JP4549932B2 - 排水溝蓋兼用の防潮構造 - Google Patents

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この発明は、例えばマンション等の構造物施設の内部に雨水等が浸水するのを防止する排水溝蓋兼用の防潮構造に関するものである。
マンション等の構造物施設内外に設けられた一般的な排水溝は、その開口部にコンクリート製の蓋体を被嵌だけの暗渠構造としたものと、鉄製のスリット付き蓋体を被嵌した集水構造のものとがあり、いずれの場合も通常の降雨時には雨水が構造物施設内部に浸水してくるようなことはないが、暴風時や豪雨時などの大量降雨時には雨水が構造物施設内部に浸水してくる場合がある。その浸水防止対策として、従来は、前記排水溝の蓋体とは別の防潮専用パネルを予め用意しておき、大量降雨時にその防潮専用パネルを収納場所から運搬または引き出して建物の浸水防止個所に設置しているのが実情である。
なお、上記先行技術は当業者一般に知られた技術であって、文献公知発明に係るものではない。
前述のような大量降雨時における構造物施設内部への浸水防止対策として適用する従来の防潮専用パネルは、その使用時の止水性能を確保するための十分なパネル強度および支持構造としなければならず、特にその支持構造は大がかりとなって防潮専用パネルを含む全体重量が嵩むこととなり、このような防潮専用パネルはコスト高になると共に、大量降雨時などの使用に際しては、その都度、収納場所から使用場所まで運搬もしくは引き出して設置しなければならず、その設置作業には多くの時間と労力を要して使用勝手が悪いという課題があった。また、前述のように大がかりな支持構造を有する防潮専用パネルは格別に収納場所を確保しなければならないなど、その収納場所にも大きな制約が生じるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、構造物施設内外に既設の排水溝を利用可能で、かつ当該排水溝の蓋を兼ねた簡易構造の防潮板により、例えば大量降雨時の雨水等を前記排水溝に誘導することができると共に、その排水溝から構造物施設内部への浸水を簡単に防止することができ、防潮板収納場所も格別に必要としない排水溝蓋兼用の防潮構造を提供することを目的とする。
この発明に係る排水溝蓋兼用の防潮構造は、構造物施設内外に設けられた排水溝の開口部における溝幅方向の少なくとも片側壁部に回動可能に軸支されて当該排水溝の開口部を開閉する防潮板と、この防潮板を前記排水溝の開口縁部から立ち上がる回動起立位置で保持する開き止め部材とからなるものである。
この発明によれば、排水溝の開口部を閉塞する蓋を兼ねた防潮板を、前記排水溝の開口縁部から立ち上がる開放起立位置と排水溝閉塞位置とに回動可能な取付け構成として開放起立位置では開き止め部材で保持するように構成したので、大量降雨時などの際に前記防潮板を回動起立させて保持するだけで、前記排水溝の開口縁部から立ち上がる防潮板によって、雨水等が排水溝から構造物施設側に流れるのを堰き止めて排水溝内に誘導することができ、このため、大量降雨時などの際に既設の排水溝を利用して構造物施設内部への浸水を簡単に防止することができるという効果がある。また、前記防潮板は排水溝の蓋を兼ねているので、従来のように排水溝の蓋とは別の防潮専用パネルを用意する必要がなくなってコスト低減が図れるという効果がある。さらには、前述のように排水溝の蓋を兼ねる防潮板は、その収納場所を格別に配慮する必要が一切ないという効果がある。また、前記防潮板は、排水溝の施工時に付帯して据え付けたり、既設の排水溝に簡単な工事で容易に据え付けることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による排水溝蓋兼用の防潮構造を示す概念的断面図、図2は図1中の防潮板を閉じた状態を示す断面図、図3(A)は図1の右側面図、図3(B)は図3(A)の平面図、図4は隣り合う防潮板間の止水構造を示す断面図である。
図1および図2において、1は構造物施設出入口付近などの構造物施設内外にコンクリートで施工されてモルタル仕上げされた排水溝であり、この排水溝1は両側内壁部に段部1aを有する段付き凹状断面のU字溝からなっている。すなわち、前記排水溝1は、両側内壁部の段部1aを境界として上部幅広溝部1bと下部幅狭溝部1cとを連続形成したU字溝となっている。このような段付き凹状断面の排水溝1において、上部幅広溝部1bおよび下部幅狭溝部1cの内壁面には金属板2a,2bが張設されている。
ここで、前記構造物施設とは、地下室、トンネル、地下道、地下駐車場、地下街、地下格納庫などの地下施設や半地下施設を含むとともに、ビル、マンション、住宅、店舗、倉庫などの地上施設のほか、屋外に設置されたエレベータ・エスカレータ・動く歩道などをも含むものである。要するに、前記構造物施設は、地下室、地下施設や半地下施設や地上施設の全て又はそれらの一部を複合したものを含むものである。
また、前記構造物施設内外とは、構造物施設の出入口近傍、構造物施設廻り、構造物施設の屋上出入口近傍、区画された敷地廻りなどを含み、構造物施設外に通じる構造物施設内の階段部・スロープなどを含めた通路全般をも含むことを意味するもので、前記排水溝1は構造物施設の出入口近くに設けられていることが望ましい。
このような排水溝1の上部幅広溝部1bには、その排水溝1の蓋を兼ねる防潮板3が回動開閉可能に嵌め込まれるようになっている。この防潮板3は平面長方形状をなして長手方向一側が、前記排水溝1の開口部(上部幅広溝部1b)における溝幅方向の片側壁部にピンPによって回動可能に軸支されている。したがって、前記ピンPを支点として前記防潮板3を回動起立させると、当該防潮板3は排水溝1の開口部における溝幅方向の片側開口縁部(実施の形態1では図1に示すピンP側の金属板2a)から立ち上がるが、その立ち上げ側を実施の形態1では構造物施設側に設定している。
次に、前記防潮板3の詳細な構造について説明すると、図示例の防潮板3は、前記上部幅広溝部1bの溝幅に対応した幅寸法のパンチングメタルからなっており、このパンチングメタルの裏面に溶接等で張設されて当該パンチングメタルの開孔領域を部分的に閉塞する開孔閉塞板4を有している。この開孔閉塞板4は、前記防潮板3のピンPを支点とした回動起立時における当該防潮板3の上側の開孔領域3aを開孔状態のまま残して当該開孔領域3aの下側の開孔領域を閉塞しているもので、その開孔閉塞領域3bが止水領域となって前記防潮板3の回動起立時に図1に示す止水高さHを確保できるようにしてある。したがって、前記防潮板3は、回動起立時の上側に開孔領域3aを有し、下側に開孔閉塞領域(止水領域)3bを有している。なお、前記開孔領域3aは、前記防潮板3による排水溝1の閉蓋時に雨水等を排水溝1内に流入させるものである。
また、前記防潮板3の裏面には、幅方向両端側に配置されて長手方向に延びる端部補強部材5,6および幅方向中間部に配置されて長手方向に延びる中間補強部材7のそれぞれが溶接等により固着されており、前記防潮板3による排水溝1の閉蓋時に前記端部補強部材5,6が排水溝1の段部1a上に着座するようになっている。このような防潮板3における軸支ピンP側の端部補強部材5と、前記排水溝1の下部幅狭溝部1cにおける一側(前記端部補強部材5側)の金属板2bとの間には止水シート(止水部材)8が張設されている。さらに、前記排水溝1の下部幅狭溝部1cにおける他側(止水シート8の張設側とは反対側)の金属板2bと前記中間補強部材7との間には、前記防潮板3を回動起立位置に保持する屈曲・伸張可能な開き止め部材9が斜めに装架されている。
この開き止め部材9は中途部が屈曲可能なリンクレバーからなり、前記防潮板3の回動起立時に伸張状態となって当該防潮板3を回動起立位置に保持固定するもので、その開き止め部材9の中途部を人為的操作で屈曲させることにより、前記防潮板3を排水溝1の閉蓋位置に回動させることができるようになっている。そして、前記防潮板3による排水溝1の閉蓋時に屈曲した開き止め部材9は、図2に示すように、前記排水溝1の下部幅狭溝部1c内に折畳収納されるようになっている。
以上のようにして排水溝1に取り付けられた防潮板3は、その複数枚が図3に示すように排水溝1の長手方向に沿って隣接配置されている。そして、各防潮板3の隣接端部には、図4に示すように互いに接離可能なゴムビード等の止水部材10a,10bが取り付けられている。これらの止水部材10a,10bは、隣り合う防潮板3が同一面状に保持されたときに当接して当該防潮板3間を封止し、かつ、隣り合う一方の防潮板3を回動させたときに前記止水部材10a,10bが互いに離れるようになっている。また、前記排水溝1の長手方向両端部の近傍には、回動起立時の防潮板3群における両サイドの防潮板3を沿わせる柱11,12が立設されている。これらの柱11,12には、前記防潮板3群の回動起立時における両サイドの防潮板3を当接させるためのパッキン(止水部材)13,14が取り付けられている。なお、前記防潮板3は、その表面から出没可能な開閉操作用の取手(図示せず)を有するものである。
次に動作について説明する。
図2に示すように、複数の防潮板3が排水溝1を閉じている通常の状態において、雨水等は前記各防潮板3の開孔領域3aから排水溝1内に流入するが、大量降雨時に前記防潮板3を排水溝1の開放方向に回動させると、その防潮板3に追従して開き止め部材9が伸張方向に動作し、前記防潮板3の回動起立位置では前記開き止め部材9が最大伸張状態となって前記防潮板3が排水溝1の開口部における溝幅方向の構造物施設側縁部から立ち上がった起立位置に保持固定される。このようにして、排水溝1の蓋を兼ねる防潮板3が前記排水溝1の開口部の構造物施設側縁部から立ち上げ保持されることにより、大量降雨時に構造物施設側へ流れる雨水は、前記防潮板3の止水領域3bで堰き止められて排水溝1内に誘導され、構造物施設内部への浸水が防止される。
以上説明した実施の形態1によれば、排水溝1の開口部に当該排水溝1の蓋を兼ねる防潮板3を開閉回動可能にピンPで軸支し、この防潮板3を前記排水溝1の開口部における溝幅方向の構造物施設側縁部から立ち上げて開き止め部材9で保持できるように構成したので、大量降雨時などの際に前記防潮板3を回動起立させるだけで、構造物施設側に流れる雨水等を前記防潮板3で堰き止めて排水溝1内に誘導することができ、このため、構造物施設内部への浸水を簡易に防止することができるという効果がある。また、前記防潮板3の立ち上げ保持状態では、当該防潮板3の下端部と排水溝1の壁部との間が止水シート8で封止されると共に、隣接起立する複数の防潮板3間がゴムビード等の止水部材10a,10bで、かつ前記複数の隣接防潮板3における両サイドの防潮板3と柱11,12との間がパッキン13,14でそれぞれ封止されるので、前記防潮板3の立ち上げ保持状態での十分な止水性能を確保することができるという効果がある。
また、前述のように排水溝1の蓋を兼ねる防潮板3は既設の排水溝1に取り付け施工することができるという効果がある。さらに、前記防潮板3はパンチングメタルからなって排水溝1の開口部閉塞時にはパンチグメタル裏面の開孔閉塞板4や補強部材5,6,7および開き止め部材9等が一切露出しないので、パンチングメタル全面の開孔(パンチング孔)群のみが表出した意匠的外観を呈するという効果がある。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2による排水溝蓋兼用の防潮構造を示す断面図、図6は図5中の防潮板を閉じた状態を示す断面図であり、図1から図4と同一部分には同一符号を重複説明は省略する。
この実施の形態2では、前記実施の形態1における防潮板3を開いた状態において、大量降雨時の濁流で浸漬された排水溝1に幼児等の歩行者が落ちるのを防止するための安全対策(歩行者落下防止対策)を施し、その安全対策として、前記排水溝1の開口部(上部幅広溝部1b)における防潮板3の軸支ピンPと反対側の段部1a上に前記排水溝1の上端開口溝幅を狭くする落下防止部材15を付加すると共に、前記防潮板3の回動自由端側の端部補強部材6(図1参照)を取り除くことで、その回動自由端側を前記落下防止部材15上に当接支承させて排水溝1を閉塞する構成としたものである。
なお、前記落下防止部材15は、パンチングメタルや格子状部材など通水可能な部材で構成することにより、閉じ位置の防潮板3の開孔領域3aの孔が前記落下防止部材15で遮られることのないようにしておくことで、通常の降雨時などにおいて、雨水等の流水を閉じ状態の防潮板3の開孔領域3aから排水溝1内まで流入させるようにすることも可能である。
前述のように構成した実施の形態2によれば、防潮板3の開き止め部材9の屈曲・伸張動作を許容する範囲で排水溝1の上端開口溝幅を前記落下防止部材15によって狭めることができるので、大量降雨時に防潮板3を開いて濁流で浸漬された状態の排水溝1であっても当該排水溝1に歩行者が落ち難くなって安全性が向上するという効果がある。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による排水溝蓋兼用の防潮構造を示す要部斜視図であり、図1から図4と同一部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
この実施の形態3では、前記実施の形態2の落下防止部材15に替わる歩行者落下防止対策として、前記排水溝1に通水性を有する落下防止用の内蓋16A,16Bを嵌め込み保持させたものである。この実施の形態3においては、排水溝1の下部幅狭溝部1cにおける開口部両側の金属板2bに平行するレール状の内蓋支持部材17を溶接等で固着し、この内蓋支持部材17上に格子状の内蓋16A,16Bを載置しておくように構成したものである。それらの内蓋16A,16Bは、開き止め部材9と干渉しないように当該開き止め部材9の部位で複数に分割されて前記内蓋支持部材17上に載置され、その載置状態では排水溝1の段部1aと略同じ高さに保持されることにより、防潮板3の閉じ位置では当該防潮板3裏面の中間補強部材7と前記内蓋16A,16Bとが干渉しないようになっている。
このように、排水溝1の開口側に格子状の内蓋16A,16Bを嵌め込み保持させるように構成した実施の形態3によれば、大量降雨時の防潮板3開放時に排水溝1が濁流で浸漬された状態となっても、その排水溝1の開口側全域が内蓋16A,16Bで塞がれていることにより、歩行者が前記排水溝1内に足を踏み外して落下するような危険性がなく、信頼性の高い安全性を確保できるという効果がある。しかも、前記内蓋16A,16Bは開き止め部材9と干渉しないように当該開き止め部材9の部位で分割されて排水溝1の下部幅狭溝部1c内の内蓋支持部材17上に支持され、かつ防潮板3の閉じ位置では当該防潮板3裏面の中間補強部材7が前記排水溝1の上部幅広溝部1b内に収められて前記中間補強部材7と内蓋16A,16Bとは干渉しないので、防潮板3をスムーズに開閉させることができるという効果がある。
なお、前記内蓋16A,16Bは、図7に示すような格子形状のものに特定されるものではなく、その他の例えばパンチングメタルなど、歩行者の体重に耐えられる強度を有する有孔平板部材であってもよく、この場合も同様の落下防止効果を期待できる。また、前記内蓋16A,16Bは前記実施の形態2による落下防止部材15と併用することも可能であり、この場合も同様の効果を期待できる。
実施の形態4.
前記実施の形態1から実施の形態3では、防潮板3を排水溝1の溝幅方向における構造物施設側の開口縁部で回動起立させるように構成したが、これとは反対側、すなわち排水溝1の溝幅方向の構造物施設側とは反対側の開口縁部で前記防潮板3を回動起立させるように構成してもよい。この場合であっても、構造物施設外側から構造物施設側に流れる雨水等を起立状態の前記防潮板3で堰き止めることができると共に、その防潮板3からのオーバーフロー水は排水溝1内に流落することにより、前記実施の形態1の場合と同様に構造物施設内部への浸水を防止できるという効果がある。
実施の形態5.
前記各実施の形態では、排水溝1の開口部における溝幅方向の片側縁部で防潮板3を開閉回動させる片開き式の構成としたが、前記排水溝1の溝幅方向の両側縁部に相対方向へ開閉回動可能な防潮板3を軸支した両開き式の構成としてもよい。この場合、前記排水溝1を溝幅方向に挟んだ位置で回動起立させる左右一対の防潮板3は、回動起立時の止水高さが同じ高さであってもよいが、構造物施設側の防潮板3よりも反構造物施設側の防潮板3の止水高さを低くすることが好ましい。
このように構成した実施の形態5によれば、構造物施設外側から構造物施設側に流れる雨水等を排水溝1の反構造物施設側の防潮板3で堰き止めると共に、当該防潮板3からのオーバーフロー水を排水溝1内に流落させることができ、かつ排水溝1内の流水が構造物施設側にオーバーフローするのを構造物施設側の防潮板3で防止することができるという効果がある。
なお、前記排水溝1の両端部での流水の廻り込みを防止するために当該排水溝1の端部縁廻りを囲むパッキンを設けることにより、いっそう効果的な止水性能を得ることができる。また、前記防潮板3はパンチングメタルに特定されるものではなく、全面が止水性能を有するものであってもよい。
なお、図1,図5,図7では、回動起立状態の防潮板3が直立するようにしているが、その防潮板3は、排水溝1が傾斜面に設けられている場合など斜めに起立するようにしてもよく、この場合も同様の防潮効果を得ることが可能である。また、前記排水溝1は平面一直線状のものでなくてよく、この場合も前記各実施の形態と同様の防潮構造とすることが可能である。
この発明の実施の形態1による排水溝蓋兼用の防潮構造を示す概念的断面図である。 図1中の防潮板を閉じた状態を示す断面図である。 図3(A)は図1の右側面図、図3(B)は図3(A)の平面図である。 隣り合う防潮板間の止水構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による排水溝蓋兼用の防潮構造を示す断面図である。 図5中の防潮板を閉じた状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による排水溝蓋兼用の防潮構造を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 排水溝
1a 段部
1b 上部幅広溝部
1c 下部幅狭溝部
2a,2b 金属板
3 防潮板
3a 開孔領域
3b 開孔閉塞領域
4 開孔閉塞板
5,6端部補強部材
7 中間補強部材
8 止水シート(止水部材)
9 開き止め部材
10a,10b 止水部材
11,12 柱
13,14 パッキン
15 落下防止部材
16A,16B 内蓋(落下防止部材)
P ピン

Claims (4)

  1. 構造物施設内外に設けられた排水溝の開口部における溝幅方向の少なくとも片側壁部に回動可能に軸支されて当該排水溝の開口部を開閉する防潮板と、この防潮板を前記排水溝の開口縁部から立ち上がる回動起立位置で保持する開き止め部材とからなることを特徴とする排水溝蓋兼用の防潮構造。
  2. 防潮板の軸支側の端縁部と当該軸支側の排水溝壁部との間には止水部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の排水溝蓋兼用の防潮構造。
  3. 開き止め部材は、防潮板の裏面と排水溝の内壁部とに跨って屈曲・伸張可能に装架され
    、前記防潮板の起立方向への回動時に当該防潮板に追従して伸張方向に動作することで、前記防潮板の回動起立位置では最大伸張状態となって当該防潮板を保持し、かつ最大伸張状態の前記開き止め部材を中途部から屈曲させることで前記防潮板が排水溝閉塞方向に回動するようになっていることを特徴とする請求項1記載の排水溝蓋兼用の防潮構造。
  4. 防潮板は、その複数枚が排水溝の長手方向に隣接配置され、隣り合う防潮板間に止水部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の排水溝蓋兼用の防潮構造。
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