JP4544475B2 - 変化率予測方法、記憶媒体及び基板処理システム - Google Patents

変化率予測方法、記憶媒体及び基板処理システム Download PDF

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本発明は、変化率予測方法、記憶媒体及び基板処理システムに関し、特に、基板上に形成された膜の仕様値の変化率予測方法に関する。
半導体デバイスの高集積化等に伴って基板上の配線構造が微細化している。そのため、配線間の絶縁膜による寄生容量の低減が重要になっている。そこで、近年、配線間の絶縁膜による寄生容量を低減させるために低誘電率の有機材料及び無機材料が種々開発されている。これらのうち有機材料がLow−k材として層間絶縁膜や保護膜等に使用されている。このLow−k膜材は、例えば、スピンコータ及びベーク炉を用いて基板の表面に塗布され、且つ熱処理が施されて層間絶縁膜としてのSOD(Spin on dielectrics)膜を形成する。しかしながら、SOD膜は液体材料の塗布によって形成される膜であり、さらに、気孔率を高めて低誘電率を確保するため、機械的強度が低い。
Low−k膜材から形成された層間絶縁膜の機械的強度を向上させる方法として、層間絶縁膜としての低誘電性の高分子誘電体組成物層を電子ビームに暴露して高分子誘電体組成物層を硬化(改質、キュア)する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
層間絶縁膜に電子ビームを照射して該層間絶縁膜を改質するキュア装置(基板処理装置)は複数の電子ビーム管を備える。該複数の電子ビーム管は、基板上の層間絶縁膜に各電子ビーム管からの電子ビームが満遍なく照射されるように、水平面内において均等配置される。また、キュア装置はヒータを内蔵する載置台を備え、該載置台は載置した基板を加熱する。Low−k膜材は熱硬化性樹脂の性質を有するため、基板の加熱によっても層間絶縁膜を改質することができる。
層間絶縁膜を改質すると該層間絶縁膜の厚みは小さくなるが、基板では該基板の各所から半導体デバイスが切り出されるため、基板上において層間絶縁膜の厚みの縮小率(以下、「シュリンク率」という。)を均一にする必要がある。
ところが、キュア装置によって改質された層間絶縁膜の厚さを計測すると、基板上においてシュリンク率は均一でないことが知られている。例えば、電子ビーム管直下のシュリンク率は大きく、電子ビーム管から離れた箇所のシュリンク率は小さい。そこで、キュア装置では各電子ビーム管からの電子ビームの強度を調整することによって基板上のシュリンク率の均一化が行われる。電子ビームの強度はモンテカルロ法等を利用する市販のシミュレーションソフトウエアを用いることによって予測することができる。
特表2000−511006号公報
しかしながら、市販のシミュレーションソフトウエアを用いて予測した電子ビームの強度は定性的には正確であるが、定量的には正確でない。それ故、シミュレーションによって予測された電子ビームの強度から基板上のシュリンク率を定量的に予測することができず、シミュレーションを利用して基板上のシュリンク率の均一化を行うことはできない。
したがって、実際に何枚かの基板上の層間絶縁膜を、電子ビームの強度を変化させながら、改質することにより、基板上のシュリンク率の均一化を実現できる電子ビームの強度を実験的に求める必要がある。
本発明の目的は、基板上における所定の膜の仕様値の変化率の均一化を実現する電子ビームの強度を実験的に求める必要を無くすことができる変化率予測方法、記憶媒体及び基板処理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の変化率予測方法は、基板上に形成された所定の膜に電子ビームを照射する複数の電子ビーム照射部と、前記所定の膜に所定の処理を施す処理部とを備える基板処理装置において、前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記所定の処理を施すことによって前記所定の膜を変化させたときにおける前記所定の膜の仕様値の変化率を予測する変化率予測方法であって、単数の前記電子ビーム照射部への投入電流値を変化させながら、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記処理部によって前記所定の処理を前記所定の膜に施す場合における前記所定の膜の仕様値の変化率を実測する変化率実測ステップと、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜が受ける前記投入電流の関連値をシミュレーションによって算出する単数電子ビーム関連値算出ステップと、前記変化する投入電流値及び前記実測された変化率の関係を算出する関係算出ステップと、複数の前記電子ビーム照射部から前記電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値をシミュレーションによって算出する投入電流値関連値ステップと、前記算出された投入電流の関連値を、前記関係に基づいて前記所定の膜の仕様値の変化率に換算する変化率換算ステップとを有することを特徴とする。
請求項2記載の変化率予測方法は、請求項1記載の変化率予測方法において、前記換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて基板上における前記所定の膜の仕様値の変化率の均一性を算出する均一性算出ステップを有することを特徴とする。
請求項3記載の変化率予測方法は、請求項1又は2記載の変化率予測方法において、前記所定の膜は層間絶縁膜であり、前記所定の膜の仕様値の変化率は前記層間絶縁膜の膜厚縮小率であり、前記投入電流の関連値は前記基板におけるドーズ量であることを特徴とする。
請求項4記載の変化率予測方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の変化率予測方法において、前記処理部はヒータであり、前記所定の処理は熱処理であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項5記載の記憶媒体は、基板上に形成された所定の膜に電子ビームを照射する複数の電子ビーム照射部と、前記所定の膜に所定の処理を施す処理部とを備える基板処理装置において、前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記所定の処理を施すことによって前記所定の膜を変化させたときにおける前記所定の膜の仕様値の変化率を予測する変化率予測方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムは、単数の前記電子ビーム照射部への投入電流値を変化させながら、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記処理部によって前記所定の処理を前記所定の膜に施す場合における前記所定の膜の仕様値の変化率を実測する変化率実測モジュールと、前記変化する投入電流値及び前記実測された変化率の関係を算出する関係算出モジュールと、複数の前記電子ビーム照射部から前記電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値をシミュレーションによって算出する投入電流値関連値モジュールと、前記算出された投入電流の関連値を、前記関係に基づいて前記所定の膜の仕様値の変化率に換算する変化率換算モジュールとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の基板処理システムは、基板上に形成された所定の膜に電子ビームを照射する複数の電子ビーム照射部及び前記所定の膜に所定の処理を施す処理部を有する基板処理装置と、該基板処理装置を制御する制御装置とを備える基板処理システムであって、前記制御装置は、単数の前記電子ビーム照射部への投入電流値を変化させながら、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記処理部によって前記所定の処理を前記所定の膜に施す場合における前記所定の膜の仕様値の変化率の実測値と、前記変化する投入電流値との関係を算出し、シミュレーションによって算出された複数の前記電子ビーム照射部から前記電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値を、前記関係に基づいて前記所定の膜の仕様値の変化率に換算することを特徴とする。
請求項7記載の基板処理システムは、請求項6記載の基板処理システムにおいて、前記制御装置は、前記換算された前記所定の膜の仕様値の変化率に基づいて各前記電子ビーム照射部から照射される電子ビームの強度を調整することを特徴とする。
請求項8記載の基板処理システムは、請求項6記載の基板処理システムにおいて、前記制御装置は、前記換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて基板上における前記変化率の均一性を算出し、さらに、該算出された前記変化率の均一性に基づいて各前記電子ビーム照射部から照射される電子ビームの強度を調整することを特徴とする。
請求項1記載の変化率予測方法、請求項5記載の記憶媒体及び請求項6記載の基板処理システムによれば、単数の電子ビーム照射部への変化する投入電流値と、単数の電子ビーム照射部から所定の膜に電子ビームを照射すると共に処理部によって所定の処理を所定の膜に施す場合における所定の膜の仕様値の変化率の実測値との関係が算出され、シミュレーションによって算出された複数の電子ビーム照射部から電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値が、上記関係に基づいて所定の膜の仕様値の変化率に換算されるので、シミュレーションによって所定の膜の仕様値の変化率を定量的に予測することができ、もって、シミュレーションを利用して所定の膜の仕様値の変化率の均一化を行うことができる。したがって、基板上における所定の膜の仕様値の変化率の均一化を実現する電子ビームの強度を実験的に求める必要を無くすことができる。
請求項2記載の変化率予測方法によれば、換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて基板上における所定の膜の仕様値の変化率の均一性が算出されるので、所定の膜の仕様値の変化率の均一化を迅速に行うことができる。
請求項3記載の変化率予測方法によれば、基板上における層間絶縁膜の膜厚縮小率の均一化を実現する電子ビームの強度を実験的に求める必要を無くすことができる。
請求項4記載の変化率予測方法によれば、処理部はヒータであり、所定の処理は熱処理である。所定の膜の仕様値の変化は熱処理によっても助長されるが、上記関係に基づいた所定の膜の仕様値の変化率の換算により、シミュレーションによって所定の膜の仕様値の変化率を定量的に正確に予測することができる。
請求項7記載の基板処理システムによれば、換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて各電子ビーム照射部から照射される電子ビームの強度が調整されるので、基板上における所定の膜の仕様値の変化率の均一化を実現する電子ビームの強度を迅速に見つけ出すことができ、もって、所定の膜の仕様値の変化率の均一化を迅速且つ容易に行うことができる。
請求項8記載の基板処理システムによれば、換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて基板上における該変化率の均一性が算出され、さらに、該算出された変化率の均一性に基づいて各電子ビーム照射部から照射される電子ビームの強度が調整されるので、基板上における所定の膜の仕様値の変化率の均一化を実現する電子ビームの強度をより迅速に見つけ出すことができ、もって、所定の膜の仕様値の変化率の均一化をより迅速且つ容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る基板処理システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。
図1において、基板処理システム10は、キュア装置11と制御装置12とを備える。キュア装置11は基板としての電子デバイス用の半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)の表面上に形成された層間絶縁膜、例えば、SiO及びメチル基を主成分とするLow−k膜(所定の膜)に電子ビームを照射して該Low−k膜の改質を行うものである。
キュア装置11は、材質が、例えば、アルミニウム等からなり、その内部が気密に閉塞可能に構成され且つウエハWを収容する収容室13と、該収容室13の内部に配設され且つウエハW上のLow−k膜を上側に向けて当該ウエハWを略水平に載置する載置台14と、収容室13の天井部に配設され、載置台14上に載置されたウエハWに対して電子ビームを照射する電子ビーム照射機構16とを備える。
電子ビーム照射機構16は、水平面内において均等配置された19個の電子ビーム管15(電子ビーム照射部)を有し、19個の電子ビーム管15は載置台14上に載置されたウエハWと略同形状の円形の領域を占め且つ同心円状に配列されるように配設される。電子ビーム照射機構16より照射された電子ビームは、収容室13内の処理空間中の不活性分子と衝突拡散を繰り返して放射状の電子流となるが、本実施形態における「電子ビーム」とはこのような電子流を意味する。
載置台14は、電子ビームがウエハWに照射される際、電子ビーム照射機構16とウエハWとの距離を調整する。載置台14は、該載置台14のウエハWの載置面に配設されたヒータ(処理部)(図示しない)を有し、該ヒータはウエハWを所定の温度に加熱してLow−k膜に熱処理(所定の処理)を施す。
制御装置12はコンピュータ等を有し、キュア装置11の各構成要素、例えば、各電子ビーム管15に接続され、各構成要素の動作、例えば、電子ビーム管15が照射する電子ビームの強度やヒータが放射する熱量を制御する。また、制御装置12はウエハW上のLow−k膜の厚さを測定する膜厚測定装置(図示しない)にも接続され、該膜厚測定装置が実測したLow−k膜の厚さに基づいて該Low−k膜の厚みの縮小率であるシュリンク率(所定の膜の仕様値の変化率、膜厚縮小率)を算出する。すなわち、基板処理システム10はLow−k膜のシュリンク率を測定することができる。
また、制御装置12は、1つの電子ビーム管15からウエハWに照射される電子ビームの強度として単位面積当たりの電子の注入量であるドーズ量(投入電流の関連値)をシミュレーションによって算出するコンピュータからなるシミュレータ(図示しない)にも接続される。
ところで、本発明者は、本発明に先立ち、基板処理システム10において、図2に示すように、載置台14上にウエハWを載置し、該ウエハWのLow−k膜17に向けて電子ビーム照射機構16の中心部における電子ビーム管15のみから電子ビーム18を照射すると共に、載置台14のヒータによってウエハWを加熱することにより、Low−k膜17の改質を行ったときLow−k膜のシュリンク率の分布を実測した。
具体的には、ドーズ量と関連が深い電子ビーム管15への投入電流値を変化させたときにおけるLow−k膜のシュリンク率の分布を実測した。また、実測されたシュリンク率の分布を、ウエハWの中心からの距離を横軸とするグラフにプロットした(図3参照)。
図3のグラフに示すように、投入電流値を大きくして照射される電子ビーム18の強度を上げていくと、全体的にシュリンク率は大きくなるが、特に、電子ビーム管15の直下に該当するウエハWの中心におけるシュリンク率が著しく大きくなることが分かった。すなわち、部位によってシュリンク率の差が発生することが分かった。また、投入電流値が0μAのときであってもLow−k膜が縮小することも分かった。これは、ヒータの加熱によるものと考えられた。
次いで、本発明者は投入電流値を2800μAに設定したときに、1つの電子ビーム管15からウエハWに照射される電子ビームによるドーズ量の分布をシミュレーションによって算出し、図4のグラフに示すように、ウエハWの中心からの距離を横軸として、算出されたドーズ量の分布を投入電流値が2800μAであるときの実測されたシュリンク率の分布と重ね合わせた。このとき、図4のグラフに示すように、シミュレーションによって算出されたドーズ量の分布は、実測されたシュリンク率の分布とずれることが分かった。
そこで、本発明者は、ドーズ量の分布及びシュリンク率の分布のずれを解消すべく、ドーズ量及びシュリンク率の関係に注目した。具体的には、ドーズ量と関連が深い投入電流値及びシュリンク率の関係に注目し、図3のグラフから投入電流値及びウエハWの中心(電子ビーム管15の直下)の実測されたシュリンク率の関係を得た。
図5は、投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係を示すグラフである。
図5のグラフにおいて、投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係は、投入電流値を「y」とし且つシュリンク率を「x」とすると、近似曲線、例えば、下記式(1)で示す累乗曲線で表されるのが分かった。
y = 20.898x2.4332 …… (1)
なお、投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係が直線で表されないのは、ヒータによる熱処理の影響と考えられた。なお、投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係は電子ビーム管の仕様等に応じて変化するため、上述した累乗曲線に限られない。
また、上述した図5のグラフで表される投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係は、1個の電子ビーム管15に投入される投入電流値及び該1個の電子ビーム管15の直下における実測シュリンク率の関係であり、上述したように、該関係は近似曲線、例えば、累乗曲線によって表されるが、電子ビーム照射機構16における各電子ビーム管15(19個の電子ビーム管15のそれぞれ)に投入される投入電流値及びウエハW上における全Low−k膜シュリンク率の平均値の関係も近似曲線、例えば、累乗曲線によって表すことができる。
次いで、得られた投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係(上記式(1))に基づいて、投入電流値が2800μAであるときの実測されたシュリンク率を投入電流値に換算したところ、図6のグラフに示すように、換算された投入電流値の分布及びシミュレーションによって算出されたドーズ量の分布がほぼ一致することを発見した。したがって、投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係を用いれば、シミュレーションによって算出されたドーズ量の分布から実測されたシュリンク率を予測可能であることが分かった。
次に、本実施の形態に係る変化率予測方法としてのLow−k膜のシュリンク率予測方法について説明する。シュリンク率予測方法は以上得られた知見に基づくものである。
図7は、本実施の形態に係る変化率予測方法としてのLow−k膜のシュリンク率予測方法のフローチャートである。
図7において、まず、電子ビーム照射機構16の中心部における電子ビーム管15の投入電流値を変化させながら、ウエハWのLow−k膜に向けて当該電子ビーム管15のみから電子ビームを照射すると共に、載置台14のヒータによってウエハWを加熱することにより、Low−k膜の改質を行ったときLow−k膜のシュリンク率の分布を実測する(ステップS71)(変化率実測ステップ)。
次いで、投入電流値及びウエハWの中心(電子ビーム管15の直下)の実測されたシュリンク率の関係を示す累乗曲線を算出する(関係算出ステップ)(ステップS72)。このとき算出される累乗曲線で表される関係は、1個の電子ビーム管15に投入される投入電流値及び該1個の電子ビーム管15の直下における実測シュリンク率の関係であってもよく、電子ビーム照射機構16における各電子ビーム管15(19個の電子ビーム管15のそれぞれ)に投入される投入電流値及びウエハW上における全Low−k膜シュリンク率の平均値の関係であってもよい。
次いで、19個の電子ビーム管15からウエハWに照射される電子ビームによるドーズ量の分布をシミュレーションによって算出する(投入電流値関連値ステップ)(ステップS73)。具体的には、図8に示すように、各電子ビーム管15からウエハW上の点Pまでの距離を算出し、該算出された距離に基づいて各電子ビーム管15から照射される電子ビームによるドーズ量の積算値を算出する。そして、ドーズ量の積算値をウエハW上の各点において算出することによってドーズ量の分布を算出する。
次いで、算出されたドーズ量の分布を投入電流値の分布に換算する(ステップS74)。この換算には、例えば、図6のグラフにおける投入電流値及びドーズ量の比を利用する。さらに、換算された投入電流値の分布を、上記算出された投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係を示す累乗曲線に基づいて、Low−k膜のシュリンク率の分布に換算し(ステップS75)(変化率換算ステップ)、本処理を終了する。
図7の処理によれば、電子ビーム管15の変化する投入電流値と、単数の電子ビーム管15からLow−k膜に電子ビームを照射すると共にヒータによって熱処理をLow−k膜に施す場合におけるシュリンク率の実測値との関係を示す累乗曲線が算出され、シミュレーションによって算出された19個の電子ビーム管15から電子ビームが照射されたときのドーズ量の分布が、投入電流値及びドーズ量の比、並びに上記算出された累乗曲線に基づいて、Low−k膜のシュリンク率の分布に換算されるので、シミュレーションによってLow−k膜のシュリンク率を定量的に予測することができ、もって、シミュレーションを利用してLow−k膜のシュリンク率の均一化を行うことができる。したがって、ウエハW上におけるシュリンク率の均一化を実現する電子ビームの強度を実験的に求める必要を無くすことができる。
また、基板処理システム10では、制御装置12が換算されたLow−k膜のシュリンク率の分布に基づいてウエハW上におけるLow−k膜のシュリンク率の均一性を算出してもよく、これにより、シュリンク率の均一化を迅速に行うことができる。さらに、制御装置12が、算出されたLow−k膜のシュリンク率の均一性に基づいて各電子ビーム管15から照射される電子ビームの強度を調整してもよい。これにより、ウエハW上におけるLow−k膜のシュリンク率の均一化を実現する電子ビームの強度を迅速に見つけ出すことができ、もって、Low−k膜のシュリンク率の均一化を迅速且つ容易に行うことができる。
上述した図7の処理では、ドーズ量の積算値の分布を投入電流値の分布に換算するが、予め、1つの電子ビーム管15から照射されるドーズ量の分布及びウエハWの中心(電子ビーム管15の直下)からの距離の関係を、図6のグラフにおける投入電流値及びドーズ量の比を利用して、図9のグラフに示すような、投入電流値及びウエハWの中心からの距離の関係に換算し、ウエハWの各点において投入電流値の積算値を算出してもよい。
また、上述した図7の処理は、異なる仕様の電子ビーム管が混在する電子ビーム照射機構を有するキュア装置を備える基板処理システムにも適用することができる。但し、この場合、異なる仕様の電子ビーム管毎に投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係を示す累乗曲線を算出する必要がある。
さらに、図7の処理は、電子ビーム照射機構16において電子ビーム管15が故障した場合におけるLow−k膜のシュリンク率の分布(図10参照)の算出にも適用することができる。この場合、ウエハW上の各点においてドーズ量の積算値を算出する際に、故障した電子ビーム管15から照射される電子ビームによるドーズ量を加算しなければよい。
また、上述した基板処理システム10においてLow−k膜の改質が行われる基板は電子デバイス用の半導体ウエハに限られず、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
本発明の目的は、上述した本実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、制御装置12に供給し、制御装置12のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した本実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
次に、本発明の実施例を具体的に説明する。
まず、上述した基板処理システム10において、載置台14上にウエハWを載置し、該ウエハWのLow−k膜17に向けて電子ビーム照射機構16における19個の電子ビーム管15から電子ビームを照射すると共に、載置台14のヒータによってウエハWを加熱することにより、Low−k膜の改質を行ったときLow−k膜のシュリンク率の分布を実測した(図11(A)参照)。
また、上述した基板処理システム10において、上述した図7の処理を実行してシミュレーションによってLow−k膜のシュリンク率の分布を算出した(図11(B)参照)。
図11(A)及び(B)に示すシュリンク率の分布を比較した結果、実測されたシュリンク率の分布とシミュレーションによって算出されたシュリンク率の分布とはほぼ一致することが分かった。すなわち、シミュレーションによって算出された複数の電子ビーム管15からの電子ビームによるドーズ量の分布を投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係に基づいてシュリンク率の分布に換算することにより、Low−k膜のシュリンク率を定量的に予測することができることが分かった。
本発明の実施の形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。 図1の基板処理システムにおける電子ビーム管からウエハのLow−k膜への電子ビーム照射を模式的に示す図である。 実測されたウエハにおけるシュリンク率の分布を示すグラフである。 シミュレーションによって算出されたドーズ量の分布及び実測されたシュリンク率を示すグラフである。 投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係を示すグラフである。 投入電流値及び実測されたシュリンク率の関係に基づいて実測されたシュリンク率の分布から換算された投入電流値の分布及びシミュレーションによって算出されたドーズ量の分布を示すグラフである。 本実施の形態に係る変化率予測方法としてのLow−k膜のシュリンク率予測方法のフローチャートである。 ウエハ上の点におけるドーズ量の積算値の算出方法を示す図である。 投入電流値及びウエハの中心からの距離の関係を示す図である。 シミュレーションによって算出された電子ビーム管が故障した場合におけるLow−k膜のシュリンク率の分布を示す図である。 Low−k膜の改質を行ったときLow−k膜のシュリンク率の分布を示す図であり、(A)は実測されたシュリンク率の分布であり、(B)は図7の処理を実行してシミュレーションによって算出されたシュリンク率の分布である。
符号の説明
W ウエハ
10 基板処理システム
11 キュア装置
12 制御装置
14 載置台
15 電子ビーム管
16 電子ビーム照射機構
17 Low−k膜
18 電子ビーム

Claims (8)

  1. 基板上に形成された所定の膜に電子ビームを照射する複数の電子ビーム照射部と、前記所定の膜に所定の処理を施す処理部とを備える基板処理装置において、前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記所定の処理を施すことによって前記所定の膜を変化させたときにおける前記所定の膜の仕様値の変化率を予測する変化率予測方法であって、
    単数の前記電子ビーム照射部への投入電流値を変化させながら、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記処理部によって前記所定の処理を前記所定の膜に施す場合における前記所定の膜の仕様値の変化率を実測する変化率実測ステップと、
    前記変化する投入電流値及び前記実測された変化率の関係を算出する関係算出ステップと、
    複数の前記電子ビーム照射部から前記電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値をシミュレーションによって算出する投入電流値関連値ステップと、
    前記算出された投入電流の関連値を、前記関係に基づいて前記所定の膜の仕様値の変化率に換算する変化率換算ステップとを有することを特徴とする変化率予測方法。
  2. 前記換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて基板上における前記所定の膜の仕様値の変化率の均一性を算出する均一性算出ステップを有することを特徴とする請求項1記載の変化率予測方法。
  3. 前記所定の膜は層間絶縁膜であり、前記所定の膜の仕様値の変化率は前記層間絶縁膜の膜厚縮小率であり、前記投入電流の関連値は前記基板におけるドーズ量であることを特徴とする請求項1又は2記載の変化率予測方法。
  4. 前記処理部はヒータであり、前記所定の処理は熱処理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の変化率予測方法。
  5. 基板上に形成された所定の膜に電子ビームを照射する複数の電子ビーム照射部と、前記所定の膜に所定の処理を施す処理部とを備える基板処理装置において、前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記所定の処理を施すことによって前記所定の膜を変化させたときにおける前記所定の膜の仕様値の変化率を予測する変化率予測方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムは、
    単数の前記電子ビーム照射部への投入電流値を変化させながら、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記処理部によって前記所定の処理を前記所定の膜に施す場合における前記所定の膜の仕様値の変化率を実測する変化率実測モジュールと、
    前記変化する投入電流値及び前記実測された変化率の関係を算出する関係算出モジュールと、
    複数の前記電子ビーム照射部から前記電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値をシミュレーションによって算出する投入電流値関連値モジュールと、
    前記算出された投入電流の関連値を、前記関係に基づいて前記所定の膜の仕様値の変化率に換算する変化率換算モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  6. 基板上に形成された所定の膜に電子ビームを照射する複数の電子ビーム照射部及び前記所定の膜に所定の処理を施す処理部を有する基板処理装置と、該基板処理装置を制御する制御装置とを備える基板処理システムであって、
    前記制御装置は、単数の前記電子ビーム照射部への投入電流値を変化させながら、前記単数の電子ビーム照射部から前記所定の膜に前記電子ビームを照射すると共に前記処理部によって前記所定の処理を前記所定の膜に施す場合における前記所定の膜の仕様値の変化率の実測値と、前記変化する投入電流値との関係を算出し、シミュレーションによって算出された複数の前記電子ビーム照射部から前記電子ビームが照射されたときの投入電流の関連値を、前記関係に基づいて前記所定の膜の仕様値の変化率に換算することを特徴とする基板処理システム。
  7. 前記制御装置は、前記換算された前記所定の膜の仕様値の変化率に基づいて各前記電子ビーム照射部から照射される電子ビームの強度を調整することを特徴とする請求項6記載の基板処理システム。
  8. 前記制御装置は、前記換算された所定の膜の仕様値の変化率に基づいて基板上における前記変化率の均一性を算出し、さらに、該算出された前記変化率の均一性に基づいて各前記電子ビーム照射部から照射される電子ビームの強度を調整することを特徴とする請求項6記載の基板処理システム。
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