JP4546372B2 - 受信装置、伝送システム及び受信方法 - Google Patents

受信装置、伝送システム及び受信方法 Download PDF

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本発明は、例えば、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Divisional Multiplexing)変調方式により変調された信号を受信する受信装置に関し、特に、簡易な構成により精度よく、受信信号のフレーム位置を検出する受信装置などに関する。
近年、移動体向けデジタル伝送や地上系デジタルテレビジョン放送への応用に適した変調方式として、マルチパスフェージングやゴーストに強いという特徴を有する直交周波数分割多重変調方式(OFDM変調方式)が注目を浴びている。
OFDM変調方式は、マルチキャリア変調方式の一種であり、互いに直交するn(nは数十〜数千)本の搬送波(キャリア)のそれぞれにデジタル変調を施した伝送方式である。各キャリアのデジタル変調にはDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)などの変調方式が用いられ、複数のキャリアの変調信号を合成した波形がOFDM変調波となる。
ここで、図4にはOFDM変調信号のシンボルの構成例が示されており、図5(a)にはOFDM変調信号のフレームの構成例及びフレームに含まれる同期シンボルの構成例が示されており、図2にはOFDM変調方式を採用したデータ伝送装置の送信装置の構成例が示されている。なお、これらについては、後述する本発明の実施例で詳しく説明する。
図6には、OFDM変調方式を採用したデータ伝送装置の受信装置の構成例を示してある。
ここで、本例の受信装置の構成は、後述する本発明の実施例に係る図3に示される受信装置の構成と比べて、フレーム検出回路51及び復調回路52に関する構成部分が異なっており、そして、他の構成部分については同様であるため、図3と同一の符号を付してあり、ここでは詳しい説明を省略する。
図7には、フレーム検出回路51の構成例を示してある。
本例のフレーム検出回路51は、NULL終了検出器61と、SWEEPパターンメモリ62と、SWEEP相関器63と、フレームカウンタ64を備えている。また、タイマ回路からのクロック信号CKがNULL終了検出器61とSWEEP相関器63とフレームカウンタ64に入力される。
直交復調回路44から出力されるI軸信号及びQ軸信号がフレーム検出回路51に入力される。
フレーム検出回路51では、入力されたI軸信号及びQ軸信号がNULL終了検出器61とSWEEP相関器63に入力される。
NULL終了検出器61は、図5(a)に示されるようなフレーム構成のシンボル群から同期シンボル中で無信号状態にあるNULLシンボルを検出して、同期シンボルの大まかな位置(タイミング)を検出し、NULLシンボルの終了時点から内蔵するタイマ回路によってSWEEPシンボルの開始時点を推定して、SWEEPシンボルの開始位置を示すSWEEP開始位置信号STをSWEEP相関器63及びフレームカウンタ64へ出力する。
SWEEPパターンメモリ62には、SWEEPシンボルのパターンが予め格納されている。
SWEEP相関器63は、SWEEP開始位置信号STを参照して、NULLシンボルの2シンボル後に存在する波形をSWEEPシンボルの波形と推定して取り込み、各シンボルの正確な切り替わりタイミングを検索する。具体的には、SWEEPパターンメモリ62に格納されているSWEEPシンボルのパターンを用いて、SWEEPシンボルの波形として取り込んだI軸信号及びQ軸信号とSWEEPパターンメモリ62から読み出したパターンとを相関演算し、両者の信号パターンの一致状況から推定したSWEEPシンボル波形との位相ずれを演算によって算出し、受信側のフレーム位相を伝送データに一致させるように、受信側の基準クロック信号CKを調整するための補正信号VCを出力する。
フレームカウンタ64は、SWEEP開始位置信号STに基づいて、クロック信号CKのカウントを開始し、このカウント数がフレーム周期に相当する値(例えば、1072×900)に到達する毎に、パルスFST(Flame Start Timing)を出力するとともにカウント値を0に戻してから再びクロック信号CKのカウントを開始する。従って、以後は、一定カウント毎にすなわちフレームの開始点毎にパルスFSTが出力されることになり、受信側ではこのパルスFSTを復調回路52へ渡し、データの復調のタイミングとする。
復調回路52では、FFT演算回路45により得られた演算結果とフレーム検出回路51により検出されたパルスFSTが入力され、受信シンボルから同期シンボル部分を削除して、データシンボルのみを復調する。
特開2004−96290号公報
ここで、図6及び図7に示されるような受信装置について、移動体伝送などのように劣悪な伝送路条件での伝送を考える。このような伝送路では、送信装置から受信装置へ直接的に伝搬される主波と、建物や山などに反射して伝搬される様々な反射波とが、それぞれ伝送路に応じた遅延時間を伴って受信装置に到達するため、受信装置では、これらの合成波が受信されることになる。そして、主波のほかに反射波が存在する状況では、受信信号の周波数スペクトラムにディップが生じ、或る周波数成分が減衰してしまうフェージングが発生する。
図5(a)に示される同期シンボルに含まれるCWシンボルに着目する。CWシンボルは、1つの周波数成分しか持たないため、前記のようなフェージングの影響を受けて当該CWシンボルの周波数成分がなくなってしまうと、無信号となってしまう。このような無信号のCWシンボルがフレーム検出回路51に入力されると、図5(a)に示されるCWシンボルの終了位置(t2の位置)までNULLシンボルの信号であると誤って検出してしまい、NULLシンボルの終了から2シンボル後をSWEEP開始位置とする場合に、1番目のREFシンボルの開始位置(t3の位置)がSWEEPシンボルの開始位置であると誤検出してしまって、復号が不可能となってしまう。
また、図6及び図7に示されるような受信装置では、NULLシンボルの位置を検出した後に、SWEEPシンボルの位置を推定し、その後、SWEEPパターンメモリ62に格納されたSWEEPシンボルパターンのデータと受信信号とを相関演算する必要があり、回路規模が大きくなってしまうといった問題もあった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、簡易な構成により精度よく、受信信号のフレーム位置を検出することができる受信装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る受信装置では、OFDM変調方式により変調された信号を受信する場合に、次のような構成とした。
ここで、前記OFDM変調方式による変調信号は、複数のサブキャリアについて、各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されている。また、前記OFDM変調方式による変調信号は、同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部と、データシンボル部から構成されるフレームに形成されている。
そして、受信装置では、次のような処理を行う。
すなわち、差動検波手段が、前記受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波する。大きさ検出手段が、前記差動検波手段による差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に前記複数のサブキャリアについて加算(又は、加算平均)して、当該加算結果(又は、当該加算平均結果)の大きさを検出する。タイミング検出手段が、前記大きさ検出手段により検出される大きさが所定の閾値以上となる(又は、所定の閾値を超える)タイミングを検出する。フレームタイミング検出手段が、前記タイミング検出手段により検出されるタイミングに基づいて、フレームのタイミングを検出する。
従って、簡易な構成により、精度よく、受信信号のフレームのタイミング(フレームの位置)を検出することができる。
ここで、複数のサブキャリアの数としては、種々な数が用いられてもよく、一般には多い数が用いられる。
また、差動符号化方式としては、種々な方式が用いられてもよく、例えば、差動符号化4値PSK方式であるDQPSK方式や、差動符号化2値PSK方式であるDBPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)方式などを用いることができる。
また、フレームの構成としては、種々なものが用いられてもよい。
また、同期シンボル部の構成としては、種々なものが用いられてもよい。
また、同期シンボル部に含まれる2個以上連続した同一のシンボルの連続数としては、種々な数が用いられてもよい。一例として、3個連続して配置されるREFシンボルを用いることができる。
また、データシンボル部の構成としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、複数のデータシンボルが並べられて配置される構成が用いられる。
また、シンボル毎に、複数のサブキャリアについて、差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれについて加算又は加算平均する態様としては、例えば、加算することで加算結果を取得する態様が用いられてもよく、又は、加算して平均することで加算平均結果を取得する態様が用いられてもよい。
また、I軸信号及びQ軸信号についての加算結果又は加算平均結果の大きさとしては、例えば、I軸信号及びQ軸信号からなる複素信号のレベルの絶対値或いは簡易的な絶対値などを用いることができる。
また、加算結果又は加算平均結果の大きさに関する所定の閾値としては、種々な値が用いられてもよく、例えば、予め所定の値が設定されてもよく、或いは、差動検波の結果に基づいて閾値が生成されるような構成が用いられてもよい。
例えば、或るシンボルについて、差動検波の結果のI軸信号の値及びQ軸信号の値として、複数のサブキャリアについて平均的に分散したような値が得られる場合には加算結果又は加算平均結果の大きさはゼロ或いはゼロに近い小さい値となる一方、複数のサブキャリアについて同一の値或いは近似する値が得られる場合には加算結果又は加算平均結果の大きさは非ゼロとなって或る程度大きい値となる。このため、同一のシンボルが連続するところで加算結果又は加算平均結果の大きさが非ゼロとなって或る程度大きい値となり、他のところで加算結果又は加算平均結果の大きさがゼロ或いはゼロに近い小さい値となるようにすることができる。
本発明に係る受信装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、閾値生成手段が、前記差動検波手段による差動検波の結果に基づいて、前記所定の閾値を生成する。
また、同期シンボル部削除手段が、前記フレームタイミング検出手段により検出されるフレームのタイミングに基づいて、前記差動検波手段による差動検波の結果から前記同期シンボル部を削除する。判定手段が、前記同期シンボル部削除手段により同期シンボル部が削除された結果であるデータシンボル部を判定して復調結果とする。
従って、検出したフレームのタイミングに基づいて、フレームに含まれるデータシンボル部のデータシンボルを判定して復調結果を得ることができる。
本発明では、伝送システムを提供することもできる。
本発明に係る伝送システムでは、OFDM変調方式により変調された信号を送信側の装置(送信装置)から受信側の装置(受信装置)へ伝送する場合に、次のような構成とした。
ここで、前記OFDM変調方式による変調信号は、複数のサブキャリアについて各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されており、また、同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部とデータシンボル部から構成されるフレームに形成されている。
そして、前記受信側の装置では、次のような処理を行う。
すなわち、差動検波手段が、前記受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波する。大きさ検出手段が、前記差動検波手段による差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に前記複数のサブキャリアについて加算(又は、加算平均)して、当該加算結果(又は、当該加算平均結果)の大きさを検出する。タイミング検出手段が、前記大きさ検出手段により検出される大きさが所定の閾値以上となる(又は、所定の閾値を超える)タイミングを検出する。フレームタイミング検出手段が、前記タイミング検出手段により検出されるタイミングに基づいて、フレームのタイミングを検出する。
本発明に係る伝送システムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記受信側の装置では、閾値生成手段が、前記差動検波手段による差動検波の結果に基づいて、前記所定の閾値を生成する。
また、同期シンボル部削除手段が、前記フレームタイミング検出手段により検出されるフレームのタイミングに基づいて、前記差動検波手段による差動検波の結果から前記同期シンボル部を削除する。判定手段が、前記同期シンボル部削除手段により同期シンボル部が削除された結果であるデータシンボル部を判定して復調結果とする。
本発明では、受信方法を提供することもできる。
本発明に係る受信方法では、OFDM変調方式により変調された信号を受信する受信装置において、次のような処理を行う。
ここで、前記OFDM変調方式による変調信号は、複数のサブキャリアについて各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されており、また、同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部とデータシンボル部から構成されるフレームに形成されている。
そして、当該受信装置は、前記受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波し、当該差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に前記複数のサブキャリアについて加算(又は、加算平均)して、当該加算結果(又は、当該加算平均結果)の大きさを検出し、当該検出した大きさが所定の閾値以上となる(又は、所定の閾値を超える)タイミングを検出し、当該検出したタイミングに基づいてフレームのタイミングを検出する。
以上説明したように、本発明に係る受信装置などによると、複数のサブキャリアについて各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されているとともに同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部とデータシンボル部から構成されるフレームに形成されたOFDM変調方式による変調信号を受信するに際して、受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波し、当該差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に複数のサブキャリアについて加算(又は、加算平均)して、当該加算結果(又は、当該加算平均結果)の大きさを検出し、当該検出した大きさが所定の閾値以上となる(又は、所定の閾値を超える)タイミングを検出し、当該検出したタイミングに基づいてフレームのタイミングを検出するようにしたため、簡易な構成により精度よく、受信信号のフレームのタイミング(フレームの位置)を検出することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本例では、OFDM変調方式を採用するとともに、各サブキャリアの変調方式としてDQPSK方式を採用したデータ伝送について説明する。
図1には、本発明の一実施例に係るフレーム検出機能付きの復調回路1の構成例を示してある。
図2には、OFDM変調方式を採用したデータ伝送装置の送信装置(送信機)の構成例を示してある。
図3には、OFDM変調方式を採用したデータ伝送装置の受信装置(受信機)の構成例を示してある。
図4には、OFDM変調信号のシンボルの構成例を示してある。
図5(a)には、OFDM変調信号のフレームの構成例及びフレームに含まれる同期シンボルの構成例を示してあり、図5(b)には、1シンボル分だけタイミングがずれたフレームの構成例を示してあり、図5(c)には、これら2つのフレーム間におけるシンボル毎についての位相差の加算平均結果を示してある。
OFDM変調波の1シンボルは、図4に示されるように、有効シンボルとガードインターバルとから構成されている。ガードインターバルは、有効シンボルの一部の波形を複写したものであり、有効シンボルの先頭に付加することでマルチパスの影響を軽減する効果が得られる。有効シンボルとガードインターバルを合わせた1つの単位をシンボルと呼ぶ。更に、シンボルは、例えば、894シンボルと同期シンボルである6シンボルとを合わせた計900シンボルで、フレームと呼ばれるストリームの単位を構成する。
OFDM変調方式による1フレームは、図5(a)に示されるように、6シンボル分の同期シンボルと、894シンボル分のデータ(DATA)シンボルから構成される。また、例えば、同様な構成を有する複数のフレームが連続して伝送される。
同期シンボルは、無信号部分であるNULL(ヌル)のシンボルと、チャンネルの中心周波数を出力するCWのシンボルと、RFスペクトラム上で最も低いキャリア周波数から最も高いキャリア周波数にかけて連続的にスイープするSWEEPのシンボルと、差動復号するための基準となる3シンボル分のREFのシンボルから構成される。
ここで、NULLシンボルは、実際には存在する雑音(ノイズ)を無視すれば、理論上は信号レベルがゼロ(0)である信号である。
また、CWシンボルは、中心周波数のみで構成されている信号であり、信号レベルが一定である。一例として、10KHz、20KHz、30KHz、40KHz、50KHzのそれぞれに、帯域幅が4KHzであるサブキャリアが存在するOFDM変調信号では、30KHzが中心周波数となる。
また、SWEEPシンボルとしては、本例では、1シンボルの中で、最低周波数から最高周波数まで連続的に変化する信号を用いたが、他の例として、1シンボルの中で、最高周波数から最低周波数に連続的に変化し、更に、最低周波数から最高周波数に連続的に変化する信号を用いることも可能である。
また、REFシンボルとしては、同一のシンボルが連続して3個並んでおり、それに続く最初のデータ(DATA)シンボルに対して、或る時点のシンボルと1つ前の時点のシンボルとの位相比較を行う差動検波の基準データとなる。なお、REFシンボルとしては、サブキャリア毎にそれぞれ固定のデータ(I成分、Q成分)が格納され、全体としては時間領域ではランダム波形に見える。
図5(a)に示されるように、本例では、NULLシンボルから1フレームが始まって最後のデータシンボルで当該1フレームが終了する。また、図5(a)にはシンボル毎に等間隔な時間t0、t1、t2、・・・、tm(例えば、mは900)を示してあり、t0とt1との間の時間間隔のように隣り合う時間間隔が1シンボルの時間の長さに相当し、また、t0とtmとの間の時間間隔が1フレームの時間の長さに相当する。
図2に示されるように、本例の送信装置は、符号化部31と、マッピング回路32と、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transformation)演算回路33と、ガード付加回路34と、同期シンボル挿入部35と、直交変調回路36と、D/A(Digital to Analog)変換部37と、アップコンバータ38と、アンテナ39を備えている。
本例の送信装置により行われる送信系の処理動作の一例を示す。
伝送するデータが符号化部31に入力される。符号化部31では、伝送時においてデータに誤りが生じても訂正できるように、畳み込み符号による誤り訂正符号化やタイムインターリーブ化などの信号処理を行う。マッピング回路32では、例えば各サブキャリア毎にDQPSK方式を用いて、符号化部31から出力された信号をI軸及びQ軸からなるI−Q平面上の所定点の情報へ変換(マッピング)する。IFFT演算回路33では、マッピング回路32から出力されたI軸及びQ軸の信号を逆フーリエ変換して時間軸の波形へ変換する。
ガード付加回路34では、IFFT演算回路33から出力された信号について、有効シンボルにガードインターバル部分を付加してデータのシンボルを生成する。同期シンボル挿入部35では、ガード付加回路34から出力された信号について、同期シンボルを挿入してフレームのストリームを構成する。直交変調回路36では、同期シンボル挿入部35から出力された信号について、直交変調を行う。D/A変換部37では、直交変調回路36から出力された直交変調結果の信号をデジタル信号からアナログ信号へ変換する。アップコンバータ38では、D/A変換部37から出力された信号をより高い無線周波数(RF:Radio Frequency)の信号へ周波数変換(アップコンバート)する。アップコンバータ38から出力された信号がアンテナ39から無線により送信される。
図3に示されるように、本例の受信装置は、アンテナ41と、ダウンコンバータ42と、A/D(Analog to Digital)変換部43と、直交復調回路44と、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transformation)演算回路45と、復調回路1と、復号化部46を備えている。
本例の受信装置により行われる受信系の処理動作の一例を示す。
送信装置から無線により送信された信号がアンテナ41により受信される。ダウンコンバータ42では、アンテナ41により受信された無線周波数の信号をより低い中間周波数(IF:Intermediate Frequency)の信号へ周波数変換(ダウンコンバート)する。A/D変換部43では、ダウンコンバータ42から出力された信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換する。直交復調回路44では、A/D変換部43から出力された信号について、直交復調を行って、ベースバンド信号であるI軸信号及びQ軸信号を生成する。
FFT演算回路45では、直交復調回路44から出力されたI軸及びQ軸の信号をフーリエ変換して周波数軸の波形へ変換する。復調回路1では、FFT演算回路45から出力された信号について、同期シンボル部分を削除して、データシンボルのみを復調する。復号化部46では、復調回路1から出力された復調結果の信号について、デインターリーブ化や誤り訂正などの信号処理を行う。
図1に示されるように、本例の復調回路1は、差動検波回路11と、加算平均回路12と、簡易絶対値回路13と、簡易絶対値回路14と、加算平均回路15と、閾値算出回路16と、閾値比較回路17と、保護回路18と、同期シンボル部分削除回路19と、判定回路20を備えている。
加算平均回路12は、I軸信号に関する加算器21及びフリップフロップ(FF)22と、Q軸信号に関する加算器23及びフリップフロップ(FF)24を有している。
加算平均回路15は、加算器25及びフリップフロップ(FF)26を有している。
本例の復調回路1により行われる動作の一例を示す。なお、シンボル毎の同期は取れているとする。
差動検波回路11には、FFT演算回路45によりフーリエ変換された直交復調信号のI軸信号及びQ軸信号が入力される。
本例では、FFT演算回路45によりOFDM変調方式の各サブキャリアの周波数毎にI軸信号及びQ軸信号が取得されており、復調回路1では、例えば、時分割によりこれら各サブキャリア毎に信号処理を行って、各サブキャリア毎にDQPSK方式に対応した復調を行う。
差動検波回路11では、FFT演算回路45から入力された複素信号(I軸信号及びQ軸信号)について、各サブキャリア毎に且つ各シンボル毎に、現在のシンボルのデータと1シンボル前のデータとの位相差を検出する差動検波の処理を行い、その結果を加算平均回路12と簡易絶対値回路14と同期シンボル部分削除回路19へ出力する。差動検波の結果は、例えば、現在のシンボルのIQデータに対して1シンボル前のIQデータの複素共役を複素乗算することにより得られる。
ここで、複数のサブキャリアについて、現在のシンボルのデータと1シンボル前のデータとが一致する場合には、その差動検波の結果は位相回転成分がゼロとなってI軸上の一点に集中する。一方、複数のサブキャリアについて、現在のシンボルのデータと1シンボル前のデータとが異なる場合には、その差動検波の結果は例えば±I軸上及び±Q軸上に平均的に分散する。
具体的に、図5(a)に示される本例のフレーム構成では、同期シンボルに含まれる2番目のREFシンボルと3番目のREFシンボルについては、それぞれ、1シンボル前が同一のREFシンボルであるため、その差動検波の結果はI軸上の一点に集中する。
一方、同期シンボルに含まれるNULLシンボルやCWシンボルやSWEEPシンボルや1番目のREFシンボルについては、それぞれ、1シンボル前が異なるシンボルであり、その差動検波の結果は±I軸上及び±Q軸上に平均的に分散する。また、データ(DATA)シンボルについては、伝送されるデータに応じて通常はランダムに変化するため、その差動検波の結果は±I軸上及び±Q軸上に平均的に分散する。
加算平均回路12では、差動検波回路11から入力された差動検波結果のI軸信号及びフリップフロップ22からの出力信号を加算器21により加算して、当該加算信号を当該フリップフロップ22に入力することにより、当該I軸信号を累積的に加算する。また、本例では、フリップフロップ22などにおいて、このような累積加算結果を加算した数などにより除算して平均化して、加算平均結果とする。本例では、復調回路1の内部或いは外部の処理部からシンボル毎のタイミングでリセット信号がフリップフロップ22に入力されて、各シンボル毎のタイミングで加算平均結果がゼロにリセットされることで、各シンボル毎における複数のサブキャリアについてのI軸信号の加算平均結果がフリップフロップ22から簡易絶対値回路13へ出力される。
同様に、加算平均回路12では、加算器23とフリップフロップ24及びシンボル毎のリセット信号を用いて、各シンボル毎における複数のサブキャリアについてのQ軸信号の加算平均結果が算出されてフリップフロップ24から簡易絶対値回路13へ出力される。
ここで、加算平均回路12では、1シンボル期間毎に、全てのサブキャリアについてI軸信号及びQ軸信号をそれぞれ加算平均する。この場合、同期シンボルに含まれる2番目のREFシンボルと3番目のREFシンボルについては、それぞれ、各サブキャリアについて差動検波の結果がI軸上の一点に集中することから、例えばI軸成分について加算平均結果がゼロ(0)ではなく一定値或いは比較的大きい値になり、Q軸成分について加算平均結果がゼロ(0)或いはゼロに近い値になる。一方、同期シンボルに含まれるNULLシンボルやCWシンボルやSWEEPシンボルや1番目のREFシンボル、或いは、データ(DATA)シンボルについては、各サブキャリアについて差動検波の結果が±I軸上及び±Q軸上に平均的に分散することから、例えばI軸成分及びQ軸成分について加算平均結果がゼロ(0)或いはゼロに近い値になる。
簡易絶対値回路13では、加算平均回路12から入力されたI軸信号の加算平均結果I1及びQ軸信号の加算平均結果Q1について、それぞれの絶対値を加算した値(|I1|+|Q1|)を簡易絶対値として演算し、当該簡易絶対値を閾値比較回路17へ出力する。
また、簡易絶対値回路14では、差動検波回路11から入力されたI軸信号I2及びQ軸信号Q2について、それぞれの絶対値を加算した値(|I2|+|Q2|)を簡易絶対値として演算し、当該簡易絶対値を加算平均回路15へ出力する。
ここで、本例では、簡易化した構成例として、簡易絶対値回路13や簡易絶対値回路14により、I軸成分IとQ軸成分Qとのそれぞれの絶対値の和(|I|+|Q|)を求めたが、他の構成例として、I軸成分Iの2乗値とQ軸成分Qの2乗値との和の平方根{sqrt(I+Q)}を演算する構成が用いられてもよい。
加算平均回路15では、本例では、加算平均回路12によるI軸信号(Q軸信号についても同様)についての加算平均処理と同様な処理が行われ、具体的には、加算器25とフリップフロップ26及びシンボル毎のリセット信号を用いて、各シンボル毎における複数のサブキャリアについての簡易絶対値信号の加算平均結果が算出されてフリップフロップ26から閾値算出回路16へ出力される。
閾値算出回路16では、加算平均回路15から入力された加算平均結果の信号に対して例えば(1/4)を乗算し、当該乗算結果を閾値の信号として閾値比較回路17へ出力する。
ここで、簡易絶対値回路14及び加算平均回路15の系では、まず信号の大きさである簡易絶対値を求めてから加算平均していることから、図5(a)に示される本例のフレーム構成において、全てのシンボルについて、加算平均結果が同一の値或いは近い値になる。このため、閾値算出回路16により算出される閾値についても、全てのシンボルについて、同一の値或いは近い値になる。
なお、本例では、加算平均結果の値を(1/4)倍した値を閾値として決定したが、必ずしも(1/4)倍に限られず、システムや使用環境などに応じて閾値を求めるための倍率を(1/3)倍や(1/5)倍などに変更することも可能である。また、他の構成例として、所定の閾値を予め設定しておくような構成が用いられてもよい。
閾値比較回路17では、各シンボル毎に、簡易絶対値回路13から入力された簡易絶対値と閾値算出回路16から入力された閾値との大小を比較して、当該簡易絶対値が当該閾値を超えるか否かを判定した結果を保護回路18へ出力する。
保護回路18では、閾値比較回路17から入力された判定結果に基づいてフレームの開始点を検出(例えば、推定的に検出)し、フレームの開始点を示すパルスFSTを生成して同期シンボル部分削除回路19へ出力する。
ここで、閾値算出回路16から出力される閾値は、全てのシンボルについて同程度の大きさである。一方、簡易絶対値回路13から出力される簡易絶対値は、同期シンボルに含まれる2番目のREFシンボルと3番目のREFシンボルについては閾値より大きくなり、他のシンボルについてはゼロ(0)程度となり閾値を超えない。このため、閾値比較回路17では、これら2個のREFシンボルのタイミングでピークを検出することができ、保護回路18では、これら2個のREFシンボルの位置(タイミング)に基づいて、フレームの位置を検出することができる。
なお、図5(c)には、図5(a)に示される各シンボルと図5(b)に示される1シンボル前の各シンボルとの位相差(差動検波の結果)を加算平均した結果の大きさの一例を示してある。
ここで、本例では、保護回路18によりフレームの位置を検出する構成としたが、例えば、閾値比較回路17にフレームの位置を検出してパルスFSTを生成及び出力する機能を備えてもよく、この場合、保護回路18を省略することも可能である。
また、本例では、2個のREFシンボルの位置に基づいてフレームの位置を検出したが、他の構成例として、これら2個のREFシンボルのうちのいずれか1個のみ(先の方、又は、後の方)の位置に基づいてフレームの位置を検出する構成とすることも可能である。
保護回路18では、前段保護の処理及び後段保護の処理を行うことで、フレームの位置を示すパルスFSTの信頼性を確保する。前段保護の処理では、フレームの位置の同期が取れていないときに、所定の回数(例えば、3回のフレーム分)について連続的に、閾値比較回路17において閾値を超えるピークが検出された場合にパルスFSTを出力することとし、同期取得が所定の回数連続しない場合にはパルスFSTを出力しないこととする。また、後段保護の処理では、フレームの同期が取れているときに、所定の回数(例えば、3回のフレーム分)について連続的に、閾値比較回路17において閾値を超えるピークが検出されなかった場合にパルスFSTを出力することを停止し、同期外れが所定の回数連続しない場合には前回求めたフレーム位置のタイミングで周期的にパルスFSTを出力し続けることとする。
同期シンボル部分削除回路19では、保護回路18から入力されたパルスFSTのタイミングに基づいて、差動検波回路11から入力された差動検波結果の複素信号(I軸信号及びQ軸信号)から同期シンボルの部分を削除し、これにより得られたデータ部分の信号(データシンボルのみの信号)を判定回路20へ出力する。
判定回路20では、同期シンボル部分削除回路19から入力されたデータシンボルの信号について、例えばDQPSK方式に応じて、現在のシンボルと1つ前のシンボルとの位相差に対応する0或いは1からなるビットのデータへ変換し、得られたデータを復調結果として復号化部46へ出力する。なお、このような判定は、例えば、時分割により、各サブキャリア毎及び各シンボル毎に行われる。
以上のように、本例の受信装置では、OFDM変調方式により、各サブキャリア毎にDQPSK方式を用いて変調されて、数種類の同期シンボルと複数のデータシンボルから構成されたフレームの信号を受信して処理するに際して、同期シンボル部分を差動検波して、当該差動検波の結果を加算平均した結果に基づいてフレームの位置を検出する。具体的には、差動検波を行い、当該差動検波の結果を加算平均するとともに、当該差動検波の結果に基づいて閾値を算出し、当該差動検波の結果の加算平均結果と当該閾値に基づいてピークの位置を検出し、当該ピークの位置に基づいてフレームの位置を検出する。
従って、本例の受信装置では、同期シンボル部分を差動検波して加算平均を行い、同一の信号(同一のデータ)が繰り返される複数個のREFシンボルの位置にだけ大きなピークを検出し、当該ピークの位置に基づいてフレームの位置を検出することにより、フレームの位置を精度よく検出することができる。また、本例の構成では、例えば、図7に示されるようなフレーム検出回路51の構成と比べて、SWEEPシンボルパターンを格納するためのSWEEPパターンメモリ62や相関演算を行うためのSWEEP相関器63が必要ないため、回路規模を大幅に縮小することができ、装置の簡易化や低価格化を実現することができる。
ここで、本例では、復調回路1に、フレームの位置を検出するフレーム検出機能及びデータシンボルを復調する復調機能を備えたが、他の構成例として、フレーム検出機能と復調機能とを別個な処理部に備えて構成するようなことも可能である。
また、本例では、フレームに含まれる同期シンボル部分において、同一のシンボルであるREFシンボルが3個連続して並ぶ規格を例として説明したが、例えば、同一のシンボルが2個以上連続して並んでいれば、閾値比較回路17で1箇所以上のピークが検出されるため、本例と同様な構成を適用することが可能である。
なお、本例では、差動符号化方式としてDQPSK方式が用いられており、同期シンボル部において2個以上連続して配置される同一のシンボルとしてREFシンボルが用いられている。
また、本例の受信装置に備えられた復調回路1では、差動検波回路11の機能により差動検波手段が構成されており、加算平均回路12の機能や簡易絶対値回路13の機能により大きさ検出手段が構成されており、簡易絶対値回路14の機能や加算平均回路15の機能や閾値算出回路16の機能により閾値生成手段が構成されており、閾値比較回路17の機能によりタイミング検出手段が構成されており、保護回路18の機能によりフレームタイミング検出手段が構成されており、同期シンボル部分削除回路19の機能により同期シンボル部削除手段が構成されており、判定回路20の機能により判定手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る復調回路の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る送信装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る受信装置の構成例を示す図である。 OFDM変調信号のシンボルの構成例を示す図である。 フレームの構成例及び同期シンボルの構成例を示す図である。 受信装置の構成例を示す図である。 フレーム検出回路の構成例を示す図である。
符号の説明
1、52・・復調回路、 11・・差動検波回路、 12、15・・加算平均回路、 13、14・・簡易絶対値回路、 16・・閾値算出回路、 17・・閾値比較回路、 18・・保護回路、 19・・同期シンボル部分削除回路、 20・・判定回路、 21、23、25・・加算器、 22、24、26・・フリップフロップ、 31・・符号化部、 32・・マッピング部、 33・・IFFT演算回路、 34・・ガード付加回路、 35・・同期シンボル挿入部、 36・・直交変調回路、 37・・D/A変換部、 38・・アップコンバータ、 39、41・・アンテナ、 42・・ダウンコンバータ、 43・・A/D変換部、 44・・直交復調回路、 45・・FFT演算回路、 46・・復号化部、 51・・フレーム検出回路、 61・・NULL終了検出器、 62・・SWEEPパターンメモリ、 63・・SWEEP相関器、 64・・フレームカウンタ、

Claims (5)

  1. OFDM変調方式により変調された信号を受信する受信装置において、
    前記OFDM変調方式による変調信号は、複数のサブキャリアについて各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されており、同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部とデータシンボル部から構成されるフレームに形成されており、
    当該受信装置は、前記受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波する差動検波手段と、
    前記差動検波手段による差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に前記複数のサブキャリアについて加算又は加算平均して、当該加算結果又は当該加算平均結果の大きさを検出する大きさ検出手段と、
    前記大きさ検出手段により検出される大きさが所定の閾値以上となる又は所定の閾値を超えるタイミングを検出するタイミング検出手段と、
    前記タイミング検出手段により検出されるタイミングに基づいてフレームのタイミングを検出するフレームタイミング検出手段と、を備えた、
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記差動検波手段による差動検波の結果に基づいて前記所定の閾値を生成する閾値生成手段と、
    前記フレームタイミング検出手段により検出されるフレームのタイミングに基づいて前記差動検波手段による差動検波の結果から前記同期シンボル部を削除する同期シンボル部削除手段と、
    前記同期シンボル部削除手段により同期シンボル部が削除された結果であるデータシンボル部を判定して復調結果とする判定手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  3. OFDM変調方式により変調された信号を送信側の装置から受信側の装置へ伝送する伝送システムにおいて、
    前記OFDM変調方式による変調信号は、複数のサブキャリアについて各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されており、同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部とデータシンボル部から構成されるフレームに形成されており、
    前記受信側の装置は、前記受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波する差動検波手段と、
    前記差動検波手段による差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に前記複数のサブキャリアについて加算又は加算平均して、当該加算結果又は当該加算平均結果の大きさを検出する大きさ検出手段と、
    前記大きさ検出手段により検出される大きさが所定の閾値以上となる又は所定の閾値を超えるタイミングを検出するタイミング検出手段と、
    前記タイミング検出手段により検出されるタイミングに基づいてフレームのタイミングを検出するフレームタイミング検出手段と、を備えた、
    ことを特徴とする伝送システム。
  4. 請求項3に記載の伝送システムにおいて、
    前記受信側の装置は、前記差動検波手段による差動検波の結果に基づいて前記所定の閾値を生成する閾値生成手段と、
    前記フレームタイミング検出手段により検出されるフレームのタイミングに基づいて前記差動検波手段による差動検波の結果から前記同期シンボル部を削除する同期シンボル部削除手段と、
    前記同期シンボル部削除手段により同期シンボル部が削除された結果であるデータシンボル部を判定して復調結果とする判定手段と、を備えた、
    ことを特徴とする伝送システム。
  5. OFDM変調方式により変調された信号を受信する受信装置における受信方法において、
    前記OFDM変調方式による変調信号は、複数のサブキャリアについて各サブキャリア毎に差動符号化方式により変調されており、同一のシンボルが2個以上連続して配置されたものを含む同期シンボル部とデータシンボル部から構成されるフレームに形成されており、
    当該受信装置は、前記受信信号をシンボル毎に各サブキャリア毎に差動検波し、当該差動検波の結果のI軸信号及びQ軸信号のそれぞれをシンボル毎に前記複数のサブキャリアについて加算又は加算平均して、当該加算結果又は当該加算平均結果の大きさを検出し、当該検出した大きさが所定の閾値以上となる又は所定の閾値を超えるタイミングを検出し、当該検出したタイミングに基づいてフレームのタイミングを検出する、
    ことを特徴とする受信方法。
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