実施例1と同様のエンボス加工を行った。
イ)実施例3と同様の合成繊維100%を用い、この合成繊維を、図4に示したように、捕集速度を搬送速度より相対的に高めて、ガーネット式開繊方法を用いたエアレイド法により繊維を開繊し、目付が100g/m2となるようサクション吸引して捕集した。ロ)一方で上記合成繊維をスルーエア製法により20g/m2にシート化した不織布を、260g/m2となるよう13枚重ね合わせた。イ)をロ)の上に載せ、実施例1と同様のエンボス加工を行った。その後、中心軸を起点にして二つ折りにした。
上述の従来技術における、プロクター&ギャンブル社(Procter & Gamble Co.)製の商品名「Envive」をそのまま用いた。
実施例1〜4、比較例1の吸収体について、圧縮率及び嵩回復率を測定した。その結果を表1に示す。なお、圧縮率及び嵩回復率については、上記の[圧縮性及び嵩回復性]に記載の試験方法に沿って行い、人工経血として、上記のカルボキシメチルセルロースナトリウム32質量部、グリセリン320質量部、塩化ナトリウム40質量部、炭酸水素ナトリウム16質量部、食用色素製剤赤色102号の32質量部、食用色素製剤赤色2号の8質量部、食用色素製剤黄色5号の8質量部の組成よりなる液を用いた。
り込み難くなったためである。
100、300、400、500、600 陰唇間パッド
110、310、410、510、610 吸収体
311、411、511 折り目線
415 凸部
416 凹部
512 エンボス加工
620 表面シート
630 裏面シート
650 弾性シート
660a、660b、660c スリット
Claims (12)
- 着用状態で陰唇に接する表面シートと、該表面シートに重なるように設けられ、前記陰唇に接しない裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置され体液の吸収が可能な繊維で構成される吸収体と、を備える積層体からなり、陰唇に挟んで着用する陰唇間パッドであって、
前記陰唇間パッドは、長手方向と短手方向とを有する実質的に縦長形状をなすものであり、
着用時には、前記積層体の前記長手方向の折り目線に沿って前記裏面シート同士が対向するように二つ折りがなされるものであり、
前記陰唇間パッドの少なくとも陰唇間に挟み込まれる部分に、着用状態において、前記陰唇間パッドへ生じる左右方向からの陰唇間圧力に対して、所定の圧縮性及び嵩回復性を有する圧力追従回復手段を備え、
前記圧力追従回復手段は、前記吸収体を構成する繊維を、前記積層体の厚さ方向に配向することにより形成されている陰唇間パッド。 - 前記圧力追従回復手段は、前記積層体の前記折り目線を対称軸として左右対称に設けられている請求項1記載の陰唇間パッド。
- 前記配向は、前記吸収体に凹凸加工を施すことにより形成されるものである請求項1又は2記載の陰唇間パッド。
- 前記吸収体を構成する繊維が捲縮繊維である請求項1から3いずれか記載の陰唇間パッド。
- 前記吸収体を構成する繊維の少なくも一部が合成繊維である請求項1から4いずれか記載の陰唇間パッド。
- 前記陰唇間パッドにおける陰唇間に挟み込まれる部分に、弾性シートが設けられている請求項1から5いずれか記載の陰唇間パッド。
- 前記所定の圧縮性及び嵩回復性は、前記陰唇間パッドの着用状態における、着用者の背面側に位置する後方部分に比べて、着用者の正面側に位置する前方部分のほうが高くなるように形成されているものである請求項1から6いずれか記載の陰唇間パッド。
- 前記前方部分から前記後方部分にかけて、前記陰唇間パッドにはスリット加工が施されている請求項7記載の陰唇間パッド。
- 前記所定の圧縮性及び嵩回復性は、前記体液を吸収した湿潤状態における圧縮性及び嵩回復性である請求項1から8いずれか記載の陰唇間パッド。
- 前記所定の圧縮性及び嵩回復性は、前記陰唇間パッドが前記吸収体の質量の約7倍の人工体液を吸収した状態において、
a)50g/cm2で3分間加圧した後の、前記陰唇間パッドの厚さが、前記人工体液を吸収させる前の前記陰唇間パッドの厚さに対して30%以上の圧縮率を有し、かつ、
b)50g/cm2で3分間加圧し、更に無加圧で2分間放置した後の前記陰唇間パッドの厚さが、前記人工体液を吸収させる前の前記陰唇間パッドの厚さに対して60%以上の嵩回復率を有する請求項1から9いずれか記載の陰唇間パッド。 - 前記圧縮率が30%以上80%以下であり、前記嵩回復率が60%以上150%以下である請求項10記載の陰唇間パッド。
- 前記人工体液を吸収させる前の、前記陰唇間パッドの厚さが3mmから10mmであって、
前記陰唇間パッドが前記吸収体の質量の約7倍の人工体液を吸収した状態において、50g/cm2で3分間加圧し、更に無加圧で2分間放置した後の、前記陰唇間パッドの厚さが3.8mm以上15mm以下である請求項1から11いずれか記載の陰唇間パッド。
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