JP4547347B2 - 壁パネルの取付構造およびパネル取付金具 - Google Patents
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Description
パネル取付金具の弾性復元作用により第2フランジがパネル支持フレームの第2フランジに対し強く突っ張るとともに、パネル取付金具の第1折返板が壁パネルの一側端部をパネル支持フレームの第1フランジの内面に強く押し付け固定することにより、壁パネルが外方から風荷重(正圧)を受けて内方へ押し動かされるようなことがあっても第1フランジと第1折返板の反発力で押し返すため、壁パネルはパネル支持フレーム内でがたつくようなことがない。
また、パネル取付金具の第1折返板は壁パネルの一側端部の内面側にセルフドリルビスで固定することによりパネル取付金具がパネル支持フレームの第2フランジと壁パネルの一側端部との間から外方へずれ動くのを防止できる。
弾性を有する金属板材からなって、パネル支持フレーム(1)のウェブ(4)に対向するウェブ(7)と、このウェブの一端縁に折曲げ連設されパネル支持フレーム(1)の第1フランジ(5)に壁パネル(2)の一側端部(2a)を介して対向する第1フランジ(8)と、この第1フランジの突出端から該第1フランジの外側に折り返されて壁パネル(2)の一側端部(2a)の内面に弾性当接しセルフドリルビス(11)で固定される第1折返板(9)と、前記ウェブ(7)の他端縁に折曲げ連設されパネル支持フレーム(1)の第2フランジ(6)の内面に弾性当接する第2フランジ(10)とを有する形に形成されていることに特徴を有するものである。
パネル取付金具の弾性復元作用により第2フランジがパネル支持フレームの第2フランジに対し強く突っ張るとともに、パネル取付金具の第1折返板が壁パネルの一側端部をパネル支持フレームの第1フランジの内面に強く押し付け固定する壁パネル取付状態が得られる。これにより、壁パネルが外方から風荷重(正圧)を受けて内方へ押し動かされるようなことがあっても第1フランジと第1折返板の反発力で押し返すため、壁パネルがパネル支持フレーム内でがたつくのを防止できる。
また、パネル取付金具の第1折返板は壁パネルの一側端部の内面側にセルフドリルビスで固定されると、パネル取付金具がパネル支持フレームの第2フランジと壁パネルの一側端部との間から外方へずれ動くのを防止できる。
取付け前におけるパネル取付金具3の第1折返板9の突出端縁9aと第2フランジ10間の間隔寸法H(図2参照)は、パネル支持フレーム1内に壁パネル2をこれの一側端部2aの外面が第1フランジ5の内面に接触するように納めた場合に形成される、壁パネル2の一側端部2a内面と第2フランジ6内面間の間隙の寸法W(図1参照)より大きくなるよう設定されている。
先ず、パネル支持フレーム1内にパネル取付金具3がウェブ7をパネル支持フレーム1のウェブ4に或る間隔を置いて対向させ、かつ第1折返板9をパネル支持フレーム1の第1フランジ5に或る間隔を置いて対向させるとともに、第2フランジ10をパネル支持フレーム1の第2フランジ6に対向させて当接させるようにパネル支持フレーム1の縦長方向に沿って配置される。
最後に、第1折返板9を壁パネル2の一側端部2aの内面側にセルフドリルビス11で固定する。
このようにパネル取付金具3を押し込むことによっても、パネル取付金具3はパネル支持フレーム1の第2フランジ6と壁パネル2の一側端部2aとの間で第1フランジ8と第1折返板9との折畳み角度を縮小するよう弾性変形した状態になる。このパネル取付金具3の弾性復元作用により第2フランジ10がパネル支持フレーム1の第2フランジ6に対し強く突っ張るとともに、第1折返板9の突出端縁9aが壁パネル2の一側端部2aの内面に弾性当接して該一側端部2aをパネル支持フレーム1の第1フランジ5の内面に強く押し付け固定する取付状態が得られる。
最後に、上記取付け施工要領と同様に、第1折返板9を壁パネル2の一側端部2aの内面側にセルフドリルビス11で固定する。
また、パネル取付金具3の第1折返板9は壁パネル2の一側端部2aの内面側にセルフドリルビス11で固定しているので、パネル取付金具3がパネル支持フレーム1の第2フランジ6と壁パネル2の一側端部2aとの間から外方(図1中、矢印B方向)へずれ動くのを防止できる。パネル取付金具3は第2フランジ10のウェブ7と連接する屈曲部10aをパネル支持フレーム1の第2フランジ6の内面に対し突っ掛かるため、この点でもパネル取付金具3の矢印B方向へのずれ動きを阻止することができる。
図4に示すパネル取付金具3は第2フランジ10の突出端から該第2フランジ10の外側に折り返された第2折返板12を有する形に形成してある以外は、図2に示すパネル取付金具3と同様であるため、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。因みに、取付け前におけるパネル取付金具3の第1折返板9の突出端縁9aと第2折返板12の突出端縁12a間の間隔寸法H(図4参照)は、パネル支持フレーム1内に壁パネル2をこれの一側端部2aの外面が第1フランジ5の内面に接触するように納めた場合に形成される、壁パネル2の一側端部2a内面と第2フランジ6内面間の間隙の寸法W(図5参照)より大きくなるよう設定されている。
2 壁パネル
3 パネル取付金具
4 パネル支持フレームのウェブ
5 パネル支持フレームの第1フランジ
6 パネル支持フレームの第2フランジ
7 パネル取付金具のウェブ
8 パネル取付金具の第1フランジ
9 パネル取付金具の第1折返板
10 パネル取付金具の第2フランジ
11 セルフドリルビス
12 パネル取付金具の第2折返板
Claims (4)
- ウェブの両端に第1,2フランジを有する断面H形状に形成され、水平方向に所定間隔置きに立設される複数のパネル支持フレームと、相隣るパネル支持フレーム間に配置される壁パネルと、前記パネル支持フレームの第2フランジと前記壁パネルの一側端部との間に前記パネル支持フレームの縦長方向に沿って配置されるパネル取付金具とを備えている壁パネルの取付構造において、
前記パネル取付金具が弾性を有する金属板材からなって、前記パネル支持フレームのウェブに対向するウェブと、このウェブの一端縁に折曲げ連設され前記パネル支持フレームの第1フランジに前記壁パネルの一側端部を介して対向する第1フランジと、この第1フランジの突出端から該第1フランジの外側に折り返されて前記壁パネルの一側端部の内面に弾性当接する第1折返板と、前記ウェブの他端縁に折曲げ連設され前記パネル支持フレームの第2フランジの内面に弾性当接する第2フランジとを有する形に形成され、前記第1折返板を前記壁パネルの一側端部の内面側にセルフドリルビスで固定していることを特徴とする、壁パネルの取付構造。 - 前記パネル取付金具の第2フランジが、この第2フランジの突出端から該第2フランジの外側に折り返され前記パネル支持フレームの第2フランジの内面に弾性当接する第2折返板を備えている、請求項1記載の壁パネルの取付構造。
- ウェブの両端に第1,2フランジを有する断面H形状に形成され、水平方向に所定間隔置きに立設されるパネル支持フレームの前記第2フランジと、相隣るパネル支持フレーム間に配置される壁パネルの一側端部との間に、前記パネル支持フレームの縦長方向に沿って配置されるパネル取付金具において、
弾性を有する金属板材からなって、前記パネル支持フレームのウェブに対向するウェブと、このウェブの一端縁に折曲げ連設され前記パネル支持フレームの第1フランジに前記壁パネルの一側端部を介して対向する第1フランジと、この第1フランジの突出端から該第1フランジの外側に折り返されて前記壁パネルの一側端部の内面に弾性当接しセルフドリルビスで固定される第1折返板と、前記ウェブの他端縁に折曲げ連設され前記パネル支持フレームの第2フランジの内面に弾性当接する第2フランジとを有する形に形成されていることを特徴とする、パネル取付金具。 - 前記パネル取付金具の第2フランジが、この第2フランジの突出端から該第2フランジの外側に折り返され前記パネル支持フレームの第2フランジの内面に弾性当接する第2折返板を備えている、請求項3記載のパネル取付金具。
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