JP4547508B2 - 印刷ジョブ管理プログラムおよび印刷ジョブ管理システム - Google Patents
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Description
また、封筒の宛名印刷など差込み印刷で非定型印刷を大量に行う場合に、他の印刷ジョブが割り込まれることにより、印刷用紙の不一致な印刷が行われてしまう場合もある。
更に、帳票処理ソフトによっては、ファイル単位で印刷要求しても、帳票シート単位で印刷ジョブが分かれるものもあり、別のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブが割り込まれることが少なくない。
また、クライアント端末コンピュータ100において複数のアプリケーション・プログラムが同時に印刷を実行した場合も同様な状態を生じることとなる。
このために、本発明の印刷ジョブ管理プログラムは、印刷を指示する1乃至複数のクライアント端末コンピュータと印刷を実行する1乃至複数のネットワークプリンタとがネットワークを介して接続され、前記クライアント端末コンピュータから印刷指示された印刷ジョブを前記ネットワークプリンタにて印刷するネットワーク印刷システムにおいて、前記クライアント端末コンピュータに実行させるプログラムであって、以下の(a)〜(i)のステップを実行させる。
(b)第1のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に移動し格納するステップ
(c)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在し、且つ、ネットワークプリンタとの通信セッションが確立していない場合は、ネットワークプリンタとの通信セッションを開始するステップ
(d)ネットワークプリンタに対してステータス要求を行い、ネットワークプリンタから専有信号を受信した場合、ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータを特定し、ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータに対して印刷ジョブを送信するステップ
(e)ネットワークプリンタとの通信セッションが確立した場合は、第2のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブをネットワークプリンタに送信するステップ
(f)ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付け、他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に格納するステップ
(g)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在するか否かを確認するステップ
(h)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在する間は前記(e)乃至前記(g)の処理を行うステップ
(i)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在しない場合、ネットワークプリンタとの通信セッションを終了するステップ
第2のプリントスプーラ領域を確保するのは、第1のプリントスプーラ領域に格納された印刷ジョブの処理において、印刷ジョブ毎に上記ポートモニタ・プログラムが呼出され、ネットワークプリンタに送信されているのを回避するためである。
すなわち、第2のプリントスプーラ領域を確保して、第1のプリントスプーラ領域に格納された印刷ジョブ毎に呼出されるポートモニタ・プログラムに、ネットワークプリンタに印刷ジョブを送信させるのではなく、第1のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に移動し格納するステップ(b)を行わせるのである。
そして、第2のプリントスプーラ領域内に格納された複数の印刷ジョブを纏めて、1回の通信セッションでネットワークプリンタに送信するのである。
(A1)印刷ジョブを格納する第2のプリントスプーラ領域を確保する手段
(A2)第1のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に移動し格納する手段
(A3)ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付ける手段
(A4)他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に格納する手段
(A5)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在し、且つ、ネットワークプリンタとの通信セッションが確立していない場合は、ネットワークプリンタとの通信セッションを開始する手段
(A6)ネットワークプリンタに対してステータス要求を行い、ネットワークプリンタから専有信号を受信した場合、ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータを特定し、ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータに対して印刷ジョブを送信する手段
(A7)ネットワークプリンタとの通信セッションが確立した場合は、第2のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブをネットワークプリンタに送信する手段
(A8)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在するか否かを確認する手段
(A9)ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付け、他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に格納する手段
(A10)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在する間は前記(A7)乃至(A9)の処理を行う手段
(A11)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在しない場合、タイマーを開始する手段
(A12)タイマーが所定時間を経過する前に印刷ジョブが第2のプリントスプーラに格納された場合は、前記(A7)乃至(A11)の処理を行う手段
(A13)タイマーが所定時間を経過した場合、ネットワークプリンタとの通信セッションを終了する手段
(A14)クライアント端末コンピュータからステータス要求を受信した場合に、ステータス応答を返信する手段
(A15)クライアント端末コンピュータから専有中のクライアント端末コンピュータの問合せを受けた場合、専有中のクライアント端末コンピュータの識別情報を返信する手段
クライアント端末コンピュータ100は、ネットワーク10を介して、ネットワークプリンタ300と通信可能に接続されている。クライアント端末コンピュータ100は、一般的なパーソナルコンピュータであり、以下では、OS(オペレーティング・システム)としてWindows(登録商標)XPが稼動しているものを一例として説明する。なお、本発明は他のOSでも適用可能である。ネットワークプリンタ300は、クライアント端末コンピュータ100から送信された印刷ジョブを受信して印刷出力する。図4において、ネットワークプリンタ300はネットワーク10に直接接続されているが、プリンタと別体のプリントサーバを介してネットワーク10に接続されていても良い。この場合、プリントサーバがネットワークプリンタのネットワーク通信機能を担うことになる。
なお、ここでいう同時とは厳密に同タイミングということではなく、1つの印刷ジョブが終了したのち一定時間が経過する前に別の印刷ジョブが発生するといった意味で用いている。
追加されたプログラムは2つで、印刷サービス・プログラム170が、
(a)印刷ジョブを格納する第2のプリントスプーラ領域を確保するステップ
(c)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在し、且つ、ネットワークプリンタとの通信セッションが確立していない場合は、ネットワークプリンタとの通信セッションを開始するステップ
(d)第2のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブをネットワークプリンタに送信するステップ
(e)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在するか否かを確認するステップ
(f)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在する間は前記d)乃至f)の処理を行うステップ
(g)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在しない場合、ネットワークプリンタとの通信セッションを終了するステップ
を実施し、
ポートモニタ・プログラム150が、
(b)第1のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域に移動し格納するステップ
を実施する。
(g)第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在しない場合に、タイマーを開始するステップ
(h)タイマーが所定時間を経過する前に印刷ジョブが第2のプリントスプーラ領域に格納された場合は、前記d)乃至h)の処理を行うステップ
(i)タイマーが所定時間を経過した場合、ネットワークプリンタとの通信セッションを終了するステップ
を実施する。
先ず、クライアント端末コンピュータ100の印刷サービス・プログラム170は、周期的に第2のプリントスプーラ領域160を監視している。第2のプリントスプーラ領域160に印刷ジョブが格納されると、印刷サービス・プログラム170はこれを検知し、ネットワークプリンタ300に対してコネクト要求を送信する(ステップS31)。ネットワークプリンタ300では、通信セッションが確立できる場合はコネクト応答を行う(ステップS32)。これにより通信セッションが確立される。ネットワークプリンタ300との通信セッションが確立されると、印刷サービス・プログラム170が、第2のプリントスプーラ領域160に格納されている複数の印刷ジョブ1,2,・・・nを送信する。ここで、ネットワークプリンタ300が、既に他のクライアント端末コンピュータと通信セッションを確立し印刷ジョブの受信処理を行っている場合は、クライアント端末コンピュータ100の印刷ジョブ1,2,・・・nの送信が待たされる。
そして、印刷サービス・プログラム170は、第2のプリントスプーラ領域160内に印刷ジョブがなくなれば、ディスコネクト要求を送信する(ステップS51)。これを受けてネットワークプリンタ300はディスコネクト応答を返信する(ステップS52)。これにより、ネットワークプリンタとの通信セッションを終了する。
本発明の印刷ジョブ管理プログラムは、図4において符号Bで示された点線で囲まれた部分のプログラムを称している。
ポートモニタ・プログラム150は、第1のプリントスプーラ領域から第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブを移動する処理(ステップS11)だけを行っている。これは、ポートモニタ・プログラムが、第1のプリントスプーラ領域に格納された印刷ジョブ毎に起動するため、処理を簡素化したものである。
印刷サービス・プログラム170は、先ず初期化処理として、クライアント端末コンピュータ100が起動したときに、第2のプリントスプーラ領域160を確保する処理(図示せず)を行い、定常処理として、第2のプリントスプーラ領域160に印刷ジョブが存在するかを監視する処理(ステップS21)を行っている。
第2のプリントスプーラ領域160に印刷ジョブが存在する場合、ネットワークプリンタ300に対してコネクト要求を出し通信セッションを開始(オープン)し(ステップS22)、第2のプリントスプーラ領域160に格納された印刷ジョブをネットワークプリンタ300に送信する(ステップS23)。印刷ジョブの送信が終了すると、再び第2のプリントスプーラ領域160に印刷ジョブが存在するか否かを判断し(ステップS24)、存在すれば印刷ジョブの送信処理を行う(ステップS23)。このように、第2のプリントスプーラ領域160に格納された印刷ジョブがなくなるまで、印刷ジョブの送信を繰り返す。
図8では、PC100内のアプリケーション・プログラムから印刷ジョブ11〜14が生成されネットワークプリンタ300に送信されようとする状態、およびPC200内のアプリケーション・プログラムから印刷ジョブ21が生成されネットワークプリンタ300に送信されようとする状態を模式的に示している。
図9に示されるように、PC100においては第2のプリントスプーラ領域160の印刷ジョブ11〜14を、1回の通信セッションでネットワークプリンタ300にまとめて送信を行う。ここで、PC100との通信セッション確立中に、PC200から通信セッションのコネクト要求を受信した場合、ネットワークプリンタ300は、コネクト応答を返信し通信セッションは確立するが、印刷ジョブ21の受信処理を待たせる。そしてPC100とネットワークプリンタ300との通信セッションが終了したときに、待たせておいた印刷ジョブ21の受信処理を開始する。
従って、ネットワークプリンタ300からは、PC100の印刷物がまとまって印刷出力することとなり、PC200の印刷物がPC100の印刷物に混在して印刷出力されることはない。
図10に、実施例2の印刷ジョブ管理プログラムの機能ブロック図を示す。実施例1の印刷ジョブ管理プログラムの機能ブロック図と相違する点は、印刷ジョブ順序制御プログラム180が追加された点である。
このようにして、ユーザは、印刷処理の優先順位に応じて印刷順序を入れ替えたり、印刷指示後に印刷不要と判断した印刷ジョブを削除することができる。
印刷ジョブ順序制御プログラム180は、イベント駆動型のプログラムであり、ユーザからの操作イベント若しくは後述する実施例で説明する他のクライアント端末コンピュータからの印刷ジョブを受付けるといったイベントにより、第2のプリントスプーラ領域160の印刷ジョブを制御するのである。
図11は、実施例3の印刷ジョブ管理プログラムの機能ブロック図を示している。
上述した実施例2の印刷ジョブ管理プログラムの機能ブロック図と相違する点は、緊急ジョブ管理プログラム190が追加された点である。
すなわち、ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付けるステップと他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に格納するステップとをクライアント端末コンピュータに実行させる。
また一方で、ネットワークプリンタに対してステータス要求を行い、ネットワークプリンタから専有信号を受信した場合、ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータを特定するステップと、ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータに対して印刷ジョブを送信するステップとをクライアント端末コンピュータに実行させる。
なお、他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に格納するステップは、緊急ジョブ管理プログラム190が直接第2のプリントスプーラに印刷ジョブを格納しても良いし、印刷ジョブ順序制御プログラムを経由して格納しても良い。
(処理1)PC200の印刷サービス・プログラムは、第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが格納されたことを検知すると、ネットワークプリンタ300との間に通信セッションを確立するため、コネクト要求を行う。
(処理2)ネットワークプリンタ300は、かかる要求に対してコネクト応答を行う。これにより通信セッションが確立する。
(処理3)PC200の印刷サービス・プログラムは、ネットワークプリンタに対して、ステータス要求を行う。
(処理4)PC100が既にネットワークプリンタ300を専有しているので、ネットワークプリンタ300からステータス応答としてBusy信号を受信する。
まず、ユーザが選択する方法を説明する。PC200の印刷サービス・プログラムはネットワークプリンタ300からBusy信号を受信した場合、その旨を印刷ジョブ順序制御プログラム280に伝える。印刷ジョブ順序制御プログラム280はGUIを有しているのでメッセージウインドウ等によりユーザに割込印刷を行うかどうかを伝える。ユーザは印刷ジョブ順序制御プログラム280を操作して割込印刷の指示を与える。割込印刷を行う場合、かかる指示は印刷ジョブ順序制御プログラム280を介して緊急ジョブ管理プログラム290へと伝えられる。割込印刷を行わない場合、PC200の通信セッションが終了するまで印刷ジョブの送信が待たされる。つまり実施例1の手順が続く。
(処理7)ネットワークプリンタを専有中のクライアント端末コンピュータ(ここではPC100)が特定されたので、PC200の緊急ジョブ管理プログラム290は、印刷ジョブに緊急フラグを付与して、緊急フラグ付き印刷ジョブをPC100へ送信する。ここで、緊急フラグとは、優先印刷すべき印刷ジョブであることを示すために、印刷ジョブに付与する情報のことである。
(処理9)PC100の印刷ジョブ順序制御プログラム180は、受信した印刷ジョブを第2のプリントスプーラ領域160に格納する。この時、第2のプリントスプーラ領域160内の印刷ジョブの待ち行列のうち高い優先順位のところに格納する。
(処理10)PC100の印刷サービス・プログラムは、当該印刷ジョブをネットワークプリンタ300へ送信し印刷出力する。
ここで、上記(処理6)ネットワークプリンタを使用中のクライアント端末コンピュータを特定する方法としては、ネットワーク上のクライアント端末コンピュータに同報通信(ブロードキャスト通信)やユニキャスト又はマルチキャスト通信を利用して問合せる方法や、ネットワークプリンタに問合せる方法があり、以下に具体的な動作プロセスを説明する。
図13−1に示されるように、PC200はネットワークプリンタ300に対してコネクト要求を行い(ステップS71)、ネットワークプリンタ300はコネクト応答する(ステップS72)。これにより通信セッションを確立する。次に、PC200でステータス要求(ステップS81)に対してネットワークプリンタ300からBusy応答が返信された場合(ステップS82)、PC200からホスト情報の問合せ要求を出す(ステップS90)。ネットワークプリンタ300では、ネットワークプリンタ300を使用しているクライアント端末コンピュータのホスト情報(ホスト名、ネットワークアドレスなど)を返信する(ステップS91)。ここでは、PC100と通信セッションを確立しPC100の専有状態となっているので、PC100の情報を返信することになる。
図13−3においては、PC100の印刷ジョブ11が既にデータ転送を始めたタイミングで、PC200の印刷ジョブ21の要求が来たことから、PC100の第2のプリントスプーラ領域160の中の印刷ジョブの順番を印刷ジョブ11,12,13,14から印刷ジョブ11,21,12,13,14というように入れ替えている。
上述の実施例1の印刷ジョブ管理プログラムでは、同一クライアント端末コンピュータ内のユーザ毎の印刷ジョブ管理までは想定していない。同一クライアント端末コンピュータ上において、例えば、短いタイミングで、ユーザAが印刷指示を行い、ユーザを切り替えて、ユーザBが印刷指示を行い、ユーザを切り替えて、ユーザCが印刷指示を行い、さらにユーザを切り替えて、ユーザA,Cと再び印刷指示を行った場合を想定する。実施例1の印刷ジョブ管理プログラムでは、第2のプリントスプーラ領域に時系列順に格納されるため、印刷ジョブはA1,B1,C1,A2,C2と格納される。ここでは説明上、ユーザAの印刷ジョブをAn(n=1,2,・・)、ユーザBの印刷ジョブをBn(n=1,2,・・)、ユーザCの印刷ジョブをCn(n=1,2,・・)と表記する。印刷サービス・プログラム170は、第2のプリントスプーラ領域の印刷ジョブを順番にネットワークプリンタに送信するため、ユーザAの印刷とユーザBの印刷とユーザCの印刷が混同してしまうという問題が生じる。
図14に、実施例4の印刷ジョブ管理プログラムにおけるネットワーク印刷の機能ブロック図を示す。図14に示されるように、クライアント端末コンピュータ100内部の第2のプリントスプーラ領域160が、ユーザアカウント(ユーザA,ユーザB,ユーザC)毎にスプール領域を割り当てられる。
このように、ユーザアカウント毎にスプール領域を分離することにより、印刷ジョブが混在するということはない。なお、この場合、予めクライアント端末コンピュータ若しくは外部サーバに、ユーザアカウントを登録することが必要となる。
300 ネットワークプリンタ
10 通信ネットワーク
110,210 アプリケーション・プログラム
120,220 プリンタドライバ
130,230 プリントスプーラ領域
140,240 ポートモニタ・プログラム
131,132,231 印刷ジョブ
150 専用のポートモニタ・プログラム
160 第2のプリントスプーラ領域
170 印刷サービス・プログラム
180 印刷ジョブ順序制御プログラム
190 緊急ジョブ管理プログラム
Claims (2)
- 印刷を指示する1乃至複数のクライアント端末コンピュータと印刷を実行する1乃至複数のネットワークプリンタとがネットワークを介して接続され、前記クライアント端末コンピュータから印刷指示された印刷ジョブを前記ネットワークプリンタにて印刷するネットワーク印刷システムにおいて、前記クライアント端末コンピュータに実行させるプログラムであって、
A)印刷ジョブを格納する第2のプリントスプーラ領域を確保するステップと、
B)第1のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に移動し格納するステップと、
C)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在し、且つ、前記ネットワークプリンタとの通信セッションが確立していない場合は、前記ネットワークプリンタとの通信セッションを開始するステップと、
D)前記ネットワークプリンタに対してステータス要求を行い、前記ネットワークプリンタから専有信号を受信した場合、前記ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータを特定し、前記ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータに対して印刷ジョブを送信するステップと、
E)前記ネットワークプリンタとの通信セッションが確立した場合は、前記第2のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを前記ネットワークプリンタに送信するステップと、
F)ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付け、前記他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に格納するステップと、
G)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在するか否かを確認するステップと、
H)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在する間は前記E)乃至G)の処理を行うステップと、
I)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在しない場合、前記ネットワークプリンタとの通信セッションを終了するステップと、
を前記クライアント端末コンピュータに実行させることを特徴とする印刷ジョブ管理プログラム。 - 印刷を指示する1乃至複数のクライアント端末コンピュータと印刷を実行する1乃至複数のネットワークプリンタとがネットワークを介して接続され、前記クライアント端末コンピュータから印刷指示された印刷ジョブを前記ネットワークプリンタにて印刷する印刷ジョブ管理システムであって、
前記クライアント端末コンピュータは、
A)印刷ジョブを格納する第2のプリントスプーラ領域を確保する手段と、
B)第1のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に移動し格納する手段と、
C)ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付ける手段と、
D)前記他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に格納する手段と、
E)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在し、且つ、前記ネットワークプリンタとの通信セッションが確立していない場合は、前記ネットワークプリンタとの通信セッションを開始する手段と、
F)前記ネットワークプリンタに対してステータス要求を行い、前記ネットワークプリンタから専有信号を受信した場合、前記ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータを特定し、前記ネットワークプリンタを専有しているクライアント端末コンピュータに対して印刷ジョブを送信する手段と、
G)前記ネットワークプリンタとの通信セッションが確立した場合は、前記第2のプリントスプーラ領域にある印刷ジョブを前記ネットワークプリンタに送信する手段と、
H)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在するか否かを確認する手段と、
I)ネットワーク上の他のクライアント端末コンピュータから印刷ジョブを受付け、前記他のクライアント端末コンピュータの印刷ジョブを前記第2のプリントスプーラ領域に格納する手段と、
J)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在する間は前記G)乃至I)の処理を行う手段と、
K)前記第2のプリントスプーラ領域に印刷ジョブが存在しない場合、タイマーを開始する手段と、
L)前記タイマーが所定時間を経過する前に印刷ジョブが前記第2のプリントスプーラ領域に格納された場合は、前記G)乃至K)の処理を行う手段と、
M)前記タイマーが所定時間を経過した場合、前記ネットワークプリンタとの通信セッションを終了する手段と、
を備え、
前記ネットワークプリンタは、
N)前記クライアント端末コンピュータからステータス要求を受信した場合に、ステータス応答を返信する手段と、
O)前記クライアント端末コンピュータから専有中のクライアント端末コンピュータの問合せを受けた場合、前記専有中のクライアント端末コンピュータの識別情報を返信する手段と、
を備えたことを特徴とする印刷ジョブ管理システム。
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