JP4539410B2 - クランプ収容具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば磁気テープの一端にリーダーピンを取り付けるための円筒状クランプを複数収容可能に構成されたクランプ収容具に関するものである。
例えば1リールタイプのテープカートリッジでは、カートリッジケース内に収容されている磁気テープをケース外に引き出すためのリーダーピンが磁気テープの一端に取り付けられている。この場合、この種のテープカートリッジでは、側面にスリットが形成された断面C字形の円筒状クランプとリーダーピンとの間に磁気テープの一端が挟み込まれるようにしてリーダーピンに円筒状クランプが装着されることで磁気テープにリーダーピンが取り付けられる。例えば、特開2003−217258号公報には、テープカートリッジの製造に際して磁気テープの一端にリーダーピンを取り付けるリーダーピン打込装置が開示されている。このリーダーピン打込装置は、開口部(スリット)の開口面を上向きにした状態で円筒状クランプ(同公報におけるクリップ)を吸着保持するクリップ保持溝が形成された打込台と、リーダーピンを吸着保持するリーダーピン保持溝が形成された打込ヘッドと、円筒状クランプおよびリーダーピンを供給する供給部(クリップフィーダ、リーダーピンフィーダおよび搬送経路部)とを備えている。
このリーダーピン打込装置によるリーダーピンの取り付けに際しては、まず、クリップフィーダによって整列させられて搬送経路部を介して供給された円筒状クランプを打込台のクリップ保持溝に吸着保持させると共に、リーダーピンフィーダによって整列させられて搬送経路部を介して供給されたリーダーピンを打込ヘッドのリーダーピン保持溝に吸着保持させる。次いで、開口部を覆うようにして磁気テープを円筒状クランプ上にセットした後に、打込台に向けて打込ヘッドを移動させることによってリーダーピンを開口部から円筒状クランプ内に嵌入(打ち込み)する。これにより、リーダーピンと円筒状クランプとの間に磁気テープが挟み込まれて磁気テープにリーダーピンが取り付けられる。
特開2003−217258号公報(第3頁、第2図)
ところが、従来のリーダーピン打込装置には、以下の問題点がある。すなわち、このリーダーピン打込装置では、円筒状クランプやリーダーピンをパーツフィーダ(クリップフィーダおよびリーダーピンフィーダ)によって整列させて打込台や打込ヘッドに供給する構成が採用されている。この場合、この種のテープカートリッジは、ケース組立て装置によるカートリッジケースの組立て工程と、テープ製造装置による磁気テープの製造工程とが別個独立して実行され、その後に、巻回装置によってカートリッジケース内のリールに磁気テープが巻回されて磁気テープがカートリッジケース内に収容される。また、上記のリーダーピン打込装置は、巻回装置の一部として機能するように構成され、巻回工程が完了して磁気テープが所定の長さに切断された直後にリーダーピンおよび円筒状クランプの取り付けを実行する。したがって、この種のテープカートリッジを製造するための製造ラインには、巻回装置の台数分だけリーダーピン打込装置を設置する必要がある。また、円筒状クランプ等をパーツフィーダによって整列させると共に搬送経路部を介して打込台等に供給する従来のリーダーピン打込装置では、巻回装置毎にパーツフィーダを設置する必要がある。この場合、磁気テープの巻回工程にある程度時間を要するため、テープカートリッジを大量に製造するためには、複数台の巻回装置を製造ラインに設置する必要がある。このため、従来のリーダーピン打込装置には、巻回装置の設置台数分だけ数多くのパーツフィーダを製造ラインに設置しなければならないという問題点があり、これに起因して、多数のパーツフィーダによって作業スペースが占有されると共に、多数のパーツフィーダを導入することに起因してテープカートリッジの製造コストが高騰しているという問題点もある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、パーツフィーダの設置台数を低減し得るクランプ収容具を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係るクランプ収容具は、側面にスリットが形成された断面C字形の円筒状クランプを当該側面同士が互いに対向するようにして整列させた状態で収容可能な平面視螺旋状の溝部が形成されると共に収納されている当該円筒状クランプの挿入および取り出し可能なクランプ入出用孔が当該溝部の外周側および内周側のいずれかの一端に形成された本体部と、前記溝部の開口部を閉塞するようにして前記本体部に取り付けられた閉塞板とを備え、前記溝部は、その溝幅が前記円筒状クランプにおける前記側面の断面の最大幅よりも狭く、かつ当該断面の最小幅よりも広くなるように形成されると共に、当該溝部内への圧縮空気の導入および当該溝部内の空気の吸引が可能なエア給排気用孔が当該溝部の他端に形成され、当該溝部内の前記空気を前記エア給排気用孔から吸引して前記クランプ入出用孔から挿入した前記円筒状クランプを当該溝部の他端に向けて移動させ、前記エア給排気用孔から前記圧縮空気を導入して前記円筒状クランプを当該溝部の前記一端に向けて移動可能に構成されている。
本発明に係るクランプ収容具によれば、側面同士が互いに対向するように円筒状クランプを整列させた状態で収容可能な平面視螺旋状の溝部が形成されると共に、円筒状クランプの収容および取り出し可能なクランプ入出用孔が溝部の外周側および内周側のいずれかの一端に形成された本体部と、溝部の開口部を閉塞する閉塞板とを備えてクランプ収容具を構成したことにより、このクランプ収容具にクランプ入出用孔から複数の円筒状クランプを収容して取付け装置にセットすることで、クランプ収容具から円筒状クランプを取り付け装置に供給することができる。したがって、取付け装置毎にパーツフィーダを設置する必要がなくなるため、テープカートリッジ等の製造ラインに数多くのパーツフィーダを設置することなくテープカートリッジ等を製造することができる。このため、作業スペースを有効に活用することができると共に、テープカートリッジ等の製造コストを十分に低減することができる。この場合、溝部を平面視螺旋状に形成したことにより、単位体積当りに数多くの円筒状クランプを効率よく収容することができると共に、溝部内の円筒状クランプが移動させられる際の引っ掛かりを回避してスムーズに移動させることができる。また、その溝幅が円筒状クランプにおける側面の断面の最大幅よりも狭く、かつ断面の最小幅よりも広くなるように溝部を形成したことにより、溝部内での円筒状クランプの回動を規制することができる結果、スリットの開口面を常に同じ方向に向けた状態でクランプ入出用孔から円筒状クランプを取り出すことができる。これにより、リーダーピンに円筒状クランプを装着する際に、スリットの向きを調整する煩雑な作業を不要としつつリーダーピンに円筒状クランプを容易に装着することができる。
また、本発明に係るクランプ収容具によれば、溝部内への圧縮空気導入および溝部からの空気の吸引が可能なエア給排気用孔を溝部の他端に形成したことにより、例えばばね部材を用いて溝部内の円筒状クランプを取り出し口に向けて付勢して移動させる構成とは異なり、エア給排気用孔から圧縮空気が導入された際に、エア給排気用孔からの空気の吸引によって溝部内に収容されている円筒状クランプの数に影響されることなく、常にほぼ一定の力で円筒状クランプをクランプ入出用孔に向けて移動させることができる。したがって、溝部内で円筒状クランプが引っ掛かってクランプ入出用孔の部位まで移動しない事態が生じるのを回避することができる結果、各円筒状クランプをクランプ入出用孔からスムーズに取り出すことができる。また、ばね部材等を収容しない分だけ、数多くの円筒状クランプを溝部内に収容することができる。
以下、本発明に係るクランプ収容具の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す製造装置1は、1リールタイプのテープカートリッジ10(図2参照)を製造する装置であって、テープ製造装置2、ケース組立て装置3、および複数の巻回装置4,4・・を備えて構成されている。この場合、図2に示すように、テープカートリッジ10は、上ケース11aおよび下ケース11bを有するカートリッジケース11内に収容されたリール12に磁気テープ13が巻回されて構成されている。また、磁気テープ13の一端には、カートリッジケース11内に収容されている磁気テープ13をカートリッジケース11の外に引き出すためのリーダーピン14が円筒状クランプ15によって取り付けられている。この場合、図3に示すように、リーダーピン14は、円柱状の本体部14aと、本体部14aの両端に形成された頭部14b,14bと、後述するように装着される円筒状クランプ15の移動を規制する鍔部14c,14cとが一例として金属材料で一体形成されている。また、円筒状クランプ15は、一例として、樹脂材料を用いて射出成形されている。この円筒状クランプ15は、図4に示すように、側面に開口部15a(スリット)が形成されて全体として断面C字形に成形され、開口部15aの幅L1がリーダーピン14における本体部14aの直径よりも僅かに狭くなっている。なお、円筒状クランプ15については、樹脂材料で成形されたもののみならず、金属材料で形成されたものを使用することもできる。
一方、テープ製造装置2は、ベースフィルムの一面に非磁性層や磁性層等を形成する処理と、ベースフィルムの他面にバックコート層等を形成する処理と、塗布処理等が完了した原反(テープカートリッジ10に収容される状態の幅に切断される以前の磁気テープ13)を所定の幅に裁断する裁断装置等を備え(図示せず)、リール12に巻回すべき磁気テープ13を製造する。なお、テープ製造装置2による磁気テープ13の製造方法については公知のため、その詳細な説明を省略する。ケース組立て装置3は、上ケース11a、下ケース11bおよびリール用部品などを射出成形する成形機と、例えば超音波溶着法によってリール用部品を溶着してリール12を製作する溶着機と、カートリッジケース11内にリール12やブレーキ部材等の各種部品を収容した状態で上ケース11aおよび下ケース11bをねじ止めするねじ止め装置などを備え(図示せず)、磁気テープ13を巻回すべきリール12が収容されたカートリッジケース11を組み立てる。なお、ケース組立て装置3によるカートリッジケース11の組立て方法については公知のため、その詳細な説明を省略する。
また、図1に示すように、巻回装置4は、巻回機構21、切断機構22、取付け機構23、搬送機構24,25および制御部26を備えている。巻回機構21は、制御部26の制御に従ってカートリッジケース11内のリール12を回転させることによって磁気テープ13をリール12に巻回する。切断機構22は、巻回機構21によって所定の長さの磁気テープ13がリール12に巻回された際に制御部26の制御に従って磁気テープ13を切断する。取付け機構23は、切断機構22によって切断された磁気テープ13の端部にリーダーピン14および円筒状クランプ15を取り付ける。搬送機構24は、図外のリーダーピン収容箱から取付け機構23にリーダーピン14を搬送する。搬送機構25は、クランプ供給ドラム30(図5,6参照)から円筒状クランプ15を取り出して取付け機構23に搬送する。制御部26は、巻回装置4を総括的に制御する。
一方、クランプ供給ドラム30は、本発明に係るクランプ収容具に相当し、図5,6に示すように、平面視螺旋状の溝部33が形成されたドラム本体31と、ドラム本体31における溝部33の開口部を閉塞するようにしてドラム本体31に取り付けられた閉塞板32とを備えて構成されている。この場合、ドラム本体31は、本発明における本体部に相当し、例えば金属を切削加工することによって全体として円柱状に形成され、その一面側に溝部33が彫り込まれると共に閉塞板32をねじ止め可能に構成されている。また、ドラム本体31の溝部33は、その深さL5が円筒状クランプ15の長さL4(図3参照)よりも僅かに深くなるように形成されて、複数の円筒状クランプ15,15・・をその側面同士が互いに対向するようにして収容可能に構成されている(図7参照)。さらに、溝部33の溝幅L6は、円筒状クランプ15の最大幅L2(図4参照)よりも狭く、かつ円筒状クランプ15の最小幅L3(図4参照)よりも広くなるように形成されている。これにより、溝部33内に収容された円筒状クランプ15は、溝部33内での回動が規制されつつ、一例として、図7に示すように、開口部15aの口縁が溝部33の内周側の側壁に当接させられた状態で溝部33内を移動する。
また、図5,6に示すように、溝部33における外周側の一端には、溝部33内に円筒状クランプ15,15・・を収容する際、および収容されている円筒状クランプ15,15・・を溝部33から取り出す際に円筒状クランプ15が通過させられるクランプ入出用孔34(取り出し口)が形成されている。さらに、溝部33における内周側の一端(本発明における「他端」:「クランプ入出用孔」が形成されている側の端部とは反対側の端部)には、エア給排気用孔35(圧縮空気導入口)が形成されている。この場合、溝部33内に円筒状クランプ15,15・・を収容する際には、エア給排気用孔35を介して溝部33内の空気を図示しないエアポンプによって吸引することにより、クランプ入出用孔34から挿入される円筒状クランプ15,15・・が溝部33の内周側に吸い寄せられて移動する。また、収容された円筒状クランプ15,15・・を溝部33から取り出す際には、エアポンプによって供給される圧縮空気がエア給排気用孔35から溝部33内に導入されることにより、円筒状クランプ15,15・・が溝部33の外周側に押し出されるように移動する。なお、このクランプ供給ドラム30では、溝部33の外周側の一端にクランプ入出用孔34が形成されると共に、溝部33の内周側の他端にエア給排気用孔35が形成されているが、本発明はこれに限定されず、溝部33の内周側の一端にクランプ入出用孔34を形成すると共に、溝部33の外周側の他端にエア給排気用孔35を形成することもできる。
閉塞板32は、一例として光透過性を有する樹脂材料で円板状に形成され、図6に示すように、ドラム本体31における溝部33の開口部を閉塞するようにしてドラム本体31にねじ止めされている。この場合、光透過性を有する樹脂材料で閉塞板32を形成することにより、溝部33内に収容した円筒状クランプ15,15・・の数などを目視によって確認することが可能となっている。また、閉塞板32におけるクランプ入出用孔34の対向部位には、搬送機構25が溝部33内から円筒状クランプ15を押し出すための押し出しピンを挿入可能な挿入用孔36が形成されている。
この場合、クランプ供給ドラム30に対する円筒状クランプ15,15・・の装填処理(収容作業)については、クランプ入出用孔34から円筒状クランプ15を手作業で1つずつ溝部33内に挿入することもできるし、専用の装填機(図示せず)を用いて円筒状クランプ15,15・・を溝部33内に順次自動的に収容することもできる。この際に、前述したように、エアポンプを用いてエア給排気用孔35から溝部33内の空気を吸引しつつクランプ入出用孔34から溝部33内に円筒状クランプ15を挿入することで、溝部33の外周側の一端に挿入された(クランプ入出用孔34から挿入された)円筒状クランプ15を溝部33の内周側に向けて順次吸い寄せて移動させることが可能となる。また、前述したように、溝部33の溝幅L6が円筒状クランプ15の最大幅L2よりも狭く、かつ最小幅L3よりも広くなるように規定されている。したがって、図7に示すように、クランプ入出用孔34から溝部33に円筒状クランプ15を挿入する際に、開口部15aの開口面を溝部33の内周側に向けた状態で挿入することにより、溝部33内で円筒状クランプ15が回動することなく、開口部15aの口縁が溝部33における内周側の側壁に当接した状態が維持されたまま溝部33の内周側に向けて円筒状クランプ15を移動させることが可能となっている。
次に、巻回装置4によるテープカートリッジ10の組み立て方法について説明する。なお、テープ製造装置2による磁気テープ13の製造、およびケース組立て装置3によるカートリッジケース11の組み立てについては既に完了しているものとする。
まず、複数のリーダーピン14,14・・が収容されたリーダーピン収容箱(図示せず)と、複数の円筒状クランプ15,15・・が収容されたクランプ供給ドラム30とを巻回装置4の所定位置にセットする。次いで、巻回処理開始ボタン(図示せず)を操作する。これにより、巻回機構21が、制御部26の制御に従ってカートリッジケース11内でリール12を回転させて磁気テープ13をリール12におけるハブの周囲に巻回する。この際に、制御部26は、図示しない検出部からの出力信号に基づいて、リール12に巻回された磁気テープ13の長さを監視して、予め規定された長さの磁気テープ13が巻回された時点で巻回機構21を制御してリール12の回転を停止させる。次いで、制御部26は、切断機構22を制御して磁気テープ13を切断させる。続いて、制御部26は、取付け機構23を制御して、切断された磁気テープ13の端部にリーダーピン14および円筒状クランプ15を取り付けさせる。この際に、搬送機構24は、図示しないリーダーピン収容箱から取付け機構23にリーダーピン14を搬送する。また、搬送機構25は、エア給排気用孔35から溝部33内に圧縮空気を供給して円筒状クランプ15,15・・をクランプ入出用孔34に向けて移動させると共に、挿入用孔36から押し出しピンを挿入してクランプ供給ドラム30から円筒状クランプ15を1つずつ取り出して取付け機構23に搬送する。
この場合、図7に示すように、この巻回装置4では、開口部15aの口縁が溝部33における内周側の側壁に当接した状態で各円筒状クランプ15,15・・がクランプ供給ドラム30に収容されている。したがって、搬送機構25が挿入用孔36から押し出しピンを挿入して円筒状クランプ15を押し出す都度、開口部15aの開口面が常に同じ方向(この例では、溝部33の中心)を向いた状態で円筒状クランプ15がクランプ入出用孔34から取り出される。これにより、搬送機構25は、開口部15aの開口面が常に同じ方向を向いた状態で円筒状クランプ15を搬送して取付け機構23に供給する。一方、取付け機構23は、搬送機構24,25によってリーダーピン14および円筒状クランプ15が搬送された際に、一例として、リーダーピン14の本体部14aにおける両鍔部14c,14cの間に磁気テープ13の端部を巻き付けた状態を維持しつつ、本体部14aに円筒状クランプ15を装着する。これにより、図4に示すように、リーダーピン14と円筒状クランプ15との間に磁気テープ13が挟み込まれて、磁気テープ13に対するリーダーピン14および円筒状クランプ15の取り付けが完了する。この後、制御部26は、巻回機構21を制御してリール12を回転させて、リーダーピン14がカートリッジケース11の所定位置に達するまで磁気テープ13をカートリッジケース11内に引き込ませる。これにより、テープカートリッジ10が完成する。
このように、このクランプ供給ドラム30によれば、側面同士が互いに対向するように円筒状クランプ15,15・・を整列させた状態で収容可能な平面視螺旋状の溝部33が形成されると共に収納されている円筒状クランプ15を取り出し可能なクランプ入出用孔34(取り出し口)が溝部33の外周側および内周側のいずれかの一端(この例では、外周側の一端)に形成されたドラム本体31と、溝部33の開口部を閉塞する閉塞板32とを備えてクランプ供給ドラム30を構成したことにより、このクランプ供給ドラム30に複数の円筒状クランプ15,15・・を収容して取付け装置(この例では、取付け機構23、搬送機構24,25および制御部26)にセットすることで、クランプ供給ドラム30から円筒状クランプ15,15・・を取り付け装置に供給することができる。したがって、取付け装置毎にパーツフィーダを設置する必要がなくなるため、テープカートリッジ10の製造ラインに数多くのパーツフィーダを設置することなくテープカートリッジ10を製造することができる。このため、作業スペースを有効に活用することができると共に、テープカートリッジ10の製造コストを十分に低減することができる。この場合、溝部33を平面視螺旋状に形成したことにより、単位体積当りに数多くの円筒状クランプ15,15・・を効率よく収容することができると共に、溝部33内の円筒状クランプ15,15・・が移動させられる際の引っ掛かりを回避してスムーズに移動させることができる。また、その溝幅が円筒状クランプ15における側面の断面の最大幅(この例では、最大幅L2)よりも狭く、かつ断面の最小幅(この例では、最小幅L3)よりも広くなるように溝部33を形成したことにより、溝部33内での円筒状クランプ15,15・・の回動を規制することができる結果、開口部15aの開口面を常に同じ方向に向けた状態でクランプ入出用孔34から円筒状クランプ15を取り出すことができる。これにより、リーダーピン14に円筒状クランプ15を装着する際に、開口部15aの向きを調整する煩雑な作業を不要としつつリーダーピン14に円筒状クランプ15を容易に装着することができる。
また、このクランプ供給ドラム30によれば、圧縮空気を導入可能なエア給排気用孔35(圧縮空気導入口)を溝部33の他端(この例では、内周側の端部)に形成したことにより、例えばばね部材を用いて溝部33内の円筒状クランプ15,15・・をクランプ入出用孔34に向けて付勢して移動させる構成とは異なり、エア給排気用孔35から圧縮空気が導入された際に、溝部33内に収容されている円筒状クランプ15,15・・の数に影響されることなく、常にほぼ一定の力で円筒状クランプ15,15・・をクランプ入出用孔34に向けて移動させることができる。したがって、溝部33内で円筒状クランプ15,15・・が引っ掛かってクランプ入出用孔34の部位まで移動しない事態が生じるのを回避することができる結果、各円筒状クランプ15,15・・をクランプ入出用孔34からスムーズに取り出すことができる。また、ばね部材等を収容しない分だけ、数多くの円筒状クランプ15,15・・を溝部33内に収容することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、上記のクランプ供給ドラム30では、ドラム本体31が円柱状に形成されているが、ドラム本体31の形状は特に限定されず、例えば角柱状のドラム本体に平面視螺旋状の溝部33を形成することもできる。また、開口部15aの口縁を溝部33における内周側の側壁に当接させるようにして複数の円筒状クランプ15,15・・を溝部33内に収容する例について上記したが、開口部15aの口縁を溝部33における外周側の側壁に当接させるようにして複数の円筒状クランプ15,15・・を溝部33内に収容してもよい。
製造装置1の構成図である。 磁気テープ13の端部を引き出した状態のテープカートリッジ10の側面図である。 リーダーピン14および円筒状クランプ15の外観斜視図である。 磁気テープ13の一端にリーダーピン14を取り付けた状態の円筒状クランプ15の断面図である。 クランプ供給ドラム30の平面図である。 図5におけるA−A線断面図である。 円筒状クランプ15,15・・を収容した状態のクランプ供給ドラム30の平面図である。
符号の説明
10 テープカートリッジ
11 カートリッジケース
13 磁気テープ
14 リーダーピン
15 円筒状クランプ
15a 開口部
30 クランプ供給ドラム
31 ドラム本体
32 閉塞板
33 溝部
34 クランプ入出用孔
35 エア給排気用孔35
36 挿入用孔
L2 最大幅
L3 最小幅
L6 溝幅

Claims (1)

  1. 側面にスリットが形成された断面C字形の円筒状クランプを当該側面同士が互いに対向するようにして整列させた状態で収容可能な平面視螺旋状の溝部が形成されると共に収納されている当該円筒状クランプの挿入および取り出し可能なクランプ入出用孔が当該溝部の外周側および内周側のいずれかの一端に形成された本体部と、前記溝部の開口部を閉塞するようにして前記本体部に取り付けられた閉塞板とを備え、
    前記溝部は、その溝幅が前記円筒状クランプにおける前記側面の断面の最大幅よりも狭く、かつ当該断面の最小幅よりも広くなるように形成されると共に、当該溝部内への圧縮空気の導入および当該溝部内の空気の吸引が可能なエア給排気用孔が当該溝部の他端に形成され、当該溝部内の前記空気を前記エア給排気用孔から吸引して前記クランプ入出用孔から挿入した前記円筒状クランプを当該溝部の他端に向けて移動させ、前記エア給排気用孔から前記圧縮空気を導入して前記円筒状クランプを当該溝部の前記一端に向けて移動可能に構成されているクランプ収容具。
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