JP4534676B2 - 電子レンジ調理用蓋材 - Google Patents

電子レンジ調理用蓋材 Download PDF

Info

Publication number
JP4534676B2
JP4534676B2 JP2004253923A JP2004253923A JP4534676B2 JP 4534676 B2 JP4534676 B2 JP 4534676B2 JP 2004253923 A JP2004253923 A JP 2004253923A JP 2004253923 A JP2004253923 A JP 2004253923A JP 4534676 B2 JP4534676 B2 JP 4534676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
cooking
microwave oven
paper
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004253923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006069602A (ja
Inventor
土山  武彦
章 山谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2004253923A priority Critical patent/JP4534676B2/ja
Publication of JP2006069602A publication Critical patent/JP2006069602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4534676B2 publication Critical patent/JP4534676B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、電子レンジ調理用蓋材に関するものであり、更に詳しくは電子レンジで調理して喫食する、カレーライスや中華丼物や焼きそばなどの調理済食品を収容した、トレー状などの容器の上面側に載置して電子レンジで調理する。調理中に発生する蒸気によって蓋材が反ることもなく、また沸騰した調理済食品の飛散による汚れもない電子レンジ調理用蓋材に関するものである。
現在、市販されている電子レンジ調理用容器に使用されている蓋材としては、図5に示すように、スリーブ状の蓋材(A)、或いは図6に示すように、長円形状(メンコ形状)の蓋材(A)がある。
先ず、スリーブ状の蓋材(A)の場合は、パイプ構造であるために内容物からの水分による反りは発生しにくいが、容器全体を包む必要があるため、広い面積の紙が必要であり、またスリーブにするための加工やそれのセットなどに大きなコストをかける必要がある。それらの高コスト工程を避けるには、長円形状(メンコ形状)の蓋材(A)で実施する方法が挙げられる。
長円形状(メンコ形状)の蓋材(A)であれば、容器(B)開口部を覆えばいいため、用紙面積も小さく抑えることができ、セットも簡単で、コストが安く抑えられる。しかし、長円形状(メンコ形状)であると、図7に示すように、加熱時に内容物(10)より発生する蒸気(11)を吸って、図8に示すように、蓋材(A)が紙目(5)に対し垂直方向に反り返ってくるという現象が避けられない。そのために裏面に樹脂を貼る、或いは2次容器として使用し、調理時には蓋材として使用しないなどの対策が必要である。裏面への樹脂貼りは、加工コストの上昇につながり、調理時の蓋材(A)として使用しないと、内容物(10)の飛び跳ねが直接電子レンジ庫内を汚染することにつながる。いずれにしてもコストをかけて反り防止の手段を講じた上で、調理用蓋材(A)として用いる必要がある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、紙の裏面に樹脂加工をしなくても電子レンジで調理中に内容物から発生する蒸気によって反ることがなく、また沸騰した調理済食品の飛散による汚れを防止することができる電子レンジ調理用蓋材を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、長円形状の紙基材のブランクからなる電子レンジ調理用蓋材において、前記ブランクの天面板の四隅に対称形をしたL字状の各々切り込みを入れ、左右各々一対の該切り込みの先端同士を各々折り込み線で結んでなる一対の側壁部を備えた蓋材であって、使用時には、該側壁部を該折り込み線に沿って谷折りして前記天面板に対して立ち上げ、容器上に起立させてなることを特徴とする電子レンジ調理用蓋材である。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の電子レンジ調理用蓋材において、前記折り込み線が、罫線、ミシン目線、連続する線状のハーフカット線、ミシン目状の断続的なハーフカット線のいずれかからなることを特徴とする電子レンジ調理用蓋材である。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の電子レンジ調理用蓋材において、前記折り込み線が、ブランクの紙目に対して垂直方向に形成されていることを特徴とする電子レンジ調理用蓋材である。
本発明の電子レンジ調理用蓋材は、長円形状の紙基材のブランクからなる電子レンジ調理用蓋材において、前記ブランクの天面板の四隅に対称形をしたL字状の各々切り込みを入れ、左右各々一対の該切り込みの先端同士を各々折り込み線で結んでなる一対の側壁部を備え、該側壁部を該折り込み線に沿って谷折りして立ち上げ、立脚させることにより、紙の裏面に樹脂加工をしなくても、電子レンジで調理中に内容物から発生する蒸気によって反ることがなく、また沸騰した調理済食品の飛散による汚れを防止することが可能になる。
本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る電子レンジ調理用蓋材(A)の1実施例を示す平面図であり、図2は本発明に係る電子レンジ調理用蓋材(A)の使用時の状態を示す斜視図であり、図3は本発明に係る電子レンジ調理用蓋材(A)の使用時における蒸気抜き口の状態を示す側断面図であり、図4は本発明に係る電子レンジ調理用蓋材(A)の使用時の位置状態を説明する側断面図である。
本発明の1実施例の電子レンジ調理用蓋材(A)は、図1に示すように、長円形状の紙基材のブランクからなる電子レンジ調理用蓋材において、前記ブランクの天面板(1)の四隅に対称形をしたL字状の各々切り込み(2、2、2、2)を入れ、左右各々一対の該切り込み(2、2)の先端同士を各々折り込み線(3、3)で結んでなる一対の側壁部(4、4)を備え、該側壁部(4、4)を該折り込み線(3、3)に沿って谷折りして、天面板1に対して立ち上げ、容器上に起立させてなることにより、電子レンジで調理する際に内容物から発生する水蒸気による蓋材の反りを防止することができる。
本発明の電子レンジ調理用蓋材(A)は、このように蓋材コストをできるだけ低く抑えるために、形状は長円形状(メンコ形状)にして、基材は紙だけを使用し、従来のように
水分による反り防止のための裏面への樹脂層を設けることはせず、蓋材の構造を改良している。
紙は木材片(チップ)を繊維(パルプ)化して、叩解し、染料や薬品を混合した後、抄紙機を使用して作製している。パルプ化には、いくつかの方法があり、大きく機械的方法と化学的方法の2つに大別される。
先ず、機械的方法としては、木材を丸太のまま機械ですりつぶすか、あるいは木材片(チップ)にして、小さな溝のついた鉄の円盤2枚の間に入れてすりつぶすという方法で、もっとも単純なやり方である。この方法で得られるものが機械パルプまたは砕木パルプ(グランドパルプ=GP)と呼ばれる。
次に、化学的方法としては、原料の木材片(チップ)を、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)と硫化ナトリウムの蒸解液を用いて、高温・高圧下で煮込み、木材中の繊維以外のリグニンなどを蒸解液に溶かし込み、その後の洗浄機によって、繊維(パルプ)と蒸解液とに分離し、スクリーンで塵などの異物を取り除いた後、薬品で分離したパルプを漂白してパルプ化する方法で、クラフト法と呼ばれる。尚、原料の木材片(チップ)から取り出された繊維(パルプ)は、茶褐色で、そのまま使うものが、未晒パルプで、漂白して白くしたものが晒パルプである。
尚、繊維はただ取り出しただけでは互いに接着する力が弱いので叩いて繊維から小さいヒゲを出させる必要があり、これは強い紙を作る上で重要な作業であり、叩解と呼ばれている。叩解の目的は、繊維が互いにくっつく力を増すためと、繊維を適当な長さに切るためである。紙の破りにくさや強さは、繊維の長さによるが、余り長すぎると絡まり合い毛玉になって、地合いの良い均一な紙ができず、逆に短すぎると強度がなくなる。
次に、紙の品質向上を図るため、繊維(パルプ)に染料や薬品を混合するが、目的に合せていろいろな薬品が使われる。例えば、インキが滲まないようにするためのサイズ剤、紙に印刷したり、表面加工をしたりするとき、繊維が剥けてこないようにするための接着剤、薄い紙でも裏に書いてある文字などが透けて見えないようにするための填料、紙を水に対して強くするための耐水化剤などがある。これらの薬品を繊維と一緒に混ぜて紙を抄いて、繊維の中に漉き込む場合と、紙にしてから薬品を塗る場合がある。
このように繊維(パルプ)に必要な薬品を加えた原料を紙料と呼んでいるが、この紙料を金網の上でこして、次に上から押してできるだけ水を搾り出し、熱ロールで乾燥させて紙ができ上がるが、実用的には、抄紙機を使用して連続的に作製する。
以上のようにして作製した紙は、繊維が抄紙方向に並ぶので、この方向が紙目となる。通常、繊維は紙目方向(縦方向)に強く、からからに乾かした繊維を水につけても縦方向には最大で約0.6%程度しか伸びないが、幅方向には水を吸って35%も膨らむ。湿度が変わると繊維の水分量も変わるので、紙は目に沿った方向(縦方向)では強くて湿度による伸縮は小さく、その直角方向では弱くて伸縮も大きくなる。
通常、長円形状(メンコ形状)の蓋材(A)の反りは、紙目(5)と垂直方向に発生するので折り込み線(3、3)は、紙目(5)方向に対して垂直方向(直角方向)に入れておく必要がある。
このようにして設けた側壁部(4、4)を使用時に該折り込み線(3、3)に沿って谷折りして天面板1に対して立ち上げ、容器上に起立させることにより、該側壁部(4、4)が柱となって、電子レンジで調理する際に内容物から発生する水蒸気による蓋材(A)の反りを防止することができる。
尚、前記折り込み線(3、3)は、罫線、ミシン目線、連続する線状のハーフカット線、ミシン目状の断続的なハーフカット線のいずれも使用することができるが、起立した際の強度面から罫線を使用することが好ましい。
このようにその構造上折り込んで使用するため、図3に示すように、折り込まれた部分が蒸気(11)の抜き口として作用してくれる。折り込みの両端は、L字型になっているため、折り込んだ蓋材(A)は、容器(B)の四隅の縁に立つような設置位置を取る。図4に示すように、内容物(10)から蓋材(A)内面までの距離(L2)が従来の蓋材(A)内面までの距離(L1)より若干大きくなるため、調理時に発生する内容物(10)の飛び散りが該蓋材(A)裏面に付着する量を少なく抑えることができる。すなわち、調理終了後に容器(B)の上面側を被覆している蓋材(A)を開けた時に、該蓋材(A)裏面の汚さを見て不快な気分になることを防ぐことができる。
尚、本発明の電子レンジ調理用蓋材(A)は、紙を6〜7層程度、重ね合わせた板紙(通常200g/m2以上)を材料として使用している。例えば、両面が晒しパルプで、中層はパルプまたは古紙などからなる比較的薄い(厚さは0.4〜1.0mm)マニラボール(塗工・非塗工がある)や表面は晒しパルプで中層は古紙、裏面はパルプまたは古紙などからなる比較的厚い(1.0mm以上)白ボール(塗工・非塗工がある)がある。
また、板紙の表面にオフセット印刷方式、グラビア印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、フレキソ印刷方式などの公知の印刷方式を用いて、美麗な印刷を施すことができるが、通常は枚葉オフセット印刷機を用いてオフセット印刷方式で印刷することがコスト的にも好ましい。
次に、L字状の切り込み(2)を入れ、該切り込み(2)先端同士を結ぶ折り込み線(3、3)を設ける方法は、公知の紙器加工に使用されている切れ刃(切り込みと折り込み線がハーフカット線の場合使用)と罫線刃(折り込み線が罫線の場合使用する押し刃)およびミシン目刃(折り込み線がミシン目線の場合使用)を埋め込んだ表抜き抜型を使用することができる。したがって、特に特別な装置を用意することもないし、また作業工程も従来と全く同様に行うことができる。
通常、紙器加工に使用されている抜型は、雄型と雌型から構成されており、雄型は合板に打ち抜かれるものの形状に合せて、レーザー切断装置で溝を切り込み、紙に折り込み線をつける罫線刃やミシン目刃、および切断する切刃などを植え込んである。
一方の雌型は、鉄板(面板またはカッティングプレートと呼ぶ)上に、堅い紙であるプレスボードを糊などで貼り付け、折り込み線をつける罫線刃などの当たる部分に溝を作製する。
このような抜型を平板打抜機に取り付け、この平板打抜機の雄・雌の抜型の間にあらかじめ印刷された紙を送り込み、平圧式で加圧して打ち抜きを行い、切刃による切断と罫線やミシン目線などの折り込み線を同時に加工して、所定の寸法・形状のブランクを作製するのが一般的である。
以下に、本発明に係る電子レンジ調理用蓋材(A)について、具体的に実施例を挙げて、さらに詳しく説明する。
本発明の電子レンジ調理用蓋材(A)は、坪量210g/m2 のコートマニラを使用して、表面にオフセット印刷方式により、4色印刷を施し、通常の打ち抜き型を用いた打ち抜き工程で、図1に示すように、紙目方向の横の長さが仕上がり寸法で187mm、縦の長さが157mmの長円形状のブランクを得た。尚、該ブランクの天面板(1)の左右上下の四隅に対称形をしたL字状の切り込み(2)を入れ、該切り込み(2)先端同士を罫線からなる折り込み線(3、3)で結んで、一対の側壁部(4、4)を備えた。
図2に示すように、使用時に該側壁部(4、4)を該折り込み線(3、3)に沿って谷折りして立ち上げ、起立させるため、左右の側壁部の立ち上がり寸法は27mm、立脚部を形成する四隅のL字状の切り込み部の長さは、各々20mmとした。
続いて、図2に示す電子レンジ調理用蓋材(A)を、図3に示すように、内容物(10)として調理済のカレーライスを収納したポリプロピレン(PP)製トレー容器(B)の四隅の内縁に起立させた。図4に示すように、該蓋材(A)の天面板(1)までの距離(L2)は、10mmに設定した。
以上のように準備した、電子レンジ調理用蓋材(A)を被覆した容器(B)入りの調理済のカレーライスを喫食するために電子レンジに入れ、加熱したところ、紙の裏面に樹脂加工をしていなくても、調理中に内容物(10)から発生する蒸気(11)によって該蓋材(A)は反ることもなく、また沸騰したカレーライスの飛散による汚れも発生しなかった。
本発明の電子レンジ調理用蓋材(A)は、坪量210g/m2 のコートマニラを使用して、表面にオフセット印刷方式により、4色印刷を施し、通常の打ち抜き型を用いた打ち抜き工程で、図1に示すように、紙目方向の横の長さが仕上がり寸法で187mm、縦の長さが157mmの長円形状のブランクを得た。尚、該ブランクの天面板(1)の左右上下の四隅に対称形をしたL字状の切り込み(2)を入れ、該切り込み(2)先端同士をミシン目線からなる折り込み線(3、3)で結んで、一対の側壁部(4、4)を備えた。
図2に示すように、使用時に該側壁部(4、4)を該折り込み線(3、3)に沿って谷折りして立ち上げ、起立させるため、左右の側壁部の立ち上がり寸法は27mm、起立部を形成する四隅のL字状の切り込み部の長さは、各々20mmとした。
続いて、図2に示す電子レンジ調理用蓋材(A)を、図3に示すように、内容物(10)として調理済のカレーライスを収納したポリプロピレン(PP)製トレー容器(B)の四隅の内縁に起立させた。図4に示すように、該蓋材(A)の天面板(1)までの距離(L2)は、10mmに設定した。
以上のように準備した、電子レンジ調理用蓋材(A)を被覆した容器(B)入りの調理済のカレーライスを喫食するために電子レンジに入れ、加熱したところ、紙の裏面に樹脂加工をしていなくても、調理中に内容物(10)から発生する蒸気(11)によって該蓋材(A)は反ることもなく、また沸騰したカレーライスの飛散による汚れも発生しなかった。
本発明の電子レンジ調理用蓋材(A)は、坪量230g/m2 のコートマニラを使用して、表面にオフセット印刷方式により、4色印刷を施し、通常の打ち抜き型を用いた打ち抜き工程で、図1に示すように、紙目方向の横の長さが仕上がり寸法で187mm、縦の長さが157mmの長円形状のブランクを得た。尚、該ブランクの天面板(1)の左右上
下の四隅に対称形をしたL字状の切り込み(2)を入れ、該切り込み(2)先端同士を連続する線状のハーフカット線からなる折り込み線(3、3)で結んで、一対の側壁部(4、4)を備えた。
図2に示すように、使用時に該側壁部(4、4)を該折り込み線(3、3)に沿って谷折りして立ち上げ、立脚させるため、左右の側壁部の立ち上がり寸法は27mm、起立部を形成する四隅のL字状の切り込み部の長さは、各々20mmとした。
続いて、図2に示す電子レンジ調理用蓋材(A)を、図3に示すように、内容物(10)として調理済のカレーライスを収納したポリプロピレン(PP)製トレー容器(B)の四隅の内縁に起立させた。図4に示すように、該蓋材(A)の天面板(1)までの距離(L2)は、10mmに設定した。
以上のように準備した、電子レンジ調理用蓋材(A)を被覆した容器(B)入りの調理済のカレーライスを喫食するために電子レンジに入れ、加熱したところ、紙の裏面に樹脂加工をしていなくても、調理中に内容物(10)から発生する蒸気(11)によって該蓋材(A)は反ることもなく、また沸騰したカレーライスの飛散による汚れも発生しなかった。
本発明の電子レンジ調理用蓋材(A)は、坪量230g/m2 のコートマニラを使用して、表面にオフセット印刷方式により、4色印刷を施し、通常の打ち抜き型を用いた打ち抜き工程で、図1に示すように、紙目方向の横の長さが仕上がり寸法で187mm、縦の長さが157mmの長円形状のブランクを得た。尚、該ブランクの天面板(1)の左右上下の四隅に対称形をしたL字状の切り込み(2)を入れ、該切り込み(2)先端同士をミシン目状の断続的なハーフカット線からなる折り込み線(3、3)で結んで、一対の側壁部(4、4)を備えた。
図2に示すように、使用時に該側壁部(4、4)を該折り込み線(3、3)に沿って谷折りして立ち上げ、起立させるため、左右の側壁部の立ち上がり寸法は27mm、起立部を形成する四隅のL字状の切り込み部の長さは、各々20mmとした。
続いて、図2に示す電子レンジ調理用蓋材(A)を、図3に示すように、内容物(10)として調理済のカレーライスを収納したポリプロピレン(PP)製トレー容器(B)の四隅の内縁に起立させた。図4に示すように、該蓋材(A)の天面板(1)までの距離(L2)は、10mmに設定した。
以上のように準備した、電子レンジ調理用蓋材(A)を被覆した容器(B)入りの調理済のカレーライスを喫食するために電子レンジに入れ、加熱したところ、紙の裏面に樹脂加工をしていなくても、調理中に内容物(10)から発生する蒸気(11)によって該蓋材(A)は反ることもなく、また沸騰したカレーライスの飛散による汚れも発生しなかった。
本発明に係る電子レンジ調理用蓋材の1実施例を示す平面図である。 本発明に係る電子レンジ調理用蓋材の使用時の状態を示す斜視図である。 本発明に係る電子レンジ調理用蓋材の使用時における蒸気抜き口の状態を示す側断面図である。 本発明に係る電子レンジ調理用蓋材の使用時の位置状態を説明する側断面図である。 従来の電子レンジ調理用蓋材の1実施例を示す斜視図である。 従来の電子レンジ調理用蓋材の1実施例を示す平面図である。 電子レンジ調理用容器の1実施例を説明する説明図である。 従来の電子レンジ調理用蓋材の反りを説明する斜視図である。
A…電子レンジ調理用蓋材
B…容器
1…天面板
2…切り込み
3…罫線
4…側壁部
5…紙目
10…内容物
11…蒸気
L1…距離
L2…距離

Claims (3)

  1. 長円形状の紙基材のブランクからなる電子レンジ調理用蓋材において、前記ブランクの天面板の四隅に対称形をしたL字状の各々切り込みを入れ、左右各々一対の該切り込みの先端同士を各々折り込み線で結んでなる一対の側壁部を備えた蓋材であって、使用時には、該側壁部を該折り込み線に沿って谷折りして前記天面板に対して立ち上げ、容器上に起立させてなることを特徴とする電子レンジ調理用蓋材。
  2. 前記折り込み線が、罫線、ミシン目線、連続する線状のハーフカット線、ミシン目状の断続的なハーフカット線のいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ調理用蓋材。
  3. 前記折り込み線が、ブランクの紙目に対して垂直方向に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ調理用蓋材。
JP2004253923A 2004-09-01 2004-09-01 電子レンジ調理用蓋材 Expired - Fee Related JP4534676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004253923A JP4534676B2 (ja) 2004-09-01 2004-09-01 電子レンジ調理用蓋材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004253923A JP4534676B2 (ja) 2004-09-01 2004-09-01 電子レンジ調理用蓋材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006069602A JP2006069602A (ja) 2006-03-16
JP4534676B2 true JP4534676B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36150622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004253923A Expired - Fee Related JP4534676B2 (ja) 2004-09-01 2004-09-01 電子レンジ調理用蓋材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4534676B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124686A (ja) * 1991-04-30 1993-05-21 Frisco Findus Ag 食品包装材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124686A (ja) * 1991-04-30 1993-05-21 Frisco Findus Ag 食品包装材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006069602A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5572300B2 (ja) ペーパータオルのロール体
CN102378725A (zh) 适用于可灭菌包装的颜料涂布纸板
JP2006320688A (ja) 洗浄便座用トイレットロール
JP2007100278A (ja) 段ボール外装用ライナ
JP6846136B2 (ja) 耐水耐油紙、耐水耐油紙の製造方法及び紙製容器
US20080193687A1 (en) Base paper for molding container and paper-made molding container
JP4185833B2 (ja) 食品包装用紙材、食品包装容器及び容器入り食品
JP2021014674A (ja) 熱転写紙用原紙および熱転写紙
CN109487632B (zh) 一种烫透显露底色的双层结构纸及其生产方法
JP4534676B2 (ja) 電子レンジ調理用蓋材
JP2008007888A (ja) 多層抄き板紙及び紙製容器
JP4253331B2 (ja) 多層抄き板紙及び紙製容器
JP2007314246A (ja) 成形容器用原紙及び紙製成形容器
JP4119930B2 (ja) マドラー用紙
JP2011184849A (ja) 高級板紙
JP2002179044A (ja) 紙製成形容器及びその製造方法
JP2017113237A (ja) ペーパータオルのロール体
JP4918071B2 (ja) 紙製容器
JP6870543B2 (ja) 熱転写紙用原紙および熱転写紙
JP2022152428A (ja) キッチンタオルロール製品
JP2010090487A (ja) 紙の製造方法、紙製容器の製造方法及び紙製容器
JP2003013397A (ja) 壁紙用原紙
JP7172701B2 (ja) 白板紙及び塗工白板紙
KR100484225B1 (ko) 입체문양이 형성된 한지 및 그 제조방법
JP7211140B2 (ja) 白ボール及び塗工白ボール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees