JP4545672B2 - ボール計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボールの弾道や飛距離を計測するための装置、特にゴルフボールの弾道や飛距離の計測に好適なボール計測装置に関する。
ゴルフボールの弾道計測装置として、従来、CCDカメラを用いたものが提案されている。特開2001−145718号公報は、1台以上の最高点検出用のCCDカメラと、1台以上の落下点検出用のCCDカメラとを用いたボール弾道の計測装置を開示する。特開2003−42716号公報は、打撃位置の後方及び目標位置の前方に設置される少なくとも2台のCCDカメラと、三角測量法的手法でボールの位置座標を演算する演算部とを備えるボール弾道計測措置を開示する。
また、特許第2953672号公報は、レーダを用いてゴルフボールの初速を測定し、測定されたボール初速からキャリー距離を推定するゴルフ装置を開示する。レーダを用いた計測装置は、物体までの距離や物体の速度などを検知する手段として利用されている。レーダの種類としては、レーザレーダやミリ波レーダなどが用いられている。このうちミリ波レーダは、雨や霧などの悪天候の影響を受けにくいため、いくつかの分野で利用される。特開2004−227111号公報は、ミリ波レーダを用いて侵入者を検知するセキュリティシステムを開示する。特開2002−207077号公報は、ミリ波レーダを用いて自車前方に位置する物体との距離を検知するレーダ手段を備えた自動車の走行支援装置を開示する。特開平11−72558号公報は、ミリ波レーダを用いて飛行体を着陸スペースに正確に誘導する際に使用する着陸誘導装置を開示する。
特開2001−145718号公報 特開2003−42716号公報 特許第2953672号公報 特開2004−227111号公報 特開2002−207077号公報 特開平11−72558号公報
カメラで弾道を計測する計測装置は、雨や霧などの天候による影響や、明るさの影響を受けやすい。ミリ波レーダは、天候の影響をほとんど受けることのない計測を可能とする。更に、ミリ波レーダは、照明無しの状態で夜間に計測することを可能とする。しかし、単にミリ波レーダを用いることによっては、ボールの弾道や飛距離を精度よく計測することができないことが判明した。
本発明の目的は、天候や明るさの影響を受けにくく且つ精度よく弾道計測が可能なボール計測装置の提供にある。
本発明に係るボール計測装置は、打撃位置から着地位置までのボールの弾道、着地位置及び停止位置を計測可能なボール計測装置であって、上記打撃位置から上記弾道の所定位置までの計測が可能で且つ少なくとも一つの送信アンテナ及び複数の受信アンテナを備えた第一のミリ波レーダ装置と、上記停止位置の計測が可能で且つ少なくとも一つの送信アンテナ及び複数の受信アンテナを備えた第二のミリ波レーダ装置と、上記複数の受信アンテナにより受信された信号に基づいてボールの三次元座標を算出する演算部とを有し、上記第一のミリ波レーダ装置と第二のミリ波レーダ装置とは互いに異なる位置に設置されているボール計測装置である。
好ましくは、上記第一のミリ波レーダ装置の信アンテナ及び受信アンテナは、打撃位置の後方であって地表から0〜5mの高さに設置され、上記第二のミリ波レーダ装置の信アンテナ及び受信アンテナは、打撃位置の後方であって地表から2〜20mの高さに設置される。
好ましくは、上記第一のミリ波レーダ装置の水平方向のビーム幅は、10度以上90度以下に設定され、上記第一のミリ波レーダ装置の鉛直方向のビーム幅は、0度より大きく90度以下に設定される。また、好ましくは、上記第二のミリ波レーダ装置の水平方向のビーム幅は、10度以上90度以下に設定され、上記第二のミリ波レーダ装置の鉛直方向のビーム幅は、0度より大きく90度以下に設定される。
上記ボール計測装置では、天候や明るさの影響をほとんど受けずに精度よく弾道や飛距離を計測することができる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るボール計測装置100の概略構成図である。ボール計測装置100は、第一のミリ波レーダ装置1と、第二のミリ波レーダ装置2と、コンピュータ部3とを備える。第一のミリ波レーダ装置1及び第二のミリ波レーダ装置2はそれぞれコンピュータ部3と直結されている。
図2及び図3は、打撃されるゴルフボールbの弾道dと、レーダ装置1及びレーダ装置2との配置関係を示す図であり、図3は側面図、図4は上方から見た平面図である。打撃位置p1に静置されたゴルフボールbが図示されないゴルフクラブにより打撃されると、ゴルフボールbは所定の弾道dを描いて飛ぶ。弾道dの始点は打撃位置p1であり、弾道dの終点は着地位置p2である。着地位置p2で着地したゴルフボールbは、地表gをバウンドしつつ転がり、停止位置p3で停止する。
ボール計測装置100は、打撃位置p1から着地位置p2までのボールbの弾道d、着地位置p2及び停止位置p3を計測可能である。レーダ装置1は、打撃位置p1から、弾道dの所定位置までの計測が可能である。弾道dの所定位置は、打撃位置p1から着地位置p2に至るまでの弾道dの中途位置か、又は着地位置p2である。レーダ装置2は、上記所定位置から停止位置p3までの計測が可能である。レーダ装置1が打撃位置p1から着地位置p2まで計測可能であれば、レーダ装置は停止位置p3のみ計測するだけで足りる。複数のレーダ装置の計測データを合わせることにより、弾道dの全体、着地位置p2及び停止位置p3が計測できればよい。
特に重要な計測項目は、弾道d、キャリー及びトータルである。キャリーとは、打撃位置p1から着地位置p2までの距離である。トータルとは、打撃位置p1から停止位置p3までの距離である。着地位置p2から停止位置p3までのボールbの動き(バウンドや転がりの軌跡)は計測項目としての重要性は比較的低い。本発明のボール計測装置は、着地位置p2から停止位置p3までのボールbの動き(バウンドや転がりの軌跡)を計測対象から除外しうる。必須の計測項目は、打撃位置p1から着地位置p2までの弾道の軌跡と、着地位置p2と、停止位置p3である。もちろん、着地位置p2から停止位置p3までのボールbの動き(バウンドや転がりの軌跡)が計測されてもよい。
弾道dを2台以上のレーダ装置で分担して計測させる場合、複数のレーダ装置の計測可能範囲を少なくとも一部で重複させる。各レーダ装置の重複した計測可能範囲において弾道dが計測されることにより、複数のレーダ装置で得られた計測データが少なくとも一部で重複する。重複した計測データを利用して、レーダ装置1の計測データとレーダ装置2の計測データとをつなぎ合わせることができる。つなぎ合わされたデータに基づいて、一本の弾道dが描かれる。ボール計測装置100は、重複した計測データを利用して、複数のレーダ装置の計測データをつなぎ合わせるデータ処理部(図示されない)を有している。データ処理部は、例えばコンピュータ部3又はレーダ装置1、2に設けられている。
レーダ装置1及びレーダ装置2は、それぞれ計測に適した位置に配置される。図2及び図3に示されるように、好ましくは、レーダ装置1は、打撃位置p1の後方に配置される。レーダ装置1は、打撃位置p1の近傍(例えば打撃位置p1の横)に配置されてもよい。より好ましくは、レーダ装置1は、打撃位置p1と目標位置tとを結ぶ直線L(図3参照)の後方延長線上近傍に配置される。レーダ装置2は、好ましくは打撃位置p1の後方に配置される。レーダ装置2は、打撃位置p1の近傍に配置されてもよい。より好ましくは、レーダ装置2は、打撃位置p1と目標位置tとを結ぶ直線Lの後方延長線上近傍に配置される。またレーダ装置2は、レーダ装置1よりも高い位置に配置されるのが好ましい。レーダ装置2は、レーダ装置1の上方に配置されてもよい。
レーダ装置1、2を打撃位置p1の後方に設置する場合、レーダ装置1、2は打撃位置p1から1〜10m後方に設置されるのが好ましい。打撃位置p1との前後方向距離が1m以上とされることにより、打撃位置p1付近での計測可能範囲が拡大され、打ち出し角の変化が許容されやすくなる。打撃位置p1との前後方向距離が10m以下とされることにより、ボールbとレーダ装置との距離が近くなり、計測精度が高まる。
レーダ装置1、2を打撃位置p1の後方に設置する場合、レーダ装置1、2と、打撃位置p1と目標位置tとを結ぶ直線Lとの左右方向距離は0〜5mとされるのが好ましい。5m以下とすることにより、直線Lに対してビーム幅が左右均等に配置されやすくなる。より好ましくは、レーダ装置1、2は直線Lの延長線上に配置される。
レーダ装置1とレーダ装置2とは同仕様である。以下、適宜レーダ装置1により説明がなされるが、レーダ装置2についても同様である。
図5に示すように、レーダ装置1は、送信アンテナ11と受信アンテナ12とを有している。送信アンテナ11から発信された電波(パルス)がボールbに当たり、ボールbから反射して返ってきた電波を受信アンテナ12が受信する。受信アンテナ12により受信された信号(電波)に基づいて、ボールbの三次元座標が算出される。ボールbの三次元座標は、ボールbの三次元方位や三次元速度などの三次元的情報に基づいて算出される。ボールbの三次元座標は、演算部13により算出される。コンピュータ部3が演算部13を備えている。演算部13は、たとえば所定のソフトウエア、このソフトウエアを作動させるコンピュータ部3のCPU及びメモリを含む。演算部13は、レーダ装置1内に設けられてもよい。
演算部13は、ボールbからの反射波から得られた情報に基づき、ボールbの各時刻における三次元座標を算出する。各時刻における三次元座標に基づいて得られたボールbの弾道dが表示部10に表示される。表示部10の典型例は、モニタである。図1の実施形態では、コンピュータ部3が、表示部10としてのモニタを備えている。表示部10がコンピュータ部3とは別に設けられても良い。各時刻におけるボールbの三次元座標が連続的にプロットされることにより、弾道dが描かれる。弾道dとして、例えば側面視(図2のように示される)の弾道dと平面視(図3のように示される)の弾道dとが描かれる。表示部10は、側面視の弾道dと平面視の弾道dとを同時に2画面表示しうる。弾道dは、ほぼリアルタイムで表示される。
ボールbの三次元的情報(三次元方位や三次元速度など)を得るためには、受信アンテナ(レシーバー)が複数必要である。このためレーダ装置1は、複数の受信アンテナを備えている。複数の受信アンテナ間での受信電波(受信信号)の相違に基づいてボールbの三次元的情報が得られる。
ボールbの三次元的情報からボールbの三次元座標を得るための方法として、例えば以下の第一及び第二の方法がある。本発明では、下記の第一及び第二の方法がいずれも採用されうる。他の方法によりボールbの三次元座標を得てもよい。
第一の方法は、ボールbの三次元的情報としてボールbの三次元方位を得るとともに、ボールbとレーダ装置1との距離を得て、得られた三次元方位と距離とからボールbの三次元座標を得る方法である。
第二の方法は、ボールbの三次元的情報としてボールbの三次元速度を得て、得られた三次元速度を逐次積分することによりボールbの三次元座標を得る方法である。
ボールbの三次元座標を得るために、複数台のレーダ装置を用いることが考えられる。レーダ装置1では、一台のレーダ装置1のみでボールbの三次元座標が得られる。レーダ装置1に設けられた複数の受信アンテナは、一台のレーダ装置で三次元座標を取得することを可能とする。
ボールbの方位を得るために、例えばモノパルス方式が採用されうる。モノパルス方式とすれば、一つの送信アンテナで広範囲の目標物(即ちボールb)の検知が可能となる。具体的には、ビーム幅(ビーム角とも称される)が100度程度にまで広角とされうる。
異なる位置に配置された複数の受信アンテナにより目標物(ボールb)の方位の算出が可能となる。図4は、受信アンテナを2台とした場合の、ボールbの方位角θに対する受信電力パターンを示す。図4中、「Sum」は、第一及び第二の受信アンテナに入力された信号の和信号のパターンを示し、「Diff」は、第一及び第二の受信アンテナに入力された信号の差信号のパターンを示す。特定の時刻に得られた受信波の和信号Psumと差信号Pdiffとから方位角θが特定される。
ボールbの三次元方位を得るために、異なる2つの方向の方位角θが必要とされる。2つの異なる方向の方位角θを求めるためのレーダ装置として、第一の方向(例えば上下方向)の異なる位置に配置された受信アンテナと、第二の方向(例えば左右方向)の異なる位置に配置された受信アンテナとを有するレーダ装置が考えられる。この場合少なくとも3台の受信アンテナが必要とされる。送信アンテナは一台でもよい。以下、第一の方向を上下方向とし、第二の方向を左右方向とした場合が説明される。上下方向の異なる位置に配置された受信アンテナの受信信号に基づいて上下方向(鉛直方向)の方位角(即ち仰角)が得られる。左右方向の異なる位置に配置された受信アンテナの受信信号に基づいて左右方向(水平方向)の方位角が得られる。上下方向の方位角と左右方向の方位角とから、三次元方位が得られる。受信アンテナは4台であってもよい。4台の受信アンテナは、例えば上下方向に各1台設けられ、これらとは別個に左右方向に各1台設けられる。受信アンテナは5台以上であってもよい。
レーダ装置1とボールbとの距離は、送信から受信までに要した時間に基づいて算出されうる。またレーダ装置1とボールbとの距離は、同じ送信アンテナから送信された2種類の周波数の電波を複数の受信アンテナにより受信することによって得られうる。ボールbの速度は、ドップラーシフトに基づいて算出されうる。
ボールbの速度及びボールbまでの距離を算出しうるボール計測装置の構成の一例が図5により示される。図5に示されるボール計測装置は、送信アンテナ11、複数の受信アンテナ12、演算部13、変調器14及び発信器15を有する。変調器14からの変調信号に基づく発信周波数で発信器15より発信されたミリ波帯の信号が送信アンテナ11より放射される。ボールbに反射して返ってきた電波信号は、受信アンテナ12により受信される。
図5に示されるボール計測装置は、ミキサ回路17と、アナログ回路18と、A/Dコンバータ19と、FFT処理部20とを有する。受信アンテナ12で受信された電波信号は、ミキサ回路17で周波数変換される。ミキサ回路17には、受信アンテナ12で受信された電波信号に加えて、発信器15からの信号が供給される。ミキサ回路17は、受信アンテナ12からの信号と発信器15からの信号とをミキシングする。ミキシングにより発生する信号がアナログ回路18に出力される。アナログ回路18で増幅された信号はA/Dコンバータ19に出力される。A/Dコンバータ19によりデジタル信号に変換された信号はFFT処理部20に供給される。FFT処理部20は、高速フーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transform)を行う。高速フーリエ変換により、信号の周波数スペクトラムから振幅及び位相の情報が得られ、この情報が演算部13に供給される。FFT処理部20から供給された情報から、演算部13はボールbまでの距離とボールbの速度を算出する。
ボールbの速度(レーダ装置1とボールbとの相対速度)は、ドップラーシフトを利用することにより算出されうる。ボールbまでの距離(レーダ装置1からボールbまでの距離)は、例えば2周波CW(Continuous Wave)方式を利用することにより算出されうる。
2周波CW方式の場合、発信器15に変調信号が入力され、発信器15は2つの周波数f1、f2を時間的に切り替えながら送信アンテナ11に供給する。図6に示すように、送信アンテナ11は2つの周波数f1、f2を時間的に切り替えながら発信する。送信アンテナ11から発信された電波はボールbで反射される。反射信号は複数の受信アンテナ12で受信される。受信信号と発信器15の信号とがミキサ回路17で掛け合わされることにより、ビード信号が得られる。直接ベースバンドに変換するホモダイン方式の場合、ミキサ回路17から出力されるビート信号がドップラー周波数となる。ドップラー周波数fdは次の式(1)により得られる。
fd=(2f/c)v ・・・・ (1)
式(1)において、fcは搬送波周波数であり、vは相対速度(即ちボールbの速度)であり、cは光速である。それぞれの送信周波数における受信信号は、アナログ回路18で分離復調され、A/Dコンバータ19でA/D変換される。A/D変換で得られたデジタルのサンプルデータがFFT処理部20で高速フーリエ変換処理される。高速フーリエ変換処理により、受信されたビート信号の全周波数帯域での周波数スペクトラムが得られる。2周波CW方式の原理に基づいて、高速フーリエ変換処理の結果得られたピーク信号に対し、送信周波数f1のピーク信号のパワースペクトルと、送信周波数f2のピーク信号のパワースペクトルとが得られる。2つのパワースペクトルの位相差φからボールまでの距離Rが次の式(2)により算出される。
R=(c・φ)/(4π・Δf) ・・・・ (2)
式(2)において、cは光速であり、Δfは(f2−f1)である。
以上のようにしてボールbまでの距離とボールbの三次元方位とを把握することにより、ボールbの三次元座標が一義的に定まる。
前述したように、ボールbの三次元速度を逐次積分することによりボールbの三次元座標を算出することも可能である。ボールbの三次元速度を得るためには、ドップラーシフトの原理が利用される。三次元速度を得るためには、受信アンテナを3つ以上設けるのがよい。好ましくは、全ての受信アンテナがレーダ装置1内に設けられる。3つ以上の受信アンテナは、それぞれ異なる位置に配置される。各受信アンテナは異なる位置に配置されているので、各受信アンテナとボールbとの相対速度は個々に相違する。各受信アンテナとボールbとの相対速度に基づき、ボールbの三次元速度が算出される。三次元速度の積分は、演算部によりなされる。積分により得られたボールbの各時刻における三次元座標を連続的に表示することにより弾道dが描かれる。
レーダ装置1は、ミリ波レーダである。ミリ波レーダとは、ミリ波を用いたレーダシステムである。ミリ波とは、波長がミリメートル台の電波である。ミリ波の周波数は、30GHz〜300GHzである。距離計測用レーダとして、ミリ波レーダやレーザレーダが知られているが、中でもミリ波レーダは、雨や霧の状態でもターゲット(即ちボール)を安定して捉えることができる。ミリ波レーダは、天候に左右されない計測を可能とする。ミリ波レーダは、夜間の計測を可能とする。
ボール計測装置100において、レーダ装置1とレーダ装置2とが互いに異なる位置に設置される。位置を異ならせることは、より広い範囲の飛球を精度よく計測することに役立つ。図2に示すように、レーダ装置1及びレーダ装置2は、好ましくは打撃位置p1の後方に配置される。打撃位置p1の後方への配置は、ボールbの弾道dを広範囲に捉えやすくする。
レーダ装置を打撃位置p1の近傍に設置した場合、着地位置付近の計測が困難となりやすい。ボール計測装置100は、計測を2台のレーダ装置1、2に分担させている。1台のレーダ装置1は、少なくとも打撃位置p1から弾道dの初期段階までを計測する。レーダ装置2は、少なくとも停止位置p3を計測する。レーダ装置1による計測データとレーダ装置2による計測データとを合わせると、打撃位置p1から着地位置p2までのボールの弾道dと、着地位置p2及び停止位置p3の計測データが得られる。
レーダ装置1は、打撃位置p1から弾道dの所定位置までの計測が可能である。この所定位置は、弾道dの途中(空中)であってもよいし、着地位置p2であってもよい。レーダ装置2は、上記所定位置から停止位置p3までの計測が可能である。上記所定位置が着地位置p2である場合、レーダ装置2の分担は停止位置p3の計測のみとされうる。図2の実施形態では、レーダ装置1とレーダ装置2とを打撃位置p1側に配置している。これと異なり、レーダ装置1を打撃位置p1側に配置し、レーダ装置2を着地位置p2側に配置してもよい。具体的には、例えばレーダ装置1を打撃位置p1の後方に配置し、レーダ装置2を停止位置p3の前方に配置してもよい。
図2に示されるように、レーダ装置2は、レーダ装置1よりも高い位置に設置される。比較的高い位置に設置されることにより、レーダ装置2による停止位置p3の計測が容易となる。レーダ装置1は、レーダ装置2よりも低い位置に設置される。比較的低い位置に設置されることにより、レーダ装置1による弾道dの計測が行いやすくなる。
好ましくは、レーダ装置1の地表gからの高さh1(図2参照)は0〜5mとされる。この高さは、打撃位置p1から飛球していくボールbの弾道dをより広範囲に亘って捉えるのに有利である。高さh1は、予想される弾道dの形状、高さ、飛距離などによって適宜調整されうる。レーダ装置2の地表gからの高さh2は、2〜20mとされる。この高さは、着地後のボールbを打撃位置p1近傍から精度よく捉えるのに好適である。高さh2は、予想される弾道dの形状、高さ、飛距離などによって適宜調整されうる。
レーダ装置1、2は、打撃前において計測可能状態にセットされる。セットされた状態で打撃がなされると同時に、レーダ装置1、2は移動するボールbを計測対象として自動認識し、ボールbの計測を開始する。レーダ装置1、2は、計測可能領域内において移動しない物体には反応せず、移動する物体のみを計測対象として自動認識する。レーダ装置1、2にデータ取り込みのタイミングを制御するトリガー信号を与えることは不要である。
ボールbと衝突するゴルフクラブヘッドやゴルフクラブシャフトなどは、レーダ装置1、2の計測可能領域内における移動物体となりうる。よってヘッドやシャフトもレーダ装置1、2に計測されうる。ボールb以外の移動物体(ヘッドなど)の計測データは、ボールbのデータと区別される。ボール計測装置100は、計測された移動物体のうちボールbとボールb以外の物体とを区別する処理部(図示されない)を有している。処理部は、所定の弾道を描いて飛球するボールbの特徴的な動きに基づいて、ボールb以外の移動物体とボールbとを区別する。例えばゴルフクラブヘッドは、スイングされるゴルフクラブの動きに伴いほぼ円運動を行うのに対して、ボールbは、ヘッドと衝突した後、ヘッドとは明らかに異なる方向及び速度で前方に打ち出される。よってボールbの弾道dは、ヘッドと明らかに区別されうる。処理部は、ヘッドと衝突した直後のボールbの特徴的な動きを認識しインパクトと判断する。インパクトと判断された時点におけるボールbの三次元座標が弾道dの始点となる。レーダ装置1、2の計測可能範囲に虫や鳥などが飛行した場合、処理部は虫や鳥などと弾道dとを区別しうる。虫や鳥などの飛行軌跡は、通常、ボールbの弾道dと明らかに異なった形状又は速度を有しているからである。処理部は、計測された移動物体のデータのうちボールbのデータのみを区別し、選択する。処理部は、たとえば所定のソフトウエア、このソフトウエアを作動させるコンピュータ部3のCPU及びメモリを含む。処理部は、レーダ装置1、2内に設けられてもよい。
着地位置p2は、ボールbの速度が不連続的に変化する点として認識されうる。停止位置p3は、ボールbの速度が限りなくゼロに近づく点として認識されうる。ボールbの速度がゼロとなると同時に、ボールbはレーダ装置の計測対象から除外されるが、ボールbが限りなくゼロに近づく点は認識可能である。ボール計測装置100は、ボールbの速度変化に基づいて着地位置p2及び停止位置p3を認識する認識部(図示されない)を有している。認識部は、たとえば所定のソフトウエア、このソフトウエアを作動させるコンピュータ部3のCPU及びメモリを含む。認識部は、レーダ装置1、2内に設けられてもよい。
レーダ装置1及びレーダ装置2では、アンテナは回転することなく固定されている。レーダ装置1及びレーダ装置2は、弾道dの全体、着地位置p2及び停止位置p3が全て計測範囲内に収まりやすいように配置される。
レーダ装置1及びレーダ装置2の計測可能領域の広さは、ビーム幅に依存する。ビーム幅内の移動物体は精度よく計測されうる。ビーム幅は、例えば電力の半値幅で表される。半値幅とは、信アンテナから発信される電力が、レーダー正面で観測される最も強い値に対して半分に低下するまでの角度幅である。
レーダ装置1は、予想される弾道dの始点から終点まで(打撃位置p1から着地位置p2まで)がビーム幅内に収まるように配置されるのが好ましい。レーダ装置2は、予想される着地位置p2と停止位置p3とがいずれもビーム幅内に収まるように配置されるのが好ましい。
レーダ装置1の水平方向のビーム幅θ1(図3参照)は、10度以上90度以下に設定されている。レーダ装置1の鉛直方向のビーム幅θ2(図2参照)は、0度より大きく90度以下に設定されている。ビーム幅θ1を10度以上とすることにより、弾道dが左右に曲がった場合でも弾道dの全体がレーダ装置1のビーム幅内に収まりやすくなる。より好ましくは、ビーム幅θ1は20度以上とされる。ビーム幅θ1を90度以下とすることにより、発信電波の過度の拡散が防止され、計測精度が高まる。より好ましくはビーム幅θ1は80度以下とされる。
ビーム幅θ2を0度より大きくすることにより、停止位置p3の前後方向のズレに対する許容範囲が大きくなる。 より好ましくは、ビーム幅θ2は5度以上とされる。ビーム幅θ2を90度以下とすることにより、発信電波の過度の拡散が防止され、計測精度が高まる。より好ましくはビーム幅θ2は80度以下とされる。
レーダ装置2の水平方向のビーム幅θ3(図3参照)は、10度以上90度以下に設定されている。レーダ装置2の鉛直方向のビーム幅θ4(図2参照)は、0度より大きく90度以下に設定されている。ビーム幅θ3を10度以上とすることにより、弾道dが左右に曲がった場合でも弾道dの全体がレーダ装置2のビーム幅内に収まりやすくなる。ビーム幅θ3を90度以下とすることにより、発信電波の過度の拡散が防止され、計測精度が高まる。より好ましくはビーム幅θ3は80度以下とされる。
ビーム幅θ4を0度より大きくすることにより、停止位置p3の前後方向のズレに対する許容範囲が大きくなる。より好ましくは、ビーム幅θ4は5度以上とされる。ビーム幅θ4を90度以下とすることにより、発信電波の過度の拡散が防止され、計測精度が高まる。より好ましくはビーム幅θ4は80度以下とされる。
なお、図3では、レーダ装置1のビーム幅θ1とレーダ装置2のビーム幅θ3とが重なって表示されているが、両ビーム幅の角度や配置が異なっていても良いことは当然である。
図3に示すように、レーダ装置1のビーム幅θ1は、打撃位置p1と目標位置tとを結ぶ直線Lに対してほぼ左右対称となるように配置されている。左右対称に配置されることは、弾道dの左右の曲がりに対する計測の許容度を高める。
レーダ装置の設置位置は特に限定されない。レーダ装置の設置位置は、図2のように打撃位置p1の後方に限定されず、目標位置tの前方であってもよい。第一のレーダ装置が打撃位置p1側に設けられ、第二のレーダ装置が目標位置t側に設けられても良い。レーダ装置が打撃位置p1と目標位置tとの中間位置に設けても良い。レーダ装置の設置台数は2台以上であれば特に限定されない。
図1は、本発明の一実施形態に係るボール計測装置の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るボール計測装置におけるレーダ装置の配置を示す側面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るボール計測装置におけるレーダ装置の配置を示す平面図である。 図4は、受信アンテナを2台とした場合の、ボールの方位角に対する受信電力パターンを示すグラフである。 図5は、ボール計測装置の構成の一例を示す図である。 図6は、送信アンテナから送信される送信信号周波数と時間との関係の一例を示すグラフである。
符号の説明
1・・・レーダ装置
2・・・レーダ装置
3・・・コンピュータ部
5・・・送信アンテナ
6・・・受信アンテナ
10・・・表示部
h1・・・第一のミリ波レーダ装置の地表からの高さ
h2・・・第二のミリ波レーダ装置の地表からの高さ

Claims (8)

  1. 打撃位置から着地位置までのボールの弾道、着地位置及び停止位置を計測可能なボール計測装置であって、
    上記打撃位置から上記弾道の所定位置までの計測が可能で且つ少なくとも一つの送信アンテナ及び複数の受信アンテナを備え、ボール位置の三次元計測が可能な第一のミリ波レーダ装置と、
    上記停止位置の計測が可能で且つ少なくとも一つの送信アンテナ及び複数の受信アンテナを備え、ボール位置の三次元計測が可能な第二のミリ波レーダ装置と、
    上記複数の受信アンテナにより受信された信号に基づいてボールの三次元座標を算出する演算部とを有し、
    上記第一のミリ波レーダ装置と第二のミリ波レーダ装置とは互いに異なる位置に設置されており、
    上記第一のミリ波レーダ装置の計測可能範囲と、上記第二のミリ波レーダ装置の計測可能範囲とを、少なくとも一部で重複させているボール計測装置。
  2. 重複した計測データを利用して、上記第一のミリ波レーダ装置の計測データと上記第二のミリ波レーダ装置の計測データとをつなぎ合わせるデータ処理部を更に有している請求項1に記載のボール計測装置。
  3. 計測された移動物体のうちボールとボール以外の物体とを区別する処理部を有しており、この処理部が、ヘッドと衝突した直後のボールの特徴的な動きを認識しインパクトと判断し、インパクトと判断された時点におけるボールの三次元座標を弾道の始点とする請求項1又は2に記載のボール計測装置。
  4. ボールの速度が不連続的に変化する点を着地位置と認識する認識部を更に有している請求項1から3のいずれかに記載のボール計測装置。
  5. ボールの速度が限りなくゼロに近づく点を停止位置と認識する認識部を更に有している請求項1から3のいずれかに記載のボール計測装置。
  6. 上記第一のミリ波レーダ装置の送信アンテナ及び受信アンテナは、打撃位置の後方であって地表から0〜5mの高さに設置され、上記第二のミリ波レーダ装置の送信アンテナ及び受信アンテナは、打撃位置の後方であって地表から2〜20mの高さに設置されている請求項1から5のいずれかに記載のボール計測装置。
  7. 上記第一のミリ波レーダ装置の水平方向のビーム幅は、10度以上90度以下に設定され、上記第一のミリ波レーダ装置の鉛直方向のビーム幅は、0度より大きく90度以下に設定されている請求項1から6のいずれかに記載のボール計測装置。
  8. 上記第二のミリ波レーダ装置の水平方向のビーム幅は、10度以上90度以下に設定され、上記第二のミリ波レーダ装置の鉛直方向のビーム幅は、0度より大きく90度以下に設定されている請求項1から7のいずれかに記載のボール計測装置。
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