JP4537186B2 - 符号化モード判定装置及び方法 - Google Patents
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Description
動画像入力部100には、時間方向に連続する複数フレームで構成されるデジタル動画像が入力される。動画像入力部100から入力された動画像は小さな矩形領域(例えば8x8画素,16x16画素など)に分割され、カラー動画像の場合はマクロブロックと呼ばれる矩形領域単位で符号化を行う(マクロブロックは一つ以上の矩形領域で構成される)。
符号化モード判定が開始されると(ステップS1000)、符号化対象のマクロブロックをイントラ符号化した時の発生符号量とインタ符号化した時の発生符号量を予測するために、統計量第一算出部150では、原画像のマクロブロックIMbに関する空間統計量Istatを、統計量第二算出部151では予測誤差のマクロブロックPMbに関する統計量Pstatを算出し(ステップS1001)する。統計量比較部152ではIstatとPstatの大小を比較する(ステップS1002)。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る動画像符号化装置の基本的な構成は、符号化モード判定部以外は図8を用いて説明した従来構成と同等でよい。従って、以下の説明においては本実施形態における符号化モード判定部についてのみ説明する。
符号化モード判定部は、原画像をマクロブロック毎に入力する原画像入力部209、差分画像をマクロブロック毎に入力する差分画像入力部210、原画像のマクロブロックの輝度絶対和を算出する空間統計量第一算出部201、差分画像のマクロブロックの輝度絶対和を算出する空間統計量第二算出部202、絶対和の比較を行う空間統計量比較部203、モード判定が不安定になるマクロブロックを判定する不安定性検出部204、原画像のマクロブロックに直交変換を施し、係数の統計量を算出する周波数統計量第一算出部205、差分画像のマクロブロックに直交変換を施し、係数の統計量を算出する周波数統計量第二算出部206、係数の統計量を比較する周波数統計量比較部207、空間統計量比較部203と周波数統計量比較部207の結果から最終的にイントラ符号化、インタ符号化のいずれかを選択する符号化モードセレクタ208、選択した符号化方式をセレクタ1(116)、及びセレクタ2(117)に出力するデータ出力部211とを備える。
まず、空間統計量第一算出部201では、原画像入力部209から入力されたマクロブロック単位の原画像データから、輝度の絶対和SMAEintraを算出する。同様に、空間統計量第二算出部202では、差分画像入力部210から入力されたマクロブロック単位の差分画像データから、輝度の絶対和SMAEinterを算出する(ステップS2001)。
1.ABS(SMAEinter-SMAEintra)>=AxSMAEintra+B(ステップS2002、No)の場合
これは、SMAEinterを縦軸に、SMAEintraを横軸とした図3において、太線で囲まれていない領域に対応する。この場合、不安定性検出部204は、モード判定が安定する(符号化対象のマクロブロックが、低精度なモード判定方法でも精度の良いモード判定ができるマクロブロック)と予測し、空間統計量比較部203を起動し、周波数統計量第一算出部205、周波数統計量第二算出部206、周波数統計量比較部207を停止させる。
どちらかが極端に小さい場合、もしくは大きい場合は、空間統計量同士の比較をすれば符号量同士の比較をした事になる。例えばSMAEinter、SMAEintraが輝度の絶対和の平均なら、それは画像信号のDC成分の概算であるため、極端にお互いの値が異なるなら、発生符号量にも極端な差が生じる。
これは、図3において太線で囲まれている領域に対応する。この場合、不安定性検出部204は、モード判定が不安定になる(符号化対象のマクロブロックが、高精度なモード判定方法でないと精度の良いモード判定ができないマクロブロック)と予測し、周波数統計量第一算出部205、周波数統計量第二算出部206及び周波数統計量比較部207を起動させ、空間統計量比較部203を停止させる。
1.FLAG=1の時 イントラ符号化と決定し、原画像入力部209からの情報を直交変換部へ出力するようセレクタ1(116)へ通知する。
2.FLAG=0の時 インタ符号化と決定し、差分画像入力部210からの情報を直交変換部へ出力するようセレクタ1(116)へ通知する。
また、決定した符号化方式はセレクタ2(117)へも通知する。
次に、第2の実施形態に係る動画像符号化装置について説明する。本発明の第2の実施形態に係る動画像符号化装置の基本的な構成は、符号化モード判定部以外は図8を用いて説明した従来構成と同等でよい。従って、以下の説明においては本実施形態における符号化モード判定部についてのみ説明する。
まず、第1の実施形態と同様、ステップS2001において、SMAEintra及びSMAEinterを算出し、ステップS2002で、ABS(SMAEinter-SMAEintra)とAxSMAEintra+B(A、Bは正の実数)の比較を行う。そして、大小関係に応じて以下の処理を行う。
この場合、第1の実施形態と同様、不安定性検出部204は、モード判定が安定であると予測し、空間統計量比較部203を起動し、周波数統計量第一算出部205、周波数統計量第二算出部206、周波数統計量比較部207を停止する。
次に、空間統計量比較部203は、SMAEinterとSMAEintraを比較し、SMAEinter<SMAEintraの場合(ステップS2003,Yes)、FLAG=0としインタ符号化を(ステップS5007)、SMAEintra≦SMAEinterの場合(ステップS2003,No)、FLAG=1としイントラ符号化(ステップS5008)をそれぞれ仮決定し、モードセレクタ208に送信する。
この場合、不安定性検出部204は、モード判定が不安定になると予測し、周波数統計量第一算出部205、周波数統計量第二算出部206及び周波数統計量比較部207を起動させ、空間統計量比較部203を停止させる。
周波数統計量第一算出部205では、原画像入力部209から入力されたマクロブロック単位の画像データの輝度を直交変換し、その係数の絶対和TMAEintraを算出し、周波数統計量第二算出部206では、差分画像入力部210から入力されたマクロブロック単位の差分画像データの輝度を直交変換し、その係数の絶対和TMAEinterを算出する。
周波数統計量比較部207では、TMAEinterとTMAEintraを比較し(ステップS2006)、TMAEinter<TMAEintraの場合、FLAG=0としインタ符号化を、TMAEinter≧TMAEintraの場合、FLAG=1としイントラ符号化をそれぞれ決定し、モードセレクタ208に送信する。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、空間統計量や周波数統計量として他の値を用いても良い。
また、不安定領域判定にAxSMAEintra+Bという閾値を用いたが、SMAEintraの変わりにSMAEinterを用いたAxSMAEinter+Bという閾値を用いても良い。
さらに、変数Aの更新は、イントラ符号化が仮決定されるマクロブロックの数が閾値Thを下回るまでではなく、変数Aの更新回数が所定の回数を超えたらAの更新を終了してもかまわない。
図7は、上述の第1又は第2の実施形態に係る動画像符号化装置を例えばパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で実現する場合の構成例を示すブロック図である。
上述の実施形態においては、符号化モード判定部によって決定した符号化モードをセレクタ1が受信し、直交変換部へ出力するデータを選択していたが、セレクタ1の機能を符号化モード判定部に持たせても良い。この場合、画像入力部100と差分器101からの画像データを直接符号化モードセレクタ208に入力する経路を追加し、符号化モードセレクタ208にバッファを設けて判定処理が終了するまで画像データを記憶しておき、判定結果に応じて原画像データもしくは差分画像データを直交変換部103へ出力するようにすればよい。なお、セレクタ2に対して判定結果を通知する点については変更の必要はない。
Claims (8)
- フレーム内符号化、フレーム間符号化のいずれを行うかを判定する符号化モード判定装置であって、
原画像信号のフレーム内信号の空間統計量を算出する第1の空間統計量算出手段と、
前記フレーム内信号の周波数統計量を算出する第1の周波数統計量算出手段と、
前記原画像信号と予測画像信号との差分信号の前記空間統計量を算出する第2の空間統計量算出手段と、
前記差分信号の前記周波数統計量を算出する第2の周波数統計量算出手段と、
前記第1及び第2の空間統計量算出手段が算出した空間統計量の差の絶対値と所定の閾値との大少関係を判定する判定手段と、
前記判定手段によって、前記第1及び第2の空間統計量算出手段が算出した空間統計量の差の絶対値が前記所定の閾値以上と判定された原画像信号については、前記第1及び第2の空間統計量算出手段が算出した空間統計量の大小関係に応じてフレーム内符号化及びフレーム間符号化の一方を選択し、前記判定手段によって前記第1及び第2の空間統計量算出手段が算出した空間統計量の差の絶対値が前記所定の閾値よりも小さいと判定された原画像信号については、前記第1及び第2の周波数統計量算出手段が算出した周波数統計量の大小関係に応じてフレーム内符号化及びフレーム間符号化の一方を選択するモード判定手段とを有することを特徴とする符号化モード判定装置。 - さらに、前記所定の閾値を更新する閾値更新手段と、
前記判定手段に、前記第1及び第2の空間統計量算出手段が算出した空間統計量の差の絶対値が更新前の前記所定の閾値以上と判定された原画像信号について、更新された前記所定の閾値を用いて再度前記判定を行わせるとともに、前記モード判定手段に、前記判定手段による再判定に基づいて前記選択を行わせる制御手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の符号化モード判定装置。 - 前記符号化モード判定装置が、マクロブロック単位で処理を行い、前記制御手段が、前記モード判定手段によってフレーム内符号化を選択されたマクロブロックの数が所定数未満となるまで前記所定の閾値の更新と前記再判定並びに前記選択を繰り返し行うように前記閾値更新手段、前記判定手段及び前記モード判定手段を制御することを特徴とする請求項2記載の符号化モード判定装置。
- 前記所定の閾値が、前記第1の空間統計量算出手段が算出した空間統計量に基づいて定められることを特徴とする請求項1記載の符号化モード判定装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の符号化モード判定装置を用いた動画像符号化装置。
- フレーム内符号化、フレーム間符号化のいずれを行うかを判定する符号化モード判定方法であって、
原画像信号のフレーム内信号の空間統計量を算出する第1の空間統計量算出工程と、
前記フレーム内信号の周波数統計量を算出する第1の周波数統計量算出工程と、
前記原画像信号と予測画像信号との差分信号の前記空間統計量を算出する第2の空間統計量算出工程と、
前記差分信号の前記周波数統計量を算出する第2の周波数統計量算出工程と、
前記第1及び第2の空間統計量算出工程が算出した空間統計量の差の絶対値と所定の閾値との大少関係を判定する判定工程と、
前記判定工程によって、前記第1及び第2の空間統計量算出工程が算出した空間統計量の差の絶対値が前記所定の閾値以上と判定された原画像信号については、前記第1及び第2の空間統計量算出工程が算出した空間統計量の大小関係に応じてフレーム内符号化及びフレーム間符号化の一方を選択し、前記判定工程によって、前記第1及び第2の空間統計量算出工程が算出した空間統計量の差の絶対値が前記所定の閾値よりも小さいと判定された原画像信号については、前記第1及び第2の周波数統計量算出工程が算出した周波数統計量の大小関係に応じてフレーム内符号化及びフレーム間符号化の一方を選択するモード判定工程とを有することを特徴とする符号化モード判定方法。 - 請求項6記載の符号化モード判定方法をコンピュータに実行させるプログラム。
- 請求項7記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JPH06133301A (ja) * | 1992-10-19 | 1994-05-13 | Ricoh Co Ltd | 動画像圧縮符号化方法 |
JPH09322176A (ja) * | 1995-12-20 | 1997-12-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 符号化モード選択方法、動画像符号化装置、符号化方法、記録方法、及び伝送方法 |
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