JP4546407B2 - ダブルクラッドファイバの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ダブルクラッドファイバの製造方法に関し、特に、ファイバレーザ用のダブルクラッドファイバの製造技術に関するものである。
光ファイバの1種であるダブルクラッドファイバは、そのファイバ中心から、光増幅成分として希土類元素がドープされたコアと、そのコアを被覆するように設けられコアより屈折率が低い第1クラッドと、その第1クラッドを被覆するように設けられ第1クラッドより屈折率が低い第2クラッドとを備えている。そして、ダブルクラッドファイバでは、第1クラッドに入射された励起光が第1クラッドと第2クラッドとの界面で反射を繰り返しながら第2クラッドで囲まれた領域を伝搬し、励起光がコアを通過する際にコアにドープされた希土類元素をその最外殻電子が励起した反転分布状態にさせ、その誘導放出によってコアを伝播する光を増幅することができる。
例えば、特許文献1では、上記第2クラッドが複数の細孔により形成されたエアクラッド型のダブルクラッドファイバが提案されている。
特開平11−142672号公報
ところで、上記エアクラッド型のダブルクラッドファイバは、上記第2クラッドが樹脂により形成された樹脂型のダブルクラッドファイバよりも、第1クラッドと第2クラッドとの屈折率差が大きくなり、第1クラッドの開口数が高くなるので、より多くの励起光を第1クラッド内に閉じこめることができる。そのため、上記エアクラッド型のダブルクラッドファイバは、高出力化が望まれているファイバレーザ用の光ファイバに適している。
また、エアクラッド型のダブルクラッドファイバは、図5(a)に示すように、円筒状のサポート管114と、コアを形成するコア形成部111、及び第1クラッドを形成する第1クラッド形成部112からなるコアロッド117との間に、第2クラッドを形成する円筒状の複数のキャピラリ113を配置させることによりプリフォーム120を作製し、そのプリフォーム120を加熱及び延伸して線引きすることにより製造される。
しかしながら、単に、サポート管114とコアロッド117との間に複数のキャピラリ113を配置させるだけでは、図6に示すように、第2クラッド103bを構成する細孔103cが均一に配列しないおそれがある。
ここで、図6は、プリフォームを線引きして製造されたダブルクラッドファイバの横断面の観察写真であり、図7は、その第2クラッド103bの一部を拡大した観察写真である。
このダブルクラッドファイバは、図6及び図7に示すように、ファイバ中心であるコア101bと、コア101bの周囲に設けられた第1クラッド102bと、第1クラッド102bの周囲に設けられ複数の細孔103cにより構成された第2クラッド103bと、第2クラッド103bの周囲に設けられたサポート層104bとを備えている。
第2クラッド103bでは、各細孔103cが均一に整列していないために、図7に示すように、第1クラッド102bとサポート層104bとの間を連結するブリッジ部103dが肉厚になってしまう。そうなると、第1クラッド102bを伝搬する励起光がブリッジ部104を通ってサポート層104bに漏れてしまうので、開口数が低下してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い開口数を有するダブルクラッドファイバを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、充填するキャピラリの外径に対してサポート管とコアロッドとの間隙を所定範囲に設定するようにしたものである。
具体的に本発明に係るダブルクラッドファイバの製造方法は、光増幅成分がドープされたコアと、該コアの周囲に設けられた第1クラッドと、該第1クラッドの周囲に、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔が上記コアに沿って延びるように1層に形成された第2クラッドとを備え、上記第1クラッドに入射された励起光が上記第1クラッドと上記第2クラッドとの界面で反射を繰り返しながら上記第2クラッドで囲まれた領域内を伝搬し、上記励起光が上記コアを通過する際に該コアの光増幅成分を活性化させ、該光増幅成分が上記コアを伝搬する光を増幅するように構成されたダブルクラッドファイバを製造する方法であって、サポート管の内部に、上記コア及び第1クラッドを形成するためのコアロッドを同心円状に配置すると共に、上記サポート管の内周壁と上記コアロッドの外周壁との間に上記第2クラッドを形成するための複数のキャピラリを充填してプリフォームを作製するプリフォーム作製工程と、上記プリフォームを加熱及び延伸してファイバ状に線引きする線引き工程とを備え、上記プリフォーム作製工程では、上記サポート管と上記コアロッドとの間隙を上記各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍に設定し、上記プリフォーム作製工程の前に、ガラス管の内部を加圧しながら該ガラス管を加熱及び延伸して線引きすることにより、上記第2クラッドを形成するためのキャピラリを作製するキャピラリ作製工程を備え、上記線引き工程では、上記プリフォームを1/Rに縮径するように線引きし、上記プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さは、0.4Rμm〜1.0Rμmであることを特徴とする。
上記の方法によれば、サポート管とコアロッドとの間隙が各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍であるので、プリフォーム作製工程において、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間に複数のキャピラリが1段で互いに並列した状態で充填される。そして、線引き工程において、1段で互いに並列に配列された複数のキャピラリを有するプリフォームが線引きされるので、それら複数のキャピラリによって、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔が第1クラッドの周囲に1層に形成される。そのため、隣接する縦長の細孔同士の周壁の重なり部分、すなわち、サポート管により形成されるサポート層とコアロッドにより形成される第1クラッドとの間を連結するブリッジ部分の肉厚化が抑制されるので、第1クラッドを伝搬する励起光が第2クラッドに漏れ出すことが抑制される。これにより、第1クラッドの開口数の低下が抑制されるので、高い開口数を有するダブルクラッドファイバが提供されることになる。
これに対して、サポート管とコアロッドとの間隙が各キャピラリの外径の1.4倍よりも大きい場合には、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間でキャピラリ同士が縦方向(プリフォームの径方向)に重なり易くなるので、縦長の横断面を有する細孔が形成されにくくなる。そうなると、第1クラッドの開口数が低下したダブルクラッドファイバが製造されてしまう。
また、サポート管とコアロッドとの間隙が各キャピラリの外径の1.2倍よりも小さい場合には、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間にキャピラリを充填する際に、キャピラリが破損するおそれがある。さらに、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間における各キャピラリの自由度が低下しすぎるので、複数のキャピラリを1段に充填することが困難になり、その状態で線引きすることによって、サポート管とコアロッドとが直接つながってしまうおそれがある。
そして、上記の方法によれば、キャピラリ作製工程において、ガラス管の内部を加圧しながらガラス管を線引きするので、キャピラリの厚さが通常よりも薄くなる。そのため、プリフォーム作製工程においてサポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間に充填する各キャピラリの厚さが薄くなり、第1クラッドの開口数の低下を抑制して、第1クラッドの径を大きく形成することが可能になる。これにより、ダブルクラッドファイバの第1クラッドに対して、より多くの励起光を入射させることが可能になるので、高出力なファイバレーザが実現される。
上記第1クラッドの開口数の低下を抑制して、第1クラッドの径を大きく形成することが可能になることについて、図5を用いて詳細に説明する。
ここで、図5(a)は、エアクラッド型のダブルクラッドファイバを製造する際に用いられるプリフォーム120の横断面図であり、図5(b)は、プリフォーム120を一般的な方法で線引きして製造されたダブルクラッドファイバ110aの横断面図である。
プリフォーム120は、図5(a)に示すように、円筒状のサポート管114と、サポート管114の内部に同心円状に配置された円柱状のコアロッド117と、サポート管114及びコアロッド117の間に充填された複数のキャピラリ113とを備えている。
そして、ダブルクラッドファイバ110aは、図5(b)に示すように、希土類元素がドープされたコア101aと、そのコア101aを被覆するように設けられた第1クラッド102aと、その第1クラッド102aを被覆するように設けられ複数の細孔が形成された第2クラッド103aと、その第2クラッド103aを被覆するように設けられたサポート層104aとを備え、第1クラッド102aの径daが例えば400μmになっている。
ここで、第1クラッド102aにより多くの励起光を入射させるために、第1クラッド102aの径を大きくするには、例えば、図5(c)に示すように、第1クラッド102bの径dbを600μmになるように、プリフォーム120を太めに線引きすることが考えられる。この場合、線引きする際のプリフォーム120を縮径する程度が小さくなるので、キャピラリが縮径する程度も低下して、第2クラッド103bを構成する各細孔の間のブリッジ部分が厚くなってしまう。そうなると、そのブリッジ部分を介して第1クラッド102bを伝搬する励起光がサポート層104bに漏れて、第1クラッドの開口数が低下するおそれがある。
しかしながら、本発明の方法によれば、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間に充填する各キャピラリの厚さが薄くなるので、第1クラッドの径を大きくするために、プリフォームを太めに線引きしてダブルクラッドファイバを製造しても、第2クラッドを構成する各細孔の間におけるブリッジ部分の肉厚化が抑制される。これにより、ダブルクラッドファイバを製造するための製造設備及び製造条件の変更を可及的に抑制して、大きな径の第1クラッドを有するダブルクラッドファイバを製造することが可能になる。
そして、上記の方法によれば、プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さが0.4Rμm〜1.0Rμmであれば、第1クラッドの開口数の低下が抑制されるので、高い開口数を有するダブルクラッドファイバが製造される。
これに対して、各キャピラリの厚さが1.0Rμmよりも大きい場合には、各キャピラリによって形成される細孔の間のブリッジ部分が厚くなり、そのブリッジ部分を介して第1クラッドを伝搬していた励起光が漏れるおそれがあるので、第1クラッドの開口数が低下してしまう。
また、各キャピラリの厚さが0.4Rμmよりも小さい場合には、各キャピラリによって形成される細孔の間のブリッジ部分が薄くなりすぎて、ダブルクラッドファイバが内部で破損するおそれがある。
上記各細孔の横断面は、横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であってもよい。
上記の方法によれば、各細孔の横断面における横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であれば、第2クラッドを構成する細孔が具体的に縦長になる。そのため、第2クラッドにおける細孔(空気層)の占有率が高くなり、第2クラッドの屈折率が低下するので、第1クラッドと第2クラッドとの屈折率差が大きくなり、第1クラッドの開口数が向上する。
また、本発明に係るダブルクラッドファイバの製造方法は、光増幅成分がドープされたコアと、該コアの周囲に設けられた第1クラッドと、該第1クラッドの周囲に、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔が上記コアに沿って延びるように1層に形成された第2クラッドとを備え、上記第1クラッドに入射された励起光が上記第1クラッドと上記第2クラッドとの界面で反射を繰り返しながら上記第2クラッドで囲まれた領域内を伝搬し、上記励起光が上記コアを通過する際に該コアの光増幅成分を活性化させ、該光増幅成分が上記コアを伝搬する光を増幅するように構成されたダブルクラッドファイバを製造する方法であって、サポート管の内部に、上記コア及び第1クラッドを形成するためのコアロッドを同心円状に配置すると共に、上記サポート管の内周壁と上記コアロッドの外周壁との間に上記第2クラッドを形成するための複数のキャピラリを充填してプリフォームを作製するプリフォーム作製工程と、上記プリフォームを加熱及び延伸してファイバ状に線引きする線引き工程とを備え、上記プリフォーム作製工程では、上記サポート管と上記コアロッドとの間隙を上記各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍に設定し、上記線引き工程では、上記プリフォームを1/Rに縮径するように線引きし、上記プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さは、0.4Rμm〜1.0Rμmであることを特徴とするダブルクラッドファイバの製造方法。
上記の方法によれば、サポート管とコアロッドとの間隙が各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍であるので、プリフォーム作製工程において、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間に複数のキャピラリが1段で互いに並列した状態で充填される。そして、線引き工程において、1段で互いに並列に配列された複数のキャピラリを有するプリフォームが線引きされるので、それら複数のキャピラリによって、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔が第1クラッドの周囲に1層に形成される。そのため、隣接する縦長の細孔同士の周壁の重なり部分、すなわち、サポート管により形成されるサポート層とコアロッドにより形成される第1クラッドとの間を連結するブリッジ部分の肉厚化が抑制されるので、第1クラッドを伝搬する励起光が第2クラッドに漏れ出すことが抑制される。これにより、第1クラッドの開口数の低下が抑制されるので、高い開口数を有するダブルクラッドファイバが提供されることになる。
これに対して、サポート管とコアロッドとの間隙が各キャピラリの外径の1.4倍よりも大きい場合には、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間でキャピラリ同士が縦方向(プリフォームの径方向)に重なり易くなるので、縦長の横断面を有する細孔が形成されにくくなる。そうなると、第1クラッドの開口数が低下したダブルクラッドファイバが製造されてしまう。
また、サポート管とコアロッドとの間隙が各キャピラリの外径の1.2倍よりも小さい場合には、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間にキャピラリを充填する際に、キャピラリが破損するおそれがある。さらに、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間における各キャピラリの自由度が低下しすぎるので、複数のキャピラリを1段に充填することが困難になり、その状態で線引きすることによって、サポート管とコアロッドとが直接つながってしまうおそれがある。
そして、上記の方法によれば、プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さが0.4Rμm〜1.0Rμmであれば、第1クラッドの開口数の低下が抑制されるので、高い開口数を有するダブルクラッドファイバが製造される。
これに対して、各キャピラリの厚さが1.0Rμmよりも大きい場合には、各キャピラリによって形成される細孔の間のブリッジ部分が厚くなり、そのブリッジ部分を介して第1クラッドを伝搬していた励起光が漏れるおそれがあるので、第1クラッドの開口数が低下してしまう。
また、各キャピラリの厚さが0.4Rμmよりも小さい場合には、各キャピラリによって形成される細孔の間のブリッジ部分が薄くなりすぎて、ダブルクラッドファイバが内部で破損するおそれがある。
上記各細孔の横断面は、横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であってもよい。
上記の方法によれば、各細孔の横断面における横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であれば、第2クラッドを構成する細孔が具体的に縦長になる。そのため、第2クラッドにおける細孔(空気層)の占有率が高くなり、第2クラッドの屈折率が低下するので、第1クラッドと第2クラッドとの屈折率差が大きくなり、第1クラッドの開口数が向上する。
上記プリフォーム作製工程の前に、ガラス管の内部を加圧しながら該ガラス管を加熱及び延伸して線引きすることにより、上記第2クラッドを形成するためのキャピラリを作製するキャピラリ作製工程を備えてもよい。
上記の方法によれば、キャピラリ作製工程において、ガラス管の内部を加圧しながらガラス管を線引きするので、キャピラリの厚さが通常よりも薄くなる。そのため、プリフォーム作製工程においてサポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間に充填する各キャピラリの厚さが薄くなり、第1クラッドの開口数の低下を抑制して、第1クラッドの径を大きく形成することが可能になる。これにより、ダブルクラッドファイバの第1クラッドに対して、より多くの励起光を入射させることが可能になるので、高出力なファイバレーザが実現される。
上記第1クラッドの開口数の低下を抑制して、第1クラッドの径を大きく形成することが可能になることについて、図5を用いて詳細に説明する。
ここで、図5(a)は、エアクラッド型のダブルクラッドファイバを製造する際に用いられるプリフォーム120の横断面図であり、図5(b)は、プリフォーム120を一般的な方法で線引きして製造されたダブルクラッドファイバ110aの横断面図である。
プリフォーム120は、図5(a)に示すように、円筒状のサポート管114と、サポート管114の内部に同心円状に配置された円柱状のコアロッド117と、サポート管114及びコアロッド117の間に充填された複数のキャピラリ113とを備えている。
そして、ダブルクラッドファイバ110aは、図5(b)に示すように、希土類元素がドープされたコア101aと、そのコア101aを被覆するように設けられた第1クラッド102aと、その第1クラッド102aを被覆するように設けられ複数の細孔が形成された第2クラッド103aと、その第2クラッド103aを被覆するように設けられたサポート層104aとを備え、第1クラッド102aの径daが例えば400μmになっている。
ここで、第1クラッド102aにより多くの励起光を入射させるために、第1クラッド102aの径を大きくするには、例えば、図5(c)に示すように、第1クラッド102bの径dbを600μmになるように、プリフォーム120を太めに線引きすることが考えられる。この場合、線引きする際のプリフォーム120を縮径する程度が小さくなるので、キャピラリが縮径する程度も低下して、第2クラッド103bを構成する各細孔の間のブリッジ部分が厚くなってしまう。そうなると、そのブリッジ部分を介して第1クラッド102bを伝搬する励起光がサポート層104bに漏れて、第1クラッドの開口数が低下するおそれがある。
しかしながら、本発明の方法によれば、サポート管の内周壁とコアロッドの外周壁との間に充填する各キャピラリの厚さが薄くなるので、第1クラッドの径を大きくするために、プリフォームを太めに線引きしてダブルクラッドファイバを製造しても、第2クラッドを構成する各細孔の間におけるブリッジ部分の肉厚化が抑制される。これにより、ダブルクラッドファイバを製造するための製造設備及び製造条件の変更を可及的に抑制して、大きな径の第1クラッドを有するダブルクラッドファイバを製造することが可能になる。
本発明によれば、充填するキャピラリの外径に対してサポート管とコアロッドとの間隙を所定範囲に設定し、線引き工程では、プリフォームを1/Rに縮径するように線引きし、プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さが0.4Rμm〜1.0Rμmであるため、高い開口数を有するダブルクラッドファイバを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
まず、本発明に係るダブルクラッドファイバについて説明する。
図1の左側は、本発明の実施形態に係るダブルクラッドファイバ10の横断面図であり、図1の右側は、その横断面図に対応する屈折率分布図である。また、図2は、ダブルクラッドファイバ10の横断面の観察写真である。なお、図2では、保護層5が省略されている。
ダブルクラッドファイバ10は、図1及び図2に示すように、ファイバ中心となるコア1と、コア1の周囲に設けられた第1クラッド2と、第1クラッド2の周囲に設けられた第2クラッド3と、第2クラッド3の周囲に設けられたサポート層4と、サポート層4の周囲に設けられた保護層5とを備えている。
コア1は、石英により構成され、光増幅成分として、イッテルビウム(Yb)、エルビウム(Er)、ネオジム(Nd)などの希土類元素がドープされており、第1クラッド2よりも屈折率が高くなっている。
第1クラッド2は、ポンプガイドとも呼ばれ、石英により構成されている。
第2クラッド3は、各々、コア1に沿って延びる複数の細孔3aを有し、石英により構成されている。そして、第2クラッド3の屈折率は、複数の細孔3a内の空気の屈折率と、その細孔3a以外の部分の石英の屈折率とが複合したものとなり、第1クラッド2の屈折率、すなわち、石英の屈折率よりも低くなっている。
各細孔3aは、横断面における横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であり、縦長になっている。そのため、第2クラッド3における細孔3a(空気層)の占有率が高くなり、第2クラッド3の屈折率が低下するので、第1クラッド2と第2クラッド3との屈折率差が大きくなり、第1クラッド2の開口数が高くなっている。
サポート層4は、石英により構成されている。
保護層5は、例えば、紫外線硬化タイプのアクリル樹脂、又は、内層が低屈折率のシリコン樹脂などであり外層がETFE(ethylene tetrafluoroethlene copolymer)樹脂などである2層構造などにより構成されている。
上記構成のダブルクラッドファイバ10は、第1クラッド2に入射された励起光が第1クラッド2と第2クラッド3との界面で反射を繰り返しながら第2クラッド3で囲まれた領域内を伝搬し、励起光がコア1を通過する際にコア1の光増幅成分を活性化させ、光増幅成分がコア1を伝搬する光を増幅するようになっている。
次に、図3を用いて、上記構成のダブルクラッドファイバ10の製造方法について説明する。なお、図3は、ダブルクラッドファイバ10の製造方法を示す模式図である。ここで、本実施形態の製造方法は、コアロッド作製工程、サポート管準備工程と、キャピラリ作製工程、プリフォーム作製工程と、線引き工程とを備えている。
<コアロッド作製工程>
コアロッド作製工程では、まず、MCVD(Modified Chemical Vapor Deposition)法により、図3(a1)に示すように、中心軸にYbがドープされたコア形成部11と、コア形成部11の周囲に設けられた第1クラッド基体12aとを有し、石英により構成された円柱状のコアロッド母材16を作製する。
続いて、コアロッド母材16の周壁に、石英により構成された所定外径を有する円筒状のパイプを被せて、第1クラッド基体12aと共に第1クラッド形成部12を形成して、図3(a2)に示すようなコアロッド17を作製する。これによって、第1クラッド形成部12の径/コア形成部11の径の比率が調整され、ダブルクラッドファイバ10における第1クラッド2の径/コア1の径の比率が設定される。
<サポート管準備工程>
サポート管準備工程では、図3(b)に示すように、石英により構成された円筒状のサポート管14を準備する。
<キャピラリ作製工程>
キャピラリ作製工程では、まず、図3(c1)に示すように、石英により構成された円筒状のパイプ(ガラス管)13aを準備する。
続いて、パイプ13aを、図4に示すようなキャピラリ線引き装置30に取り付けて、図3(c2)に示すような薄肉のキャピラリ13を複数本作製する。
ここで、キャピラリ線引き装置30は、パイプ送り出し部(不図示)、パイプ内圧調整部21、電気炉22、引き取り部23、及び切断部24を備えている。
パイプ送り出し部は、パイプ13aを鉛直状態に保持し、そのパイプ13aを電気炉22の方に所定の速度で送るように構成されている。
パイプ内圧調整部21は、パイプ13aの上端に外嵌めするように上面を有する円筒状に形成された内圧調整用チャンバー21aと、内圧調整用チャンバー21a及びキャピラリ13aの内部圧力を所定値に調整するための内圧調整部21cと、圧力調整用チャンバー21a及び内圧調整部21cを接続する配管21bとを備えている。
電気炉22は、ヒーターを備えており、パイプ13aの下部をその内部に取り込み、パイプ13aを加熱及び溶融するように構成されている。
引き取り部23は、電気炉22で加熱及び溶融されたパイプ13aの先端を下方に引き出すと共に、一定の張力を与えながら固化させて、線状のキャピラリ13を作製するように構成されている。
切断部24は、作製された線状のキャピラリ13を、一定長さに切断するように構成されている。
そして、上記構成のキャピラリ線引き装置30を用いてキャピラリ13を作製する際には、電気炉22の温度、パイプ13a(キャピラリ)の内圧、及び線引き速度などを調整することにより、所定の内外径を有するキャピラリ13を作製する。
ここで、後述する線引き工程において、プリフォーム20を1/Rに縮径する場合、キャピラリ13の厚さは、0.4Rμm〜1.0Rμmである。これによれば、製造されるダブルクラッドファイバ10の第1クラッド2の開口数の低下を抑制することができる。
これに対して、各キャピラリ13の厚さが1.0Rμmよりも大きい場合には、各キャピラリ13によって形成される細孔3aの間のブリッジ部分が厚くなり、そのブリッジ部分を介して第1クラッド2を伝搬していた励起光が漏れるおそれがあるので、第1クラッド2の開口数が低下してしまう。
また、各キャピラリ13の厚さが0.4Rμmよりも小さい場合には、各キャピラリ13によって形成される細孔3aの間のブリッジ部分が薄くなりすぎて、製造されるダブルクラッドファイバ10が内部で破損するおそれがある。
<プリフォーム作製工程>
プリフォーム作製工程では、まず、図3(d)に示すように、サポート管14の内部に、コアロッド17を同心円状に配置して、プリフォーム基体18を形成する。
続いて、プリフォーム基体18におけるサポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間に複数のキャピラリ13を一段に充填して、図3(e)に示すように、中心からコアロッド17、キャピラリ13及びサポート管14が順に配置されたプリフォーム20を作製する。ここで、サポート管14とコアロッド17との間隙は、各キャピラリ13の外径の1.2倍〜1.4倍である。これによれば、サポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間に複数のキャピラリ13が1段で互いに並列した状態で充填させることができる。
これに対して、サポート管14とコアロッド17との間隙が各キャピラリ13の外径の1.4倍よりも大きい場合には、サポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間でキャピラリ3同士が縦方向(プリフォーム20の径方向)に重なり易くなるので、縦長の横断面を有する細孔が形成されにくくなる。そうなると、第1クラッド2の開口数が低下したダブルクラッドファイバが製造されるおそれがある。
また、サポート管14とコアロッド17との間隙が各キャピラリ13の外径の1.2倍よりも小さい場合には、サポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間にキャピラリ13を充填する際に、キャピラリ13が破損するおそれがある。さらに、サポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間における各キャピラリ13の自由度が低下しすぎるので、複数のキャピラリ13を1段に充填することが困難になり、その状態で線引きすることによって、サポート管14とコアロッド17とが直接つながってしまうおそれがある。
<線引き工程>
プリフォーム20を、図3(f)に示すように、電気炉で加熱及び延伸して、ファイバ状に線引きする。このとき、プリフォーム20を構成するコアロッド17によってコア1及び第1クラッド2が形成され、プリフォーム20を構成するキャピラリ13によって第2クラッド3が形成され、プリフォーム20を構成するサポート管14によってサポート層14が形成される。そして、1段で互いに並列に配列された複数のキャピラリ13を有するプリフォーム20が線引きされるので、それら複数のキャピラリ13によって、図2に示すように、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔3aが第1クラッド2の周囲に1層に形成されたダブルクラッドファイバが製造される。
最後に、加熱及び延伸により形成されたファイバ表面に、紫外線硬化タイプのアクリル樹脂を塗布した後、紫外線を照射して保護層5を形成する。
以上のようにして、本実施形態のダブルクラッドファイバ10を製造することができる。
次に、具体的に行った実験について説明する。
本発明の実施例として、上記実施形態と同じ方法で、キャピラリを作製して、ダブルクラッドファイバを製造した。
具体的には、まず、表1に示すように、電気炉の温度、及びキャピラリの内部圧力を調整して、キャピラリの作製方法を検討した。
キャピラリの内圧調整を行った場合には、キャピラリの内部を加圧することにより、キャピラリの厚さを小さくすることができ、その内圧の大きさによって、キャピラリの肉厚を調整できた。また、電気炉の温度を上げることによって、十分な強度を有するキャピラリがを作製できた。ここで、キャピラリの内圧調整を行わない場合には、電気炉の温度を上げることにより、キャピラリが厚くなる傾向があり、電気炉の温度を下げることにより、キャピラリが薄くなる傾向があった。
以上のような検討結果により、電気炉の温度を上げると共に、キャピラリの内圧を調整して、強度を保持すると共に所定の内外径を有するキャピラリを作製することが可能になった。
次に、外径29.0mm及び内径18.9mmのサポート管、及び外径500μmのキャピラリを用いて、第1クラッド径が400μmとなるダブルクラッドファイバを製造した。
ここで、コアロッドの径を、17.6mm(=18.9−0.500×1.3×2)とした。なお、上記の式中の1.3とは、上記実施形態で説明した「サポート管とコアロッドとの間隙が、各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍である」という記載における数値範囲の中間値である。
また、上記のように、第1クラッドを形成するコアロッドの径が17.6mmであるので、プリフォームを1/44(=17.6/0.4)に縮径することになる。そのため、各キャピラリの厚さが、17.6(=0.4×44)μm〜44.0(=1.0×44)μmであることが好ましいので、厚さが30μmになるように、内圧を調整してキャピラリを作製した。
したがって、外径29.0mm及び内径18.9mmのサポート管と、外径500μm及び内径440μmの複数のキャピラリと、外径17.6mmのコアロッドとによりプリフォームを作製して、そのプリフォームが1/44に縮径するように線引きして、ダブルクラッドファイバを製造した。そして、製造されたダブルクラッドファイバの第1クラッドの開口数は、980nmの光に対して0.6となった。
以上説明したように、本実施形態のダブルクラッドファイバ10及びその製造方法によれば、サポート管14とコアロッド17との間隙が各キャピラリ13の外径の1.2倍〜1.4倍であるので、プリフォーム作製工程において、サポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間に複数のキャピラリ13が1段で互いに並列した状態で充填される。そして、線引き工程において、1段で互いに並列に配列された複数のキャピラリ13を有するプリフォーム20が線引きされるので、それら複数のキャピラリ13によって、各々、横断面における横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4である縦長の複数の細孔3aが第1クラッド2の周囲に1層に形成される。そのため、隣接する縦長の細孔3a同士の周壁の重なり部分、すなわち、サポート層4と第1クラッド2との間を連結するブリッジ部分の肉厚化が抑制されるので、第1クラッド2を伝搬する励起光が第2クラッド3に漏れ出すことが抑制される。これにより、第1クラッド1の開口数の低下が抑制されるので、高い開口数を有するダブルクラッドファイバを提供することができる。
また、プリフォーム作製工程の前のキャピラリ作製工程において、パイプ13aの内部を加圧しながらパイプ13aを線引きするので、パイプ13aから形成されるキャピラリ13の厚さが通常よりも薄くなる。そのため、プリフォーム作製工程においてサポート管14の内周壁とコアロッド17の外周壁との間に充填する各キャピラリ13の厚さが薄くなり、第1クラッド2の開口数の低下を抑制して、第1クラッド2の径を大きく形成することができる。これにより、ダブルクラッドファイバ10の第1クラッド2に対して、より多くの励起光を入射させることができるので、高出力なファイバレーザを実現することができる。
以上説明したように、本発明は、第1クラッドに励起光を多量に閉じこめることができるので、溶接、切断及びマーキングなどの加工を行うためのファイバレーザ用のファイバについて有用である。
左側は、本発明の実施形態に係るダブルクラッドファイバ10の横断面図であり、右側は、その横断面図に対応する屈折率分布図である。 ダブルクラッドファイバ10の横断面の観察写真である。 ダブルクラッドファイバ10の製造方法を示す模式図である。 キャピラリ13を作製するためのキャピラリ線引き装置30の模式図である。 従来のダブルクラッドファイバ110a及び110bの製造方法を示す模式図である。 従来のダブルクラッドファイバの横断面の観察写真である。 従来のダブルクラッドファイバの第2クラッド付近の横断面の観察写真である。
1 コア
2 第1クラッド
3 第2クラッド
3a 細孔
4 サポート層
10 ダブルクラッドファイバ
13 キャピラリ
13a パイプ(ガラス管)
14 サポート管
17 コアロッド
20 プリフォーム

Claims (5)

  1. 光増幅成分がドープされたコアと、該コアの周囲に設けられた第1クラッドと、該第1クラッドの周囲に、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔が上記コアに沿って延びるように1層に形成された第2クラッドとを備え、上記第1クラッドに入射された励起光が上記第1クラッドと上記第2クラッドとの界面で反射を繰り返しながら上記第2クラッドで囲まれた領域内を伝搬し、上記励起光が上記コアを通過する際に該コアの光増幅成分を活性化させ、該光増幅成分が上記コアを伝搬する光を増幅するように構成されたダブルクラッドファイバを製造する方法であって、
    サポート管の内部に、上記コア及び第1クラッドを形成するためのコアロッドを同心円状に配置すると共に、上記サポート管の内周壁と上記コアロッドの外周壁との間に上記第2クラッドを形成するための複数のキャピラリを充填してプリフォームを作製するプリフォーム作製工程と、
    上記プリフォームを加熱及び延伸してファイバ状に線引きする線引き工程とを備え、
    上記プリフォーム作製工程では、上記サポート管と上記コアロッドとの間隙を上記各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍に設定し、
    上記プリフォーム作製工程の前に、ガラス管の内部を加圧しながら該ガラス管を加熱及び延伸して線引きすることにより、上記第2クラッドを形成するためのキャピラリを作製するキャピラリ作製工程を備え、
    上記線引き工程では、上記プリフォームを1/Rに縮径するように線引きし、
    上記プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さは、0.4Rμm〜1.0Rμmであることを特徴とするダブルクラッドファイバの製造方法。
  2. 請求項1に記載されたダブルクラッドファイバの製造方法において、
    上記各細孔の横断面は、横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であることを特徴とするダブルクラッドファイバの製造方法。
  3. 光増幅成分がドープされたコアと、該コアの周囲に設けられた第1クラッドと、該第1クラッドの周囲に、各々、縦長の横断面を有する複数の細孔が上記コアに沿って延びるように1層に形成された第2クラッドとを備え、上記第1クラッドに入射された励起光が上記第1クラッドと上記第2クラッドとの界面で反射を繰り返しながら上記第2クラッドで囲まれた領域内を伝搬し、上記励起光が上記コアを通過する際に該コアの光増幅成分を活性化させ、該光増幅成分が上記コアを伝搬する光を増幅するように構成されたダブルクラッドファイバを製造する方法であって、
    サポート管の内部に、上記コア及び第1クラッドを形成するためのコアロッドを同心円状に配置すると共に、上記サポート管の内周壁と上記コアロッドの外周壁との間に上記第2クラッドを形成するための複数のキャピラリを充填してプリフォームを作製するプリフォーム作製工程と、
    上記プリフォームを加熱及び延伸してファイバ状に線引きする線引き工程とを備え、
    上記プリフォーム作製工程では、上記サポート管と上記コアロッドとの間隙を上記各キャピラリの外径の1.2倍〜1.4倍に設定し、
    上記線引き工程では、上記プリフォームを1/Rに縮径するように線引きし、
    上記プリフォーム作製工程で充填する各キャピラリの厚さは、0.4Rμm〜1.0Rμmであることを特徴とするダブルクラッドファイバの製造方法。
  4. 請求項3に記載されたダブルクラッドファイバの製造方法において、
    上記各細孔の横断面は、横の長さと縦の長さとの比が1:2〜1:4であることを特徴とするダブルクラッドファイバの製造方法。
  5. 請求項3に記載されたダブルクラッドファイバの製造方法において、
    上記プリフォーム作製工程の前に、ガラス管の内部を加圧しながら該ガラス管を加熱及び延伸して線引きすることにより、上記第2クラッドを形成するためのキャピラリを作製するキャピラリ作製工程を備えることを特徴とするダブルクラッドファイバの製造方法。
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