JP4540371B2 - 水中ポンプの二重ストレーナ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、水中ポンプの二重ストレーナ構造に関するものである。
周知のように、水中ポンプでは排水中の夾雑物の吸込みを避けるため、吸込口周辺に多数の吸込小孔を穿設したストレーナを付設することが一般的に行われている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、工事現場等での水中ポンプの使用時に、例えば枯葉のように表面積が広く、且つ、柔軟性を有する夾雑物がストレーナ表面に吸着して吸込小孔を閉塞し、ポンプが揚水不能となることがしばしばである。そのため、ポンプの外周全体をストレーナで囲繞して吸引表面積を広くすることにより、完全閉塞に至るまでの時間を遅延させようとの試みもある(例えば、特許文献2参照。)。この構造よれば、ポンプ全体が水没しているような場合に、或る程度の閉塞遅延の効果はあるが、水位が低い場合にはストレーナの実際の接水表面積が減少し、ポンプ吸込口周辺のみストレーナを付設した通常のものと大差がなくなってしまう。また、別の発想により、夾雑物の破砕機構をストレーナの内周に装備したものも存在する(例えば、特許文献3参照。)。しかし、これは構造が徒に複雑となって製造コストを押し上げるのみで、枯葉のように柔軟性を有するもがストレーナ表面へ吸着することを防止する効果は全くなく、しかも電力消費量が多くなってランニングコストも増大し、且つ、メンテナンスの面で問題がある。
実公平8−7119号公報 (第1図) 特開平6−249183号公報 (第1図) 特開平7−332293号公報 (要約)
解決しようとする課題は、枯葉などの柔軟性夾雑物によって閉塞することのない、水中ポンプの二重ストレーナ構造を提供することにある。
本発明においては、ポンプケーシングの底部外周に沿って設けられた外側ストレーナは、横断面を台形状に外面よりも内面の横巾が広く形成された複数本の係止用縦杆を円周方向に配列して該係止用縦杆の配列間隔部を外側通水口に形成し、外側ストレーナの内周からポンプ吸込口の開口方向へ離隔して設けられた内側ストレーナは、前記外側通水口と対向する部位が非通水部に形成され前記係止用縦杆の内面と対向する部位に内側通水口が開設されていることを、最も主要な特徴とする。
本発明二重ストレーナ構造によれば、ポンプ運転時に、枯葉など柔軟性夾雑物は、係止用縦杆の外周面形状に沿って撓められた状態で係止して外側通水口を閉塞することがなく、外側通水口を支障なく通過した水は更に内側通水口を通過してポンプ吸込口からポンプケーシング内へ吸込まれ、該ポンプケーシング内を一巡してポンプ吐出口から揚送されることになる。そして、ポンプ停止時には、ポンプケーシング内や揚送管路内の残水が内側ストレーナ内へ流下し、内側通水口を逆流し更に外側通水口から外方へ噴出する過程で、係止用縦杆の外周面形状に沿って係止している夾雑物の剥離が行われ、ポンプ再起動時の吸水作用に全く支障のない体制が整えられることになる。
このように、ポンプ運転時には係止用縦杆の外周面形状に沿うように夾雑物を係止させることで吸水路を確保し、ポンプ停止時には残水の逆流噴出作用を利用して前記夾雑物を剥離させることで再起動時に備えるという、従来にない手法が採られているため、ポンプ外周全体をストレーナで囲繞して吸引面積を徒に広くしたり、ストレーナの内周に破砕機構を装備する必要がない。従って、従来の目詰まり防止技術の欠点となっている構造の複雑化に伴う製造コストの押し上げや、動力費の増大に伴うランニングコストの上昇も解消されることになる。
ポンプケーシングの底部外周に沿って設けられた外側ストレーナと、該外側ストレーナの内周からポンプ吸込口の開口方向へ離隔して設けられた内側ストレーナとからなる水中ポンプの二重ストレーナ構造において、外側ストレーナは、横断面を台形状に外面よりも内面の横巾が広く形成された複数本の係止用縦杆を円周方向に配列して該係止用縦杆の配列間隔部に外拡状の外側通水口を形成させ、内側ストレーナは、前記外側通水口と対向する部位が非通水部に形成され前記係止用縦杆の内面と対向する部位に内側通水口が開設され、該内側通水口の横巾は、係止用縦杆の内面の横巾より狭く設定される。
実施例の図面において、1はポンプケーシング、2はポンプケーシング1内に収容された羽根車、3はポンプケーシング1の下壁中央部に開設されたポンプ吸込口、4はポンプケーシング1の側壁の一部に開設されたポンプ吐出口である。5はポンプケーシング1の底部外周に沿って設けられた外側ストレーナであり、底板13上において複数本の係止用縦杆6・・6を円周方向に配列して該配列間隔部を外側通水口7・・7に形成するが、係止用縦杆6・・6は、横断面を台形状に形成することにより、外面の横巾6aよりも内面の横巾6bが広く形成されているため、前記外側通水口7・・7は外拡状に形成されることになる。8は内側ストレーナであり、底板13上において外側ストレーナ5の内周からポンプ吸込口3の開口方向へ離隔して設けられ、前記外側通水口7・・7と対向する部位が非通水部10・・10に形成され、前記係止用縦杆6・・6の内面と対向する部位に内側通水口11・・11が開設されている。12・・12は底板13上に凸設された取付座であり、該取付座12・・12を介して底板13をポンプケーシング1に装着させることでストレーナスタンドが構成される。
上述の構造により、ポンプ運転時に、枯葉など柔軟性夾雑物14は、係止用縦杆6・・6の外周面形状に沿って撓められた状態で係止するので、外側通水口7・・7は閉塞することがなく、水は外側通水口7・・7を支障なく通過し更に内側通水口11・・11を通過してポンプ吸込口3からポンプケーシング1内へ吸込まれ、該ポンプケーシング1内を一巡してポンプ吐出口4から揚送される。そして、ポンプ停止時には、ポンプケーシング1内や揚送管路(図示せず)内の残水が内側ストレーナ8内へ流下し、内側通水口11・・11を逆流して外方へ噴出して係止用縦杆6・・6の内面へ衝突し、両側の外側通水口7・・7へ向かって逆進することで、係止用縦杆6・・6の表面形状に沿って係止させられている夾雑物14を剥離させながら外側通水口7・・7から外方へ流出する。このようにして夾雑物14が剥離されるので、ポンプ再起動時の吸水作用に全く支障のない体制が整えられることになる。
実施例1の構成を前提として、内側ストレーナ8に開設された内側通水口11・・11の横巾11sが、係止用縦杆6・・6の内面の横巾6bより狭くなるよう設定して、いわゆるラビリンス構造としている。この構造により、ポンプ運転時には係止用縦杆6・・6の外周面形状に沿うように夾雑物14を係止させることで吸水路を確保し、ポンプ停止時には残水の逆流噴出作用を利用して前記夾雑物14を剥離させることで再起動時に備え得るのは、実施例1の場合と同じであるが、ポンプ運転時において、例えば小枝のように表面積が小さく比較的硬く、係止用縦杆6の外周面に付着し難い夾雑物の先端部が、外側通水口7に入り込んでも前述のラビリンス構造により内側通水口11を通過すことは阻まれるので、異物噛み込みによる羽根車2の拘束(ロック)事故が起こるとはない。
本発明ストレーナ構造を備えた水中ポンプの要部縦断側面図である。 図1のA−A線における横断平面図である。 図2の要部拡大図である。
符号の説明
1 ポンプケーシング
3 ポンプ吸込口
5 外側ストレーナ
6 係止用縦杆
6a 外面の横巾
6b 内面の横巾
7 外側通水口
8 内側ストレーナ
10 非通水部
11 内側通水口
11s 内側通水口の横巾

Claims (2)

  1. ポンプケーシングの底部外周に沿って設けられた外側ストレーナと、該外側ストレーナの内周からポンプ吸込口の開口方向へ離隔して設けられた内側ストレーナとからなる、水中ポンプの二重ストレーナ構造において、外側ストレーナは、横断面を台形状に外面よりも内面の横巾が広く形成された複数本の係止用縦杆を円周方向に配列して該係止用縦杆の配列間隔部に外拡状の外側通水口を形成させ、内側ストレーナは、前記外側通水口と対向する部位が非通水部に形成され前記係止用縦杆の内面と対向する部位に内側通水口が開設されていることを特徴とする、水中ポンプの二重ストレーナ構造。
  2. 内側ストレーナに開設された内側通水口の横巾は、係止用縦杆の内面の横巾より狭く設定されていることを特徴とする、請求項記載の水中ポンプの二重ストレーナ構造。
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