JP4553188B2 - 高機能電圧チェッカー - Google Patents

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Description

本発明は、高機能電圧チェッカーに関し、特に、電力会社で自動復旧装置などの電気回路(シーケンス回路)のチェックや遮断器や断路器などの点検を実施するのに好適な高機能電圧チェッカーに関する。
従来、電力会社では、新しく装置を設置したり機器の操作回路を改造したりした場合には、営業運転を行う前に回路構成のチェックをしている。このような回路構成のチェックの方法としては、電圧計を用いて、電圧があると想定されている所定の測定箇所に正電圧または負電圧が確実に存在しているかを確認して、間違いなく回路接続されていることを確認する方法が用いられている。
また、遮断器や断路器などの点検を実施する場合には、点検する機器(点検機器)に設置されている端子台で接点パスを行って正電圧を印加することにより、点検機器を動作させるための補助リレー(コイル)に電流を流して、スイッチ類の操作なしで点検機器を開閉することが行われている。このような点検では、接点パスを行う端子間に正電圧がかかっているかを確認したのちに接点パスを行う必要がある。
なお、テスト回路の接地短絡、開放回路および腐食などによる高抵抗のような障害の位置と種類を確認することができるように、直列接続されたテスト負荷,ヒューズおよびスイッチを電圧計と並列に設けて、スイッチの開閉によりテスト負荷の連結および非連結を調整する、電圧計の機能を強化する回路が、以下に示す特許文献1に開示されている。
特表2003−505684号公報
しかしながら、営業運転を行う前の回路構成のチェックは、正電圧のみが測定できる電圧計を用いて、正電圧を測定するときと負電圧を測定するときとで電圧計の端子を入れ替えて行っているため、電圧計の端子の入替え作業が面倒であった。さらに、測定している電圧が正電圧か負電圧かは電圧計の2つの端子のいずれをアースに接続したかによるため、その確認も面倒であった。
また、遮断器や断路器などの点検を実施する際の接点パスは、ヒューズを2つの端子間に設けたヒューズクリップを用いて、このヒューズクリップの2つの端子を端子台の接点パスを行う端子に接続することにより行われているため、端子台のこの端子間に正電圧がかかっているかの確認はヒューズクリップとは別に電圧計を端子台のこの端子間に接続して行う必要があり、この確認作業も面倒であった。
本発明の目的は、電力会社などでの各種装置の電気回路のチェック作業や各種機器の点検作業の効率化を図ることができる高機能電圧チェッカーを提供することにある。
本発明の高機能電圧チェッカーは、第1および第2の測定用端子(11,12)と、一端が前記第1の測定用端子(11)に接続されたヒューズ(13)と、該ヒューズ(13)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた正負の電圧が測定可能なインジケータ(14)と、前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた前記第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときに音を発する第1の音発生手段(D2,R1,R2,16,18)と、前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた前記第1の測定用端子(11)に負電圧が印加されたときに音を発する第2の音発生手段(D3,R3,R4,17,20)と、前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、該第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときにのみ該第1および第2の測定用端子(11,12)間を電気的にショートさせる接点パス手段(D1,15)とを具備し、前記接点パス手段が、アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第1のダイオード(D1)と、該第1のダイオード(
D1)のカソードと前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた接点パス用押しボタン(15)とを備えたものであることを特徴とする。
ここで、前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた前記第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときに光を発する第1の発光手段(D2,R1,R2,16,19)と、前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた前記第1の測定用端子(11)に負の電圧が印加されたときに光を発する第2の発光手段(D3,R3,R4,17,21)とをさらに具備してもよい。
前記第1の音発生手段が、アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第2のダイオード(D2)と、一端が前記第2のダイオード(D2)のカソードと接続された第1の抵抗(R1)と、該第1の抵抗(R1)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第2の抵抗(R2)と、前記第1の抵抗(R1)と前記第2の抵抗(R2)との接続点の電圧を増幅するための第1の増幅器(16)と、該第1の増幅器(16)の出力に接続された第1のブザー(18)とを備え、前記第2の音発生手段が、カソードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第3のダイオード(D3)と、一端が前記第3のダイオード(D3)のアノードと接続された第3の抵抗(R3)と、該第3の抵抗(R3)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第4の抵抗(R4)と、前記第3の抵抗(R3)と前記第4の抵抗(R4)との接続点の電圧を増幅するための第2の増幅器(17)と、該第2の増幅器(17)の出力に接続された、前記第1のブザーと異なる音を発する第2のブザー(20)とを備えてもよい。
前記第1の発光手段が、前記第1の増幅器(16)の出力に接続された第1の発光ダイオード(19)であり、前記第2の発光手段が、前記第2の増幅器(17)の出力に接続された前記第1の発光ダイオードと異なる色の光を発する第2の発光ダイオード(21)であってもよい。
鉛筆形状の本体(25)を備え、前記第1の測定用端子(11)が前記本体(25)の先端に設けられており、前記第2の測定用端子(12)が、前記本体(25)の末端側から外部に引き出されたコード(26)の先端に設けられており、前記接点パス用押しボタン(15)と前記第1および第2の発光ダイオード(19,21)と前記インジケータ(14)とが前記本体(25)に設けられており、前記第1および第2のブザー(18,20)が前記本体(25)に内蔵されていてもよい。
本発明の高機能電圧チェッカーは、以下に示すような効果を奏する。
(1)正負の電圧が測定可能なインジケータを備えているため電圧の極性(正負)に応じて測定用端子の接続を変える必要がなく、また、測定箇所の電圧の極性(正負)を音発生手段から発せられる音で聴覚的に確認することができるので、各種装置の電気回路のチェック作業や各種機器の点検作業の効率化を図ることができる。
(2)測定箇所の電圧の極性(正負)を光で示す発光手段をさらに備えることにより、電圧の極性を視覚的に容易に確認することができる。
(3)測定用端子に正電圧が印加されたときにのみ2つの測定用端子間を電気的にショートさせる接点パス手段を備えることにより、電圧の極性および値を容易に確認しながら接点パス作業を行うことができる。
(4)高機能電圧チェッカーの本体の形状を鉛筆形状とすることにより、高機能電圧チェッカーを用いた各種装置の電気回路のチェック作業や各種機器の点検作業の作業性を向上させることができる。
電力会社などでの各種装置の電気回路のチェック作業や各種機器の点検作業の効率化を図ることができるという目的を、一端が第1の測定用端子に接続されたヒューズの他端と第2の測定用端子との間に正負の電圧が測定可能なインジケータを設けるとともに、第1および第2の測定用端子の間に、第1の測定用端子に正電圧が印加されたときに音を発する第1の音発生手段と第1の測定用端子に負電圧が印加されたときに音を発する第2の音発生手段とを設けることにより実現した。
以下、本発明の高機能電圧チェッカーの実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例による高機能電圧チェッカーの回路構成を示す図であり、図2は、図1に示した高機能電圧チェッカーの外観を示す図である。
本実施例による高機能電圧チェッカー1は、図1に示すように、第1および第2の測定用端子11,12と、一端が第1の測定用端子11に接続されたヒューズ13と、ヒューズ13の他端と第2の測定用端子12との間に設けられたかつ正負の電圧が測定可能なインジケータ付き電圧計14(以下、「インジケータ14」と称する。)と、アノードがヒューズ13の他端と接続された第1のダイオードD1と、第1のダイオードD1のカソードと第2の測定用端子12との間に設けられた接点パス用押しボタン15と、アノードがヒューズ13の他端と接続された第2のダイオードD2と、一端が第2のダイオードD2のカソードと接続された第1の抵抗R1と、第1の抵抗R1の他端と第2の測定用端子12との間に設けられた第2の抵抗R2と、カソードがヒューズ13の他端と接続された第3のダイオードD3と、一端が第3のダイオードD3のアノードと接続された第3の抵抗R3と、第3の抵抗R3の他端と第2の測定用端子12との間に設けられた第4の抵抗R4と、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2との接続点の電圧を増幅するための第1の増幅器16と、第3の抵抗R3と第4の抵抗R4との接続点の電圧を増幅するための第2の増幅器17と、第1の増幅器16の出力に接続された低音ブザー18および緑色発光ダイオード(緑色LED)19と、第2の増幅器17の出力に接続された高音ブザー20および赤色発光ダイオード(赤色LED)21とを備えている。
ここで、第2のダイオードD2と第1の抵抗R1と第2の抵抗R2と第1の増幅器16と低音ブザー18とは、第1の測定用端子11に正電圧が印加されたときに音を発する第1の音発生手段として機能し、第3のダイオードD3と第3の抵抗R3と第4の抵抗R4と第2の増幅器17と高音ブザー20とは、第1の測定用端子11に負電圧が印加されたときに音を発する第2の音発生手段として機能する。
また、第2のダイオードD2と第1の抵抗R1と第2の抵抗R2と第1の増幅器16と緑色LED19とは、第1の測定用端子11に正電圧が印加されたときに光を発する第1の発光手段として機能し、第3のダイオードD3と第3の抵抗R3と第4の抵抗R4と第2の増幅器17と赤色LED21とは、第1の測定用端子11に負電圧が印加されたときに光を発する第2の発光手段として機能する。
さらに、第1のダイオードD1と接点パス用押しボタン15とは、第1の測定用端子11に正電圧が印加されたときにのみ第1および第2の測定用端子11,12間を電気的にショートさせる接点パス手段として機能する。
また、図2に示すように、高機能電圧チェッカー1は鉛筆形状の本体25を備え、第1の測定用端子11は本体25の先端に設けられており、第2の測定用端子12は本体25の末端側から外部に引き出されたコード26の先端に設けられている。接点パス用押しボタン15は本体25の先端側に設けられており、接点パス用押しボタン15を押すことにより接点パスができるようにされている。緑色LED19および赤色LED21は、本体25の接点パス用押しボタン15よりも末端側に並べて設けられており、外部から発光しているかどうかが分かるようになっている。インジケータ14は本体25の緑色LED19および赤色LED21よりも末端側に設けられており、外部から電圧値が読み取れるようになっている。低音ブザー18および高音ブザー20は本体25に内蔵されている。
次に、高機能電圧チェッカー1を用いて自動復旧装置の所定の測定箇所における正負の電圧を確認する方法について説明する。
図3は、送電線事故が発生した場合に事故区間を除去する目的で動作した遮断器を再投入して自動的に電気を送る自動復旧装置100の電気回路(シーケンス回路)の一例を示す図である。送電線事故は雷や樹木の接触によるものが多く、このような事故は事故発生から数十秒後には解消されていることが多いため、遮断器が遮断した15〜60秒後に自動復旧装置100を用いて自動的に遮断器を投入し、事故を復旧している。
自動復旧装置100は、図3に示すように、送電線事故で遮断された遮断器に投入指令を送る遮断器操作回路部110と、実際に送電線に設置されている遮断器を装置の点検時に入切操作できない場合に自動復旧装置100の動作確認を行うための模擬遮断器回路部120と、自動復旧装置100が動作するために必要な条件を形成するためのパレット条件部130とを備えている。
ここで、遮断器操作回路部110、模擬遮断器回路部120およびパレット条件部130は、正電圧線141に印加される正電圧(たとえば、+55V)と負電圧線142に印加される負電圧(たとえば、−55V)とにより動作する。したがって、配線に誤りがある場合には所定の正負の電圧がかかっていなかったり正負が逆の電圧がかかったりするため、自動復旧装置100を設置したり電気回路を改修したりしたときに行うチェック作業の一つとして、高機能電圧チェッカー1を用いて、遮断器操作回路部110、模擬遮断器回路部120およびパレット条件部130を構成するスイッチおよびコイルの端子に所定の正電圧または負電圧が確実にかかっているかを確認していく作業がある。図4の黒丸は、正電圧がかかっているかどうかを確認する測定箇所(以下、「正電圧測定箇所」と称する。)を示し、黒三角は、負電圧がかかっているかどうかを確認する測定箇所(以下、「負電圧測定箇所」と称する。)を示す。
作業員は、高機能電圧チェッカー1の本体25からコード26を介して引き出されている第2の測定用端子12を自動復旧装置100のアース端子に接続したのち、高機能電圧チェッカー1の本体25の先端の第1の測定用端子11を正電圧測定箇所および負電圧測定箇所に1つずつ当てていく。
第1の測定用端子11が正電圧測定箇所(図4に黒丸で示した箇所)に当てられると、自動復旧装置100が正しく配線されている場合には、第1の測定用端子11と第2の測定用端子12との間に所定の正電圧(たとえば、+55V)がかかるため、インジケータ14にはこの所定の正電圧(たとえば、+55V)が表示される。また、第1の測定用端子11からヒューズ13、第2のダイオードD2、第1の抵抗R1および第2の抵抗R2を介して第2の測定用端子12に電流が流れるため(図1の実線の矢印参照)、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2との接続点の電圧が第1の増幅器16により増幅されて低音ブザー18および緑色LED19に出力され、低音ブザー18から低音のブザー音が発せされるとともに、緑色LED19が発光する。これにより、作業者は、インジケータ14により電圧値を視覚的に確認でき、また、電圧の極性(正)を緑色LED19により視覚的に確認できるとともに低音のブザー音により聴覚的にも確認できる。
一方、第1の測定用端子11が負電圧測定箇所(図4に黒三角で示した箇所)に当てられると、自動復旧装置100が正しく配線されている場合には、第1の測定用端子11と第2の測定用端子12との間に所定の負電圧(たとえば、−55V)がかかるため、インジケータ14にはこの所定の負電圧(たとえば、−55V)が表示される。また、第2の測定用端子12から第4の抵抗R4、第3の抵抗R3、第3のダイオードD3およびヒューズ13を介して第1の測定用端子11に電流が流れるため(図1の破線の矢印参照)、第3の抵抗R3と第4の抵抗R4との接続点の電圧が第2の増幅器17により増幅されて高音ブザー20および赤色LED21に出力され、高音ブザー20から高音のブザー音が発せされるとともに、赤色LED21が発光する。これにより、作業者は、インジケータ14により電圧値を視覚的に確認でき、また、電圧の極性(負)を赤色LED21により視覚的に確認できるとともに高音のブザー音により聴覚的にも確認できる。
次に、高機能電圧チェッカー1を用いて遮断器や断路器などの点検を実施する方法について、図5を参照して説明する。
遮断器の点検時に、第1の補助リレー210に電流を流して遮断器を動作させようとする場合には、遮断器の端子台205の図示左上端の端子(以下、「第1の端子」と称する。)とこの端子の右隣の端子(以下、「第2の端子」と称する。)とを電気的にショート(接点パス)させることにより、スイッチ類の操作なしに第1の補助リレー210に正電圧を印加して、第1の補助リレー210に電流を流す(破線の矢印参照)。
接点パスを行って第1の補助リレー210を動作させるときは、正常時には、端子台205の第1の端子には正電圧がかかっており、端子台205の第2の端子には負電圧がかかっているので、この2つの端子間の電圧は正の電圧値(たとえば、+110V)を示す。一方、何らかの原因でこの2つの端子の少なくともいずれか一方に電圧がかかっていないときには、この2つの端子間の電圧は0Vとなる。
そこで、作業員は、高機能電圧チェッカー1の第1の測定用端子11を端子台205の第1の端子に接続するとともに、第2の測定用端子12を端子台205の第2の端子に接続する。
正常時には、第1の測定用端子11と第2の測定用端子12との間に正電圧(たとえば、+110V)がかかるため、第1の測定用端子11からヒューズ13、第2のダイオードD2、第1の抵抗R1および第2の抵抗R2を介して第2の測定用端子12に電流が流れる(図1の実線の矢印参照)。その結果、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2との接続点の電圧が第1の増幅器16により増幅されて低音ブザー18に出力され、低音ブザー18から低音のブザー音が発せされる。低音のブザー音を確認すると、作業員は、点検を実施するために、接点用押しボタン15を押して、2つの端子間をヒューズ13および第1のダイオードD1を介して電気的にショートさせる。これにより、第1の補助リレー210に電流が流れて遮断器が動作される。
一方、作業員は、高機能電圧チェッカー1の第1の測定用端子11を端子台205の第1の端子に接続するとともに第2の測定用端子12を端子台205の第2の端子に接続しても、低音ブザー18から低音のブザー音が発せられない場合には、何らかの原因でこの2つの端子の少なくともいずれか一方に電圧がかかっていないと判断して、接点パスを行わずに、その原因を確かめるなどの必要な処置を行う。
これにより、作業者は、インジケータ14に表示される電圧値や緑色LED19が発光しているか否かを確認することなく、低音のブザー音が発せられるか否かで点検の実施継続の可否を判断することができる。なお、必要であれば、作業員は、インジケータ14に表示される電圧値を確認することもできる。
以上のようにして第1の補助リレー210による遮断器の動作点検が終了すると、作業員は、高機能電圧チェッカー1の第1の測定用端子11を端子台205の第1の端子に接続したまま、第2の測定用端子12を端子台205の第2の端子の右隣の端子に接続することにより、第2の補助リレー220による遮断器の動作点検を同様にして行う。
なお、第1の測定用端子11と接点パス用押しボタン15との間に第1のダイオードD1を設けているため、作業員が第1および第2の測定用端子11,12の接続を逆にして第1の測定用端子11に負電圧がかかった状態で接点用押しボタン15を押しても、第1および第2の測定用端子11,12間は電気的にショートされない。その結果、第1の測定用端子11に正電圧がかかった状態でのみ接点パスができるようにすることができる。
また、高機能電圧チェッカー1の第1および第2の測定用端子11,12を接続する2つの端子間の間隔が長い場合には、第2の測定用端子12が挿入可能な挿入部材と鰐口クリップとをコードで電気的に接続した延長コードを用いて、この鰐口クリップを端子に接続するようにしてもよい。
図1に示した高機能電圧チェッカー1では、第1および第2の発光手段として緑色LED19および赤色LED21を備えたが、測定する電圧の極性をインジケータ14でのみ視覚的に確認すればよい場合には、緑色LED19および赤色LED21を備えなくてもよい。
また、接点パス手段として機能する第1のダイオードD1および接点パス用押しボタン15を備えたが、接点パスの作業を必要としない作業にしか高機能電圧チェッカー1を使用しない場合には、第1のダイオードD1および接点パス用押しボタン15を備えなくてもよい。
以上説明したように、本発明の高機能電圧チェッカーは、電力会社で自動復旧装置などの電気回路のチェックや遮断器や断路器などの点検を実施するのに利用することができる。
本発明の一実施例による高機能電圧チェッカーの回路構成を示す図である。(実施例1) 図1に示した高機能電圧チェッカー1の外観を示す図である。(実施例1) 送電線事故が発生した場合に事故区間を除去する目的で動作した遮断器を再投入して自動的に電気を送る自動復旧装置100の電気回路(シーケンス回路)の一例を示す図である。(実施例1) 図1に示した高機能電圧チェッカー1を用いて自動復旧装置100のチェックを実施する方法を説明するための図である。(実施例1) 図1に示した高機能電圧チェッカー1を用いて遮断器や断路器などの点検を実施する方法を説明するための図である。(実施例1)
符号の説明
1 高機能電圧チェッカー
11,12 第1および第2の測定用端子
13 ヒューズ
14 インジケータ
15 接点パス用押しボタン
16,17 第1および第2の増幅器
18 低音ブザー
19 緑色LED
20 高音ブザー20
21 赤色LED
25 本体
26 コード
100 自動復旧装置
110 遮断器操作回路部
120 模擬遮断器回路部
130 パレット条件部
141 正電圧線
142 負電圧線
200 遮断器
205 端子台
210,220 第1および第2の補助リレー
D1〜D3 第1乃至第3のダイオード
R1〜R4 第1乃至第4の抵抗

Claims (6)

  1. 第1および第2の測定用端子(11,12)と、
    一端が前記第1の測定用端子(11)に接続されたヒューズ(13)と、
    該ヒューズ(13)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた、正負の電圧が測定可能なインジケータ(14)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、前記第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときに音を発する第1の音発生手段(D2,R1,R2,16,18)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、前記第1の測定用端子(11)に負電圧が印加されたときに音を発する第2の音発生手段(D3,R3,R4,17,20)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、該第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときにのみ該第1および第2の測定用端子(11,12)間を電気的にショートさせる接点パス手段(D1,15)と、を具備し、
    前記接点パス手段が、
    アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第1のダイオード(D1)と、
    該第1のダイオード(D1)のカソードと前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた接点パス用押しボタン(15)と、を備えたものである、ことを特徴とする高機能電圧チェッカー。
  2. 前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、前記第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときに光を発する第1の発光手段(D2,R1,R2,16,19)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、前記第1の測定用端子(11)に負の電圧が印加されたときに光を発する第2の発光手段(D3,R3,R4,17,21)と、をさらに具備する、ことを特徴とする請求項1記載の高機能電圧チェッカー。
  3. 前記第1の音発生手段が、
    アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第2のダイオード(D2)と、
    一端が前記第2のダイオード(D2)のカソードと接続された第1の抵抗(R1)と、
    該第1の抵抗(R1)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第2の抵抗(R2)と、
    前記第1の抵抗(R1)と前記第2の抵抗(R2)との接続点の電圧を増幅するための第1の増幅器(16)と、
    該第1の増幅器(16)の出力に接続された第1のブザー(18)と、を備え、
    前記第2の音発生手段が、
    カソードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第3のダイオード(D3)と、
    一端が前記第3のダイオード(D3)のアノードと接続された第3の抵抗(R3)と、
    該第3の抵抗(R3)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第4の抵抗(R4)と、
    前記第3の抵抗(R3)と前記第4の抵抗(R4)との接続点の電圧を増幅するための第2の増幅器(17)と、
    該第2の増幅器(17)の出力に接続された、前記第1のブザーと異なる音を発する第2のブザー(20)と、を備えた、ことを特徴とする請求項1または2記載の高機能電圧チェッカー。
  4. 前記第1の発光手段が、
    アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第2のダイオード(D2)と、
    一端が前記第2のダイオード(D2)のカソードと接続された第1の抵抗(R1)と、
    該第1の抵抗(R1)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第2の抵抗(R2)と、
    前記第1の抵抗(R1)と前記第2の抵抗(R2)との接続点の電圧を増幅するための第1の増幅器(16)と、
    該第1の増幅器(16)の出力に接続された第1の発光ダイオード(19)と、を備え、
    前記第2の発光手段が、
    カソードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第3のダイオード(D3)と、
    一端が前記第3のダイオード(D3)のアノードと接続された第3の抵抗(R3)と、
    該第3の抵抗(R3)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第4の抵抗(R4)と、
    前記第3の抵抗(R3)と前記第4の抵抗(R4)との接続点の電圧を増幅するための第2の増幅器(17)と、
    該第2の増幅器(17)の出力に接続された、前記第1の発光ダイオードと異なる色の光を発する第2の発光ダイオード(21)と、を備えた、ことを特徴とする請求項2記載の高機能電圧チェッカー。
  5. 第1および第2の測定用端子(11,12)と、
    一端が前記第1の測定用端子(11)に接続されたヒューズ(13)と、
    該ヒューズ(13)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた、正負の電圧が測定可能なインジケータ(14)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、前記第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときに、音を発する第1の音発生手段および光を発する第1の発光手段(D2,R1,R2,16,18,19)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、前記第1の測定用端子(11)に負電圧が印加されたときに、音を発する第2の音発生手段および光を発する第2の発光手段(D3,R3,R4,17,20,21)と、
    前記第1および第2の測定用端子(11,12)の間に設けられた、該第1の測定用端子(11)に正電圧が印加されたときにのみ該第1および第2の測定用端子(11,12)間を電気的にショートさせる接点パス手段(D1,15)と、を具備し、
    前記第1の音発生手段が、
    アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第2のダイオード(D2)と、
    一端が前記第2のダイオード(D2)のカソードと接続された第1の抵抗(R1)と、
    該第1の抵抗(R1)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第2の抵抗(R2)と、
    前記第1の抵抗(R1)と前記第2の抵抗(R2)との接続点の電圧を増幅するための第1の増幅器(16)と、
    該第1の増幅器(16)の出力に接続された第1のブザー(18)と、を備え、
    前記第2の音発生手段が、
    カソードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第3のダイオード(D3)と、
    一端が前記第3のダイオード(D3)のアノードと接続された第3の抵抗(R3)と、
    該第3の抵抗(R3)の他端と前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた第4の抵抗(R4)と、
    前記第3の抵抗(R3)と前記第4の抵抗(R4)との接続点の電圧を増幅するための第2の増幅器(17)と、
    該第2の増幅器(17)の出力に接続された、前記第1のブザーと異なる音を発する第2のブザー(20)と、を備え、
    前記接点パス手段が、
    アノードが前記ヒューズ(13)の他端と接続された第1のダイオード(D1)と、
    該第1のダイオード(D1)のカソードと前記第2の測定用端子(12)との間に設けられた接点パス用押しボタン(15)と、を備え、
    前記第1の発光手段が、前記第1の増幅器(16)の出力に接続された第1の発光ダイオード(19)であり、
    前記第2の発光手段が、前記第2の増幅器(17)の出力に接続された、前記第1の発光ダイオードと異なる色の光を発する第2の発光ダイオード(21)である、ことを特徴とする高機能電圧チェッカー。
  6. 鉛筆形状の本体(25)を備え、
    前記第1の測定用端子(11)が前記本体(25)の先端に設けられており、
    前記第2の測定用端子(12)が、前記本体(25)の末端側から外部に引き出されたコード(26)の先端に設けられており、
    前記接点パス用押しボタン(15)と前記第1および第2の発光ダイオード(19,21)と前記インジケータ(14)とが前記本体(25)に設けられており、
    前記第1および第2のブザー(18,20)が前記本体(25)に内蔵されている、ことを特徴とする請求項記載の高機能電圧チェッカー。
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