JP4546327B2 - 浄水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭の水道の蛇口などに取付けて水道水を浄水化せしめるのみならず、電解水生成装置等の浄水部にも適用せしめることができる浄水装置に関するものである。
水道水中の塩素は、飲料水として臭い除去や殺菌のために、水道法に従い添加されている。しかしながら、よりおいしい水、安全な水が求められて、使用前に水道水中に含まれる残留塩素や夾雑物を取り除くために、活性炭および/または中空糸等の濾過材が充填収納された浄水用カートリッジが使われている。カートリッジ内部の濾過材は一般に使用限界があり、寿命が来ると浄水用カートリッジは適宜取り換えて用いられる。従って、浄水用カートリッジは水道と直結されて用いられても良いが、交換の度に不便なため、浄水用カートリッジの着脱が自在な浄装置や電解水生成装置を水道に接続して用いられている
従来の浄水装置は、基本的に、浄水用カートリッジがカートリッジ受部に挿入されたとき、浄水用カートリッジ底壁の浄水流出管口部および原水流入管口部と、これらの管口部が嵌め入れられるようにカートリッジ受部底壁の2箇所に設けられた凹陥部の2点において、嵌合、支持されている
ところで、原水の性質は、水源や地域、地形などによって変化することが知られており
、最近はおいしい水、安全な水に対する要望が多様化してきている。従って、原水の性質に適合した浄水用カートリッジが使用されるとき、浄水用カートリッジの寿命を延ばすことができるばかりでなく、所望の水を得ることができる。このため、浄水用カートリッジには各種用途に適合するものが市販されているが、浄水用カートリッジの外観から必ずしも用途に合わせて識別するのに容易な形態とはなっていない。このため、所望の水を得るに適合しない浄水用カートリッジが取付けられる場合があり、不都合が生じる。
ここで、従来の浄水装置に関わる特許文献には、つぎのようなものがある。
特許第3021359号公報
特許文献1に開示されている浄水装置は、図11に示されている。ここで、図11aは浄水用カートリッジを示し、図11bはカートリッジ受部を示す。
同図を参照すると、原水に含まれる塩素、莢雑物を取り除く部材を有底円筒容器52に充填収納し、有底他端側53の中心部に凸状の浄水流出管口部54を設けると共に、上記中心部から同心円状に偏位した位置に凸状の原水流入管口部55を設けた浄水用カートリッジ51と、上記浄水流出管口部54および原水流入管口部55の対応位置に夫々凹状の嵌挿部57,58を設けたカートリッジ受部56と、上記浄水用カートリッジ51と上記カートリッジ受部56を係合する環状ホルダ(図示略)を上記浄水用カートリッジ51と上記カートリッジ受部56間に設けて、上記環状ホルダを回動することにより、上記浄水用カートリッジ51と上記カートリッジ受部56を自在に係合する浄水装置において、上記浄水用カートリッジ51の有底他端側53の浄水流出管口部54を中心とする流入管口部55の反対側に凹状嵌挿部63を設けると共に、上記カートリッジ受部56の上記凹状嵌挿部対応面に上記凹状嵌挿部63と嵌合する凸状突起64を設けているものである。
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来の浄水装置では、図11を参照すると、浄水用カートリッジ51は、交換のためカートリッジ受部56から着脱される必要があるが
、特許文献1に示される手段による装着の場合、正確に垂直方向から挿入されないとカートリッジ51の凸状の浄水流出管口部54、原水流入管口部55、および凹状嵌挿部63と、カートリッジ受部56の凹状の嵌挿部57,58および凸状突起64とが、各々垂直状態で嵌合されず、浄水流出管口部54の首部および原水流入管口部55の首部に装着したOリングを歪ませ、これらの嵌合部分から漏水を起こす危険性があるという問題があった。
すなわち、特許文献1では、従来の浄水装置に対して、凹状の嵌挿部63と凸状突起64の嵌合点を加えたものの、浄水用カートリッジ51では、浄水流出管口部54と原水流入管口部55と凹状嵌挿部63とが略一直線上に設けられるとともに、これに対応して、カートリッジ受部56の凹状の嵌挿部57,58と凸状突起64とが略一直線上に設けられているため、浄水用カートリッジ51がカートリッジ受部56に挿入されるとき、浄水用カートリッジ51の挿入底部は、上記略一直線に対して平行の一方向にのみ強固だが、それ以外の角度の方向、例えば直角方向には容易に傾き易く、浄水用カートリッジ51は簡便に垂直方向から挿入されにくいという問題があり、これは、いわゆる一般によく知られている三点支持構造から外れた取付け構造のためと理解される。
また従来、浄水用カートリッジ51の有底円筒形容器52の底部および蓋部は、平坦であることが多かったが、最近は、蓋部および/または底部に丸みを有する耐圧型のものが使用されるに至っている。浄水用カートリッジ51には水道水が原水として流入して、カートリッジ51内部に1MPaを超える圧力が掛かることもあるため、蓋部および底部は、平坦なものより丸みを有するものの方が、容器52が耐圧性に優れていて、安全なことから今後も増加していくものと思われる。
ところが、特許文献1の浄水用カートリッジ51の有底円筒形容器52の底部と、カートリッジ受部56の底壁とは、いずれも平坦状であり、浄水用カートリッジ51の下端部がカートリッジ受部56に嵌め入れられた際、カートリッジ51の凸状の浄水流出管口部54、原水流入管口部55、および凹状嵌挿部63と、カートリッジ受部56の凹状の嵌挿部57,58および凸状突起64とが、相互に嵌合されるようになされているものであり、この特許文献1記載の浄水装置に、底部が丸みを有する有底円筒容器で構成される浄水用カートリッジを適用しようとすると、浄水用カートリッジ51の凹状嵌挿部63とカートリッジ受部56の凸状突起64との間に空間(スペース)を生じ、これらは相互に嵌合することができないという問題がある。すなわち、特許文献1記載の浄水装置は、平底円筒容器52を有する浄水用カートリッジには有効だが、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジには、不適当であるという問題があった。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、浄水用カートリッジの有底筒形容器の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジおよびカートリッジ受部同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも有効に適用することができるうえに、各種用途に応じた浄水用カートリッジの種類によって、浄水用カートリッジを間違いなく取り付けることができて、浄水用カートリッジの誤用を防止し得る、浄水装置を提供しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同底壁の略中央部から離れた位置に凸状の原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の所定箇所にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の略中央部の浄水流出管口部を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部が下向き状に設けられると共に、該嵌合凹部に対応すべくカートリッジ受部の底壁の対応箇所に環状の嵌合凸部が上向き状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、環状の嵌合凹部と環状の嵌合凸部とが互いに嵌め合わせられていることを特徴としている。
請求項2の発明は、原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同底壁の略中央部から離れた位置に凸状の原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の所定箇所にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の浄水流出管口部と原水流入管口部の少なくとも一方の底壁側基部に鍔部が設けられ、この鍔部の周縁部の少なくとも一箇所に嵌合用切欠き凹部が設けられ、カートリッジ受部の底壁の管口部嵌入れ用凹陥部の内周壁の対応箇所に嵌合突起が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、浄水用カ−トリッジ側の鍔部周縁部の嵌合用切欠き凹部と、カ−トリッジ受部側の管口部嵌入れ用凹陥部内周壁の嵌合突起とが互いに嵌め入れられていることを特徴としている。
請求項3の発明は、原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同浄水流出管口部と同軸外側の位置に原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の略中央部にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の原水流入管口部の底壁側の基部に鍔部が設けられ、この鍔部の周縁部の少なくとも一箇所に嵌合用切欠き凹部が設けられ、カートリッジ受部の底壁の管口部嵌入れ用凹陥部の内周壁の対応箇所に嵌合突起が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、浄水用カ−トリッジ側の鍔部周縁部の嵌合用切欠き凹部と、カ−トリッジ受部側の管口部嵌入れ用凹陥部内周壁の嵌合突起とが互いに嵌め入れられていることを特徴としている。
さらに、請求項4の発明は、原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同浄水流出管口部と同軸外側の位置に原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の略中央部にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の略中央部の浄水流出管口部を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部が下向き状に設けられると共に、該嵌合凹部に対応すべくカートリッジ受部の底壁の対応箇所に環状の嵌合凸部が上向き状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、環状の嵌合凹部と環状の嵌合凸部とが互いに嵌め合わせられていることを特徴としている。
請求項1の浄水装置の発明によれば、浄水用カートリッジの容器本体底壁の略中央部の浄水流出管口部を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部が下向き状に設けられると共に、該嵌合凹部に対応すべくカートリッジ受部の底壁の対応箇所に環状の嵌合凸部が上向き状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、環状の嵌合凹部と環状の嵌合凸部とが互いに嵌め合わせられているから、浄水用カートリッジの有底筒形容器の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジおよびカートリッジ受部同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも有効に適用することができるうえに、各種用途に応じた浄水用カートリッジの種類によって、浄水用カートリッジを間違いなく取り付けることができて、浄水用カートリッジの誤用を防止し得るという効果を奏する。
請求項2の発明は、浄水用カートリッジの容器本体底壁の浄水流出管口部と原水流入管口部の少なくとも一方の底壁側基部に鍔部が設けられ、この鍔部の周縁部の少なくとも一箇所に嵌合用切欠き凹部が設けられ、カートリッジ受部の底壁の管口部嵌入れ用凹陥部の内周壁の対応箇所に嵌合突起が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、浄水用カ−トリッジ側の鍔部周縁部の嵌合用切欠き凹部と、カ−トリッジ受部側の管口部嵌入れ用凹陥部内周壁の嵌合突起とが互いに嵌め入れられているから、浄水用カートリッジの有底筒形容器の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジおよびカートリッジ受部同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも有効に適用することができるうえに、各種用途に応じた浄水用カートリッジの種類によって、浄水用カートリッジを間違いなく取り付けることができて、浄水用カートリッジの誤用を防止し得るという効果を奏する。
請求項3の発明は、浄水用カートリッジの容器本体底壁の原水流入管口部の底壁側の基部に鍔部が設けられ、この鍔部の周縁部の少なくとも一箇所に嵌合用切欠き凹部が設けられ、カートリッジ受部の底壁の管口部嵌入れ用凹陥部の内周壁の対応箇所に嵌合突起が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、浄水用カ−トリッジ側の鍔部周縁部の嵌合用切欠き凹部と、カ−トリッジ受部側の管口部嵌入れ用凹陥部内周壁の嵌合突起とが互いに嵌め入れられているから、浄水用カートリッジの有底筒形容器の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジおよびカートリッジ受部同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも有効に適用することができるうえに、各種用途に応じた浄水用カートリッジの種類によって、浄水用カートリッジを間違いなく取り付けることができて、浄水用カートリッジの誤用を防止し得るという効果を奏する。
請求項4の発明は、浄水用カートリッジの容器本体底壁の略中央部の浄水流出管口部を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部が下向き状に設けられると共に、該嵌合凹部に対応すべくカートリッジ受部の底壁の対応箇所に環状の嵌合凸部が上向き状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、環状の嵌合凹部と環状の嵌合凸部とが互いに嵌め合わせられているから、浄水用カートリッジの有底筒形容器の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジおよびカートリッジ受部同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも有効に適用することができるうえに、各種用途に応じた浄水用カートリッジの種類によって、浄水用カートリッジを間違いなく取り付けることができて、浄水用カートリッジの誤用を防止し得るという効果を奏する。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は、本発明の浄水装置の第1実施形態を示す一部切欠き斜視図で、図1aは浄水用カートリッジ1、図1bはカートリッジ受部2を示す。
同図を参照すると、本発明の浄水装置は、原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤5が充填収納されかつ樹脂などで成形された有底円筒形容器本体3を備え、かつ容器本体3の底壁4の略中央部に凸状の浄水流出管口部6が設けられるとともに、同底壁4の略中央部から離れた位置に凸状の原水流入管口部7が設けられている浄水用カートリッジ1と、浄水用カートリッジ1の下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6および原水流入管口部7に対応する底壁12の所定箇所にこれらの管口部6,7を嵌め入れる凹陥部13,15が設けられているカートリッジ受部2と、浄水用カートリッジ1およびカートリッジ受部2を水密に連結する連結用ホルダ(図示略)とを備えている。凹陥部13,15の底部には、それぞれ凸状浄水流出管口部6の外径の小さい先端部9と、凸状の原水流入管口部7の外径の小さい先端部10とを挿入する貫通孔14,16があけられ、また、カートリッジ受部2の外周には連結用ホルダ(図示略)の係合凸部に係合せしめるべく係合溝11が設けられている。
また、凸状浄水流出管口部6の外径の小さい先端部9と、凸状の原水流入管口部7の外径の小さい先端部10とには、それぞれO−リング(図示略)が嵌め被せられている。
この第1実施形態においては、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の略中央部の浄水流出管口部6を中心とする同心円上の位置に、円形環状の下向き嵌合凹部8が設けられ
、カートリッジ受部2の底壁12の対応箇所に欠損部付き円形環状の上向き嵌合凸部17が設けられており、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられて、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の環状の下向き嵌合凹部8と、カートリッジ受部2の底壁12の環状の上向き嵌合凸部17とが互いに嵌め合わせられているものである。
本発明によれば、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部8、およびカートリッジ受部2の底壁12に環状の嵌合凹部8に対応する環状の嵌合凸部17が設けられているので、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられるとき、すなわち、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6および原水流入管口部7がカートリッジ受部2の凹陥部13、15にそれぞれ挿入されるとき、カートリッジ受部2の環状の嵌合凸部17が浄水用カートリッジ1の環状の嵌合凹部8に容易に嵌合される。
さらに詳細に説明すると、浄水用カートリッジ1の原水流入管口部7は、カートリッジ受部2に対する浄水用カートリッジ1の位置の目安を示し、これによって位置決めがされると、浄水用カートリッジ1の下端部はカートリッジ受部2にそのまま垂直に嵌め入れられる。この垂直挿入(嵌入)の際、浄水用カートリッジ1は浄水流出管口部6を中心にカートリッジ受部2に挿入され、同時に浄水流出管口部6の同心円上の位置にある環状の嵌合凹部8も、カートリッジ受部2の環状の嵌合凸部17に全方向に安定に自然に嵌め合わせられ、その結果、浄水用カートリッジ1の原水流入管口部7もカートリッジ受部2の底壁12の凹陥部15に挿入されることにより、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6および原水流入管口部7とそれらに対応するカートリッジ受部2の底壁12の凹陥部13、15、並びに本発明の環状の嵌合凹部8と環状の嵌合凸部17において、それぞれ嵌合、支持されるのである。
このとき、浄水用カートリッジ1は浄水流出管口部6および原水流入管口部7においてカートリッジ受部2の底壁12の凹陥部13、15と嵌合されているのに加えて、浄水用カートリッジ1の環状の嵌合凹部8とカートリッジ受部2の底壁12の環状の嵌合凸部17によっても嵌合されているため、浄水流出管口部6を中心に全方向に対して嵌合されて、安定に取付けられるものである。
このように、本発明によれば、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられた際、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6および原水流入管口部7と
、カートリッジ受部2の凹陥部13,15とが互いに嵌め合わせられるとともに、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の環状の下向き嵌合凹部8と、カートリッジ受部2の底壁12の環状の上向き嵌合凸部17とが互いに嵌め合わせられるため、浄水用カートリッジ1の下端部は、カートリッジ受部2に対して簡便に垂直方向から挿入することができるとともに、浄水用カートリッジ1の下端部はカートリッジ受部2に対して、いわゆる三点支持構造ないしは多点支持構造となされていて、非常に堅固に結合され、浄水用カートリッジ1はカートリッジ受部2に対して、浄水用カートリッジ1の容器本体3の浄水流出管口部6を中心とする周方向のあらゆる方向にも傾くことなく、しっかりと確実に取り付けることができ、漏水を生じるおそれが全くないものである。
さらに、本発明の浄水装置によれば、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の環状の下向き嵌合凹部8と、カートリッジ受部2の底壁12の環状の上向き嵌合凸部17とが互いに嵌め合わせられるため、近年の蓋部および/または底部に丸みを有する耐圧型の丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジであっても、嵌合凹部8と嵌合凸部17との間に空間(スペース)を生じるようなことがなく、本発明の浄水装置は、耐圧型の丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも、有効に適用することができるものである。
浄水用カートリッジ1の環状の嵌合凹部8は、浄水流出管口部6の同心円上の位置にあれば良く、浄水用カートリッジ1の底壁4が平底および丸底にも対応できるためには、成形加工上可能な限り、浄水流出管口部6に近い位置が好ましい。
また、図示の浄水装置では、浄水用カートリッジ1側の環状の嵌合凹部8が円形環状を有するものであり、カートリッジ受部2側の環状の上向き嵌合凸部17が円形環状を有するものであるが、環状の嵌合凹部8は、平面よりみて円形に限らず、楕形円、花形、星形
、多角形などの他の形状でも良いことは勿論で有り、環状の嵌合凹部8の設置箇所、形状および/または数が環状の嵌合凸部17の設置箇所や形状と互いに対応してさえいれば良い。すなわち、各種用途に応じた浄水用カートリッジ1の種類によって、環状の嵌合凹部8および環状の嵌合凸部17の同心円上の配置箇所や形状を変えることにより、所望の浄水用カートリッジを識別することができる。
逆に、合致しない場合は、浄水用カートリッジ1をカートリッジ受部2に取付けられないので、間違って使用することを防ぐことができる。
すなわち、本発明においては、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の環状の嵌合凹部8と、カートリッジ受部2の底壁12の環状の嵌合凸部17とが、平面よりみて円、楕円形、多角形、星形、または花形の形状であって、相互に嵌合可能な同じ形状を有するものであり、各種用途に応じた浄水用カートリッジ1の種類によって、浄水用カートリッジ1側の嵌合凹部8およびカートリッジ受部2側の嵌合凸部17の形状、および/またはこれら嵌合凹部8および嵌合凸部17の浄水流出管口部6を中心とする同心円上の配置箇所を、相互に対応して変えることにより、所要の浄水用カートリッジ1が識別して取り付けられるようになされているものである。
このような本発明の浄水装置によれば、浄水用カートリッジ1の有底筒形容器本体3の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジ1の下端部をカートリッジ受部2に誤って挿入することができないため、所望する浄水用カートリッジ1が取り付けられ、その結果
、浄水用カートリッジ1によって所望の浄水を得ることができるものである。
カートリッジ1とカートリッジ受部2は、図示されない連結用ホルダを回動することにより、連結用ホルダ内側に設けられた突起部がカートリッジ受部2外周に設けられた係合溝11と係合されることにより固定される。この結果、カートリッジ1はカートリッジ受部2に垂直に挿入するだけでカートリッジ1を回転する必要が無く、連結用ホルダを回動させるに合わせて着脱自在となる。勿論、カートリッジ1とカートリッジ受部2の係合は
、この方法に限定されることなく、その他の手段が用いられても良い。
図2は、本発明の第2実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図である。図2(a)は浄水用カートリッジ1、図2(b)はカートリッジ受部2を示す。
ここで、上記第1実施形態の場合と異なる点は、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の浄水流出管口部6の底壁側の基部に鍔部20が設けられ、この鍔部20の周縁部の2箇所に嵌合用切欠き凹部21が設けられ、カートリッジ受部2の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部13の内周壁の対応2箇所に嵌合突起22が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられて、浄水用カートリッジ1側の浄水流出管口部基部の鍔部20周縁部の嵌合用切欠き凹部21と、カートリッジ受部2側の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁の嵌合突起22とが互いに嵌め合わせられている点にある。
このように、本発明の第2実施形態の浄水装置では、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられて、浄水用カートリッジ1側の浄水流出管口部基部の鍔部20周縁部の嵌合用切欠き凹部21と、カートリッジ受部2側の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁の嵌合突起22とが互いに嵌め合わせられているから、浄水用カートリッジ1の有底筒形容器3の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジ1およびカートリッジ受部2同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく
、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジ1にも有効に適用することができるものである。
また、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の浄水流出管口部6の鍔部20の周縁部に比較的小さい嵌合用切欠き凹部21が設けられ、これに対応して、カートリッジ受部2の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部13の内周壁に同形の嵌合突起22が内方突出状に設けられているだけであるから、浄水用カートリッジ1の容器本体3およびカートリッジ受部2の成形用金型の設計を大きく変更することなく、嵌合用切欠き凹部21と同形の嵌合突起22とを成形することができ、製造コストが安くつくという効果を奏する。
なお、この第2実施形態では、浄水用カートリッジ1側の平面よりみて略円弧形の嵌合用切欠き凹部21と、カートリッジ受部2側の平面よりみて略円弧形の嵌合突起22とが
、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6基部の鍔部20周縁部と、カートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁とに、互いに対向するように2箇所設けられているが、これらの嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22とは、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6基部の鍔部20周縁部とカートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁のどの位置に設けられていても良く、嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22の数も1箇所でも複数箇所でも良い。要するに、嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22とは、それらの配置箇所、数、形状が互いに対応してさえおれば良い。
すなわち、この第2実施形態では、浄水用カートリッジ1側の浄水流出管口部基部の鍔部20周縁部の嵌合用切欠き凹部21と、カートリッジ受部2側の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁の嵌合突起22とが、平面よりみて略円弧形を有するものであるが、嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22の形状は、その他、角形の形状であっても良く、これらが互いに嵌合可能な同じ形状を有するものであれば、良い。
また、この第2実施形態では、嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22とは、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6基部の鍔部20周縁部と、カートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁に設けられているが、図示は省略したが、これらの嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22とは、その他、浄水用カートリッジ1の原水流入管口部7基部の鍔部24周縁部とカートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部15内周壁に設けられていても良い。また、嵌合用切欠き凹部21と嵌合突起22とは、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6基部の鍔部20周縁部とカートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部13内周壁、および浄水用カートリッジ1の原水流入管口部7基部の鍔部24周縁部とカートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部15内周壁の両方に、それぞれ設けられていても良い。
すなわち、各種用途に応じた浄水用カートリッジ1の種類によって、浄水用カートリッジ1側の嵌合用切欠き凹部21とカートリッジ受部2側の嵌合突起22の配置箇所、形状
、および/または数を、相互に対応して変えることにより、所望の浄水用カートリッジ1を識別して取り付けることができるようになっている。
逆に、合致しない場合は、浄水用カートリッジ1をカートリッジ受部2に取付けられないので、間違って使用することを防ぐことができる。
この第2実施形態のその他の点は、上記第1実施形態の場合と同様であるので、図面において同一のものには同一の符号を付した。
図3は、本発明の第3実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図である。図3(a)は浄水用カートリッジ1、図3(b)はカートリッジ受部2を示す。
図4は、第3実施形態における浄水用カートリッジ1の底部の底面図、図5は、同浄水用カートリッジ1の底部の側面図、図6は、同浄水用カートリッジ1の下半部の垂直断面図である。図7は、本第3実施形態における浄水用カートリッジ受部2の平面図、図8は、同浄水用カートリッジ受部2の側面図、図9は、同浄水用カートリッジ受部2の垂直断面図である。
この第3実施形態における浄水用カートリッジは、上記第1実施形態および第2実施形態の浄水用カートリッジとは異なるタイプのものであって、浄水用カートリッジ1の有底円筒形容器本体3の底壁4の略中央部に凸状の浄水流出管口部6が設けられるとともに、同浄水流出管口部6と同軸外側の位置に原水流入管口部25が設けられ、カートリッジ受部2の底壁12の略中央部にこれらの管口部6,25を一緒に嵌め入れる径大の貫通孔27付き凹陥部26が設けられているものである。
この第3実施形態において、上記第1実施形態の場合と異なる点は、浄水用カートリッジ1の原水流入管口部25の底壁4側の基部に鍔部30が設けられ、この鍔部30の周縁部の対応する2箇所に平面よりみて略円弧形の嵌合用切欠き凹部31が設けられるとともに、カートリッジ受部2の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部26の内周壁の対応2箇所に平面よりみて略円弧形の嵌合突起32が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられて、浄水用カートリッジ1側の原水流入管口部基部の鍔部30周縁部の嵌合用切欠き凹部31と、カートリッジ受部2側の管口部嵌入れ用凹陥部26内周壁の嵌合突起32とが互いに嵌め合わせられている点にある。
このように、本発明の第3実施形態の浄水装置では、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の原水流入管口部25の底壁4側の基部に鍔部30が設けられ、この鍔部30の周縁部の対応する2箇所に平面よりみて略円弧形の嵌合用切欠き凹部31が設けられ、カートリッジ受部2の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部26の内周壁の対応2箇所に平面よりみて略円弧形の嵌合突起32が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられて、浄水用カートリッジ1側の原水流入管口部基部の鍔部30周縁部の嵌合用切欠き凹部31と、カートリッジ受部2側の管口部嵌入れ用凹陥部26内周壁の嵌合突起32とが互いに嵌め合わせられているから、浄水用カートリッジ1の有底筒形容器3の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジ1およびカートリッジ受部2同士の嵌合を非常に簡便にかつ確実に果たすことができて、漏水のおそれがなく、耐圧性を有する丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも有効に適用することができるものである。
さらに詳細に説明すると、この第3実施形態では、浄水用カートリッジ1の有底円筒形容器本体3の底壁4の凸状の浄水流出管口部6と原水流入管口部25とが、いわば同軸上に設けられ、カートリッジ受部2の底壁12の略中央部にこれらの管口部6,25を一緒に嵌め入れる径大の凹陥部26が設けられているので、カートリッジ受部2に対する浄水用カートリッジ1の位置決めの必要も無く、浄水用カートリッジ1はカートリッジ受部2にそのまま簡単に垂直に挿入される。そして、これらの垂直挿入の際は、浄水用カートリッジ1側の原水流入管口部基部の鍔部30周縁部の嵌合用切欠き凹部31と、カートリッジ受部2側の管口部嵌入れ用凹陥部26内周壁の嵌合突起32とが互いに嵌め合わせられることにより、浄水用カートリッジ1とカートリッジ受部2が、略中央部1箇所において簡単にかつ安定に嵌合、支持されるのである。
また、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の原水流入管口部6の鍔部30の周縁部に嵌合用切欠き凹部31が設けられ、これに対応して、カートリッジ受部2の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部26の内周壁に同形の嵌合突起32が内方突出状に設けられているだけであるから、浄水用カートリッジ1の容器本体3およびカートリッジ受部2の成形用金型の設計を大きく変更することなく、嵌合用切欠き凹部31と同形の嵌合突起32とを成形することができ、製造コストが安くつくという効果を奏する。
なお、この第3実施形態では、浄水用カートリッジ1側の平面よりみて略円弧形の嵌合用切欠き凹部31と、カートリッジ受部2側の平面よりみて略円弧形の嵌合突起32とが
、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の原水流入管口部25の底壁4側基部の鍔部30の周縁部と、カートリッジ受部2の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部26の内周壁とに、互いに対向するように2箇所設けられているが、これらの嵌合用切欠き凹部31と嵌合突起32とは、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の原水流入管口部25の鍔部30の周縁部と、カートリッジ受部2の管口部嵌入れ用凹陥部26の内周壁のどの位置に設けられていても良く、嵌合用切欠き凹部31と嵌合突起32の数も1箇所でも複数箇所でも良い。要するに、嵌合用切欠き凹部31と嵌合突起32とは、それらの配置箇所、数、形状が互いに対応してさえおれば良い。
この第3実施形態では、浄水用カートリッジ1側の容器本体底壁4の原水流入管口部25の鍔部30周縁部に設けられた嵌合用切欠き凹部31と、カートリッジ受部2側の底壁12の管口部嵌入れ用凹陥部26の内周壁に設けられた嵌合突起32とが、平面よりみて略円弧形を有するものであるが、嵌合用切欠き凹部31と嵌合突起32の形状は、その他、角形の形状であっても良く、これらが互いに嵌合可能な同じ形状を有するものであれば良い。
そして、各種用途に応じた浄水用カートリッジ1の種類によって、浄水用カートリッジ1側の嵌合用切欠き凹部31とカートリッジ受部2側の嵌合突起32の形状、配置箇所、および/または数を、相互に対応して変えることにより、所要の浄水用カートリッジ1が識別して取り付けられるようになされている。
逆に、合致しない場合は、浄水用カートリッジ1をカートリッジ受部2に取付けられないので、間違って使用することを防ぐことができる。
この第3実施形態のその他の点は、上記第1実施形態の場合と同様であるので、図面において同一のものには同一の符号を付した。
なお、この第3実施形態では、浄水用カートリッジ1の有底円筒形容器本体3の底壁4の略中央部に凸状の浄水流出管口部6が設けられ、これと同軸の外側位置に原水流入管口部25が設けられたタイプの浄水用カートリッジについて説明したが、これらの配置および口径など、特に浄水流出管口部6に対する原水流入管口部25の配置は、図示のものに限定されるものではない。
図10は、本発明の第4実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図である。図10(a)は浄水用カートリッジ1、図10(b)はカートリッジ受部2を示す。
ここで、上記第3実施形態の場合と異なる点は、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の略中央部の浄水流出管口部6を中心とする同心円上の位置に、円形環状の下向き嵌合凹部41が設けられ、カートリッジ受部2の底壁12の対応箇所に円形環状の上向き嵌合凸部42が設けられており、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられて、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の環状の下向き嵌合凹部41と、カートリッジ受部2の底壁12の環状の上向き嵌合凸部42とが互いに嵌め合わせられた点にある。
このように、本発明の第4実施形態の浄水装置では、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部41、およびカートリッジ受部2の底壁12に該環状の嵌合凹部41に対応する環状の嵌合凸部42が設けられているので
、浄水用カートリッジ1の下端部がカートリッジ受部2に嵌め入れられるとき、すなわち
、浄水用カートリッジ1の浄水流出管口部6および原水流入管口部25がカートリッジ受部2の凹陥部26にそれぞれ挿入されるとき、カートリッジ受部2の環状の嵌合凸部42がカートリッジ1の環状の嵌合凹部41に容易に嵌合される。
さらに、本発明の第4実施形態の浄水装置によれば、浄水用カートリッジ1の容器本体底壁4の環状の下向き嵌合凹部41と、カートリッジ受部2の底壁12の環状の上向き嵌合凸部42とが互いに嵌め合わせられるため、近年の蓋部および/または底部に丸みを有する耐圧型の丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジであっても、環状の下向き嵌合凹部41と環状の上向き嵌合凸部42との間に空間(スペース)を生じるようなことがなく、本発明の浄水装置は、耐圧型の丸底円筒容器を具備する浄水用カートリッジにも、有効に適用することができるものである。
浄水用カートリッジ1の環状の嵌合凹部41は、浄水流出管口部6の同心円上の位置にあれば良く、浄水用カートリッジ1の底壁4が平底および丸底にも対応できるためには、成形加工上可能な限り、原水流入管口部25に近い位置が好ましい。
また、図示の浄水装置では、浄水用カートリッジ1側の環状の下向き嵌合凹部41が円形環状を有するものであり、カートリッジ受部2側の環状の上向き嵌合凸部42が円形環状を有するものであるが、環状の嵌合凹部41は平面よりみて円形に限らず、楕形円、花形、星形、多角形などの他の形状でも良いことは勿論で有り、環状の嵌合凹部41の設置箇所、形状および/または数が環状の嵌合凸部42の設置箇所や形状と互いに対応してさえいれば良い。すなわち、各種用途に応じた浄水用カートリッジ1の種類によって、環状の嵌合凹部41および環状の嵌合凸部42の同心円上の配置箇所や形状を変えることにより、所望の浄水用カートリッジを識別することができる。
逆に、合致しない場合は、浄水用カ−トリッジ1をカートリッジ受部2に取付けられないので、間違って使用することを防ぐことができる。
このような、本発明の第4実施形態の浄水装置では、浄水用カートリッジ1の有底筒形容器本体3の底部の形状にかかわらず、浄水用カートリッジ1の下端部をカートリッジ受部2に誤って挿入することができないため、所望する浄水用カートリッジ1が取り付けられ、その結果、浄水用カートリッジ1によって所望の浄水を得ることができるものである
この第4実施形態のその他の点は、上記第3実施形態の場合と同様であるので、図面において同一のものには同一の符号を付した。
なお、浄水装置には、通常、浄水用カートリッジ1およびカートリッジ受部2を水密に連結する連結用ホルダが備えられているが、連結用ホルダを必要としない浄水装置においても、本発明の上記の第1〜第4実施形態を適用することができ、本発明は、図示のものに制限されるものではない。
本発明の第1実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図で、図1aは浄水用カートリッジを示し、図1bはカートリッジ受部を示す。 本発明の第2実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図で、図2aは浄水用カートリッジを示し、図2bはカートリッジ受部を示す。 本発明の第3実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図で、図3aは浄水用カートリッジを示し、図3bはカートリッジ受部を示す。 同第3実施形態における浄水用カートリッジの底部の底面図である。 同浄水用カートリッジの底部の側面図である。 同浄水用カートリッジの下半部の垂直断面図である。 同第3実施形態における浄水用カートリッジ受部の平面図である。 同浄水用カートリッジ受部の側面図である。 同浄水用カートリッジ受部の垂直断面図である。 本発明の第4実施形態における浄水装置を示す一部切欠き斜視図で、図10aは浄水用カートリッジを示し、図10bはカートリッジ受部を示す。 従来の浄水装置を示す一部切欠き斜視図で、図11aは浄水用カートリッジを示し、図11bはカートリッジ受部を示す。
1:浄水用カートリッジ
2:カートリッジ受部
3:有底円筒形容器本体
4:底壁
5:濾過剤
6:凸状の浄水流出管口部
7:凸状の原水流入管口部
8:環状の嵌合凹部
12:底壁
13:凹陥部
15:凹陥部
17:環状の嵌合凸部
20:鍔部
21:嵌合用切欠き凹部
22:嵌合突起
25:原水流入管口部
26:凹陥部
30:鍔部
31:嵌合用切欠き凹部
32:嵌合突起
41:環状の嵌合凹部
42:環状の嵌合凸部

Claims (4)

  1. 原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同底壁の略中央部から離れた位置に凸状の原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の所定箇所にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の略中央部の浄水流出管口部を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部が下向き状に設けられると共に、該嵌合凹部に対応すべくカートリッジ受部の底壁の対応箇所に環状の嵌合凸部が上向き状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、環状の嵌合凹部と環状の嵌合凸部とが互いに嵌め合わせられていることを特徴とする、浄水装置
  2. 原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同底壁の略中央部から離れた位置に凸状の原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の所定箇所にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の浄水流出管口部と原水流入管口部の少なくとも一方の底壁側基部に鍔部が設けられ、この鍔部の周縁部の少なくとも一箇所に嵌合用切欠き凹部が設けられ、カートリッジ受部の底壁の管口部嵌入れ用凹陥部の内周壁の対応箇所に嵌合突起が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、浄水用カ−トリッジ側の鍔部周縁部の嵌合用切欠き凹部と、カ−トリッジ受部側の管口部嵌入れ用凹陥部内周壁の嵌合突起とが互いに嵌め入れられていることを特徴とする、浄水装置
  3. 原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同浄水流出管口部と同軸外側の位置に原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと
    、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の略中央部にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の原水流入管口部の底壁側の基部に鍔部が設けられ、この鍔部の周縁部の少なくとも一箇所に嵌合用切欠き凹部が設けられ、カートリッジ受部の底壁の管口部嵌入れ用凹陥部の内周壁の対応箇所に嵌合突起が内方突出状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、浄水用カ−トリッジ側の鍔部周縁部の嵌合用切欠き凹部と、カ−トリッジ受部側の管口部嵌入れ用凹陥部内周壁の嵌合突起とが互いに嵌め入れられていることを特徴とする、浄水装置
  4. 原水に含まれる塩素、夾雑物を取り除く濾過剤が充填収納された有底円筒形容器本体を備え、かつ容器本体の底壁の略中央部に凸状の浄水流出管口部が設けられると共に、同浄水流出管口部と同軸外側の位置に原水流入管口部が設けられている浄水用カートリッジと
    、浄水用カートリッジの下端部が嵌め入れられかつ浄水用カートリッジの浄水流出管口部および原水流入管口部に対応する底壁の略中央部にこれらの管口部を嵌め入れる凹陥部が設けられているカートリッジ受部とを備えている浄水装置において、上記浄水用カートリッジの容器本体底壁の略中央部の浄水流出管口部を中心とする同心円上の位置に環状の嵌合凹部が下向き状に設けられると共に、該嵌合凹部に対応すべくカートリッジ受部の底壁の対応箇所に環状の嵌合凸部が上向き状に設けられており、浄水用カートリッジの下端部がカートリッジ受部に嵌め入れられて、環状の嵌合凹部と環状の嵌合凸部とが互いに嵌め合わせられていることを特徴とする、浄水装置。
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