JP4551822B2 - スペクトラム拡散信号復調装置、スペクトラム拡散信号復調方法、及び電波発生源可視化装置、電波発生源可視化方法 - Google Patents

スペクトラム拡散信号復調装置、スペクトラム拡散信号復調方法、及び電波発生源可視化装置、電波発生源可視化方法 Download PDF

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Description

本発明は、スペクトラム拡散信号復調装置及び復調方法に関し、さらに違法電波の発生源や不要輻射等の電波の発生源を推定して、その位置を可視化して表示する際に、スペクトラム拡散信号のような電力密度の弱いノイズレベル以下の信号を受信可能にした電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法を提供するものである。
従来、不法電波や不要輻射等の電波発生源を探査するためには、指向性アンテナや電界プローブ等を受信機に接続して、受信レベルが最大となる部位を探索し、いわば手探りで電波発生源を特定していた。また、アレーアンテナを用いた電波発生源可視化装置が使用されている。その一般的な手法は、基準のアンテナと、平面上に配列したアレーアンテナとで電波を受信し、受信した電波を用いて電波到来方向を推定し、可視化処理するシステムである。電波到来方向の推定結果は画面上に表示されるか、または推定値(仰角、方位角)が呈示される。例えば、特許文献1には、ホログラフィの原理に基いて波源画像を可視化するため、フーリエ変換によるスペクトルを得る例が記載されている。
一方、スペクトラム拡散信号(直接拡散:Direct Sequence)は、キャリアを拡散符号で広帯域な周波数帯へ拡散するため、単位周波数あたりのエネルギー密度が低くなり、スペクトラムを見ただけでは検出できない場合もある。スペクトラム拡散信号のエネルギー密度がノイズレベル以下になった場合でも、拡散コードを知っていれば、逆拡散処理を行うことで狭帯域化され、検出可能なキャリアとすることも可能であるが、拡散コードが不明な場合は、微弱なスペクトラム拡散信号は検出すら不可能であり、電波の到来方向を推定することは難しい。
特許文献1には、電波ホログラフィ法による波源像を可視化する方法が記載されているものの、ノイズレベル以下のスペクトラム拡散信号の電波発生源を特定するための装置については、開示されていない。
また、特許文献2には、入力信号を中間周波数に変換し、帯域フィルタを介して出力し、この中間周波数信号に対して高速フーリエ変換処理を行い、高速フーリエ変換出力における中間周波数帯域内のスペクトラムデータの値に基いて入力された信号の出現又は消滅を判定する手段を備えた信号検出装置が示されている。しかしながら、特許文献2では、ノイズレベル以上の信号検出には適しているが、電力密度の弱いノイズレベル以下の信号を検出するための手法については、開示されていない。
特開平9−134113号公報 特開2001−257611号公報
従来の電波発生源可視化装置では、スペクトラム拡散信号のような変調波を検出する場合、電力密度の低いノイズレベル以下になった信号を検出することは困難であり、電波発生源を特定することが難しかった。
本発明は、スペクトラム拡散信号のような電力密度の弱いノイズレベル以下の信号を検出可能なスペクトラム拡散信号復調装置及び復調方法と、それを利用して電波発生源を容易に特定し可視化することが可能な電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法を提供することを目的とする。
本願発明のスペクトラム拡散信号復調装置は、スペクトラム拡散方式の信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した信号を周波数変換してデジタルデータに変換するA/D変換部と、基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記デジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定し、推定した拡散コードによって前記デジタルデータを復調する逆拡散処理部とを具備してなる。
また、本願発明のスペクトラム拡散信号復調方法は、スペクトラム拡散方式の信号を受信するステップと、前記受信した信号を周波数変換して、デジタルデータに変換するA/D変換ステップと、基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記デジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定する推定ステップと、推定した拡散コードによって前記デジタルデータを復調する逆拡散処理ステップとを具備してなる。
さらに本発明の電波発生源可視化装置は、スペクトラム拡散方式の信号を基準のアンテナで受信するとともに、複数のアンテナ素子を含むアレーアンテナで順次受信する受信部と、前記受信部で受信した信号を周波数変換し、前記基準のアンテナで受信した信号に対応する第1のデジタルデータと、前記アレーアンテナで受信した信号に対応する第2のデジタルデータを出力するA/D変換部と、基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記第1,第2のデジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定し、推定した拡散コードによって前記第1,第2のデジタルデータを復調する逆拡散処理部と、前記逆拡散処理部で復調した前記第1,第2のデジタルデータを高速フーリエ変換処理し、それぞれの複素振幅から複素相関値を算出し、その算出結果を基に電波発生源を推定し波源画像を生成する演算処理部と、前記波源画像を表示する表示部と、を具備してなる。
また、本発明の電波発生源可視化方法は、スペクトラム拡散方式の信号を基準のアンテナで受信するとともに、複数のアンテナ素子を含むアレーアンテナで順次受信する受信ステップと、前記受信した信号を周波数変換し、前記基準のアンテナで受信した信号に対応する第1のデジタルデータと、前記アレーアンテナで受信した信号に対応する第2のデジタルデータを出力するA/D変換ステップ部と、基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記第1,第2のデジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定する推定ステップと、前記推定した拡散コードによって前記第1,第2のデジタルデータを復調する逆拡散処理ステップと、前記逆拡散処理によって復調した前記第1,第2のデジタルデータを高速フーリエ変換処理し、それぞれの相関値を算出し、その算出結果を基に電波発生源を推定し波源画像を生成する演算処理ステップとを具備し、前記波源画像を表示部に表示するようにしたことを特徴とする
本発明によれば、電力密度の低いスペクトラム拡散信号を受信する際に、拡散コードを推定してスペクトラム拡散信号を復調することができ、電波の到来方向を容易に推定し可視化することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に関わる電波発射源可視化装置の構成を概略的に示すブロック図である。
電波発生源可視化装置1は、概略的には、リファレンスアンテナ10、アレーアンテナ11、アンテナ切換部20、受信部30、31、周波数変換部40、A/D変換部50、信号検出部60、逆拡散処理部70、演算処理部80、及び表示部90から構成されている。
アレーアンテナ11は、平面上の縦横方向に二次元的に配列した複数(例えば縦6個×横6個)のアンテナ素子(例えばダイポールアンテナ)121〜12nを有し、リファレンスアンテナ10、アレーアンテナ11は、同一周波数帯を測定可能な受信アンテナである。アンテナ素子の形状・種類、周波数範囲、ゲイン、アンテナ素子の総数、アンテナ素子を配置するための間隔などは、測定対象、測定目的などにより任意に設定される。また、アレーアンテナ11の反対面から入射する電波の入感を抑えるため、アレーアンテナ11を配置した面は反射板とする必要がある。
また、アレーアンテナ11のアンテナ素子121〜12nの内のいずれか1つをリファレンスアンテナ10として利用することも可能である。この場合は、アレーアンテナの素子数は1だけ減るが、リファレンスアンテナ10を別に取り付けるための機械的な構造が不要となる。
リファレンスアンテナ10で受信した電波は第1の受信部30に供給され、アレーアンテナ11で受信した電波は、アンテナ切換部20で順次に切換え選択され、第2の受信部31に供給される。第1,第2の受信部31,32は、AGC回路を含み、到来した電波をその強度に応じて増幅し、レベル調整して一定のレベルで出力する。受信部31,32で受信した電波は、周波数変換部40で増幅するとともに、中間周波数(IF周波数)に変換し、周波数変換後の信号をA/D変換部50でデジタル信号に変換する。
A/D変換部50においては、リファレンスアンテナ10、及びアレーアンテナ11で選択されたアンテナ素子からの受信信号を同時サンプリングによりA/D変換し、デジタル化されたデータは、信号検出部60に供給される。
信号検出部60は、平均ノイズレベル算出部61とスペクトラム平均化処理部62を有し、平均ノイズレベル算出部61は、A/D変換された信号から平均ノイズレベルを算出するもので、スペクトラム平均化処理部62は、スペクトラムから平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化するものである。このスペクトラム平均化処理により、信号レベルに対するノイズレベルの比を小さくすることができ、信号を検出することが容易になる。
逆拡散処理部70は、スペクトラム拡散信号の拡散コードを遺伝的アルゴリズムにより推定するもので、拡散コードに近いコードを得て逆拡散を行い、信号を復調する。
演算処理部80は、この復調信号を用いて電波の到来方向を推定して波源を示す画像(以下波源画像)を生成し、表示部90に表示するもので、アレーアンテナ11で受信した信号をアンテナ切換部20で順次切換えて選択した信号と、リファレンスアンテナ10で受信した受信波間の位相差を検出して電波の到来方向を推定する。
演算処理部80は、演算部81と、CPU82、メモリ83を有し、演算部81は、リファレンスアンテナ10とアレーアンテナ11で受信した信号の周波数スペクトルを解析するスペクトル解析部と電波到来方向推定部を含み、スペクトル解析部は、各受信部で受信した信号の周波数別の強度を解析し、受信信号の周波数を推定する。また、電波到来方向推定部は、リファレンスアンテナ10とアレーアンテナ11の各アンテナ素子で受信した電波の位相情報の相関値を計算し、FFT(高速フーリエ変換)処理することにより、電波発生源の位置を推定して可視化するもので、例えば電波ホログラフィ法が用いられる。
図2は、図1の電波発生源可視化装置1の全体的な処理フローを示すものである。図2において、ステップS11では、信号処理検出処理部60において信号検出処理を行い、ステップS12では逆拡散処理部70において逆拡散処理を行う。ステップS13では演算処理部80において電波の到来方向を推定処理して波源画像を生成し、ステップS14では表示部80において波源画像を2次元画像化して表示する。
以下、ステップS11,S12,S13における各処理の詳細について説明する。図3は信号検出部60の処理フローを示す。ステップS111でデジタルデータの取得を行い、ステップS112で平均ノイズレベル算出処理を行う。ステップS113ではスペクトラム平均化処理を行い、ステップS114で、検出したスペクトラム拡散信号の中心周波数についての情報を得る。
具体的に説明すると、ステップS111において、アンテナ10で受信された信号は、受信部30、周波数変換部40、A/D変換部50を経てデジタルデータに変換される。
ステップS112では、ステップS111で得られたデジタルデータをFFT(高速フーリエ変換)しスペクトラムを求め、平均ノイズレベルN0を算出する。平均ノイズレベルN0を算出する方法はいくつかあるが、ここでは、一例を示す。
平均ノイズレベルN0を算出するために、スペクトラムのヒストグラムを作成する。ヒストグラムは、スペクトラムの最大値と最小値を何分割かしたときの度数分布とする。度数分布を正規化して累積分布をとったとき、累積分布が予め設定された閾値(例えば0.5)を超えるときのレベルを平均ノイズレベルN0とすることができる。閾値は、任意に設定できる。
こうして、平均ノイズレベルが算出された後、次のステップS113では、ステップS112で算出した平均ノイズレベルN0をスペクトラムから引き去ってから平均化を行う。平均化の回数は任意に設定できる。
このように、信号検出部60では、平均ノイズレベルを引き去ってから平均化することにより、信号レベルに対するノイズレベルの比が小さくなるため、信号レベルが積み重ねされる。これにより、ノイズレベル以下の微小な信号が検出可能となる。
図4は、信号検出部60の動作原理を説明する説明図である。図3において、信号レベルをSとし、ノイズレベルをN1とすると、観測されるスペクトラムは、信号レベルSとノイズレベルN1の和となる。また、平均ノイズレベルをN0とする。
信号レベルSとノイズレベルN1の和(S+N1)と、ノイズレベルN1の比を考えると、(S+N1)/N1と表せる。
観測されるスペクトラムから平均ノイズレベルN0を引き去ると、ノイズレベルは(N1−N0)となり、スペクトラムは(S+N1−N0)となる。したがって、スペクトラムとノイズの比は、(S+N1−N0)/(N1−N0)となり、以下の不等式が成り立つ。
Figure 0004551822
これから、信号とノイズの比S/N1は、
Figure 0004551822
となり、見かけ上SN比が向上する。
こうして、信号検出部60では、ノイズに埋もれた信号が検出できるようになり、ステップS114では、ノイズに埋もれた信号のスペクトラムからスペクトラム拡散信号の中心周波数情報を取得する。
図5は、逆拡散処理部70での、スペクトラム拡散信号の拡散コードを遺伝的アルゴリズムにより推定するフローを示す。遺伝的アルゴリズムは、親コードから親コードとは少しずつ異なる子コードを発生させ、発生された子コードの中で優れたもののみを残していき、最適化したコードを生成するアルゴリズムであり、拡散コードを遺伝子に見立てて、最適なコードを生成するものである。最適化されたかどうかの判断は、拡散された信号を逆拡散してキャリア付近にエネルギーが集中しているかどうかを確認する。つまり逆拡散後の中心周波数のレベルを確認する。
即ち、ステップS121で、リファレンスアンテナ10で受信した信号に対応した、A/D変換されたデジタルデータを取得する。
ステップS122では、親コード(基コード信号)を生成する。A/D変換部50でのサンプリング数をNとしたとき、親コードもN個とする。図6に親コードの例を示す。ここで、親コードPk(k=1,・・・N)は、−1又は1の値を取る。
ステップS123では、親コードを用いて受信信号を逆拡散し、その信号を高速フーリエ変換(FFT)して中心周波数の逆拡散後の受信レベルを計算する。図7にその説明図を示す。図7(a)において、A/D変換部50からのデジタルデータをDk(k=1,・・・N)で示し、親コードPk(k=1,・・・N)を用いて逆拡散したデータをXk(k=1,・・・N)で示している。このときの逆拡散後の中心周波数の受信レベルを図7(b)に示す。
ステップS124では、親コードの一部を修正して、修正コード信号である子コードを生成する。親コードの修正の仕方は任意であるが、乱数発生器などを用いて一部を修正する。例えば、親コードPkについて0〜1までの乱数Rk(k=1,・・・N)を発生させ、親から子へ世代が代わる際に変化するコードの割合αを予め設定しておき、乱数がαより小さい場合は、親コードに−1をかけてコードを修正する。
即ち、αは、N個の親コードの内、何個のコードを変化させるかというパラメータを決めるものであり、例えばαを0.1に設定した場合は、10個の内、1個のコードを変化させるものであり、乱数Rkが0.1よりも小さい場合は親コードPkに−1をかけてコードを修正して−Pkに変化させる。これにより、乱数Rkの値によって、親コードの一部が修正される。
この様子を図8に示す。図8において、親コードPkについてそれぞれ乱数(0≦Rk≦1)を発生させ、判断部において、乱数Rkがαよりも小さいコードに対しては−1をかけてコードを修正し、子コードCk(k=1,・・・N)を発生する。
ステップS125では、子コードCkを用いて受信信号を逆拡散し、その信号を高速フーリエ変換(FFT)して中心周波数の逆拡散後の受信レベルを計算する。図9にその説明図を示す。図9(a)において、A/D変換部50からのデジタルデータをDk(k=1,・・・N)で示し、子コードCk(k=1,・・・N)を用いて逆拡散したデータをXk(k=1,・・・N)で示している。このときの逆拡散後の中心周波数の受信レベルを図9(b)に示す。
ステップS126では、親コードを用いて逆拡散したときの受信レベルと、子コードを用いて逆拡散したときの受信レベルを比較し、子コードの時の受信レベルが大きければこれを新たな親コードとして世代交代させ、ステップS127では、逆拡散後の受信レベルが大きくなるまでステップS124〜S126を繰り返し、逆拡散後の受信レベルが十分大きくなったら終了する。
こうして世代交代により最終的に得られた親コードは、最も逆拡散後の受信レベルを大きくし、相関ピークが現れるため、拡散コードに近いコードが得られる。また、最終的に得られた親コードが拡散コードに近いものであるかどうかは、相関のないノイズを持つアレーアンテナ11からのADサンプリングデータを、同じ拡散コードで逆拡散することにより判別できる。同時サンプルされたアレーアンテナ11からのADサンプリングデータを用いても相関ピークが現れれば、スペクトラム拡散波が存在し、拡散コードに近いコードが得られていることになる。
スペクトラム拡散波が存在しない場合、リファレンスアンテナ10のADサンプリグデータのノイズを逆拡散していたとしても、アレーアンテナ11のADサンプリングデータでは、ノイズの相関がなく、相関ピークは現れないので、確認ができる。
こうして、逆拡散後の受信信号を用いて演算処理部80では、電波の到来方向を推定処理することができる。
ここで説明したスペクトラム拡散信号は、BPSK変調(二相位相変調)による信号を拡散符号によりスペクトラム拡散変調した信号について述べたものであるが、QPSK変調(四相位相変調)などの4値以上の位相変調信号は、IQ信号に分離し、I成分、Q成分をそれぞれ復調する必要がある。
図10は、アナログ的にI成分、Q成分に分離する復調回路を示すブロック図を示す。図10は直交復調器を構成するもので、71は逆拡散後の信号が入力される入力端子であり、乗算器72,73にそれぞれ逆拡散後の信号が入力される。また74は発振器であり、発振器74からの信号は、乗算器72に供給され、90度位相器75を介して乗算器73に供給される。乗算器72,73による乗算出力はローパスフィルタ76,77を介してI成分とQ成分が出力端子78,79に得られる。尚、I成分、Q成分に分離する方法は、デジタル信号処理でも可能である。
次に、演算処理部80における、電波の到来方向の推定処理について説明する。電波の到来方向を推定する方法としては、例えば電波ホログラフィ法、MUSIC法、インターフェロメトリ法などが挙げられる。ここでは、一例として電波ホログラフィ法による到来方向推定処理について示す。
図11に電波ホログラフィ法による到来方向推定処理の処理フローを示す。図11のステップS131は、リファレンスアンテナ10と、アレーアンテナ11の各アンテナ素子121〜12nで受信された信号のデジタルデータを取得するステップであり、受信部30、31を経由した信号は、周波数変換部40、A/D変換部50を経てデジタルデータに変換される。アレーアンテナ11のアンテナ素子数をN個としたとき、N個のアレーアンテナのデジタルデータと、アンテナ切換部20の切換えタイミングに合わせてN個のリファレンスアンテナ10のデジタルデータが得られる。
アレーアンテナ11の素子番号をi=1、・・・、Nとした場合、素子番号iについてリファレンスアンテナ10のデジタルデータと、アレーアンテナ11のデジタルデータが得られる。
ステップS132は、リファレンスアンテナで受信したデジタルデータとアレーアンテナで受信したデジタルデータの複素相関値を算出するステップであり、先ずステップS131で得られたデジタルデータをFFT(高速フーリエ変換)する。FFTした結果は、複素数であり振幅情報と位相情報で表される。FFTの結果を用いて、到来方向を推定したい周波数範囲について複素相関値を計算する。
ステップS133は、複素相関値から振幅情報を取り除くステップであり、複素相関値を振幅で除することにより振幅情報を取り除き、位相情報のみとする。
ステップS134は、ステップS133で得られた複素相関値から相関マトリクスCを得る。相関マトリクスCは、アレーアンテナ11の物理的な配置と同じ配列に、複素相関値を配置し、数学上の行列とするものである。
ステップS135は、ステップS134で得られた相関マトリクスCの周囲をゼロ埋めして拡張相関マトリクスDを得る。拡張相関マトリクスDは、例えば256×256の行列などのように拡張する。相関マトリクスを拡張相関マトリクスとする理由は、2次元FFTを行う際にサンプル数を故意に増やし、到来方向推定分解能を向上させるためである。
つまり、アンテナ素子数Nだけの情報量では到来方向の推定結果を算出する上で精度が出ないため、相関マトリクスCの周囲をゼロで埋め、拡張することで計算上の分解能を上げるものである。
次にステップS136では、ステップS135で得られた拡散相関マトリクスDについて、2次元FFTを行うことにより、到来方向推定結果Eを得ることができる。到来方向推定結果としては、到来方向別の推定電波強度を得ることができ、推定電波強度の強い方向に電波発射源があると推定される。
2次元FFTは、例えば先ず全ての行ごとに1次元FFTを行い、その後、全ての列ごとに1次元FFTを行う。到来方向推定結果は、行列として得られ、それぞれの要素はそれぞれの到来角度に対応している。
到来方向推定部で得られた到来方向推定結果を方位角、仰角別に推定電波強度に色づけして2次元画像化し、表示部90で表示すると図12のように電波の到来方向を可視化した波源画像110を表示することができる。図12の例では、波源画像の最も濃い色部分が波源であることを示している。
さらに、ステップS137において、測定を繰り返す場合(YES)は、ステップS131に戻り、同様の処理を繰返して波源画像を表示する。尚、演算部81での各ステップの演算処理はCPU82の制御のもとに行われ、演算結果はメモリ83に記憶され、測定が繰り返される毎に更新された演算結果がメモリ83に記憶されることになる。
こうして、演算処理部80では到来方向を推定処理する際に、振幅情報を取り除き、位相情報のみで推定を行うため、受信部30,31にAGC回路がある場合でも、振幅変動による影響を受けることがないため、到来方向をより正確に推定することが可能となる。
以上述べたように、本発明の電波発生源可視化装置は、スペクトラム拡散信号のような変調波を検出する場合、拡散コードを推定して逆拡散処理することにより、電力密度の低いノイズレベル以下になった信号でも検出するが可能となり、電波発生源を容易に特定し可視化することができる。
尚、以上の説明に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、電波の到来方向を可視化する場合、電波発射源と推定される物体をカメラで撮影し、カメラ画像に到来方向を示す波源画像を重ねて表示するようにしても良い。この場合は、図1で示すようにアレーアンテナ11にカメラ100を取り付け、カメラで撮影した映像を映像信号処理回路101で処理してカメラ画像を作成し、このカメラ画像と演算処理部80で生成した波源画像を合成処理部102で合成して表示部90に重ね表示する。これにより、図12で示すように波源画像110とカメラ画像111を重ねて表示でき、電波発生源の位置を容易に確認することができる。
また、信号検出部60は必要に応じて設ければ良く、省略することもできる。また、演算処理部80として電波ホログラフィ法によって電波の到来方向を推定する例を述べたが、他の方法で到来方向を推定し可視化しても良い。
本発明の電波発生源可視化装置の一実施形態を示す全体構成図。 同実施形態における電波発生源可視化装置の動作の概略を説明するフローチャート。 同実施形態における信号検出部の動作の概略を説明するフローチャート。 同実施形態における信号検出部の動作原理を説明する説明図。 同実施形態における逆拡散処理部の動作の概略を説明するフローチャート。 同実施形態における逆拡散処理部の動作を説明する説明図。 同実施形態における逆拡散処理部の動作を説明する説明図。 同実施形態における逆拡散処理部の動作を説明する説明図。 同実施形態における逆拡散処理部の動作を説明する説明図。 同実施形態に使用するQPSK復調器の一例を示すブロック図。 同実施形態における演算処理部の動作の概略を説明するフローチャート。 同実施形態における表示部での波源画像の表示例を説明する説明図。
符号の説明
1…電波発生源可視化装置
10…リファレンスアンテナ
11…アレーアンテナ
121,12n…アンテナ素子
20…アンテナ切変部
30、31…受信部
40…周波数変換部
50…A/D変換部
60…信号検出部
70…逆拡散処理部
80…演算処理部
81…演算部
82…CPU
83…メモリ
90…表示部

Claims (8)

  1. スペクトラム拡散方式の信号を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した信号を周波数変換してデジタルデータに変換するA/D変換部と、
    基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記デジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定し、推定した拡散コードによって前記デジタルデータを復調する逆拡散処理部と、を具備してなるスペクトラム拡散信号復調装置。
  2. 前記逆拡散処理部は、乱数発生器からの乱数によって前記基コード信号の一部を修正することを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散信号復調装置。
  3. スペクトラム拡散方式の信号を受信するステップと、
    前記受信した信号を周波数変換して、デジタルデータに変換するA/D変換ステップと、
    基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記デジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定する推定ステップと、
    推定した拡散コードによって前記デジタルデータを復調する逆拡散処理ステップと、を具備してなるスペクトラム拡散信号復調方法。
  4. 前記推定ステップは、乱数発生器からの乱数によって前記基コード信号の一部を修正することを特徴とする請求項3記載のスペクトラム拡散信号復調方法。
  5. スペクトラム拡散方式の信号を基準のアンテナで受信するとともに、複数のアンテナ素子を含むアレーアンテナで順次受信する受信部と、
    前記受信部で受信した信号を周波数変換し、前記基準のアンテナで受信した信号に対応する第1のデジタルデータと、前記アレーアンテナで受信した信号に対応する第2のデジタルデータを出力するA/D変換部と、
    基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記第1,第2のデジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定し、推定した拡散コードによって前記第1,第2のデジタルデータを復調する逆拡散処理部と、
    前記逆拡散処理部で復調した前記第1,第2のデジタルデータを高速フーリエ変換処理し、それぞれの複素振幅から複素相関値を算出し、その算出結果を基に電波発生源を推定し波源画像を生成する演算処理部と、
    前記波源画像を表示する表示部と、を具備してなる電波発生源可視化装置。
  6. 前記演算処理部は、前記A/D変換部からの第1,第2のデジタルデータを高速フーリエ変換処理し、複素振幅から振幅情報を取り除いてそれぞれの複素相関値を算出し、その算出結果を基に電波発生源を推定し波源画像を生成することを特徴とする請求項5記載の電波発生源可視化装置。
  7. 前記A/D変換部からの前記第1,第2のデジタルデータを高速フーリエ変換処理し、前記A/D変換部によって変換されたデジタルデータから平均ノイズレベルを算出する平均ノイズレベル算出部と、前記デジタルデータを高速フーリエ変換してスペクトラムを求め、このスペクトラムから前記平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化するスペクトラム平均化処理部とを有し、前記スペクトラム平均化処理により信号レベルに対するノイズレベルの比を小さくして信号を検出し、この検出結果を前記逆拡散処理部に入力することを特徴とする請求項5記載の電波発生源可視化装置。
  8. スペクトラム拡散方式の信号を基準のアンテナで受信するとともに、複数のアンテナ素子を含むアレーアンテナで順次受信する受信ステップと、
    前記受信した信号を周波数変換し、前記基準のアンテナで受信した信号に対応する第1のデジタルデータと、前記アレーアンテナで受信した信号に対応する第2のデジタルデータを出力するA/D変換ステップ部と、
    基コード信号を発生し、前記基コード信号の一部を修正して修正コード信号を生成し、前記基コード信号と前記修正コード信号を用いて前記第1,第2のデジタルデータの逆拡散処理を行い、逆拡散した信号を高速フーリエ変換して中心周波数の受信レベルを算出し、前記基コード及び前記修正コードを用いて逆拡散したときの前記中心周波数の受信レベルを比較して前記受信レベルが大きい方のコード信号を新たな基コード信号として交代させ、逆拡散後の前記受信レベルが予め設定したレベルになるまで順次修正を繰り返して拡散コードを推定する推定ステップと、
    前記推定した拡散コードによって前記第1,第2のデジタルデータを復調する逆拡散処理ステップと、
    前記逆拡散処理によって復調した前記第1,第2のデジタルデータを高速フーリエ変換処理し、それぞれの相関値を算出し、その算出結果を基に電波発生源を推定し波源画像を生成する演算処理ステップと、を具備し、
    前記波源画像を表示部に表示するようにした電波発生源可視化方法。
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