JP2010537780A - 多軸骨アンカー組立体 - Google Patents

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Abstract

1つの態様では、骨アンカー組立体が提供される。骨アンカー組立体は、骨アンカーと、冠部材と、サドルと、スリーブとを含む。骨アンカー組立体は、骨アンカーが、スリーブがサドルの周りに配置されるときにサドルに対して移動可能になり、冠部材とサドルの座部の間における骨アンカーの頭部分の圧縮によってサドルに対して係止されるように構成される。別の態様では、整形外科用埋め込みのためのシステムが提供される。システムは、細長部材と、圧縮部材と、骨アンカー組立体とを含む。別の態様では、骨アンカー組立体を組み立てる方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明の開示は、一般に、脊椎の損傷および/または変形の矯正に使用される整形外科用インプラントに関し、より詳細には、それだけに限定されないが、脊椎の矯正および/または癒合を可能にするために脊椎の一部分を固定するための装置に関する。一部の実施形態では、本発明の開示は、整形外科用インプラントを骨、一部の実施形態では椎骨に固定するための改良された装置、システム、および組立体を対象とする。
棒、プレート、繋ぎ紐、ワイヤ、ケーブル、および他の装置などの細長い連結要素が、脊柱に沿って使用され、1つまたは複数の脊椎の運動分節の間に係合された2つ以上のアンカーの間に連結されている。そのような連結要素は、剛性であり、脊椎運動分節の脊椎の荷重または運動に応答して脊椎運動分節の移動を抑えることができる。他の連結要素は、少なくともいくらかの限定された脊椎の運動を可能にするように可撓でありながら、脊椎の運動分節の荷重および運動に対する耐性を与える。通常、連結要素は、椎骨に取り付けられた骨ねじなどの骨アンカーによって脊柱に固定される。従来の骨アンカーおよびねじは、その意図された目的に対しては満足のいくものであるが、すべての点を満たしているわけではない。
したがって、整形外科用インプラントを骨に固定するための改良された装置、システム、および組立体に対する必要性が依然として残されている。
本発明の開示は、整形外科用インプラントを骨に固定するための改良された装置、システム、および組立体を提供する。
1つの態様では、本発明の開示は、骨アンカー組立体を提供する。骨アンカー組立体は、頭部分および骨係合部分を有する骨アンカーと、骨アンカーの頭部分と係合するように成形され、寸法設定された冠部材と、上側部分および下側部分を有するサドルと、サドルの一部分の周りに配置されるように構成されたスリーブとを備える。サドルの上側部分は、細長部材を受け入れるための通路と、圧縮部材を受け入れるためのねじ部分とを含む。サドルの下側部分は、冠部材および骨アンカーの頭部分をその中に受け入れるように構成される。下側部分は複数のスロットを含み、スロットは、下側部分を、骨アンカーの頭部分を受け入れるように外方向に可撓にし、骨アンカーの頭部分をその中に固定するように内方向に可撓にする。スリーブは、サドルの下側部分の周りに配置されるように構成され、サドルの下側部分の周りでスリーブを上方向に進めたときサドルの下側部分が外方向に曲がることが防止されるように寸法設定され、それによって骨アンカーの頭部分を下側部分に固定する。骨アンカーは、スリーブが下側部分の周りに配置されたとき、サドルに対して移動可能である。骨アンカーは、冠部材とサドルの下側部分の間における骨アンカーの頭部分の圧縮によってサドルに対して定位置に固定される。一部の実施形態では、下側部分は、さらに、骨アンカーの頭部分と界接するための座部分を備える。一部の実施形態では、座部分は、骨アンカーの頭部分からの力を径方向外方にスリーブへと伝えるように構成される。一部の実施形態では、骨アンカーは、圧縮部材を細長部材に押し付けてねじ込み式に進めることによって生成される、冠部材とサドルの下側部分の間における骨アンカーの頭部分の圧縮によってサドルに対して定位置に固定される。一部の実施形態では、サドルの下側部分および/またはスリーブは、サドルと骨アンカーの間の運動範囲の増大を可能にするように構成された複数の切欠部分を含む。
別の態様では、本発明の開示は、整形外科用埋め込みのためのシステムを提供する。システムは、細長部材と、圧縮部材と、骨アンカー組立体とを備える。骨アンカー組立体は、頭部分および骨係合部分を有する骨アンカーと、骨アンカーの頭部分と係合するように成形され、寸法設定された冠部材と、上側部分および下側部分を有するサドルと、サドルの周りに配置されるように構成されたスリーブとを備える。サドルの上側部分は、細長部材を受け入れるための通路と、圧縮部材を受け入れるためのねじ部分とを含む。サドルの下側部分は、冠部材および骨アンカーの頭部分をその中に受け入れるように構成される。下側部分は複数のスロットを含み、スロットは、下側部分を骨アンカーの頭部分を受け入れ保持するように可撓にする。下側部分はまた、骨アンカーの頭部分と界接するための座部分も含む。座部分は、円錐状に先細にされた表面によって少なくとも部分的に画定された縁部である。スリーブは、サドルの下側部分の周りに配置されるように構成され、サドルの下側部分の周りでスリーブを上方向に進めたときサドルの下側部分が外方向に曲がることが防止されるように寸法設定され、それによって骨アンカーの頭部分を下側部分内に固定する。骨アンカーは、スリーブが下側部分の周りに配置されたとき、サドルに対して移動可能である。骨アンカーは、圧縮部材を細長部材に押し付けてねじ込み式に進めることによって生成される、冠部材とサドルの下側部分の間における骨アンカーの頭部分の圧縮によってサドルに対して定位置に固定される。全体的には、サドルの下側部分は、骨アンカーの頭部および/または冠部が入ることを可能にするほど十分可撓であるが、スリーブは、頭部分をサドル内において枢動可能位置および係止位置の両方に保持するためにサドルの下側部分の外方向の移動を防止するのに十分な強度を有する。
別の態様では、本発明の開示は、骨アンカー組立体を組み立てる方法を提供する。方法は、頭部分および骨係合部分を有する骨アンカーを提供するステップと、骨アンカーの頭部分と係合するように成形され、寸法設定された冠部材を提供するステップと、上側部分および下側部分を有するサドルを提供するステップと、サドルの下側部分の周りに配置されるように構成されたスリーブを提供するステップとを含む。サドルの上側部分は、細長部材を受け入れるための通路と、圧縮部材を受け入れるためのねじ部分とを含む。サドルの下側部分は、その底部に、冠部材および骨アンカーの頭部分を受け入れるように構成された開口部を含む。下側部分はまた、下側部分を可撓にする複数のスロットと、骨アンカーの頭部分と界接するための座部分とを含む。座部分は、少なくとも部分的に傾斜面によって画定された縁部を備える。方法は、さらに、冠部材をサドルの下側部分の開口部内に挿入するステップと、骨アンカーの頭部分をサドルの下側部分内に挿入するステップと、骨アンカーの頭部分をサドル内に移動可能に固定するためにサドルの下側部分の周りでスリーブを上方向に進めるステップであって、スリーブが、サドルの下側部分が外方向に曲がるのを防止するステップとを含む。
本発明の開示のさらなる態様、形態、実施形態、目的、特徴、便益、および利点が、本明細書に提供される詳細な図および説明から明白になるものとする。
本発明の開示の1つの態様によるシステムの斜視図である。 図1のシステムの断面斜視図である。 図1および2のシステムの分解斜視図である。 本発明の開示の1つの態様によるサドルの側面図である。 図4のサドルの上面図である。 図4および5の底面図である。 切断線7−7に沿って切り取られた図4、5、および6のサドルの断面図である。 本発明の開示の1つの態様による冠座金の上面図である。 切断線9−9に沿って切り取られた図8の冠座金の断面図である。 本発明の開示の1つの態様による骨ねじの側面図である。 本発明の開示の1つの態様によるスリーブの底面図である。 切断線12−12に沿って切り取られた図11のスリーブの断面図である。 本発明の開示の1つの態様による骨アンカー組立体の斜視図である。 図13の骨アンカー組立体の正面断面図である。 本発明の開示の1つの態様による、棒および止めねじに係合された図13および14の骨アンカー組立体の側面図である。 図15の骨アンカー組立体、棒、および止めねじの正面断面図である。 本発明の開示の1つの態様による、係止位置にある図15および16の骨アンカー組立体、棒、および止めねじの側面図である。 係止位置にある図17の骨アンカー組立体、棒、および止めねじの正面断面図である。 係止位置にある図17および18の骨アンカー組立体、棒、および止めねじの底面図である。 本発明の開示の別の実施形態によるシステムの斜視図である。 図20のシステムの底面図である。 図20および21のシステムの断面斜視図である。 図20、21、および22のシステムの分解側面図である。 本発明の開示の別の実施形態によるサドルの側面図である。 図24のサドルの上面図である。 図24および25のサドルの底面図である。 切断線27−27に沿って切り取られた図24、25、および26のサドルの断面図である。 本発明の開示の別の実施形態によるスリーブの底面図である。 切断線29−29に沿って切り取られた図28のスリーブの断面図である。 本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体の斜視図である。 本発明の開示の別の実施形態によるスリーブ材の斜視図である。 本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体の斜視図である。 図32の骨アンカー組立体の側面図である。 本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体の分解斜視図である。 本発明の開示の別の実施形態によるサドル部材の側面図である。 本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体の分解斜視図である。 図36の骨アンカー組立体の正面断面図である。 本発明の開示の1つの実施形態によるサドル部材および冠部材の正面断面図である。 本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体の分解斜視図である。 図39の骨アンカー組立体の正面断面図である。 図39の骨アンカー組立体の断面斜視図である。 本発明の開示の1つの実施形態によるサドル部材および冠部材の斜視図である。 図42のサドル部材および冠部材の正面断面図である。 本発明の開示の1つの実施形態によるサドル部材および冠部材の斜視図である。
本発明の開示の原理の理解を促す目的で、次に、図に示された実施形態が参照され、同じものを説明するために特有の言葉が使用される。それにもかかわらず、本開示の範囲の限定が意図されないことは理解されるであろう。本明細書で説明された本開示の原理を有する、説明された装置、機器、方法、および任意の他の用途におけるあらゆる変更および改変は、本開示が関連する当業者に当然想定されるであろうものとして企図される。特に、1つの実施形態に関して説明された特徴、構成要素、および/またはステップが、本発明の開示の他の実施形態に関して説明された特徴、構成要素、および/またはステップと組み合わせられ得ることが十分企図される。
図1〜3を参照すれば、整形外科用埋め込みのためのシステム10が、本発明の開示の1つの実施形態によって示されている。システム10は骨アンカー組立体12を含む。骨アンカー組立体12は、レシーバまたはサドル14と、冠座金16(図2および3)と、骨アンカー18と、スリーブ20とを含む。止めねじ22は、棒24を骨アンカー組立体12に固定する。システム10は、複数の長手方向部材(たとえば棒、プレートなど)、複数の骨アンカー組立体、および/または複数の連結具を備えるより大きな整形外科用システムの一部でよい。一部の実施形態では、システム10は、脊柱における使用に特に適している。さまざまなタイプの締め具または連結具(たとえば留め具)が、骨アンカー組立体12および棒24と組み合わせて使用され得ることが理解されるであろう。本願の譲受人に譲渡され、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6,485,491号で開示されたプレートおよび/または棒などの、さらなる追加のまたは代替的な長手方向部材もまた使用されてよい。
システム10の構成要素は、開放術、低侵襲法または他の外科的方式を介して埋め込まれ得る。全体的には、1つまたは複数の骨アンカー組立体12が、1つまたは複数の骨に挿入され、次いで、長手方向部材24が、必要であれば輪郭形成され、骨アンカー組立体に外科的に挿入されて連結される。長手方向部材24に対する骨アンカー組立体12の相対角度は、長手方向部材を締め具に連結するのを容易にするため必要に応じて調整され得る。必要または所望に応じて、追加の連結具が、長手方向部材および/または骨アンカーに嵌合され、すべての要素は、他の部分に対する望ましくない運動に対して係止される。
次に図4〜12を参照すれば、骨アンカー組立体12の構成要素が、より詳細に個々に示されている。図4〜7をより具体的に参照すれば、レシーバ部材またはサドル14が、その中に示されている。図4は、サドル14の側面図であり、図5は、サドル14の上面図であり、図6は、サドル14の底面図であり、図7は、サドル14の断面図である。
サドル部材14は、全体的には、上側部分26および下側部分28を備えたU字形状を有する。上側部分26は、サドル部材14を貫通して延びる通路32を画定する2つの直立部分30を含む。通路32は、棒24などの細長部材を収容するように構成される。細長部材は、いくつかの所望の長さおよび直径を有することができることを理解されたい。その点では、本実施形態における通路32の幅34は、細長部材の直径とほぼ等しい。一部の実施形態では、通路の幅は、細長部材の直径よりわずかに大きく、それにより、細長部材の通路32内へのより容易な挿入が可能になり、細長部材の輪郭形成が可能になり、また、異なるサイズのさまざまな細長部材がサドル部材14と共に使用されることも可能になる。全体的には、細長部材24は、係止位置にあるときは通路32の底部分36の上方に配置される。しかし、一部の実施形態では、細長部材24は、係止位置にあるときは底部分36内に着座し得る。したがって、底部分36は、細長部材の固定した配置を確実にするように成形されてよく、そうでなければそのための特徴を含むことができる。本実施形態では、底部分36は、棒24の外面の通り抜けを可能にするために、図4に見られるようにほぼ円筒形状を有する。
サドル部材14の直立部分30は、内面38と、外面40とを含む。孔または穴42が、直立部分30を貫通して外面40と内面38の間を延びる。穴42は、互いにほぼ位置合わせされており、通路32にほぼ垂直である。一部の例では、穴42は、患者の体内で骨アンカー組立体12内に棒24を配置することを容易にするために外科器具によって把持するために利用される。本実施形態において、および図4および7に示されるように、外面40は、上方向に延びるにつれて内面38に対して先細になっている。こうした先細により、サドル部材14のかさおよびサイズが低減されてより容易な取り扱いが可能になる。その点では、外科器具は、骨アンカー組立体への挿入に必要とされる全体幅を実質的に増大させることなく穴42に係合することができる。
全体的には、内面38は、サドル部材14を貫通して長手方向に延びる孔44の軸とほぼ同軸方向に延びる。直立部分30の内面38は、図7に示されるように雌ねじが切られた部分46を画定している。雌ねじが切られた部分46は、以下に説明されるように、止めねじ22とねじ込み式に結合されるように構成される。雌ねじが切られた部分46は、棒がサドル部材14内に固定されるとき、ねじ部分が棒24の上方で終了するように構成される。一部の実施形態では、図7に示されるように、内面38は、ねじ部分46の下方で孔44の周りを径方向に延びる環状の逃げ部または切欠部48を含む。環状の逃げ部48は、雌ねじにしばしば見られるらせん状のねじの切り上げを解消する。他の実施形態では、内面は、環状の逃げ部48を含まない。さらに、一部の実施形態では、ねじ部分46は、棒がサドル部材14内に固定されたとき、棒24の上方で終了しなくてもよい。さらなる実施形態では、直立部分30の外面は、雌ねじが切られた部分46の代わりに、またはこれに加えて雄ねじが切られた部分を画定する。雄ねじが切られた部分は、係止ナットとねじ込み式に結合されるように構成される。雄ねじが切られた部分を備えた一部の実施形態では、外面40の少なくとも雄ねじが切られた部分は、サドル部材14の長手方向孔44とほぼ平行に延びる。あるいは、サドル部材14は、スナップ留め、捩じり、または他のタイプの閉鎖具を用いて圧縮部材に合わせて外面的におよび/または内面的に構成され得る。
概ね円筒状でよい開口または孔44は、サドル部材14を貫通して上側部分26から下側部分28まで延びる。孔は、サドル部材14の長手方向軸に沿って、通路32に対してほぼ直角に、これと連通して延びる。本実施形態では、孔44は、サドル部材14を貫通して全体的に延びる。他の実施形態では、孔44は、サドル部材14の一部だけを貫通して延びる。以下に説明されるように、孔44はまた、押し込み器具が骨アンカー18に係合するためのアクセスを可能にすることもできる。このようにして、骨アンカー18は、サドル部材14内に移動可能に保持された状態で椎骨などの骨内に押し込まれ得る。
内面38は、環状の逃げ部48の下方に孔44と連通する止め部分または肩部50を含む。肩部50は、下方装入された冠部材16のための止め部として作用するように提供される。全体的には、肩部50は、孔44内における冠部材16の上方境界として働き、冠部が肩部を超えて移動するのを防ぐ。本実施形態には示されていないが、他の実施形態では、肩部50および/または冠部材16は、それらの間の係合を容易にするために、係合する突起部およびくぼみなどの特徴を含む。
サドル部材14の下側部分28は、上側部分26と比べて小さい直径を有する。したがって、上側部分26と下側部分28の間には、肩部52が画定される。下側部分28は、内面54と、外面56とを含む。内面54は、孔44を少なくとも部分的に画定する。その点では、サドル部材14は、下方装入に合わせて構成される。すなわち、冠部材16および骨アンカー18は、下側部分28の底部内の開口部を通ってサドル部材14内に挿入される。その点では、下側部分28は、冠部材16および骨アンカー18を受け入れるのに十分な大きさの開口部を有さなければならない。しかし、開口部は、冠部材16および骨アンカーがサドル部材14内に保持されなければならないため、大きくなり過ぎてはいけない。したがって、本実施形態では、下側部分28は、スロット付きの逃げ部58を含む。スロット付きの逃げ部58は、下側部分28を貫通して内面54から外面56まで延び、下側部分の底部から上方向に延びる。スロット付きの逃げ部58は、細長いスロット部分60と、スロット部分と比べて幅が大きい逃げ部62とを含む。スロット付きの逃げ部58は、下側部分が、少なくとも2つの位置、すなわち骨アンカーの頭部がそこを通り抜けるのを可能にするための拡大された挿入形状である第1の位置と、骨アンカーの頭部を中に保持するための小さな寸法の保持形状である第2の位置との間で移動可能であるように下側部分28を少なくとも部分的に可撓にする。下側部分28は、骨アンカー18および/または冠部16を孔44内に挿入するのを可能にするためにわずかに外側に曲がる(拡張する)ことができる。下側部分28はまた、骨アンカー18および冠部16を孔44内に固定するために内方向に曲がる(収縮する)こともできる。その点では、以下に説明されるように、スリーブ20との係合が、下側部分28を収縮させ、それによって骨アンカー18および冠部16をその中に保持することができる。本実施形態には、3つのスロット付きの逃げ部58が存在する。3つのスロット付きの逃げ部は、下側部分28の円周の周りで、互いから120°離して均等に間隔が空けられている。スロット付きの逃げ部58の2つは、通路32の軸から約30°ずれたところにあり、別のスロット付きの逃げ部58は、通路32の軸から約90°ずれたところにある。他の実施形態は、スロット付きの逃げ部の数、形状、サイズ、および配置は、変更されてよい。
説明されたように、内面54は、骨アンカー18の頭部を受け入れるように構成される。その点では、内面54は、内面から円筒状の孔66まで内方向に延び、それによって縁部67を画定する先細部分64を含む。一部の実施形態では、先細部分64は、ほぼ円錐形状を有する。孔66は、下側部分28内において孔44の最も狭い開口部を画定する。先細部分64と円筒状の孔66の交差部は、全体的には、骨アンカー18と係合するように構成されたサドル14の座部を備える縁部67を画定する。その点では、先細部分64は、角度68で内面54から延びる。図7に示されるように、角度68は、90°と170°の間の値を有することができ、この角度はまた、サドル14の長手方向軸に対して10〜90°とも考えられ得る。1つの特定の実施形態では、角度68は、約20°である。別の特定の実施形態では、角度68は、約55°である。組み立てられるとき、骨アンカー18の頭部は、骨アンカーからの荷重力の少なくともいくらかが径方向外方にスリーブ20へと向けられるように縁部67に係合する。引き抜き力を径方向に分散させることにより、骨アンカー組立体12の保有する荷重容量が増大し、棒の調整(reduction)中、および/または手術後の分解のリスクが低減され得る。
内面54はまた、円筒状の孔66から外方向に延びる先細部分70も含む。先細部分70は、骨アンカーのシャフトへの下側部分28の干渉を低減することにより、サドル14に対する多軸方向の移動に対応する複数の位置を通って骨アンカー18が直線運動するのを可能にするように構成される。一部の実施形態では、先細部分70は、ほぼ円錐形状を有する。
全体的には、外面56は、ほぼ円筒状であり、スリーブ20と係合するように構成される。本実施形態では、外面56は、ほぼ平坦であり、中立位置にある(すなわち、拡張されていない、または収縮されていない)ときはサドル14の長手方向軸と同軸である。しかし、他の実施形態では、外面は、中立位置にあるときは外方向に広がっていてよく(たとえば図34を参照)あるいは内側に広がっていてよい。一部の実施形態では、外面56および/またはスリーブ20の一部分は、それらの間の係合を容易にするために面取りされてよい。一部の実施形態では、外面56もスリーブ20のどちらもが面取りされていない。そうではなく、外面56およびスリーブ20の係合する縁部は、破断縁部を備える。一部の実施形態では、破断縁部は、0.5mm未満である。1つの特定の実施形態では、外面56の破断縁部は、0.1mm未満であり、スリーブ20の破断縁部は、0.4mm未満である。さらに、外面56および/またはスリーブ20の内面は、それらの間の係合を促進させるために(物理的に、化学的に、および/またはそれらの組み合わせで)処理され得る。肩部52は、スリーブ20のための上側止め部として働く。さらに他の実施形態では、外面56および/またはスリーブ20の内面は、それらの間の係合および/または位置合わせを固定するために係合特徴(たとえば突起部およびくぼみ)を含むことができる。
スリーブ20と下側部分28の外面56の間の係合の結果、骨アンカー18および冠部16は、サドル部材14内に移動可能に保たれる。すなわち、骨アンカー18および冠部16は、サドル部材14により固定して保持されるが、サドル部材に対して移動することができる。特に、骨アンカー18は、サドル部材14に対して多軸方向に移動することができる。骨アンカー18は、止めねじ22による棒24の圧縮時、サドル14に対して係止され、続いて棒24は、冠部材16を骨アンカー18の頭部上に圧縮し、それによって冠部材とサドルの座部の間で骨アンカーを固定して、サドルに対する骨アンカーの移動を限定する。
上記で説明されたように、内面54は、サドル14に対する多軸方向の移動に対応する複数の位置を通って骨アンカー18が直線運動するのを可能にするように構成された先細部分70を含む。内面54はまた、サドル14に関連する骨アンカー18の許容可能な角度形状を増大させるために孔44の円周の周りに対称的に置かれた角度のある切欠部分72も含む。図6に示されるように、概ね部分的に円筒形状であり、サドル14の長手方向軸に対して約45°にある3つの角度のある切欠部分が存在する。3つの角度のある切欠部分72は、下側部分28の円周の周りに互いから120°離して均等に間隔が空けられている。角度のある切欠部分72の2つは、通路32の軸から約30°ずれたところにあり、他の切欠部分72は、通路32の軸から約90°ずれたところにある。本実施形態では、スロット付きの逃げ部58は、切欠部分72とほぼ位置合わせされ、その中に配置される。他の実施形態では、スロット付きの逃げ部58および切欠部分72は、分離され得る。特定の構成が上記で説明されてきたが、切欠部分の数、切欠部分の形状、通路32の軸に関連する切欠部分の位置、サドル14の長手方向軸に関連する切欠部分の角度、切欠部分のサイズ、および各切欠部分間の角度間隔は、具体的な用途に合わせて変化し得る。全体的には、切欠部分は、サドル14と骨アンカー18の間の運動をより広範囲にすることを可能にする。
サドル部材14の図示された実施形態は、「開放型」の種類のものである。すなわち、通路32は、サドル部材14の上部を通じて開放しており、それによってサドル部材14はほぼU字形となる。本開示の原理は、「閉鎖型」の締め具、すなわち長手方向部材を受け入れる通路が、上部を通じて開放しているのではなく、実質的にはサドル部材14を貫通する穴であるものにも同様に適用されることが理解されるであろう。
図8および9をより具体的に参照すれば、冠部材または座金16が、その中に示されている。図8は、冠座金16の上面図であり、図9は、冠座金16の断面図である。
冠部材16は、内部開口部74および下面76を備えたほぼ円筒状のものである。冠部材16は、孔内において軸方向移動のいくらかの自由を有するようにサドルの孔44内に嵌合するように寸法設定される。特に、冠部材16は、肩部50と骨アンカー18の頭部の間で軸方向に移動するように寸法設定される。冠部材16内の内部開口部74は、冠部材16が骨アンカーの上方および上面に配置されたとき、骨アンカー18に外科器具がアクセスするのを可能にする。下面76は、骨アンカー18の頭部の少なくとも一部を収容するように構成される。下面76は、冠部と骨アンカー18の頭部の間で相対的な多軸方向の移動を可能にするように成形される(たとえば球状、円状、円錐状、または他の形状)。本実施形態では、下面76は、骨アンカーの球状の頭部と係合するために部分的に円状または球状である。その点では、下面76の円状部分は、骨アンカー18の頭部とほぼ同じ曲率を有する。下面76は、冠部材16とサドル14の座部の間の骨アンカー18の頭部の十分な圧縮が、骨アンカーをサドルに対して堅固に固定することができるように成形される。
冠部材16の上面78は、脊椎棒24の細長部材と係合するように構成される。特に、冠部材16は、骨アンカーを所定の位置に固定するために脊椎棒24によって下方向に圧縮されるように構成される。一部の実施形態では、上面78は、細長部材との係合を容易にするための特徴を含む。たとえば、少なくとも1つの実施形態では、上面78は、細長部材の外部輪郭に合致するように成形されたくぼみを含む。他の実施形態では、冠部材16は、サドルの対応する突起部または溝と係合するように構成された外部溝または突起部などの、サドル14内で冠部材を適正に配置するのを容易するための追加の特徴を含む。
図10をより具体的に参照すれば、骨アンカー18が、その中に示されている。図10は、骨アンカー18の側面図である。図示されるように、骨アンカー18は、頭部分80およびシャフト部82を有する骨ねじである。シャフト部82は、本実施形態では、一連のねじ部分86を含む骨係合部分84を含む。ねじ部分86は、骨に係合するのに特に適している。シャフト部82はまた、ねじ切りされていないシャンク部分88も含む。本実施形態では、骨アンカー18の頭部分80は、ほぼ球状の外部輪郭を含む。しかし、多軸方向の移動を可能にするのであればどのような外部輪郭も利用され得ることを理解されたい。本実施形態では、頭部分80の球面18は、サドル14の座部との軸受接触を提供し、それにより、骨ねじは、多軸方向の移動に対応するサドルに対するさまざまな角度の方向で配置され得るようになる。図示される実施形態では、頭部分80の上側部分内には、器具が係合するくぼみ90が形成される。器具が係合するくぼみ90の特有の形状は、任意の適切な押し込み器具と協働するように選択され得る。本実施形態では、くぼみ90は、六角ドライバを受け入れるように構成された六角形状のくぼみである。互いに関連して、骨係合部分84の最大直径は、頭部分80の最大直径に対して、より大きく、より小さく、または等しくてよく、ねじ切りされてない部分88の少なくとも一部は、頭部分80の最大直径より小さい最大直径を有する。ねじ切りされてない部分88の小さい直径は、サドル14内に組み入れられたとき、骨アンカー18の運動の可能範囲を増大させることができる。
骨アンカー18のサイズは、意図される使用に基づいて選択される。全体的には、骨アンカー18は、10〜52mmの間の長さを有することができる。しかし、一部の状況では、骨アンカー18は、この範囲より大きくても小さくてもよい。他の骨アンカーが利用され得ることが理解されるであろう。たとえば、一部の実施形態では、フック要素を含む骨アンカーが利用される。そのようなフックは、骨固定部材18の頭部分80と同一の、またはほぼ類似の頭部分を含む。しかし、そのような骨アンカーのシャンク部分は、骨と係合および/または連結するための湾曲部分を含む、またはその中に延びることがある。特有の骨アンカーが本明細書で説明されてきたが、整形外科用途に適した、さまざまな頭部の設計、シャフト設計、ねじピッチ、および/または先端の先細を有する骨アンカーが、利用され得ることを理解されたい。
図11および12をより具体的に参照すれば、スリーブ20がその中に示されている。図11は、スリーブ20の底面図であり、図12は、スリーブ20の断面図である。
スリーブ20は、その中を貫通して延びる開口部92を備えたほぼ円筒状のものである。スリーブ20は、サドル14の下側部分28の周りで摩擦嵌合するように寸法設定される。特に、スリーブ20は、骨アンカーを下側部分28内に固定するために骨アンカー18の頭部分80の周りで変位可能な下側部分28を保持するように寸法設定される。その点では、スリーブ20は、骨アンカーの頭部分が下側部分28内に保持されることを確実にするために、サドル14の下側部分28が外方向に曲がることを防止する。一部の実施形態では、スリーブ20は、下側部分28のいくらかの外方向の曲がりを可能にするが、依然として骨アンカーを下側部分28内に固定して保持することが認識される。一部の実施形態では、スリーブ20は、骨アンカーを保持するために、サドル14の下側部分28を内方向に圧縮する。本実施形態では、開口部92の直径は、中立位置にあるとき、下側部分28の外面56の直径よりわずかに小さい。したがって、スリーブ20が外面56に摩擦係合されるとき、下側部分28は、外方向に拡張するのが防止される。外面56上を通るスリーブ20の初期進行を容易にするために、スリーブは、上面96と内面98の間に面取り部94を含む。面取り部94は、外面56周りでスリーブ20を誘導するように働く。他の実施形態では、サドル14の下側部分28が面取り部を含むことができ、スリーブの面取り部94は省略されてよい。スリーブ20が、サドルの下側部分28が外方向に曲がるのを防止し、サドルの下側部分がスリーブ20を伸張させるのもまた防止するのに十分な強度を有することを確実にするために、スリーブ20は、サドル14、またはサドルの少なくとも下側部分に対して硬度が増した材料から形成され得る。より硬い材料をスリーブに使用することに加えて、あるいはその代わりに、一部の実施形態では、下側部分に対するスリーブの強度を増大させるために、スリーブ20の厚さが増大されてよく、下側部分28の厚さが低減されてよい(図20〜24を参照)。
スリーブ20の上面96は、サドル14の肩部52と係合するように構成される。本実施形態では、上面96は、ほぼ滑らかであり、肩部52のほぼ滑らかな表面と係合する。しかし、他の実施形態では、上面96および/または肩部52は、サドル14に対してスリーブ20の位置を固定するための噛合特徴を含むことができる。同様に、他の実施形態では、内面98および/または外面56は、サドル14に対してスリーブ20の位置を固定するための噛合特徴を含むことができる。
再び図1〜3を参照すれば、止めねじ22は、雄ねじが切られた要素として示されている。止めねじ22は、標準的な止めねじ、または参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6,478,795号に開示されたものなどの捻じり折る(ブレークオフ)タイプの止めねじでよい。止めねじはまた、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6,296,642号に開示された反転角(reverse angle)のねじ部分を含むこともできる。本実施形態では、止めねじ22は、サドル14のねじ部分46内にねじ込むように構成される。止めねじ22は、棒24に係合するまでねじ部分46に沿って進み、棒を通路32の底部分36に向かって押し進め、それによって冠部材16を下方向に圧縮し、骨アンカー18の頭部分80を係止する。止めねじ22は、器具が係合するくぼみ98を有する上面96を含む。止めねじ22は、システム10の全体形状を最小限に抑えるために、係合を係止した後、サドル14の上部と、またはその下方で上面96がほぼ位置合わせされるように寸法設定される。他の実施形態では、止めねじ22は、係合を係止した後、サドル14の上部を超えて延びることができる。上面96は、患者に対する内的外傷を低減するために円状でよく、あるいは形状を最小限に抑えるためにほぼ平坦でよい。器具が係合するくぼみ98は、止めねじ22をサドル部材14内に導入するために使用される器具と係合するように構成される。本実施形態では、くぼみ98は、六角ドライバを受け入れるように構成された六角形状のくぼみである。一部の実施形態では、くぼみ98は、同じ外科用押し込み具が止めねじ22および骨アンカーの両方で利用され得るように骨アンカー18のくぼみ90にほぼ類似している。器具が係合するくぼみ98の特有の形状は、任意の適切な押し込み器具と協働するように選択され得る。
代替的または追加的には、止めねじ22は、ナットまたはキャップなどの外部要素を備えることができる。外部要素は、レシーバ部材30に外部要素を留めるためのねじ部分また他の特徴を含んでも含まなくてもよい。外部要素が使用される場合、サドル14には、外部要素と係合するための適合するねじ部分または他の特徴が設けられ得る。全体的には、このように使用される止めねじ、係止ねじ、係止ナット、ナットおよびそれらの組み合わせは、本明細書では圧縮部材と称され得る。
用途に応じたさまざまな弾性および硬度がある。コバルトクロム、チタン、PEEK、他。
次に図13および14を参照すれば、骨アンカー組立体12がその中に示される。図13は、骨アンカー組立体12の斜視図であり、図14は、骨アンカー組立体12の正面断面図である。一部の実施形態では、骨アンカー組立体12は、次のように組み立てられる。冠部材16が、下側部分28を通ってサドル14の孔44内に導入される。一部の実施形態では、冠部材16は、サドル14の下側部分28の開口部の直径より小さい直径を有するように寸法設定され、それにより、下側部分を拡張させるまたは曲げることなく冠部材16が孔44内に挿入され得るようになる。他の実施形態では、冠部材16は、サドル14の下側部分28の開口部の直径より大きい直径を有するように寸法設定され、それにより、下側部分は、冠部材が導入されるにつれてスロット付きの逃げ部58の周りで拡張されるようになる。孔44内における冠部材16の上方向の移動は、肩部50によって限定される。
冠部材16が孔44内に配置されると、骨アンカー18の頭部分80が、下側部分28を通ってサドル14の孔44内に導入される。骨アンカー18の導入には、スロット付きの逃げ部58周りの下側部分28の拡張が必要になり得る。孔44内に配置された後、頭部分80の上側区域は、冠部材16の下面76に移動可能に係合し、頭部分の下側区域は、サドル14の座部に移動可能に係合する。冠部材16および骨アンカー18が孔44内に配置された後、スリーブ20は、スリーブの上面96がサドル14の肩部52に係合するまで下側部分28の周りに配置される。したがって、スリーブ20は、骨アンカー18の頭部分80の周りで下側部分28を保ち、その頭部分を下側部分28内に固定する。スリーブ20は、下側部分28の外方向の移動または曲がりを防止し、その結果、骨アンカー18および冠部16がサドル部材14内に移動可能に保たれる。すなわち、骨アンカー18および冠部16は、サドル部材14により固定して保持されるが、サドル部材に対して移動することができる。特に、骨アンカー18は、スリーブ20が導入された後、サドル部材14に対して多軸方向に移動することができる(たとえば、図13および14の骨アンカー18の想像(ghost)図を参照)。
一部の実施形態では、スリーブ20およびサドル部材14は、摩擦嵌合を介して互いに係合する。その点では、スリーブ20の内部開口部の直径は、サドル部材14の下側部分の外径にほぼ類似し得る。一部の実施形態では、スリーブ20の内部開口部の直径は、サドル部材の下側部分の外径より小さい。摩擦嵌合を促進させるために、サドル14の外面56および/またはスリーブ98の内面は、粗面化され、凹凸が付けられ、ギザギザが付けられ、グリットブラスト処理され、または別の方法で処理され得る。その点では、表面は、物理的または化学的にエッチングされ得ることが企図される。さらに、スリーブ20およびサドル部材14をさらに固定するために、生体適合性接着剤が利用され得ることも企図される。他の実施形態では、スリーブ20および/またはサドル14は、その間の係合および/または整合を固定するための係合特徴(たとえば突起部およびくぼみ)を含むことができる。スリーブ20が摩擦嵌合または別の方法を介してサドル部材14に固定して取り付けられると、骨アンカー組立体12が組み立てられる。組み立て後、骨アンカー組立体12は、外科手術で使用するために手術医に提供され得る。多くの場合、複数の骨アンカー組立体12が、手術キットの一部として提供される。
使用時、骨アンカー組立体12は、次のように、整形外科用システムの一部として棒24および止めねじ22と共に埋め込まれ得る。骨アンカー組立体12が装備される脊椎または他の骨の領域の近傍に、1つまたは複数の外科的露出が行われる。外科的露出は、開放性のもの、侵襲の少ないもの、あるいは外科診療で知られている他のタイプのものでよい。椎骨または他の手術部位が、たとえば組織を陥没(retract)させ、組織を取り除き、下穴を空け、骨組織または他の組織を調整し、および/または1つの骨または複数の骨を調製および定着させるための他のステップによって調製される。
骨アンカー18の挿入前、サドル14、冠部材16、骨アンカー18、およびスリーブ20は、上記で説明され示されたように組み立てられる。この挿入前の状態では、サドル14は、骨アンカー18に対して多軸方向に配置可能および回転可能であり、それにより、通路32が骨アンカーに対して複数の位置に方向付けられ得る。手術医は、骨アンカーの頭部分80周りでサドルを、あるいはサドルの周りで骨アンカーの頭部分80を回転させることにより、所望に応じて手術直前および手術中に骨アンカー18に対するサドル14の相対的方向を変更することができる。冠部組立体16は、サドル14内において骨アンカー18の頭部分80と肩部50の間に保たれる。これらの部分の組立は、手術医、製造者、または別のものによって挿入前のどのような時点でも行うことができ、上記で説明された部分の各タイプの1つまたは複数を1つまたは複数のサイズで含むキットが、手術医の便利の良いように提供され得ることが理解されるであろう。
手術部位が調製されると、組み立てられた骨アンカー組立体12が、その部位内に埋め込まれる。骨アンカー18が骨ねじである実施形態では、シャフト82の骨係合部分84が、骨内に挿入される。一部の実施形態では、骨は、椎骨または椎弓根などのその一部である。その点では、椎骨または他の骨は、骨アンカー18を受け入れるように調製され得る。一部の実施形態では、骨ねじが挿入されるのに先立ち、骨ねじを受け入れるために、下穴または孔が、椎骨内に事前に穿孔されまたはねじ立て(tapped)される。一部の実施形態では、骨ねじは、自己穿孔(self−drilling)または自己ねじ立て(self−tapping)型のねじであり、開口部の事前の穿孔が省略され得る。適切な外科器具またはドライバが、骨アンカー18の器具が係合するくぼみ90に係合される。外科用ドライバは、サドル14の上側部分26を通り、孔44に沿って冠部材16内の開口部74を通って挿入されて骨アンカー18に係合する。次いで、外科用ドライバを利用して、骨アンカー、したがって骨アンカー組立体12を骨または椎骨内に回転可能に挿入する。好ましくは、骨アンカー18は、適切な固定のための推奨された深さまで椎骨内に押し込められるが、サドル14の底部が脊椎骨に対して接触またはそれを押し付けてその可能な移動を限定するほど深くないことが好ましい。骨アンカー組立体12の多軸方向の能力が利用されるには、サドル14は、骨アンカー18の頭部分80の周りで3次元に枢動することが可能にならなければならない。
骨アンカー18が所望の深さまで骨内に挿入された後、外科器具が取り外され、手術医は、骨アンカー18に対するサドル14の方向に対してあらゆる所望の調整を行う。たとえば、手術医は、所望の方向を実現するために、骨アンカー18に対してサドル14を回転させ、または傾斜させることができる。特に、手術医は、棒24などの長手方向部材の受け入れに対応するようにサドル14の位置を調整することができる。棒24などの長手方向部材は、曲げられまたは輪郭形成され、次いで、手術部位に挿入され得る。特に、棒24は、サドルの通路32内に挿入される。棒24は、図15および16に示されるように、止めねじ22がサドル14のねじ部分46にねじ込み式に係合して棒24を通路内に保つことができるような少なくともその地点まで、通路32の底部分36に向かって挿入される。
図15および16に示されるように、棒24は、冠部材16の上面78に係合する。図示されるように、冠部材16は、通路32の底部の上方を少なくとも部分的に延びる。この位置では、骨アンカー18は、骨アンカー18の頭部分80と冠部材16の下面76の間の空間によって、例示されたような多軸方向の移動が依然として可能になる。下面76と頭部分80の間の空間は実際には存在しなくてよいことが認識される。しかし、この空間は、頭部分80がこの方向で所定の位置に係止されないことを明確に説明するために示されている。さらに、骨アンカー18の頭部分80の下側区域は、サドル14の座部分に係合する。頭部分18と座部分の間のこの係合は、骨アンカー18からの荷重力の少なくともいくらかをスリーブ20に向かって外方向に向ける。したがって、引き抜き力の少なくともいくらかが、スリーブ20に分散される。引き抜き力を径方向に分散させることにより、スリーブ20への荷重が増大し、棒の調整中、および/または手術後の分解のリスクが低減される。棒24の代わりに、他のタイプの長手方向部材が使用され得る。その点では、他の長手方向部材が、サドル14の通路32内に同様に配置され得る。棒24およびサドル14は、骨アンカー18に対して依然として移動することができるので、手術医は、脊椎が治療的に改善された位置に矯正または配置されるように脊椎および埋め込まれた装置を操作することができる。
脊椎およびインプラントが、手術医の望み通りに配置されたとき、棒24は、止めねじ22を棒に押し付けるように進めることによってサドル14の通路32内に係止される。止めねじ22は、進められるにつれて、棒24を通路32の底部分36に向かって押し進める。続いて棒24は、冠部材16を押し付けて冠部材を骨アンカー18の頭部分80に向かって押し進める。棒24は、頭部分80が冠部材16とサドル14の座部の間の所定の位置に係止されるまで進められる。全体的には、棒24は、係止位置にあるとき、通路32の底部分36の少なくともわずか上方に配置される。その結果、棒24、サドル14、および骨アンカー18は、図17に示されるように、互いに対して適所に配置される。図示されるように、止めねじ22の上面96が、サドル14の最上部とほぼ等しく、またはその下方に配置される係止位置では、棒24は、通路32の底部分内に着座し、冠部材16の下面76は、骨アンカーの頭部分80の周りに係合される。一部の実施形態では、サドル14、頭部分80、および/または棒24は、冠部材16が省略され得るように構成され得ることに留意されたい。たとえば、一部の実施形態では、棒24は、頭部分80と直接接触して骨アンカー、サドル、および長手方向部材の相対位置を係止することができる。他の骨アンカー組立体12および/または他のインプラント装置は、棒24および/または他の部材を所望の位置に保つように同様に締め付けられる。
脊柱の位置を調整するプロセスの一部として、1つまたは複数の椎間インプラントが隣り合う椎骨の間に挿入され得る。そのような装置の例が、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第5,984,967号および同第6,113,637号に開示されている。「ケージ」タイプの椎間インプラントにはまた、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第5,984,967号に開示されたように、骨成長を誘導または促進させるための1つまたは複数の物質が詰められ、または別の形で与えられ得る。また、骨アンカー組立体12およびその関連装置が、前方に、後方に、横方向に、斜め方向に、それらを組み合わせて、および/または任意の他の適切なまたは必要な進入法で埋め込まれ得ることを理解されたい。また、骨アンカー組立体12および関連装置は、スミス−ロビンソン技術に対する補足として使用されてよい。
一部の態様では、上記で説明されたような骨アンカー組立体12は、外科手術を簡易化するために利用され得る。たとえば、骨アンカー組立体12は、その上部から椎骨上にねじ込まれ、脊椎棒24は、その上部から装入されて、一般的な外科的埋め込み法が可能になる。また、棒24は、骨アンカー組立体12内に事前装入される必要はない。そうではなく、棒24は、骨アンカー組立体12の埋め込み後に装入され得る。さらに、骨アンカー組立体12の多軸方向の能力により、棒の最小限の輪郭形成で棒24が連結されることが可能になる。
図20〜23を参照すれば、整形外科用埋め込みのためのシステム110が、本発明の開示の別の実施形態によって示されている。システム110は、骨アンカー組立体112を含む。骨アンカー組立体112は、レシーバまたはサドル114と、冠座金116(図22および23)と、骨アンカー118と、スリーブ120とを含む。止めねじ22は、棒24を骨アンカー組立体112に固定する。一部の態様では、システム110は、上記で説明されたシステム10に類似しており、ほぼ類似の方法で組み立てられ、利用され得るので、これらの態様は詳細には説明されない。しかし、システム110のスリーブ120は、骨アンカー組立体12のスリーブ20より大きな厚さを有しており、サドル114の下側部分は、サドル14の下側部分28より小さな厚さを有している。一部の実施形態では、サドル114の下側部分に対してスリーブ120の厚さを増大させることにより、骨アンカー118からの引き抜き力のより多くがスリーブに伝えられることが可能になる。骨アンカー組立体112の追加の特徴は、次に説明される。
次に図24〜29を参照すれば、骨アンカー組立体112の構成要素、特にサドル114およびスリーブ120が、個々により詳細に示されている。図24〜27をより具体的に参照すれば、レシーバ部材またはサドル114がその中に示されている。図24は、サドル114の側面図であり、図25は、サドル114の上面図であり、図26は、サドル114の底面図であり、図27は、サドル114の断面図である。
サドル部材114は、全体的には、上側部分126および下側部分128を備えたU字形状を有する。上側部分126は、サドル部材114を貫通して延びる通路132を画定する2つの直立部分130を含む。通路132は、棒24などの細長部材を収容するように構成される。全体的には、細長部材24は、係止位置にあるとき、通路132の底部分136の上方に配置される。サドル部材114の直立部分130は、内面138と、外面140とを含む。孔または穴142が、直立部分130を貫通して外面140と内面138の間を延びる。穴142は、互いにほぼ位置合わせされており、通路132にほぼ垂直である。本実施形態において、および図24および27に示されるように、外面140は、上方向に延びるにつれて、内面138に対して先細になっている。
内面138は、全体的には、サドル部材114を貫通して長手方向に延びる孔144の軸とほぼ同軸方向に延びる。直立部分130の内面138は、図27に示されるように雌ねじが切られた部分146を画定している。雌ねじが切られた部分146は、止めねじ22とねじ込み式に結合されるように構成される。雌ねじが切られた部分146は、棒がサドル部材114内に固定されるときにねじ部分が棒24の上方で終了するように構成される。本実施形態において、および図27に示されるように、内面138は、ねじ部分146の下方で孔144の周りを径方向に延びる環状の逃げ部または切欠部分148を含む。
概ね円筒状でよい開口または孔144は、サドル部材114を貫通して上側部分126から下側部分128まで延びる。孔144は、サドル部材114の長手方向軸に沿って、通路132に対してほぼ直角に、これと連通して延びる。本実施形態では、孔144は、サドル部材114を貫通して全体的に延びる。孔144は、押し込み器具が骨アンカー118にアクセスするのを可能にするように構成される。骨アンカー118を孔144内に係合させ、骨アンカーを椎骨などの骨内に押し込むことにより、骨アンカー組立体112は、サドル部材114内に移動可能に保持された状態で骨に固定される。内面138はまた、環状の逃げ部148の下方に孔144と連通する止め部分または肩部150も含む。肩部150は、冠部材116のための止め部として作用する。
サドル部材114の下側部分128は、上側部分126と比べて小さい直径を有する。肩部152は、直径の変化によって上側部分126と下側部分128の間に画定される。下側部分128は、内面154と、外面156とを含む。内面154は、孔144を少なくとも部分的に画定する。サドル部材114の下側部分128は、下方装入に合わせて構成される。その点では、冠部材116および骨アンカー118は、下側部分128の底部内の開口部を通ってサドル部材114内に挿入され得る。下側部分128の底部は、冠部材116および骨アンカー118を受け入れるのに十分な大きさの開口部を含む。しかし、開口部は、冠部材116および骨アンカー118がサドル部材114内に保持され得ない大きさではない。
本発明の実施形態では、下側部分128は、スロット付きの逃げ部158を含む。スロット付きの逃げ部158は、下側部分128を貫通して内面154から外面156まで延び、下側部分の底部から上方向に延びる。スロット付きの逃げ部158は、細長いスロット部分160と、スロット部分と比べて幅が大きい逃げ部162とを含む。本実施形態では、逃げ部162は、細長いスロット部分の再遠端に配置される。スロット付きの逃げ部158は、下側部分128を少なくとも部分的に弾性的に変位可能または可撓にする。したがって、下側部分128は、骨アンカー118および/または冠部116を孔144内に挿入するのを可能にするためにわずかに外側に曲がる(拡張する)ことができる。しかし、下側部分128の底部の開口部は、下側部分を拡張させることなく骨アンカー118の頭部が挿入され得るように寸法設定されることが企図される。下側部分128はまた、骨アンカー118および冠部116を孔144内に固定するために内方向に曲がる(収縮する)こともできる。その点では、スリーブ120に係合することにより、下側部分128は収縮し、それによって骨アンカー118および冠部116をその中に保持することができる。一部の実施形態では、下側部分128は、ほぼ中立の位置、すなわち拡張されていない、または収縮されていない位置で骨アンカー118および冠部116その中に保持することができる。本実施形態には、3つのスロット付きの逃げ部158が存在する。3つのスロット付きの逃げ部158は、下側部分128の円周の周りで、互いから120°離して均等に間隔が空けられている。
上記で述べられたように、内面154は、骨アンカー118の頭部を受け入れるように構成される。その点では、内面154は、内面から円筒状の孔166まで内方向に延び、それによって縁部167を画定する先細部分164を含む。一部の実施形態では、先細部分164は、ほぼ円錐形状を有する。孔166は、下側部分128内において孔144の最も狭い開口部を画定する。先細部分164と円筒状の孔166の交差部は、全体的には、骨アンカー118と係合するように構成されたサドル114の座部168を備える縁部167を画定する。その点では、先細部分164は、90°と170°の間のある角度で内面154から延びることができ、これはまた、サドル114の長手方向軸に対して10〜90°とも考えられ得る。本実施形態では、角度は、約20°である。別の特定の実施形態では、角度は、約55°である。組み立てられるとき、骨アンカー118の頭部は、骨アンカーからの荷重力の少なくともいくらかが径方向外方にスリーブ120へと向けられるように縁部167に係合する。引き抜き力を径方向に分散させることにより、スリーブ120上の荷重が増大し、分解のリスクが低減され得る。
内面154はまた、孔166から外方向に延びる先細部分170も含む。先細部分170は、骨アンカーのシャフトへの下側部分128の干渉を低減することにより、サドル114に対する多軸方向の移動に対応する複数の位置を通って骨アンカー118が直線運動するのを可能にするように構成される。一部の実施形態では、先細部分170は、ほぼ円錐形状を有する。内面154はまた、サドル114に関連する骨アンカー118の許容可能な角度形状を増大させるために角度のある切欠部分172も含む。図26に示されるように、概ね部分的に円筒状の形状であり、サドル114の長手方向軸に対して約45°で延びる3つの角度のある切欠部分172が存在する。本実施形態では、3つの角度のある切欠部分172は、下側部分128の円周の周りに互いから120°離して均等に間隔が空けられている。本実施形態では、スロット付きの逃げ部158は、切欠部分172とほぼ位置合わせされ、その中に配置される。
サドル114の下側部分128の外面156は、ほぼ円筒状の輪郭形状を有し、スリーブ120と係合するように構成される。本実施形態では、外面156は、ほぼ平坦であり、中立位置にある(すなわち、拡張されていない、または収縮されていない)ときはサドル114の長手方向軸と同軸である。スリーブ120と下側部分128の外面156の間の係合の結果、骨アンカー118および冠部116は、サドル部材114内に移動可能に保たれる。すなわち、骨アンカー118および冠部116は、サドル部材114内に固定して保持されるが、サドル部材に対して移動することができる。特に、骨アンカー118は、サドル部材114に対して多軸方向に移動することができる。骨アンカー118は、止めねじ22による棒24の圧縮時、サドル114に対して係止され、続いて棒24は、冠部材116を骨アンカー118の頭部上へと圧縮し、それによって冠部材とサドルに対する骨アンカーのサドル移動の座部168との間で骨アンカーを固定する。
本実施形態では、スリーブ120は、サドル114の下側部分128の厚さより大きい厚さを有する。その点では、スリーブ120とサドルの下側部分128の間の厚さの比は、1.25:1と10:1の範囲内にあることが企図される。一部の実施形態では、この厚さの比は、約2:1である。次に図26、28、および29を参照すれば、スリーブ120がその中に示されている。図28は、スリーブ120の底面図であり、図29は、スリーブ120の断面図である。
本実施形態では、スリーブ120は、角度のある切欠部分174を含む。角度のある切欠部分174は、サドル114に関連する骨アンカー118の許容可能な角度形状を増大させるためにサドル114の下側部分128の角度のある切欠部分172とほぼ位置合わせされるように構成される。したがって、概ね部分的に円筒状の形状であり、スリーブ120の長手方向軸に対して約45°で延びる3つの角度のある切欠部分174が存在する。3つの角度のある切欠部分174は、スリーブ120の円周の周りで互いから120°離して均等に間隔が空けられている。角度のある切欠部分174は、切欠部分172、174が完全に位置合わせされないときでも十分に位置合わせされることが可能になるように、角度のある切欠部分172の延長部に比べてわずかに増大された幅を有することができる。その点では、角度のある切欠部分174は、角度のある切欠部分172に対してわずかにずれることがあるが、切欠部分の全体的な機能は悪影響を受けない。一部の実施形態では、外面156および/またはスリーブ120の内面198は、切欠部分172および174の位置合わせおよび/またはスリーブとサドル114間の係合を容易にするための係合特徴(たとえば突起部およびくぼみ)を含むことができる。
たとえば、次に図30および31を参照すれば、スリーブ120は、サドル114の突起部178を受け入れるように構成されたくぼみ176を含むことができる。図示されるように、突起部178は、サドル114の肩部152から延びることができ、くぼみ176は、スリーブが下側部分128上を通って押し進められるにつれて突起部がくぼみに係合するようにスリーブ120の上側部分196に隣接して配置され得る。スリーブ120が下側部分128の周りで上方向に進めらたときに突起部178およびくぼみ176が係合しない場合、スリーブの直線運動は、突起部とスリーブの上面との係合によって限定される。くぼみ176および突起部178は、くぼみおよび突起部の位置合わせが、角度のある切欠部分172および174の位置合わせに対応するように配置される。スリーブ120をサドル114と位置合わせさせるために、数多くの他の組み合わせの構造が利用され得ることを理解されたい。また、構造の位置が変更され得ることも理解されたい。たとえば、サドル114の外面156が、スリーブ120の内面の対応する特徴と係合するための特徴を含むことができる。
一部の実施形態では、スリーブ20、120は、ほとんど円筒状ではない。そうではなく、一部の実施形態では、スリーブの少なくとも1つの側部がほぼ平面である。一部の実施形態では、スリーブの2つの対向する外側部分は、ほぼ平面の外側輪郭形状を有し、スリーブの2つの他の対向する外側部分は、ほぼ円筒形の外側輪郭形状を有する。たとえば、図32および33を参照すれば、平面202を有するスリーブ200は、平面的な外面206を有するサドル204と共に使用されるように構成され得、それにより、スリーブおよびサドルの平面は、スリーブとサドルの間の係合の際にほぼ位置合わせされるようになる。スリーブおよびサドルの平面202、206は、骨アンカー組立体の全体的なサイズおよび輪郭形状を限定するように働くことができる。平面的な外面部分を有するサドル部材の例は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第5,728,098号に開示されている。
次に図34および35を参照すれば、本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体212がその中に示されている。図34は、骨アンカー組立体の分解斜視図であり、図35は、骨アンカー組立体のサドル214の側面図である。骨アンカー組立体212は、レシーバまたはサドル214と、冠座金216と、骨アンカー218と、スリーブ220とを含む。図35をより具体的に参照すれば、サドル214は、一部の態様では、サドル14および114にほぼ類似し得る。サドル214は、上側部分222と、下側部分224とを含む。サドル部材214の下側部分224は、上側部分222と比べて小さい直径を有し、それにより、上側部分と下側部分の間に肩部226が画定される。下側部分224は、下方装入に合わせて構成される。すなわち、冠部材216および骨アンカー218は、下側部分224の底部内の開口部を通ってサドル部材214内に挿入され得る。その点では、下側部分224は、冠部材216および骨アンカー218を受け入れるのに十分な大きさの開口部を有さなければならない。しかし、開口部は、冠部材216および骨アンカーがサドル部材214内に保持されるのを妨げるほどの大きさになってはいけない。したがって、本発明の実施形態では、下側部分224は、スロット付きの逃げ部228を含む。スロット付きの逃げ部228は、下側部分224を貫通して延び、下側部分の底部から上方向に延びる。スロット付きの逃げ部228は、細長いスロット部分と、スロット部分と比べて幅が大きい逃げ部とを含む。本実施形態では、細長いスロット部分は、サドル214の長手方向軸に対してある傾斜角度で延びる表面229を含む。一部の実施形態では、表面229の角度は、図35に示されるように、外面230の角度とほぼ合致する。スロット付きの逃げ部228は、下側部分28を少なくとも部分的に可撓または弾性的に変形可能にする。
本実施形態では、下側部分224は、冠部および骨アンカーの頭部を受け入れるための第1の位置と、冠部および骨アンカーの頭部を中に保持するための第2の位置との間で移動可能である。第1の位置では、下側部分224は、下側部分の外面230が長手方向軸に対してある傾斜角度で延びるように、サドル214の長手方向軸に対して外方向に広がる。第2の位置では、下側部分224は、冠部216および骨アンカー218をその中に保持するためにスリーブ220によって収縮される。その点では、器具231が、図35の矢印によって示されるように、最初に下側部分224を収縮するために利用され得、次いで、スリーブ220は、下側部分を第2の収縮位置に保持するために下側部分の周りに配置され得る。図35では、点線229’および230’は、第2の位置にあるときの表面229および230の位置をそれぞれ示している。一部の実施形態では、下側部分224の外面230は、第2の位置では、サドルの長手方向軸とほぼ同軸方向に延びる。一部の実施形態では、外面230は、第2の位置では、長手方向軸に対してある傾斜角度で延びる。
次に図36〜38を参照すれば、本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体232がその中に示されている。図36は、骨アンカー組立体232の分解斜視図であり、図37は、骨アンカー組立体232の正面断面図であり、図38は、サドル部材234および骨アンカー組立体232の冠部材236の正面断面図である。骨アンカー組立体232は、レシーバまたはサドル234と、冠座金236と、骨アンカー238と、スリーブ240とを含む。一部の態様では、骨アンカー組立体232およびその構成要素、サドル234、冠部236、骨アンカー238、およびスリーブ240は、上記で説明された骨アンカー組立体および構成要素にほぼ類似し得る。したがって、骨アンカー組立体232の一部の態様のみが、詳細に説明される。
サドル部材234は、全体的には、上側部分242および下側部分244を備えたU字形状を有する。上側部分242は、上記で説明された棒24などの細長部材を受け入れるように構成され、上記で説明された止めねじ22などの止めねじにねじ込み式に結合されるようにも構成される。サドル部材234の下側部分244は、上側部分242に比べて小さい直径を有する。したがって、上側部分242と下側部分244の間には、内側肩部246および外側肩部248が画定される。内側肩部246は、冠部材236のための止め部として作用するように提供される。全体的には、内側肩部246は、サドル234内における冠部材236の上方境界として働き、冠部が肩部を超えて上方向に移動するのを防ぐ。本実施形態では、内側肩部246は、上側部分のU字形通路の下方に配置される。図示されるように、冠部材236は、上側部分250と、下側部分252と、肩部254とを含む。上側部分250は、下側部分252に比べて小さい直径を有し、上側部分がサドル214の内側肩部246を超えて上方向に延びて棒24に係合することができるように寸法設定される。その点では、冠部材236の肩部254は、サドル内の冠部材236の上方向の直線運動を限定するためにサドル234の内側肩部246に係合する。
図38をより具体的に参照すれば、下側部分244は、骨アンカーの頭部を少なくとも受け入れるように構成された内面256を含む。その点では、内面256は、内面から円筒状の孔によって画定された表面260まで内方向に延びる先細部分258を含み、先細部分258および表面260の交差部は、縁部262を画定している。一部の実施形態では、先細部分258は、ほぼ円錐形状を有する。表面260は、サドルの長手方向軸に沿ってサドル234を貫通して延びる孔の下側部分244において最も狭い開口部を画定する。本実施形態では、表面260を画定する孔の直径は、サドル234の内側肩部246に隣接する表面264を画定する孔の直径にほぼ類似している。冠部236の上側部分250の直径は、上側部分が表面260、264によって画定された孔を通り抜けることができるように寸法設定される。他の実施形態では、特に表面260、264および/または冠部236の上側部分250が円筒状でない場合、これらの構成要素の各々の寸法は、類似の方法であるが、異なる形状で機能するように寸法設定され得る。したがって、一部の実施形態では、冠部の上側部分の外側寸法は、冠部の上側部分がサドル34の内面によって画定された開口部を通り抜けることができるように寸法設定される。
本実施形態では、冠部236の上側部分250の直径は、表面260、264を画定する孔の直径とほぼ類似している、またはそれよりもわずかに小さい。その点では、一部の実施形態では、冠部236の上側部分250は、冠部を開口部と位置合わせさせるために表面260を画定する孔内に配置され得る。冠部236がサドル234内の開口部と位置合わせされると、冠部の下側部分252は、開口部内に入ってそこを通り、それによってサドルの下側部分244を拡張させまたは曲げて、冠部がサドル内に完全に配置されるまで進められる。一部の実施形態では、冠部236は、サドル234内への冠部の導入を容易にするために、上側部分と下側部分の間を延びる先細表面を含む。そのような実施形態では、先細表面は、肩部254に加えて、または肩部の代わりになり得る。
次に図39〜43を参照すれば、本発明の開示の別の実施形態による骨アンカー組立体312がその中に示されている。図39は、骨アンカー組立体312の分解斜視図であり、図40は、骨アンカー組立体312の正面断面図であり、図41は、骨アンカー組立体312の断面斜視図であり、図42は、骨アンカー組立体312のサドル部材314および冠部材316の斜視図であり、図43は、サドル部材314および冠部材316の正面断面図である。一部の態様では、骨アンカー組立体312およびその構成要素、サドル314、冠部316、骨アンカー318、およびスリーブ320は、上記で説明された骨アンカー組立体および構成要素にほぼ類似し得る。そのため、骨アンカー組立体312の一部の態様のみが、詳細に説明される。
図40および41をより具体的に参照すれば、冠部材316は、円状の外面320と、ほぼ円筒状の内面322と、下面324と、上面326とを有する。冠部材316は、サドル314内で移動のいくらかの軸方向および回転の自由を有するようにサドル314内に嵌合するように寸法設定される。たとえば、冠部材316は、サドル314の肩部328と骨アンカー318の頭部の間で軸方向に移動するように寸法設定される。さらに、一部の実施形態では、冠部材316は、サドル314内への冠部材の挿入を容易にするためにサドル314内で回転することができるように寸法設定される。その点では、外面320は、部分的に球状の形状でよい。一部の実施形態では、外面320は、骨アンカー318の頭部の外面の曲率半径にほぼ類似する曲率半径を有する。
下面324は、骨アンカー318の頭部の少なくとも一部分を収容するように構成される。下面324は、冠部と骨アンカー318の頭部の間で相対的な多軸方向の移動を可能にするように成形され得る(たとえば球状、円状、円錐状、または別の形状)。本実施形態では、下面324は、骨アンカーの球状の頭部と係合するように部分的に円状または球状である。その点では、下面324の円状部分は、骨アンカー318の頭部とほぼ同じ曲率半径を有する。下面324は、冠部材316とサドル314の座部の間における骨アンカー318の頭部の十分な圧縮が、骨アンカーをサドルに対して堅固に固定することができるように成形される。冠部材316の上面328は、脊椎棒24などの細長部材と係合するように構成される。特に、上面328は、骨アンカー318を所定の位置に固定するために細長部材によって冠部材316が下方向に圧縮され得るように構成される。
次に図42および43を参照すれば、一部の態様では、冠部材316は、サドル314内に下方装入される。一部の実施形態では、冠部材316は、サドル314が拡張されないように装入される。たとえば、図42に示されるように、冠部材316は、内面322によって画定された円筒状の孔がサドル314の長手方向軸に対してほぼ直角になるように方向付けられる。次いで、サドル314の底部分内の切欠部分の少なくとも1つの少なくとも一部分を利用して、冠部材316は、サドルを拡張させることなくサドルの底部を通って挿入される。図40に最も良好に見られるように、冠部材316の外径は、サドル314の下側部分内における孔の最も狭い部分よりも大きい。したがって、冠部材316は、内側表面322によって画定された円筒状の孔がサドル314の長手方向軸にほぼ平行にある状態では、サドルの拡張無しには挿入され得ない。サドル314内に配置された後、冠部材316は、サドルの長手方向軸に対して約90°で回転される。図43に示されるように、冠部材316の外径は、サドル314内で回転され得るようなものである。その点では、および上記で述べられたように、一部の実施形態は、冠部材316の外径は、骨アンカー318の頭部のものとほぼ類似し得る。サドル内で回転された後、冠部材316は、次いで、肩部328およびサドルの下側部分によってその中に移動可能に保たれる。
次に図44を参照すれば、一部の態様では、冠部材316は、サドル314内に上方装入される。図示されるように、冠部材316は、内面322によって画定された円筒状の孔がサドル314の長手方向軸に対してほぼ直角になるように方向付けられる。さらに、冠部材316は、肩部328を画定するサドルの部分からの干渉無しにサドル内に下ろされ得るように位置合わせされる。本実施形態では、冠部材316は、サドルの上側部分内に画定された通路とほぼ位置合わせされる。次いで、冠部材316は、サドルの上部を通ってサドルの下側部分内に挿入される。サドル314の下側部分内に配置されると、冠部材316は、サドルの長手方向に対して約90°回転される。ここでもやはり図43に示されるように、冠部材316の外径は、サドル314内で回転され得るようなものである。サドル内で回転された後、冠部材316は、次いで、肩部328およびサドルの下側部分によってその中に移動可能に保たれる。
本開示のいくつかの実施形態が例示され、図および前述の説明で詳細に説明されてきたが、これは、制限的ではなく例示的な性質のものとして考慮されるべきであり、本開示の趣旨に含まれるすべての変更および改変が保護されることが望ましいことを理解されたい。たとえば、1つの実施形態に対して説明された特徴が、他の実施形態の特徴と選択的に組み合わされて良いことが十分企図される。
前述のものは、当業者が本発明の開示の態様をより良好に理解し得るようにいくつかの実施形態の特徴の概要を述べている。当業者は、同じ目的を実行し、かつ/または本明細書に導入された実施形態の同じ利点を達成するための他のプロセスおよび構造を設計または改変するための基礎として本発明の開示を容易に使用できることを理解されたい。当業者はまた、そのような等価の構造は、本発明の開示の趣旨および範囲から逸脱するものではなく、本明細書においてさまざまな変更、代用、および変形を本発明の開示の趣旨および範囲から逸脱することなく加えることができることも認識されたい。

Claims (18)

  1. 頭部分および骨係合部分を有する骨アンカーと、
    前記骨アンカーの前記頭部分と係合するように成形され、寸法設定された冠部材と、
    上側部分および下側部分を有するサドルであって、前記上側部分が細長部材を受け入れるための通路と圧縮部材を受け入れるためのねじ部分とを有し、前記下側部分が前記冠部材および前記骨アンカーの前記頭部分を受け入れるように構成され、前記下側部分が複数のスロットを含み、前記スロットが、前記下側部分を、前記骨アンカーの前記頭部分を受け入れるように外方向に可撓にし、前記骨アンカーの前記頭部分を前記下側部分内に固定するように内方向に可撓にする、サドルと、
    前記サドルの前記下側部分の周りに配置されるように構成されたスリーブであって、前記サドルの前記下側部分が、前記サドルの前記下側部分の周りでスリーブを上方向に進めたとき前記骨アンカーの前記頭部分を該下側部分内に固定するように寸法設定され、それによって前記サドルの前記下側部分が外方向に曲がるのを防止するスリーブとを備え、
    前記骨アンカーは、前記スリーブが前記下側部分の周りに配置されたときに前記サドルに対して移動可能であり、
    前記骨アンカーは、前記冠部材と前記サドルの前記下側部分との間における前記骨アンカーの前記頭部分の圧縮によって前記サドルに対して定位置に固定される、骨アンカー組立体。
  2. 前記下側部分は、前記骨アンカーの前記頭部分と界接するための座部分を備える、請求項1に記載の組立体。
  3. 前記座部は、前記スリーブが前記サドルの前記下側部分の周りに配置されたときに前記骨アンカーの前記頭部分からの力を径方向外方に前記スリーブへと伝えるように構成される、請求項2に記載の組立体。
  4. 前記座部分は、前記サドルの長手方向軸に対して10°と80°との間の角度を有する先細表面を含む、請求項3に記載の組立体。
  5. 前記先細表面は前記サドルの前記長手方向軸に対して約20°の角度を有する、請求項4に記載の組立体。
  6. 前記先細表面は前記サドルの前記長手方向軸に対して約55°の角度を有する、請求項4に記載の組立体。
  7. 前記上側部分は、さらに、前記冠部材の前記上方向の移動を限定するための肩部を備える、請求項2に記載の組立体。
  8. 前記骨アンカーは、前記圧縮部材を前記細長部材に押し付けてねじ込み式に進めることによって生成される、前記冠部材と前記サドルの前記下側部分の間における前記骨アンカーの前記頭部分の圧縮によって、前記サドルに対して前記定位置に固定される、請求項7に記載の組立体。
  9. 前記上方向の移動を限定する前記肩部は、前記細長部材を受け入れるための前記通路の底部分の上に配置される、請求項8に記載の組立体。
  10. 前記サドルは、さらに、前記サドルの前記下側部分の周りの前記スリーブの前記上方向の移動を限定するための外部肩部を備える、請求項2に記載の組立体。
  11. 前記サドルの前記下側部分および前記スリーブの少なくとも一方が、前記下側部分の周りで前記スリーブを誘導するための面取り部を含む、請求項2に記載の組立体。
  12. 前記スリーブは第1の材料を含み、前記サドルの前記下側部分は第2の材料を含み、前記第1の材料は前記第2の材料とは異なる少なくとも1つの特性を有する、請求項2に記載の組立体。
  13. 前記複数のスロットは前記サドルの前記下側部分の前記底部から上方向に延び、前記スロットの上端に前記スロットの残りの部分に対して増大された幅を有する逃げ部を含む、請求項2に記載の組立体。
  14. 前記下側部分は、さらに、前記サドルと前記骨アンカーとの間の運動範囲の増大を可能にするように構成された複数の切欠部分を備える、請求項13に記載の組立体。
  15. 前記スリーブは複数の外側切欠部分を含み、前記複数の外側切欠部分は、前記サドルと前記骨アンカーとの間の運動範囲の増大を可能にするために前記下側部分の前記複数の切欠部分と位置合わせされるように構成される、請求項14に記載の組立体。
  16. 前記複数のスロットが、前記下側部分の前記複数の切欠部分とほぼ位置合わせされる、請求項14に記載の組立体。
  17. 細長部材と、圧縮部材と、骨アンカー組立体とを備える、整形外科用埋め込みのためのシステムであって、前記骨アンカー組立体が、
    頭部分および骨係合部分を有する骨アンカーと、
    前記骨アンカーの前記頭部分と係合するように成形され、寸法設定された冠部材と、
    上側部分および下側部分を有するサドルであって、前記上側部分は前記細長部材を受け入れるための通路と前記圧縮部材を受け入れるためのねじ部分とを有し、前記下側部分は前記冠部材および前記骨アンカーの前記頭部分を受け入れるように構成され、前記下側部分は複数のスロットを含み、前記スロットは前記下側部分を前記骨アンカーの前記頭部分を受け入れ保持するように可撓にし、前記下側部分は前記骨アンカーの前記頭部分と界接するための座部分をさらに含み、前記座部分は先細表面によって少なくとも部分的に画定された縁部を含む、サドルと、
    前記サドルの前記下側部分の周りに配置されるように構成されたスリーブであって、前記サドルの前記下側部分は、前記サドルの前記下側部分の周りでスリーブを上方向に進めたとき前記骨アンカーの前記頭部分を該下側部分内に固定するように寸法設定され、それによって前記サドルの前記下側部分が外方向に曲がるのを防止するスリーブとを備え、
    前記骨アンカーは、前記スリーブが前記下側部分の周りに配置されるときに前記サドルに対して移動可能であり、
    前記骨アンカーは、前記圧縮部材を前記細長部材に押し付けてねじ込み式に進めることによって生成される、前記冠部材と前記サドルの前記下側部分の間における前記骨アンカーの前記頭部分の圧縮によって前記サドルに対して定位置に固定される、システム。
  18. 前記サドルの前記下側部分は、さらに、前記サドルと前記骨アンカーの間の運動範囲の増大を可能にするように構成された複数の切欠部を備える、請求項17に記載のシステム。
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