JP4542913B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LAN(Wireless Local Area Network)等に使用される小型で指向性を有する減衰波指向性のアンテナ装置を用いた携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯端末装置に関するものである。
特開平11−27024号公報 特開2004−15246号公報 特開2004−180329号公報
近年、携帯電話機やPDA等の携帯端末装置が普及し、特にNTTDocomo社の「iモード」に代表されるインターネットの利用が日常化し、更に、モバイル・ノートPC(パソコン)と同様の利便さを携帯端末装置等に搭載する動向が続いている。その1つに無線LANを導入してネットワークを形成し、互いに保有する情報を簡単に交換し合う、というものがある。無線LANは、モバイル・ノートPC間で簡易なネットワークを形成し、AP(Access Point)を介して外部のネットワーク、特にインターネットに接続する際に便利である。
従来、この種の携帯端末装置等に搭載されるアンテナ装置として、例えば、前記特許文献1〜3に記載されるものがあった。
特許文献1に記載された情報端末用のアンテナ装置は、無指向性であり、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)と実質的に同一の径を有するセクタアンテナがCD−ROM装置上に装着されており、そのアンテナの中心軸と、CD−ROM装置の駆動軸とが実質的に同一軸であって、そのCD−ROMディスクを搭載するための蓋の上に配置されている。
特許文献2に記載されたプレートアンテナは、携帯電話機等に使用される無指向性のアンテナであり、第1及び第2のアンテナ素子により構成されている。第1のアンテナ素子は、横長矩形の窓が形成された銅箔からなり、誘電体板の片面に形成されている。第2のアンテナ素子は、その誘電体板の他方の面に形成された第1及び第2の銅箔からなる。第1及び第2の銅箔は、矩形の平面形をなし、間隙を挟んで、この間隙の中心線に対して対称に配置されている。
特許文献3に記載された箱入りスロット・アンテナは、ラップトップ・コンピュータ等に搭載される無指向性のアンテナであり、導波路として機能し、スロットが形成されている接地面にほぼ平行に構成されている導電箱を備えている。このスロット・アンテナでは、プリント回路基板の一方の側面上の被覆として接地面を形成し、導電箱構造の主要導電面を、プリント回路基板の他の側面上に形成し、鍍金されたスルーホールを使用して2つを相互接続にして、容易に構築できる。
無線LAN機能を付加した携帯端末装置では、通常、特許文献1〜3等に記載されたような無指向性アンテナを利用する。移動体通信では、通信の相手方となる携帯端末装置が何れの場所に位置するのか不明であるので、無線LANであれ携帯電話であれ、等しい強度で電波を受信する必要があるからである。我が国では、携帯電話は800MHz帯で、無線LANは主に2.4GHz(=2400MHz)帯でその通信が行われている。このため、無線LAN機能を付加した携帯端末装置で使用するアンテナは、800MHz〜2400MHzの広帯域特性を持たせたものが便利である。
無線LANでは、無線LAN機能を付加した携帯端末装置がネットワークに加入しようとするとき、所定の接続シーケンス及び所定の認証シーケンスを行う。その際、SSID(Service Set Identification)、BSSID(Basic Service Set Identifier)、WEPキー(Wired Equivalent Privacy Keys)等のセキュリティ保護情報が電波に乗って送受信される。しかし、そのセキュリティ保護情報は容易に解読等が可能であるため、セキュリティ保護の実効は高くない。つまり、無線LAN機能を付加した携帯端末装置では、通常無指向性アンテナを利用するので、他人がその電波を受信してSSID等の情報を入手することが容易であると言う問題点がある。
無線LANでは、通常電波の到達距離は50m程であり、AP等の相手方の携帯端末装置は至近距離にあるのが通常である。従って、認証シーケンス等の際に必ずしも電波の強度を強くしておく必要はないし、そのアンテナを無指向性にしておく必要もない。むしろ電波の強度をあえて弱くし、且つ、アンテナも指向性を持たせたほうが、情報の秘匿性が高くなる。
他方、携帯端末装置同士の情報交換の方式としては、赤外線を使ったインターフェイスがある。赤外線通信方式は電波を使わないために規制が緩く、省電力であり、且つある程度の通信速度を達成することが可能である。又、短距離性、直進性等の性質を持つので秘匿性に優れた手頃な通信であると言える。最新の規格(IrDA1.1)では4Mbit/secの通信速度を達成しており、互いに保有する情報を簡単に交換する技術として定着してきた。しかし、赤外線インターフェイスには問題点もある。第1に、赤外線インターフェイス同士が見通し距離にないとその通信ができない。直進性が鋭いほど、携帯端末装置間の互いの通信に支障となる。第2に、日差しの影響を受けやすく、日中携帯端末装置間で通信を行う際の障害となる。前記短距離性の別の側面でもある。
更に、従来のアンテナ装置は、形状が比較的大きく、携帯端末装置の小型化を阻害する要因にもなっていた。
このように、従来のアンテナ装置では、携帯端末装置に最適な小型で指向性を有し、近距離で有効に機能する無線LAN用等のアンテナ装置として、未だ技術的に十分満足の得られるものではなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決し、無線LANの認証シーケンス等の際に、従来の無指向性等のアンテナ装置と比べて小型且つ秘匿性の高い無線通信を実現する減衰波指向性のアンテナ装置を用いた携帯端末装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の携帯端末装置は、第1及び第2の周波数帯域の電波を送受信する主アンテナ装置と、減衰波指向性を有し、前記第2の周波数帯域の電波を送受信する副アンテナ装置と、前記第1の周波数帯域の無線信号の送受信を行う第1の送信機及び第1の受信機と、前記第2の周波数帯域の無線信号の送受信を行う第2の送信機及び第2の受信機と、前記第1及び第2の送信機と前記第1及び第2の受信機とに対する送受信処理及び情報処理を行う装置本体と、第1の端子が前記主アンテナ装置に接続され、前記主アンテナ装置に対する信号を第2の端子と第3の端子に分配する分配器と、前記第1の送信機又は前記第1の受信機を前記分配器の第2の端子に切り替え接続する第1の切替装置と、前記第2の送信機又は前記第2の受信機を切替ノードに切り替え接続する第2の切替装置と、前記分配器の第3の端子又は前記副アンテナ装置を前記切替ノードに切り替え接続する第3の切替装置とを備えている。
前記副アンテナ装置は、同軸被覆線内に同軸中心線が同軸上に配置された同軸ケーブルと、金属鏡筒と、金属反射板と、誘導体キャップとを備えている。
前記金属鏡筒は、一端に開口部が形成され且つ他端が閉塞された波長λの1/2以下の口径の筒体と、前記筒体内の空洞と、前記筒体に形成された挿入孔とを有し、前記筒体に前記同軸被覆線が接続され、前記同軸中心線の端末部が前記挿入孔を通して前記空洞内に露出している。
前記金属反射板は、前記金属鏡筒における前記開口部の周縁に結合されている。
前記誘電体キャップは、前記金属反射板に嵌合され、前記開口部を閉じて前記空洞を封止している。
本発明の他の携帯端末装置は、前記発明と同様の主アンテナ装置と、前記発明の副アンテナ装置とは異なる構成の副アンテナ装置と、前記発明と同様の第1の送信機及び第1の受信機と、第2の送信機及び第2の受信機と、装置本体と、分配器と、第1の切替装置と、第2の切替装置と、第3の切替装置とを備えている。
前記副アンテナ装置は、減衰波指向性を有し、第2の周波数帯域の電波を送受信するように構成されており、コネクタ金具内にコネクタ中心線が同軸上に配設された同軸コネクタと、金属鏡筒と、金属反射板と、誘電体キャップとを備えている。
前記金属鏡筒は、一端に開口部が形成され且つ他端が閉塞された波長λの1/2以下の口径の筒体と、前記筒体内の空洞と、前記筒体に形成された挿入孔とを有し、前記筒体に前記コネクタ金具が結合され、前記コネクタ中心線が前記挿入孔を通して前記空洞内に露出している。
前記金属反射板は、前記金属鏡筒における前記開口部の周縁に結合されている。
前記誘電体キャップは、前記金属反射板に嵌合され、前記開口部を閉じて前記空洞を封止している。
請求項1に係る発明によれば、波長λの1/2以下の口径を有する金属鏡筒、同軸ケーブル、金属反射板、及び誘電体キャップにより副アンテナ装置を構成したので、原則としていわゆる共振器に相当する素子が無く、減衰波が利用される。減衰波は、共振器が無いためにその進行と共に指数的に減衰して行く電磁波であって、給電点の近傍でのみ有効であり、通常は利用されることがない。しかし、無線LANの認証シーケンス等の際は、相手方が近距離に存在するのが通常であるので、その電波強度が弱い場合にあっても通信が可能であり、指向性等の利得(dB)で補うことが可能である。よって、本発明では、次のつの効果がある。
第1に、原則として共振器に相当する素子が無く、減衰波が利用されることから、近距離に存在する相手方に対してのみ有効な通信を行うことができ、情報の秘匿性が高い。第2に、副アンテナ装置は、指向性を有するアンテナ装置であるので、その電波強度が弱い場合にあっても、指向性等の利得(dB)で補うことが可能であると共に、情報の秘匿性が高まる。第3に、第1の周波数帯域の第1の送信機及び第1の受信機と第2の周波数帯域の第2の送信機及び第2の受信機とが分配器を介してそれぞれ第1、第2の切替装置により双方で共用できる主アンテナ装置と結合し、第2の送信機及び第2の受信機に係る第2の切替装置に更に第3の切替装置を介して、減衰波指向性の副アンテナ装置と結合したので、減衰波指向性アンテナを副アンテナ装置として利用する携帯端末装置を容易に実現できる。
請求項2に係る発明によれば、波長λの1/2以下の口径を有する金属鏡筒、同軸コネクタ、金属反射板、及び誘電体キャップにより副アンテナ装置を構成したので、同軸ケーブル等の給電線から独立したアンテナ装置として成立し、アンテナ装置の配置や設計や自由度が増加する。そのため、部品の体積密度が高く配置の自由度が少ない携帯端末装置に容易に適用できる。
請求項に係る発明によれば、請求項1又は2の携帯端末装置において、第3の切替装置と副アンテナ装置との間にアイソレータを設け、その副アンテナ装置を送信専用としたので、アイソレータの効果により、減衰波指向性のアンテナ装置で顕著な反射電磁波の影響を抑えることができ、高精度のアンテナ回路を有する携帯端末装置が実現できる。
請求項に係る発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項の携帯端末装置において、第3の切替装置と副アンテナ装置との間に減衰器を設け、その副アンテナ装置の送信電力を調整する構成にしたので、相手方の携帯端末装置に対して適切なレベルに電磁波の強度を調整することができ、情報の秘匿性を高くすることができる。
請求項に係る発明によれば、請求項の携帯端末装置において、減衰器を携帯端末装置のハードウェアから制御し、このハードウェアを制御するアプリケーション・ソフトウェアから電磁波の強度を調整する構成にしたので、アプリケーション・ソフトウェアから容易に電磁波の強度を調整することができる。
(構成・動作)
図1(A)、(B)は、本発明の実施例1を示す減衰波指向性のアンテナ装置が搭載された携帯端末装置の一例の概略構成図であり、同図(A)の右図は携帯端末装置の側面図、左図はその背面図、同図(B)の右図はアンテナ装置部分の一部を切り欠いた拡大断面図、左図はその背面図である。図2は、図1の減衰波指向性のアンテナ装置から放射される電磁波の波面を示す模式図である。
この携帯端末装置1は、図示しない送受信手段(例えば、送受信装置)、及び情報処理手段(例えば、CPU(中央処理装置)等を用いてデータ処理を行う情報処理装置)等が内部に収納された装置本体2を有している。装置本体2は、筺体に収納された操作部2−1と、他の筺体に収納されたアンテナ装着部2−2とを有し、これらの操作部2−1とアンテナ装着部2−2とが、蝶番3により例えば90°程度、開閉可能に連結されている。操作部2−1には、キーボード4等のスイッチ類が設けられている。アンテナ装着部2−2の上部には、主アンテナ装置10が装着され、更に、そのアンテナ装着部2−2の上面側(即ち、開いて倒立状態になったときの背面側)に、減衰波指向性の副アンテナ装置20が装着されている。
副アンテナ装置20は、装置本体2の内部回路に接続され、例えば2.4GHzの高周波電流をこの副アンテナ装置20に導く同軸ケーブル21と、アンテナ装着部2−2の背面側に装着され、その同軸ケーブル21に接続された金属鏡筒22と、アンテナ装着部2−2の背面側に固定され、その金属鏡筒22の周縁に結合された円板型の金属反射板23と、この金属反射板23に嵌合されて金属鏡筒22を封止する突起型又は塔型の誘電体キャップ24とで構成されている。
同軸ケーブル21は、ポリエチレン等の材質を有する外側の被覆誘電体21aを有し、この内側に網状の銅被覆線若しくはアルミ箔等の同軸被覆線21bが設けられ、この内側に発泡ポリエチレン等の材質を有する同軸誘電体21cが設けられ、更に、この内側の中心に単芯の同軸中心線21dが挿着されている。同軸ケーブル21に接続された金属鏡筒22は、一端に開口部が形成され且つ他端の底部が閉塞された金属製の筒体22aと、この筒体22a内の空洞22bと、筒体22aの例えば側面に形成された挿入孔22cとを有している。筒体22aには同軸被覆線21bが接続され、同軸中心線21dの端末部が挿入孔22cを通して空洞22b内に露出している。
金属鏡筒22は、高周波電流による損失を防ぐためにも、又、損失により発生したジュール熱を外部に逃がすためにも、その筒体22aの内側を高導電率の銅鍍金等を施しておくのが良い。筒体22aの側面には、同軸ケーブル21の同軸誘電体21c及び同軸中心線21dを通すための挿入孔22cが形成されている。高周波電力は、同軸ケーブル21内で金属に挟まれた同軸誘電体21cに沿って伝搬してくるが、挿入孔22cを通して、筒体22aの空洞22b内に導かれる。同軸中心線21dを通すための挿入孔22cは、筒体22aの底部に形成しても良いが、アンテナ装着部2−2の内部に余分な空間がないのが通常であるので、本実施例1の構造の方が現実的である。
金属鏡筒22における筒体22aの口径は波長λ(2.4GHzで約12cm)の1/2以下の大きさを有している。そのため、空洞22b内に導かれた電磁波は共振することができず、減衰する。これを高周波電力の供給側から見れば、高い反射率Γ(通常0.5以上)を有することになり、高周波電力で透過するものは(1 −|Γ|の2乗)に過ぎない。一般的にはVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)で3.0以上の値になる。しかし、減衰は距離に指数的に比例するのであって、本実施例1では金属鏡筒22の一端の開口部において開放されており、その口径は波長λの1/2以下の大きさしか有しないので、通信に有効な電力が放射されないほどに減衰することはない。
本実施例1に係る金属鏡筒22は、マイクロ波の導波管と対比される。近年では光ファイバが普及したが、最近まで電話回線の遠距離電送には4GHz帯のマイクロ波回線が使用されていた。無線LANで使用される2.4GHz帯もマイクロ波と扱われている。マイクロ波導波管では、その口径が波長λの1/2以下の場合にはカットオフ(cut-off)状態にあり、進行波は指数的に減衰する。逆に、導波管の共振波長に一致する電磁波だけが減衰することなく(管壁の渦電流による損失を除き)進行することができる。
マイクロ波は波長が短く直進性があることから、導波管の出口にパラボラアンテナやホーンアンテナ等を置くことができ、その指向性によりアンテナ利得(dB)を稼ぐことができる。本実施例1の金属反射板23も、ホーンアンテナ等と同様に、マイクロ波に対する指向性を与える作用をする。この金属反射板23がなければ、マイクロ波は直ちに回折して、若しくはアンテナ装着部2−2の筺体を介して、後ろ側に回り込む。
本実施例1の金属反射板23は、金属鏡筒22の外周に沿ってくり抜かれており、電気溶接等の手段により互いに結合している。この金属反射板23は、電磁波の反射という観点からは、アンテナ装着部2−2の筺体外側に置くのが望ましく、更に電気的にも放熱的にも金属鏡筒22に金属結合していることが望ましい。携帯端末装置1のデザイン等の配慮からすれば、この金属反射板23をアンテナ装着部2−2の筺体内側に配置するのが便宜である。
図2には、副アンテナ装置20から放射される電磁波の波面が示されている。この波面は計算されたものではなく、概念的ではあるが、金属反射板23及び金属鏡筒22の効果で電磁波がアンテナ装着部2−2の前面だけに放射される様子を表している。これは、主アンテナ装置10が無指向性であるのに対し、減衰波の副アンテナ装置20が指向性を有することに他ならない。本実施例1に係る減衰波指向性の副アンテナ装置20の反対側に置かれた携帯端末装置等に対しては、少なくとも、著しく電波強度が弱まることになる。
金属反射板23に嵌合されて金属鏡筒22を封止する誘電体キャップ24において、この誘電体キャップ24を透過した電磁波は、その後は指数減衰せず、フレネル(Fresnel,1788−1827)領域を過ぎた後は、距離Rに反比例した電界強度で放射される。従って、一般的に言えば、アンテナ装着部2−2の背面の半平面に対して、本実施例1に係る減衰波指向性の副アンテナ装置20を中心とする点状波源が存在するのと同様である。
誘電体キャップ24は、専ら防水等の目的で設けられている。金属鏡筒22内に水滴等が存在すると、その誘電損失により期待した放射電力より低くなる。誘電体キャップ24は、その誘電損失が低く、使用周波数での比誘電率が2.0以下のものが望ましい。
この誘電率を高くして、アンテナ装着部2−2から突出するように構成すると、誘電体キャップ24の前方へ指向性を持つ誘電体アンテナが実現できる。実際、ミリ波(30GHz〜300GHz)では、誘電体ロッドアンテナが利用されており、誘電体ロッドに沿った進行波を利用する。しかし、携帯端末装置1ではそのような誘電体アンテナを設置する空間的な余裕が無く、せいぜい突起型若しくは塔型の誘電体キャップ24を使用できるだけである。
本実施例1のように誘電体キャップ24を突起型若しくは塔型に構成した場合、ミリ波若しくは後述する5GHz帯無線LANにおいて、金属鏡筒22が波長λの1/2の大きさを有する共振器として機能した場合においても、突起型若しくは塔型に構成された誘電体キャップ24により、アンテナ装着部2−2の背面への指向性を強化した無線LAN用の副アンテナ装置20を提供することができる。使用周波数において誘電率の高い誘電体キャップ24が存在すると、進行してきた電磁波は誘電率の高い物質の方へその電磁エネルギーを偏らせるからである。
(効果)
本実施例1の副アンテナ装置20では、原則として共振器に相当する素子が無く、減衰波が利用されることから、近距離に存在する相手方の携帯端末装置等に対してのみ有効な通信を行うことができ、情報の秘匿性が高い。その上、副アンテナ装置20は、指向性を有するアンテナ装置であるので、その電波強度が弱い場合にあっても、指向性等の利得(dB)で補うことが可能であると共に、情報の秘匿性が高まる。
(構成・動作)
図3は、本発明の実施例2を示す減衰波指向性の副アンテナ装置を搭載した携帯端末装置の概略の回路図であり、実施例1を示す図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この携帯端末装置1は、例えば、携帯電話及び無線LAN共用の図1の主アンテナ装置10と、無線LAN近接用の図1の減衰波指向性副アンテナ装置20とを有している。主アンテナ装置10は、信号を2分配する分配器44の第1の端子44aに接続され、この第2の端子44bが第1の切替装置(例えば、半導体素子等で構成された切替スイッチ)41の第1の端子41aに接続され、第3の端子44cが第3の切替装置(例えば、半導体素子等で構成された切替スイッチ)43の第2の端子43bに接続されている。切替スイッチ43の第3の端子43cは、副アンテナ装置20に接続され、この切替スイッチ43の第1の端子43aが、切替ノードNを介して第2の切替装置(例えば、半導体素子等で構成された切替スイッチ)42の第1の端子42aに接続されている。
切替スイッチ41の端子41b,41cは、図1の装置本体2内において第1の周波数帯域(例えば、800MHz帯域)の携帯電話用無線信号の送受信を行う送受信手段(例えば、送受信装置)30に接続されている。切替スイッチ42の端子42b,42cは、図1の装置本体2内において第2の周波数帯域(例えば、4GHz帯域)の無線LAN用無線信号の送受信を行う送受信手段(例えば、送受信装置)40に接続されている。携帯電話用の送受信装置30は、端子41bに接続された送信機31と、端子41cに接続された受信器32とで構成されている。無線LAN用の送受信装置40は、端子42bに接続された送信機41と、端子42cに接続された受信機42とで構成されている。
送受信装置30,40は、図1に示す装置本体2内の図示しない情報処理手段(例えば、情報処理装置)に接続されている。情報処理装置は、送受信装置30,40に対する送受信処理、切替スイッチ41,42,43における端子41a,42a,43aと端子41b,42b,43b又は端子41c,42c,43cとの間の切り替え接続の制御処理、及び携帯端末装置全体の制御処理等を行う機能を有し、アプリケーション・ソフトウェアを実行するCPU等により構成されている。
本実施例2では、装置本体2内の図示しない情報処理装置からの制御信号により切り替えられる切替スイッチ41,42,43や、分配器44により、通信の目的に合わせて使用する主アンテナ装置10又は副アンテナ装置20を選択する構成になっている。例えば、800MHz帯の送受信装置30では、送信機31と受信機32が切替スイッチ41により、送受信の何れで主アンテナ装置10を使用するかが選択される。同様に、2.4GHz帯の送受信装置40では、送信機41と受信機42が切替スイッチ42により、送受信の何れで副アンテナ装置20を使用するかが選択される。本実施例2では、主アンテナ装置10を携帯電話と無線LANで共用している。そのため、切替スイッチ41及び42の後に、同軸ケーブル21等の分配器44が設けられている。
(効果)
本実施例2では、減衰波指向性アンテナ装置を無線LAN近接用の副アンテナ装置20として使用するために、切替スイッチ43を設けている。この副アンテナ装置20は、無線LAN用2.4GHz帯の送受信装置40が送信状態にあり、且つ、近接する相手方と情報の秘匿性を保ちつつ使用する際に使われる。特に、所定の接続シーケンス及び所定の認証シーケンスを周囲の携帯端末装置等に対して秘密に行うのに最適であり、悪意の盗聴者から通信の秘密を保つことが容易になる。
(構成・動作)
図4(A)、(B)は、本発明の実施例3を示す減衰波指向性の副アンテナ装置を搭載した携帯端末装置の概略の構成図であり、同図(A)は携帯端末装置の回路図、及び同図(B)は2台の携帯端末装置間の通信方式の例を示す側面図である。更に、図5は、図4(A)の減衰器の構成例を示す回路図である。これらの図4及び図5では、実施例1、2を示す図1〜図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3では、図4(A)に示すように、対向する2台の携帯端末装置1−1,1−2のそれぞれに搭載する減衰波指向性の副アンテナ装置20を送信専用にするために、切替スイッチ43と副アンテナ装置20との間に、アイソレータ(isolator)45、及び減衰器(attenuator)46をそれぞれ設けている。
アイソレータ45は、電磁波を一方向にのみ通過させ、反対方向からの電磁波を抵抗体等で減衰させる装置であり、磁性体等により構成されている。本実施例4に係る減衰波指向性の副アンテナ装置20では、給電側から見た反射率が高く、反射された電磁波はそのアイソレータ45により阻止される。減衰器46は、図5に示すように、例えば、抵抗値により電磁波を減衰する抵抗器46aと、この抵抗器46aを所定箇所で短絡する複数のスイッチ46b,46c,46dとを有し、装置本体2内に設けられる情報処理装置(例えば、この中の制御レジスタ47)のビットb0,b1,b2を設定することにより、スイッチ46b,46c,46dを短絡させ、抵抗器46aの減衰抵抗値を可変(programmable)にすることができる構成になっている。
減衰器46は無くても良いが、この減衰器46が有れば、電磁波の強度を減衰波指向性の副アンテナ装置20において調整するのに便利である。例えば、数m以内にある携帯端末装置1−1,1−2等の間において送受信を可能にするため、電磁波の強度を調整するのに減衰器46を使うことができる。
各携帯端末装置1−1,1−2の装置本体2内に設けられる制御レジスタ47から、減衰器46の減衰抵抗値を制御する構成にした場合、その制御レジスタ47を制御するアプリケーション・ソフトウェア等から容易に電磁波の強度を調整することができる。特に本実施例3のように、アイソレータ45を用いて減衰波指向性の副アンテナ装置20を送信専用にした場合には、その制御方法により、容易に適切な電波強度を選択することができる。
図4(B)に示す2台の携帯端末装置1−1,1−2間における通信方式では、送信に対しては副アンテナ装置20を使用し、受信に対しては主アンテナ装置10を使用している。前述した接続シーケンス等は、その送信の際に情報の秘匿を図るべきもので、受信に関してはそのような制限を設ける必要がない。
例えば、一方の携帯端末装置1−1がAP(Access Point)で、他方の携帯端末装置1−2がST(personal station)である場合に、他方の携帯端末装置1−2がAP側の携帯端末装置1−1等を中心とするネットワークに加入しようとする際、APに対して自己のMAC(Media Access Control)アドレス等を開示したブロードキャスト送信を行う。逆に、AP側の携帯端末装置1−1が当該ネットワークヘの加入を許可する場合には、APはSSID等を開示した送信を行う。従って、秘匿すべき情報は常に送信の際にだけ発せられる関係にある。
2.4GHz帯の送受信装置40により無線LANの送受信を行う際、図示しない情報処理装置からの制御信号により、切替スイッチ41及び42を連動して切り替え制御することにより、そのような副アンテナ装置20等の使用方法が可能になる。
(効果)
本実施例3によれば、アイソレータ45を設けて副アンテナ装置20を送信専用にしたので、このアイソレータ45の効果により、減衰波指向性の副アンテナ装置20で顕著な反射電磁波の影響を抑えることができ、実際的なアンテナ回路を容易に実現できる。又、減衰器46により副アンテナ装置20の送信電力を調整する構成にした場合、相手方の携帯端末装置1−1又は1−2に対して適切なレベルに電磁波の強度を調整することができ、情報の秘匿性を高くすることができる。この際、減衰器46の減衰抵抗値を制御レジスタ47により制御し、この制御レジスタ47を制御するアプリケーション・ソフトウェアから電磁波の強度を調整する構成にした場合は、アプリケーション・ソフトウェアから容易に電磁波の強度を調整することができる。
(構成・動作)
図6は、本発明の実施例4を示す携帯端末装置における副アンテナ装置の概略の構成図であり、この図6の右図は副アンテナ装置部分の一部を切り欠いた拡大断面図、左図はその背面図である。この図6において、実施例1を示す図1(B)中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この副アンテナ装置20Aでは、実施例1の副アンテナ装置20における同軸コード21に代えて、雌型の同軸コネクタ25を用いている点のみが異なる。雌型の同軸コネクタ25は、雄型の同軸コネクタを接続するために外周面に螺子溝が切られコネクタ金具25aを有し、この内側に発泡ポリエチレン等の材質を有するコネクタ誘電体25bが設けられ、更に、この内側の中心に単芯のコネクタ中心線25cが挿着されている。このコネクタ中心線25cの端末部は、金属鏡筒22の挿入孔22cを通して空洞22b内に露出している。その他の構成は、実施例1と同様であり、実施例1とほぼ同様の動作を行う。
(効果)
本実施例4では、同軸コネクタ25を使用したことから、減衰波指向性の副アンテナ装置20Aは、同軸ケーブル等の給電線から独立したアンテナとして成立する。これにより、副アンテナ装置20Aの配置や設計の自由度が増加し、部品の体積密度が高く、配置の自由度が少ない携帯端末装置に容易に適用できる。
上記実施例1〜4の減衰波指向性のアンテナ装置とそれを用いた携帯端末装置は、特に無線LAN機能を有する携帯電話に最適な応用を有する。しかし、本発明はこれに限定されず、種々の変形や利用形態が可能である。この変形や利用形態である実施例5としては、例えば、次の(1)〜(4)のようなものがある。
(1) 携帯端末装置1,1−1,1−2の形状や構造、回路構成、或いは副アンテナ装置20,20Aの形状や構造等は、図示以外のものに種々の変形が可能である。
(2) 2つの周波数帯域を有する送受信機であって、それぞれ2つのアンテナ装置を有し、且つ、そのー方のアンテナ装置に指向性を持たせることにより、電波に乗せた情報の秘匿を図ろうとする全ての場合に適用可能である。
(3) 現在5GHz帯での無線LANが実用化を開始しており、携帯端末装置に5GHz帯用のアンテナ装置を搭載する必要性が生まれつつある。5GHz帯の電磁波の波長は約6cmであって、半波長の大きさを有する共振器、即ち導波管を携帯端末装置に搭載することが理論上可能である。しかし、携帯端末装置の部品密度は高く、実際にはそのような導波管を設置する設計上の余裕はない。従って、上記実施例に係る減衰波指向性のアンテナ装置は、5GHz帯無線LANでも有効な手段と考えられる。その際、誘電体キャップ24に高い誘電率を持たせることにより、更に指向性の高いアンテナ装置を実現できる。
(4) 現在ミリ波(32GHz帯)において広帯域無線LANの利用が検討、実験されており、この分野では容易に上記実施例に類似した構成を持つ共振アンテナを利用することができる。
本発明の実施例1を示す減衰波指向性のアンテナ装置が搭載された携帯端末装置の概略の構成図である。 図1の減衰波指向性のアンテナ装置から放射される電磁波の波面を示す模式図である。 本発明の実施例2を示す減衰波指向性の副アンテナ装置を搭載した携帯端末装置の概略の回路図である。 本発明の実施例3を示す減衰波指向性の副アンテナ装置を搭載した携帯端末装置の概略の構成図である。 図4(A)の減衰器の構成例を示す回路図である。 本発明の実施例4を示す携帯端末装置における副アンテナ装置の概略の構成図である。
符号の説明
1,1−1,1−2 携帯端末装置
2 装置本体
10 主アンテナ装置
20,20A 副アンテナ装置
21 同軸ケーブル
22 金属鏡筒
22a 筒体
22b 空洞
22c 挿入孔
23 金属反射板
24 誘電体キャップ
25 同軸コネクタ
30,40 送受信装置
31,41 送信機
32,42 受信機
41〜43 切替スイッチ
44 分配器
45 アイソレータ
46 減衰器
47 制御レジスタ

Claims (5)

  1. 第1及び第2の周波数帯域の電波を送受信する主アンテナ装置と、
    減衰波指向性を有し、前記第2の周波数帯域の電波を送受信する副アンテナ装置と、
    前記第1の周波数帯域の無線信号の送受信を行う第1の送信機及び第1の受信機と、
    前記第2の周波数帯域の無線信号の送受信を行う第2の送信機及び第2の受信機と、
    前記第1及び第2の送信機と前記第1及び第2の受信機とに対する送受信処理及び情報処理を行う装置本体と、
    第1の端子が前記主アンテナ装置に接続され、前記主アンテナ装置に対する信号を第2の端子と第3の端子に分配する分配器と、
    前記第1の送信機又は前記第1の受信機を前記分配器の第2の端子に切り替え接続する第1の切替装置と、
    前記第2の送信機又は前記第2の受信機を切替ノードに切り替え接続する第2の切替装置と、
    前記分配器の第3の端子又は前記副アンテナ装置を前記切替ノードに切り替え接続する第3の切替装置と、
    を備えた携帯端末装置であって、
    前記副アンテナ装置は、
    同軸被覆線内に同軸中心線が同軸上に配置された同軸ケーブルと、
    一端に開口部が形成され且つ他端が閉塞された波長λの1/2以下の口径の筒体と、前記筒体内の空洞と、前記筒体に形成された挿入孔とを有し、前記筒体に前記同軸被覆線が接続され、前記同軸中心線の端末部が前記挿入孔を通して前記空洞内に露出している金属鏡筒と、
    前記金属鏡筒における前記開口部の周縁に結合された金属反射板と、
    前記金属反射板に嵌合され、前記開口部を閉じて前記空洞を封止する誘電体キャップと、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 第1及び第2の周波数帯域の電波を送受信する主アンテナ装置と、
    減衰波指向性を有し、前記第2の周波数帯域の電波を送受信する副アンテナ装置と、
    前記第1の周波数帯域の無線信号の送受信を行う第1の送信機及び第1の受信機と、
    前記第2の周波数帯域の無線信号の送受信を行う第2の送信機及び第2の受信機と、
    前記第1及び第2の送信機と前記第1及び第2の受信機とに対する送受信処理及び情報処理を行う装置本体と、
    第1の端子が前記主アンテナ装置に接続され、前記主アンテナ装置に対する信号を第2の端子と第3の端子に分配する分配器と、
    前記第1の送信機又は前記第1の受信機を前記分配器の第2の端子に切り替え接続する第1の切替装置と、
    前記第2の送信機又は前記第2の受信機を切替ノードに切り替え接続する第2の切替装置と、
    前記分配器の第3の端子又は前記副アンテナ装置を前記切替ノードに切り替え接続する第3の切替装置と、
    を備えた携帯端末装置であって、
    前記副アンテナ装置は、
    コネクタ金具内にコネクタ中心線が同軸上に配設された同軸コネクタと、
    一端に開口部が形成され且つ他端が閉塞された波長λの1/2以下の口径の筒体と、前記筒体内の空洞と、前記筒体に形成された挿入孔とを有し、前記筒体に前記コネクタ金具が結合され、前記コネクタ中心線が前記挿入孔を通して前記空洞内に露出している金属鏡筒と、
    前記金属鏡筒における前記開口部の周縁に結合された金属反射板と、
    前記金属反射板に嵌合され、前記開口部を閉じて前記空洞を封止する誘電体キャップと、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項又1は2記載の携帯端末装置において、
    前記第3の切替装置から前記副アンテナ装置への一方向にのみ電磁波を通過させるアイ
    ソレータを、前記第3の切替装置と前記副アンテナ装置との間に接続して、前記副アンテ
    ナ装置を送信専用にすることを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯端末装置において、
    電磁波の強度を調整する減衰器を、前記第3の切替装置と前記副アンテナとの間に接続
    して、前記副アンテナ装置の送信電力を調整する構成にしたことを特徴とする携帯端末装
    置。
  5. 請求項4記載の携帯端末装置において、
    前記装置本体に搭載したアプリケーション・ソフトウェアにより、前記減衰器を制御し
    て前記電磁波の強度を調整する構成にしたことを特徴とする携帯端末装置。
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