JP4405434B2 - 信号検出装置、信号検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電力密度の弱いノイズレベル以下の信号を検出可能な信号検出装置を提供するものである。
従来、電力密度の弱い電波信号は、ノイズにより検出することが難しい状況にあった。無変調波であれば、自己相関を計算することにより、ある程度ノイズを除去してキャリア成分を検出することができるが、スペクトラム拡散信号のような変調波では、ノイズレベル以下になった信号を検出することは難しかった。
スペクトラム拡散信号は、デジタル信号を搬送波を用いて変調する際、独自の拡散符号を用いて二次的に変調し、広帯域に拡散して送信するもので、復元する際には同じ拡散符号を用いるものであるが、拡散される程、出力される電波のエネルギー密度が弱くなるため、信号の検出が難しくなっていた。
特許文献1には、入力信号を中間周波数に変換し、帯域フィルタを介して出力し、この中間周波数信号に対して高速フーリエ変換処理を行い、高速フーリエ変換出力における中間周波数帯域内のスペクトラムデータの値に基いて入力された信号の出現又は消滅を判定する手段を備えた信号検出装置が示されている。しかしながら、特許文献1は、ノイズレベル以上の信号検出には適しているが、電力密度の弱いノイズレベル以下の信号を検出するための手法については、開示されていない。
特開2001−257611号公報
従来の信号検出装置では、スペクトラム拡散信号のような変調波を検出する場合、ノイズレベル以下になった信号を検出することは難しかった。
本発明は、電力密度の弱い、ノイズレベル以下の信号を検出することが可能な信号検出装置及び信号検出方法を提供することを目的とする。
本願発明の信号検出装置は、アンテナで受信した電波を中間周波数へ変換する周波数変換部と;前記中間周波数へ変換された信号をデジタルデータに変換するA/D変換部と;前記A/D変換部によって変換されたデジタルデータから平均ノイズレベルを算出する平均ノイズレベル算出部と;前記デジタルデータを高速フーリエ変換してスペクトラムを求め、このスペクトラムから前記平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化するスペクトラム平均化処理部と;を備え、前記平均化されたスペクトラムを表示部に表示することを特徴とする。
また、本願発明の信号検出方法は、アンテナで受信した電波を中間周波数へ変換する周波数変換ステップと;前記中間周波数へ変換された信号をデジタルデータに変換するA/D変換ステップと;前記デジタルデータから平均ノイズレベルを算出する平均ノイズレベル算出ステップと;前記デジタルデータを高速フーリエ変換してスペクトラムを求め、このスペクトラムから前記算出した平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化するスペクトラム平均化処理ステップと;を備え、前記平均化されたスペクトラムを表示部に表示するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、電力密度の弱い、ノイズレベル以下の信号を検出することが可能な信号検出装置及び信号検出方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の信号検出装置の全体構成を示すブロック図である。信号検出装置は、アンテナ1、受信部2、周波数変換部3、A/D変換部4、信号検出部5、及び表示部6から構成されている。
アンテナ1は、所望の信号が受信可能であれば、形状、種類、周波数範囲、ゲインなどは任意である。アンテナ1で受信した電波は受信部2で受信される。受信部2は、AGC回路を含み、到来した電波をその強度に応じて増幅し、レベル調整して一定のレベルで出力する。受信部2で受信した電波は、周波数変換部3で増幅するとともに、中間周波数(IF周波数)に変換し、周波数変換後の信号をA/D変換部4でデジタル信号に変換する。
A/D変換部4においては、アンテナ1からの受信信号を同時サンプリングによりA/D変換し、デジタル化されたデータは、信号検出部5に供給される。
信号検出部5は、平均ノイズレベル算出部51とスペクトラム平均化処理部52を有し、平均ノイズレベル算出部51は、A/D変換された信号から平均ノイズレベルを算出するもので、スペクトラム平均化処理部52は、スペクトラムから平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化し、平均化されたスペクトラムを表示部6に表示する。
信号検出部5の処理フローを図2に示す。図2において、ステップS11では、デジタルデータの取得を行い、ステップS12で平均ノイズレベルの算出処理を行う。さらに、ステップS13ではスペクトラム平均化処理を行い、ステップS14で平均化されたスペクトラムを表示部6で表示する。
具体的に説明すると、ステップS11では、アンテナ1で受信された信号は、受信部2、周波数変換部3、A/D変換部4を経てデジタルデータに変換される。
ステップS12では、ステップS11で得られたデジタルデータをFFT(高速フーリエ変換)し、スペクトラムを求め、平均ノイズレベルN0を算出する。平均ノイズレベルN0を算出する方法はいくつかあるが、ここでは、一例を示す。
平均ノイズレベルN0を算出するために、スペクトラムのヒストグラムを作成する。ヒストグラムは、スペクトラムの最大値と最小値を何分割かしたときの度数分布とする。度数分布を正規化して累積分布をとったとき、累積分布が予め設定された閾値(例えば0.5)を超えるときのレベルを平均ノイズレベルN0とすることができる。閾値は、任意に設定できる。
こうして、平均ノイズレベルが算出された後、次のステップS13では、ステップS12で算出した平均ノイズレベルN0をスペクトラムから引き去ってから平均化を行う。平均化の回数は任意に設定できる。
そして、ステップS14として、平均化スペクトラムを表示部5で表示する。受信信号のスペクトラムSから平均ノイズレベルN0を引き去ってから平均化することにより、ノイズに埋もれた信号が検出できるようになる。
単純なスペクトラムの平均の場合は、ノイズレベルと信号レベルの比が保たれるため、いくら平均化しても平滑化されるだけで、平均信号レベルと平均ノイズレベルに差が現れない。本発明では、平均ノイズレベルを引き去ってから平均化することにより、信号レベルに対するノイズレベルの比が小さくなるため、信号レベルが積み重ねされる。これにより、ノイズレベル以下の微小な信号が検出可能となる。
図3は、本発明の信号検出装置の原理の説明を示す説明図である。図3において、信号レベルをSとし、ノイズレベルをN1とすると、観測されるスペクトラムは、信号レベルSとノイズレベルN1の和となる。また、平均ノイズレベルをN0とする。
信号レベルSとノイズレベルN1の和(S+N1)と、ノイズレベルN1の比を考えると、(S+N1)/N1と表せる。
観測されるスペクトラムから平均ノイズレベルN0を引き去ると、ノイズレベルは(N1−N0)となり、スペクトラムは(S+N1−N0)となる。したがって、スペクトラムとノイズの比は、
Figure 0004405434
となり、以下の不等式が成り立つ。
Figure 0004405434
これから、信号とノイズの比S/Nは、
Figure 0004405434
となり、見かけ上SN比が向上する。
信号レベルS,ノイズレベルN1、平均ノイズレベルN0とすると、受信信号は信号とノイズの和となる。受信信号から平均ノイズレベルを差し引いて平均を取ると、
Figure 0004405434
と表せる。<>はアンサンブル平均を意味する。
ここで、
Figure 0004405434
であるので
Figure 0004405434
となりノイズ成分が減少し、信号を検出できるようになる。
このように、本発明の信号検出装置によれば、電力密度の弱い、ノイズレベル以下の信号を検出することができる。
本発明の信号検出装置の一実施形態を示す全体構成図。 同実施形態における信号検出装置の動作の概略を説明するフローチャート。 同実施形態における動作原理を説明するための説明図。
符号の説明
1…アンテナ
2…受信部
3…周波数変換部
4…A/D変換部
5…信号検出部
6…表示部

Claims (3)

  1. アンテナで受信した電波を中間周波数へ変換する周波数変換部と、
    前記中間周波数へ変換された信号をデジタルデータに変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部によって変換されたデジタルデータから平均ノイズレベルを算出する平均ノイズレベル算出部と、
    前記デジタルデータを高速フーリエ変換してスペクトラムを求め、このスペクトラムから前記平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化するスペクトラム平均化処理部と、を備え、
    前記平均化されたスペクトラムを表示部に表示することを特徴とする信号検出装置。
  2. 前記平均ノイズレベル算出部は、前記デジタルデータを高速フーリエ変換してスペクトラムを求め、このスペクトラムのヒストグラムを作成する手段を有し、前記ヒストグラムを基に平均ノイズレベルを算出することを特徴とする請求項1記載の信号検出装置。
  3. アンテナで受信した電波を中間周波数へ変換する周波数変換ステップと、
    前記中間周波数へ変換された信号をデジタルデータに変換するA/D変換ステップと、
    前記デジタルデータから平均ノイズレベルを算出する平均ノイズレベル算出ステップと、
    前記デジタルデータを高速フーリエ変換してスペクトラムを求め、このスペクトラムから前記算出した平均ノイズレベルを引き去ってスペクトラムを平均化するスペクトラム平均化処理ステップと、を備え、
    前記平均化されたスペクトラムを表示部に表示するようにしたことを特徴とする信号検出方法。
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