JP4554050B2 - 仮設給水器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は仮設給水器具に関し、特に、マンション等の建築物における給水設備の更生工事時に用いられる仮設給水器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、築後15年から20年経過したマンションでは、給水管内部に腐食による錆瘤が発生し水量不足や水質悪化等の問題が生じるため、給水管の内面にエポキシ樹脂塗料を塗装する管更生工事が多数行われている。この更生工事は給水管の内面を研磨して塗装するため、室内給水管の更生工事の作業期間中では、2日から3日程度、室内給水設備が使えなくなる。
【0003】
この間、居住者に生活水を供給するための手段として、仮設給水器具が用いられる。この仮設給水器具は、例えば、長さ5〜10m、直径13mmの樹脂製ホースの先端に水栓を一個接続し、給水可能な量水器の出口と前記樹脂製ホースを接続し、居住室入り口ドアの郵便受け等からホースと水栓を室内に引き込むものである。居住者はこの水栓を台所や洗面所等、必要箇所に持ち回って使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の仮設給水器具は、その構造及び使用方法等から、以下に示す問題点を有してる。
まず、従来の仮設給水器具はホースの先端に水栓を取り付けただけであるので、水栓の開閉の際、片手で水栓を固定し、もう一方の手で水栓のハンドルを回して開閉する必要がある。しかし、台所で使用する場合等、水栓の開閉に両手を使わずに片手で水栓を開閉したい場合が多い。
【0005】
また、水栓は通常台所の流しに置いておく場合が多いが、水栓につながったホースに居住者が足を引っ掛けて水栓を床に落とし、床を傷つけたり、または居住者の足に水栓を落として怪我をする場合もある。
【0006】
また、水栓には約10mのホースがつながっており、水栓とホースの接続を従来は締め付けバンド等で締め付けてつないでいるが、水栓を移動して使用しているうちにホースがよじれて床から浮き上がり、居住者がホースに足を引っ掛けやすいという問題がある。
【0007】
また、仮設給水器具は、郵便受けを通して室内に引き込むことが多いが、水栓は郵便受けを通らないことが多く、室内に引き込む際に水栓とホースとを外す必要がある。しかし、ホースはねじ込み継手を介して水栓と接続しており、着脱に時間がかかるという問題もある。
【0008】
本発明は、片手で容易に水栓を開閉でき、かつ水栓を所定の位置に容易に仮固定できる仮設給水器具を提供することを第一の課題とする。
また本発明は、ホースのよじれが生じにくく、かつ容易に設置できる仮設給水器具を提供することを第二の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも前記第一の課題を解決するための手段として、以下のような構成とされている。
すなわち本発明は、底面と、この底面から起立する側面とを有する設置場所に対し着脱自在に仮固定される仮設給水器具であり、給水管に接続されるべき水栓と、この水栓を支持する支持部とを有し、支持部は、支持部の基端に設けられ設置場所の底面に対し着脱自在に接着する第一の接着部材と、支持部の側端に設けられ設置場所の側面に対し着脱自在に接着する第二の接着部材とを有することを特徴とする仮設給水器具である。
【0010】
前記構成によれば、二方向への着脱自在な接着によって水栓が支持、固定されることから、底面とこの底面から起立する側面を有する設置場所への設置であれば、水栓を所定の位置に容易に仮固定することができ、かつ片手で容易に水栓を開閉することが可能となる。
【0011】
また、本発明の仮設給水器具は、水栓が接続用管継手を介して給水管と接続され、接続用管継手は、外周面に係止部が設けられた凸管部を有する第一継手と、凸管部が嵌合し係止部に係止する進退自在な爪が周面に設けられた凹管部を有する第二継手と、筒状に形成され第二継手の外周面上を軸方向に沿って摺動自在に設けられ、摺動によって爪の背面に内周面が当接、離間するスライドリングとを有し、凸管部と凹管部の嵌合により係止部に爪が係止して第一継手と第二継手の接続をロックし、スライドリングの摺動により爪が係止部から離間自在となり第一継手と第二継手の接続ロックを解除する管継手であることが好ましい。
【0012】
前記構成によれば、合体、分離可能な接続用管継手によって水栓と給水管が接続されることから、水栓と給水管の着脱が容易となり、給水管を外してから水栓を移動することが容易となる。従って、給水管のよじれが生じにくく、また仮設給水器具を迅速かつ容易に設置することが可能となる。
【0013】
また、本発明の仮設給水器具は、第一及び第二の接着部材が、フランジ部と、このフランジ部の表面に貼り付けられ前記底面または側面に接するシート状の弾性部材とを有し、弾性部材がその中央部に向けて窪んでいる吸盤や磁石であると、仮設給水器具の着脱をより容易にする上で好ましい。
【0014】
本発明の仮設給水器具の設置場所は、底面とこの底面から起立する側面とを有する設置場所であれば特に限定されない。このような設置場所としては、例えば、台所流し、洗面器等の衛生設備等を例示することができる。また、衛生設備の背面に起立する壁面を前記側面として利用することも可能である。
【0015】
本発明で用いられる水栓は、水栓本体を含み支持部に支持される部分をいい、水栓本体や、この水栓本体に接続される管継手等も含む。水栓本体は単水栓であることが好ましく、横水栓であることがより好ましい。また、管継手等は、給水管と水栓本体とを通水可能に接続するだけでなく、水栓と支持部とを連結するための手段として利用しても良い。
【0016】
本発明で用いられる支持部は、設置場所の底面に対し着脱自在に接着する第一の接着部材と、設置場所の側面に対し着脱自在に接着する第二の接着手段とを基端及び側端に有するものであれば、その材質や形状等は特に限定されない。支持部は、例えば第一及び第二の接着部材から水栓までの支持部分を、二重構造の伸縮管等を用いた伸縮自在な構成にしても良いし、変形自在かつ変形した際の形状を保持可能な金属等で構成され、または前記金属を樹脂等で被覆して構成された自在アーム等を用いて、水栓の支持位置を自在に調整できる構成にしても良い。
【0017】
本発明で用いられる第一及び第二の接着部材は、設置場所の底面または側面に対して着脱自在に接着する部材であれば特に限定されない。また第一及び第二の接着部材は同じものである必要はなく、接着すべき底面または側面の物性や状態等に応じて適切なものが選ばれる。接着部材としては、例えば、水に濡れるなどの所定の条件下で接着力を発現する接着剤を塗布した部材や、吸盤、及び磁石等を例示することができる。
【0018】
接着部材として用いられる吸盤は、設置場所に平滑な面があればその材質を問わないことから接着部材として好適に用いることができる。この吸盤は、例えば、フランジ部と、このフランジ部の表面に貼り付けられ、設置場所の底面または側面に接するシート状の弾性部材とを有し、弾性部材がその中央部に向けて窪んでいるものを好ましい形態として例示することができる。前記フランジ部は形状が保たれる程度に硬質であれば良く、また前記弾性部材は、気密性を有し、吸盤を設置面に向けて押圧したときに中央の窪み部分の表面も設置面に密着する程度の弾性を有するものであれば良い。
【0019】
接着部材として用いられる磁石は、設置場所の材質が磁性を有するものであればその表面状態を問わないことから接着部材として好適に用いることができる。
この磁石は、例えば円板状の磁石等を例示することができる。設置場所の材質が非磁性を示す場合は、例えば板状磁性部材を設置場所に貼り付けても良い。
【0020】
本発明に用いられる給水管は、変形自在な給水管であれば特に限定されないが、樹脂製ホースであることが好ましく、耐圧ホースであることがより好ましい。
これらのホースには市販品を用いることができる。
【0021】
本発明で用いられる接続用管継手は、前記管継手等またはホース等の給水路を合体、分離により着脱自在に接続する管継手であることが好ましい。このような接続用管継手としては、例えば、一方のホースに接続され外周面にねじが設けられている第一継手と、他方のホースに接続される第二継手と、第二継手の外周面に回動自在に設けられ内周面に前記ねじに螺合するねじが設けられた円筒状のリングとを有するねじ込み式の接続用管継手や、前述したスライド式の接続用管継手等を例示することができる。特にスライド式の接続用管継手は、合体及び分離がより容易であることから好ましい。これらの接続用管継手には市販品を用いることができる。
【0022】
また、本発明の仮設給水器具は、三方弁等の分岐用管継手を介して給水管同士を接続する構成とすると、二以上の仮設給水器具の設置が可能となる。このような分岐用管継手としては、例えば、二股に分岐する前記第二継手を有し、この第二継手の分岐部にボールコック等の弁を備えたスライド式の三方弁等を例示することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき説明する。なお、以下の実施の形態では設置場所をマンションの居住室における台所流しとして説明する。
【0024】
本実施の形態の仮設給水器具は、ステンレス製の台所流しに設置されている。
この台所流しは、シンクと、シンク上縁から外方に広がる平面であるシンク縁部と、シンク縁部から起立する水切り板とを有する。
【0025】
本実施の形態の仮設給水器具は、図1に示されるように、給水管であるホース3と接続されるべき水栓1と、この水栓1を支持する支持部2とを有している。
水栓1とホース3とは、接続用管継手4によって接続されている。
【0026】
水栓1において、水栓本体である横水栓1aにT字管継手1bが接続されている。T字管継手1bにおいて横水栓1aに対向する継手部分には、ホースジョイント用のねじ込み継手1cが接続されており、このねじ込み継手1cにはゴム管1dが接続され、このゴム管1dは、ゴム管1dの半径方向に引き締める部材を有するホースクランプ1eによって固定されている。
【0027】
T字管継手1bの残りの継手部分には、一端側にT字管継手1bに螺合するねじが形成され多端側が六角錘形状に形成された挿入部材2aが水密に接続されている。挿入部材2aは、六角形状の挿入孔を有する接続パイプ2bに挿入され、接続パイプ2bには支持パイプ2cが接続されている。支持パイプ2cにはT字パイプ2dが接続され、T字パイプ2dのそれぞれの端部(支持部2の基端及び側端)には接着部材である吸盤5が設けられている。なお、支持パイプ2cは、前述したような伸縮自在な二重管や自在アーム等に置き換えても良い。
【0028】
吸盤5は、図1及び図2に示されるように、円板状に形成されたプラスチック製のフランジ部5aと、このフランジ部5aの表面に貼り付けられた弾性部材であるゴムシート5bとを有する。ゴムシート5bは、その中央部が窪む形状に形成されている。なお、フランジ部5aの表面の中央部が窪む形状にフランジ部5aを成形し、このフランジ部5aの表面に、厚さの均一なゴムシート5bを貼り付けても良い。
【0029】
吸盤5をそれぞれシンク上縁及び水切り板に向けて押圧すると、前記窪み内の空気が抜け、吸盤5がシンク上縁及び水切り板に吸着し、支持部2が固定され水栓1が所定の位置に支持され仮設給水器具が所定の設置場所に仮固定される。ゴムシート5bの端を接着面からめくると吸盤5が容易にはがれ、仮設給水器具を移動させることが可能となる。
【0030】
ホース3と水栓1(ゴム管1d)とを接続する接続用管継手4は、図3から図5に示されるように、外周面に係止部である突条14bが周設された凸管部14aを有する第一継手14と、凸管部14aが嵌合し突条14bに係止する進退自在な爪24bが設けられた凹管部24aを有する第二継手24と、筒状に形成され第二継手24の外周面上を軸方向に沿って摺動自在に設けられたスライドリング34とを有している。
【0031】
第一継手14には凸管部14aの反対側にニップル部14cが形成されており、ニップル部14cよりも外側にはねじが形成されている。ニップル部14cにはゴム管1dを外嵌させ、ゴム管1dには袋ナット14e及びつめ付きリング14dを通し、袋ナット14eを第一継手14に螺合させ、つめ付きリング14dをニップル部14cに向けて締め付けることによりゴム管1dと第一継手14が接続される。なお、凸管部14aの先端部にはシール性を高めるためのОリングが設けられている。
【0032】
第二継手24にも凹管部24aの反対側にニップル部24cが形成されており、ニップル部24cよりも外側にはねじが形成されている。ニップル部24cにはホース3を外嵌させ、ホース3には袋ナット24e及びつめ付きリング24dを通し、袋ナット24eを第二継手24に螺合させ、つめ付きリング24dをニップル部24cに向けて締め付けることによりホース3と第二継手24が接続される。なお、爪24bは、基端で回動自在に軸支されており、先端が凹管部24aの中心軸に向けて進退自在に構成されている。
【0033】
スライドリング34は、内周面の一部が爪24bの背面に当接するように構成されており、コイルスプリング34aによって第二継手24先端方向へ付勢されている。なお、スライドリング34は、コイルスプリング34aによって付勢されている状態で内周面の一部が爪24bの背面に当接する。すなわち、図4に示されるように、凸管部14aと凹管部24aの嵌合により突条14bに爪24bが係止して第1継手14と第二継手24の接続をロックし、接続用管継手4がゴム管1dとホース3を接続している。
【0034】
このロック状態は、図4中の矢印A方向へ第一継手14を、図4中の矢印B方向へスライドリング34を引っ張ると、図5に示されるように、スライドリング34がコイルスプリング34aの付勢に抗して摺動し、爪24bがスライドリング34内周面の当接から解放され、かつ突条14bの周面をせり上がることにより、突条14b及び爪24bの係止が解除される。すなわち、第一継手14と第二継手24の接続ロック状態が解除され、接続用継手4が二つに分離する。このように接続用管継手4を用いると、簡単な操作で仮設給水器具とホース3とを着脱できる。
【0035】
以上の説明からわかるように、本実施の形態における仮設給水器具は、シンク縁部とシンク縁部から起立する水切り板の二箇所に吸盤5により着脱自在に仮固定される構成としたことから、水栓1が台所流しに対してしっかりと固定され、片手での横水栓1aの開閉を行うことができ、また水栓1の落下を防止することができる。また、吸着によって設置面に対して着脱自在に接着する吸盤5を用いたことから、設置面を汚れたり、傷ついたりすることなく仮設給水器具を仮固定することができる。
【0036】
また、本実施の形態における仮設給水器具は、合体、分離が容易な接続用管継手4によって水栓1とホース3を接続したことから、水栓1を移動する場合に、簡単にホース3を水栓1から外すことができ、また移動先で水栓1にホース3を簡単に接続できることから、水栓1の移動によるホース3のよじれもなくなり、ホース3が居住室の床から浮き上がることもなくなり、居住者がホース3に足を引っ掛ける事態もなくなる。また、水栓1とホース3の切り離しも簡単にできるので、水栓1を居住室に入れる際に、入り口ドアの郵便受けにホース3を通すことも容易となり、仮設給水器具の設置時間を大幅に短縮することができる。
【0037】
また、本実施の形態における仮設給水器具は、六角錘形状の挿入部材2aを、六角形状の挿入孔を有する接続パイプ2bに挿入することにより、水栓1と支持部2とを接続したことから、水栓1と支持部2を容易に接続することができ、また、横水栓1aの開閉に伴う挿入部材2aの回動が防止されることから、横水栓1aの開閉をよりスムーズに行うことができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、底面と、この底面から起立する側面とを有する設置場所に対し着脱自在に仮固定される仮設給水器具であり、給水管に接続されるべき水栓と、この水栓を支持する支持部とを有し、支持部は、支持部の基端に設けられ設置場所の底面に対し着脱自在に接着する第一の接着部材と、支持部の側端に設けられ設置場所の側面に対し着脱自在に接着する第二の接着部材とを有することから、片手で容易に水栓を開閉でき、かつ所定の位置に容易に水栓を仮固定できる仮設給水器具を提供することができる。
【0039】
また、本発明は、水栓が接続用管継手を介して給水管と接続され、接続用管継手は、外周面に係止部が設けられた凸管部を有する第一継手と、凸管部が嵌合し係止部に係止する進退自在な爪が周面に設けられた凹管部を有する第二継手と、筒状に形成され第二継手の外周面上を軸方向に沿って摺動自在に設けられ、摺動によって爪の背面に内周面が当接、離間するスライドリングとを有し、凸管部と凹管部の嵌合により係止部に爪が係止して第一継手と第二継手の接続をロックし、スライドリングの摺動により爪が係止部から離間自在となり第一継手と第二継手の接続ロックを解除する管継手であると、さらに、ホースのよじれが生じにくく、かつ容易に設置できる仮設給水器具を提供することができる。
【0040】
また、本発明は、第一及び第二の接着部材が、フランジ部と、このフランジ部の表面に貼り付けられ前記底面または側面に接するシート状の弾性部材とを有し、弾性部材がその中央部に向けて窪んでいる吸盤や磁石であると、片手で容易に水栓を開閉でき、かつ所定の位置に容易に水栓を仮固定できる仮設給水器具を提供する上でより一層効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における仮設給水器具を示す概略図である。
【図2】図1中の吸盤5の要部の断面を示す要部断面図である。
【図3】図1中の接続用管継手4によるゴム管1dとホース3との接続状態を示すための接続用管継手4の分解図である。
【図4】図1中の接続用管継手4の接続状態を示す要部断面図である。
【図5】図1中の接続用管継手4の接続ロックを解除した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 水栓
1a 横水栓
1b T字管継手
1c ねじ込み継手
1d ゴム管
1e ホースクランプ
2 支持部
2a 挿入部材
2b 接続パイプ
2c 支持パイプ
2d T字パイプ
3 ホース
4 接続用管継手
5 吸盤
5a フランジ部
5b ゴムシート
14 第一継手
14a 凸管部
14b 突条
14c、24c ニップル部
14d、24d つめ付きリング
14e、24e 袋ナット
24 第二継手
24a 凹管部
24b 爪
34 スライドリング
34a コイルスプリング
Claims (4)
- 底面と、この底面から起立する側面とを有する設置場所に対し着脱自在に仮固定される仮設給水器具であり、給水管に接続されるべき水栓と、この水栓を支持する支持部とを有し、
前記支持部は、支持部の基端に設けられ前記設置場所の底面に対し着脱自在に接着する第一の接着部材と、支持部の側端に設けられ前記設置場所の側面に対し着脱自在に接着する第二の接着部材とを有することを特徴とする仮設給水器具。 - 前記水栓は、接続用管継手を介して前記給水管と接続され、前記接続用管継手は、外周面に係止部が設けられた凸管部を有する第一継手と、前記凸管部が嵌合し前記係止部に係止する進退自在な爪が周面に設けられた凹管部を有する第二継手と、筒状に形成され前記第二継手の外周面上を軸方向に沿って摺動自在に設けられ、摺動によって前記爪の背面に内周面が当接、離間するスライドリングとを有し、
前記凸管部と前記凹管部の嵌合により前記係止部に前記爪が係止して前記第一継手と前記第二継手の接続をロックし、前記スライドリングの摺動により前記爪が前記係止部から離間自在となり前記第一継手と前記第二継手の接続ロックを解除する管継手であることを特徴とする請求項1記載の仮設給水器具。 - 前記第一及び第二の接着部材は、フランジ部と、このフランジ部の表面に貼り付けられ前記底面または側面に接するシート状の弾性部材とを有し、弾性部材がその中央部に向けて窪んでいる吸盤であることを特徴とする請求項1記載の仮設給水器具。
- 前記第一及び第二の接着部材が磁石であることを特徴とする請求項1記載の仮設給水器具。
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