JP4540666B2 - 骨格に位置矯正用支柱を装着するための接続具 - Google Patents

骨格に位置矯正用支柱を装着するための接続具 Download PDF

Info

Publication number
JP4540666B2
JP4540666B2 JP2006507277A JP2006507277A JP4540666B2 JP 4540666 B2 JP4540666 B2 JP 4540666B2 JP 2006507277 A JP2006507277 A JP 2006507277A JP 2006507277 A JP2006507277 A JP 2006507277A JP 4540666 B2 JP4540666 B2 JP 4540666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
connector
bone
base
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006507277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006520647A (ja
Inventor
エル. ルイス、エドワード
エム. ヌッツォ、ロイ
Original Assignee
エル. ルイス、エドワード
エム. ヌッツォ、ロイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エル. ルイス、エドワード, エム. ヌッツォ、ロイ filed Critical エル. ルイス、エドワード
Publication of JP2006520647A publication Critical patent/JP2006520647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4540666B2 publication Critical patent/JP4540666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7056Hooks with specially-designed bone-contacting part
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7001Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
    • A61B17/7032Screws or hooks with U-shaped head or back through which longitudinal rods pass
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7001Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
    • A61B17/7002Longitudinal elements, e.g. rods
    • A61B17/7004Longitudinal elements, e.g. rods with a cross-section which varies along its length
    • A61B17/7008Longitudinal elements, e.g. rods with a cross-section which varies along its length with parts of, or attached to, the longitudinal elements, bearing against an outside of the screw or hook heads, e.g. nuts on threaded rods

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は一般に脊椎の奇形及び/又は負傷を治療するための脊椎位置矯正用システムに関し、より詳細には脊柱に対する脊椎位置矯正用システムの固定に関する。
長い間、脊椎の奇形及び脊椎への負傷は外科的介入により治療されてきた。脊椎に対する奇形及び負傷の治療において、目標は、脊椎を可能な程度まで正常な曲率に復帰させ、かつ/又は、その脊椎を所望の位置に保持することである。脊椎への負傷及び脊椎の奇形の治療のために、いくつかの外科的介入の技法及びデバイスが提案されている。
これらの外科的技法のいくつかは所望の位置に脊椎を保持するための留め具及び支柱のシステムを使用している。このようなシステムにおいて、図1に示されたように、支柱は湾曲した脊椎の外側に沿って、すなわち凸側上に、設置することができ、かつ、留め具により脊椎の椎骨に装着することができる。脊椎を所望の位置に圧迫するために、支柱が脊椎に沿って全体として圧縮する力をかけているため、このシステムは圧縮モードと呼ぶことができる。代案として、脊椎を所望の位置に圧迫するために、湾曲した脊椎の内側上、すなわち凹側上に、設置された支柱が脊椎に沿って全体として張力をかけており、このシステムは伸延モードと呼ぶことができる。
図1に示されたデバイスは圧縮モードにおけるHarrington Instrumentationと呼ばれる第1のこのようなシステムの実施例である。このデバイスの場合、支柱にはネジが切られており(ネジ山は図示されていない)、かつ、真っ直ぐにすること、又は、脊椎を所望の位置に設置する曲線に曲げることができる。各留め具は支柱上に通され、かつ、ナットにより支柱に固定され、ならびに、各椎骨上に摩擦により着座されている。全ての留め具が椎骨上に摩擦により着座され、かつ、支柱に固定された後、余剰の支柱は切り離すことができる。圧縮モードにおいて、支柱の中央は脊椎を所望の位置に押圧しており、かつ、支柱の両端は脊椎を所望の位置に引張している。支柱の両端におけるこの引張力は留め具及び支柱システムが機能しなくなることのある大きさの引張力となることがある。力によっては、留め具が引張でき、又は、滑落することがある。なぜなら、留め具は端部が開放されているからである。にもかかわらず、脊椎の所望の位置は失われることがある。留め具の引き外れ及び故障は圧縮モードに限られておらず、これは、このタイプのシステムに対する伸延モードにおいても問題となっている。加えて、伸延モードにおける爪車付支柱は爪車の点において破損することがあり、やはりシステムの故障をもたらす。
椎骨から引き外れる留め具についての問題を克服するために、いくつかのデバイスは、留め具を使用する代わりに、骨の材料内にねじ込まれたネジを使用して椎骨に支柱を固定することを試みた。しかし、ネジは支柱による垂直な張力下にあり、したがって、ネジにかかる引張力はネジの軸に沿って骨の正に外に向いている。この構造の場合、ネジはネジ山の強度のみにより骨内に保持されている。さらに、椎骨の骨がほとんど海綿状であり、かつ、比較的脆弱であるため、この骨はネジ固定に対して好ましいタイプの骨ではない。骨の材料がより脆弱になるに従い、ネジよりも壊れる可能性が高くなる。その結果、上述の引張力に曝されているネジは引き抜け及び破損を経験することがある。
骨の破損によるネジの引き抜けを回避するために、より大きな骨用ネジ、及び、より大きなネジ山が使用されている。しかし、これらのより大きな構造体は、ネジの引き抜けとは独立して、椎骨の多すぎる部分を粉砕することがあり、かつ、椎骨を骨折させることがある。こういった故障は、追加の手術を行なわない限り、脊柱異常のさらなる補修を妨害することがある。
ネジ及び支柱のシステムの修正例において、ネジが支柱を基準として支柱に対して垂直以外の角度に配向することができるように、ネジは細孔又は穴を有する板材を通過している。細孔又は穴は、支柱を基準としたネジの角度が一定の範囲の角度から選択されることを可能にするように構成されている。ネジのこの修正された配向はネジ山が支持しなければならない荷重を低減することができる。しかし、ネジは未だに引き抜けによる故障に曝されており、ネジ山は未だに椎骨を骨折させることがある。
ネジについて経験された問題を克服するためのこの努力は、ネジと組み合わせて使用されている留め具につながる。例えば、米国特許第5584832号明細書を参照されたい。しかし、留め具とネジの双方の使用は各々に関した問題を排除するわけではない。留め具は未だに滑りを経験することがあり、ネジは未だに引き抜けを経験することがある。これらのデバイスにおいて、留め具は椎骨と嵌り合い、骨用ネジは同様に骨に入り込んでいる。これらのデバイスは、他のデバイスに対して、脊柱上への支柱のより信頼できる搭載を提供できるが、これらのデバイスは、上記に説明されたように、留め具の滑り及び骨用ネジの引き抜けを排除することができない。同様に、この組み合わせデバイスは、上記に検討された留め具及び支柱のシステム及び骨用ネジシステムに比較して、移植(implantation)のためにより大きな数の構成部分を必要とする。
ネジの引き抜けについて経験された問題を克服するための努力において、ネジの遠い端部上にナットを通すことができる。しかし、脊椎内のネジの遠い端部上に使用されたナットは設置すること、及び、固定されるまで保持することが困難である。ナットは切開部から離れた側面上に見えないように保持されなければならない。ネジはナット内の中心に位置する必要があり、このことは外科医による触診を必要とする。ネジは鋭いことがあり、手袋を裂断し、皮膚を露出させ、又は、外科医を切ることさえある。同様に、引き出すための唯一の抵抗力であることからネジのネジ山をナットが解放するために、ナットは骨に対して十分きつくなければならず、このことは、(増し締めが行なわれている間にナットが回転しないように、保持装置なしで)手により達成することが困難である。ネジと共にナットを使用することは、良くても困難、厄介、かつ、時間のかかる手順となることがある。
さらに、ナット又は留め具を使用して、又は、使用せずに、ネジが椎骨を貫通する脊椎システムにおいてネジを使用している時、ネジは椎骨に正確に位置決めされなければならない。このことは何らかのタイプの治具若しくは計測器、又は、その両者の使用を必要とする。この保持デバイスは、ネジが精密かつ正確に設置されることを確実にするためにネジに対する目標位置を予備設定する。計測器は、ネジの差し渡しとなるべき距離を測定するためにも使用され、したがって、意図されない組織を越え、それの内部への過剰な貫通を回避し、かつ、より少ないネジ山が引き抜けに抵抗することを意味する貫通の不足も回避する。
したがって、必要なものは、据付が容易であり、それでも信頼性が高く、かつ、耐久性に富む椎骨に対する脊椎位置矯正システムの固定支柱を固定するための器具である。
本発明は、脊椎位置矯正システムの様々な取り付け箇所に作用する張力及び圧縮力の悪影響を最小に抑えることにより従来技術の問題を解決し、及び/又は、従来技術の短所及び不利益を克服する。特に、本発明は、このことを、基部、留め具、案内開口部、及び、ロック部分を含む脊椎位置矯正システムのための接続具を提供することにより達成する。基部は固定支柱を収容するために基部を通って延在する通路を含む。留め具は基部から延在する。案内開口部は骨締結具を収容するように構成されており、ロック部分は骨締結具と噛み合うように構成されている。案内開口部は基部部材と留め具部材の1つを通って延在し、ロック部分は基部と留め具の他方に位置する。骨締結具が案内開口部に収容された時に案内開口部が骨締結具のシャフトをロック部分と整列させるべく案内するように、ロック部分は案内開口部と同軸である。
脊椎位置矯正器具の接続具の通路に支柱を固定するための支柱ロック締結具も備えられ、支柱ロック締結具は接続具と噛み合うためのネジ山、支柱を摩擦により噛み合わせ、かつ、支柱を接続具に固定するための端部、及び、支柱ロック締結具を支柱との噛み合いに送り込み、又は、これからはずす工具を収容するように構成された工具噛み合い部分を含む。ネジ山は第1の鋭角において隣接する谷底部分から延在する第1の側面を含む。
人間の脊柱の椎骨に噛み合うように構成された接続具、骨締結具、固定支柱、及び、ロック締結具を含む脊椎位置矯正システムも提供される。接続具は通路を有する基部、基部から延在している留め具、基部部材と留め具部材の1つを通って延在する案内開口部、及び、基部部材と留め具部材の他方に所在するロック部分を含み、ロック部分は案内開口部と同軸である。骨締結具は頭部及び頭部から延在するシャフトを含む。案内開口部は、骨締結具が案内開口部に挿入されると、椎骨を介してロック部分と整列させるべく骨締結具を案内するようにシャフトと共働する。骨締結具が椎骨に挿入された後、ロック部分はシャフトと噛み合う。支柱ロック締結具は、固定支柱が通路に収容されると、通路と共働して固定支柱を接続具に固定する。
脊椎位置矯正システムの別の態様において、システムは張力帯を含む。特に、骨締結具がロック部分において締められると、骨締結具には張力がかけられ、かつ、接続具は圧縮力がかけられる。そのため、骨締結具と接続具は共働して、固定支柱により接続具及び骨締結具の全体を通じてかけられた力を分配する張力帯を形成する。
脊椎位置矯正システムのさらに別の態様において、支柱ロック締結具及び基部は、固定支柱が通路内に固定されると固定支柱により支柱ロック締結具にかけられた力に抵抗するように構成された相補的な噛み合い表面を含む。
移植(implant)材料の第1の構成部分を移植材料の第2の構成部分に固定するための締結具も提供される。締結具は軸に沿って延在する本体、ならびに、本体上に配置され、かつ、本体に沿った長さに対して延在するネジ山を含む。本体は第1の端部及び第1の端部に向かい合う第2の端部を有する。ネジ山は噛み合い部分、ならびに、噛み合い部分に隣接し、かつ、これの横で延在する谷底部分を含む。噛み合い部分は第1の面及び第1の面と全体として向かい合う第2の面を有し、ネジ山の長さの第1の区分は、隣接する谷底部分に対して鋭角に配置された第1の面を有する。
本発明のさらに多くの特徴、長所、及び、実施例は以下の詳細な説明、図面、及び、特許請求の範囲の検討から述べられ、又は、明らかとなると思われる。さらに、上述の本発明の要約及び以下の説明の双方ともが例示的なものであり、かつ、本願発明の範囲を限定せずにさらなる説明を提供することを意図されていることを理解されたい。
本発明のさらなる理解のために含められ、ならびに、本明細書に組み込まれ、かつ、本明細書の一部を構成する添付の図面は本発明の実施例を示し、かつ、上記に与えられた全般的な説明及び以下に与えられる詳細な説明とともに、本発明の特徴を説明するために機能する。
本発明の原理による脊椎位置矯正システム10は図2における参照番号10により全体として示される。この脊椎位置矯正システム10は脊椎への異常な湾曲及び外傷を矯正するための移植可能な(implantable)システムとして使用することができる。図2において、脊柱Sの前方側が、脊柱Sの前方部分上に移植された脊椎位置矯正システム10を有して示されているが、後方移植も行なうことができる。後方移植の場合、システム10のサイズは変化する。すなわち、システム10はより小さくなる。なぜなら、システム10は脊椎の後方側のより小さな骨格構造体に装着するからである。本発明のシステム10とともには示されていないが、脊椎の後方側はより小さな骨のサイズを示す図1に示されている。図2の脊柱Sは前頭面における適切な整列を有する矯正された位置に示されている。しかし、脊椎位置矯正システム10の据付の後、全ての矯正手順が完全な前頭面整列をもたらすわけではなく、いくつかの湾曲が脊柱Sに残る。
脊椎位置矯正システム10は全体として固定支柱12、接続具14、及び、骨締結具16を含み、かつ、矯正の目標とされた椎骨Vに装着されて示されている。以下で詳細に検討されるように、固定支柱12は接続具14及び骨締結具16の方法により脊柱Sに装着されている。このことは、支柱が、矯正されるべき曲線を矯正し、かつ、釣り合わせることを、又は、脊柱Sをより望ましい整列若しくは位置に保持することを可能にする。本発明の原理によれば、各接続具14は骨締結具ガイド及び骨締結具ロック機構の双方として、ならびに、以下により詳細に検討されるように留め具としても機能する。そのため、システム10は留め具の滑り、骨からの引き抜け、及び、システム10の構成部分若しくは脊柱Sの破損をより信頼性高く防止する。
図2に示された脊椎締結システム10の1つの部分の拡大図を示す図3を参照して、システム10の詳細を説明する。接続具14は全体としてC字型であり、固定支柱12を収容し、かつ、位置を見出すように、かつ、骨締結具16を収容し、かつ、案内するように構成された基部18を有する。椎骨Vに噛み合うように構成され、かつ、骨締結具を内部に収容し、かつ、ロックするように構成された基部18から留め具20が実質的に垂直に延在する。基部18及び固定支柱12は脊柱Sの長さに沿って、かつ、これの1つの側面上に延在する。留め具20は第1の留め具部分32及び第1の留め具部分32に実質的に垂直に配置された第2の留め具部分34を含む。第1の留め具部分32は2つの椎骨Vの間に配置されている。2つの椎骨の間の円盤部分Dは留め具20のための空間を作るために除去されている。第2の留め具部分34は長さ方向に、かつ、固定支柱12から脊柱Sの他の側面上を延在する。接続具14は、例えばステンレス鋼、チタニウム、又は、コバルトクロムなどを含む、適した金属材料などの人体内の移植に適した材料から作成することができる。以下の検討において、先ず、接続具14及び接続具14の骨締結具16による装着が説明される。続いて、接続具14及び接続具14の固定支柱12への装着が説明される。
図3に示されたように、接続具14は、基部18から留め具20に延在している骨締結具16を案内及びロックするように構成されている。この構造体の詳細は図5を参照して後で説明される。接続具14の基部18は接続具14を通って延在している案内開口部28を含む。示されたように、案内開口部28は基部18を通って、好ましくは傾いて延在している。案内開口部28は骨締結具16が制御された形で案内開口部28を通過することを可能にするようにサイズ調整されている。示されたように、案内開口部28は好ましくはネジ山を切られていない。代案として、案内開口部28にネジ山を切ることができる。留め具20を通って延在し、かつ、案内開口部28と同軸に配置されたネジ山付穴30を接続具14の留め具20は含む。ネジ山付穴30は骨締結具16上のネジ山と嵌合するように構成されたネジ山を有する。示されたように、ネジ山付穴30は第1の留め具部分32と第2の留め具部分34の会合部に配置されている。この会合部において、留め具20の平坦部分を通過する材料と比較してより多くの通過する材料が存在する。したがって、会合部にネジ山付穴30を位置させることは、留め具20上の別の位置と比較してより多くのネジ山の確保を可能にする。噛み合うためのより多くのネジ山があると、骨締結具16と留め具20の間の相互接続を維持する噛み合いの力又はロックする力はより大きくなる。同様に、会合部にネジ山付穴30を置決めすることにより、第2の留め具部分34の長さは最小に抑えることができる。案内開口部28及びネジ山付穴30の各々の中への骨締結具16の進入を促進するために、案内開口部28及びネジ山付穴30の各々の取入れ口側は先細りさせることができる。
図5に示す如くの骨締結具16は1つの端部に頭部36、頭部36から延在しているシャフト38、及び、骨締結具16の他の端部又は先端においてシャフト38上に形成されたネジ山40を有する。好ましくは、骨締結具16は(骨折の補修に使用される)海綿骨ネジ又は典型的なボルトのネジと設計において同様の方法で第2の端部においてのみネジ山40を有する骨ネジである。ネジ山は、所望であれば、骨締結具16の長さのいずれの部分にも沿って形成することができる。骨締結具16上のネジ山の程度によっては、案内開口部28もネジ山を切ってよい。ネジ山付穴30が導通穴である時は、外科医への触覚入力を提供する一方、骨締結具16をネジ山付穴30内に通すために、小凹み、戻り止め、又は、他の同様の構造物を骨締結具16の第2の端部に設けることができる。外科医の手袋を破裂させること、又は、隣接する組織を損傷することを回避するために、小凹み、戻り止め、又は、他の同様の構造物は、好ましくは鋭くないか、又は、尖っていない。頭部36のサイズ及び形状によっては、窪みなどの相補的な収容構造を使用して、案内開口部28を形成することができ、それにより、骨締結具16が自身の最終的な位置にある時に頭部36は基部18内に皿型に穴を広げることができる。構成によっては、窪みは案内開口部28内に骨締結具16を案内するための先細り体として機能することもできる。さらに、システム10の強度が増加されたために、骨締結具16のサイズは、知られている脊椎位置矯正/固定デバイスにより現在使用されている骨ネジに比較して小さくすることができる。骨締結具は、例えばステンレス鋼、チタニウム、又は、コバルトクロムなどを含むがこれらに限定されない、適した金属材料などの人体内の移植に適した材料から作成することができる。
案内開口部28及びネジ山付穴30が同軸であるため、骨締結具16は椎骨Vを介して、かつ、ネジ山付穴30との整列に直接案内開口部28を通過させることができる。骨締結具16のネジ山40は、きつくなるまでネジ山付穴30内に通され、それにより、ロック機構を形成するために接続具14に骨締結具16を固定する。したがって、骨締結具16は、骨だけよりも、むしろ留め具20内にロックされる。独立したナットの使用は不要である。骨締結具16の端部が接続具14の留め具20内にねじ込まれているために、骨締結具には張力がかかっており、接続具を圧縮力下に置く。骨締結具16が留め具20にも装着され、かつ、張力下にもあるため、張力帯構造が形成され、留め具20は、(ベクトルFにより図3に示された)固定支柱12によりかけられている引っ張り力又は伸延力により信頼性高く抵抗することができ、かつ、椎骨から引き抜かれることを回避する。さらに、上述されたように、接続具14及び骨締結具16は堅固に連結され、かつ、閉鎖ループ、すなわち、張力帯構造を椎骨の一部の周囲に形成している。したがって、留め具の自由端上及びネジの幅広いネジ山上に伸延力を集中させる周知の脊椎位置矯正/固定デバイスとは異なり、固定支柱12の伸延力は接続具14及び骨締結具16全体を通じて広がっている。したがって、好ましいが、骨締結具16は固定支柱12からの引き抜き力に抵抗するために張力下に置く必要はない。もし骨締結具16が張力下にないような方法で骨締結具16が留め具20に装着されていれば、引き抜けは未だに回避することができる。なぜなら、骨の周囲/骨を介して閉鎖ループ又は帯を形成するために、骨締結具16は留め具20に固定されているからである。
加えて、接続具14における案内開口部28及びネジ山付穴30の好ましい傾いた配向、及び、それによる、骨締結具16の傾いた配向は、引き抜けに対する抵抗をさらに増加させる。伸延力と直接的に整列されて配置されたネジを有することができ、かつ、引き抜けに抵抗するために骨ネジのネジ山のみに依存する周知のシステムと比較して、図3に示されたように、骨締結具16の傾いた配向は、システム10が骨締結具16の長さ全体に沿って引き抜けに抵抗することを可能にする伸延力Fに非平行である。さらに、図3においてベクトルTにより示されている骨締結具16の軸に沿った張力は、張力Tの大きさが固定支柱12によりかけられている伸延力Fの大きさより小さくなるように、伸延力Fに非平行である。したがって、伸延力が同じである周知の脊椎位置矯正/固定デバイスにおいて使用されている骨ネジに比較して、骨締結具16はサイズを小さくすることができる。
さらに、骨を介して骨締結具16を案内するため、及び、骨の他の側面上に骨締結具16を固定するために接続具14が使用されているため、ジグの使用は不要としてよい。加えて、締結具16の適切な深さを判定するために深さ計測器も不要である。なぜなら、締結具16は案内開口部28とロック穴30の間の距離を架橋するために必要な長さに適合するように選択されているからである。案内開口部28とネジ山付穴30の同軸位置合わせは、骨締結具16が接続具14に正確に、単純に、かつ、信頼性高く固定できることを確実にする。
接続具14は、椎骨Vの様々なサイズを収容するために複数の異なったサイズで供給することができる。接続具14に対して適切なサイズを選択することは、接続具14が椎骨Vに確実にロックされることを確実にする。さらに、異なったサイズの接続具14は骨締結具16に対する様々な傾いた配向を収容することができる。接続具14のサイズ及び骨締結具16に対する配向は、椎骨の形状及びサイズ、ならびに、椎骨Vがほとんど海綿状である、すなわち、椎骨が皮質性の薄い層により取り囲まれた海綿状の骨から構成されているという事実を考慮している。特に、図3に示されたように、椎骨の中央部分SPは、より強い材料である上部及び下部部分D1、D2よりも低密度でより柔らかい。部分D1及びD2がより強いため、本明細書に開示されている実施例に示された如くの椎骨のより高密度でより強い部分を利用するために、接続具14のサイズを調整し、かつ、骨締結具16の配向の角度を調整することは望ましい。しかし、システム10は骨の材料のより柔らかい部分SPのみを通過することができるが、システム10は、椎骨のより高密度の部分をシステム10に通過させる強度と同じ強度は提供しない。
しかし、基部18、第1の留め具部分32、及び、第2の留め具部分34の各々の長さは、好ましくは、骨締結具16が椎骨Vを通って、かつ、より好ましくは、高密度骨部分D1、D2を通って延在することを確実にするように寸法調整される。骨材料の組成により、高密度部分D1及びD2を利用するために、椎骨Vを通して傾けて骨締結具を延在させることが好ましい。しかし、中央部分SP骨材料を通してのみ延在させることを含めて、いかなる配向も本発明の原理により使用することができる。
つまり、骨締結具16は、椎骨Vとの骨締結具16の噛み合いの信頼性及び耐久性を増強する方法で接続具14の方法により椎骨Vに対して寸法調整、配向、及び、固定されている。特に、骨締結具16は椎骨Vの最も強い部分を通って延在するように配向することができ、骨締結具16は固定支柱12により骨締結具16にかけられている伸延力Fを基準として誤整列され、かつ、骨締結具16上のネジ山は骨のみの代わりに金属、すなわち、接続具14と噛み合い、したがって、骨締結具16上のネジ山のサイズ及び数を最小に抑えることができる。さらに、接続具14は椎骨Vとの噛み合いにロックされる。同時に、骨締結具16の断面寸法、配向、及び、固定が骨締結具16により与えられる骨への負傷(潜在骨折)を最小に抑えている。
取付の間、好ましくは、骨締結具16は、選択された椎骨Vの骨材料の多孔性のおかげで、試験穴を掘削せずに、選択された椎骨Vを通って送り込まれ/穿刺される。接続具14を椎骨Vに固定するために、骨締結具16が基部18から椎骨及びネジ山を通って留め具20内に傾いて通過するように、案内開口部28は同開口部28が椎骨Vを通って挿入される間に骨締結具16と適切に整列する。必要であれば、椎骨を通る骨締結具16の通過を容易にするために、椎骨Vを通して穴を部分的に、又は、完全に掘削又は穿刺することができる。もし椎骨V内に穴を形成することになれば、穴を形成するために使用される穴掘り工具は、穴が案内開口部28及びネジ山付穴30と同軸に適切に整列されるように、椎骨上に位置決めされなければならない。例えば、穴掘り工具は、骨を通して穴掘り工具を差向け、ならびに、穴掘り工具が骨を通って、かつ、骨を取り囲む組織内に掘り進むことを防止するデバイスである治具内に設置することができる。穴掘り工具によっては、接続具14を位置合わせのために使用できるが、このステップに対しては治具がまだ望ましい。
脊柱S上での接続具14及び骨締結具16の配列は特定の治療を考えて変化させることができる。2つの例示が図4A及び4Bに示されている。骨締結具16は、システム10の脊柱Sへの信頼性の高い、かつ、耐久性のある装着を促進するために、接続具14を椎骨Vにロックする複数のパターンに配列することができる。支柱が、図2の支柱と比較して脊椎の向かい合う側面上に配置されている図4Aの実施例の方法により示されているように、第1のグループの骨締結具16が第2のグループの骨締結具16に向けて集束するように、締結具14は椎骨V上に位置決めされている。さらなる例示的なパターンが図4Bに示されており、同図では、第1のグループの骨締結具16が第2のグループの骨締結具16から広がっている。同様に、接続具14の締結具16及び留め具は、図4A及び4Bに示されたものとは反対の方向を指す留め具及び締結具とともに逆転させることができる。
加えて、図4Bは、固定支柱12に垂直に向けられた骨締結具19により椎骨Vに固定された骨引留め17を示し、同図では、椎骨V1が矯正中の脊椎湾曲の弧のほぼ中心に位置している。この骨締結具19は固定支柱12及び隣接する椎骨Vを基準として個々の椎骨Vの適切な位置合わせを維持するように機能する。圧縮モードにおいて、矯正する弧に沿った椎骨V1の中央部分により、固定支柱12は、固定支柱12の両端で経験されている伸延力又は引張力の代わりに骨締結具19に圧縮力をかける。そのため、骨締結具19のいずれかの側面上での接続具14と骨締結具16の接続により、骨締結具19の引き抜けは起こる可能性が低いと確信される。骨締結具19は図16を参照して以下に示され、かつ、説明されるものなどのように構成することができる。代案として、骨締結具19は骨引留め17から延在する滑らかなピン、ネジ、ボルト、又は、かすがいとすることができる。
ここで、固定支柱12への接続具14の装着及び固定支柱を検討する。異常な湾曲を矯正するために脊椎を所望の位置に置くために、又は、腫瘍、骨折、若しくは、脊椎への他の外傷に対処する手術による手順のために椎を位置決めすべく、固定支柱12が選択された椎骨Vを基準として配向されるように、接続具14はこれに固定された固定支柱12を有するように構成されている。図5に示されたように、接続具14は、固定支柱12を収容するように構成された接続具14の基部18内に形成された通路22を含む。通路22は第1の開放端42及び第2の開放端44を有する。通路22の底部は固定支柱12の形状に相補的な形状を有する。好ましくは、図5に示されたように、通路22の底部は円筒形であり、固定支柱12も円筒形である。通路22は通路22の第1の開放端42から第2の開放端44に延在している2つの平行側面壁46、48を形成する。通路22内に固定支柱12を固定するために支柱ロック締結具24が固定支柱12に対して締めることができるように、側面壁46、48の各々は支柱ロック締結具24上のネジ山52と噛み合うネジ山付部分50を含む。ネジ山付部分50はネジ山螺旋の区画であるが、通路22がネジ山螺旋を通って延在しているため、通路22はネジ山螺旋を2つのネジ山付部分50に分割している。好ましくは、支柱ロック締結具24は、固定支柱と噛み合う平坦な端部、及び、六角ネジドライバなどの標準的な工具による噛み合いのために構成された送り込み端部を有する止めネジである。図11Aからから13を参照して以下に検討するように、接続具14の支柱ロック締結具24及び基部18は、固定支柱12が接続具14から噛み合い解除される可能性をさらに低減するように構造的に修正することができる。同様に、壁46、48の外部表面は合同な角度で平行に延在するか、又は、互いに収束することができる。
固定支柱12は横方向の断面において円形又は多角形などのいずれの幾何学形状とすることもできる。好ましくは、固定支柱12は固く、かつ、約3.2mmから6.2mm(約1/8から1/4インチ)の範囲の直径を持つ円形の横方向断面を有する。固定支柱12は自身の長軸に沿って直線とするか、又は、湾曲させることができる。脊柱の後湾症若しくは前湾症又は同様の状態を治療する時に湾曲した固定支柱12を使用することは好ましい。手術中に外科医により固定支柱12が適切な形状に曲げられるが、脊柱S上への移植後も適切に曲げられた形状を保持するように、固定支柱12は柔軟な材料で作成することができる。固定支柱は、ステンレス鋼、チタニウム、コバルトクロム、又は、複合材料などの人体内での移植に許容可能な材料から作成されている。支柱は固い部材として、又は、適切な形状及びサイズに織られ、撚られ、若しくは、溶接された繊維から作成することができる。
つまり、脊椎位置矯正システム10は矯正の目標となっている椎骨V間の円盤部分を除去することにより移植することができる。したがって、接続具14は椎骨円盤部分の空間に横方向にわたって取付けられ、かつ、個々の骨締結具16により椎骨Vに固定される。続いて、固定支柱12は所望の矯正用整列で接続具14の各通路22内に挿入され、続いて、支柱固定締結具24は接続具14の各々の通路22のネジ付部分50内に通される。典型的に、骨移植片材料は残存する円盤部分の空間内に詰め込まれる。選択された椎骨Vの骨癒合が得られなければならないとき、骨誘発材料も究極的には使用することができる。本発明による脊椎位置矯正システム10は骨の連続性に対する代替とはならない。脊椎位置矯正システム10のような脊椎矯正デバイスは、骨の癒合が起きるまで、選択された整列に骨を一時的に保持することを意図されている。固い骨の癒合は、脊椎位置矯正システム10のような脊椎矯正デバイスの意図された目標を達成するために、それらのデバイスに対して起こらなければならない。
上記に検討したように、骨締結具16はいかなる角度でも配置することができ、かつ、接続具14の様々な部分を通過することができる。この点での代案実施例の例示を、ここで図6Aから6Fを参照して説明する。図6Aにおいて、接続具114の第2の実施例は基部118、及び、基部118内に形成された通路122の第2の開放端144に隣接して基部118から延在している留め具120の第1の部分132を含む。案内開口部128は通路122の第2の開放端144に隣接して通路122を通って延在する。第2の留め具部分134は第1の留め具部分132から延在し、かつ、図2から5に示された如くの接続具14の第2の留め具部分34と比較してより長い。ネジ山付穴130は留め具120の第2の留め具部分134の自由端に隣接して所在する。
図6Bは基部218、及び、基部218内に形成された通路222の第2の開放端244に隣接して基部218から延在している留め具220の第1の部分232を含む接続具214の第3の実施例を示す。第2の留め具部分234は第1の留め具部分232から延在し、かつ、図2から5に示された如くの接続具14の第2の留め具部分34と比較してより長い。接続具214は通路222の第1の開放端242に隣接して通路222を通って延在している案内開口部228、及び、留め具220の第2の留め具部分234の開放端に隣接したネジ山付穴230を含む。骨締結具16は案内開口部228を通して挿入され、かつ、ネジ山付穴230内に通されている。
図6Cは接続具314の第4の実施例を示す。図2から5の第1の実施例のように、接続具314は基部318、及び、基部318内に形成された通路322の第2の開放端344に隣接して基部318から延在している留め具320の第1の部分332を含む。案内開口部328は通路322の第1の開放端342に隣接して通路322を通って延在している。第2の留め具部分334は第1の留め具部分332から延在している。ネジ山付穴330は第2の留め具部分334と基部318の中間の留め具320の第1の留め具部分332内に所在する。
図6Dは接続具414の第5の実施例を示す。接続具414は基部418、及び、基部418内に形成された通路422の第2の開放端444に隣接して基部418から延在している留め具420の第1の部分432を含む。案内開口部454は第1の留め具部分432を通って延在している。第2の留め具部分434は第1の留め具部分432から延在し、かつ、図2から5に示された如くの接続具14の第2の留め具部分34と比較してより長くなっている。ネジ山付穴430は留め具420の第2の留め具部分432の自由端に隣接して所在している。骨締結具16は案内開口部454を通して挿入され、かつ、ネジ山付穴430内に通されている。
図6Eは接続具514の第6の実施例を示す。接続具514は基部518、及び、基部518内に形成された通路522の第2の開放端544に隣接して基部518から延在している留め具520の第1の部分532を含む。細長い案内開口部528は通路522の第1の開放端542と第2の開放端544の中間の位置において通路522を通って延在している。好ましくは、第2の開放端544に最も近い案内開口部528の端部が骨締結具16のシャフトを第1のネジ山付穴530に向けて差向け、かつ、第2の開放端544から最も遠い案内開口部528の端部が骨締結具16のシャフトを第2のネジ山付穴556に向けて差向けるように、細長い案内開口部528は通路の底部部分から第2の留め具部分534に向けて先細りになっている。第2の留め具部分534は第1の留め具部分532から延在し、かつ、図2から5に示された如くの接続具14の第2の留め具部分34と比較してより長くなっている。第2のネジ山付穴556は留め具520の第1の留め具部分532と第2の留め具部分534の会合部に所在している。1つ又は複数の骨締結具16は案内開口部528を通して挿入することができ、かつ、ネジ山付穴530、556のいずれか、又は、双方の中に通されている。
本明細書に説明されているように、本発明の原理による脊椎位置矯正システムは脊柱の後方に移植することができる。このシステムを後方に、又は、前方に移植するために、骨締結具の挿入方向は、図3、5、及び、6Aから6Eを参照して上記に説明された挿入方向と比較して逆転することができる。すなわち、骨締結具は、先ず基部を通るよりも、図6Fに示されたようにむしろ先ず留め具を通って接続具に進入することができる。図6Fに示されたように、接続具1114は留め具1120内に位置する案内開口部1128、及び、接続具1114の基部1118内に位置するネジ山付穴1130を含む。骨締結具16は案内開口部1128に進入し、続いて、ネジ山付穴1130内に固定される。したがって、本発明の原理によれば、図2から6Fに示された骨締結具の様々な実施例は後方移植材料及び前方移植材料の双方に対して使用することができる。
本明細書に説明されたように、案内開口部は通路の底部内に開口し、かつ、通路の縦軸を含む平面内にある軸に沿って基部を通って延在して示されている。しかし、案内開口部は、これが通路により形成された(例えば、図5に示された側面壁46、48などの)側面壁の1つにおいて開口するように位置決めすることができ、通路の縦軸を含む平面に傾斜した軸に沿って基部を通って延在することができる。
本明細書に説明されたように、第1の留め具部分は一定の幅を持って示されている。しかし、第1の留め具部分の幅は、図6Fに示されたように、第1の留め具部分の中央に向けて第1の留め具部分の各端部から内側に先細りになっている。この構成は骨移植片材料を収容するための関連椎骨V上により大きな面積を提供することができ、したがって、骨移植片の量及び移植片を組み込むための椎骨表面の面積を最大にする。
図7及び7Aにおいて、接続具614の第7の実施例は基部618、及び、基部618から延在している留め具620を含む。基部618は先細りになった第1の開放端642及び先細りになった第2の開放端644を有する通路622を含む。先細り通路622は図2から5に示された通路などの直線状の通路より好まれる。先細り端部642、644は(図示されない)固定支柱を通路622内への挿入中に案内する際に役立ち、同端部642、644は湾曲した固定支柱をより容易に収容することができ、かつ、辺縁部への荷重に対する可能性を低減することができる。同様に、先細り端部642、644は、もし固定支柱が通路622内で動くようなことがあれば、上を(図示されない)固定支柱が擦ることができる比較的尖っていない辺縁部を設けることにより支柱上の磨耗を低減する。先細り端部642、644に対する先細りの角度は広い範囲を有することができるが、好ましくは、図7Aの縦軸Lを基準として測定された約5と45度の間である。
留め具620の第1の留め具部分632は、図6Fにも示されたように、骨移植片の量及び骨移植片を組み込むための椎骨表面の面積を最大にするために先細りになった幅を有する。さらに、基部618は異なって構成することもできる。図7に示されたように、基部618の外部表面は通路622の下方に、かつ、通路622の壁646、648の一部に沿ってある面積において彫られている(sculpted)。基部618の彫られた部分は、通路622の第1の端部642に隣接した1つの端部から、通路622の第2の端部644と留め具620の中間の基部618の平坦表面部分に向けて徐々に移行するように構成されている。基部618の彫られた部分は、接続具614により占有される脊椎内の空間を最小に抑えることができ、かつ、(図示されないが、例えば図3を参照の)支柱ロック締結具に対するネジ山の付いた部分650の深さを最大にすることができる基部618に沿った材料の最適化された分布を提供する。このことは、他の実施例と比較してより少ない材料の使用ももたらす。図7及び7Aは、壁646、648の頂部に沿った外部表面を互いに平行であるとして、かつ、壁646、648の底部に沿った外部表面を互いに平行でないとして示している。壁646、648の底部に沿った外部表面の非平行延長部は、図7に示された如くの広がった構成を、又は、代案として、徐々なる移行が使用されていない図5に示された如くの合同の構成を有することができる。代案として、基部の外部表面は広がった、又は、合同の構成において壁646、648の延長部分全体に沿って彫ることもできる。
図8及び8Aは図2から5の接続具14と比較して2つの修正例を示す。図8を参照すると、接続具は留め具1020から分離可能な基部1018を含む多片接続具1014である。留め具1020からの分離可能な構成部分として基部1018を設けることは(図示されない)脊柱を基準として所望の整列への(図示されない)固定支柱及び基部1018の操作の容易さを高めることができる。なぜなら、基部1018は留め具1020を基準として位置を変えることができ、留め具1020は椎骨Vに沿って回転又は移動させることができる。ネジ山付締結具1033及び骨締結具1016は、一旦所望の配向が得られれば、留め具1020に基部1018を固定するために使用される。
基部1018はネジ山の付けられた案内開口部1028a、及び、締結具穴1029aを含む。留め具1020は基部1018を収容するプラットフォーム1021を含む。案内開口部1028b及び締結具穴1029bはプラットフォーム1021内に設けられ、かつ、基部1018がプラットフォーム1021上に設置されると基部1018の案内開口部1028a及び締結具穴1029aと整列する。締結具穴1029a、1029bの少なくとも1つにはネジ山が付けられ、かつ、好ましくは、締結具穴1029bにもネジ山が付けられている。骨締結具1016は、ネジ山付案内開口部1028a内のネジ山と噛み合うための第1のネジ山付部分1040a及び留め具1020内に形成されたネジ山付穴1030と噛み合うための第2のネジ山付部分1040bを有する。好ましくは平頭ネジであるネジ山付締結具1033は、座ぐりされた締結具穴1029a、1029b内にねじ込まれ、かつ、基部1018を留め具1020に固定するように骨締結具1016と共働する。
図8Aに見られるように、通路1022は図2から7Aに示された通路と比較して長くなっている。通路1022は先細りになった第1の開放端1042及び先細りになった第2の開放端1044を有する。先細り端部1042、1044は(図示されない)支柱ロック締結具を収容するネジ山付部分1050を含む平行区間1043に融合する。図7及び7Aを基準として上記に検討されたように、先細り端部1042、1044は通路1022内への挿入中に(図示されない)固定支柱を案内するうえで役立ち、同端部1042、1044は湾曲した固定支柱をより容易に収容することができ、かつ、辺縁部荷重に対する可能性を低減することができる。同様に、先細り端部1042、1044は、もし固定支柱が通路1022内で動くようなことがあれば、上を(図示されない)固定支柱が擦ることができる比較的尖っていない辺縁部を設けることにより支柱上の磨耗を低減する。先細り端部1042、1044に対する先細りの角度は広い範囲を有することができるが、好ましくは、図7Aの縦軸Lを基準として測定された約5と45度の間である。図8及び8Aは取外し可能な基部と組み合わされた長くなった基部を示すが、これらの2つの修正例は所望により別個に採用することができることを理解されたい。
図9から11に進むと、図10に断面において示された如くの支柱ロック締結具24をより詳細に説明する。図10に示されたように、支柱ロック締結具24は従来のネジのネジ山を有することができるが、固定支柱12は支柱ロック締結具24にかなりの力をかけることができる。支柱ロック締結具と基部の間の接続の信頼性を高めるために、代案となるネジ山構造が従来のネジのネジ山との比較において説明される。代案構造は図11Aから13に示されている。
図11は図10の区間11により指し示された拡大断面図であり、支柱ロック締結具24の本体24aに沿って延在しているV字型ネジ山52、及び、ネジ山付部分50上の従来のV字型ネジ山51を示す。図11は、支柱12を通路22(図10)内に固定するために支柱ロック締結具24が固定支柱12(図10)と噛み合った時に、側面壁の各々(側面壁48のみが示されている)のネジ山付部分50の従来のV字型ネジ山51、及び、支柱ロック締結具24の従来のV字型ネジ山52に作用する力を示す。固定支柱12は支柱ロック締結具24の本体24aの軸に沿って延在している支柱ロック締結具24に荷重Lをかけることができる。固定支柱12により支柱ロック締結具24上にかけられた荷重Lは、通路22の側面壁46、48を互いから離れるように押圧する傾向にある基部18(図10)のネジ山付部分50のネジ山51に反作用力Rを引き起こすことができる。固定支柱12が通路22内で動くか、又は、これから噛み合い解除することを可能にするために、側面壁46、48の1つ又は双方のネジ山付部分50のネジ山51が支柱ロック締結具24のネジ山52から十分に分離できるように、反作用力Rは側面壁46、48の1つ又は双方を十分な量だけ位置を変えることができる。
好ましくは、複数の代案ネジ山構成の1つは、側面壁46、48(図10)の支柱ロック締結具24(図10)及びネジ山付部分(図10)に対する従来ネジ山構成に対して代替となる。これらの代案ネジ山構成は図11A、11B、及び、12Aから12Dを参照して示され、かつ、説明される。
図11Aはネジ山の第1の代案実施例を示し、かつ、図10における区間11と同じ区間から取られたが、異なる構成を有する拡大断面である。図11Aにおいて、支柱ロック締結具の本体124aに沿って延在しているネジ山152はネジ山付部分150の対応する嵌合するネジ山151と噛み合って示されている。ネジ山152及びネジ山151の辺縁部は鋭くする、又は、僅かに丸めることができる。ネジ山152とネジ山151の間の隙間が例示の目的のみのために強調されていることを理解されたい。ネジ山152は第1の面152a、第1の面152aと全体として平行な第2の面152b、第1の面152aから第2の面152bに延在している第3の面152c、ならびに、第1の面152a及び第2の面152bに接触している(152d及び152eにおいて示される)谷底を含む。示された断面において、ネジ山152が全体として菱形を有するように、第1の面152aは谷底の接触している第1の部分152dから鋭角で延在し、第2の面152bは谷底の接触している第2の部分152eから鈍角で延在し、ならびに、第3の面152c及び谷底部分152d、152eは本体124aの軸に全体として平行に延在している。ネジ山付部分150のネジ山151は、ネジ山152の第1の面152aにより噛み合われる第1の面150a、ネジ山152の第2の面152bにより噛み合われる第2の面150b、及び、ネジ山152の第3の面152cにより噛み合われる谷底の接触部分150dを有する噛み合う全体として菱形の断面を含む。第1の面150aは谷底の接触部分150dから鋭角で延在し、第2の面150bは谷底の接触部分150dから鈍角で延在し、ならびに、第3の面150c及び谷底の接触部分150dは本体124aの軸に全体として平行に延在している。
第1の面152aの鋭角での配向及びネジ山付部分150の第1の面150aの相補的な配向は基部18(図10)からの支柱ロック締結具24の意図されない噛み合い解除を防止することができる。支柱12(図10)により支柱ロック締結具24(図10)上にかけられた荷重Lは、図11Aに見られるように、支柱ロック締結具の本体124aの軸に向けた角度で差向けられているネジ山付部分150の噛み合う第1の面150aに垂直な反作用力R1を引き起こす。反作用力R1のこの方向は側面壁(側面壁148のみが示されている)を、図11におけるように側面壁を押し離す代わりに、支柱ロック締結具の本体124aの軸に向けて引き寄せる傾向にある。有利に、ネジ山付部分150から支柱ロック締結具をはずすために必要な力が増加され、かつ、支柱ロック締結具がネジ山付部分150の外に戻る、すなわち、同部分150からはずれることを抑制するように、反作用力R1はネジ山付部分150の第1の面150aとネジ山152上の噛み合う第1の面152aとの間に作用する摩擦力を増加させもする。固定支柱12が通路22(図10)内に固定された際に支柱ロック締結具24上に固定支柱12(図10)によりかけられる荷重Lに抵抗するために、側面壁(側面壁148が示されている)を互いに向けて引き寄せることにより、かつ、噛み合っている面150a、152aの間の摩擦力を増加させることにより、ネジ山152はネジ山付部分150のネジ山と共働する。これにより、支柱ロック締結具24が固定支柱12によりかけられた荷重Lに曝された時に、接続具14からの固定支柱12の意図されない噛み合い解除は防止することができる。
図11Bはネジ山の第2の代案実施例を示し、かつ、図10における区間11と同じ区間から取られたが、さらに別の異なる構成を持つ拡大断面である。図11Bにおいて、支柱ロック締結具の本体524aに沿って延在しているネジ山552は、ネジ山付部分550の対応する嵌合するネジ山551と噛み合っている。ネジ山付部分550のネジ山552及びネジ山551の辺縁部は鋭くする、又は、僅かに丸めることができる。ネジ山付部分550のネジ山552とネジ山551の間の隙間が例示の目的のみのために強調されていることを理解されたい。ネジ山552は第1の面552a、第1の面552aとある角度で延在している第2の面552b、第1の面552aから第2の面552bに延在している第3の面552c、ならびに、第1の面552a及び第2の面552bにそれぞれ接触している谷底552d、552eを含む。示された断面において、ネジ山552が全体として台形又は全体として鳩尾形を有するように、第1の面552aは谷底の接触している第1の部分552dから鋭角で延在し、第2の面552bは谷底の接触している第2の部分552eから鋭角で延在し、ならびに、第3の面552c及び谷底部分552d、552eは本体524aの軸に全体として平行に延在している。第1の面552a及び第2の面552bが支柱ロック締結具の中央から外向きに広がるように、第1の側面552aは鋭角で谷底の接触している部分552dから延在し、第2の面552bは鋭角で谷底の接触している部分552eから延在している。ネジ山付部分550のネジ山551は、ネジ山552の第1の面552aにより噛み合われる第1の面550a、ネジ山552の第2の面552bにより噛み合われる第2の側面550b、及び、ネジ山552の第3の面552cにより噛み合われる谷底550dを有する噛み合う全体として台形又は全体として鳩尾形を含む。第1の面550aは谷底の接触部分550dから鋭角で延在し、第2の面550bは谷底の接触部分550dから鋭角で延在し、ならびに、第3の面550c及び谷底の接触部分550dは本体524aの軸に全体として平行に延在している。
第1の面552aの鋭角での配向及びネジ山付部分550の噛み合う第1の面550aの相補的な配向は基部18(図10)からの支柱ロック締結具24の意図されない噛み合い解除を防止することができる。支柱12(図10)により支柱ロック締結具24(図10)上にかけられた荷重Lは、図11Bに見られるように、支柱ロック締結具の本体524aの軸に向けた角度で差向けられているネジ山付部分550の噛み合う第1の側面550aにおいて反作用力R1を引き起こす。反作用力R1のこの方向は側面壁(側面壁548のみが示されている)を、図11におけるように側面壁を押し離す代わりに、支柱ロック締結具の本体524aの軸に向けて引き寄せる傾向にある。加えて、ネジ山の第2の側面552bは支柱ロック締結具から離れる方向における側面壁の屈曲を妨害する。なぜなら、ネジ山付部分550の第2の側面550bがこのような外向き屈曲に対してネジ山552の第2の側面552bに接触するからである。有利に、ネジ山付部分550から支柱ロック締結具をはずすために必要な力が増加し、かつ、支柱ロック締結具がネジ山付部分550との噛み合いから外れることを抑制するように、反作用力R1は第1の表面552aとネジ山552上の噛み合う第1の表面550aとの間に作用する摩擦力を増加させもする。固定支柱12が通路22(図10)内に固定された時に支柱ロック締結具24上に固定支柱12(図10)によりかけられる荷重Lに抵抗するために、側面壁(側面壁548のみが示されている)を互いに向けて引き寄せることにより、互いから離れる壁の屈曲を妨害することにより、かつ、噛み合っている側面550a、552a、550b、552bの間の摩擦力を増加させることにより、ネジ山552はネジ山付部分550のネジ山と共働する。これにより、支柱ロック締結具が固定支柱12によりかけられた荷重Lに曝された時に、接続具14からの固定支柱12の意図されない噛み合い解除は防止することができる。
図12Aから12Cは図11Aを参照して上記に説明された支柱ロック締結具に対するネジ山の様々な配向である。明確さのために側面壁のネジ山付部分のネジ山は示されていないが、それらが相補的な噛み合う構成を有することは理解されたい。図12Aにおいて、支柱ロック締結具224は本体224a、本体に沿って延在しているネジ山252、及び、工具噛み合い部分224bを含む。ネジ山252は図11Aを参照して上記に説明されたネジ山152と同じ構成で配向され、かつ、接続具の基部のネジ山付部分内に形成されたネジ山と噛み合う。(示される如くの)工具噛み合い部分224bはネジ回し又はレンチなどの標準的な工具による噛み合いに対して構成されている。六角頭構成が示されている。
図12Bにおいて、ネジ山の向きは図12Aを基準として逆転されている。図12Bの支柱ロック締結具324は軸に沿って延在している本体324a、本体に沿って延在しているネジ山352、及び、工具噛み合い部分324bを含む。第1の表面がネジ山352の低部表面であり、かつ、第2の表面がネジ山352の上部表面であることを除き、図11Aを参照して上記に説明されたように、ネジ山352は鋭角で延在している(番号の付けられてない)第1の表面、及び、鈍角で延在している第2の表面を有する。図12Bのネジ山352の向きは、荷重Lが図11Aに示された方向と逆の方向に向けられているシステムにおいては有利となることがある。(示された如くの)工具噛み合い部分324bはネジ回し又はレンチなどの標準的な工具による噛み合いに対して構成されている。六角頭構成が示されている。
図12Cにおいて、支柱ロック締結具424は軸に沿って延在している本体424a、本体424aに沿って延在しているネジ山452、及び、工具噛み合い部分424bを含む。ネジ山452は3つのネジ山部分456、458、460を含む。第1のネジ山部分456は鋭角で延在している(番号の付けられてない)第1の面部分、及び、上記の図11A及び12Aを参照して説明された配向と本体424aを基準とした同じ配向で鈍角で延在している(番号の付けられていない)第2の面部分を有する。第3のネジ山部分458は、上記の図12Bを参照して説明された配向と本体424aを基準とした同じ配向で鈍角で延在している(番号の付けられてない)第1の面部分、及び、鋭角で延在している(番号の付けられていない)第2の面を有する。第2のネジ山部分460は第1のネジ山部分456と第3のネジ山部分458の中間に存在することができる。第2のネジ山部分460は、谷底の個々の接触部分から実質的に垂直に延在している(番号の付けられていない)第1の面及び(番号の付けられていない)第2の面を有する平坦なネジ山部分として構成することができる。ネジ山452の第1の面及び第2の面は、好ましくは、(456における)第1の部分から(460における)第2の部分への、及び、(460における)第2の部分から(458における)第3の部分への円滑な移行部分を有する。ネジ山452と(図示されない)ネジ山付部分の噛み合い面が固定支柱12(図10)によりかけられる荷重Lに抵抗するように共働することができるように、第1のネジ山部分456及び第3のネジ山部分458は図11A、12A、及び、12Bを参照して上記に説明された如くの機能を提供する。第2のネジ山部分460は(示されないが、例えば図11Bの実施例551を参照の)ネジ山付部分の噛み合いネジ山とのさらに大きな摩擦噛み合いを提供する。この実施例に対しては示されないが、3つの異なったネジ山部分456、458、460を収容するために、ネジ山付部分における噛み合いネジ山は、上記に図11Bのネジ山付部分550を参照して示され、かつ、説明された形状と同じ台形又は鳩尾形に構成することができる。(示された如くの)工具噛み合い部分424bはネジ回し又はレンチなどの標準的な工具による噛み合いに対して構成されている。六角頭構成が示されている。
図12Dは、軸に沿って延在している本体524a、本体524aに沿って延在しているネジ山552、及び、工具噛み合い部分524bを有する支柱ロック締結具524の別の代案実施例を示す。ネジ山552が、ネジ山552の長さ全体に沿って谷底の接触する第1の部分552d(図11B)に関して鋭角で延在する第1の面552a(図11B)、及び、ネジ山552の長さ全体に沿って谷底の接触する第2の部分552e(図11B)に関して鋭角で延在する第2の面552b(図11B)を含むように、ネジ山552は図11Bを参照して上記に説明された如くの台形又は鳩尾形のネジ山として構成されている。図12Cを参照して上記に説明された3つの独立したネジ山部分456、458、460と同様に、固定支柱12(図10)によりかけられる荷重Lに抵抗するために、第1の面552a及び第2の面552bはネジ山付部分550(図11B)の噛み合い面550a、550b(図11B)と共働する。明確さのために側面壁のネジ山付部分のネジ山は示されていないが、それらが図11Bに示された如くの噛み合う構成を有することは理解されたい。(示される如くの)工具噛み合い部分524bはネジ回し又はレンチなどの標準的な工具による噛み合いに対して構成されている。六角頭構成が示されている。
脊椎位置矯正システムの状況において図11Aから12Dのネジ山構成が上記に説明されたが、これらのネジ山構成の各々は、噛み合い部品を有するか、又は、確実なロック機構を有する他の外科的に移植可能なシステムにおいても使用することができる。さらに、本明細書に説明されたネジ山構成の各々はビス、ボルト、及び、ナットなどの締結具により、又は、医療分野以外で2つ以上の構成部分を固定するためのネジ山付接続部を提供するために使用することができる。また、もし噛み合い部品のない状況で使用されれば、これらのネジ山構成は、ネジ山の長さの一部又は全体に沿って自己穿刺ネジ山を有するように構成することができる。加えて、本明細書において説明されたネジ山構成は単一の螺旋又は多数螺旋の構成に配列することができる。
図13は基部718及び留め具720を含む接続具714の第8の実施形態を示す。基部718は固定支柱12を収容する通路722を含む。通路722は第1の側面壁746及び第2の側面壁748を形成する。各側面壁746、748は通路722に対面するネジ山付部分750、及び、ネジ山付部分750と整列された側面壁746、748の頂部における弓状隆起762、764を含む。支柱ロック締結具724はネジ山752及び頭部766を含む。ネジ山750、752は従来のネジ山とすることが、又は、図11から12Dを参照して上記に説明されたように構成することができる。頭部766は頭部の底部表面に環状溝768を含む。支柱ロック締結具724が固定支柱12に押し付けられて通路722内に通されると、環状溝768は弓状隆起762、764と噛み合う。弓状隆起762、764と環状溝768の間の嵌合噛み合いは側面壁746、748の互いから離れる分離に抵抗する。代案として、環状溝は側面壁746、748の頂部に設けることができ、かつ、ネジ山付部分と整列させることができ、環状隆起は頭部766の底部表面に設けることができる。したがって、固定支柱12が通路722内に固定されると、支柱ロック締結具724に対して固定支柱12によりかけられる荷重L(図12A)に抵抗するように環状溝は環状隆起と共働する。
ここで、図14及び15を参照すると、接続具の通路内での固定支柱の動きを遮断する接続具及び固定支柱の実施例が説明される。図14は、固定支柱の縦方向の移動が遮断される本発明の実施例を示す。図15は、接続具の通路内での固定支柱の回転の動きを遮断し、ならびに、固定支柱の縦方向の動きを遮断するように固定支柱及び接続具が共働する本発明の実施例を示す。
図14は通路822を有する基部818を含む接続具814を示す。通路822は(図示されない)固定支柱を収容し、かつ、2つの側面壁846、848を形成する。側面壁846、848は第1のネジ山付部分850及び第2のネジ山付部分870を含む。第1のネジ山付部分850は、通路822内の(図示されない)固定支柱を固定するために(図示されない)支柱ロック締結具と噛み合う。第2のネジ山付部分870は通路822の第2の開放端844に隣接して所在する。支柱位置出し締結具872は、ネジ山付部分870により通路822の第2の開放端844内に通され、そのため、支柱位置出し締結具872の端部が(図示されない)固定支柱の端部に接触し、かつ、固定支柱の縦軸に沿った第2の開放端844の外への固定支柱の移動を遮断する。この構造体はシステム10の端部接続具に対してのみ使用される。
代案として、固定支柱の自身の縦軸に沿った移動を遮断するために、通路及び基部の別の構成を使用することができる。1つのこのような代案実施例において、通路は1つの開放端及び1つの閉鎖端を有するように基部内に形成することができる。別のこのような実施例において、通路の第2の開放端内に栓状体を押圧嵌合することができる。摩擦嵌合の代わりに、栓状体は端部接続具の通路の第2の開放端内にモールステーパを使用して嵌合することができる。
図15の実施例において、接続具914は基部918及び留め具920を含む。基部918は通路922及び通路922と整列された中空区間974を含む。通路は中空区間974に開いた(図示されない)第1の開放端及び第2の開放端944を含む。固定支柱912は中空区間974を通って通路922内に挿入され、第2の開放端944を越えて延在している。中空区間974は固定支柱912の横方向断面寸法よりも僅かに大きく寸法決定されており、そのため、固定支柱は中空区間974内に滑動することができる一方、固定支柱912の過剰な傾く動きを遮断する。好ましくは、中空区間974及び固定支柱は円筒形である。代案として、中空区間及び固定支柱は多角形とすることができる。中空区間974及び固定支柱912の嵌合多角形幾何学形状構成は通路922内での固定支柱912の回転の動きを遮断することができる。
通路922から最も遠い中空区間の端部978に隣接して複数の溝976が形成されている。固定支柱912は溝976の1つに収容されるU字型端部980を含む。U字型端部980及び噛み合った溝976は通路922内の固定支柱912の回転の動きを遮断するように共働する。代案として、溝は固定支柱に直交して延在するように配向することができ、固定支柱は、通路内での固定支柱の回転の動きが遮断されるように直交溝の個々の1つと噛み合う固定支柱の端部から延在している1つ又は複数の直交突出部を有することができる。
図16から17Bは、ネジ山の代わりに2つの弾性的に拡張可能なL字型部分116aを含む拡張可能なピン116の形になった骨接続具の別の実施例を示す。各L字型部分は拡張可能なピン116から外向きに放射状に延在している脚部116bを含む。好ましくは、各脚部116bの底部は丸められている。接続具914の第1の留め具部分932と第2の留め具部分934の会合部に細孔付導通穴930が設けられている。弾性的に拡張可能な部分116aは共に押し込まれ、ならびに、続いて、案内開口部928を通って、かつ、細孔付穴930に向けて挿入される。脚部116bが細孔付穴930を完全に通過できるように、拡張可能なピン116の頭部136は、細孔付穴930内の細孔930aとの整列へ脚部116bを回転させるために、工具により送り込まれて噛み合わされるように構成することができる。脚部116b及び細孔930aは外科医に触覚入力を提供し、そのため、脚部116bは細孔930aと整列させることができる。外科医の手袋を破裂させること、又は、隣接する組織を損傷することを回避するために、脚部116b及び細孔930aは鋭く、又は、尖っていないものとする。
脚部116bが細孔付穴930を通過した後、拡張可能なピン116は回転され、そのため、脚部116bは細孔930aとの整列からはずれる。図17A及び17Bを参照すると、ピン116が回転される間、脚部116bは細孔930aから延在している弓状溝930bに沿って滑動する。各溝930bは細孔930aの個々の1つと連絡している。細孔930aの別の細孔内への脚部116bの過剰な回転を防止するために、かつ、脚部116aが細孔930aとの整列をはずれて十分に回転したという正のフィードバックを提供するために、細孔930aの別の細孔に隣接して各溝930bの端部に止め具930cが形成されている。溝930bは一定の深さ、又は、止め具930cに向けて深くなる先細り深さを有することができる。溝930bの弓状延長部分はより短くすることができ、止め具930cは、図17Aに示された好ましい2分の1回転の代わりにピン116の4分の1又は3分の1回転のみを止め具930cが許容するように、細孔930aを基準として位置決めされる。しかし、ピン116の回転の量を制限できる代案器具を提供すること、及び、周囲の組織に反して脚部116bの露出を最小に抑えることは本発明の範囲内である。
L字型部分116aは、ピン116の意図されない回転が防止されるように、細孔付穴930との摩擦噛み合いにある傾向を持たされる。頭部136及び脚部116bは締結具914内にピン116を固定するように基部918及び留め具920と共働する。上記に検討された図2から8の実施例におけるように、ピン116及び接続具914は接続具を椎骨にロックするように共働する。もしピン116の除去が所望されれば、ピン116は、脚部116bが細孔930aと整列するまで回転される。その結果、続いて、ピン116は細孔付穴930から引き抜くことができる。
本発明は人間の脊椎を矯正するための使用を説明してきたが、システム10は他の骨に関する領域における整形外科による手順に対しても使用することができる。さらに、本システムは人間の骨格構造以外の骨格構造とともに使用することもできる。
本発明は特定の実施例を参照して開示された一方、添付の特許請求の範囲に規定された如くの本発明の領域及び範囲から逸脱せずに、説明された実施例に対する数多くの修正、改変、及び、変更が可能である。したがって、本発明は説明された実施例に限定されないが、本発明が以下の特許請求の範囲及びそれの均等物の文言により規定された範囲全体を有することが意図されている。
人間の脊柱に据付けられた従来のHarrington Instrumentation(圧縮)脊椎位置矯正システムを備えた人間の脊柱の後面図である。 人間の脊柱に据付けられた本発明による脊椎位置矯正システムの第1の実施例を備えた人間の脊柱の前面図である。 図2の脊椎位置矯正システムの一部の斜視図である。 本発明の原理による脊椎位置矯正システムの様々な代案器具を示す概略図である。 本発明の原理による脊椎位置矯正システムの様々な代案器具を示す概略図である。 図3に示された脊椎位置矯正システムの一部の、かつ、図3における同システムの異なった方向からの分解斜視図である。 図5の線5Aから5Aに沿って取られた拡大部分断面図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの構成部分の代案実施例の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの構成部分の代案実施例の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの構成部分の代案実施例の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの構成部分の代案実施例の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの構成部分の代案実施例の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの構成部分の代案実施例の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの接続具の代案実施例の斜視図である。 図7の接続具の平面図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの接続具の別の代案実施例の分解斜視図である。 図8の接続具の平面図である。 明確さのために脊柱及び骨締結具が省略された図3の脊椎位置矯正システムの側面図である。 図9の線10から10に沿って取られた断面図である。 本発明による支柱ロック締結具ネジ山の構成の第1の実施例を示す図10の領域11の拡大図である。 本発明による支柱ロック締結具ネジ山の構成の代案実施例を示す図10の領域11の拡大図である。 本発明による支柱ロック締結具ネジ山の構成の代案実施例を示す図10の領域11の拡大図である。 本発明による支柱ロック締結具のネジ山の構成の代案実施例を示す部分切り出し斜視図である。 本発明による支柱ロック締結具のネジ山の構成の代案実施例を示す部分切り出し斜視図である。 本発明による支柱ロック締結具のネジ山の構成の代案実施例を示す部分切り出し斜視図である。 本発明による支柱ロック締結具のネジ山の構成の代案実施例を示す部分切り出し斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの接続具及び支柱ロック締結具の別の実施例の分解斜視図である。 図13の線13Aから13Aに沿って取られた拡大部分断面図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの接続具の別の実施形態の斜視図である。 本発明による脊椎位置矯正システムの接続具及び固定支柱の別の実施例の斜視図である。 本発明による骨締結具の代案実施例の側面図である。 図16の骨締結具との使用のために構成された接続具を備えた本発明による接続具の別の実施例の斜視図である。 図17の一部の拡大詳細図である。 図17Aの線17Bから17Bに沿って取られた断面図である。

Claims (29)

  1. 骨の奇形及び骨の負傷の少なくとも1つの治療において使用される移植可能なシステムのための接続具であって、
    通路を含む基部であって、前記通路は前記基部を通って延在し、固定支柱を収容するようになっている基部と、
    前記基部から延在する留め具と、
    骨締結具を収容するように構成された案内開口部であって、前記基部部材と前記留め具部材とのうちの1つを通って延在している案内開口部と、
    前記骨締結具とロックするように噛み合うように構成されたロック部分であって、前記ロック部分は、前記基部と前記留め具とのうちの別の1つに位置し、前記案内開口部は、前記骨締結具が前記案内開口部に収容されると、前記骨締結具のシャフトを案内し、前記ロック部分と整列させるように、前記案内開口部と同軸になっており、前記接続具には圧縮力がかけられ、前記骨締結具には張力がかけられるように、前記接続具と前記骨締結具とがロックするように噛み合い、閉鎖ループを形成するようになっている、ロック部分と、を含む接続具。
  2. 前記ロック部分はネジ山付穴である請求項1に記載の接続具。
  3. 前記ネジ山付穴は閉鎖端穴である請求項2に記載の接続具。
  4. 前記ロック部分は細孔付穴である請求項1に記載の接続具。
  5. 前記ロック部分は導通穴である請求項1に記載の接続具。
  6. 前記ロック部分は前記基部と前記留め具の別の1つ内に傾いて延在している請求項1に記載の接続具。
  7. 前記ロック部分は前記留め具内に傾いて延在している請求項1に記載の接続具。
  8. 前記通路は第1の開放端及び第2の開放端を含む請求項1に記載の接続具。
  9. 前記通路は開放端及び閉鎖端を含む請求項1に記載の接続具。
  10. 前記閉鎖端はネジ山付部分及び前記ネジ山付部分と噛み合うネジ山付キャップを含む請求項9に記載の接続具。
  11. 前記通路は先細りになった開口部を前記通路の各端部において含む請求項1に記載の接続具。
  12. 前記基部は、
    第1の側面壁部分と、
    前記第1の側面壁部分から間隔を空けられ、かつ、これに平行に延在している第2の側面壁と、をさらに含み、
    前記留め具は、
    前記基部から延在している第1の留め具部分と、
    前記第1の留め具部分に結合され、かつ、これから延在している第2の留め具部分と、をさらに含む請求項1に記載の接続具。
  13. 前記通路は底部部分を含み、前記案内開口部は前記底部部分を通って傾いて延在しており、かつ、前記ロック部分は前記第1の留め具部分と前記第2の留め具部分の会合部内に傾いて延在している請求項12に記載の接続具。
  14. 前記底部部分は、前記骨締結具が前記ロック部分と噛み合った際に前記骨締結具の前記頭部を収容するために、前記案内開口部を取り囲む凹みを含む請求項13に記載の接続具。
  15. 前記通路は底部部分を含み、前記案内開口部は前記底部部分を通って傾いて延在し、かつ、前記ロック部分は前記第1の留め具部分と前記第2の留め具部分の1つ内に傾いて延在している請求項12に記載の接続具。
  16. 前記通路は底部部分を含み、前記ロック部分は前記底部部分内に傾いて延在しており、かつ、前記案内開口部は前記第1の留め具部分と前記第2の留め具部分の1つを通って傾いて延在している請求項12に記載の接続具。
  17. 前記案内開口部は前記第1の側面壁部分と前記第2の側面壁部分の1つを通って傾いて延在しており、かつ、前記ロック部分は前記第1の留め具部分と前記第2の留め具部分の他の1つ内に傾いて延在している請求項12に記載の接続具。
  18. 前記第1の側面壁部分及び前記第2の側面壁部分は、それぞれ第1のネジ山付部分及び第2のネジ山付部分を含み、第2のネジ山付部分は、支柱ロック締結具と噛み合うように前記第1のネジ山付部分と共働する請求項12に記載の接続具。
  19. 前記第1の壁部分及び前記第2の壁部分は、
    支柱ロック締結具上の弓状隆起と弓状溝の1つと噛み合うための弓状隆起と弓状溝の他の1つを各々が含み、前記弓状隆起と前記弓状溝の前記1つは前記第1の壁部分及び前記第2の壁部分の個々の辺縁部から延在している請求項18に記載の接続具。
  20. 脊柱の前方部分に配置されるように構成されている請求項1に記載の接続具。
  21. 前記基部の外部表面の一部は彫られている請求項1に記載の接続具。
  22. 人間の脊柱の椎骨に噛み合うように構成された接続具を含む脊椎位置矯正システムであって、前記接続具は、
    通路を有する基部と、
    前記基部から延在している留め具と、
    前記基部部材と前記留め具部材とのうちの1つを通って延在している案内開口部と、
    前記基部部材と前記留め具部材とのうちの他の1つに位置するロック部分であって、前記案内開口部と同軸であるロック部分と、
    頭部及び前記頭部から延在するシャフトを含む骨締結具であって、前記案内開口部は、前記骨締結具が前記案内開口部に挿入されると、前記椎骨を通して前記骨締結具を案内し、前記ロック部分と整列させるようにシャフトと共働するようになっており、前記骨締結具が前記椎骨に挿入されると前記ロック部分は前記シャフトと噛み合い、前記接続具には圧縮力がかけられ、前記骨締結具には張力がかけられるように、前記接続具と前記骨締結具とがロックするように噛み合い、閉鎖ループを形成するようになっている、骨締結具と、
    固定支柱と、
    支柱ロック締結具であって、前記固定支柱が前記通路に収容され、前記支柱ロック締結具が前記通路と噛み合うと、前記固定支柱を前記接続具に固定するように前記通路と共働する支柱ロック締結具と、を含む脊椎位置矯正システム。
  23. 前記接続具は前記椎骨の前方部分と噛み合うように構成されている請求項22に記載の脊椎位置矯正システム。
  24. 前記通路は前記留め具から取外し可能である請求項22に記載の脊椎位置矯正システム。
  25. 前記骨締結具はピンである請求項22に記載の脊椎位置矯正システム。
  26. 前記骨締結具が前記ロック部分にきつく収容されると、前記接続具及び前記骨締結具の全体を通じて前記固定支柱によりかけられた力を分散させる張力帯を形成するように前記骨締結具と前記接続具が共働するように、前記骨締結具には張力がかけられ、かつ、前記接続具には圧縮力がかけられる請求項22に記載の脊椎位置矯正システム。
  27. 前記支柱ロック締結具及び前記基部は、前記固定支柱が前記通路内に固定されると前記支柱ロック締結具に対して前記固定支柱によりかけられる力に抵抗するように互いと共働する嵌合表面を含む請求項22に記載の脊椎位置矯正システム。
  28. 前記嵌合表面は前記支柱ロック締結具上に、及び、前記通路内に形成されたネジ山を含む請求項27に記載の脊椎位置矯正システム。
  29. 前記嵌合表面は前記通路の各側面上の弓状溝と弓状隆起の1つ及び前記支柱ロック締結具上の弓状溝と弓状隆起の他の1つをさらに含む請求項28に記載の脊椎位置矯正システム。
JP2006507277A 2003-03-17 2004-03-17 骨格に位置矯正用支柱を装着するための接続具 Expired - Fee Related JP4540666B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/388,471 US7011659B2 (en) 2003-03-17 2003-03-17 Connector for attaching an alignment rod to a bone structure
PCT/US2004/008151 WO2004082464A2 (en) 2003-03-17 2004-03-17 Connector for attaching an alignment rod to a bone structure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006520647A JP2006520647A (ja) 2006-09-14
JP4540666B2 true JP4540666B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=32987361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006507277A Expired - Fee Related JP4540666B2 (ja) 2003-03-17 2004-03-17 骨格に位置矯正用支柱を装着するための接続具

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7011659B2 (ja)
EP (1) EP1608277B1 (ja)
JP (1) JP4540666B2 (ja)
AT (1) ATE450216T1 (ja)
CA (2) CA2697192C (ja)
DE (1) DE602004024376D1 (ja)
DK (1) DK1608277T3 (ja)
ES (1) ES2339664T3 (ja)
WO (1) WO2004082464A2 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060293660A1 (en) * 2005-06-03 2006-12-28 Lewis Edward L Connector for attaching an alignment rod to a bone structure
US7635365B2 (en) * 2003-08-28 2009-12-22 Ellis Thomas J Bone plates
US7588575B2 (en) 2003-10-21 2009-09-15 Innovative Spinal Technologies Extension for use with stabilization systems for internal structures
US7967826B2 (en) * 2003-10-21 2011-06-28 Theken Spine, Llc Connector transfer tool for internal structure stabilization systems
GB0326888D0 (en) * 2003-11-19 2003-12-24 Depuy Int Ltd A hook
US8029548B2 (en) 2008-05-05 2011-10-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Flexible spinal stabilization element and system
US7214227B2 (en) * 2004-03-22 2007-05-08 Innovative Spinal Technologies Closure member for a medical implant device
US8597331B2 (en) * 2004-12-10 2013-12-03 Life Spine, Inc. Prosthetic spinous process and method
US20060229607A1 (en) * 2005-03-16 2006-10-12 Sdgi Holdings, Inc. Systems, kits and methods for treatment of the spinal column using elongate support members
US20070055373A1 (en) * 2005-09-08 2007-03-08 Zimmer Spine, Inc. Facet replacement/spacing and flexible spinal stabilization
GB0521582D0 (en) 2005-10-22 2005-11-30 Depuy Int Ltd An implant for supporting a spinal column
GB0600662D0 (en) 2006-01-13 2006-02-22 Depuy Int Ltd Spinal support rod kit
US8348952B2 (en) 2006-01-26 2013-01-08 Depuy International Ltd. System and method for cooling a spinal correction device comprising a shape memory material for corrective spinal surgery
EP1864620A3 (en) * 2006-06-06 2007-12-19 Depuy International Limited A fixation device for an elongate spinal support element
US8298264B2 (en) 2006-09-07 2012-10-30 Warsaw Orthopedic, Inc Systems and methods for use in spinal support
US8109975B2 (en) * 2007-01-30 2012-02-07 Warsaw Orthopedic, Inc. Collar bore configuration for dynamic spinal stabilization assembly
US8029547B2 (en) * 2007-01-30 2011-10-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Dynamic spinal stabilization assembly with sliding collars
US20080269805A1 (en) * 2007-04-25 2008-10-30 Warsaw Orthopedic, Inc. Methods for correcting spinal deformities
US9204908B2 (en) * 2007-07-26 2015-12-08 Dynamic Spine, Llc Segmental orthopedic device for spinal elongation and for treatment of scoliosis
AU2008279798B2 (en) 2007-07-26 2014-02-20 Buttermann, Glenn R. Segmental orthopedic device for spinal elongation and for treatment of scoliosis
GB0720762D0 (en) 2007-10-24 2007-12-05 Depuy Spine Sorl Assembly for orthopaedic surgery
US8123786B2 (en) * 2007-10-24 2012-02-28 Us Spine, Inc. Pedicle-based facet joint fixation systems and methods
US8313512B2 (en) * 2008-03-26 2012-11-20 Depuy Spine, Inc. S-shaped interspinous process spacer having tight access offset hooks
US8025678B2 (en) * 2008-03-26 2011-09-27 Depuy Spine, Inc. Interspinous process spacer having tight access offset hooks
US20100036498A1 (en) * 2008-04-03 2010-02-11 Mcdevitt Dennis Fusion cage with reverse thread profile (rtp)
US20090264933A1 (en) * 2008-04-22 2009-10-22 Warsaw Orthopedic, Inc. Anchors for securing a rod to a vertebral member
US8568417B2 (en) 2009-12-18 2013-10-29 Charles River Engineering Solutions And Technologies, Llc Articulating tool and methods of using
EP2579795B1 (en) 2010-06-10 2018-10-31 Globus Medical, Inc. Low-profile, uniplanar bone screw
JP6240076B2 (ja) 2011-09-30 2017-11-29 アキュート・イノヴェーションズ・エルエルシー 対向する取付け部分を備えた骨固定システム
WO2013113015A1 (en) 2012-01-26 2013-08-01 Acute Innovations Llc Clip for rib stabilization
CN103181816A (zh) * 2013-03-12 2013-07-03 中国人民解放军第二军医大学 一种带内固定芯的枢椎椎板钩
US9717531B2 (en) 2013-10-18 2017-08-01 Warsaw Orthopedic, Inc. Spinal correction method and system
WO2016172607A1 (en) 2015-04-24 2016-10-27 Articular Spine Fix, Inc. Vertebral fixation devices, systems, and methods
WO2017156382A1 (en) 2016-03-10 2017-09-14 Nuvasive, Inc. Bone anchor with deployable purchase element
WO2017180908A1 (en) * 2016-04-14 2017-10-19 Cutting Edge Spine Llc Implants and techniques for tissue fixation and fusion
US10575876B2 (en) 2016-04-20 2020-03-03 K2M, Inc. Spinal stabilization assemblies with bone hooks
US10869696B2 (en) * 2019-01-30 2020-12-22 Medos International Sarl Surgical device for spinal fixation

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4289124A (en) 1978-09-18 1981-09-15 Zickel Robert E Surgical appliance for the fixation of fractured bones
US4269178A (en) 1979-06-04 1981-05-26 Keene James S Hook assembly for engaging a spinal column
US4411259A (en) 1980-02-04 1983-10-25 Drummond Denis S Apparatus for engaging a hook assembly to a spinal column
US4347845A (en) 1981-03-23 1982-09-07 Mayfield Jack K Hook inserter device
US4567884A (en) * 1982-12-01 1986-02-04 Edwards Charles C Spinal hook
US4611581A (en) 1983-12-16 1986-09-16 Acromed Corporation Apparatus for straightening spinal columns
US5007909A (en) 1986-11-05 1991-04-16 Chaim Rogozinski Apparatus for internally fixing the spine
FR2633177B1 (fr) 1988-06-24 1991-03-08 Fabrication Materiel Orthopedi Implant pour dispositif d'osteosynthese rachidienne, notamment en traumatologie
FR2642642B1 (fr) 1989-02-03 1997-08-22 Cotrel Yves Implant d'osteosynthese posterieure rachidienne
US5000165A (en) 1989-05-15 1991-03-19 Watanabe Robert S Lumbar spine rod fixation system
US5281222A (en) 1992-06-30 1994-01-25 Zimmer, Inc. Spinal implant system
FR2697992B1 (fr) 1992-11-18 1994-12-30 Eurosurgical Dispositif de fixation sur une tige d'un organe, en particulier pour une instrumentation d'orthopédie rachidienne.
EP0634913A1 (de) * 1993-02-05 1995-01-25 Synthes AG, Chur Haken für die behandlung von wirbelsäulendeformitäten
US5413576A (en) 1993-02-10 1995-05-09 Rivard; Charles-Hilaire Apparatus for treating spinal disorder
DE59308808D1 (de) 1993-03-15 1998-08-27 Synthes Ag Haken mit schraube für die behandlung von wirbelsäulendeformitäten
FR2705226B1 (fr) 1993-05-17 1995-07-07 Tornier Sa Fixateur de rachis pour le maintien d'une colonne vertébrale.
US5415659A (en) 1993-12-01 1995-05-16 Amei Technologies Inc. Spinal fixation system and pedicle clamp
US5643259A (en) 1994-03-31 1997-07-01 Ricardo C. Sasso Spine fixation instrumentation
FR2721501B1 (fr) 1994-06-24 1996-08-23 Fairant Paulette Prothèses des facettes articulaires vertébrales.
WO1997023170A1 (en) 1995-12-22 1997-07-03 Ohio Medical Instrument Company, Inc. Spinal fixation device with laterally attachable connectors
JP2960688B2 (ja) 1996-06-07 1999-10-12 株式会社ロバート・リード商会 骨固定用スクリュー
US5776135A (en) * 1996-12-23 1998-07-07 Third Millennium Engineering, Llc Side mounted polyaxial pedicle screw
FR2763236B1 (fr) 1997-05-16 1999-10-15 Scient X Implant pour dispositif d'osteosynthese vertebral du type a crochet
US6287308B1 (en) 1997-07-14 2001-09-11 Sdgi Holdings, Inc. Methods and apparatus for fusionless treatment of spinal deformities
FR2767263B1 (fr) 1997-08-13 1999-10-01 Aesculap Jbs Pince pour systeme d'osteosynthese vertebrale
US6090111A (en) 1998-06-17 2000-07-18 Surgical Dynamics, Inc. Device for securing spinal rods
US6296644B1 (en) * 1998-08-26 2001-10-02 Jean Saurat Spinal instrumentation system with articulated modules
US6352537B1 (en) 1998-09-17 2002-03-05 Electro-Biology, Inc. Method and apparatus for spinal fixation
FR2783411B1 (fr) * 1998-09-18 2000-12-01 Eurosurgical Dispositif d'osteosynthese rachidienne posterieure
DE50100793D1 (de) * 2000-12-27 2003-11-20 Biedermann Motech Gmbh Schraube zum Verbinden mit einem Stab

Also Published As

Publication number Publication date
EP1608277A4 (en) 2006-09-20
CA2518297C (en) 2010-05-18
ES2339664T3 (es) 2010-05-24
WO2004082464A2 (en) 2004-09-30
CA2697192C (en) 2013-01-08
EP1608277A2 (en) 2005-12-28
EP1608277B1 (en) 2009-12-02
ATE450216T1 (de) 2009-12-15
DK1608277T3 (da) 2010-04-12
US7011659B2 (en) 2006-03-14
WO2004082464A3 (en) 2005-07-14
CA2518297A1 (en) 2004-09-30
DE602004024376D1 (de) 2010-01-14
JP2006520647A (ja) 2006-09-14
CA2697192A1 (en) 2004-09-30
US20040186472A1 (en) 2004-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4540666B2 (ja) 骨格に位置矯正用支柱を装着するための接続具
US8133263B2 (en) Connector for attaching an alignment rod to a bone structure
US9907579B2 (en) Interspinous spacer assembly
JP4409432B2 (ja) 脊椎平板固定システム、脊椎の一部を安定化するためのシステム及び器具
JP4731482B2 (ja) 前方脊柱器具
JP6921847B2 (ja) 多点固定インプラント
AU2005311787B2 (en) Side-loading bone anchor
US8317843B2 (en) Multi-axis connection and methods for internal spinal stabilizers
JP4584876B2 (ja) 固定用組立体
EP2741698B1 (en) Bone anchoring device
US20050234455A1 (en) Bone fixation plate
JP2010526592A (ja) 後方安定化棘突起システムと方法
US20110270321A1 (en) Engaging Member With a Cavity-Base for Engaging a Connecting Element to a Bone Anchor
WO2011053806A2 (en) Adjustable saddle for a bone anchor
JP2010537780A (ja) 多軸骨アンカー組立体
CA2971412A1 (en) Bone screw
US20110106181A1 (en) Adjustable saddle for a bone anchor
KR20040024683A (ko) 척추경 나사못 및 이를 갖는 척추경 나사못 조립체
MXPA01000418A (es) Sistema de fijacion de hueso

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100210

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100310

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100317

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100412

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100528

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees