JP4548293B2 - 便器の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は便器に関し、詳しくは、便器を床上に固着する際に安全確実に取付ることができる便器の取付構造の技術に関する。
従来、特にリフォーム用の便器を床上に固着する際に便器排水装置を外部配水管に導くために排水アジャスタが用いられる。このとき、便器排水装置のケース本体部の基部が排水アジャスタに固着具によって確実に固着できないと、接合部のパッキンのシール性が悪くなり水漏れが発生するという問題があった。このような問題を解決するための便器の取付構造が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、図6に示すように、弾性体の略円筒形状のブッシュ5は、上端部に上部突起片7と下端部に下部突起片8とを有しており、ブッシュ5の内部の側面に内部係止片6が設けられる。そして、この内部係止片6とボルト9の螺子部12が係止する。便器1を床フランジ接続部2に固定するボルト9は略正方形の頭部10と螺子のない無螺子部11と螺子部12とからなる。
便器1を取付ける際には、まず、床上に床フランジ接続部2を配置する。次に、ボルト9の螺子部12が上側になるように頭部10を床フランジ接続部2の図示しない矩形孔部から嵌入且つ移動して係止リブ4に係止させる。
ブッシュ5は便器1のボルト孔1aに嵌入されて、上部突起片7が便器1の上面と接触し、下部突起片8が便器1の下面に接触するように係止される。
便器1を据付ける際には、便器1を床フランジ接続部2の上部に配置しておき、床フランジ接続部2に立設しているボルト9の螺子部12をブッシュ5に嵌入するように便器1を下降させて便器1が床フランジ接続部2に固定される。
このとき、内部係止片6は弾性変形するので螺子部12は容易に嵌入することができ、最後に化粧キャップ13が取付けられる。このため、狭い作業スペースでナットを回動固着させる作業が不要となるので便器の取付作業が容易になる。
特開2004−278252号公報
ところが、上記の便器の取付構造においては、便器1をボルト9の長さ(高さ)まで持ち上げてから下降させる必要があるので、便器1をボルト9の先端位置に正確に嵌入することは難しく、稀ではあるが便器1がボルト9の螺子部12に衝突してボルト9に損傷を与えることがあった。
そこで、本発明は、ボルトとナットが確実且つ容易に螺合できて、便器排水装置のケース本体部の基部が排水アジャスタに確実に固着できる便器の取付構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ボウルから延びる排水管部に固定された固定端部と、駆動源からの回転力がクラッチ手段を介して伝達されて上下方向に回転可能とされた自由端部とを有する封水トラップが配設された便器において、前記封水トラップはケース本体部に収納されるとともにケース本体部の下部に排水口を持つ基部を備え、前記基部は外部排水管に連続する排水アジャスタと固着具により固着され、前記固着具はボルトとナットからなり、前記排水アジャスタにナットを螺合位置に仮置する差込部が設けられ、この差込部はナットを保持する受部と、ナットの対辺間をシマリバメ嵌合する一対の側壁を備えることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記基部は外部排水管に連続する排水アジャスタと固着具により固着され、前記固着具はボルトとナットからなり、前記排水アジャスタにナットを螺合位置に仮置する差込部が設けられ、この差込部はナットを保持する受部と、ナットの対辺間をシマリバメ嵌合する一対の側壁を備えるので、ナットを受部と一対の側壁で保持できるのでナットを差込部の螺合位置に安定して仮置することができる。
このため、ボルトはナットと容易に螺合できるので、ボルトが損傷することもなく、前記基部と排水アジャスタは確実に固着することができる。また、ナットを螺合位置に仮置しているので芯を合わせる必要がなく、ボルトを回すだけでナットに螺合できて作業性が向上する。
以下に、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
<便器の取付構造の構成>
図1に示すように、本発明の実施形態における便器の取付構造62は便器排水装置31のケース本体部36と排水アジャスタ38間の取付構造であり、固着具70としてのボルト53とナット68が用いられる。
ここで、便器排水装置31は、便器32のボウル33から延びる排水管部34に固定された固定端部35aと、図示しないモータ等の駆動源からの回転力が伝達されて矢印Qで示すように上下方向に回転可能とされた自由端部35bとを有する封水トラップ35が配設される。
そして、封水トラップ35はケース本体部36に収納され、ケース本体部36の下方には排水部36aを設けた略矩形状の基部51を備えている。この基部51は床面37上に設けられる排水アジャスタ38に固着されるが、排水アジャスタ38の四隅部に凹部57が設けられ、ケース本体部36の基部51に凸部52が設けられ、この凹部57と凸部52によって排水アジャスタ38とケース本体部36が容易に位置合わせできる。
さらに、排水アジャスタ38は外部排水管41と繋がる床フランジ接続部42に横引管43を介して固着される。
ケース本体部36の一側壁36bには封水トラップ35の外径に略等しい取付孔44が設けてあり、取付孔44に回動且つ上下反転自在な封水トラップ35が挿入して取付けられる。さらに、封水トラップ35の固定端部35aをケース本体部36から外部に突出し、ボウル33の後端部に形成したボウル排水口33aに外嵌するとともに、固定端部35aの外周をホースバンド等によって締め付けて固定される。
なお、封水トラップ35は樹脂、ゴム等の軟質の材料で蛇腹状のホースであり伸縮および屈曲自在で、封水トラップ35の大部分はケース本体部36内に配置される。
図2、図3、図4に示すように、上記、ケース本体部36の凸部52は基部51の四隅部下部51aに設けられ、卵形状(三次元形状)の湾曲面を備えるので、凸部52が凹部57に沿って三次元にガイド挿入されケース本体部36が下降する動作に連動して排水アジャスタ38に徐々に連続的に位置決めが確実容易にできる。このため、基部51(ケース本体部36)はピンポイント的に容易に排水アジャスタ38に位置合わせできる。
そして、基部51の一対の対向する辺の中央部には排水アジャスタ38との固着用のボルト53の挿入用のボルト穴53aが形成される。本実施例では中央の一対のボルト穴だけが実際に使用するため開口しているが、その両側にも予備穴53bが用意されている。予備穴53は実際のボルト穴が形成されない薄板状であるが使用時には簡単にボルト穴が開けられるようになっている。基部51の中央部には後述する排水部36aの周りに設けられるパッキンが当接する領域61を備えて形成される。
なお、基部51から下方にベース54が延設されているが、これは排水アジャスタ38が使用されない場合にケース本体部36を床面37に直接設置する場合にも兼用できるように設けられたものであり、本実施例では使用されない。
排水アジャスタ38は略矩形フランジ形状の受部55と、床に固着するベース56と、受部55とベース56間に挟まれる排水部65とからなる。受部55の中央部には排水孔55bと、排水部65の一側面65aに横引管43を挿入するための挿入口65bを備え、ケース本体部36からの排水を横引管43の方向に90度変えることができる。
受部55の四隅部55aには、上記、ケース本体部36の基部51を所定の位置まで凸部52を介してガイドするための略平面状の凹部57が形成され、中央部には排水孔55bを囲んで図示しないパッキンが挿入されるパッキン溝58が設けられる。
受部55の一対の対向する辺55cの各3箇所には図示しないナットを螺合位置に仮置するためのU字形の差込部59が形成される。なお、実施例では中央の一対の差込部59だけが使用される。差込部59を囲んで一対の三角形状の補強材62aが受部55と排水部65間に設けられる。
図5に示すように、ナット68を螺合位置に仮置するための差込部59は受部55の裏面55dに設けられ、差込部59は一対の側面66とその先端に受部67を備えるアングル形状材と両側面66間を連結する奥側面66aとで囲まれた略直方体形状である。
差込部59の広さは、両側面66間の内法幅S、内法高さH、奥側面66aまでの奥行Tである。
使用されるナット68は例えば四角ナットで、対辺寸法S1xS1で厚さH1とすると、両側面66間の内法幅Sはナット68の対辺寸法S1に対してシマリバメ状態の嵌合寸法に設けられるので、S<S1の関係である。また、仮置状態のナット68の上部は、ナット68の差込を容易にするため、受部55との間に空間を持たせて、H>H1の関係に形成される。ナット68は奥側面66aと接するように挿入されるので、差込部59の中心線W上で奥側面66aからナット68の中心までの長さU=S1/2である。
このように、排水アジャスタ38とケース本体部36が位置合わせされた状態で、ナット68の中心位置は基部51のボルト穴53aと平面的に同じ位置になっているので、ボルト53を垂直に挿入するだけで容易にナット68の中心に当接することができる。そして、ボルト53を回すだけでナット68と螺合できて最終的にナット68は受部55の裏面55dに上昇して圧着係止する。
なお、受部55はボルト53が垂直に挿通できる隙間55fを保持するためにU字形状に切欠かれるので、ボルト53の直径Y、切欠幅(隙間)Y1とすると、Y1>Yの関係である。(受部67間もボルト53が挿入できる隙間67aが同じ切欠幅Y1で形成される)。受部55はU字形状に沿って斜め下方に傾斜する傾斜端面55eが形成される。
なお、実施例では中央の一対の差込部59だけが使用され、他の二対は予備なので受部67にボルト53が挿入できる隙間67aは形成されない。
<便器の取付構造の作用>
上記のように、両側面66の内法幅Sがナット68の対辺寸法S1に対してシマリバメの嵌合寸法に設けられるので、差込部59に挿入されたナット68は、仮置状態ではあるが容易に移動することなく安定してボルト53との螺合位置に保持される。
ナット68は奥側面66aと接する位置まで挿入するので、ナット68の挿入位置を確認する必要がなく、容易且つ確実に仮置状態に位置決めすることができる。受部55はU字形状に沿って斜め下方に傾斜する傾斜端面55eを形成しているので、ナット68の差込部59への指による挿入作業がさらに容易になることに加えて、ボルト53をボルト穴53aに挿入した場合にボルト53をナット68の位置までさらに容易にガイドすることができる。
このように、ナット68を人手により操作、保持する必要がないので、ボルト53を回すだけでナット68に容易に確実に螺合することができるので作業性が向上し、確実にケース本体部36と排水アジャスタ38を固着することができる。
なお、差込部59にナット68を挿入するかわりにナットをインサート成型する方法もあるが、この方法はインサート成型の作業コストが高いため合理的な方法ではない。
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということは言うまでもない。使用するナット68は四角ナットに拘らず、六角ナット等でもよい。
本発明の実施形態における、ケース本体部36と排水アジャスタ38間の固着具70による便器の取付構造62の状態を示す側面透視図である。 本発明の実施形態における、ケース本体部36の斜視図である。 本発明の実施形態における、図2のB−B矢視図である。 本発明の実施形態における、排水アジャスタ38の斜視図である。 本発明の実施形態における、便器の取付構造62の差込部59の配置を示す、(a)は平面図、(b)は正面図である。 従来の便器の取付構造を示す断面透視図である。
符号の説明
53 ボルト
55 受部
55d 裏面
55f 隙間
59 差込部
62 便器の取付構造
66 側面
66a 奥側面
67 受部
67a 隙間
68 ナット
W 中心線
U 長さ
S 内法幅
S1 対辺寸法
Y1 切欠幅

Claims (1)

  1. ボウルから延びる排水管部に固定された固定端部と、駆動源からの回転力がクラッチ手段を介して伝達されて上下方向に回転可能とされた自由端部とを有する封水トラップが配設された便器の取付構造において、
    前記封水トラップはケース本体部に収納されるとともにケース本体部の下部に排水口を持つ基部を備え、前記基部は外部排水管に連続する排水アジャスタと固着具により固着され、
    前記固着具はボルトとナットからなり、前記排水アジャスタにナットを螺合位置に仮置する差込部が設けられ、この差込部はナットを保持する受部と、ナットの対辺間をシマリバメ嵌合する一対の側壁を備えることを特徴とする便器の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005213764A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 水洗便器装置

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