JP4551276B2 - ロック機構付きプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続用のロック機構付きプラグに関する。特に、相手側コネクタ(リセプタクル)が挿抜される開口をシャッターで覆い、静電対策が施されたロック機構付きプラグに関する。
近年の電子機器、例えば、DSC(Digital Still Camera)やカメラ付き携帯電話機は、ディスクトップパソコンに画像データを取り込めるようになっている。このような小型の電子機器には、画像データを送信するためのインターフェースコネクタ(又はI/Oコネクタ)となるリセプタクルが実装されている。そして、このリセプタクルをもつ電子機器は、多くの場合、クレードル(Cradle)という接続台(ドッキング・ステーションとも呼ばれる)を利用している。
クレードルとディスクトップパソコンは、例えばUSBケーブルで接続され、電子機器の外面にはリセプタクルが実装され、クレードルにはプラグが実装される。電子機器側のリセプタクルとクレードル側のプラグが接続されることで、電子機器とディスクトップパソコン間で速く確実にデータを転送できる。クレードルの最も単純なものには携帯電話機用の充電器を挙げることができる。近年では、このクレードルには、DC電源端子、AV出力端子、及びUSBコネクタが実装され、前記リセプタクル及びプラグはこれらの端子を全て接続するいわゆるマルチコネクタとなっている。
電子機器側のコネクタ(リセプタクル)とクレードル側のコネクタ(プラグ)が接続されていないときは、クレードル側のプラグはコンタクトが剥き出しとなるので、プラグのコンタクトをシャッターで覆い、例えば、異物の混入によるコンタクト間の短絡を防止している。又、このような電気接続用のコネクタにおいては、プラグとリセプタクルとの接続を確実にするため、ロック機構を設ける場合があり、クレードルのみならず、ケーブルの端末にプラグを有するケーブル接続用プラグは、ロック機構を設ける場合が特に多い。
前述のような、ケーブル接続用プラグとして、コンタクトに負担がかからず、自然な動作でリセプタクルからプラグを抜くことができるロック機構付きプラグが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるロック機構付きプラグは、ハウジングにコンタクトがデュアルインライン形に配列されており、一対のレバー部がハウジングから延出するようにしてシャッターがハウジングに摺動可能に内装されている。一対のレバー部をリセプタクルから離反する方向にすなわち、プラグの挿抜方向と平行に移動させると、シャッター内に形成された一対の凸部が、一対のロックアームの先端に形成されている一対のフック部を互いに近づく方向に移動させ、一対のフック部によるリセプタクルへのロック状態を解除できる。
特開2004−259552号公報
図11は、特許文献1によるプラグの構成を示す斜視分解組立図である。本願の図11は、特許文献1の図1に対応している。図11において、従来のプラグ本体100は、絶縁性のハウジング6と、ハウジング6に取り付けられている複数のコンタクト7と、絶縁性のシャッター8と、図示されないシェルと、一対のロックアーム6a・6bと、一対の圧縮コイルばね8a・8bと、を備えている。ケーブル用プラグ200の構成としては、プラグ本体100の構成に加え、プリント基板20pと、第1メタルカバー201と、第2メタルカバー202と、図示されないケーブルクランプとを備えている。
図11において、ハウジング6は、相手側リセプタクル90に挿入されるためのヘッダ部61がフレーム部62から突出しており、ヘッダ部61とフレーム部62が一体に形成されている。コンタクト7は屈曲板ばねによるコンタクトであって、ヘッダ部61に形成されている取り付け板部63を間にして屈曲板ばねにおける各々の屈曲頂部71が相反する向きに一対に並列配置されている。コンタクト7は、いわゆる、デュアルインライン形に配列されている。又、一対に並列配置されている複数のコンタクト7における各々の縁部72はヘッダ部61の下端に対向して延出している。
シャッター8は中央に開口部80を形成しているフレーム部81を有し、その両翼に相反する向きに一対のレバー部8c・8dを形成している。又、フレーム部81の左翼には、レバー部8cを延出する開口室部8eを形成している。同様に、フレーム部81の右翼には、レバー部8dを延出する開口室部8fを形成している。そして、フレーム部81と、レバー部8c・8dと、開口室部8e・8fは一体に形成されている。なお、図11では、開口室部8e・8fは、フレーム部81の一部と見なしている。一対の開口室部8e・8fに一対の圧縮コイルばね8a・8bがそれぞれ挿入される。
フレーム部81は複数のコンタクト7を覆うようにかつフレーム部62に摺動可能に内装される。そして、フレーム部81がフレーム部62に内装された状態においては、一対のレバー部8c・8bはフレーム部62の側面から延出している。フレーム部81は側面にすり割溝が形成された薄板の箱状に形成されており、一方、フレーム部62の上部は取り付け板部63のコンタクト7の取り付け面側が開口しており、前記開口を介してフレーム部81がコンタクト7を覆うように突出している。
一対のロックアーム6a・6bは、その形状が左右対称の形成された板ばねであって、自由端部と固定端部とをそれぞれ有している。自由端部と固定端部との間には、それぞれ作用片を形成している。そして、それぞれの自由端部は、相手側リセプタクル90における開口部91内壁に形成されている一対の溝91a・91bに係止するために、一対のフック部6c・6dを形成している。
図11に示されたシャッター付きプラグは、導電性を有する金属部品、例えば、一対のロックアーム6a・6bと一対の圧縮コイルばね8a・8bは相互に導通しておらず、このプラグの外殻を形成してシールドしている図示されない金属板のシェルにも導通していない。これらの金属部品を相互に接触させて、グランドと共用することができれば、近年の高速化した信号を伝送するコネクタにおいて、ノイズの発生を削減できる。静電対策やEMI対策が施されたシャッター付きコネクタ(ロック機構付きプラグ)が望まれる。そして、これらのことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑み、静電対策やEMI対策が施されたシャッター付きプラグであって、プラグを構成している金属部品が相互に導通しているロック機構付きプラグを提供することを目的とする。
発明者は、上記目的を満たすため、相手側リセプタクルに係止されるロックアーム及びシャッターを付勢する圧縮コイルばねが、プラグの外殻をシールドするシェルと導通する構造とし、以下のような新たなロック機構付きプラグを発明した。
(1) 相手側リセプタクルに係止される一対のロックアームと、一端側が開口されて相手側リセプタクルのヘッダ部が挿入される挿入室を有するハウジングと、この挿入室の内壁に係止されて互いに対向する向きに一対に並列配置される複数のコンタクトと、一端側及びこの一端側と対向する他端側が開口されて前記ハウジングを囲むように外殻を構成する略角筒状のシェルと、前記挿入室の他端側の開口から挿入されて当該挿入室内を前記ヘッダ部が挿抜される方向に移動可能なシャッターと、このシャッターの両翼に配置されて当該シャッターを前記挿入室の一端側に付勢する一対の圧縮コイルばねと、を備えるプラグであって、前記一対のロックアームは、片持ち状の板ばねであって、円弧状に形成される先端部と、当該一対のロックアームの基端同士を連結する連結板と、を有し、前記一対の圧縮コイルばねは、一端側が前記シャッターの他端に当接され、他端側が前記連結板に当接され、前記シェルにおいて面積の大きい一方の側面の両翼に前記一対のロックアームの先端部が当該シェルの内部から進退する一対の穴が設けられ、前記一対のロックアームは、シェルの両翼内部に配置されて当該シェルの内壁に当接しているロック機構付きプラグ。
(1)の発明によるロック機構付きプラグは、相手側リセプタクルに係止される一対のロックアームを備えている。又、一端側が開口されて相手側リセプタクルのヘッダ部が挿入される挿入室を有するハウジングを備えている。更に、この挿入室の内壁に係止されて互いに対向する向きに一対に並列配置される複数のコンタクトを備えている。そして、一端側及びこの一端側と対向する他端側が開口されて前記ハウジングを囲むように外殻を構成する略角筒状のシェルを備えている。
一般に、プラグとは、可動部分であり、ケーブル又は取り外し可能なサブアッセンブリに取り付けられると定義され、シェルタイプの多極コネクタにおいては、通常、めすコンタクトが挿入されるとされている。例えば、めすコンタクトは、おすコンタクトを受入れ、その内面で電気的接続をするコンタクトと定義されており、めすコンタクトにはピンコンタクトと結合するソケットコンタクト、又は、タブコンタクトと結合するリセプタクルコンタクトなどのタイプがある。しかし、めすコンタクトが挿入されているコネクタであるから、プラグとされるわけではなく、例えば、プラグにおすコンタクトが挿入されてもよく、雌雄同形のコンタクトが挿入されてもよい。そして、プラグはリセプタクルと接続する。ここで、接続するとは機械的及び電気的に接続することであってよい。
本発明によるプラグは、例えば、DSC(いわゆる、ディジタルカメラ)に接続されるクレードルに取り付けられるコネクタであってよい。本発明によるプラグは、シェルタイプの多極コネクタであってよく、複数のコンタクトを備えている。例えば、相手側リセプタクルは、小型の電子機器に実装されているコネクタであってよく、相手側リセプタクルは、小型の電子機器のフレームに取り付けられる固定側のコネクタであってもよい。
本発明によるプラグは、プリント基板に実装されるプリント基板用のコネクタであってよく、後述するように、プリント基板の部品実装面と直交する方向から相手側リセプタクルが結合される垂直取付形のコネクタ、いわゆるトップタイプのコネクタであってよく、プリント基板の部品実装面と平行する方向から相手側リセプタクルが結合される水平取付形のコネクタ、いわゆるサイドタイプのコネクタであってもよく、例えば、クレードル内のプリント基板の配置によって、トップタイプ又はサイドタイプのいずれかが選択される。
本発明でいうロック機構とは、結合相手の機械的保持のためにコネクタに組み込まれている機構であってよく、例えば、プラグは一対のロックアームを有し、このロックアームはフック部を有する。一方、例えば、リセプタクルはラッチ部を有する。例えば、フック部は円弧状の突起でよく、ラッチ部は係止穴でよく、フック部がラッチ部に係止してプラグとリセプタクルが相互に機械的に保持される。
ハウジングは絶縁性を有してよく、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、例えば、エンジニアリングプラスチックを成型して、一端側が開口されて相手側リセプタクルのヘッダ部が挿入される挿入室を有する、所望の形状の絶縁性ハウジングを得ることができる。例えば、相手側リセプタクルのヘッダ部は略直方体に形成され、ハウジングの一端側の開口は、このヘッダ部に嵌合すべく略矩形に形成される。一方、ハウジングの他端側の開口は、後述するようにシャッターが挿入されるべく、略矩形に形成されてよく、例えば、他端側の開口は一端側の開口より面積が大きく、後述する一対の圧縮コイルばねに付勢されるシャッターが適宜な位置で停止するように、この挿入室内に段差を形成してもよい。
コンタクトは、相手側リセプタクルのヘッダ部に備わるコンタクトと電気的に接続するために導電性を有しており、導電性を有する金属からなることが好ましい。例えば、コンタクトは、銅合金などの電気抵抗値の低い金属板で形成される。例えば、本発明によるコンタクトは銅合金板からなるカンチレバーコンタクトであってよい。
例えば、挿入室内において対向する一対の内壁には、他端側の開口から一端側の開口に至る複数の縦長の溝が設けられる。そして、カンチレバーコンタクトの固定端が他端側の開口からこの複数の縦長の溝に圧入されて挿入室の内壁に係止される。このように、複数のコンタクトがハウジングに係止されて対向する向きに一対に並列配置されるコネクタは、デュアルインライン(dual in−line)形のコネクタと呼ばれている。デュアルインライン形のコネクタはコンタクトが2列になっている。
例えば、本発明のコンタクトは固定端の一端側が屈曲してばねの働きをする自由端となっており、この屈曲片が更に固定端側に屈曲し、2回目の屈曲点が相手側コンタクトを付勢する接点となっている。複数のコンタクトは互いに対向する向きに一対に並列配置されるとは、複数のコンタクトの接点は互いに対向する向きに一対に並列配置されるということもできる。対向する接点同士は相互に近づいて接触可能な態様を含み、対向する接点同士は位置が異なって相互に近づいて接触することはできないが、対応する相手側コンタクトと接触可能な態様を含んでいる。
例えば、固定端の他端は略直角に折り曲げられるリードを形成し、このリードは後述するように、ハウジングの他端側から延出して互いに相反する向きに一対に並列配置され、当該リードがプリント基板にはんだ接合されることにより、このプラグをトップタイプのコネクタとすることができる。ハウジングの他端側から延出するコンタクトのリードを同方向に略直角に折り曲げて、この先端部がプリント基板にはんだ接合されることにより、このプラグをサイドタイプのコネクタとすることができる。
シェルは、導電性を有しており、導電性を有する金属からなることが好ましい。例えば、シェルは、銅合金などの電気抵抗値の低い金属板で形成される。例えば、銅合金板は加工性もよく、銅合金板を折り曲げ加工又は打ち抜き加工して、一端側及びこの一端側と対向する他端側が開口されてハウジングを囲むように外殻を構成する、所望の略角筒状のシェルを得ることができる。
そして、このシェルがプラグの外殻を構成することにより、プラグがシールドされる。本発明のプラグは、外部から内部導体(コンタクト)へ、そして、内部導体(コンタクト)からの電磁障害の放射を防ぐように設計されたコネクタであってよい。後述するように、シェルの他端側に設けている一対の折り曲げ片をプリント基板のグランドパターンに接地することにより、電磁障害の防止効果がより高まる。
例えば、ハウジングは略直方体状のヘッダ部と当該ヘッダ部より外形の大きいフレーム部で構成され、このヘッダ部とフレーム部に間に前記シェルの板厚相当分の溝が設けられる。そして、この溝に角筒状のシェルが挿入されることにより、シェルとハウジングが互いに保持されるようにしてもよい。
例えば、シェルとハウジングが組立られた状態において、シェルの一端部は、ヘッダ部に形成される一端側の開口と略面一に開口され、シェルの一部を除きのシェルの他端部は、ヘッダ部の一端側の開口と対向するフレーム部の後面となる他端側の開口と略面一に開口される。フレーム部の後面、すなわちハウジングの他端側の開口には、複数のコンタクトのリードが略直角に折り曲げられて互いに相反する向きに延出されてもよい。
そして、(1)の発明によるプラグは、挿入室の他端側の開口から挿入されて挿入室内をヘッダ部が挿抜される方向に移動可能なシャッターを備えている。又、シャッターの両翼に配置されてシャッターを挿入室の一端側に付勢する一対の圧縮コイルばねを備えている。
シャッターは、絶縁性を有してよく、非導電性の材料からなるシャッターのことであってよく、例えば、エンジニアリングプラスチックを成型して、所望の形状の絶縁性シャッターを得ることができる。シャッターは、ハウジングと同じく材質が好ましいが、ハウジングと同材質に限定されるものではない。
例えば、シャッターの一端側は平板状に形成されて、対向する一対のコンタクトが互いに接触しないように隔絶する隔絶部となっており、この隔絶部の両面に複数のコンタクトの接点が接触しないように複数の案内溝を設けてもよい。そして、この隔絶部の両翼が、挿入室内に設けられた対向する一対の溝に案内されてスライドする。一方、例えば、シャッターの他端側には、この隔絶部と直交する一対の張り出し片が隔絶部の両翼に形成される。この一対の張り出し片が一対の圧縮コイルばねに付勢されて、当該一対の張り出し片が挿入室内の段差に当接される。このとき、隔絶部の先端面は、ハウジングの一端側の開口の内側から閉塞している。そして、人体の接触によるこのプラグに接続される電子機器内部の静電破壊を防止している。又、プラグ内部に塵埃が侵入することを防止している。
例えば、相手側リセプタクルのヘッダ部は、相反する向きに一対の並列配置される複数の板状コンタクトを備えており、一対の圧縮コイルばねの付勢力に抗して、このヘッダ部を挿入室に挿入すると、シャッターが退却して相手側コンタクトとプラグのコンタクトを接触(接続)できる。このヘッダ部を挿入室から抜去すると、シャッターが復帰して対向する一対のコンタクトが互いに接触しないように隔絶する。
又、(1)の発明によるプラグは、一対のロックアームは、片持ち状の板ばねであって、円弧状に形成される先端部と、一対のロックアームの基端同士を連結する連結板と、を有している。又、一対の圧縮コイルばねは、一端側がシャッターの他端に当接され、他端側が連結板に当接される。更に、シェルにおいて面積の大きい一方の側面の両翼に一対のロックアームの先端部がシェルの内部から進退する一対の穴が設けられる。そして、一対のロックアームは、シェルの両翼内部に配置されてシェルの内壁に当接している。
例えば、一対のロックアーム及び連結板は、一枚の平板が打ち抜き加工及び折り曲げ加工されて一体に成形されてもよい。一対のロックアーム及び連結板は、導電性を有しており、導電性を有する金属からなることが好ましく、一対のロックアームは片持ち状の板ばねとなるべくばね性を有している。例えば、一対のロックアーム及び連結板は、ステンレス鋼板を成形して所望の形状を得ることができる。
例えば、連結板には、ハウジングの他端側の面(フレーム部の他端側の面)に圧入される一対の圧入突起が設けられてもよい。そして、連結板は、ハウジングの他端側の開口を封鎖するようにハウジングに固定される。圧縮コイルばねの一端側がシャッターの他端に当接されるとは、圧縮コイルばねの一端側が前記張り出し片に当接されることであってよく、圧縮コイルばねの他端側はハウジングに固定された連結板に当接される。圧縮コイルばねが連結板に当接して相互に導通される。
例えば、シェルの一方の面は面積の大きい第1側面でよく、第1側面に対向するシェルの他方の面は、第1側面より小さい面積を有する第2側面でよい。そして、第1側面及び第2側面に隣接して更に面積の小さい第3及び第4側面が形成される。第3及び第4側面には段差が設けられてもよい。シェルは、所定の形状に展開された金属板が折り曲げ加工されて、第1から第4側面で囲われた形状になっている。そして、シェルの両端部の第1開口及び第2開口は、例えば凸字状に開口される。
ここで、ハウジングの両翼は、シェルに囲われた一対の空間を有しており、この一対の空間に一対のロックアームが配置される。そして、シェルにおいて面積の大きい一方の側面の両翼に設けられる一対の穴に、円弧状に形成される先端部が突出する。例えば、相手側リセプタクルのシェルにこのプラグが挿入されると、相手側シェルに当接されて、ロックアームの先端部が沈降する。更に、プラグが挿入されると相手側シェルに形成されている係止穴にロックアームの先端部が嵌合して、相手側リセプタクルとこのプラグが係止される。ロックアームの先端部が沈降する強い力で、相手側リセプタクルからこのプラグを抜去することにより前記係止状態を解除できる。ここで、相手側シェルが導電性を有していれば、本発明の目的とする静電対策やEMI対策の効果がより高まる。
又、一対のロックアームはシェルの内壁に当接しているとは、このプラグが相手側リセプタクルと係止状態又は非係止状態に如何に係らず、一対のロックアームが常時シェルの内壁に当接していることであってよく、例えば、ロックアームの先端部から基端部に至るロックアームの途中部位がシェルの内壁に当接している。
このように構成されたプラグは、一対のロックアーム(連結板も含む)、及び一対の圧縮コイルばねが導電性を有する金属部品であり、このプラグの外殻を構成してシールドしているシェルと導通している。これらの金属部品を相互に接触させているので、近年の高速化した信号を伝送するコネクタにおいて、ノイズの発生を削減できる。このシェルをプラグが取り付けられるプリント基板のグランドに接続することにより、静電対策やEMI対策に、より効果が発揮できる。
(2) 前記シェルは、相手側リセプタクルのシェル内に挿入されて前記一対のロックアームで係止され、当該シェルと相手側シェルが相互に当接可能な(1)記載のロック機構付きプラグ。
例えば、相手側リセプタクルのシェルは、ヘッダ部を囲むようにしてこのプラグが挿抜される第1開口を有する略角筒状の金属シェルであって、相手側リセプタクルのシェルにこのプラグが挿入されると、相手側シェルに当接されて、ロックアームの先端部が沈降する。更に、プラグが挿入されると相手側シェルに形成されている係止穴にロックアームの先端部が嵌合して、相手側リセプタクルとこのプラグが係止される。このように、相手側シェルが導電性を有していれば、本発明の目的とする静電対策やEMI対策の効果がより高まる。
(3) 前記シェルは、他端側に略直角に折り曲げられる一対の折り曲げ片を有し、この一対の折り曲げ片は、プリント基板にはんだ接合される(1)又は(2)記載のロック機構付きプラグ。
例えば、シェルの面積の大きい第1側面の他端側に略直角に折り曲げられる一対の折り曲げ片を有し、この一対の折り曲げ片がプリント基板にはんだ接合される。はんだ接合される部位はグランドパターンであることが好ましい。
(4) 前記複数のコンタクトは、リードが前記ハウジングの他端側から延出して互いに相反する向きに一対に並列配置され、当該リードはプリント基板にはんだ接合される(1)から(3)のいずれかに記載のロック機構付きプラグ。
本発明によるプラグは、プリント基板の部品実装面と直交する方向から相手側リセプタクが結合される垂直取付形のコネクタであってよく、ハウジングの他端側から延出するリードを同方向に折り曲げることにより、このプラグを水平取付形のコネクタとすることもできる。
(5) 前記プリント基板の部品実装面と直交する方向から前記相手側リセプタクルが結合される垂直取付形のコネクタである(3)又は(4)記載のロック機構付きプラグ。
本発明によるプラグは、ときに、プリント基板の部品実装面と平行する方向から相手側リセプタクルが結合される水平取付形のコネクタであってもよい。
(6) クレードルに取り付け可能な(1)から(5)のいずれかに記載のロック機構付きプラグ。
例えば、このクレードルには、DSCが載置可能な凹部が設けられ、この凹部の底面に本発明によるプラグの一端側が突出するように取り付けられる。この凹部の底面に前記相手側リセプタクルとの位置合わせを容易とするガイドピンが設けられてもよい。
本発明によるプラグは、一対のロックアーム(連結板も含む)、及び一対の圧縮コイルばねが導電性を有する金属部品であり、このプラグの外殻を構成してシールドしているシェルと導通している。これらの金属部品を相互に接触させているので、近年の高速化した信号を伝送するコネクタにおいて、ノイズの発生を削減できる。このシェルをプラグが取り付けられるプリント基板のグランドに接続することにより、静電対策やEMI対策に、より効果が発揮できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるロック機構付きプラグ(以下、プラグと略称する)の一実施形態を示す斜視分解組立図である。図1には相手側リセプタクルの斜視外観も図示されている。図2は、前記実施形態によるプラグの斜視外観図である。図3は、前記実施形態によるプラグの斜視外観図である。図3は、図2と異なる方向からプラグを観ている。図4は、前記実施形態によるプラグの斜視外観図である。図4は、図3と異なる方向からプラグを観ている。図5は、前記実施形態によるプラグの内部構成図である。
図6は、前記実施形態によるプラグの正面図である。図7は、前記実施形態によるプラグの底面図である。図8は、図7のY−Y矢視断面図である。図9は、図7のZ−Z矢視断面図である。図10は、前記実施形態によるプラグと相手側リセプタクルの対向配置図である。
最初に、本発明によるプラグの構成を説明する。図1において、プラグ10は、相手側リセプタクル9に係止される一対のロックアーム1a・1bを備えている。又、プラグ10は、一端側が開口されて相手側リセプタクル9のヘッダ部91が挿入される挿入室21を有するハウジング2を備えている。更に、挿入室21の内壁に係止されて互いに対向する向きに一対に並列配置される複数のコンタクト3a・3bを備えている。そして、一端側及びこの一端側と対向する他端側が開口されてハウジング2を囲むように外殻を構成する略角筒状のシェル4を備えている。
又、図1において、プラグ10は、挿入室21の他端側の開口2bから挿入されて挿入室21内をヘッダ部91が挿抜される方向に移動可能なシャッター5を備えている。プラグ10は、シャッター5の両翼に配置されて、シャッター5を挿入室21の一端側に付勢する一対の圧縮コイルばね10a・10bを備えている。
図1において、ハウジング2は絶縁性を有しており、非導電性の材料からなっている。例えば、エンジニアリングプラスチックを成型して、一端側が開口されて相手側リセプタクル9のヘッダ部91が挿入される挿入室21を有する、所望の形状の絶縁性ハウジング2を得ることができる。例えば、相手側リセプタクル9のヘッダ部91は略直方体に形成され、ハウジング2の一端側の開口2aは、ヘッダ部91に嵌合すべく略矩形に形成されている(図3又は図6参照)。
一方、ハウジング2の他端側の開口2bは、シャッター5が挿入されるべく、略矩形に形成されている(図4参照)。他端側の開口2bは一端側の開口2bより面積が大きく、一対の圧縮コイルばね10a・10bに付勢されるシャッター5が適宜な位置で停止するように、挿入室21内に段差21cが形成されている(図8参照)。
図1において、複数のコンタクト3a・3bは、相手側リセプタクル9のヘッダ部91に備わるコンタクト(図示せず)と電気的に接続するために導電性を有しており、導電性を有する金属からなることが好ましい。例えば、コンタクト3a・3bは、銅合金などの電気抵抗値の低い金属板で形成される。そして、コンタクト3a・3bは銅合金板からなるカンチレバーコンタクトとなっている(図8参照)。
図1において、挿入室21内において対向する一対の内壁には、他端側の開口2bから一端側の開口2aに至る複数の縦長の溝が設けられている(図6参照)。そして、コンタクト3a・3bの固定端が他端側の開口2bからこの複数の縦長の溝に圧入されて挿入室21の内壁に係止されている。このように、複数のコンタクトがハウジングに係止されて対向する向きに一対に並列配置されるコネクタは、デュアルインライン形のコネクタと呼ばれている。デュアルインライン形のコネクタはコンタクトが2列になっている。
図8に示されるように、コンタクト3a・3bは固定端の一端側が屈曲してばねの働きをする自由端となっており、この屈曲片が更に固定端側に屈曲し、2回目の屈曲点が相手側コンタクト92a・92b(図10参照)を付勢する接点3c・3dとなっている。複数のコンタクト3a・3bは互いに対向する向きに一対に並列配置されるとは、複数のコンタクト3a・3bの接点3c・3dは互いに対向する向きに一対に並列配置されるということもできる。対向する接点3c・3d同士は相互に近づいて接触可能な態様を含み、対向する接点同士3c・3dは位置が異なって相互に近づいて接触することはできないが、対応する相手側コンタクトと接触可能な態様を含んでいる。
図1において、コンタクト3a・3bの固定端の他端は略直角に折り曲げられるリード3e・3fを形成している。リード3e・3fは、ハウジング2の他端側から延出して互いに相反する向きに一対に並列配置されている、リード3e・3fがプリント基板(図示せず)にはんだ接合されることにより、プラグ10をトップタイプのコネクタとすることができる。ハウジングの他端側から延出するコンタクトのリードを同方向に略直角に折り曲げて、この先端部がプリント基板にはんだ接合されることにより、このプラグをサイドタイプのコネクタとすることができる。
図1において、シェル4は導電性を有しており、導電性を有する金属からなっている。例えば、シェル4は、銅合金などの電気抵抗値の低い金属板で形成される。例えば、銅合金板は加工性もよく、銅合金板を折り曲げ加工又は打ち抜き加工して、一端側及びこの一端側と対向する他端側が開口されてハウジング2を囲むように外殻を構成する所望の略角筒状のシェル4を得ることができる。
図3において、ハウジング2は略直方体状のヘッダ部22とヘッダ部22より外形の大きいフレーム部23で構成され、ヘッダ部22とフレーム部23に間にシェル4の板厚相当分の溝が設けられている。そして、この溝に角筒状のシェル4が挿入されることにより、シェル4とハウジング2が互いに保持されている。
図2において、シェル4とハウジング2が組立られた状態において、シェル4の一端部は、ヘッダ部22に形成される一端側の開口2aと略面一に開口されている。一方、図4において、シェル4の一部を除きのシェル4の他端部は、ヘッダ部22の一端側の開口2aと対向するフレーム部23の後面となる他端側の開口2bと略面一に開口されている。そして、フレーム部23の後面、すなわちハウジング2の他端側の開口2bには、複数のコンタクト3a・3bのリード3e・3fが略直角に折り曲げられて互いに相反する向きに延出されている(図1参照)。
図1において、シャッター5は絶縁性を有しており、非導電性の材料からなっている。シャッター5は、例えば、エンジニアリングプラスチックを成型して、所望の形状の絶縁性シャッター5を得ることができる。シャッター5は、ハウジング2と同じく材質が好ましいが、ハウジング2と同材質に限定されるものではない。又、図1において、圧縮コイルばね10aと圧縮コイルばね10bは同じものであるが、説明の便宜上、符号を付して区別した。
図1において、シャッター5の一端側は平板状に形成されて、対向する一対のコンタクト3a・3bが互いに接触しないように隔絶する隔絶部51となっている(図8参照)。隔絶部51の両面に複数のコンタクト3a・3bの接点3c・3dが接触しないように複数の案内溝を設けてもよい(図8参照)。そして、隔絶部51の両翼が、挿入室21内に設けられた対向する一対の溝21a・21bに案内されてスライドする。
一方、図1において、シャッター5の他端側には、隔絶部51と直交する一対の張り出し片52・53が隔絶部51の両翼に形成されている。一対の張り出し片52・53が一対の圧縮コイルばね10a・10bに付勢されて、一対の張り出し片52・53が挿入室21内の段差21cに当接される(図8参照)。このとき、隔絶部51の先端面は、一端側の開口2aの内側から閉塞している(図3参照)。そして、人体の接触によるプラグ10に接続される電子機器内部の静電破壊を防止している。又、プラグ10内部に塵埃が侵入することを防止している。
図1において、一対のロックアーム1a・1bは、片持ち状の板ばねであって、円弧状に形成される先端部1f・1gと、一対のロックアーム1a・1bの基端同士を連結する連結板1cと、を有している。又、一対の圧縮コイルばね10a・10bは、一端側がシャッター5の他端に当接され、他端側が連結板1cに当接される。更に、シェル4において面積の大きい一方の側面41の両翼に一対のロックアーム1a・1bの先端部1f・1gがシェル4の内部から進退する一対の穴41a・41bが設けられている。そして、一対のロックアーム1a・1bは、シェル4の両翼内部に配置されてシェル4の内壁に当接している。
例えば、一対のロックアーム1a・1b及び連結板1cは、一枚の平板が打ち抜き加工及び折り曲げ加工されて一体に成形される(図1参照)。一対のロックアーム1a・1b及び連結板1cは、導電性を有しており、導電性を有する金属からなっている。一対のロックアーム1a・1bは片持ち状の板ばねとなるべくばね性を有している。例えば、一対のロックアーム1a・1b及び連結板1cは、ステンレス鋼板を成形して所望の形状を得ることができる。
図1において、連結板1cには、ハウジング2の他端側の面(フレーム部23の他端側の面)に圧入される一対の圧入突起1d・1eが設けられている。そして、連結板1cは、ハウジング2の他端側の開口2bを封鎖するようにハウジング2に固定される(図4参照)。圧縮コイルばね10a・10bの一端側がシャッター5の他端に当接されるとは、圧縮コイルばね10a・10bの一端側が張り出し片52・53に当接されることであってよく(図1参照)、圧縮コイルばね10a・10bの他端側はハウジング2に固定された連結板1cに当接される(図5参照)。圧縮コイルばね10a・10bが連結板1cに当接して相互に導通される。
図1又は図2において、シェル4の一方の面は面積の大きい第1側面41となっており、第1側面41に対向するシェル4の他方の面は、第1側面41とより小さい面積を有する第2側面42となっている(図3参照)。そして、第1側面41及び第2側面42に隣接して更に面積の小さい第3及び第4側面43・44が形成されている(図3参照)。第3及び第4側面43・44には段差が設けられている。例えば、図5に示されるように、シェル4は、所定の形状に展開された金属板が折り曲げ加工されて、第1から第4側面41・42・43・44で囲われた形状になっている。そして、シェル4の両端部の第1開口及び第2開口は、凸字状に開口されている(図3及び図4参照)。
図4において、ハウジング2の両翼は、シェル4に囲われた一対の空間を有しており、この一対の空間に一対のロックアーム1a・1bが配置される(図9参照)。そして、シェル4において面積の大きい一方の側面41の両翼に設けられる一対の穴41a・41bに、円弧状に形成される先端部1f・1gが突出している(図9参照)。
次に、図面を参照して本発明によるプラグの作用を説明する。
図10において、相手側リセプタクル9のヘッダ部91は、相反する向きに一対の並列配置される複数の一対の板状コンタクト92a・92bを備えている。一対の圧縮コイルばね10a・10bの付勢力に抗して、ヘッダ部91を挿入室21に挿入すると(図中矢印Y方向)、シャッター5が退却して相手側コンタクト92a・92bとプラグ10のコンタクト3a・3bを接触(接続)できる。
相手側リセプタクル9とプラグ10が係止状態では、対向する一対の複数のコンタクト3a・3bは図中矢印X1の方向にヘッダ部91で押し広げられ、反作用として一対の複数の接点3c・3dが相手側コンタクト92a・92bに弾性接触する。ヘッダ部91を挿入室21から抜去すると、シャッター5が復帰し、対向する一対のコンタクト3a・3bが図中矢印X2の方向に互いに移動する。隔絶部51は、一対のコンタクト3a・3bが互いに接触しないように隔絶する。
図10において、相手側リセプタクル9のシェル93にプラグ10が挿入されると、相手側シェル9に当接されて、一対のロックアーム1a・1bの先端部1f・1gが沈降する(図4又は図7参照)。更に、プラグ10が挿入されると相手側シェル93に形成されている一対の係止穴93a・93b(図1参照)に一対のロックアーム1a・1bの先端部1f・1gが嵌合して、相手側リセプタクル9とこのプラグ10が係止される。ロックアーム1a・1bの先端部1f・1gが沈降する強い力で、相手側リセプタクル9からプラグ10を抜去することにより係止状態を解除できる。ここで、相手側シェル93は導電性を有しており、本発明の目的とする静電対策やEMI対策の効果がより高まる。
ここで、プラグ10が相手側リセプタクル9と係止状態又は非係止状態に如何に係らず、一対のロックアーム1a・1bは常時シェル4の内壁に当接している。図9に示されるように、ロックアーム1a・1bの先端部から基端部に至るロックアーム1a・1bの途中部位がシェル4の内壁に当接している。
本発明によるプラグ10は、一対のロックアーム1a・1b(連結板1cも含む)、及び一対の圧縮コイルばね10a・10bが導電性を有する金属部品であり、プラグ10の外殻を構成してシールドしているシェル4と導通している。これらの金属部品を相互に接触させているので、近年の高速化した信号を伝送するコネクタにおいて、ノイズの発生を削減できる。このシェルをプラグが取り付けられるプリント基板のグランドに接続することにより、静電対策やEMI対策に、より効果が発揮できる。
又、図1において、相手側リセプタクル9のシェル93は、ヘッダ部91を囲むようにしてプラグ10が挿抜される第1開口94を有する略角筒状の金属シェル93であって、相手側リセプタクル9のシェル93にプラグ10が挿入されると、相手側シェル93に当接されて、ロックアーム1a・1bの先端部1f・1gが沈降する。更に、プラグ10が挿入されると相手側シェル93に形成されている一対の係止穴93a・93bにロックアーム1a・1bの先端部1f・1gが嵌合して、相手側リセプタクル9とプラグ10が係止される。このように、相手側シェルが導電性を有しており、本発明の目的とする静電対策やEMI対策の効果がより高まる。
図4において、プラグ10は、シェル4の面積の大きい第1側面41の他端側に略直角に折り曲げられる一対の折り曲げ片45・46を有している。一対の折り曲げ片45・46は図示されないプリント基板にはんだ接合される。そして、例えば、はんだ接合される部位はグランドパターンであることが好ましい。
又、図1において、複数のコンタクト3a・3bは、リード3e・3fがハウジング2の他端側から延出して互いに相反する向きに一対に並列配置されている。そして、一対の複数のリード3e・3fは、図示されないプリント基板にはんだ接合される。このように、本発明によるプラグは、プリント基板の部品実装面と直交する方向から相手側リセプタクルが結合される垂直取付形のコネクタである。ハウジング2の他端側から延出するリード3e・3fを同方向に折り曲げることにより、プラグ10を水平取付形のコネクタとすることもできる。
例えば、本発明によるロック機構付きプラグは、DSCが接続されるクレードル(図示せず)に取り付けられる。例えば、このクレードルには、DSCが載置可能な凹部が設けられ、この凹部の底面に本発明によるプラグの一端側が突出するように取り付けられる。例えば、この凹部の底面に相手側リセプタクルとの位置合わせを容易とするガイドピンが設けられてもよい。
本発明によるロック機構付きプラグの一実施形態を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグの斜視外観図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグの斜視外観図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグの斜視外観図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグの内部構成図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグの正面図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグの底面図である。 図7のY−Y矢視断面図である。 図7のZ−Z矢視断面図である。 前記実施形態によるロック機構付きプラグと相手側リセプタクルの対向配置図である。 従来技術によるプラグの構成を示す斜視分解組立図である。
符号の説明
1a・1b 一対のロックアーム
1c 連結板
1f・1g 一対のロックアームの先端部
2 ハウジング
2a 一端側の開口
2b 他端側の開口
3a・3b コンタクト
4 シェル
5 シャッター
9 相手側リセプタクル
10 プラグ
10a・10b 一対の圧縮コイルばね
21 挿入室
41 一方の側面
41a・41b 一対の穴

Claims (6)

  1. 相手側リセプタクルに係止される一対の導電性を有するロックアームと、
    一端側が開口されて相手側リセプタクルのヘッダ部が挿入される挿入室を有する絶縁性のハウジングと、
    この挿入室の内壁に係止されて互いに対向する向きに一対に並列配置される複数のコンタクトと、
    一端側及びこの一端側と対向する他端側が開口されて前記ハウジングを囲むように外殻を構成する略角筒状の導電性を有するシェルと、
    前記挿入室の他端側の開口から挿入されて当該挿入室の内部を前記ヘッダ部が挿抜される方向に移動可能な絶縁性のシャッターと、
    このシャッターの両翼に配置されて当該シャッターを前記挿入室の一端側に付勢する一対の導電性を有する圧縮コイルばねと、を備え
    前記一対のロックアームは、片持ち状の板ばねであって、円弧状に形成される先端部と、当該一対のロックアームの基端同士を連結する導電性を有する連結板と、を有し、
    前記一対の圧縮コイルばねは、一端側が前記シャッターの他端に当接され、他端側が前記連結板に当接され、
    前記シェルにおいて面積の大きい一方の側面の両翼に前記一対のロックアームの先端部が当該シェルの内部から進退する一対の穴が設けられ、
    前記一対のロックアームは、シェルの両翼内部に配置されて当該シェルの内壁に導通可能に当接しているロック機構付きプラグ。
  2. 前記シェルは、相手側リセプタクルのシェル内に挿入されて前記一対のロックアームで係止され、当該シェルと相手側シェルが相互に当接可能な請求項1記載のロック機構付きプラグ。
  3. 前記シェルは、他端側に略直角に折り曲げられる一対の折り曲げ片を有し、この一対の折り曲げ片は、プリント基板にはんだ接合される請求項1又は2記載のロック機構付きプラグ。
  4. 前記複数のコンタクトは、リードが前記ハウジングの他端側から延出して互いに相反する向きに一対に並列配置され、当該リードはプリント基板にはんだ接合される請求項1から3のいずれかに記載のロック機構付きプラグ。
  5. 前記プリント基板の部品実装面と直交する方向から前記相手側リセプタクルが結合される垂直取付形のコネクタである請求項3又は4記載のロック機構付きプラグ。
  6. クレードルに取り付け可能な請求項1から5のいずれかに記載のロック機構付きプラグ。
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