JP4552782B2 - 振れ検出装置、振れ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

振れ検出装置、振れ補正装置及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等に搭載されている撮影光学系に手振れなどに対する振れ補正機構が搭載された振れ補正装置及び撮像装置に関する。
従来、手持ちでの望遠撮影、暗部での(長時間露光が必要な)撮影時において、手振れ等の「振れ」が発生する虞のある場合に対して確実な撮影を可能とするため、撮像装置にユーザの手振れ等による振れが与えられて光軸にずれが生じた場合に、振れ補正用光学系や撮像素子をその振れに応じて駆動することで光軸のずれを補正する所謂手振れ補正機能が搭載された撮像装置が広く知られている。
この手振れ補正機能が搭載された撮像装置においては、撮像装置の振れ量を検出する、例えばジャイロからなる振れ検出センサが備えられており、該振れ検出センサの出力を積分することにより撮像装置の振れ角を算出し、算出した振れ角情報に基づいて、前記振れ補正用光学系等の駆動を行う。
ところで、前記振れ検出センサは、撮像装置の静止時における検出出力に比較的大きな個体差があり、また、前記検出出力が環境温度に応じて変化することから、通常、振れ検出センサは、コンデンサ及び抵抗素子を用いて構成されるハイパスフィルターを介して増幅器に接続され、振れ検出センサの出力信号から直流成分の信号を除去するように構成されている。
一方、この技術分野に関連する文献として例えば下記特許文献1がある。この特許文献1には、角速度センサの出力信号からカメラの振れ量を算出し、この振れ量に基づいて撮影光学系の光路中に設置された補正光学系を駆動することにより、受光面上での被写体像の移動を補正する振れ補正機能を搭載したカメラにおいて、角速度センサの出力電圧に含まれる直流成分をカットする直流カット手段を、角速度センサの出力電圧V1から直流成分電圧V3を差し引く引き算手段と、該引き算手段の出力電圧V2に基づいて直流成分を(V3+V2/Kx)の演算により算出する直流検出手段と、前記係数Kxを変更することにより直流検出手段の検出基準を設定する設定手段とで構成し、電源が投入されてから測光スイッチがオンされるまでの期間は係数Kxを比較的小さい値K1として比較的高い周波数成分までをカットするようにし、測光スイッチがオンされる時点から所定時間が経過する時点までの期間は、係数Kxを前記値K1より大きい値K2に向けて連続的に変化させ、それ以降は係数Kxを前記値K2に設定し、比較的低い周波数成分のみをカットする技術が開示されている。
特開平8−82823号公報
コンデンサ及び抵抗素子を用いて構成される前記ハイパスフィルターを備えた場合、例えば撮像装置に対してパンニング動作が行われると、振れ検出センサの出力信号が直流成分の信号を比較的多く含むものとなる。その結果、前記ハイパスフィルターは、逆極性の直流成分の信号(但し、ハイパスフィルターの時定数で減衰する)を出力することとなり、これによって、誤った検出結果(検出角度)が生成され、振れ補正性能の低下を招来することとなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、振れ補正性能の低下を防止又は抑制することのできる振れ検出装置、振れ補正装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、当該振れ検出装置に与えられた振れに起因して電気信号を出力する振れ検出手段と、前記振れ検出手段から出力される電気信号を積分する第1の積分手段と、前記第1の積分手段の出力を積分する第2の積分手段と、所定のタイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力を補正する補正手段とを備えることを特徴とする振れ検出装置である。
この発明によれば、振れ検出手段により、当該振れ検出装置に与えられた振れに起因して電気信号が出力されると、第1の積分手段により、前記振れ検出手段から出力された電気信号が積分される。また、第2の積分手段により、前記第1の積分手段の出力が積分される。そして、補正手段により、所定のタイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力が補正される。
これにより、振れ検出手段の出力信号に直流成分の信号が多く含まれている場合であっても、所定のタイミングから所定時間経過後以降の前記第1の積分手段の出力を、実際の振れに対してより忠実なものとすることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記振れ検出手段による振れ検出動作の開始タイミングの決定に関わる指示を入力するための入力手段を備え、前記所定のタイミングは、前記入力手段による前記指示の入力タイミングに関連するタイミングであることを特徴とするものである。
この発明によれば、前記補正手段により、例えば、入力手段による前記指示の入力タイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力が補正される。
すなわち、入力手段による前記指示の入力タイミングから所定時間経過するまでは、前記第1の積分手段に入力される信号に直流成分の信号が多く含まれている可能性が高いことから、入力手段による前記指示の入力タイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力を補正することで、前記直流成分の信号が多く含まれていることに起因して誤った振れ検出信号が前記第1の積分手段により生成されるのを防止又は抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の振れ検出装置において、当該振れ検出装置に対するパンニング動作の有無を検出するパンニング検出手段と、前記入力手段による前記指示の入力タイミングに関連するタイミングから所定時間が経過するまでの間、前記パンニング検出手段によるパンニング動作の検出処理を禁止する禁止手段を備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、入力手段による前記指示の入力タイミングに関連するタイミングから所定時間が経過するまでの間、パンニング動作の検出処理が禁止される。これにより、実際にはパンニング動作が行われていないにも拘わらず、パンニング動作が行われているものと判断されることにより、誤った振れ検出信号が前記第1の積分手段により生成されるのを防止又は抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の振れ検出装置において、当該振れ検出装置に対するパンニング動作の有無を検出するパンニング検出手段を備え、前記所定のタイミングは、前記パンニング検出手段によりパンニング動作の終了として検出されたタイミングに関連するタイミングであることを特徴とするものである。
この発明によれば、前記補正手段により、例えばパンニング検出手段によるパンニング動作の終了検出タイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力が補正される。
すなわち、パンニング検出手段によるパンニング動作の終了検出タイミングから所定時間経過するまでは、前記第1の積分手段に入力される信号に直流成分の信号が多く含まれている可能性が高いことから、パンニング検出手段によるパンニング動作の終了検出タイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力を補正することで、前記直流成分の信号が多く含まれていることに起因して誤った振れ検出信号が生成されるのを防止又は抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の振れ検出装置において、前記パンニング検出手段によりパンニング動作の終了として検出されたタイミングに関連するタイミングから所定時間が経過するまでの間、前記パンニング検出手段によるパンニング動作の検出処理を禁止する禁止手段を備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、パンニング検出手段によりパンニング動作の終了として検出されたタイミングに関連するタイミングから所定時間が経過するまでの間、パンニング検出手段によるパンニング動作の検出処理が禁止される。これにより、実際にはパンニング動作が行われていないにも拘わらず、パンニング動作が行われているものと判断されることにより、誤った振れ検出信号が前記第1の積分手段により生成されるのを防止又は抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の振れ検出装置において、前記補正手段は、前記第2の積分手段の今回の出力に所定の係数を乗算する乗算手段と、前記乗算手段の乗算処理により得られる乗算値を、前記第1の積分手段の次回の出力から減算し、その減算値を前記第1の積分手段に出力する減算手段とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、乗算手段により、前記第2の積分手段の今回の出力に所定の係数が乗算され、減算手段により、前記乗算手段の乗算処理で得られる乗算値が、前記第1の積分手段の次回の出力から減算され、その減算値が前記第1の積分手段に出力される。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の振れ検出装置において、コンデンサ及び抵抗素子を備えてなるハイパスフィルターを備え、前記ハイパスフィルターには、前記振れ検出手段から出力される電気信号が入力され、前記ハイパスフィルターは、この電気信号から所定の低周波成分の信号を除去した後、前記第1の積分手段に出力することを特徴とするものである。
この発明によれば、ハイパスフィルターが備えられている場合に特有の問題、すなわち、振れ検出手段の出力信号に直流成分の信号が多く含まれていることで、ハイパスフィルターが逆極性の直流成分の信号を出力するのに起因して、誤った振れ検出信号が生成され、延いては振れ補正性能が低下するという問題を防止または抑制することができる。
請求項8に記載の発明は、撮像手段に導かれる被写体像の、当該振れ補正装置に与えられた振れに起因して発生する像振れの補正を行うための振れ補正装置であって、撮影光学系と、請求項1ないし7のいずれかに記載の振れ検出装置と、前記振れ検出装置から出力される振れ検出信号に基づき、前記撮影光学系の光軸を一定にするための振れ補正量を算出し、前記補正を行うべく、この算出した振れ補正量に基づき対象を駆動する駆動手段とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、前記振れ検出装置により振れ検出信号が出力されると、駆動手段により、前記振れ検出信号に基づき、撮影光学系の光軸を一定にするための振れ補正量が算出され、前記補正を行うべく、前記振れ補正量に基づき対象が駆動される。このように、請求項1ないし7のいずれかに記載の振れ検出装置を搭載したので、振れ補正精度の低下を防止又は抑制した振れ補正装置が得られる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の振れ補正装置と、前記振れ補正装置により像振れの補正が行われた被写体像を撮像する撮像手段とを備えたことを特徴とする撮像装置である。
この発明によれば、振れ補正精度の低下を防止又は抑制された撮像装置を実現することができる。
本発明によれば、振れ検出手段の出力信号に直流成分の信号が多く含まれている場合であっても、所定のタイミングから所定時間経過後以降の前記第1の積分手段の出力を、実際の振れにより忠実なものとすることができるため、振れ補正性能の低下を防止又は抑制することが可能となる。その結果、画像の振れの無い又は少ない撮影画像を得ることができる。
以下、本発明に係る撮像装置の第1の実施形態について説明する。図1は、撮像装置の第1の実施形態の構成を示す正面図、図2は、撮像装置の構成を示す背面図である。なお、図1、図2において、同一の部材等については、同一の符号を付している。
図1、図2に示すように、本実施形態の撮像装置1は、装置本体1Aに、撮影光学系2、シャッターボタン3、光学ファインダー4、フラッシュ5、LCD(Liquid Crystal Display)6、機能スイッチ群7、電源ボタン8、モード設定スイッチ9及び振れ検出センサ10を備えている。
撮影光学系2は、装置本体1Aの前面適所に配設されており、被写体の光像を形成するものである。撮影光学系2は、撮影画角を変更するためのズームレンズ群12(図3参照)や焦点調節を行うためのフォーカスレンズ群13(図3参照)等を有し、焦点距離の変更や焦点位置の調節を行う。
シャッターボタン3は、2段階(半押し及び全押し)で押圧操作されるボタンであり、露光制御のタイミングを指示するためのものである。撮像装置1は、静止画を撮影する静止画撮影モードと、動画を撮影する動画撮影モードとを有し、静止画撮影モード及び動画撮影モードの設定時において、シャッターボタン3が操作されていない状態では、所定の周期、例えば1/30(秒)毎に被写体の画像(ライブビュー画像)が更新的にLCD6に表示される。
なお、ライブビュー画像は、被写体の画像を記録するまでの期間(撮影準備期間)、一定の周期(例えば1/30秒)でLCD6に切換表示される、撮像素子14で撮像された画像をいい、このライブビュー画像により、被写体の状態が略リアルタイムでLCD6に表示され、撮影者は被写体の状態をLCD6で確認することができる。
また、静止画撮影モードにおいては、シャッターボタン3の半押し操作が行われることで、露出制御値(シャッタースピード及び絞り値)等の設定が行われる撮像待機状態に設定され、全押し操作が行われることで、後述する外部記憶部21(図3参照)に記録する被写体の画像を生成するための撮像素子14による露光動作(記録用露光動作)が開始される。動画撮影モードにおいては、シャッターボタン3の全押し操作が行われることで記録用露光動作が開始され、周期的に画素データが取り出されて該画素データにより画像が生成され、再度全押し操作が行われることで、その記録用露光動作が停止する。
シャッターボタン3の半押し操作は、図略のスイッチS1がオン(S1:ON)されることにより検出され、シャッターボタン3の全押し操作は、図略のスイッチS2がオン(S2:ON)されることにより検出される。シャッターボタン3は、特許請求の範囲における入力手段の一例である。
光学ファインダー4は、装置本体1Aの背面適所に配設されており、被写体が撮影される範囲を光学的に表示するものである。フラッシュ5(内蔵フラッシュ)は、装置本体1Aの前面中央上部に配設されており、被写体からの光量が不足する場合などに図略の放電灯を放電させることにより被写体に照明光を照射するものである。
LCD6は、装置本体1Aの背面略中央部に配設されており、カラー液晶パネルを備えてなり、撮像素子14により撮像された画像の表示や記録済みの画像の再生表示等を行うとともに、撮像装置1に搭載される機能やモードの設定画面を表示するものである。
機能スイッチ群7は、LCD6の右側方に配設されており、ズームレンズ群12(図3参照)のワイド方向又はテレ方向の駆動を行うためのズームスイッチや、焦点調節を行う(フォーカスレンズ群13を光軸方向に駆動する)ためのフォーカススイッチ等からなる。
電源ボタン8は、装置本体1Aの背面であって機能スイッチ群7の左側方に配設されており、押圧する毎に主電源のON/OFFが交互に切り換わるようになっている。
モード設定スイッチ9は、装置本体1Aの背面上部に配設されており、被写体像の静止画撮影を行う「静止画撮影モード」と、被写体像の動画撮影を行う「動画撮影モード」と、後述の外部記憶部21(図3参照)に記録された撮影画像をLCD6に再生表示する「再生モード」との間でモードの切換設定を行うためのスイッチである。モード設定スイッチ9は、上下にスライドする3接点のスライドスイッチからなり、下にセットすると撮像装置1が再生モードに設定され、中央にセットすると静止画撮影モードに設定され、上にセットすると動画撮影モードに設定される。
振れ検出センサ10は、装置本体1Aの適所に内蔵されており、図1の水平方向にX軸、該X軸に垂直な方向をY軸とする2次元座標系を想定するものとすると、X軸方向の装置振れを検出するXセンサ10aと、Y軸方向の装置振れを検出するYセンサ10bとからなる。Xセンサ10a及びYセンサ10bは、例えば圧電素子を用いたジャイロから構成され、各方向の振れの角速度を検出する。振れ検出センサ10は、特許請求の範囲における振れ検出手段の一例である。
次に、図3を参照して、撮像装置1の電気的な構成について説明する。なお、図1,図2と同一の部材等については、同一の符号を付している。
LCD6は、図2に示すLCD6に相当するものである。撮影光学系2は、ズームレンズ群12及びフォーカスレンズ群13を有してなるものである。
撮像素子14は、装置本体1Aの背面側の領域において、その受光面が撮影光学系2の光軸に直交するように配設されている。撮像素子14は、例えばフォトダイオードで構成される複数の光電変換素子がマトリックス状に2次元配列され、各光電変換素子の受光面に、それぞれ分光特性の異なる例えばR(赤),G(緑),B(青)のカラーフィルタが1:2:1の比率で配設されてなるベイヤー配列のCCD(Charge Coupled Device)カラーエリアセンサである。撮像素子14は、撮影光学系2により結像された被写体の光像をR(赤),G(緑),B(青)各色成分のアナログの電気信号(画像信号)に変換し、R,G,B各色の画像信号として出力する。
撮像素子14は、後述のタイミング制御回路17により、撮像素子14の露出動作の開始及び終了や、撮像素子14における各画素の画素信号の読出し(水平同期、垂直同期、転送)等の撮像動作が制御される。
信号処理部15は、撮像素子14から出力されるアナログの画像信号に所定のアナログ信号処理を施すものである。信号処理部15は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路により画像信号のノイズの低減を行い、AGC回路により画像信号のレベル調整を行う。
A/D変換部16は、信号処理部15により出力されたアナログのR,G,Bの画素信号を、複数のビット(例えば10ビット)からなるデジタルの画素信号(以下、画素データ)にそれぞれ変換するものである。
タイミング制御回路17は、制御部22から出力される基準クロックCLK0に基づいてクロックCLK1,CLK2,CLK3を生成し、クロックCLK1を撮像素子14に、クロックCLK2を信号処理部15に、クロックCLK3をA/D変換部16にそれぞれ出力することにより、撮像素子14、信号処理部15及びA/D変換部16の動作を制御する。
画像メモリ18は、撮影モード時には、A/D変換部16から出力される画像データを一時的に記憶するとともに、この画像データに対し制御部22により各種処理を行うための作業領域として用いられるメモリである。また、再生モード時には、後述の外部記憶部21から読み出した画像データを一時的に記憶するメモリである。
VRAM19は、LCD6の画素数に対応した画像信号の記録容量を有し、LCD6に再生表示される画像を構成する画素データのバッファメモリである。
入力操作部20は、前述のシャッターボタン3、機能スイッチ群7、電源ボタン8及びモード設定スイッチ9を含むものであり、これらの操作情報を制御部22に入力するものである。外部記憶部21は、メモリカードやハードディスクなどからなり、制御部22で生成された画像を保存するものである。
制御部22は、例えば制御プログラムを記憶するROMや一時的にデータを記憶するフラッシュメモリ等の記憶部が内蔵されたマイクロコンピュータからなり、上述した装置本体1A内の各部材の駆動を関連付けて制御して撮像装置1の撮影動作を統括制御するものである。
以上の構成に加えて、撮像装置1には、手持ちでの望遠撮影、暗部での(長時間露光が必要な)撮影時において、手振れ等の「振れ」が発生する虞のある場合に対して確実な撮影を可能とするため、撮像装置1にユーザの手振れ等による振れが与えられて前記光軸Lにずれが生じた場合に、撮像素子14をその振れに応じて適宜移動(揺動)させることで光軸Lのずれを補正する所謂手振れ補正機能が備えられている。
振れ補正機構23は、前記手振れ補正機能を実現するものであり、撮像装置1に与えられた振れに応じて、撮像素子14を撮影光学系2の光軸に直交する平面上で駆動することにより、前記光軸Lの位置ずれを補正するものである。
図4は、前記手振れ補正機能を実現する振れ補正機構23の構成の一例を示す図であり、図4(a)は、撮像素子14の撮像面と反対側(背面側)の面から見た図、図4(b)は、図4(a)のA−A線矢視図である。なお、図4(a)に示すように、撮像素子14の撮像面に対し、各辺の方向をX軸及びY軸とする2次元座標系を設定するものとする。
振れ補正機構23は、略四角形状を有する第1基板24、第2基板25及び第3基板26と、X軸アクチュエータ27と、Y軸アクチュエータ28とを有して構成されている。第1基板24は、装置本体1Aに固定された中空の部材であり、X軸アクチュエータ27は、該第1基板24の背面側上部中央位置に取り付けられている。第2基板25は、このX軸アクチュエータ27に連結された中空の部材である。Y軸アクチュエータ28は、第2基板25の表面一側部中央位置に取り付けられている。第3基板26は、このY軸アクチュエータ28に連結された板状の部材であり、この第3基板26の表面に撮像素子14が固定されている。なお、第2基板25及び第3基板26は、所定の位置で図略のレール部材によりX軸方向及びY軸方向の移動がガイドされている。
第2基板25は、上縁部の中央位置に上方に突出した突出部25aを有し、この突出部25aにおける第1基板24側の面には、スライダ29が一体的に形成されている。そして、このスライダ29とX軸アクチュエータ27の駆動軸30との摩擦結合を介して第1基板24と第2基板25とが連結され、これにより、第2基板25は、第1基板24に対してX軸方向に相対移動可能となっている。
また、第2基板25の一側部における第1基板24側の面の中央位置には、前記スライダ29が一体的に形成されており、このスライダ29とY軸アクチュエータ28の駆動軸30との摩擦結合により、Y軸アクチュエータ28を介して第3基板26と第2基板25とが連結され、第3基板26は、第2基板25に対してY軸方向に相対移動可能となっている。
そして、所定の駆動パルスを連続してX軸アクチュエータ27及びY軸アクチュエータ28に印加することにより、撮像素子14がX軸方向及びY軸方向へ移動される。撮像装置1は、振れ検出センサ10により装置振れの振れ量及び振れ方向を検出し、その振れに対する補正量の算出を行い、この算出結果に基づき前記振れ補正機構23を用いて振れ補正動作を行う。
図5は、撮像装置1における振れ補正動作に係る電気的な構成を示すブロック図である。
図5に示すように、撮像装置1は、振れ検出センサ10と、第1ハイパスフィルター(以下、第1HPFという)31と、増幅器32と、A/D変換器33と、制御部22とを有する。
振れ検出センサ10は、図1に示す振れ検出センサ10に相当するものである。
第1HPF31は、例えばコンデンサと抵抗素子とを用いて構成され、前記振れ検出センサ10の出力信号から所定の低周波成分の信号をカットするものである。カットオフ周波数は、例えば0.3kHzに設定される。第1HPF31は、特許請求の範囲におけるハイパスフィルターに相当するものである。
増幅器32は、前記第1HPF31の出力を増幅するものである。A/D変換器33は、前記増幅器32のアナログの出力信号をデジタル値に変換するものである。
制御部22は、図3に示す制御部22に相当するものであり、第2ハイパスフィルター(以下、第2HPFという)34と、第1積分部35と、第2積分部36と、補正部37と、パンニング判定部38と、駆動信号生成部39とを有する。なお、A/D変換器33、第2HPF34、第1積分部35、第2積分部36、補正部37、パンニング判定部38、駆動信号生成部39は、S1:ONをトリガとして動作を開始するようになっており、したがって実質的な振れ検出動作はS1:ONをトリガとして開始される。
第2HPF34は、主として増幅器32やA/D変換器33の特性等により生じる所定の低周波成分や直流成分の信号をカットするものである。第2HPF34のカットオフ周波数は、例えば0.9kHzから0.1kHzまで変更可能となっている。
第1積分部35は、第2HPF34の出力に基づいて、振れ角度信号を生成して駆動信号生成部39に出力するものであり、加算器40、積分器41及び係数乗算器42を備えて構成されている。第1積分部35は、特許請求の範囲における第1の積分手段の一例である。
加算器40は、第2HPF34の出力と係数乗算器42の出力とを加算するものである。
積分器41は、加算器40の出力を積分するものである。後述するように補正部37はスイッチ部46を有しており、前記スイッチ部46がオフのときには補正部37による補正処理は行われないため、積分器41は、加算器40の出力がそのまま入力されることとなり、該加算器40の出力が積分される一方、前記スイッチ部46がオンのときには、補正部37による補正処理が行われ、加算器40の出力に対して前記補正処理が行われた結果が入力されることとなり、この補正後の出力値が積分される。
係数乗算器42は、積分器41の出力に1以下の所定の係数Kを乗算し、その乗算値を前記加算器40に出力するものである。
係数乗算器42の今回の入力値(積分器41の出力値)をX、係数乗算器42において前記入力値に乗算する係数をK、第2HPF34の出力を一定と仮定してその値をYとすると、第1積分部35の出力Zは、X(1−K)=Yとなるときに一定値となる。
ところで、本実施形態の撮像装置1は、コンデンサ及び抵抗素子を用いて構成される第1HPF31を備えているため、例えば撮像装置1に対してパンニング動作が行われることで、振れ検出センサ10の出力信号が直流成分の信号を比較的多く含むものとなったときに、前記第1HPF31は、逆極性の直流成分の信号を出力することとなる。
図6(a)は、横軸を時刻Tとして、撮像装置1に対するパンニング動作を表す撮像装置1の回転角度の変化を示すグラフ、図6(b)は、図6(a)に示すパンニング動作が行われた場合の振れ検出センサ10の出力の変化を示すグラフ、図6(c)は、図6(b)に示す出力が振れ検出センサ10から出力された場合の第1HPF31の出力の変化を示すグラフである。なお、この図6においては、撮像装置1に対して与えられる振れの影響は表していない。
図6(a)に示すように、時刻T=t1から時刻t2までの間、撮像装置1に対して回転角度が一定の割合で増加するようなパンニング動作が行われた場合、図6(b)に示すように、振れ検出センサ10は、時刻T=t1から時刻t2までの間、一定の出力値を出力する。
また、振れ検出センサ10から図6(b)に示すようなグラフの出力波形の出力がなされると、図6(c)に示すように、第1HPF31の出力は、時刻T=t1に瞬間的に立ち上がった後、時刻T=t2まで漸減する。時刻T=t1からt2までの各速度センサの出力波形は、第1HPF31に備えられるコンデンサの容量及び抵抗素子の抵抗値に基づく時定数により決定するものである。
さらに、第1HPF31の出力は、振れ検出センサ10の出力が所定値から0に立ち下がる時刻T=t2で瞬間的に逆極性の或る値まで立下った後、漸増してやがてパンニング動作がなされる前の値(例えば0)に収束する(この収束値をαとする)。
ここで、図6(c)に示すように、第1HPF31の出力が漸増中の例えば時刻T=t3でS1:ONされた(シャッターボタン3が半押しされた)場合を想定する。
振れ補正動作は、S1:ONをトリガとして開始されることから、前記時刻T=t3で振れ補正動作を開始した場合、第1HPF31の出力が前記収束値αでは無い、逆極性の或る値を初期値として、積分器41により振れ角度信号が生成されることとなる。
ここで、従来では、実際には時刻T=t3の時点では撮像装置1に対してパンニング動作が行われていないにも拘わらずパンニング動作が行われたかのような偽信号(誤った振れ角度信号)が生成されていた。この偽信号が発生している状態でS2:ONとなる(シャッターボタン3が全押しされる)と、誤った検出結果(検出角度)に基づいて振れ補正動作が行われることとなり、撮影画像の画質低下を招来することとなる。
そこで、本実施形態の撮像装置1においては、以下に説明する第2積分部36及び補正部37を備え、撮像装置1に対するパンニング動作が行われた場合に、前記第2積分部36及び補正部37を用いて、第1積分部35の出力を補正するようにしている。
第2積分部36は、加算器43と積分器44とを有して構成されている。第2積分部36は、特許請求の範囲における第2の積分手段の一例である。
加算器43は、前記スイッチ部46がオフのときには、第1積分部35の出力と積分器44の出力とを加算し、前記スイッチ部46がオンのときには、第1積分部35の出力に対して前記補正部37による補正処理が行われた結果と、積分器44の出力とを加算するものである。積分器44は、加算器43の出力を積分するものである。
補正部37は、第1積分部35の出力に対し、前記第2積分部36の出力を用いて補正処理を行うものであり、係数乗算器45、スイッチ部46及び減算器47を有して構成されている。補正部37は、特許請求の範囲における補正手段の一例である。
係数乗算器45は、第2積分部36の出力に所定の係数(例えば1%)を乗算するものである。係数乗算器45は、特許請求の範囲における乗算手段に相当するものである。スイッチ部46は、補正部37による補正処理の実行の有無を決定するものである。
減算器47は、スイッチ部46がオフのときには、第1積分部35の出力をそのまま該第1積分部35の積分器41に出力し、スイッチ部46がオンのときには、第1積分部35の出力から当該補正部37における係数乗算器45の出力を減算し、その減算値を第1積分部35の積分器41に出力するものである。減算器47は、特許請求の範囲における減算手段に相当するものである。
図7は、第2積分部36の出力値の変化を示す図である。図7に示すように、第2積分部36の出力値を示す波形は、例えば、第1積分部35の出力の平均値が正の場合には全体的に増加する波形となる。なお、図7に示す出力波形において、一時的に積分値が低下する期間が周期的に発生しているのは、第1積分部35の出力が一時的に負となる期間が有ったことを示している。
第2積分部36の出力値の変化中の或る時刻T=tpに補正部37のスイッチ部46がオンされると、この時点における積分値Spの例えば前記係数(1%)に相当する値(0.01×Sp)が補正値として設定され、第1積分部35の出力が前記補正値を用いて補正される、すなわち、減算器47において第1積分部35の出力から前記補正値が減算される。
このように前記第2積分部36及び補正部37を用いて第1積分部35の出力を補正することによる効果を以下説明する。
図8(a)は、撮像装置1に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、図8(b)は、第1HPF31の出力を示すグラフ、図8(c)は、従来の構成において第1積分部35により算出される振れ角度(以下、算出振れ角度という)の実験結果を示すグラフである。なお、図8(a)〜(c)に示すグラフの横軸は時刻を示し、その横軸の原点は、図6の時刻T=t3に相当する。
時刻T=t3以降、図8(a)に示すような振れが撮像装置1に与えられていたものとすると、従来では、図8(c)に示すように、第1積分部35により算出される振れ算出角度の波形は、比較的長い時間Tをかけて、波形の振幅中心が比較的大きく変化し、その時間経過後に略安定した波形となる。
このように第1積分部35により算出される振れ算出角度の波形が比較的長い時間Tをかけて比較的大きく変化すると、この変化中に、S2:ON(シャッターボタン3が全押し)された場合に、実際の振れとは異なる検出結果(振れ算出角度)に基づいて振れ補正量が算出され、誤った振れ補正動作が行われる結果、撮影画像の画質低下を招来するという問題が生じていた。
そこで、本実施形態では、振れ検出開始タイミングから所定時間経過後に、前記補正部37のスイッチ部46をオンし、第1積分部35の出力を第2積分部36の出力を用いて補正する。
図8(d)は、図8(a)に示す振れが撮像装置1に与えられている場合において、振れ検出開始タイミングから所定時間経過後に、補正部37による補正動作を実行した場合の算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。
図8(d)に示すように、算出振れ角度は、スイッチ部46がオンするまでは、図8(c)と同様の波形となるが、スイッチ部46がオンするタイミング(時刻T=t9)で、(第1積分部35の出力に補正値が加わることで)瞬間的に比較的大きく低下した後、速やかに所定範囲内に安定した波形となっていることが判る。
これにより、スイッチ部46がオンするタイミング(時刻T=t9)以降の算出振れ角度の波形を、所定の構成を用いてその振幅中心が略0となるようにオフセットさせれば、撮像装置1に実際に与えられた振れの振れ角度の波形(図8(a))に近似したものが得られる。
その結果、どのタイミングでS2:ON(シャッターボタン3が全押し)された場合であっても、撮像装置1に実際に与えられた振れの振れ角度の波形に忠実な算出振れ角度に基づいて振れ補正を行うことができる。よって、従来のように、実際の振れとは異なる検出結果に基づいて誤った振れ補正量が算出されることが防止又は抑制され、より正確な振れ補正動作を行うことができる。
本実施形態では、前記補正部37のスイッチ部46をオンするタイミングを、振れ検出タイミングから所定時間が経過した後に設定しているが、この所定時間は、例えば次のようにして決定される。
基本的に、撮像装置1が所定の一方向に向けられている限り、前記所定時間は長い方が好ましい。しかしながら、第1積分部35の出力の補正は、S2:ONによる撮影動作の前には完了しておく必要がある。S2:ONにより撮影動作が開始された時点で、前記第1積分部35の出力の補正を行うことも考えられるが、その場合、前記所定時間は撮影ごとに異なり、それによって前記係数乗算器45の最適な係数も変化するため、処理が複雑化する。したがって、前記所定時間を固定値とすれば、処理を簡単化することができる。
通常の撮影動作においては、S1:ONでAFを開始させ、AFが完了したのを確認してS2:ONにより露光動作を実行させる。したがって、前記所定時間は、撮像装置1のAFに要する時間を上限値とする。また、撮像装置1に与えられると想定される手振れのうち、所定の周期(周波数)を有する手振れ、例えば最も周期の長い手振れの波形の少なくとも1波長分の手振れデータが得られる時間を、前記所定時間を決定する際の下限値とする。そして、前記所定時間を前記上限値と下限値との間の範囲で設定する。
なお、得るべき手振れ補正データを1波長分としているのは、1波長分の手振れデータを得ることで、正成分の手振れデータと負成分の手振れデータとが打ち消しあうことによって、正確な前記補正部37による補正を行うことができるからであり、1波長分に満たない状態で前記補正部37による補正を行うと、正成分の手振れデータと負成分の手振れデータとがアンバランスになる確率が高くなり、その結果、前記補正部37による補正動作が不正確になる確率が高くなるからである。また、前記所定時間は、第2HPF34のカットオフ周波数が初期値(例えば、前記0.9kHz)から最終値(例えば、前記0.1kHz)への変化の終了後に設定するのが好ましい。
パンニング判定部38は、A/D変換器33の出力の平均値に基づいて、撮像装置1に対してパンニング動作が行われているか否かを判別するものであり、平均値算出部48と、判定部49と、判定指示部50とを有して構成されている。
平均値算出部48は、所定時間ごとのA/D変換器33の出力の平均値を算出するものである。
判定部49は、前記平均値算出部48により算出される平均値に基づいて、撮像装置1に対してパンニング動作が行われているか否かを判定するものである。平均値算出部48及び判定部49は、特許請求の範囲におけるパンニング検出手段を構成するものである。
図9(a)は、図6(c)と略同様のグラフを示し、図9(b)は、第1HPF31の出力が図9(a)に示すように変化した場合に、前記平均値算出部48により算出される平均値の変化を示すグラフである。
図9(a),(b)に示すように、時刻T=t1で第1HPF31の出力が瞬間的に立ち上がると、平均値算出部48により算出される平均値は、時刻T=t1から漸増し、時刻T=t2より前の時刻T=t5で漸増状態から漸減状態に遷移し、時刻T=t2で急激に減少する。そして、平均値は時刻T=t6で0を下回って逆極性となり、或る値まで減少した後、漸増してやがて0となる。
ここで、撮像装置1に対してパンニング動作が行われたときには、前記平均値は、正極性及び負極性における所定値Vth,−Vthを逸脱することから、本実施形態では、前記所定値Vth,−Vthを、パンニング動作の有無を判定する閾値として設定している。
さらに、前記平均値算出部48により算出された平均値が前記閾値Vthとなるときのタイミングをパンニング開始タイミングと判定するとともに、パンニング開始時と逆の極性となるときのタイミングをパンニング終了タイミングと判定するようにしている。すなわち、図9(b)においては、時刻T=t7がパンニング開始タイミングと判定されるとともに、時刻T=t6がパンニング終了タイミングと判定される。
このように、本実施形態では、平均値が、パンニング開始時と逆の極性となるときのタイミングをパンニング終了タイミングと判定するようにしているため、時刻T=t6以降もしばらくの期間は、前記平均値算出部48により算出される平均値が0では無い或る値をとることにより、その期間においてもパンニング動作の有無を判定するようにすると、実際にはパンニング動作は行われていないのに、パンニング動作が行われていると誤判定されることとなる。その結果、前記期間に算出された平均値に基づく振れ角度信号が第1積分部35から出力され、誤った振れ補正動作が行われることとなる。
そこで、本実施形態では、前記パンニング終了タイミングから所定時間の間を、前記判定部49によるパンニング動作の判定を禁止するパンニング判定禁止期間として設定し、その期間は、前記判定部49によるパンニング動作の有無の判定処理を禁止するようにしている。
判定指示部50は、前記パンニング終了タイミングから所定時間の間、前記判定部49によるパンニング動作の有無の判定処理を禁止し、それ以外の期間における前記判定部49に前記判定処理を実行させるものである。なお、判定指示部50は、前記所定時間を計測するための図略のパンニング検知禁止タイマを有する。判定指示部50は、特許請求の範囲における禁止手段に相当するものである。
ところで、本実施形態では、振れ検出開始タイミングから所定時間が経過した後だけでなく、次に述べるタイミングにおいても補正部37による補正動作を実行するようにしている。図6(d)は、S1:ON後に撮像装置1に対するパンニング動作が行われた場合を想定した場合における第1HPF31の出力を示すグラフである。なお、図6(d)に示すグラフについては、図6(c)と第1HPF31の出力波形は同一のものであり、S1:ONのタイミングのみが異なる。
図6(d)に示すように、S1:ON後にパンニング動作が行われた場合(時刻T=t1よりも前の時刻T=t4でS1:ONされた場合)においても、実際のパンニング終了タイミング(時刻T=t2)以降に第1HPF31から出力される波形によって、パンニング動作後にS1:ONがなされた場合と同様の問題が生じると考えられる。
したがって、S1:ON後にパンニング動作が行われた場合には、パンニング終了タイミングから前記所定時間経過後に、前記補正部37のスイッチ部46をオンし、第1積分部35の出力を補正するようにしている。
さらに、この場合にも、パンニング動作後にS1:ONがなされた場合と同様の理由により、前記パンニング終了タイミングから所定時間の間、前記判定部49によるパンニング動作の有無の判定処理を禁止するようにしている。なお、補正部37は、前記各所定時間を計測するための図略の補正タイマを有する。
駆動信号生成部39は、第1積分部35から出力される振れ角度信号に基づき、X軸アクチュエータ27及びY軸アクチュエータ28を駆動させるための駆動信号の生成処理を行う。すなわち駆動信号生成部39は、振れ検出センサ10の検知信号に基づいて制御目標値に追従する振れ補正制御(サーボ制御)を行うべく、撮像素子14を前記制御目標値に追従揺動させるために必要な駆動信号の生成を行う。
図10は、撮像装置1における振れ補正処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、シャッターボタン3が半押しされS1:ONとなると(ステップ♯1でYES)、第2HPF34は、カットオフ周波数を所定の初期値(例えば、0.9kHz)に設定し(ステップ♯2)、第1積分部35及び第2積分部36はリセットされる(ステップ♯3)。
次に、前記補正タイマはカウントを開始し(ステップ♯4)、前記パンニング検知禁止タイマはカウントを開始する(ステップ♯5)。
そして、制御部22等は、後述する振れ検出処理を実行し(ステップ♯6)、S1:ONで無い場合(シャッターボタン3の半押し操作が解除された場合)には(ステップ♯7でNO)、一連の処理を終了する一方、引き続きS1:ONである場合には(ステップ♯7でYES)、S2:ONであるか否か(シャッターボタン3の全押し操作により本露光動作に指示が行われたか否か)を判断する(ステップ♯8)。
S2:ONで無い場合には(ステップ♯8でNO)、制御部22は、サンプリング周期(振れ検出センサ10の出力の取り込み周期 例えば2kHz)が経過したか否かを判断し(ステップ♯9)、サンプリング周期が経過していない場合には(ステップ♯9でNO)、サンプリング周期が経過するまで待機する。そして、制御部22は、サンプリング周期が経過すると(ステップ♯9でYES)、ステップ♯6の処理に戻る。
一方、ステップ♯8でS2:ONである場合には(ステップ♯8でYES)、制御部22は、サンプリング周期が経過したか否かを判断し(ステップ♯10)、サンプリング周期が経過していない場合には(ステップ♯10でNO)、サンプリング周期が経過するまで待機し、サンプリング周期が経過すると(ステップ♯10でYES)、ステップ♯6と同様の振れ検出処理を実行し(ステップ♯11)、露光動作(記録用露光動作)が終了したか否かを判断する(ステップ♯12)。
その結果、露光動作が終了していない場合には(ステップ♯12でNO)、ステップ♯10の処理に戻り、露光動作が終了すると(ステップ♯12でYES)、ステップ♯6の処理に戻る。
図11は、図10のステップ♯6,♯11における振れ検出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図11に示すように、A/D変換器33は、増幅器32の出力をA/D変換し(ステップ♯21)、露光動作(記録用露光動作)中であるか否かを判断する(ステップ♯22)。露光動作中である場合には(ステップ♯22でYES)、ステップ♯31の処理に進む一方、露光動作中でない場合には(ステップ♯22でNO)、現在撮像装置1に対してパンニング動作が行われているか否かを検知するパンニング検知処理を実行する(ステップ♯23)。
図12は、図11のステップ♯23におけるパンニング検知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図12に示すように、パンニング判定部38は、A/D変換器33の出力の平均値を算出し(ステップ♯41)、パンニング検知禁止期間(例えば1秒間)であるか否かを判断する(ステップ♯42)。
その結果、パンニング検知禁止期間である場合には(ステップ♯42でYES)、図11のステップ♯24の処理に進み、パンニング検知禁止期間でない場合には(ステップ♯42でNO)、現在パンニング動作が行われているとの判定状態にあるか否かを判断する(ステップ♯43)。
現在パンニング動作が行われているとの判定状態にない場合には(ステップ♯43でNO)、制御部22は、ステップ♯41で算出された平均値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップ♯44)。
その結果、前記平均値が前記所定値以上でない場合には(ステップ♯44でNO)、制御部22は、撮像装置1に対してパンニング動作が行われていないものと判定し(ステップ♯45)、図11のステップ♯24に進む。
一方、前記平均値が前記所定値以上である場合(図9に示す時刻T=t7の時点に相当する)には(ステップ♯44でNO)、制御部22は、撮像装置1に対してパンニング動作が開始されたものと判定し(ステップ♯46)、そのときのA/D変換器33の出力の極性(正又は負)を記憶して(ステップ♯47)、図11のステップ♯24に進む。
ステップ♯43において、現在パンニング動作が行われているとの判定状態にある場合には(ステップ♯43でYES)、制御部22は、そのときのA/D変換器33の出力の極性が反転したか否か(図9に示す時刻T=t6の時点に相当する状態となったか否か)を判定する(ステップ♯48)。
その結果、前記A/D変換器33の出力の極性が反転していない場合には(ステップ♯48でNO)、図11のステップ♯24に進む一方、前記A/D変換器33の出力の極性が反転した場合(図9に示す時刻T=t6の時点に相当する状態となった場合)には(ステップ♯48でYES)、制御部22は、パンニング動作が終了したものと判定し(ステップ♯49)、パンニング検知禁止タイマは、カウント動作を開始して(ステップ♯50)、図11のステップ♯24に進む。
図11に戻り、制御部22は、ステップ♯23のパンニング検知処理の結果、現在撮像装置1に対してパンニング動作が行われていないと判定された場合(パンニング動作の検知が禁止されている場合も含む)には(ステップ♯24でNO)、第2HPF34により所定の低周波信号をカットする(ステップ♯25)。ここで、S2:ONされるまでの間において、ステップ♯25の処理が行われるたびに、第2HPF34のカットオフ周波数を、例えば0.9kHzから0.1kHzまでの範囲で徐々に下げていく。これは、はじめのうちは第2HPF34のカットオフ周波数を高くすることで、パンニング動作直後に多く含まれる直流成分の信号をカットするとともに、第2HPF34のカットオフ周波数を徐々に下げていくことで、その除去動作によって振れ検出に必要な信号まで除去される状態が継続するのを回避するようにしたものである。
次に、現在、振れ検出開始タイミングから所定時間が経過し(補正タイマが前記所定時間に相当するカウント値をカウントし)、且つS2:OFFの状態であるか否かを判断する(ステップ♯26)。その結果、現在が振れ検出開始タイミングから所定時間が経過し且つS2:OFFの状態である場合(ステップ♯26でYES)、スイッチ部46はオンし(ステップ♯27)、第1積分部35は、第2HPF34の出力の積分処理を実行し(ステップ♯28)、補正タイマを停止する(ステップ♯29)。ステップ♯28では、スイッチ部46がオンされているため、第1積分部35の出力は、補正部37により第2積分部36の出力を用いた補正処理を受け、第2積分部36の出力に応じて補正されたものとなる。
その結果、撮像装置1に対してパンニング動作が行われることで振れ検出センサ10から直流成分を多く含む信号が出力された場合であっても、前記補正により、図8(d)に示すような振幅中心が略一定の正弦波の出力波形が得られる。
一方、ステップ♯26において現在が振れ検出開始タイミングから所定時間が経過し且つS2:OFFの状態でない場合(ステップ♯26でNO)、現在が前記振れ検出開始タイミングから所定時間が経過する前であり且つS2:ONの状態であるか否かを判断する(ステップ♯30でYES)。
その結果、現在が振れ検出開始タイミングから所定時間が経過する前であり且つS2:ONの状態である場合には(ステップ♯30でYES)、ステップ♯27〜♯29の処理を実行する一方、現在が振れ検出開始タイミングから所定時間が経過する前にS2:ONとなった状態では無い場合には(ステップ♯30でNO)、第1積分部35は、第2HPF34の出力の積分処理を実行する(ステップ♯31)。ここで行われる積分処理は、スイッチ部46はオフされており、補正部37による第2積分部36の出力を用いた補正処理は行われないため、単に、第2HPF34の出力を積分する処理である。
ステップ♯23のパンニング検知処理の結果、現在撮像装置1に対してパンニング動作が行われていると判定された場合には(ステップ♯24でYES)、第2HPF34は、所定の低周波成分の出力信号をカットし(ステップ♯32)、第1、第2積分部35,36をリセットした後(ステップ♯33)、補正タイマを停止する(ステップ♯34)。ステップ♯32でのカットオフ周波数は例えば0.9kHzに固定される。
また、撮像装置1に対するパンニング動作が終了した場合は、ステップ♯24でNOの場合に相当し、ステップ♯26,♯30の「所定時間」を、パンニング検知禁止タイマにより計測される時間として、ステップ♯25〜♯31の処理が行われる。
以上のように、振れ検出開始タイミングから所定時間経過後、及び撮像装置1に対するパンニング動作が終了したものと判断したタイミングから所定時間経過後に、第2積分部36の出力を用いて第1積分部35の出力を補正するようにしたので、撮像装置1に対してパンニング動作が行われることで振れ検出センサ10から直流成分を多く含む信号が出力された場合であっても、図8(d)に示すように、前記補正後(時刻T=t9以降)は、振幅中心が略一定の正弦波の出力波形を得ることができる。
その結果、前記補正タイミング以降の波形を、所定の構成を用いて振幅中心が略0となるようにオフセットさせれば、撮像装置1に実際に与えられた振れの振れ角度の波形(図8(a))に近似したものを得ることができるので、第1HPF31を備えたことによる振れ補正性能の低下を防止又は抑制することができ、振れの無い又は少ない高画質の撮影画像を得ることができる。
なお、S1:ONのタイミングの前後でパンニング動作が行われた場合は、そのパンニング動作が終了したものと判定したタイミングから所定時間経過後に補正処理を行うようにすればよい。
また、振れ検出開始タイミングから所定時間経過するまでの期間、及びパンニング動作が終了したものと判断したタイミングから所定時間経過するまでの期間は、前記パンニング検知動作を禁止するようにしたので、パンニング動作が行われていないのにパンニング動作が行われているかのような偽信号が出力されることに起因して、誤った振れ補正動作が行われるのを防止することができる。
なお、通常の撮影動作において、S1:ONされる時点ではフレーミング動作(撮影範囲に含める撮影対象を決定する動作)は完了し、撮像装置1はほぼ停止状態にあると推定されるので、パンニング動作の検出動作を禁止することによる悪影響はほとんど無いと考えられる。
また、本実施形態によれば、次のような効果も得られる。図13(a)は、従来の構成において、撮像装置1が振れ中心(振れによる振幅の中心)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置1に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、図13(b)は、第1HPF31の出力を示すグラフ、図13(c)は、第1積分部35により算出される振れ角度(以下、算出振れ角度という)の実験結果を示すグラフである。また、図13(d)は、撮像装置1が最小の角速度となる位置(振れによる振幅の端部)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置1に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、図13(e)は、第1HPF31の出力を示すグラフ、図13(f)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。
図14(a)は、本実施形態の構成において、撮像装置1が振れ中心(振れによる振幅の中心)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置1に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ(図13(a)と同じ)、図14(b)は、第1HPF31の出力を示すグラフ、図14(c)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。また、図14(d)は、撮像装置1が最小の角速度となる位置(振れによる振幅の端部)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置1に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、図14(e)は、第1HPF31の出力を示すグラフ、図14(f)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。なお、図13,図14に示す各グラフの横軸は時刻を示す。
図13(c)に示すように、従来の構成において、撮像装置1が振れ中心位置(振れによる振幅の中心 矢印A)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合には、算出振れ角度は安定したものとなり、実際に撮像装置1に与えられる振れの波形(図13(a))と略一致している。しかし、図13(f)に示すように、撮像装置1が最小の角速度となる位置(振れによる振幅の端部 矢印B)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合には、点線で示すように、算出振れ角度が徐々に変化(増加)していることが判る。
これに対し、本実施形態では、図14(c)に示すように、撮像装置1が振れ中心に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合には、算出振れ角度は安定したものとなり、実際に撮像装置1に与えられる振れの波形(図14(a))と略一致している。さらに、図14(f)に示すように、撮像装置1が最小の角速度となる位置(振れによる振幅の端部)に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合にも、補正タイミング以降は、算出振れ角度は略一定となり、実際に撮像装置1に与えられる振れの波形(図14(d))と略一致していることが判る。
このように、振れ検出センサ10による振れ検出動作の開始時における撮像装置1の振れの位相が異なっても、すなわち、振れ検出動作の開始時における撮像装置1の振れの位相に拘わらず、第1積分部35から安定した算出振れ角度の信号が出力され、その結果、実際に撮像装置1に与えられる振れの波形と略一致した算出振れ角度の波形を得ることができる。
なお、補正部37による第2積分部36の出力を用いた第1積分部35の出力補正が開始されると、この開始直前と開始直後とで算出される算出振れ角度が不連続となるが、算出振れ角度を、記録用露光動作中の振れ補正動作においてのみ使用されるものとした場合には、特に問題は生じない。
本件は、前記実施形態に加えて、あるいは前記実施形態に代えて次の形態[1]〜[5]に説明する変形形態も含むものである。
[1]前記第1の実施形態では、第2積分部36の出力を用いて第1積分部35の出力を補正するようにしたが、この形態に限らず、第2HPF34の出力に対し、第2積分部36の出力に応じた補正を加えるようにしてもよい。図15は、振れ補正動作に係る電気的な構成の変形例を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の部材等については、同一の番号を付し、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図15に示すように、本実施形態の撮像装置1は、制御部22が第2補正部51を有している点が第1の実施形態と異なる。第2補正部51は、スイッチ部52と係数乗算器53とを有して構成されており、第2積分部36の出力を用いて、第2HPF34’の信号を補正するものである。
スイッチ部52は、第1補正部37のスイッチ部46と同一のタイミングでオンオフするものである。すなわち、スイッチ部52は、振れ検出開始タイミングから所定時間経過後か、S1:ON後にパンニング動作が行われた場合には、パンニング終了タイミングから所定時間経過後にオンする。
係数乗算器53は、第2積分部36の出力に所定の係数を乗算するものである。
このような第2補正部51を備えたことに伴い、第2HPF34’は、図16に示すような構成を有する。
図16に示すように、第2HPF34’は、記憶部54と、減算器55と、積分部56と、減算器57とを有して構成されている。
記憶部54は、A/D変換器33の前回の出力を一時的に記憶するものである。減算器55は、A/D変換器33の今回の出力から、前記記憶部54に記憶されているA/D変換器33の前回の出力を減算するものである。
積分部56は、加算器58、積分器59及び係数乗算器60を備えて構成されている。加算器58は、減算器55の出力と係数乗算器60の出力とを加算するものである。
積分器59は、加算器58の出力を積分するものである。第2補正部51のスイッチ部52がオフのときには第2補正部51による補正処理は行われないため、積分器59は、加算器58の出力が積分器59にそのまま入力されることとなり、該加算器58の出力が積分される一方、前記スイッチ部52がオンのときには、補正部51による補正処理は行われ、加算器58の出力に対して前記補正処理が行われた結果が積分器59に入力されることとなり、この補正後の出力値が積分器59により積分される。
係数乗算器60は、積分器59の出力に1以下の所定の係数Gを乗算し、その乗算値を前記加算器58に出力するものである。なお、前記係数Gが1に近い値であるときには、当該第2HPF34’のカットオフ周波数は、比較的低い値(例えば0.1kHz)となり、前記係数Gが小さい値であるときには、当該第2HPF34’のカットオフ周波数は、比較的高い値(例えば0.9kHz)となる。
減算器57は、積分部56における加算器58の出力から第2補正部51の出力を減算するものである。すなわち、積分部56の出力が、第2積分部36の出力を用いて補正される。
以上のような構成においても、前記第1の実施形態と同様、振れ検出開始タイミングから所定時間経過後、又は撮像装置1に対するパンニング動作が終了したものと判断したタイミングから所定時間経過後に、第2補正部51のスイッチ部52をオンし、第2積分部36の出力を用いて第2HPF34’の出力を補正することで、撮像装置1に対してパンニング動作が行われることで振れ検出センサ10から直流成分を多く含む信号が出力された場合であっても、振れ補正性能の低下を防止又は抑制することができ、振れの無い又は少ない綺麗な撮影画像を得ることができる。
[2]前記第1の実施形態では、前記パンニング検知禁止期間を、パンニング動作が終了したものと判定したタイミングを起点として予め設定された時間で規定したが、この形態に限らず、振れ検出センサ10の出力と、予め設定された、振れ検出センサ10の出力の平均値についての閾値との関係に基づいて、規定するようにしてもよい。例えば、前記パンニング検知禁止期間を、パンニング動作が終了したものと判定したタイミングから、振れ検出センサ10の出力の平均値が、前記閾値に対応する所定範囲内となるまでの期間として規定してもよい。
[3]補正部37による第2積分部36の出力を用いた第1積分部35の出力補正が開始されると、この開始直前と開始直後とで算出される算出振れ角度が不連続となる旨前述したが、例えば撮影準備期間など記録用露光動作時以外にも撮影画像を例えばEVF等を用いて表示する場合には、第2HPF34、第1積分部35及び駆動信号生成部39からなる処理部を、図5に示す制御部22における各部とは別に設け、その処理部により前記不連続点を解消した上で振れ補正動作を行うようにするとよい。この場合は、本発明が適用されないため、第1HPF31が逆極性の直流成分の信号を出力することで、誤った算出振れ角度の信号が生成されることが考えられるが、記録用露光動作時以外に表示する撮影画像に要求される画質は、記録用露光動作で得られる画像に比して低いものであるため、特に問題は無い。
[4]前記第1の実施形態では、補正部37による補正処理のタイミングを、振れ検出開始タイミングから所定時間経過後に設定したが、この形態に限らず、S1:ONのタイミングから所定時間経過後に設定するようにしてもよい。
[5]撮像素子14を光軸に直交する平面上で駆動するタイプのものに限らず、振れ補正用の光学系を備え、該光学系を前記光軸に直交する平面上で駆動するタイプのものにも採用可能である。
本発明に係る撮像装置の第1の実施形態の構成を示す正面図である。 撮像装置の構成を示す背面図である。 撮像装置の電気的な構成について説明する。 手振れ補正機能を実現する振れ補正機構の構成の一例を示す図である。 撮像装置における振れ補正動作に係る電気的な構成を示すブロック図である。 (a)は、撮像装置に対するパンニング動作を表す撮像装置の回転角度の変化を示すグラフ、(b)は、(a)に示すパンニング動作が行われた場合の角速度センサの出力の変化を示すグラフ、(c)は、(b)に示す出力が角速度センサから出力された場合の第1HPFの出力の変化を示すグラフである。 第2積分部の出力値の変化を示す図である。 (a)は、撮像装置に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、(b)は、第1HPFの出力を示すグラフ、(c)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。 (a)は、図6(c)と略同様のグラフを示し、(b)は、第1HPFの出力が(a)に示すように変化した場合に、平均値算出部により算出される平均値の変化を示すグラフである。 撮像装置における振れ補正処理を示すフローチャートである。 図10のステップ♯6,♯11における振れ検出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図11のステップ♯23におけるパンニング検知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)は、従来の構成において、撮像装置が振れ中心に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、(b)は、第1HPFの出力を示すグラフ、(c)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフ、(d)は、撮像装置が最小の角速度となる位置に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、(e)は、第1HPFの出力を示すグラフ、(f)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。 (a)は、本実施形態の構成において、撮像装置が振れ中心に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、(b)は、第1HPF31の出力を示すグラフ、(c)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフ、(d)は、撮像装置が最小の角速度となる位置に位置するタイミングで振れ検出動作を開始した場合の、撮像装置に与えられた振れの振れ角度を示すグラフ、(e)は、第1HPFの出力を示すグラフ、(f)は、算出振れ角度の実験結果を示すグラフである。 振れ補正動作に係る電気的な構成の変形例[1]を示すブロック図である。 変形例[1]における第2HPFの構成を示すブロック図である。
符号の説明
23 振れ補正機構
27 X軸アクチュエータ
28 Y軸アクチュエータ
10 振れ検出センサ
31 第1HPF
32 増幅器
33 A/D変換器
22 制御部
34,34’ 第2HPF
35 第1積分部
36 第2積分部
37 補正部
38 パンニング判定部
39 駆動信号生成部
40,43 加算器
41 積分器
42,53 係数乗算器
44 積分器
45 係数乗算器
46,52 スイッチ部
47,55,57 減算器
48 平均値算出部
49 判定部
50 判定指示部
54 記憶部
56 積分部
51 第2補正部

Claims (9)

  1. 当該振れ検出装置に与えられた振れに起因して電気信号を出力する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段から出力される電気信号を積分する第1の積分手段と、
    前記第1の積分手段の出力を積分する第2の積分手段と、
    所定のタイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする振れ検出装置。
  2. 前記振れ検出手段による振れ検出動作の開始タイミングの決定に関わる指示を入力するための入力手段を備え、
    前記所定のタイミングは、前記入力手段による前記指示の入力タイミングに関連するタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の振れ検出装置。
  3. 当該振れ検出装置に対するパンニング動作の有無を検出するパンニング検出手段と、
    前記入力手段による前記指示の入力タイミングに関連するタイミングから所定時間が経過するまでの間、前記パンニング検出手段によるパンニング動作の検出処理を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の振れ検出装置。
  4. 当該振れ検出装置に対するパンニング動作の有無を検出するパンニング検出手段を備え、
    前記所定のタイミングは、前記パンニング検出手段によりパンニング動作の終了として検出されたタイミングに関連するタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の振れ検出装置。
  5. 前記パンニング検出手段によりパンニング動作の終了として検出されたタイミングに関連するタイミングから所定時間が経過するまでの間、前記パンニング検出手段によるパンニング動作の検出処理を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の振れ検出装置。
  6. 前記補正手段は、
    前記第2の積分手段の今回の出力に所定の係数を乗算する乗算手段と、
    前記乗算手段の乗算処理により得られる乗算値を、前記第1の積分手段の次回の出力から減算し、その減算値を前記第1の積分手段に出力する減算手段と
    を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の振れ検出装置。
  7. コンデンサ及び抵抗素子を備えてなるハイパスフィルターを備え、前記ハイパスフィルターには、前記振れ検出手段から出力される電気信号が入力され、前記ハイパスフィルターは、この電気信号から所定の低周波成分の信号を除去した後、前記第1の積分手段に出力することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の振れ検出装置。
  8. 撮像手段に導かれる被写体像の、当該振れ補正装置に与えられた振れに起因して発生する像振れの補正を行うための振れ補正装置であって、
    撮影光学系と、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の振れ検出装置と、
    前記振れ検出装置から出力される振れ検出信号に基づき、前記撮影光学系の光軸を一定にするための振れ補正量を算出し、前記補正を行うべく、この算出した振れ補正量に基づき対象を駆動する駆動手段と
    を備えることを特徴とする振れ補正装置。
  9. 請求項8に記載の振れ補正装置と、
    前記振れ補正装置により像振れの補正が行われた被写体像を撮像する撮像手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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