JP4545970B2 - 無線通信データモニタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、TDMAデジタル通信方式を用いて送受信される無線通信データをレイヤ毎に解析する無線通信データモニタに係り、特に複数のスロットに分割されて送信されるレイヤ2データの内容を容易に解析できる無線通信データモニタに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル移動通信システムの基地局及び移動局の開発及び保守において、無線区間の送受信データをモニタすることは、システムの動作確認の重要な手法の一つである。狭帯域デジタル移動通信システムでは、ARIB STD−T61(電波産業会)によって規格化されているFDMA(Frequency Division Multiple Access)通信方式について、上述したモニタ動作を行う無線通信データモニタが知られ、使用されている。
【0003】
まず、FDMA通信方式における無線信号の構成について、図15を用いて説明する。図15は、FDMA通信方式におけるフレーム構成及び無線信号フォーマットを示した図であり、図15(a)がフレーム構成を、図15(b)がフォーマットを示している。
【0004】
図15(a)で示すように、FDMA通信方式では、無線キャリアの1フレーム長は40msであり、1フレームで384ビットを伝送する。また、フレーム長の18倍をスーパーフレームというデータ長の単位として規定している。FDMA通信方式では、このようなフレーム構成に従い、9.6kbpsの速度で無線信号の伝送を行っている。
FDMA通信方式では、1無線キャリア、すなわち1フレームが1無線チャネルに相当し、無線チャネルは制御チャネルと通信チャネルとに分類される。図15(b)は、下りの制御チャネルのフォーマットを示したものである。
【0005】
また、FDMA通信方式では、無線信号はレイヤ1、レイヤ2、レイヤ3(以下L1、L2、L3という)と呼ばれるOSIモデルに準拠した階層構造となっており、それぞれが物理層、データリンク層、ネットワーク層に対応している。
FDMA通信システムでは、各階層で決められた機能を用いて、無線信号の伝送の際には無線信号のデータ形成を、受信の際には無線信号のデータ分解を段階的に行っている。
FDMA通信方式における無線通信データモニタでは、このような信号の構造に対応してレイヤ毎に通信データの解析を行っている。
【0006】
従来の無線通信データモニタについて、図16を用いて説明する。図16は、従来のFDMA無線通信データモニタの構成ブロック図である。
従来の無線通信データモニタ60は、同期ワード検出手段61と、クロック生成手段(図ではクロック)62と、フレームデータ抽出手段63と、データ入出力手段64と、L2復号手段65と、モニタ表示手段66とで構成される。
また、データ入出力手段64、L2復号手段65、モニタ表示手段66及びL2/L3解析ツールは、同じPC上で動作するものである。
【0007】
FDMA通信システムにおける基地局又は移動局から取り込んだ無線信号は、デジタルのビットデータに変換される。ビットデータは、無線通信データモニタ60において、まず同期ワード検出手段61に入力される。同期ワード検出手段61は、ビットデータに含まれる同期ワードを検出する。
【0008】
同期ワード検出手段61には、クロック生成手段62から生成された9.6kHzのクロックが入力されている。同期ワード検出手段61はこのクロックに基づいてビットデータのデータサンプリングを行い、得られたデータビット列から同期ワードを検出する。
【0009】
次にフレームデータ抽出手段63は、同期ワード検出手段61で得られたビットデータ及び同期ワードに基づいてフレームデータ、すなわちL1データを抽出する。同期ワードはフレーム毎に割り振られているため、フレームデータ抽出手段63は、同期ワードに基づいてL1データを抽出することができる。
抽出されたL1データは、モニタ表示手段66によってフレーム単位でモニタ表示され、データ入出力手段64によってファイルに書き出される。
【0010】
また、抽出されたL1データは、L2復号手段65に出力され、無線信号フォーマットに従ってL2データに復号される。復号されたL2データは、モニタ表示手段66によってチャネル単位でモニタ表示され、データ入出力手段64によってファイルに書き出される。
図16の無線通信データモニタにおいて、モニタ表示手段66は、表示するデータの種類に応じて別個の画面でデータを表示する。
【0011】
モニタ表示手段66では、モニタ表示されたL2データのうち1つが選択された後に、L2/L3解析ツールを起動させ、選択されたL2データを受け渡すことができる。L2/L3解析ツールは、特定のL2データに対し規格に従って解析を行い、L2データに含まれるメッセージ、すなわちL3の段階で検出されるメッセージの内容を表示するものである。
【0012】
また、データ入出力手段64は、L2データ復号のためのパラメータや、L1データ及びL2データをファイル又は手動で入出力することができる。またデータ入出力手段64は、パラメータ、L1データ又はL2データをそれぞれ個別のファイルとして入出力することができる。
【0013】
L2/L3解析ツールの起動処理動作について、図17を用いて説明する。図17は、L2/L3解析ツールの起動処理フロー図である。各フロー図はそれぞれ左から、ユーザ操作、モニタ表示手段66、L2/L3解析ツールの処理動作についてのものである。
【0014】
ユーザは、モニタ表示手段66においてL2データがスロット毎に表示されているL2データモニタからL2データを1行だけ選択し(ステップS21)、L2データモニタで表示されている「L2/L3解析」ボタンを押し下げる(ステップS22)。
【0015】
ステップS22の操作が行われると、モニタ表示手段66は、PCのクリップボードに、選択されたL2データをコピーさせ(ステップS24)、L2/L3解析ツールを起動させる(ステップS25)。L2/L3解析ツールが起動すると、L2/L3解析ツールのアプリケーション画面が表示される(ステップS26)。
【0016】
ユーザはL2/L3解析ツールのアプリケーション画面が表示されたのを確認し、クリップボードにコピーされたL2データの内容をアプリケーション画面のうち、L2データ入力領域に貼り付ける(ステップS23)。解析の対象となるL2データが入力されたため、以後L2/L3解析ツールではL2に含まれるメッセージ(以下、L2メッセージという)の解析処理を行うことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の無線通信データモニタでは、下記の第1〜3の問題点があった。
第1の問題点として、既述したように無線通信データを解析してモニタする無線通信データモニタはFDMA通信方式については既に使用されているが、RCR STD−39(電波産業会)によって規格化されているTDMA(Time Division Multiple Access)通信方式については、未だ提供されていない。
【0018】
第2の問題点として、従来の無線通信データモニタでは、無線信号の伝送速度の変化に容易に対応できない。
図16で示したように、従来の無線通信データモニタは、内部に設けたクロック生成手段から発生されるクロックに基づいてデータサンプリングを行っていた。すなわち無線信号の解析には、あらかじめ伝送速度を知った上で、伝送速度と同じレートのクロックを発生させるよう、クロック生成手段の設定をしておく必要があった。
しかし動作確認のための環境設定等により無線信号の伝送速度が変化することは多く、従来のようなハードウェアにおける設定の変更では伝送速度の変化に容易に対応できない。
【0019】
第3の問題点として、複数のフレームに分割されて送信されたL2メッセージの解析が不便である。
FDMA通信方式では、L2メッセージは複数のユニットに分割して送信することができ、フレームへの割り当ての際に、信号構成情報としてメッセージの先頭/最終フラグ及びメッセージ内の残りユニット数等が付加される。従来の無線通信データモニタでは、L2データ復号時に信号構成情報を判定し、連続するフレームに同一のメッセージが含まれているとみなされた場合、これらを結合して1つのL2データとしてリスト表示していた。
【0020】
図18は、FDMA通信方式におけるデータのフレーム配置とモニタ表示方法について示した図である。図18では、L2メッセージとしてA(2ユニット)、B(3ユニット)、C(1ユニット)、D(1ユニット)が、図18上段のフレーム配置に従って分割され、伝送されているものとする。
従来の無線通信データモニタにおいて、L2復号手段でL2復号及び信号構成情報の判定が行われ、図18上段のフレーム配置で伝送されたL2データは、モニタ表示手段では下段で示したようにリスト表示される。
【0021】
上述したように、従来の無線通信データモニタでは、モニタ表示手段で表示されたL2データを1つ選択してL2/L3解析ツールを起動し、クリップボードにコピーされた選択されたL2データを貼り付けてL2メッセージの解析を行っていた。
【0022】
図18下段で示されたL2データの表示方法では、L2メッセージAのように連続されたフレームに分割されて伝送されたメッセージについては、対応するL2データは1行で表示されるため、L2データを結合してL2メッセージを容易に解析することができる。
【0023】
しかしL2メッセージBのように、連続しない複数のフレームに分割されて伝送されたL2メッセージを解析する場合には、対応するL2データは複数行に渡って表示されるので、上述した方法でL2メッセージBを一度に解析することはできない。
このため従来では、あらかじめエディタ等を用いて複数の対応するL2データを結合してからL2/L3解析ツールに貼り付ける方法が用いられており、L2メッセージの解析が非常に不便であった。
【0024】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、複数のスロットに分割されたL2データの内容を容易に解析できるTDMA無線通信データモニタを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、TDMA通信方式を用いて通信を行う基地局又は移動局から取り込んだビットデータ及びビットクロックを入力し、ビットクロックに基づいて、ビットデータからレイヤ1データを抽出し、抽出されたレイヤ1データに対して特定のモニタ用のスロットが選択されると、スロット毎に設定されたパラメータに基づいてレイヤ2データの復号を行い、スロットにおけるレイヤ2データの復号結果をチャネル毎に表示するTDMA無線通信データモニタであり、TDMA無線信号の伝送速度の変化及びスロット単位での伝送条件の変化に対応してTDMA無線信号のレイヤ毎の解析を行うことができる。
【0026】
また、本発明は、上記TDMA無線通信データモニタにおいて、ビットデータから抽出されたレイヤ1データをスロット番号及び同期ワードと共にスロット毎に表示し、前記レイヤ1データのうち、選択されたスロットに属するものについてレイヤ2データの復号を実行するためのガイダンスを表示するレイヤ1表示画面と、選択されたスロットに対応する復号されたレイヤ2データを複数表示し、前記複数のレイヤ2データのうち、選択されたものについて復号前のレイヤ1データを表示し、選択されたレイヤ2データが単数の場合は前記選択されたレイヤ2データをそのままで、選択されたレイヤ2データが複数の場合は選択されたレイヤ2データを結合してレイヤ3データ解析処理手段に受け渡すためのガイダンスを表示するレイヤ2表示画面と、レイヤ2データ復号のパラメータ設定をスロット毎に行うためのパラメータ設定画面とを有するものであり、複数のスロットに分割されて送信されたレイヤ2データの内容を容易に解析することができる。
【0027】
また、本発明は、上記TDMA無線通信データモニタにおいて、連続したスロットがレイヤ1表示画面において選択されると、選択したスロットに属するレイヤ1データについてレイヤ2データの復号を実行し、レイヤ2表示画面において1つのチャネルとしてレイヤ2データを表示するものであり、連続したスロットに分割されて送信されたTDMA無線信号のレイヤ2データの内容を容易に解析することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、以下で説明する機能実現手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのような回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全部をソフトウェアで実現することも可能である。更に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
【0029】
本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタは、TDMA通信方式の無線通信データに対して、スロット毎にL2データの復号のためのパラメータを設定でき、設定したパラメータに基づいてL2データの復号を行うようにしたものであり、これによりスロット単位での伝送条件の変化に対応してレイヤ毎のデータ解析を行うことのできるものである。
【0030】
また、本発明の無線通信データモニタにおいて、無線通信データからのL1データの抽出の際に、基地局21又は移動局22からビットクロックを入力し、ビットクロックに基づいてビットデータのサンプリング及びL1データの抽出を行うものであり、これにより無線通信データの伝送速度の変化に応じて容易にL1データを抽出することができる。
【0031】
また、本発明の無線通信データモニタにおいて、抽出されたL1データを表示するメイン画面において連続したスロットを選択し、選択されたスロットに属するL1データに対してL2復号を行い、チャネルモニタ画面において、選択されたスロットを一つのチャネルとして対応するL2データを表示するものであり、これにより連続したスロットに分割されて送信されたL2メッセージを容易に解析することができる。
【0032】
また、本発明の無線通信データモニタにおいて、チャネルモニタ画面で表示されたL2データを複数選択し、レイヤ2解析ボタンを押し下げると、複数選択されたL2データを結合してL2/L3解析ツールに受け渡すものであり、これにより複数のスロットに分割されて送信されたL2メッセージを容易に解析することができる。
【0033】
尚、請求項におけるレイヤ1表示画面は図7のメイン画面に相当し、レイヤ2表示画面はチャネルモニタ画面に、レイヤ3データ解析手段はL2/L3解析ツールにそれぞれ相当する。
【0034】
本発明の無線通信データモニタの説明に入る前に、まずTDMA通信方式における無線信号の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、TDMA通信方式におけるフレーム構成及び同期ワード割り当て対応表を示した図であり、図5は、TDMA通信方式における無線信号フォーマット及びフォーマットの形成の過程を示した図である。
【0035】
図4上段で示すように、TDMA通信方式では、無線キャリアの1フレーム長は40msであり、さらに1フレームを4スロットに分割してこれを最小通信単位としている。1スロット長は10msであり、1スロットで320ビットを伝送する。また、フレーム長の18倍をスーパーフレームというデータ長の単位として規定している。TDMA通信方式では、このようなフレーム構成に従い、32kbpsの速度で無線信号の伝送を行っている。
【0036】
TDMA通信方式では、1スロットが1無線チャネルに相当し、無線チャネルは制御チャネルと通信チャネルとに分類される。1フレーム内における無線チャネルの割り当てには、制御チャネルと通信チャネルとが混在する場合、制御チャネル又は通信チャネルのみを割り当てる場合、通信チャネルを複数のスロットに割り当てる場合とがある。通信チャネルに複数スロットを割り当てる場合はさらに、連続したスロットに割り当てる場合と、不連続なスロットに割り当てる場合とに分けられる。
【0037】
TDMA通信方式の標準規格RCR STD−39では、提供サービス例(第2分冊 P.578表2.1−2)として音声・非音声同時通信、高速非音声同時通信を挙げており、これらの実現手段として1つの通信チャネルに複数のスロットを割り当てる方法がある。
【0038】
このような割り当て方法によれば、通信チャネルでは通常、6.4kbpsの音声通信又は最大6.4kbpsの非音声通信を行うところを、例えばある通信チャネルに0番目及び1番目のスロットを割り当て、0番目のスロットを用いて6.4kbpsの音声通信を、1番目のスロットを用いて最大6.4kbpsの非音声通信を行うことや、0番目及び1番目のスロットを用いて最大12.8kbpsの非音声通信を行うことができる。
【0039】
図4下段は、TDMA通信方式における同期ワードの割り当て対応表である。
表において、ST#0〜ST#3はスロット番号を、S1〜S12、SS1〜SS4は同期ワードを示している。また、制御チャネル・通信チャネルの列でS1/S5とあるのは、該当するスロットがスーパーフレームの先頭である場合にはS5を、それ以外にはS1であることを意味している。
【0040】
また、S1〜S12は20ビットの、SS1〜SS4は32ビットのデータであり、それぞれが異なる固有のビットパターンである。表は下り信号の同期ワードパターンを示したものであるが、上り信号の場合には下り信号の対応する同期ワードパターンに対しビット反転したものを用いている。
表から明らかであるように、TDMA通信方式では、無線信号中の同期ワードを参照することで、使用しているスロット番号を特定することができる。
【0041】
図5では、TDMA通信方式における無線信号フォーマット及びレイヤ1におけるフォーマットの形成の過程を示している。尚、図5は下り制御チャネルについてのものである。
【0042】
TDMA通信方式においても、無線信号はレイヤ1〜レイヤ3の階層構造となっており、各レイヤにおける機能はFDMA通信方式と同様である。図5において、送信データの生成時に、L2データは複数のユニットに分割され、信号構成情報及びCRC符号が付加される。信号構成情報は、分割されたユニット数によらず必ず付加されるものであり、メッセージの先頭/最終フラグ及びメッセージ内の残りユニット数等が付加される。L2データはさらに、固定ビットの挿入付加、畳み込み符号化の過程を経て、インタリーブ及びスクランブル処理を施された後、無線信号フォーマットに従ってビット配分され、図5最下段に示されるような無線信号フォーマットに変形される。
【0043】
また通信チャネルについては、図4で説明したように、L2データは複数のスロットに分割される場合があり、このときL2メッセージも複数のスロットに分割されることになる。
【0044】
受信データの復号時には、図5で示された形成過程と逆の操作が行われる。すなわち受信機では、受信した無線信号から制御チャネルを抽出し、デスクランブル、デインタリーブ及びビタビ復号した後、CRC符号を生成し、無線信号に付加されていたCRC符号と比較する。CRC符号比較を行うことによって、伝送されたL2データに誤りがないことを確認し、L2データを復号する。
【0045】
本発明の実施の形態の無線通信データモニタの構成について、図1〜図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタの構成ブロック図であり、図2は本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタ及び測定対象機器のハードウェア構成図である。また図1において、矢印はデータの流れを表している。
【0046】
図1に示す通り、本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタ10は、同期ワード検出手段11と、スロットデータ抽出手段12と、モニタ表示手段13と、データ入出力手段14と、チャネル分割手段15と、L2復号手段16とで構成される。また図1には図示されていないが、無線通信データモニタ10には、各手段の起動の制御を行う制御手段が設けられている。
【0047】
同期ワード検出手段11は、ビットデータ及びビットクロックが入力され、ビットクロックの速度に基づいてビットデータのデータサンプリングを行い、得られたデータビット列から同期ワードを検出する。さらに同期ワード検出手段11は、データビット列及び同期ワードをスロットデータ抽出手段12に出力する。
【0048】
スロットデータ抽出手段12は、同期ワード検出手段11からデータビット列及び同期ワードが入力され、同期ワードに基づいてスロット番号を特定し、さらにデータビット列からスロットデータ、すなわちL1データを抽出する。スロットデータ抽出手段12は、抽出したスロットデータ、同期ワード及びスロット番号をデータ入出力手段14に出力する。
【0049】
モニタ表示手段13は、データ入出力手段14又はL2復号手段16から出力されたL1データ、L2データ、同期ワード、スロット番号及びチャネル番号をスロット毎に画面に表示する。またモニタ表示手段13は、無線通信データモニタ10を構成する各手段を起動させるための画面を表示する。
さらにモニタ表示手段13は、表示されたうち複数のL2データをL2/L3解析ツールに受け渡す。
【0050】
データ入出力手段14は、スロットデータ抽出手段12、チャネル分割手段15又はL2復号手段16から出力されたL1データ、L2データ、同期ワード、スロット番号及びチャネル番号をメモリ又はファイルに書き込む。また手動で入力された、L2データ復号のためのパラメータをファイルに書き込む。
またデータ入出力手段14は、ファイルデータとして又は手動で入力されたL2データ復号のためのパラメータや、ファイルデータとして入力されたL1データ又はL2データを読み込んで、チャネル分割手段15に出力する。
データ入出力手段14は、パラメータ、L1データ又はL2データをそれぞれ個別のファイルとして入出力することができる。
【0051】
チャネル分割手段15は、データ入出力手段14からL1データ及び同期ワードが入力され、同期ワードパターンに基づいてL1データをチャネル番号を検出してチャネルに分割し、チャネル分割結果をチャネル番号と共にL2復号手段16及びデータ入出力手段14に出力する。
またチャネル分割手段15は、データ入出力手段14から出力されたL2データ復号のためのパラメータに基づいて、チャネル分割を行う。
【0052】
L2復号手段16は、チャネル分割手段15からチャネル分割結果及びチャネル番号が入力され、チャネル分割結果に対し、無線信号フォーマットに従ってL2データの復号を行い、得られたL2データ及びチャネル番号をモニタ表示手段13又はデータ入出力手段14に出力する。
【0053】
また、本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタは、図2に示すDSPボード23及びPC26のハードウェア構成で実現される。図1の同期ワード検出手段11及びスロットデータ抽出手段12はDSPボード23で、モニタ表示手段13、データ入出力手段14、チャネル分割手段15、L2復号手段16、制御手段及びL2/L3解析ツールはPC26上で実現される。
【0054】
図2において、DSPボード23には、TDMA通信方式の基地局21又は移動局22において受信した無線信号をデジタル変換したビットデータ及び伝送速度に対応したビットクロックが入力される。本発明の無線通信データモニタでは、基地局21又は移動局22を切り替えてDSPボード23にビットデータ及びビットクロックを取り込むことができる。
【0055】
DSPボード23は、DSP24とROM25とで構成される。ROM25にはDSP24の実行プログラムが格納されており、起動時にはROM25からDSP24にブートし、DSP24に実行プログラムが常駐される。
DSP24には、基地局21又は移動局22からビットデータ及びビットクロックが入力され、これらに基づいてビットデータのデータサンプリング及びL1データの抽出が行われる。
またDSP24は、PC26とRS232Cケーブルで接続されており、L1データ及び同期ワードをケーブルで経由してPC26に出力する。
【0056】
PC26ではアプリケーションソフトウェアである無線データモニタアプリケーション(以下、アプリケーションという)が動作している。アプリケーションはDSP24に対し、ビットデータのモニタ開始・停止コマンドを送信してL1データの抽出を開始又は停止させ、逆にDSP24からは同期確立したL1データがスロット単位でPC26に入力される。PC26とDSP24との通信は、RS232Cケーブルを経由して行われる。
【0057】
アプリケーションは、DSP24から出力されたL1データに基づいてL2データへの復号、モニタ表示、データの入出力操作を行う。すなわちアプリケーションは、図1におけるモニタ表示手段13、データ入出力手段14、チャネル分割手段15、L2復号手段16、制御手段及びL2/L3解析ツールを実現する。
【0058】
図6は、アプリケーションで取り扱う各レイヤデータを格納する構造体の構成図である。図6(a)(b)(c)はそれぞれ、DSP24から出力されたL1データ、チャネル分割後のL1データ、L2復号後のL2データを格納する構造体である。アプリケーションでは、これらの構造体を用いてデータの処理を行っている。
【0059】
次に、本発明の無線通信データモニタの動作について、図1〜図3を用いて説明する。
無線通信データのモニタ開始前に、ユーザは必要があれば、L2データ復号のためのパラメータをPC26上のアプリケーションに入力し、設定する。パラメータはファイルデータを読み込むか又はモニタ表示手段13で表示される画面を介して設定する方法のどちらで入力するようにしてもよい。
入力されたパラメータは、データ入出力手段14によって読み込まれ、パラメータの初期設定の内容を含んだパラメータ初期設定ファイルに書き込まれる。アプリケーションは以後、パラメータ初期設定ファイルの内容に基づいてL2復号を行う。
【0060】
次にユーザはモニタ表示手段13で表示されている画面から同期ワード検出手段11及びスロットデータ抽出手段12を起動させる命令を行うと、アプリケーションは制御手段からモニタ開始コマンドをDSPボード23のDSP24に送信する。
【0061】
DSP24はモニタ開始コマンドを認識すると、常駐されている実行プログラムを起動させ同期ワード検出手段11及びスロットデータ抽出手段12を起動させ、ここに無線通信データのモニタが開始される。
【0062】
モニタが開始されると、同期ワード検出手段11はビットデータ及びビットクロックの取り込みを開始する。TDMA通信システムにおける基地局21又は移動局22で受信した無線信号は、デジタルのビットデータに変換され、DSPボード23に入力される。またビットクロックも同時にDSPボード23に入力される。
【0063】
上述した取り込み動作は、モニタ表示手段13を介してユーザがモニタ停止の命令を実行させ、これを受けて制御手段からモニタ停止コマンドがDSP24に送信されるまで続けられる。
【0064】
ビットデータ及びビットクロックがDSP24に入力されると、同期ワード検出手段11は、ビットデータに含まれる同期ワードを検出する。同期ワード検出手段11は、入力されたクロックに基づいてビットデータのデータサンプリングを行い、得られたデータビット列から同期ワードを検出する。データビット列及び同期ワードは、スロットデータ抽出手段12に出力される。
【0065】
スロットデータ抽出手段12は、同期ワード検出手段11で得られたビットデータ及び同期ワードに基づいてスロットデータ、すなわちL1データを抽出する。図4で説明したように、同期ワードはスロット毎に特定のパターンが割り振られているため、スロットデータ抽出手段12は、同期ワードに基づいてスロット番号を特定し、ビットデータ列からL1データを抽出することができる。
【0066】
スロットデータ抽出手段12はL1データを抽出すると、RS232Cケーブルを経由して、DSP24からPC26へL1データを、同期ワード及びスロット番号と共にスロット毎に送信する。
【0067】
PC26に送信されたL1データ、同期ワード及びスロット番号は、アプリケーションにおいてデータ入出力手段14に出力される。データ入出力手段14では、これらのデータを、図6(a)に示されるような構造体に格納し、PC26内のメモリに記憶する。また、メモリに記憶された図6(a)の構造体のデータは、L1データの抽出の終了後、モニタ表示手段13においてスロット単位でモニタ表示される。
【0068】
また、モニタ表示手段13を介してユーザがL1データのファイル書き出しの命令を実行すると、制御手段はデータ入出力手段14を起動させ、データ入出力手段14はメモリに記憶された図6(a)の構造体のデータを参照して、L1データ、同期ワード及びスロット番号をスロット単位でファイルに書き出す。
【0069】
L1データの抽出の終了後、モニタ表示手段13を介してユーザがL2データ復号の命令を実行させると、制御手段はチャネル分割手段15及びL2復号手段16を起動させる。
【0070】
チャネル分割手段15は、メモリに記憶された図6(a)の構造体のデータをデータ入出力手段14を用いて入力し、同時に入力された同期ワードパターンに基づいてL1データをチャネルに分割する。
【0071】
チャネル分割手段15は具体的に、L1データからチャネル番号を検出し、チャネル番号に基づいてL1データをチャネル単位で分割する。またチャネル分割手段15は、制御手段を用いてデータ入出力手段14を起動させ、パラメータ初期設定ファイルを読み込んで、L2データ復号のためのパラメータに基づいてチャネル分割を行う。
【0072】
チャネル分割手段15は、分割したL1データをチャネル番号と共にL2復号手段16及びデータ入出力手段14に出力する。データ入出力手段14に出力された分割されたL1データは、チャネル番号と共に、図6(b)に示されるような構造体に格納され、PC26内のメモリに記憶される。
【0073】
分割されたL1データ及びチャネル番号は、L2復号手段15に出力されると、無線信号フォーマットに従ってL2データに復号される。復号されたL2データはチャネル番号と共に、モニタ表示手段13及びデータ入出力手段14にチャネル毎に出力される。
【0074】
データ入出力手段14に出力された、分割されたL2データは、チャネル番号と共に、図6(c)に示されるような構造体に格納され、PC26内のメモリに記憶される。
また、ユーザは特定のスロットを選択して、選択したスロットのL1データに対してL2データ復号の命令を実行してもよい。
【0075】
また、モニタ表示手段13を介してユーザがL2データのファイル書き出しの命令を実行すると、制御手段はデータ入出力手段14を起動させ、データ入出力手段14はメモリに記憶された図6(c)の構造体のデータを参照して、L2データ及びチャネル番号をチャネル単位でファイルに書き出す。
【0076】
ユーザは、モニタ表示手段13においてモニタ表示されたL2データのうち複数を選択することができる。さらにL2/L3解析ツールを起動させ、選択されたL2データを受け渡すことができる。L2/L3解析ツールは、特定のL2データに対し規格に従って解析を行い、L2データに含まれるメッセージ、すなわちL3の段階で検出されるメッセージの内容を表示するものである。
【0077】
本発明の無線通信データモニタで用いるL2/L3解析ツールの起動処理動作について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の無線通信データモニタで用いるL2/L3解析ツールの起動処理フロー図である。各フロー図はそれぞれ左から、ユーザ操作、モニタ表示手段13、L2/L3解析ツールの処理動作についてのものである。
【0078】
ユーザは、モニタ表示手段13においてL2データがスロット毎に表示されているL2データモニタからL2データ1行又は複数行選択し(ステップS11)、L2データモニタで表示されている「L2/L3解析」ボタンを押し下げる(ステップS12)。
【0079】
ステップS22の操作が行われると、モニタ表示手段13は、制御手段を用いてユーザによって選択されたL2データの行数を取得し(ステップS13)、L2データが複数ある場合にはこれらを連結し(ステップS14)、PC26のクリップボードに、選択又は連結されたL2データをコピーして(ステップS15)、L2/L3解析ツールを起動させる(ステップS16)。
【0080】
L2/L3解析ツールの起動の際に、クリップボードにコピーされたL2データの内容がアプリケーション画面のL2データ入力領域に貼り付けられ(ステップS17)、L2/L3解析ツールのアプリケーション画面が表示される(ステップS18)。L2/L3解析ツールの起動と同時に解析の対象となるL2データが表示されるため、以後L2/L3解析ツールではL2メッセージの解析処理を行うことができる。
【0081】
また、本発明の無線通信データモニタでは、ファイルデータとして入力されたL1データ又はL2データを対象に、L2復号やL2メッセージ解析を行うこともできる。ファイルデータはデータ入出力手段14によって読み込まれた後、チャネル分割手段15に出力され、以後上述したような動作によってL2データへの復号及びL2メッセージの解析が行われる。
【0082】
上述した本発明の無線通信データモニタにおけるデータ処理のための画面実施例について図7〜図11を用いて説明する。以下説明する画面は、図1におけるモニタ表示手段13によってPC26上に表示されるものである。
【0083】
図7は、本発明の無線通信データモニタのメイン画面であり、DSPボード23から出力されたL1データを表示する画面である。PC26のアプリケーションが起動されると、最初にこの画面が表示される。
図7において、モニタ設定31は、表示するL1データの進行方向の種類を選択する項目であり、上り又は下りのいずれか一方を選択できる。
【0084】
2スロット割り当て32は、連続する2つのスロットを1つのチャネルとしてチャネル分割及びL2復号を行う際に設定する項目である。2スロット割り当て32には「スロット0,1」「スロット1,2」「スロット2,3」の3種類の割り当て方法が用意されており、いずれか一つを選択することができる。選択された設定は、後述するチャネルモニタ画面においてL2データを表示する際に反映され、選択された連続スロットに対応するL2データが1チャネルとして表示される。
【0085】
図4で説明したように、TDMA通信方式では、1つの通信チャネルが連続したスロットに分割されて伝送される場合があり、2スロット割り当て32で設定することにより、このような場合に対応してL2データの復号を行うことができる。
【0086】
モニタ表示33は、チャネルモニタ画面で表示するスロット番号を設定する項目である。スロット番号0〜3のうち、複数選択して表示させることもできる。
【0087】
開始ボタン34は、L1データの取得を開始するボタンである。開始ボタン34が押し下げられると、制御手段はモニタ開始コマンドをDSP24に送信し、ビットデータとビットクロックの取り込み及びL1データの抽出を開始させる。
上述したように、抽出されたL1データはPC26内のメモリに記憶される。
【0088】
停止ボタン35は、L1データの取得を終了させ、L2復号を開始させるボタンである。停止ボタン35が押し下げられると、制御手段はモニタ停止コマンドをDSP24に送信し、ビットデータ及びビットクロックの取り込み及びL1データの抽出を終了させる。次にデータ入出力手段14は、メモリに記憶されているL1データをモニタ表示手段13に出力し、モニタ表示手段13はスロット毎にL1データモニタに表示する。
【0089】
さらにモニタ表示手段36はL1データの表示が終了すると、2スロット割り当て32又はモニタ表示33の設定に従い、チャネルモニタ画面を表示し、さらにチャネルモニタ画面上に復号されたL2データをチャネル毎に表示する。
【0090】
L1データはPC26においてメモリに記憶されており、メモリの記憶内容に基づいてチャネル分割及びL2復号が行われるため、モニタ表示手段13はL1データの抽出終了と連動してL2データを表示することができる。
【0091】
L1データモニタ36は、DSP24から出力されたL1データをスロット毎に表示する。L1データモニタ36ではL1データの他にスロット番号及び同期ワードも表示される。またL1データモニタ36では、表示されているL1データをキーボード又はマウス操作により複数選択することができる。
【0092】
また、メイン画面にはプルダウンメニュー37が用意されている。プルダウンメニュー37において、「ファイル」は抽出した全てのL1データのファイル保存を、「編集」は選択したL1データのクリップボードへのコピーを、「表示」は選択したスロットのL2データの表示を、「設定」はL2データ復号のためのパラメータ設定画面の呼び出しを行うものである。図13は、メイン画面で保存されるL1データのファイルのフォーマットを示した図である。
【0093】
これらのうち、「表示」メニューでは各スロットのリストが表示され、ユーザがリストから一つ選択すると、選択されたスロットデータの最後に抽出されたL1データがチャネルモニタ画面に表示される。すなわちメイン画面では、L2データの復号を実行するためのガイダンスとして、停止ボタン35と「表示」メニューの二つが表示されている。
また、開始ボタン34の押し下げから、停止ボタン35の押し下げの間、すなわちL1データの抽出の間は、「設定」メニューからパラメータ設定画面を呼び出すことはできない。
【0094】
図8は、パラメータ設定画面であり、L2データ復号のためのパラメータ設定を手動で行うことのできる画面である。パラメータ設定画面では、TDMA通信方式に対応するため、スロット毎にパラメータを設定することができる。また、パラメータ画面は起動時に、データ入出力手段14において読み込まれた、パラメータ初期設定ファイルの内容に基づいたパラメータが設定された状態で表示される。
図8において、チャネル種別41は、L2復号を行うチャネルの種類を設定する項目であり、制御又は通信のいずれか一方のチャネルを選択できる。
【0095】
チャネルコーディング42は、受信した無線信号のチャネルコーディングでの過程、すなわちレイヤ1における無線信号の形成過程での各処理の有無を設定する項目である。
【0096】
TDMA通信方式では通常、図5に示すようなチャネルコーディングを通して無線信号が形成されるが、無線通信データモニタは無線信号のモニタ評価のため、途中の処理を省いて形成されるような無線信号についてもモニタする必要がある。
このためチャネルコーディング42においてL2復号時に考慮する処理を選択することにより、種々の条件下で形成された無線信号について正確にL2データを復号することができる。
図8のパラメータ設定画面では、チャネルコーディング42において、FEC符号(畳込み符号)、CRC符号、スクランブル、インタリーブの有無を設定することができる。
【0097】
制御チャネルスクランブルコード43、通信チャネルスクランブルコード44はそれぞれ、制御チャネル又は通信チャネルのスクランブルパターンの初期値を下り及び上り毎に設定する項目である。
TDMA通信方式の規格では、スクランブルパターンの初期値は9ビットと規定されているため、制御チャネルスクランブルコード43、通信チャネルスクランブルコード44ではそれぞれ、000h〜1FFhの範囲で設定することができる。
【0098】
上述したチャネル種別41〜通信チャネルスクランブルコード44の各項目は、スロット毎に用意されている。したがって図8のパラメータ設定画面では、スロット毎にL2データ復号のパラメータを変えて設定することができる。
【0099】
通信ポート45は、DSP24とのデータ通信に使われるPC26の通信ポート、すなわちRS232Cケーブルの接続されている通信ポートを選択、設定する項目である。
【0100】
レイヤ2/レイヤ3解析ツール46は、本発明の無線通信データモニタで用いられるL2/L3解析ツールのファイルの場所を指定する項目であり、この項目で指定することによって、チャネルモニタ画面から呼び出されるL2/L3解析ツールが決定される。
【0101】
設定ボタン47は、上述した各項目で設定されたパラメータを有効にするボタンであり、押し下げられると、パラメータ設定画面は消去され、以後設定されたパラメータでL2データ復号が行われると同時に、データ入出力手段14によって、パラメータ初期設定ファイルの内容が設定されたパラメータに書き換えられ、保存される。
【0102】
キャンセルボタン48は、各項目で設定されたパラメータを無効にするボタンであり、押し下げられると、パラメータは変更されなかったものとなり、パラメータ設定画面は消去される。パラメータ初期設定ファイルの内容は更新されない。
【0103】
プルダウンメニュー49には「ファイル」が設けられており、このメニューによってパラメータ設定画面で設定されたパラメータの内容をファイルに保存でき、またファイルデータとして入力されたパラメータを読み込み、読み込んだ内容のパラメータ設定をパラメータ設定画面に表示することができる。
図12は、パラメータ設定画面のアクセスの対象となるファイルのフォーマットを示した図である。パラメータ初期設定ファイルもこのフォーマットに従って保存されている。
【0104】
図9は、チャネルモニタ画面であり、設定されたパラメータに基づいて復号されたL2データのうち、メイン画面で選択されたスロットに属するものについてチャネル毎に表示する画面である。尚、図9のチャネルモニタ画面は、図3のフロー図におけるL2データモニタに相当する。
また、チャネルモニタ画面は、各チャネル毎に個別に表示でき、最大4画面表示することができる。
【0105】
図9において、L2データモニタ51は、復号されたL2データのうち、メイン画面で選択されたスロットに属するものについて、CRC比較結果と共にチャネル毎に表示する。
【0106】
図9のL2データモニタ51では、図7のメイン画面において、表示するスロット番号として0が選択された場合の結果を示している。あるL2データが、連続したフレームにおいて同一の番号のスロットに分割されて送信された場合、L2データモニタ51では、一つのチャネルのL2データとして1行で表示される。
またL2データモニタ51では、表示されているL2データをキーボード又はマウス操作により複数選択することができる。
【0107】
L1データモニタ52は、L2データモニタ51で表示されているL2データのうち、選択されたL2データに対応するL1データを、スロット毎に表示する。L1データモニタ52ではL1データの他にスロット番号及び同期ワードも表示される。
複数のスロットに分割されたL2データに対してL2メッセージの解析を行う際に、L1データモニタ51を用いることによってチャネルとスロットとの対応関係を調べることが容易となる。
【0108】
レイヤ2解析ボタン53は、L2データモニタ51で選択されたL2データに対してL2メッセージの解析を行うL2/L3解析ツールを呼び出すボタンである。
【0109】
レイヤ2ボタン53が押し下げられると、選択されたL2データがL2/L3解析ツールに受け渡され、L2/L3解析ツール画面が表示される。このときL2データが複数選択されていた場合には、これらのL2データは結合されてL2/L3解析ツールに受け渡される。L2データが受け渡される過程は、図3のフロー図で説明した通りである。尚、レイヤ2解析ボタン53は、図3のフロー図の「L2/L3解析」ボタンに相当する。
すなわちチャネルモニタ画面では、L2/L3解析ツールにL2データを受け渡すためのガイダンスとして、レイヤ2解析ボタン53が表示されている。
【0110】
プルダウンメニュー54には、「ファイル」が設けられており、このメニューによってL2データモニタ51に表示されたL2データの内容及び対応するL1データをファイルに保存でき、またファイルデータとして入力されたをL2データの内容及び対応するL1データを読み込み、読み込んだ内容をチャネルモニタ画面に表示することができる。図14は、チャネルモニタ画面で保存されるL2データ及びL1データのファイルのフォーマットを示した図である。
【0111】
図10は、L2/L3解析ツール画面であり、チャネルモニタ画面で選択されたL2データに対し、L2メッセージの解析を行うための画面である。
Wビット処理選択71は、L2メッセージ解析において、L2データに含まれる信号構成情報であるWビットが付加されたままか否かを選択するための項目であり、Wビットがあるか否かを選択できる。
【0112】
信号選択72は、L2メッセージを解析しようとする信号の種類を選択する項目であり、6種類のうちからいずれか1つを選択できる。
受信データ入力73は、L2メッセージの解析対象となるL2データを入力する項目である。チャネルモニタ画面においてL2データを選択し、レイヤ2解析ボタン53を押し下げることによって、L2/L3解析ツール画面は、受信データ入力73に選択されたL2データが表示された状態で起動される。
開始ボタン74は、L2メッセージの解析を開始するボタンであり、終了ボタン75は、L2メッセージの解析を終了するボタンである。
【0113】
上述した図7〜図10の画面によって、本発明の実施の形態の無線通信データモニタにおけるL1データ及びL2データの表示を行うことができる。図7〜図10の画面の状態遷移の様子は、図11に示す通りになる。図11は、本発明の無線通信データモニタにおける各画面の状態遷移図である。
【0114】
本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタにおいて、上述した一連の動作は、あらかじめバッチファイル等を用いて自動的に行うようにしてもよい。
また、図7〜図10の各画面に用いるガイダンスの種類や項目のレイアウトは、上述した動作を行えるのであれば、必要に応じて変更してもよい。
また本発明の無線通信データモニタは、1フレームにおけるスロットの数やデータ長の変更についても、対応できるものである。
【0115】
上述したように、本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタ(本モニタ)によれば、TDMA通信方式の無線通信データに対して、L1データの抽出を行い、モニタ用に特定のスロットが選択されると、当該スロットに応じたパラメータに基づいてL2データの復号を行い、当該スロットにおけるL2データの復号結果をチャネル毎に表示するようにしているので、スロット単位での伝送条件の変化に対応したレイヤ毎のデータ解析を行うことができる効果がある。
【0116】
TDMA通信方式ではスロットを最小単位として無線通信が行われており、本モニタでは、基地局又は移動局の動作確認のため、スロット毎に無線通信データの生成条件等を変更して伝送可能としており、特にパラメータ設定画面においてスロット毎にL2データの復号パラメータを設定できるため、基地局21又は移動局22の動作確認のための無線通信データモニタを容易にできる。ひいてはTDMA通信方式の基地局及び移動局の開発や保守作業の効率を向上させることができる。
【0117】
また、本モニタでは、無線通信データからのL1データの抽出の際に、基地局21又は移動局22からビットクロックを入力し、ビットクロックに基づいてビットデータのサンプリング及びL1データの抽出を行うようにしたことにより、無線通信データの伝送速度の変化に応じて容易にL1データを抽出できる効果がある。
【0118】
本モニタでは、抽出されたL1データを表示するメイン画面において連続したスロットを選択し、選択されたスロットに属するL1データに対してL2復号を行い、チャネルモニタ画面において、選択されたスロットを一つのチャネルとして対応するL2データを表示するようにしたことにより、連続したスロットに分割されて送信されたL2メッセージを容易に解析できる効果がある。
【0119】
TDMA通信方式では、通信チャネルの無線通信データが、1フレーム内でL2データを連続したスロットに分割されて送信される場合がある。どのスロットに分割されて送信されるかが分かっていれば、連続するスロットに割り当てられたL2データをひとまとまりとして表示できる。
従って、本モニタでは、あらかじめメイン画面で連続するスロットを選択してL2復号を行うことで、チャネルモニタ画面において、選択したスロットを1つのチャネルとして対応するL2データを表示できる。
【0120】
上記仕様としたことにより、本モニタは、L2/L3解析ツールに対して、連続したスロットに分割されたL2データの入力が容易となり、L2メッセージの解析を容易に行うことができる。ひいてはL2メッセージにおける解析の操作時間の短縮及び操作性を向上させることができる。
【0121】
また、本モニタでは、チャネルモニタ画面で表示されたL2データを複数選択し、レイヤ2解析ボタンを押し下げると、複数選択されたL2データを連結してL2/L3解析ツールに受け渡すようにしたことにより、複数のスロットに分割されて送信されたL2メッセージを容易に解析できる効果がある。
【0122】
本モニタは、同一チャネルの無線通信データが複数の連続しないスロットに分割されて送信される場合に、複数のL2データを選択して、連結させた上でL2メッセージの解析を行うようにしているので、L2/L3解析ツールに対して、エディタ等を用いることなく、複数の連続しないスロットに分割されたL2データの入力を容易にし、L2メッセージの解析を容易にできる。ひいてはL2メッセージにおける解析の操作時間の短縮及び操作性を向上させることができる。
【0123】
【発明の効果】
本発明によれば、TDMA通信方式を用いて通信を行う基地局又は移動局から取り込んだビットデータ及びビットクロックを入力し、ビットクロックに基づいて、ビットデータからレイヤ1データを抽出し、抽出されたレイヤ1データに対して特定のモニタ用のスロットが選択されると、スロット毎に設定されたパラメータに基づいてレイヤ2データの復号を行い、スロットにおけるレイヤ2データの復号結果をチャネル毎に表示するTDMA無線通信データモニタとしたことにより、TDMA無線信号の伝送速度の変化及びスロット単位での伝送条件の変化に対応してTDMA無線信号のレイヤ毎の解析を行える効果がある。
【0124】
また、本発明によれば、ビットデータから抽出されたレイヤ1データをスロット番号及び同期ワードと共にスロット毎に表示し、前記レイヤ1データのうち、選択されたスロットに属するものについてレイヤ2データの復号を実行するためのガイダンスを表示するレイヤ1表示画面と、選択されたスロットに対応する復号されたレイヤ2データを複数表示し、前記複数のレイヤ2データのうち、選択されたものについて復号前のレイヤ1データを表示し、選択されたレイヤ2データが単数の場合は前記選択されたレイヤ2データをそのままで、選択されたレイヤ2データが複数の場合は選択されたレイヤ2データを結合してレイヤ3データ解析処理手段に受け渡すためのガイダンスを表示するレイヤ2表示画面と、レイヤ2データ復号のパラメータ設定をスロット毎に行うためのパラメータ設定画面とを有することにより、複数のスロットに分割されて送信されたレイヤ2データの内容を容易に解析できる効果がある。
【0125】
また、本発明によれば、連続したスロットがレイヤ1表示画面において選択されると、選択したスロットに属するレイヤ1データについてレイヤ2データの復号を実行し、レイヤ2表示画面において1つのチャネルとしてレイヤ2データを表示することにより、連続したスロットに分割されて送信されたTDMA無線信号のレイヤ2データの内容を容易に解析できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタの構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る無線通信データモニタ及び測定対象機器のハードウェア構成図である。
【図3】本発明の無線通信データモニタで用いるL2/L3解析ツールの起動処理フロー図である。
【図4】TDMA通信方式におけるフレーム構成及び同期ワード割り当て対応表を示した図である。
【図5】TDMA通信方式における無線信号フォーマット及びフォーマットの形成の過程を示した図である。
【図6】アプリケーションで取り扱う各レイヤデータを格納する構造体の構成図である。
【図7】本発明の無線通信データモニタのメイン画面である。
【図8】本発明の無線通信データモニタのパラメータ設定画面である。
【図9】本発明の無線通信データモニタのチャネルモニタ画面である。
【図10】本発明の無線通信データモニタのL2/L3解析ツール画面である。
【図11】本発明の無線通信データモニタにおける各画面の状態遷移図である。
【図12】パラメータ設定画面のアクセスの対象となるファイルのフォーマットを示した図である。
【図13】メイン画面で保存されるL1データのファイルのフォーマットを示した図である。
【図14】チャネルモニタ画面で保存されるL2データ及びL1データのファイルのフォーマットを示した図である。
【図15】FDMA通信方式におけるフレーム構成及び無線信号フォーマットを示した図である。
【図16】従来のFDMA無線通信データモニタの構成ブロック図である。
【図17】従来のFDMA無線通信データモニタで用いるL2/L3解析ツールの起動処理フロー図である。
【図18】FDMA通信方式におけるデータのフレーム配置とモニタ表示方法について示した図である。
【符号の説明】
11,61…同期ワード検出手段、 12…スロットデータ抽出手段、 13,66…モニタ表示手段、 14…データ入出力手段、 15…チャネル分割手段、 16,65…L2復号手段、 21…基地局、 22…移動局、 23…DSPボード、 24…DSP、 25…ROM、 26…PC、 31…モニタ設定項目、 32…2スロット割当項目、 33…モニタ表示項目、 34,74…開始ボタン、 35…停止ボタン、 36,52…レイヤ1データモニタ、 37,49,54…プルダウンメニュー、41…チャネル種別項目、 42…チャネルコーディング項目、43…制御チャネルスクランブルコード項目、 44…通信チャネルスクランブルコード項目、 45…通信ポート項目、 46…レイヤ2/レイヤ3解析ツール項目、 47…設定ボタン、 48…キャンセルボタン、 51…レイヤ2データモニタ、 53…レイヤ2解析ボタン、 62…クロック生成手段、 63…フレームデータ抽出手段、 64…ファイル入出力手段、 71…Wビット処理選択項目、 72…信号選択項目、 73…受信データ入力項目、 75…終了ボタン
Claims (3)
- TDMA通信方式を用いて通信を行う基地局又は移動局から取り込んだビットデータ及びビットクロックを入力し、前記ビットクロックに基づいて、前記ビットデータからレイヤ1データを抽出し、
前記抽出された前記レイヤ1データに対して特定のモニタ用のスロットが選択されると、スロット毎に設定されたパラメータに基づいてレイヤ2データの復号を行い、前記スロットにおけるレイヤ2データの復号結果をチャネル毎に表示することを特徴とするTDMA無線通信データモニタ。 - ビットデータから抽出されたレイヤ1データをスロット番号及び同期ワードと共にスロット毎に表示し、前記レイヤ1データのうち、選択されたスロットに属するものについてレイヤ2データの復号を実行するためのガイダンスを表示するレイヤ1表示画面と、
前記選択されたスロットに対応する復号されたレイヤ2データを複数表示し、前記複数のレイヤ2データのうち、選択されたものについて復号前のレイヤ1データを表示し、前記選択されたレイヤ2データが単数の場合は前記選択されたレイヤ2データをそのままで、前記選択されたレイヤ2データが複数の場合は前記選択されたレイヤ2データを連結して、レイヤ3データ解析処理手段に受け渡すためのガイダンスを表示するレイヤ2表示画面と、
レイヤ2データ復号のパラメータ設定をスロット毎に行うためのパラメータ設定画面とを有することを特徴とする請求項1記載のTDMA無線通信データモニタ。 - 連続したスロットがレイヤ1表示画面において選択されると、前記選択されたスロットに属するレイヤ1データについてレイヤ2データの復号を実行し、レイヤ2表示画面において1つのチャネルとしてレイヤ2データを表示することを特徴とする請求項2記載のTDMA無線通信データモニタ。
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