JP4542468B2 - 曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法 Download PDF

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本発明は、曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法に関する。
亜鉛(Zn)を含むめっき層が形成されるめっき鋼板には、アルミニウム(Al)を含有するZn−Al系めっき鋼板、Alとシリコン(Si)とを含有するZn−Al−Si系めっき鋼板などがあり、いずれも耐食性に優れるので、汎用めっき鋼板として多くの用途に利用されている。このようにZn系めっき鋼板は、種々開発され利用されているけれども、さらなる耐食性の向上を目的として、Alとマグネシウム(Mg)とを含有する溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板が提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1では、Al:4.0〜10.0重量%、Mg:1.0〜4.0重量%、残部がZnおよび不可避的不純物からなる溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板の製造に際して、めっき浴の温度を450℃以下としかつめっき後の冷却速度を10℃/秒以上、またはめっき浴の温度を470℃以上としかつめっき後の冷却速度を0.5℃/秒以上とする。
また特許文献2では、Al:4.0〜10.0重量%、Mg:1.0〜4.0重量%、Ti:0.002〜0.1重量%、B:0.001〜0.045重量%、残部がZnおよび不可避的不純物からなる溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板の製造に際して、めっき浴の温度を410℃未満としかつめっき後の冷却速度を7℃/秒以上、またはめっき浴の温度を410℃以上としかつめっき後の冷却速度を0.5℃/秒以上とする。
特許文献1および特許文献2に開示される技術では、めっき浴の温度およびめっき後の冷却速度を規定することによって、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板のめっき層が、[Al/Zn/ZnMgの三元共晶組織]の素地中に、[初晶Al相]、または[初晶Al相]と[Zn単相]とが混在した金属組織を有するようになり、耐食性と表面外観とが良好な溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板が得られるとする。
図3は、典型的な溶融めっき鋼板製造装置1の構成を部分的に示す系統図である。溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板は、たとえば図3に示す溶融めっき鋼板製造装置1において製造される。なお、本明細書では、図3に示すような溶融めっき鋼板製造装置1に通板されて連続的にめっきされる鋼帯を含めて鋼板と呼ぶ。
未だ溶融めっきされていない鋼板2が、巻戻し装置から巻戻され、不図示の洗浄装置を経て前処理炉3に導入され、前処理炉にて鋼板表面が活性化された後、スナウト4に導かれて、めっきポット5に収容されるZn−Al−Mg系めっき浴6中に浸漬されてめっきされる。めっきポット5中に設けられる浸漬ロール7によって方向転換されためっき鋼板2aは、Zn−Al−Mg系めっき浴6から引上げられ、めっき鋼板2aの表裏を臨んで設けられるガスワイピング装置8でめっき付着量が調整される。めっき付着量が調整されためっき鋼板2aは、冷却装置9で冷却された後、不図示の後処理装置で後処理されて巻取装置に巻取られる。
特許文献1および特許文献2に開示される溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造時におけるめっき浴の温度およびめっき後の鋼板の冷却速度制御は、たとえば次のようにして行われる。めっきポット5中に収容されるZn−Al−Mg系めっき浴の温度を、めっきポット5に付設される加熱装置のon/off制御によって所望の値になるように調整するとともに、冷却装置9におけるたとえば空気吹付量を制御することによって所望の冷却速度に調整する。このようにして製造される溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板は、たとえばめっき浴の温度である470℃まで加熱された後、室温たとえば20℃まで、冷却速度が遅い方の0.5℃/秒で冷却される場合であっても、高々15分間程度の短い時間で急冷される。
図4は、急冷された溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板11のめっき層12の組織を模式的に示す断面図である。急冷を施された溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板11の鋼板母材13上に形成されるめっき層12の組織は、[Al/Zn/ZnMgの三元共晶組織]14の素地中に[初晶Al相]15、[初晶Al/ZnMg共晶]16が混在し、さらに金属間化合物[ZnMg]17が形成されている。
このように溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板11のめっき層12は、金属間化合物[ZnMg]17を含むとともに、[初晶Al相]15中にZnおよびMgを過飽和に含有するので、めっき層12が硬くなり、曲げ加工を受けたとき、また張出し加工を受けたとき、めっき層12にき裂を生じやすく曲げ加工性に改善されるべき課題を有する。
特許文献1および特許文献2では、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板のめっき層の曲げ加工性を、密着曲げ試験後におけるめっき層の剥離発生の有無で評価している。しかしながら、めっき層が鋼板母材から剥離するに至る以前の段階であるめっき層にき裂が生じた場合、めっき層には自己修復機能が備わるけれども、き裂部分から鋼板母材が侵食を受けて耐食性が劣化することは否めない。また溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板が塗装鋼板の原板として用いられ、該鋼板のめっき層にき裂が生じると、塗膜下腐食が発生し塗膜剥離の原因となる。前述のように特許文献1および特許文献2では、めっき層における剥離発生の有無によって、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の曲げ加工性を評価しているので、実使用に則した評価がなされているとは言い難く、まためっき層におけるき裂発生を評価基準とし実使用に耐えうる水準まで曲げ加工性を向上するための技術思想は何ら開示されていない。
溶融めっき鋼板におけるめっき層の曲げ加工性を改善する従来技術の一つに、Al:25〜75%、Al量の0.5〜5.0%のSi、ZrとHfの1種または2種を合計量で0.01〜0.50%、およびTi:0〜0.50%を含有し、残部は亜鉛および不可避的不純物からなる表面めっき皮膜を有する溶融Al−Zn合金めっき鋼板を、150〜350℃の温度範囲に加熱する熱処理を行うものがある(特許文献3参照)。特許文献3では、上記熱処理の施された溶融Al−Zn合金めっき鋼板を曲げ試験に供し、試験後におけるめっき層のき裂の数によって曲げ加工性を評価するので、実使用に則した評価が可能であり、加工部分でも安定した耐食性を有する溶融Al−Zn合金めっき鋼板が得られるとする。
しかしながら、特許文献3に開示されるめっき層はAl−Zn合金であり、このAl−Zn合金とZn−Al−Mg系合金とでは、めっき層が組織的に全く異なる様相を呈するので、溶融Al−Zn合金めっき鋼板における曲げ加工性改善方法によって、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の曲げ加工性を実使用に耐えうる水準にまで向上させることはできないという問題がある。
特開平10−226865号公報 特開平10−306357号公報 特開平9−111433号公報
本発明の目的は、加工処理が施された場合においても、加工部分にき裂を発生しにくく優れた耐食性を発現することのできる曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法を提供することである。
本発明は、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法であって、
表面にZn−Al−Mg系めっき層が形成された鋼板を、260℃以上、320℃以下の温度で、8時間以上加熱する熱処理工程を含むことを特徴とする曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法である。
また本発明は、めっき層が、
Al:4.0〜10.0重量%、Mg:1.0〜4.0重量%を含み、残部がZnおよび不可避的不純物であることを特徴とする。
本発明によれば、表面にZn−Al−Mg系めっき層が形成された鋼板が、260℃以上、320℃以下の温度で、8時間以上加熱される。このことによって、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の曲げ加工性が向上されるので、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板に曲げ加工が施された場合であっても、めっき層におけるき裂の発生が防止、またはき裂の発生が極めて軽微に抑制される。したがって、曲げ加工性に優れ、加工部分においても耐食性に優れる溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板が実現される。
また本発明によれば、めっき層が、Al:4.0〜10重量%、Mg:1.0〜4.0重量%を含み、残部がZnおよび不可避的不純物からなり、耐食性と曲げ加工性とに優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板が実現される。
本発明に従う溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法は、表面にZn−Al−Mg系めっき層が形成された鋼板を、260℃以上、320℃以下の温度で、8時間以上加熱する熱処理工程とを含むものである。
Zn−Al−Mg系めっき層の組成は、Al:4.0〜10.0重量%、Mg:1.0〜4.0重量%を含み、残部がZnおよび不可避的不純物であることが好ましい。
まず好ましく選定されるめっき層の各成分量の限定理由について説明する。
めっき層中のAlは、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の耐食性を向上し、製造時におけるドロス発生を抑制する。Al含有量が4.0%未満では、耐食性向上効果が充分ではなく、またMg酸化物系のドロス発生を抑制する効果も低い。Al含有量が10.0重量%を超えると、めっき層と鋼板母材との界面においてFe−Al合金層の成長が著しくなり、めっき密着性が悪くなる。したがって、Al含有量を4.0〜10.0重量%とした。
めっき層中のMgは、めっき層表面に均一な腐食生成物を生成させて溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の耐食性を著しく高める。Mg含有量が1.0重量%未満では、腐食生成物を均一に生成させる作用が充分に発現されない。Mg含有量が4.0重量%を超えると、耐食性向上効果が飽和し、Mg酸化物系ドロスが発生しやすくなる。したがって、Mg含有量を1.0〜4.0重量%とした。
このような組成のめっき層を有する溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板は、前述の溶融めっき鋼板製造装置1において、上記めっき層組成に対応するめっき浴が収容されるめっきポットに浸漬されて鋼板の表面にZn−Al−Mg系めっき層が形成される。鋼板表面に対するZn−Al−Mg系めっき層の形成は、めっきポットに収容されるめっき浴の組成以外は、前述の溶融めっき鋼板製造装置1における溶融めっき鋼板のめっき層形成と同一であるので、説明を省略する。
なお、めっき層形成においては、めっき層組成が、Al:4.0〜10.0重量%、Mg:1.0〜4.0重量%を含み、残部がZnおよび不可避的不純物である場合、めっき浴の浴温を470℃未満とし、かつ冷却装置におけるめっき後の冷却速度を10℃/秒以上に制御するか、またはめっき浴の浴温を470℃以上とし、かつ冷却装置におけるめっき後の冷却速度を0.5℃/秒以上に制御することが好ましい。このことによって、耐食性と表面外観とが良好な溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を得ることができる。
本発明の特徴とするところは、上記のようにしてZn−Al−Mg系めっき層が形成され、巻取装置でコイル状に巻取られた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を、260℃以上、320℃以下の温度で、8時間以上加熱することにある。
図1は、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を加熱処理する状態を示す図である。図1では、3つの溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板のコイル21,22,23を、コイルの端面同士が接するように積上げて熱処理する状態を示す。たとえば地面24上に設けられる基台25上に、前述のようにして3つのコイル21,22,23を載置して積上げ、積上げられたコイル21,22,23を覆うようにしてカバー部材26が、基台25上に載置される。
カバー部材26は、鋼製の円筒状有天板部材であり、たとえば窒素ガス(N)またはアルゴンガス(Ar)などをカバー部材26で覆われる空間27内へ供給するガス供給口28と、空間27内の気体を排出するためのガス排出口29とが設けられ、空間27内を大気からNまたはAr雰囲気に置換することができるように構成される。なお、ガス供給口28は、不図示のNまたはAr供給手段に配管で接続される。
このようなカバー部材26で覆われたコイル21,22,23を組とし、1組または複数組がさらに不図示の外カバー部材で覆われる。外カバー部材とカバー部材26とによって形成される空間が、たとえば燃焼バーナーなどによって昇温され、所望の温度になるように制御されて、コイル21,22,23が加熱処理される。
図2は、熱処理後における溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板31のめっき層32の組織を模式的に示す図である。熱処理を施された溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板31の鋼板母材33上に形成されるめっき層32の組織は、[初晶Al相]34と、[Zn相]35と、[Zn11Mg相]36とが混在する。このようにめっき層32は、熱処理されることによって、前述の急冷組織に見られた硬質相である金属間化合物[ZnMg]が消失して[Zn11Mg相]36が形成され、また[初晶Al相]34が、急冷状態において過飽和に含有していたZnおよびMgを相外へ排出する。溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板31のめっき層32は、熱処理に伴って上記のように組織が変化して軟化するので、曲げ加工性が顕著に向上する。
以下、溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板のめっき層を軟化させるための熱処理温度範囲および熱処理時間の限定理由について説明する。
熱処理温度が260℃未満では、金属間化合物[ZnMg]を消失させて[Zn11Mg相]を形成させる作用および[初晶Al相]から過飽和のZnおよびMgを相外へ排出する作用を充分に発現することができない。熱処理温度が320℃を超えると、めっき層32が溶解するおそれがあり、めっき層32が溶解した場合、再凝固時に急冷時と同様の組織が形成されるので好ましくない。したがって、熱処理温度範囲を、260℃以上、320℃以下とした。
熱処理時間が8時間未満では、金属間化合物[ZnMg]を消失させて[Zn11Mg相]を形成させる作用および[初晶Al相]から過飽和のZnおよびMgを相外へ排出する作用を充分に発現することができない。熱処理時間を長くすることに弊害がないので、特に上限を設ける必要はないけれども、実操業における生産効率を考慮すれば、24時間以下に設定されることが好ましい。
以下本発明の実施例について説明する。
厚さ:0.8mm、幅:1219mmの低炭素鋼板を準備し、この低炭素鋼板を鋼板母材として溶融Zn−Al−Mg系めっきを施した。めっき層の形成に際しては、組成が異なる2種類のめっき浴を準備し、めっき層の組成が異なる2種類の溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を作成した。一方の溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板は、そのめっき層の組成が、Al:5.9重量%、Mg:2.8重量%、残部Znおよび不可避的不純物からなる。この一方の溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を、以後めっき鋼板Aと呼ぶ。他方の溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板は、そのめっき層の組成が、Al:5.5重量%、Mg:3.1重量%、Ti:0.04重量%、B:0.02重量%、残部Znおよび不可避的不純物からなる。この他方の溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を、以後めっき鋼板Bと呼ぶ。めっき層の付着量は、めっき鋼板AおよびBともに、190g/mになるように調整した。
このようにして作製しためっき鋼板AおよびBに対して、表1の試験番号1〜4および試験番号6,7に示すような種々の均熱温度と均熱時間との組合せ条件にて、加熱処理を施した。なお試験番号5では、めっき層形成後の熱処理を施さなかった。加熱処理後の各溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板および加熱処理を施さなかった溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板から、日本工業規格(JIS)Z2204に規定される5号試験片を採取し、JIS−Z2248に準じて2t曲げを実施した。試験後の曲げ部分のめっき層におけるき裂発生の状態を顕微鏡観察して曲げ加工性を評価した。曲げ加工性の評価基準は以下のようである。
○:き裂発生なし
△:き裂小
×:き裂大
評価結果を合わせて表1に示す。加熱条件の均熱温度および均熱時間が本発明範囲内の実施例では、曲げ試験の評価が△以上であり、良好な曲げ加工性を発現する。しかしながら、加熱処理が施されなかった比較例および均熱温度または均熱時間のいずれかが本発明範囲を外れる比較例では、曲げ試験の評価が×であり、曲げ加工性が劣る結果であった。
Figure 0004542468
溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板を加熱処理する状態を示す図である。 熱処理後における溶融Zn−Al−Mgめっき鋼板31のめっき層32の組織を模式的に示す図である。 典型的な溶融めっき鋼板製造装置1の構成を部分的に示す系統図である。 急冷された溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板11のめっき層12の組織を模式的に示す断面図である。
符号の説明
21,22,23 コイル
25 基台
26 カバー部材
31 溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板
32 めっき層
33 鋼板母材
34 初晶Al相
35 Zn相
36 Zn11Mg

Claims (2)

  1. 溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法であって、
    表面にZn−Al−Mg系めっき層が形成された鋼板を、260℃以上、320℃以下の温度で、8時間以上加熱する熱処理工程を含むことを特徴とする曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法。
  2. めっき層が、
    Al:4.0〜10.0重量%、Mg:1.0〜4.0重量%を含み、残部がZnおよび不可避的不純物であることを特徴とする請求項1記載の曲げ加工性に優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造方法。
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