JP4537459B2 - 制御フィールド及びデータ・フィールドの効率的な区分 - Google Patents

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Description

本出願は、米国特許仮出願番号第60/737,688号、2005年11月16日出願、名称“制御フィールド及びデータ・フィールドの区分(PARTITIONING OF CONTROL AND DATA FIELD)”、に優先権を主張し、その全体が引用によってここに取り込まれている。
以下の記載は、一般に通信システムに係り、そして、とりわけ、マルチ・ホップ無線ネットワークに関する。
無線通信ネットワークは、ユーザがどこに(例えば、屋内又は屋外に)位置しているのかに拘らず、そしてユーザが移動式であるか又は据置き型であるかどうかに拘らず情報を伝達するために利用されている。一般に、無線通信ネットワークは、基地局すなわちアクセス・ポイントと通信する移動デバイスを経由して確立される。アクセス・ポイントは、地理的な領域、すなわちセルをカバーする、そして移動デバイスが動作されると、移動デバイスは、これらの地理的なセルの中へそして外へ移動することがある。実質的に中断のない通信を実現するために、移動デバイスは、それが入ったセルのリソースを割り当てられ、そしてそれが出たセルのリソースの割当てを解除される。
マルチ・ホップ技術では、通信又は伝送は、公開ネットワーク(例えば、インターネット)又は私的なネットワークに有線接続を用いてアクセス・ポイントに多数の無線ホップ又はセグメントを経由して伝達される。総合待ち時間は、中間のホップの間だけでなく、通信パス全体(例えば、ソークから到着地まで)に対して考慮されるべきである複数の問題のうちの1つである。制御フィールドがリソースを要請するため及び/又は許可するために、そして伝送を承認するために使用される時に、スロットの始めの1つの場所に配置された制御フィールドは、遅延を増大させることがある。この問題は、マルチ・ホップ無線ネットワークにおいて使用される時に強調されることがある。
[サマリー]
下記は、開示された複数の実施形態の幾つかの態様の基本的な理解を与えるために単純化したサマリーを提示する。このサマリーは、完璧な全体像ではなく、そして鍵となる又は重要な要素を認識させることも、そのような実施形態の範囲を線引きすることも意図されていない。そのただ1つの目的は、後で提示されるより詳細な説明への前置きとして単純化した形式で記載された実施形態のある複数の概念を提示することである。
1又はそれより多くの実施形態及びそれに対応する開示にしたがって、様々な態様が、フレームの内部で制御フィールド及びデータ・フィールドを区分することに関連して記載される。フレーム内部で制御フィールド及びデータ・フィールドを適切に区分することは、十分な処理時間を認めつつ、データ伝送の際に最小待ち時間を確実にするために重要である。
1つの実施形態にしたがって、データ通信のための方法が提供される。その方法は、符号化時間と復号化時間との間の時間配分を決定すること、及び該決定された時間配分に一部は基づいてデータ伝送のフレーム内部に制御フィールドを選択的に配置することを含む。ある複数の実施形態にしたがって、該方法は、必要な該復号化時間が該符号化時間よりも長い場合に、該制御フィールドをスロット中心の右に配置すること、又は必要な該復号化時間が該符号化時間よりも短い場合に、該制御フィールドを該スロット中心の左に配置することを含む。送信機において符号化すること及び受信機において復号することに加えて、又はそれらの代わりに、処理の別の1つの態様は、どちらの送信機がリソースを認可されるべきであるか、そしてどれだけの数のリソースが認可されるべきであるかを決定するためにスケジューラにとって利用可能な時間である。分離制御フィールドのアプローチは、フレーム期間又はスロット期間を増加させることなくスケジューリングのために可能な限り多くの時間を認める際にさらなる自由度を与える。
ある複数の実施形態にしたがって、データ通信のための装置が提供される。その装置は、符号化時間と復号化時間との間の時間区分を決定する時間区分モジュールを含むことができる。同様に、その装置に含まれるものは、フレーム内部の制御フィールドの配置を決定するスロット配置モジュールであり得る。ある複数の実施形態では、該装置は、送っているノードからのACK/NACKフィールドをモニタし、そして該ACK/NACKフィールドをリソースの要請として考える暗黙の要請モニタを同様に含むことができる。
ある複数の実施形態は、データ通信のための方法を組み込んだコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。その方法は、符号化時間と復号化時間との間の時間の区分を設定すること、及び該符号化時間と該復号化時間との間の該設定された時間区分を実現するためにデータ・フレームの選択的に決められた位置に制御フィールドの少なくとも一部を配置することを含む。
ある複数の実施形態にしたがったものは、データ通信のための命令を実行するプロセッサである。該プロセッサは、符号化時間と復号化時間との間の時間配分を選択するため、そして該選択された時間配分に一部は基づいてデータ伝送のフレーム内部に制御フィールドを配置するために構成されることができる。
ある複数の実施形態にしたがったものは、符号化時間及び復号化時間配分を確認にするための手段、及び該符号化時間と該復号化時間との間の確認された配分に一部は基づいてフレーム内部で制御フィールドの位置を決定するための手段を含む装置である。その装置は、制御フィールドを2つの部分へと分割するための手段、予見的要請を選択的に含ませるための手段、及びACKを復号するためそしてリソースに対する暗黙の要請としてACKを使用するための手段を同様に含むことができる。
上記の目的及び関係する目的を達成するために、1又はそれより多くの実施形態は、この後で十分に説明される特徴及び特許請求の範囲で特に示される特徴を備える。以下の記載及び添付された図面は、ある例示の態様を詳細に説明し、そして本実施形態の原理がその中で採用されることができる様々な方法を少しではあるが示している。その他の利点及び新奇な特徴は、図面とともに考察したときに、下記の詳細な説明から明らかになるであろう、そして開示される実施形態は、全てのそのような態様及びそれらと等価なものを含むように意図されている。
[詳細な説明]
様々な実施形態が、図面を参照してここに記載される。以下の記載において、説明の目的のために、数多くの具体的な詳細が、1又はそれより多くの態様の完全な理解を提供するために説明される。しかしながら、そのような(複数の)実施形態が、これらの具体的な詳細を用いないで実行され得ることは、明白である。別の例では、周知の構造及びデバイスは、これらの実施形態を説明することを容易にするためにブロック図の形式で示される。
本明細書において使用されるように、用語“コンポーネント”、“モジュール”、“システム”及びその他は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアのいずれかのコンピュータに関係するエンティティ(entity)を呼ぶように意図されている。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上でランされているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能なもの(executable)、実行のスレッド、プログラム、及び/又はコンピュータを呼ぶことができるが、これらに限定されない。説明のために、計算デバイス上でランしているアプリケーション及び計算デバイスの両者は、コンポーネントであり得る。1又はそれより多くのコンポーネントは、プロセス及び/又は実行のスレッドの中に存在でき、そしてコンポーネントは、1つのコンピュータ上に局在化されることができる及び/若しくは2又はそれより多くのコンピュータ間に分散されることができる。その上、これらのコンポーネントは、その媒体上に記憶された様々なデータ構造を有する種々のコンピュータ読み取り可能な媒体から実行されることができる。コンポーネントは、1又はそれより多くのデータ・パケット(例えば、ローカル・システム中の、分散型システム中の、及び/又は信号を経由して別のシステムとインターネットのようなネットワークを介して他のコンポーネントと相互情報交換をする1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号にしたがうようにローカル・プロセス及び/又は遠隔プロセスを経由して伝達することができる。
その上、様々な態様が、ユーザ・デバイスに関係して本明細書中に記載される。ユーザ・デバイスは、しかも、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動デバイス、遠隔局、アクセス・ポイント、基地局、遠隔端末、アクセス端末、無線端末、ハンドセット、ホスト、ユーザ端末、端末、ユーザ・エージェント、又はユーザ装置とも呼ばれる。ユーザ・デバイスは、セルラ電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話機、無線ローカル・ループ(WLL:wireless local loop)局、PDA、無線接続能力を有する手持ちデバイス、又は無線モデムに接続された他の(複数の)処理デバイスであり得る。
その上に、本明細書中に記載された各種の態様又は各種の特徴は、方法、装置、又は標準のプログラミング技術及び/又はエンジニアリング技術を使用する製造の物品(article of manufacture)として与えられることができる。本明細書中で使用されるように用語“製造の物品”は、いずれかのコンピュータ読み取り可能なデバイス、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラムを含むように意図されている。例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体は、磁気記憶デバイス(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、...)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD:compact disc)、ディジタル多目的ディスク(DVD:digital versatile disc)...)、スマート・カード、及びフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、カード・スティック、キー・ドライブ、...)を含むことができるが、これらに限定されない。
種々の実施形態が、複数のコンポーネント、モジュール、及びその他を含むことができるシステムの観点から提示される。種々のシステムが増設のコンポーネント、モジュール、等を含むことができること、及び/又は図面に関係して記載されたコンポーネント、モジュール、等の全てを含まないことがあることが、理解されそして認識される。これらのアプローチの組み合わせも、同様に使用されることができる。
以下の詳細な説明では、種々の態様及び実施形態が、時分割二重化(TDD:Time Division Duplex)の関係で説明されることがある。これらの発明的態様が、開示された実施形態を用いる使用のために十分に適していることがあるが、これらの発明的態様は、同様に種々の別のシステムにおける使用のために適用可能であることを、当業者は、容易に認識するであろう。したがって、TDDへのいずれかの参照は、発明的態様が広い範囲のアプリケーションを有することを理解するとともに、そのような発明的態様を説明するためにだけ意図されている。
ここで図面を参照して、図1は、本明細書中に開示された種々の実施形態にしたがったマルチ・ホップ通信システム100の例示である。アクセス・ポイント・ノード102,104,106,108,110及び112は、ツリー状の構成に(例えば、無線で)接続される。図示されたように、アクセス・ポイント102は、唯1つの有線接続されたアクセス・ポイントであり得て、そして例えば、インターネットに有線接続されることができる。しかしながら、他のアクセス・ポイント104−112のうちのいずれか又は全てが、有線接続されることができる。アクセス端末114,116,118及び120は、もし必要であれば、マルチ・ホップ(例えば、アクセス・ポイント104−112)を経由して有線接続されたアクセス・ノード102と通信する。順方向リンクは、有線接続されたアクセス・ノード102がアクセス端末114−120に向けられた通信を開始する時に確立される。逆方向リンクは、1又はそれより多くのアクセス端末114−120が有線接続されたアクセス・ノード102に向けられた通信を開始する時に確立される。マルチ・ホップ無線ネットワークが図示されそして説明されたものよりも多くのホップ又はより少ないホップを有することができること、そして異なるアクセス端末が異なる数のホップを有することができることが、理解されるはずである。
以下の詳細な説明では、TDDシステムは、受信機が送信機からの受信要請に基づいてデータ伝送をスケジュールすることが説明される。説明を容易にするために、ノードは、送信と受信を同時にできないと仮定される。それに加えて、説明の目的のために、彩色体系及び彩色ストラテジーが、検討され、そこでは、交互のノードが異なる色に彩色され、そして時間が彩色されたタイム・スロットに分割される(divide)。ノードは、自身の色彩に対応するタイム・スロット上に送信し、そして他の色のタイム・スロットのあいだ注意を払う。様々な別のストラテジーが、交互のノードを区別するために利用されることができ、そしてその色は、単に単純化の目的のために本明細書中で利用されることが、理解されるはずである。
2色ストラテジーを利用すると、アクセス・ノード104と106及び端末116,118と120は、1つの色、例えば、緑、である。有線接続されたアクセス・ノード102、アクセス・ノード108,110と112、及び端末114は、例えば、赤のような、2番目の色である。それゆえ、この体系では同じ色によって表されるツリーにおいて接続されているノードがない。
受信機ベースのスケジューリング・システムでは、伝送は、複数の反対の色の間でだけ認められるはずである。この設定では、複数のノードは、同期され、そしてタイム・スロットは、2つの色の間で交互になる一定の継続期間である。各タイム・スロットは、制御部分及びデータ部分へと分解されることができる。自身の色に対応するタイム・スロットにおいて、送信機は、リソースを要求している受信機へ要請を送る。反対の色の引き続くタイム・スロットでは、受信機は、(複数の)ユーザのどちらが送信すべきであるかそしてどのリソース上に送信すべきであるかを決定する(このタスクは、一般的にスケジューリングと呼ばれる)。次のタイム・スロットでは、受信機が正しくデータを復号できたか又はできなかったかどうかに応じて、GRANT(許可)を受信した送信機は、受信機にデータを送り、それは順番に送信機へ肯定的受領通知(ACK:acknowledgement)又は否定的受領通知(NACK:negative-acknowledgement)を送る。この実施形態では、物理レイヤ・パケットが現在のホップで良好に復号された後で、物理レイヤ・パケットは、次のホップに進むことができるだけであると、想定する。
システム100内部でのデータ伝送は、1フレームの中で制御フィールド及びデータ・フィールドを選択的に区分すること(partitioning)を可能にするように構成されることができる。そのように区分することは、データ伝送のために十分な処理時間を認めつつ、データ伝送の際の待ち時間の削減を提供できる。選択的に区分することは、同様に、データ伝送の際の待ち時間とデータ伝送に関係するパラメータに応じた処理時間とのトレードオフを与えることができる。そのようなパラメータは、利用可能なスケジューリング時間、利用可能な復号化時間、利用可能なパケット準備時間(符号化時間とも呼ばれる)、及び/又は(もし、パケットが受領通知されなければ(NACK))最初の伝送の終わりから再伝送の始まりまでのような管理されるべき遅延、伝送終了から次のホップ伝送開始までであるホップ遅延、又は必要なインターレース/HARQチャネル(インターレースを増加させて処理する際の又はシグナリングする際の追加の複雑さ)を含むことができる。
図2は、マルチ・ホップ通信システムにおいて情報を伝達するためのシステム200を図示する。システム200は、上に説明された無線システム100に類似の無線ネットワークを具備し、それは送信機204及び受信機206を含む。複数の送信機204及び受信機206が無線ネットワーク中に含まれることができるが、認識されるように1つの受信機206に通信データ信号を伝送する1つの送信機204が、単純化の目的のために図示されている。送信機204は、エンコーダ・コンポーネント208を含み、それは、その信号がその後受信機206に伝送される好適な無線通信プロトコル(例えば、OFDM,OFDMA,CDMA,TDMA,GSM,HSDPA,...)にしたがってデータ伝送を変調できそして/又は符号化できる。エンコーダ・コンポーネント208は、例えば、ソース・エンコーダに引き続くチャネル・エンコーダであり得る。チャネル・エンコーダは、従来の符号化、ターボ符号化、又は低密度パリティ・チェック(LDPC)符号化のような体系に基づくことができる。
受信機206は、デコーダ・コンポーネント210を含み、それは受信したデータ伝送を復号できる。データ伝送を良好に復号すると、受領通知(ACK)コンポーネント212は、データ伝送の良好な復号化を示す肯定的受領通知を発生することができ、それは、データ伝送が受け取られそして復号され、そしてそれゆえ、再伝送される必要がないことを送信機204に通知するために送信機204に送られることができる。ACKコンポーネント212は、ACK/NACKプロトコルとともに受領通知技術を採用することができる。
受領通知コンポーネント212は、もしデータ伝送の良好な復号化がなければ、さらに否定的な受領通知(NACK)を伝送できる。NACKは、データ伝送が受信機206により受信されなかった及び/又は良好に復号されなかったことを送信機204に通知するために、送信機204に送られることができる。そのようにして、そのようなデータのさらなる通信が伝送されるべきである場合に、送信機204は、データ伝送又はその一部を再伝送できる。
同様に、受信機206内に含まれたものは、スケジューラ214であり、それはデータ伝送のための最適なスケジューリングを決定するために構成されることができる。そのように、主な処理時間又は遅延(例えば、符号化、復号化、及びスケジューリング)は、別々のコンポーネントによって実行されることができる。しかしながら、ある複数の実施形態にしたがって、1又はそれより多くの処理時間は、同じコンポーネントによって決定される、そのように、3つの別々のコンポーネントは、これらの実施形態にしたがって利用されない。
ある複数の実施形態にしたがって、受信機206は、同様なプロセスに引き続いて次の受信機(図示されず)にデータ伝送を送ることができる。このプロセスは、データ伝送が意図された受信者に届くまで任意の数のホップを経由して繰り返されることができる。
例えば、ノードAは、ノードCへ転送されるようにノードBへ伝達を送るように望むことができる。もしそうであるならば、ノードBがノードAのパケットを良好に受け取ったかどうかを決定する前に、ノードBは、ノードCへの伝送を要請しないはずである。しかしながら、ある状況では、遅延を削減するために、そして特に、ノードBがノードAのパケットを良好に復号する高い確率が知られている場合に、ノードBは、ノードAからのパケットの復号化を完了する前にノードCへ要請を送ることができる、それは予見的要請と呼ばれる。しかしながら、予見的要請が結果としてリソースを無駄にすることになることがあることが、理解されるはずである。例えば、ノードCがノードBにリソースを許可するが、ノードBがノードAからのパケットを良好に復号することに失敗する場合に、そのようなリソースの無駄が、発生する。
それゆえ、ある複数の実施形態にしたがって、分離(split)配置制御フィールドが利用される場合に、受信機206は、予見的要請を回避するために前の端末から送り出されるACKを聴取できる。例えば、送信機204は、別の1つの端末(図示されず)からデータを受け取ったことがあり、そこでは、そのようなデータは、受信機206に送られるように意図されている。送信機204が別の端末(図示されず)からの伝送を良好に復号した後でだけ、送信機204は、受信機206に送るために別の端末(図示されず)からのリソースを要請するはずである。しかしながら、もし送信機204が別の端末(図示されず)へ送るACKを受信機206が聴取するのであれば、受信機206は、送信機204によるリソースの要請を意味するACKを暗黙のうちに使用することができる。
制御フィールドの適切な配置及び/又は区分に関する決定を行うために、オフライン設計タスクは、様々な基準を考慮することができる。オフライン・タスクは、ネットワーク内部の1又はそれより多くの設計モジュール216によって実行されることができ、それは適切な配置及び/又は区分を判断するために情報を使用する。例えば、スロット・タイムが符号化時間と復号化時間との間でどのように配分されるかが、考慮されることができる。その他の基準は、予見的要請の緩和、再伝送遅延の低下、等を含む。
異なる体系に対する制御フィールド・パラメータの例は、2ミリ秒の期間を有するフレームを含むことができる。制御期間は、0.2ミリ秒であり、ガード期間は、0.01ミリ秒であり得る。単一位置配置に関して、開始点は、スロット長の0.75部分であり得る。REQ/PILOTフィールドを有する分離フィールドに関して、開始点は、スロットの始まりであり得る。例えば、PILOTは、送信機によって送られることができ、そしてPILOT品質に基づいて適切なGRANTを行うために受信機によって使用されるはずである。GRANT/ACKフィールドを有する分離フィールドに関して、開始点は、スロット長の0.75部分であり得る。
下記の表中のものは異なる体系に対する処理時間及び遅延に関係する例であることに注意する。処理時間及び遅延は、マイクロ秒の単位である。“前部”は、スロットの前部のところでの制御フィールドの単一配置を呼ぶ。“中心”は、スロットの中心のところでの制御フィールドの単一配置位置を呼ぶ。“分離(Split)”は、制御フィールドの分離配置を呼び、そして“単一位置/中心外し”は、単一位置配置を呼ぶ。これらの時間は説明の目的のためであり、そして複数の他の時間が利用できるので開示された実施形態は下記の数値で記された時間に限定されないことが、理解されるはずである。
Figure 0004537459
表1を参照して、符号化と復号化との間の処理時間の合計は、分離配置及び単一位置配置/中心外し配置に対して同じである。位置に応じて、符号化時間と復号化時間との間の配分は、両方の設計に対して変更できる。そのように、配分は、中央配置とは異なり、符号化と復号化との間で等しくなく分離されることができる。一般的に復号化時間は、符号化時間よりも長く、それゆえ分離配置及び単一位置配置/中心外し配置は、中央配置を越える利点を提供し、その理由は、時間が適切に調節できるためである。
1又はそれより多くのオフライン設計タスク又はモジュール216は、時間区分モジュール218を含むことができ、それはスロット内部で符号化時間/復号化時間を最適化するように構成されることができる。例えば、ある複数の状況では、復号化時間は、符号化時間よりも長くなるはずであり、一方で別の状況では、より長い符号化時間であるはずである。時間区分モジュール218は、制御フィールドを配置するために各スロットの最良の部分を決定できる。
その上に、1又はそれより多くのオフライン設計タスク又はモジュール216に関係するスロット配置モジュール220は、スロット内部の最適な位置に制御フィールドを配置するために構成されることができ、好ましい符号化時間/復号化時間のトレードオフを実現する。ある複数の実施形態にしたがって、スロット配置モジュール220は、しかも、制御フィールドを2つの部分に区分するために、そして各部分をスロット内部の別の位置に置くために構成されることができる。例えば、復号化時間が符号化時間よりも長くなるはずである場合には、単一制御フィールドは、スロット中心の右に置かれることができる。符号化時間が復号化時間よりも長くなるはずである場合には、スロット配置モジュールは、スロット中心の左に制御フィールドを置くことができる。
2つの部分の一緒にした長さは、ほぼ1スロットの長さになるはずである。REQUEST(要請)及びPILOT(パイロット)は、分割された制御フィールドの1つの部分に置かれることができ、そしてGRANT(認可)及びACK/NACK(肯定的受領通知/否定的受領通知)は、分割された制御フィールドの別の部分に置かれることができ、そのような配置は、例えば、時間区分モジュール220によって実行されることができる。
図3は、データ伝送の制御フィールド及びデータ・フィールドを選択的に区分するためのシステム300の1つの実施形態を図示する。システム300は、前の図面に関係して説明されたネットワークに類似の無線ネットワーク302を含む。ネットワーク302は、1つの送信機304及び1つの受信機306を用いて図示される、しかしながら、複数の送信機及び受信機がシステム300内に採用されることができる。送信機304は、エンコーダ・コンポーネント308を含み、それはネットワーク302によって採用された変調体系にしたがって出て行く信号を符号化できる。そのような信号は、受信機306によって受信されることができ、そしてデコーダ・コンポーネント310によって復号される。受領通知(ACK)コンポーネント312は、信号中で伝送された良好に復号されたデータ・パケット又はデータ・レイヤを表示する肯定的受領通知を発生でき、そして送信機304に肯定的受領通知を送り返すことができる。信号を受信する際に問題がある(例えば、巡回冗長検査が一致しない)場合、ACKコンポーネント312は、否定的受領通知(NACK)を発生できる。同様に、受信機306に含まれるものは、スケジューラ314であり、それはデータ通信の適切なスケジューリングを決定するために構成されることができる。
ある複数の実施形態では、受信機306内に含まれた暗黙の要請モニタ316は、送っているノード(例えば、送信機304)からのACK/NACKフィールドをモニタするために、そしてリソースに対する暗黙の要請としてACK/NACKフィールドを取り扱うために構成されることができる。暗黙の要請モニタ316は、送信機304によって送られたACKを聞くことに基づいて暗黙の要請をモニタするため又は聴取するために構成されることができる。ACKが検出される場合、受信機306は、リソースに対する暗黙の要請としてACKを考えることができる。前のホップにおいてノードによって送られたACKは、暗黙の要請モニタ304によって復号されることができ、そして復号されたACKは、前のホップにおけるノードによるリソースに対する暗黙の要請として利用される。例えば、3つのノード(A,B,及びC)があり、そしてAはBを経由してCへデータを送ることを望んでいる。最初に、Bは、Aのデータを正しく受け取るはずであり、そしてAに肯定的受領通知を送る。Cは、このACKを聞くことができ、そしてBからのリソースの要請としてそれを暗黙のうちに使用できる。暗黙の要請モニタ316を利用することは、制御フィールドの2番目の部分中に追加の要請フィールドを含ませることを軽減できる。
送信機304、受信機306、又は両者は、シリアル・ポート、ユニバーサル・シリアル・バス(USB:universal serial bus)、パラレル・ポート、及び通信プロトコル/規格を実行するための有線及び/又は無線インターフェース・コンポーネントを含むことができるが、これらに限定されない。通信プロトコル/規格は、例えば、マイクロ波接続のための世界相互運用性(WiMAX:World Interoperability for Microwave Access)、赤外線データ・アソシエーション(IrDA:Infrared Data Association)のような赤外線プロトコル、短距離無線プロトコル/技術、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)技術、ジグビー(ZigBee)(登録商標)プロトコル、超広帯域(UWB:ultra wide band)プロトコル、ホーム無線通信周波数(HomeRF)、共用無線接続プロトコル(SWAP:shared wireless access protocol)、無線イサーネット互換性アライアンス(WECA:wireless Ethernet(登録商標) compatibility alliance)のような広帯域技術、無線忠実度アライアンス(WiFi(wireless fidelity)Alliance)、802.11ネットワーク技術、公共交換電話ネットワーク技術、インターネットのような公共異種通信ネットワーク技術、非公開無線通信ネットワーク、陸上移動体無線通信ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:wideband code division multiple access)、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS:universal mobile telecommunication system)、高度携帯電話サービス(AMPS:advanced mobile phone service)、時分割多元接続(TDMA:time division multiple access)、周波数分割多元接続(FDMA:frequency division multiple access)、直交周波数分割多元接続(OFDMA:orthogonal frequency division multiple access)、移動体通信のための全世界システム(GSM:global system for mobile communication)、単一キャリア(1X)無線通信伝送技術(RTT:radio transmission technology)、エボリューション・データ・オンリー(EV−DO:evolution data only)技術、汎用パケット無線通信サービス(GPRS:general packet radio service)、拡張データGSM環境(EDGE:enhanced data GSM environment)、高速ダウンリンク・データ・パケット接続(HSPDA:high speed downlink data packet access)、アナログ及びディジタル衛星システム、及び無線通信ネットワーク及びデータ通信ネットワークのうちの少なくとも1つで使用することができるいずれかの別の技術/プロトコルである。
1又はそれより多くの設計モジュール318は、ネットワーク302内に含まれることができ、そして時間区分モジュール及びスロット配置モジュールを含むことができる。(複数の)設計モジュール318は、設計モジュール318に動作上で接続されたメモリ324を含むことができる。メモリ324は、データ伝送における待ち時間を削減することに関係する情報を記憶でき、一方でスケジューリング、符号化、及び復号化のための妥当な処理時間を、同様にネットワーク302における待ち時間を削減させることに関係する他の好適な情報を与える。プロセッサ326は、設計モジュール318(及び/又はメモリ324)に動作上で接続されることができ、通信ネットワーク302における待ち時間を削減することに関係する情報の解析を促進する。プロセッサ326は、受信機306によって受信された情報を解析するため及び/又は発生させるための専用のプロセッサ、システム300の1又はそれより多くのコンポーネントを制御するプロセッサ、及び/又は設計モジュール318によって受け取られた情報を解析しそして発生させ、かつシステム300の1又はそれより多くのコンポーネントを制御することの両方を実行するプロセッサであり得る。
メモリ324は、制御フィールドの配置又は受信機306と送信機304との間の制御フィールドの区分、等に関係するプロトコルを記憶できる、その結果、システム300は、記憶されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを採用することができ、本明細書中で説明されるように無線ネットワーク内の通信の改善を実現する。本明細書中に記載されるデータ記憶(例えば、メモリ)コンポーネントが、揮発性メモリ又は不揮発性メモリのいずれかであり得る、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができる。例としてそして限定するのではなく、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM:read only memory)、プログラマブルROM(PROM:programmable ROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM:electrically PROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM:electrically erasable ROM)、又はフラッシュ・メモリ含むことができる。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)を含むことができ、それは外部キャッシュ・メモリとして動作する。例としてそして限定するのではなく、RAMは、多くの形式で利用可能であり、例えば、シンクロナスRAM(DRAM:synchronous RAM)、ダイナミックRAM(DRAM:dynamic RAM)、シンクロナスRAM(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM:enhanced SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM:Synchlink DRAM)、及びダイレクト・ランバスDRAM(DRRAM:direct Rambus DRAM)である。開示された実施形態のメモリ324は、これらのタイプのメモリ及び他の適したタイプのメモリを備えるように意図されているが、これらに限定されない。
ここで図4を参照して、送信タイムライン及び受信タイムライン400が、ここに図示されている。図示されたものは、第1の色(例えば、赤)のアクセス・ポイントに関するアクセス・ポイント(又は端末)伝送ピリオドを表している3つのタイム・スロットであり、402(第1の赤タイム・スロット)、404(第2の赤タイム・スロット)及び406(第3の赤タイム・スロット)と名付けられている。同様に、図示されたものは、第2の色(例えば、青)のアクセス・ポイントに関するアクセス・ポイント(又は端末)伝送ピリオドを表している3つのタイム・スロットであり、408(第1の青タイム・スロット)、410(第2の青タイム・スロット)及び412(第3の青タイム・スロット)と名付けられている。説明の目的のために、別々のアクセス・ポイントが、赤及び青として呼ばれる。しかしながら、別の1つの技術が複数のアクセス・ポイントの間を識別するために利用されることができ、そして色は、単純化の目的のためにここで利用される。図示されたように、それぞれの制御フィールド414−424は、各タイム・スロット402−412の前部の1つの場所に置かれることができる。
時間の直接関係する期間は、横線426として表されることができ、そこでは時間は、左から右へと移動する。関心のある期間は、タイムライン426上に“REQUEST(要請)”428、“GRANT(認可)”430、データ伝送開始、“TX STARTS(伝送開始)”432と名付けられる、データ伝送終了、“TxENDs(伝送終了)”と名付けられる、及び“ACK/NACK SENT(ACK/NACK送付)”436として示される。関係する遅延は、438から440までの要請/認可遅延、438から442までの要請/伝送遅延、及び444から446までのACK/NACK遅延である。
第1の赤スロット402の制御部分414の間に、要請が送られる。青ノードへデータを送りたいと望んでいる別の赤ノード(図示されず)がある場合に、その別の赤ノードは、第1の赤タイム・スロット402の要請ピリオド又は制御ピリオド414の間にデータを送ることができる。説明の目的のために、受信機が実質的に同時に複数の要請を識別できそして復号できることが、想定される。ガード時間は、450のところに図示されている。
青アクセス・ポイントは、(複数の)要請を考慮することができ、そして(複数の)要請をどのようにして認可するかを決定することができる。GRANTメッセージは、第1の青タイム・スロット408の制御部分において搬送される。GRANTを受け取った赤アクセス・ポイントは、第2の赤タイム・スロット404において伝送する。復号化時間が一般にガード時間よりも長くなるはずであるので、受信している青アクセス・ポイントは、第2のタイム・スロット410の間ではなく、第3の青タイム・スロット412においてACK又はNACKすることが可能である。チャネルを占有し続けるために、2つのハイブリッドAQRインターレースの使用が、利用されることができる。例えば、偶数の赤タイム・スロットは、第1のHARQインターレース(又はプロセス)に対応することができ、そして奇数の赤タイム・スロットは、第2のHARQインターレース(又はプロセス)に対応することができる。
直接的に関係する遅延は、伝送遅延、再伝送遅延、及びホップ遅延である。伝送遅延は、要請を送ることとデータの伝送を始めることとの間の最小時間である。再伝送遅延は、最初の伝送の終わりと再伝送の開始との間の時間である。再伝送遅延は、もともとの伝送が受信機において良好に復号されなかった場合に供されることができる。ホップ遅延は、あるホップにおけるデータ伝送の終わりから次のホップにおける同じデータの送信の開始までの間の時間である。
実現可能な遅延(伝送、再伝送、及びホップ)を制約する処理時間は、復号化時間、符号化時間、及びスケジューリング時間である。復号化時間は、データ伝送を完了することとACK又はNACKを受け取ることとの間の時間である。復号化時間は、伝送を復号するために(例えば、畳み込み復号化、ターボ復号化又はLDPCベースの復号化を実行するために)受信機において利用可能な時間を表す。符号化時間は、GRANTを受け取ることとデータ伝送を開始することとの間の時間である。符号化時間は、GRANTにしたがってデータを準備するために(例えば、畳み込み符号化、ターボ符号化又はLDPC符号化、及び/又はHARQサブパケット生成を実行するために)送信機にとって利用可能な時間を表す。スケジューリング時間は、1又はそれより多くのユーザから要請を受け取ることとこれらの要請の少なくともサブセットに応答してGRANTを送ることとの間の時間である。スケジューリング時間は、受信機において要請を処理するために、スケジューリング・アルゴリズムをランさせるために、そしてどちらのユーザをGRANTするか及びどのリソースであるかを決定するために利用可能な時間を表す。
説明されたように、制御フィールドは、スロットの前部のところの1つの場所に置かれることができる。この場所にある制御フィールドを用いると、伝送遅延は、ほぼ2スロットであり、再伝送遅延は、ほぼ3スロットである(NACKが独立した認可により実現されると仮定すると、それは要請を受けることを必要としないで行われる認可である)。ホップ遅延は、ほぼ2スロットであり、中継ノードが受け取るプロセス中にあるパケットを前方へ中継するための要請を行うことができると仮定するが、それが正しく復号されるか否かは分からない(それは本明細書中では予見的要請(anticipatory request)と呼ばれる)。スロットの前部のところに置かれた制御フィールドに対応する処理時間は、復号化時間がほぼ2スロットを要し、符号化時間がほぼ1スロットを要し、そしてスケジューリング時間がほぼ1スロットであることである。
一旦スロット・サイズが確定される又は設定されると、遅延は確定されそして1つの遅延と他の遅延とのさらなるトレードオフがないことに、注意すべきである。スロット・サイズそれ自身は、様々な他の制約、例えば、物理レイヤ・パケット・サイズ、待ち時間要求、チャネル・ダイナミックス、公正さ(fairness)、等、によって決定されることができる。1スロットのスケジューリング時間は、適切であるはずであるが、符号化時間及び復号化時間は、与えられ過ぎることがある。スロットの前部のところの1つの場所に制御フィールドを置くことは、それらを減らすための方法を与えず、それによって遅延メトリック(delay metrics)を減少させる。
図5は、本明細書中に開示された1又はそれより多くの実施形態にしたがった制御フィールドの配置を図示する。図示されたものは、第1のアクセス・ポイント(例えば、赤アクセス・ポイント)のための伝送ピリオド502及び第2のアクセス・ポイント(例えば、青アクセス・ポイント)のための伝送ピリオド504である。伝送ピリオド502及び504は、それぞれ制御フィールド506及び508を有し、それらはそれぞれの伝送ピリオド502及び504のいずれの端から離れて置かれる。制御フィールド506及び508がそれぞれのタイム・スロット502及び504の中央のところに図示されているが、制御フィールド506及び508がタイム・スロット502及び504の範囲内の任意の位置に置かれることができることが、理解されるはずである。そのような方法での配置は、“単一位置配置”と本明細書中では呼ばれる。
制御フィールド508の単一位置配置は、予見的要請の必要性を軽くできる、予見的要請は中継ノードがパケットを正しく復号することに失敗した場合にリソースを浪費することにつながることがある。より少ない再伝送遅延は、制御フィールド506の単一位置配置を用いて同様に実現されることができる。ホップ当りの遅延が全体の待ち時間要求を満足させるように小さくする必要があるという理由で、より少ない再伝送遅延は、マルチ・ホップの関係において重要な事柄のうちの1つである。制御フィールドが単一位置配置である時に、単一HARQインターレースが、利用されるはずである。その上、そのような配置は、望まれるように符号化時間と復号化時間とのトレードオフを可能にし、そして時間の合計は、約1スロットである。
制御フィールドの単一位置配置を利用することが、1スロットであるスケジューリング時間及び1スロットより短い復号化時間を与えることができることは、注目されるべきである。これは、ある複数の実施形態にしたがって適切であり得るが、別の実施形態では、これらの時間は短すぎることがある。そのような実施形態では、スロット期間は、スケジューリング時間及び/又は復号化時間のタイミングを長くするために長くされることができる。
横軸のタイムライン508’は、“REQUEST”510及び対応する“GRANT” のタイミングとともに図示されている。スケジューリング時間又はスケジューリング遅延514は、スロット内の制御フィールド506,508の位置に関係なくほぼ1スロットである。符号化時間516と復号化時間518との合計は、同様に、ほぼ1スロットの時間ピリオドである。しかしながら、制御フィールド508の配置は、1スロットの時間ピリオドがどのようにして符号化時間516と復号化時間518との間で配分されるかを決定する。一般的に、復号化時間518は、符号化時間516よりも長く、そしてそれゆえ、制御フィールド508は、スロット504中心の右に配置されることができ、より長い復号化時間518を可能にする。
スロット中心の右に配置された制御フィールド508を用いると、制御フィールド508がスロット504の開始に対して相対的にどこに配置されたかに依存して、伝送遅延は、1スロットよりも長くなることがある。再伝送遅延は、約1スロットであることがあり、そしてホップ遅延は、約2スロットであり得る、しかしながら、予見的要請は、必要とされない。
ここで図6を参照して、図示されたものは、種々の実施形態にしたがった制御フィールド600の分離配置を図示する。制御フィールド606、608を有する赤アクセス・ポイント伝送ピリオド602及び制御フィールド610、612を有する青アクセス・ポイント伝送ピリオド604が図示される。制御フィールドを2つの部分に分離することは、遅延と処理時間との間のトレードオフにさらなる自由度を与えることができる。単一位置/中心外し配置及び分離配置の両者は、符号化時間と符号化時間との間に同じタイプのトレードオフを可能にする。しかしながら、分離配置は、追加のスケジューリング時間を同様に可能にする。制御フィールドの第1の部分606,610は、“REQUEST”フィールド及びオプションとして“PILOT”又はスケジューリング・タスク(例えば、要請されたリソース、サービスの品質(QoS:quality of service)、制約、等)のために有用である他の制御情報を搬送できる。制御フィールドの第2の部分608,612は、“GRANT”、“ACK/NACK”、及びリソース割り当て又は復号化結果のいずれかに直接関係する別の情報を搬送できる。
制御フィールドの分離配置を利用することは、2つのスロットの伝送遅延、1つのスロットの再伝送遅延、及び予見的要請を用いて2つのスロットのホップ遅延を与えることができる。復号化時間は、1スロットより短いことがあり、そして符号化時間と復号化時間との合計が1スロット長より短くなるように、符号化時間は、1スロットよりも短くされることができる。スケジューリング時間614は、複数の制御フィールド間の間隔に応じて1スロットと2スロットとの間になるように設計されることができる。
単一配置のケースと同様に、分離配置は、符号化時間616と復号化時間618とのトレードオフを可能にし、一方で2つの時間の合計を1スロットに維持する。しかしながら、分離配置は、スロット・サイズを増加させることなくはるかに長いスケジューリング時間を可能にする。単一位置配置を利用する時に、利用可能なスケジューリング時間を増加させるために、スロット・サイズが大きくされるはずであることを、注意すべきである。伝送遅延に対する要請は、620で示され、そしてガード時間は、622で示される。
分離配置は、予見的要請を利用する、一方で単一配置体系は、これらの要請を利用しない。しかしながら、第2の制御フィールド(“GRANT”及び“ACK/NACK”を含んでいるもの)の一部として追加の要請フィールドを与えることは、予見的要請に対する必要性を軽減させることができる。典型的なHARQモードの動作(例えば、パケットが一般的にそこでは上手くいくHARQ再伝送アテンプト及び上手くいく再伝送アテンプトの際に関係する変動可能性)に応じて、これは、予見的要請を有することよりもさらに望ましいことがある。
ある複数の実施形態では、予見的要請を軽減させるために、次のホップの受信ノードは、リソースに対する暗黙の要請であるACKSを用いて送られているACKを聴取できる。例えば、データは、ノードAからノードBへノードCへと送られる。ノードBがノードAからの伝送を良好に復号した場合に、ノードBは、ノードCへ送るためにリソースを要請するはずである。しかしながら、ノードBがノードAに送るACKをもしノードCが聴取するのであれば、ノードCは、ノードBからノードAへのACKを暗黙のうちに使用することができ、ノードBによるリソースの要請を推測する。
上に示されそして説明された具体例のシステムの観点から、種々の実施形態の1又はそれより多くの態様にしたがって実行されることができる方法は、図7−9の図を参照してより良く理解されるであろう。説明の単純化の目的のために、方法は、一連のブロックとして示されそして説明されるが、これらの方法にしたがって、ある複数のブロックが本明細書中に示されそして説明されたものとは異なる順番でそして/又は他のブロックと同時に生じるので、本方法が、ブロックの順番によって限定されないことが、理解されそして認識される。その上に、図示されたブロックの全てではないが、開示された実施形態の1又はそれより多くの態様にしたがった方法を実行するために必要とされることがある。種々のブロックが、ソフトウェア、ハードウェア、これらの組み合わせ、又はブロックに関係する機能を実行するためのいずれかの別の好適な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、コンポーネント)により与えられることができることが、認識される。同様に、ブロックが単純化された形式で本明細書中に与えられたある種の態様を単に説明すること、そしてこれらの態様がより少ない数の及び/又はより多い数のブロックによって説明されることができることも、認識される。方法が、状態図のような一連の相互に関係付けられた状態又は事象として代わりに表されることができることを、当業者は、理解しそして認識するであろう。
図7は、データ・フィールド及び制御フィールドを選択的に区分するための方法700のフロー図を説明する。702において、符号化時間と復号化時間との間の時間配分が、決定される。決定された時間配分に一部は基づいて、704において、制御フィールドがフレーム内で選択的に配置される。そのような選択的な配置は、スロットの始めのところに配置された全制御フィールドを含むことができる。このシナリオでは、スロット・サイズ及び遅延は、一定であり、そして1つの遅延と別の1つのものとのトレードオフは、可能ではない。符号化時間及び復号化時間の過剰供給があり得る、それは削減されることができず、それによって遅延メトリックを減少させる。
別の1つの選択的な配置は、スロット内の1つの場所に制御フィールドを配置することを含むことができる。この配置は、符号化時間と復号化時間とのトレードオフを可能にし、両方の時間の合計が1スロットであることを与える。スケジューリング時間が1スロットであり、そして1スロットより短い復号化時間が、ある複数のケースでは短すぎることがあり、そして復号化時間を長くするために、スロット期間が長くされるはずであることが、注目されるはずである。
制御フィールドを2つの部分に分離すること、そしてスロット内の別の場所に各部分を配置することは、選択的な配置の別の1つのタイプである。制御フィールドを分離することは、符号化時間と復号化時間との間のトレードオフにおける自由度を与え、一方でそれらの合計が1スロットになるように維持する。このタイプの配置は、スロット・サイズを増加させることなくより長いスケジューリング時間を付加的に与える。2つの部分の制御フィールドは、予見的要請を含むことができるが、2番目の部分に追加の要請フィールドを配置することは、予見的要請に対する必要性を軽減する。代わりに又は付け加えると、暗黙の要請をモニタすることは、予見的要請及び/又は追加の要請フィールドに対する必要性を軽減するために利用されることができる。
図8は、単一位置配置において制御フィールドを選択的に配置するための方法800のフロー図を説明する。802において、スロット内の制御フィールドの単一位置配置が、指定される。この指定は、待ち時間と処理時間との間のトレードオフに基づいて行われることができる。そのような配置は、予見的要請の数を削減でき、そして/又は再伝送遅延が、短縮されることがある。その上、そのような配置を用いて、単一HARQが、利用される。
804において、復号化時間が符号化時間よりも長くされるべきかどうかの決定が、行われる。復号化時間が符号化時間よりも長くされるべきである(“YES”)場合には、806において、制御フィールドは、スロットの中心の右に配置される。符号化時間が復号化時間よりも長くされるべきである(“NO”)場合には、806において、制御フィールドは、スロットの中心の左に配置される。制御フィールドが単一配置場所で配置される時に、符号化時間と復号化時間との間のトレードオフは、1スロットの長さについてであるべきであることに、注意すべきである。
図9は、データ伝送のために分離配置制御フィールド利用するための設計方法900のフロー図を説明する。902において、制御フィールドの分離配置が、選択される。この選択は、データ伝送における待ち時間及び処理時間との間のトレードオフを含む様々な基準に基づいて行われることができる。トレードオフは、十分な処理時間を与えつつ待ち時間を減少させるために最適化されることができる。904において、制御フィールドは、2つの部分に分割される。第1の部分は、“REQUEST”フィールド及びオプションとして“PILOT”又はスケジューリング・タスク(例えば、要請されたリソース、QoS、制約、及びその他)のために利用されることができる他の制御情報を搬送できる。制御フィールドの第2の部分は、“GRANT”、“ACK/NACK”、及びリソース割り当て又は復号化結果のいずれかに直接関係する別の情報を搬送できる。
906において、予見的要請が受け入れられるかどうかの決定が、行われる。予見的要請は、中継ノードがパケットを良好に復号しない状況においてリソースを無駄にするはずである。予見的要請を含むことが受け入れられる(“YES”)場合に、方法900は、908に続き、そして予見的要請は、送信ノードによってフレームに追加される。906における決定が、予見的要請が受け入れらない(“NO”)ことである場合に、910において、追加の要請フィールドが制御フィールドの第2の部分に含まれるべきであるかどうかの決定が、行われる。制御フィールドの第2の部分が、追加の要請フィールドを含ませることができる(“YES”)場合に、912において、フィールドが送信ノードによって追加される。追加の要請フィールドが含まれるべきでない(“NO”)場合に、方法910は、914に続き、そこでは、暗黙の要請が受信ノードによってモニタされる。
予見的要請フィールド又は追加の要請フィールドが含まれようとしている場合に、送信機ノードは、そのような要請を含む。もし予見的要請フィールド又は追加の要請フィールドが含まれないのであれば、暗黙の要請をモニタすることは、受信機ノードにおいて実行されることができる。ある複数の実施形態では、914において、暗黙の要請をモニタすることは、送られるACK(例えば、リソースに対する暗黙の要請)を聴取する又はモニタする次のホップの受信ノードを含むことができる。このACKは、復号されることができそしてリソースに対する暗黙の要請とし使用されることができる。
例えば、3つのノード(ノードA、ノードB、及びノードC)がある。データは、ノードAからノードBへ、ノードCへ送られようとしている。ノードAは、最初のタイム・スロットにおいてノードBへ要請を送る。次のタイム・スロットにおいて、ノードBは、要請を認可する。一般に、ノードBは、パケットがノードCに送られる前にそのようなパケットを復号する、その理由は、ノードBがパケットを上手く復号できない場合に、パケットは、ノードCに送ることができないためである。しかしながら、ノードBがタイム・スロットの1つ置きに送信するので、ある複数の実施形態では、ノードBは、ノードAに認可をその中で送っているタイム・スロットの間にノードCへ要請(ここでは予見的要請と呼ばれる)を送るはずである。そのような状況は、ノードBがノードAから受け取ったパケットを良好に復号する高い確率があるときに起きることがある。認可がノードAへ送られることと実質的に同時にノードCに予見的要請を送ることは、ノードAとノードCとの間の待ち時間を減少させる。もし追加の要請フィールドが含まれるのであれば、ノードBは、パケットを復号し、そしてノードBがノードCへ要請をその中で送る同じタイム・スロットの間にノードAへACKを送る。
予見的要請及び追加の要請の両者は、与えられた例ではノードB(送信機)によって実行される。そのように、ノードC(受信機)は、暗黙のACKを検索する必要がない。しかしながら、追加の要請又は予見的要請が与えられない場合、ノードCは、ノードAへノードBにより送られるACKをモニタすることができ、そしてACKを検出するとデータの暗黙の要請を送ることができる。
ここで図10を参照して、図示されたものは、1又はそれより多くの開示された実施形態にしたがった無線通信環境において複数の通信プロトコル間の通信の調整を促進するシステム1000を図示する。システム1000は、アクセス・ポイント中に及び/又はユーザ・デバイス中に存在できる。システム1000は、受信機1002を備え、それは例えば、受信機アンテナから信号を受信できる。受信機1002は、そこにおける一般的な動作、例えば、受信した信号をフィルタすること、増幅すること、ダウンコンバートすること、等を実行できる。受信機1002は、しかも調整された信号をディジタル化してサンプルを得ることができる。復調器1004は、各シンボル・ピリオドのあいだに受信シンボルを得ることができ、同様に、受信シンボルをプロセッサ1006に与えることができる。
プロセッサ1006は、受信機コンポーネント1002によって受信された情報を解析するための、及び/又は送信機1016による伝送のために情報を発生させるための専用のプロセッサであり得る。プロセッサ1006は、ユーザ・デバイス1000の1又はそれより多くのコンポーネントを制御でき、及び/又はプロセッサ1006は、受信機1002によって受信された情報を解析でき、送信機1016による送信のために情報を発生でき、そしてユーザ・デバイス1000の1又はそれより多くのコンポーネントを制御できる。プロセッサ1006は、さらなるユーザ・デバイスとの通信を調整することが可能なコントローラ・コンポーネントを含むことができる。
ユーザ・デバイス1000は、メモリ1008をさらに備えることができ、それはプロセッサ1006に動作上で接続され、そして通信を調整することに関係する情報及びその他の適した情報を記憶する。メモリ1008は、通信を調整することに関係するプロトコルをさらに記憶できる。本明細書中で記載されるデータを記憶する(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリのいずれかであり得る、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができることが、認識される。説明のために、そして限定するのではなく、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM:read only memory)、プログラマブルROM(PROM:programmable ROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM:electrically PROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM:electrically erasable ROM)、又はフラッシュ・メモリを含むことができる。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)を含むことができ、それは外部キャッシュ・メモリとして動作する。説明としてそして限定するのではなく、RAMは、複数の形式で利用可能であり、例えば、シンクロナスRAM(SRAM:synchronous RAM)、ダイナミックRAM(DRAM:dynamic RAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM:enhanced SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM:Synchlink DRAM)、及びダイレクト・ランバスRAM(DRRAM:direct Rambus RAM)である。対象のシステム及び/又は方法のメモリ1008は、これらのタイプのメモリ及びいずれかの別の適したタイプのメモリを備えるように意図されているが、これらに限定されない。ユーザ・デバイス1000は、まだその上にシンボル変調器1010及び変調された信号を送信する送信機1012をさらに備える。
図11は、各種の態様にしたがった通信プロトコルの調整を促進するシステム1100の説明図である。システム1100は、基地局すなわちアクセス・ポイント1102を備える。図示されたように、基地局1102は、1又はそれより多くのユーザ・デバイス1104からの(複数の)信号を受信アンテナ1106により受信し、そして送信アンテナ1108を経由して1又はそれより多くのユーザ・デバイス1104に送信する。
基地局1102は、受信機1110を備え、それは受信アンテナ1106から情報を受け取り、そして受信した情報を復調する復調器1112に動作上で関係付けられる。復調されたシンボルは、メモリ1116に接続されているプロセッサ1114によって解析される。メモリ1116は、コード・クラスタ、ユーザ・デバイス割当て、それに関係するルックアップ・テーブル、固有のスクランブリング系列、及びその他に関係する情報を記憶する。変調器1118は、ユーザ・デバイス1104への送信アンテナ1108を経由して送信機1120による送信のために信号を多重化できる。
図12は、具体例の無線通信システム1200を図示する。無線通信システム1200は、簡潔さのために1つの基地局及び1つの端末を図示する。しかしながら、システム1200が1より多くの基地局すなわちアクセス・ポイント及び/又は1より多くの端末すなわちユーザ・デバイスを含むことができることが、認識される、ここにおいて、追加の基地局及び/又は追加の端末は、以下に説明される具体例の基地局及び端末に実質的に類似であり得る又は異なることがあり得る。その上、基地局及び/又は端末が、それらの間で無線通信を促進するために本明細書中に記載されたシステム及び/又は方法を採用することができることが、認識されるはずである。
ここで図12を参照して、ダウンリンク上で、アクセス・ポイント1205において、送信(TX)データ・プロセッサ1210は、トラフィック・データを受け取り、フォーマット化し、コード化し、インターリーブし、そして変調する(すなわち、シンボル・マッピングする)、そして変調シンボル(“データ・シンボル”)を与える。シンボル変調器1215は、データ・シンボル及びパイロット・シンボルを受け取りそして処理し、そしてシンボルのストリームを与える。シンボル変調器1215は、データ・シンボル及びパイロット・シンボルを多重化し、そしてN個の伝送シンボルのセットを得る。各伝送シンボルは、データ・シンボル、パイロット・シンボル、又はゼロの信号値であり得る。パイロット・シンボルは、各シンボル・ピリオドにおいて連続的に送られることができる。パイロット・シンボルは、周波数分割多重化される(FDM:frequency division multiplexed)、直交周波数分割多重化される(OFDM:orthogonal frequency division multiplexed)、時分割多重化される(TDM:time division multiplexed)、周波数分割多重化される(FDM:frequency division multiplexed)、又は符号分割多重化される(CDM:code division multiplexed)ことができる。
送信機ユニット(TMTR)1220は、シンボルのストリームを受け取り1又はそれより多くのアナログ信号へと変換し、そしてさらにアナログ信号を調整して(例えば、増幅し、フィルタし、そして周波数アップコンバートして)無線チャネルを介した伝送のために適したダウンリンク信号を発生させる。ダウンリンク信号は、その後、アンテナ1225を経由して端末へ伝送される。端末1230において、アンテナ1235は、ダウンリンク信号を受信し、そして受信機ユニット(RCVR)1240に受信した信号を与える。受信機ユニット1240は、受信信号を調整し(例えば、フィルタし、増幅し、そして周波数ダウンコンバートし)、そして調整した信号をディジタル化してサンプルを得る。シンボル復調器1245は、N個の受信シンボルを取得し、そして受け取ったパイロット・シンボルをチャネル推定のためにプロセッサ1250に与える。シンボル復調器1245は、さらにプロセッサ1250からダウンリンクに関する周波数応答推定値を受け取り、受け取ったデータ・シンボルにデータ復調を実行してデータ・シンボル推定値(それは伝送されたデータ・シンボルの推定値である)を取得し、そしてRXデータ・プロセッサ1255にデータ・シンボル推定値を与える、RXデータ・プロセッサ1255はデータ・シンボル推定値を復調し(例えば、シンボル逆マッピングし)、逆インターリーブし、そして復号して伝送されたトラフィック・データを再生する。シンボル復調器1245とRXデータ・プロセッサ1255による処理は、アクセス・ポイント1205における、それぞれシンボル変調器1215とTXデータ・プロセッサ1210による処理に対して相補的である。
アップリンク上で、TXデータ・プロセッサ1260は、トラフィック・データを処理し、そしてデータ・シンボルを与える。シンボル変調器1265は、データ・シンボルを受け取り、パイロット・シンボルと多重化し、変調を実行し、そしてシンボルのストリームを与える。送信機ユニット1270は、次に、シンボルのストリームを受け取りそして処理して、アップリンク信号を発生する、それはアクセス・ポイント1205にアンテナ1235により送信される。
アクセス・ポイント1205において、端末1230からのアップリンク信号は、アンテナ1225によって受信され、そして受信機ユニット1275によって処理されてサンプルを得る。シンボル復調器1280は、次に、サンプルを処理し、そして受信したパイロット・シンボル及びアップリンクに関するデータ・シンボル推定値を与える。RXデータ・プロセッサ1285は、データ・シンボル推定値を処理して端末1230によって伝送されたトラフィック・データを再生する。プロセッサ1290は、アップリンク上に伝送している各々のアクティブな端末に対するチャネル推定を実行する。
プロセッサ1290及び1250は、それぞれアクセス・ポイント1205及び端末1230における動作を管理する(例えば、制御する、調整する、統御する、等)。それぞれのプロセッサ1290及び1250は、プログラム・コード及びデータを記憶するメモリ・ユニット(図示されず)に関係付けられることができる。プロセッサ1290及び1250は、しかもそれぞれ、アップリンク及びダウンリンクに関する周波数及びインパルス応答推定値を導出するための計算を実行できる。
多元接続システム(例えば、FDMA,OFDMA,CDMA,TDMA,等)に関して、複数の端末は、アップリンク上に同時に伝送できる。そのようなシステムのために、パイロット副帯域が、異なる端末の間で共用されることができる。チャネル推定技術は、各端末に対するパイロット副帯域が(おそらく帯域端を除いて)動作帯域全体に広がるケースにおいて使用されることができる。そのようなパイロット副帯域構造は、各端末について周波数ダイバーシティを得るために望ましいはずである。本明細書中に説明された技術は、種々の手段によって与えられることができる。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせで与えられることができる。ハードウェア手段に関して、チャネル推定のために使用される処理ユニットは、1又はそれより多くの用途特定集積回路(ASICs:application specific integrated circuits)、ディジタル信号プロセッサ(DSPs:digital signal processors)、ディジタル信号処理デバイス(DSPDs:digital signal processing devices)、プログラマブル論理デバイス(PLDs:programmable logic devices)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGAs:field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ−コントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書中で説明した機能を実行するために設計された他の電子ユニット、又はこれらの組み合わせの中で与えられることができる。ソフトウェアを用いて、実行することは、本明細書中に説明された機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能、及びその他)を通して行われることができる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット中に記憶されることができ、そしてプロセッサ1290及び1250によって実行されることができる。
図13は、マルチ・ホップ無線通信ネットワークにおけるデータ伝送の制御フィールド及びデータ・フィールドを選択的に区分するためのシステム1300を図示する。システム1300は、機能ブロックとして表示され、それはプロセッサ、ソフトウェア又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実行される機能を表す機能ブロックであることができ、そして無線装置又は他のデバイス中に含まれることができる。
システム1300は、符号化時間と復号化時間との配分を確認にするための論理モジュール1302を含む。フレーム内で制御フィールドの位置を決めるための論理モジュール1304は、符号化時間と復号化時間との間の確認された配分に一部は基づいて位置決定を行うことができる。制御フィールドの位置は、スロットの前部に、スロットの中心に、スロットの中心から(左又は右に)外されることができる、又は制御フィールドは、分割されることができ、そしてスロット内の2つの場所に配置されることができる。
同様に、システム1300内に含まれるものは、制御フィールドを2つの部分へと分割するための1又はそれより多くの論理モジュール1306であり得る。制御フィールドを2つの部分へと分割することは、スケジューリング、符号化、及び復号化に対して適切な処理時間を与えつつ、より良い待ち時間性能を与えることができる。予見的要請を選択的に含ませるための論理モジュール1308は、同様に含まれることができる。要請フィールドが分割された又は分離された制御フィールドの第2の部分に含まれる場合に、予見的要請は、含まれないはずである。システム1300は、同様にACKを復号するためそしてリソースに対する暗黙の要請としてACKを使用するための論理モジュール1310を含むことができる。
例えば、無線装置は、符号化時間と復号化時間配分を確認するための手段、それは論理モジュール1302であり得る、そして符号化時間と復号化時間との間の確認された配分に一部は基づいてフレーム内で制御フィールドの位置を決めるための手段、それは論理モジュール1304であり得る、を備えることができる。ある複数の実施形態では、無線装置は、同様に、制御フィールドを2つの部分へと分割するための手段、それは論理モジュール1306であり得る、を含むことができる。同様に含まれたものは、予見的要請を選択的に含むための手段、それは論理モジュール1308であり得る、及びACKを復号するためそしてリソースに対する暗黙の要請としてACKを使用するための手段、それは論理モジュール1310であり得る、であり得る。
本明細書中に記載された実施形態が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はこれらのいずれかの組み合わせによって与えられることができることは、理解される。システム及び/又は方法が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア又はマイクロコード、プログラム・コード又はコード・セグメントで実行される時に、それらは、記憶コンポーネントのような、機械読み取り可能な媒体中に記憶されることができる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、若しくは命令、データ構造、又はプログラム・ステートメントのいずれかの組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、別の1つのコード・セグメントと結合されることができる、若しくは、情報、データ、アーギュメント、パラメータ、又はメモリ内容を渡すことによって及び/又は受け取ることによってハードウェア回路に接続されることができる。情報、アーギュメント、パラメータ、データ、等は、メモリを共有すること、メッセージを渡すこと、トークンを渡すこと、ネットワーク伝送、等を含むいずれかの好適な手段を使用して渡されることができ、転送されることができ、又は伝送されることができる。
ソフトウェア手段に関して、本明細書中で記載された技術は、本明細書中に記載された機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能、及びその他)を用いて与えられることができる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット中に記憶されることができ、そしてプロセッサによって実行されることができる。メモリ・ユニットは、プロセッサの内部に又はプロセッサの外部に与えられることができ、外部のケースでは、本分野において公知の種々の手段を通してプロセッサに通信的に接続されることができる。
上に記載されてきたものは、1又はそれより多くの実施形態の複数の例を含む。当然ながら、上記の実施形態を説明する目的のために全ての考えられるコンポーネント又は方法の組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、様々な実施形態の複数のさらなる組み合わせ及び置き換えが可能であることを理解することができる。したがって、記載された実施形態は、特許請求の範囲の精神及び範囲内になる全てのそのような代替物、変更、及び変形を包含するように意図されている。その上、用語“含む(includes)”が詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかで使用される限りは、そのような用語は、“具備する(comprising)”が請求項において接続の言葉として採用されるときに解釈されるように、用語“具備する”に類似の方法で包括的であるように意図される。
図1は、本明細書中に開示された種々の実施形態にしたがったマルチ・ホップ通信システムの例示である。 図2は、マルチ・ホップ通信システムにおいて情報を伝達するためのシステムを図示する。 図3は、データ伝送の制御フィールド及びデータ・フィールドを選択的に区分するためのシステムの他の1つの実施形態を図示する。 図4は、送信タイムライン及び受信タイムラインを図示する。 図5は、本明細書中に開示された1又はそれより多くの実施形態にしたがった制御フィールドの配置を図示する。 図6は、種々の実施形態にしたがった制御フィールドの分離配置を図示する。 図7は、データ・フィールド及び制御フィールドを選択的に区分するための方法のフロー図を説明する。 図8は、単一位置配置の際に制御フィールドを選択的に区分するための方法のフロー図を説明する。 図9は、データ伝送のために分離配置制御フィールドを利用するための設計方法のフロー図を説明する。 図10は、本明細書中に提示された1又はそれより多くの実施形態にしたがった無線通信環境において複数の通信プロトコル間の通信を調整するシステムを図示する。 図11は、各種の態様にしたがった無線通信環境において通信を調整するシステムを図示する。 図12は、本明細書中に記載された様々なシステム及び方法とともに採用されることができる無線通信環境を図示する。 図13は、マルチ・ホップ無線通信ネットワークにおいてデータ伝送の制御フィールド及びデータ・フィールドを選択的に区分するためのシステムを図示する。
符号の説明
100…マルチ・ホップ通信システム,102,104,106,108,110,112…アクセス・ポイント・ノード,114,116,118,120…アクセス端末,318…設計モジュール,400…送信及び受信タイムライン,402,404,406…赤のタイム・スロット,408,410,412…青のタイム・スロット,414,416,418,420,422,424…制御フィールド,502,504…伝送スロット,506,508…制御フィールド,606,610…制御フィールドの第1の部分,608,612…制御フィールドの第2の部分,1200…無線通信システム,1205…アクセス・ポイント,1230…端末。

Claims (21)

  1. 無線通信ネットワークにおける送信機と受信機との間のデータ通信のための方法であって、前記データ通信はフレーム内に制御フィールドを選択的に配置することを許容し、前記方法は、
    符号化時間と復号化時間との間の時間配分を決定することと、なお、前記符号化時間は前記送信機によって前記データを符号化するための時間であり、前記復号化時間は前記受信機によって前記データを復号化するための時間である;及び
    前記決定された時間配分に基づいて前記フレーム内に前記制御フィールドを選択的に配置することと;
    を備える。
  2. 前記制御フィールドを選択的に配置することは、
    前記復号化時間が前記符号化時間よりも長い場合に、前記制御フィールドをスロット中心の右に配置すること、又は前記復号化時間が前記符号化時間よりも短い場合に、前記制御フィールドを前記スロット中心の左に配置することをさらに備えた、請求項1の方法。
  3. 前記制御フィールドを選択的に配置することは、
    前記制御フィールドを少なくとも2つの部分に分離することと、なお、前記少なくとも2つの部分のそれぞれは前記フレーム内で異なる位置に配置される;及び
    前記制御フィールドの前記少なくとも2つの部分のうちの1つとして要請フィール
    ドを与えることと;
    をさらに備えた、請求項1の方法。
  4. 前記制御フィールドを前記フレーム内で第1の部分及び第2の部分へと分割すること
    REQUEST、PILOT及び制御情報のうちの少なくとも1つを前記制御フィールドの前記第1の部分に配置すること;及び
    GRANT、ACK/NACK、及びリソースの割当てに関係する情報又は復号化の結果のうちの少なくとも1つを前記制御フィールドの第2の部分に配置すること
    をさらに備えた、請求項1の方法。
  5. 前のホップにおいてノードによって送られた肯定的受領通知を復号すること;及び
    前記復号された肯定的受領通知をリソースに対する暗黙の要請として使用することと;
    をさらに備えた、請求項1の方法。
  6. 前記制御フィールドは、要請フィールド、許可フィールド、及び肯定的受領通知/否定的受領通知フィールドを備える、請求項1の方法。
  7. 前記フレーム中に予見的要請を配置するかどうかを決定することと、なお前記予見的要請は前記データの前記復号化が完了する前に送信される要請である;及び
    前記予見的要請の配置決定に基づいて、送信ノードにより前記フレーム中に前記予見的要請を配置すること
    をさらに備えた、請求項1の方法。
  8. 前記決定が前記予見的要請を前記フレーム中に配置すべきでないことを指示する場合に、前記方法は、
    追加の要請フィールドを前記制御フィールド中に配置するかどうかを決定すること;及び
    前記追加の要請フィールドの決定に基づいて、前記送信ノードにより前記追加の要請フィールドを含めること
    をさらに備えた、請求項7の方法。
  9. 前記決定が前記追加の要請フィールドを前記制御フィールド中に配置すべきでないことを指示する場合に、前記方法は、受信ノードにより暗黙の要請をモニタすることをさらに備える、請求項8の方法。
  10. 無線通信ネットワークにおける送信機と受信機との間のデータ通信のための装置であって、前記データ通信はフレーム内に制御フィールドを選択的に配置することを許容し前記装置は、
    符号化時間と復号化時間との間の時間区分を決定する時間区分モジュールと、なお、前記符号化時間は前記送信機によって前記データを符号化するための時間であり、前記復号化時間は前記受信機によって前記データを復号化するための時間である;及び
    前記決定された時間区分に基づいて前記フレーム内での前記制御フィールドの配置を決定するスロット配置モジュール
    を備える
  11. 前記スロット配置モジュールは、前記復号化時間が前記符号化時間よりも長い場合にスロット中心の右に、又は前記復号化時間が前記符号化時間よりも短い場合に前記スロット中心の左に、単一の前記制御フィールドを配置する、請求項10の装置。
  12. 前記装置は、送っているノードからのACK/NACKフィールドをモニタし、かつ前記ACK/NACKフィールドをリソースの要請として考える暗黙要請モニタをさらに備えた、請求項10の装置。
  13. 前記時間区分モジュールは、前記制御フィールドを2つの部分へと分離し、そして前記2つの部分のうちの1つの中に要請フィールドを位置づける、請求項10の装置。
  14. 前記時間区分モジュールは、前記分割された制御フィールドの第1の部分中にREQUEST及びPILOTを配置し、かつ前記分割された制御フィールドの第2の部分中にGRANT及びACK/NACKを配置する、請求項13の装置。
  15. 無線通信ネットワークにおける送信機と受信機との間のデータ通信であってフレーム内に制御フィールドを選択的に配置することを許容するデータ通信のための、コンピュータ実行可能な命令が記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
    前記命令は、前記コンピュータに、
    符号化時間と復号化時間との間の時間配分を決定することと、なお、前記符号化時間は前記送信機によって前記データを符号化するための時間であり、前記復号化時間は前記受信機によって前記データを復号化するための時間である;及び
    前記決定された時間配分に基づいてフ前記レーム内部に前記制御フィールドを選択的に配置することと;
    を実行させるように構成される。
  16. 前記命令は、前記コンピュータに、
    前記復号化時間が前記符号化時間よりも長い場合に、前記制御フィールドをスロット中心の右に配置すること、又は前記復号化時間が前記符号化時間よりも短い場合に、前記制御フィールドを前記スロット中心の左に配置することをさらに実行させるように構成される、請求項15のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  17. 前記命令は、前記コンピュータに、
    前記制御フィールドを前記フレーム内で第1の部分及び第2の部分へと分割すること
    前記制御フィールドの前記第1の部分として要請フィールドを与えることと、前のホップにおいてノードによって送られた肯定的受領通知を復号することとのいずれか1つを実行することと;及び
    前記復号された肯定的受領通知をリソースに対する暗黙の要請として使用することと
    をさらに実行させるように構成される、請求項15のコンピュータ読み取り可能な媒体。
  18. 無線通信ネットワークにおける送信機と受信機との間のデータ通信のためのプロセッサであって、前記データ通信はフレーム内に制御フィールドを選択的に配置することを許容し、前記プロセッサは、
    符号化時間と復号化時間との間の時間配分を決定し、なお、前記符号化時間は前記送信機によって前記データを符号化するための時間であり、前記復号化時間は前記受信機によって前記データを復号化するための時間である;及び
    前記決定された時間配分に基づいて前記フレーム内部に前記制御フィールドを選択的に配置する
    ように構成される。
  19. 前記プロセッサは、さらに、
    前記制御フィールドを前記フレーム内で第1の部分及び第2の部分へと分割
    REQUEST、PILOT、及び制御情報のうちの少なくとも1つを前記制御フィールドの前記第1の部分中に配置;及び
    GRANT、ACK/NACK、及びリソースの割当てに関係する情報又は復号化の結果のうちの少なくとも1つを前記制御フィールドの前記第2の部分中に配置する;
    ように構成された、請求項18のプロセッサ。
  20. 無線通信ネットワークにおける送信機と受信機との間のデータ通信のための装置であって、前記データ通信はフレーム内に制御フィールドを選択的に配置することを許容し、前記装置は、
    符号化時間と復号化時間との間の時間配分を決定するための手段と、なお、前記符号化時間は前記送信機によって前記データを符号化するための時間であり、前記復号化時間は前記受信機によって前記データを復号化するための時間である;及び
    前記決定された時間配分に基づいて前記フレーム内部で前記制御フィールドを選択的に配置するための手段と;
    を備える。
  21. 前記制御フィールドを前記フレーム内で2つの部分へと分割するための手段及び
    ACKを復号し、前記ACKをリソースに対する暗黙の要請として使用するための手段と;
    をさらに備えた、請求項20の装置。
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