JP4533240B2 - 記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム - Google Patents

記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4533240B2
JP4533240B2 JP2005151409A JP2005151409A JP4533240B2 JP 4533240 B2 JP4533240 B2 JP 4533240B2 JP 2005151409 A JP2005151409 A JP 2005151409A JP 2005151409 A JP2005151409 A JP 2005151409A JP 4533240 B2 JP4533240 B2 JP 4533240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
scanning
threshold
scans
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005151409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006007759A (ja
Inventor
充俊 長村
大五郎 兼松
直子 馬場
一生 鈴木
智美 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005151409A priority Critical patent/JP4533240B2/ja
Publication of JP2006007759A publication Critical patent/JP2006007759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533240B2 publication Critical patent/JP4533240B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

本発明は記録装置に関し、詳しくは装置の電源容量を効率的利用する構成を有した記録装置、当該記録装置の記録制御方法、およびプログラムに関する。
複写装置や、ワードプロセッサ、コンピュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴い、それらの機器で処理される文字、画像等の情報を出力するための画像形成(記録)装置の一つとして、インクジェット方式によりデジタル画像記録を行うものが普及している。インクジェット記録装置では、記録速度の向上等のため、複数の記録素子として、インク吐出口および液路を複数集積した記録ヘッドを用いるのが一般的である。
インクジェット記録装置の中でも、安価で小型化が容易なシリアルプリンタは、パーソナル機としての需要が多い。このようなプリンタでは、ホストコンピュータから送られてくる画像データの内容によって記録量が大きく左右される。例えば、記録紙の同一ページ内においても、記録箇所に応じて記録密度に分布が存在する。この場合、記録ヘッドの駆動に必要な電力も記録密度に応じて変動する。このような電力変動にも影響をうけず安定した記録を可能とするためには、比較的大きな容量の電源およびこの大容量電源の入出力に耐える回路を備えることが要される。しかし、このような記録装置は大型で高価なものとなる恐れがある。
但し、通常の記録では、記録ヘッドがその最大限の密度で記録するような画像は、全体のごくわずかに過ぎない。大半は、より低密度の画像を低周期の駆動出力で記録するものである。そこで、安価で小型化を実現しようとする記録装置では、一定範囲に対する記録ドット数に応じて記録方法を制御することによって、単位時間に消費する電気量を制限する方法が採用されている。すなわち、一般的な画像データの場合には高速記録を保ち、高密度記録が必要な箇所においては記録品質を補償するような、別の記録方法が採用されるのである。
例えば特許文献1によれば、複数の印字素子(記録素子)を紙送り方向に配列し、印字素子列を紙送りと直行する方向に走査して記録を行う記録装置における、電気量を節約する記録方法が開示されている。ここでは、1行をn行ずつのブロックに分割し、上記印字素子を駆動するための印字素子駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、この駆動信号発生手段から印字素子駆動信号を計数入力とし、各ブロック中に文字を印字するのに必要な印字ドット数を計数する計数手段と、この計数手段による各ブロックの計数値が予め設定した複数の段階のどの段階に含まれるかを検出する検出手段と、この検出手段の出力を受け、1行中において印字ドット数が最大となるブロックにおける上記計数手段の計数値の段階に応じてその1行の印字速度を選択する選択手段を具備する記録装置が開示されている。
上記文献に開示される技術は、主にワイヤドット方式や、ラインプリンタを考慮して提案されたものであり、1行の印字速度を低下させることによって単位時間の使用電気量を低減させるものである。
また、一回に記録できる領域のデータを複数に分割し、同一領域に複数回記録ヘッドを走査させる方法を採用しているものもある(例えば特許文献2参照)。特許文献2によれば、「所定のドットデューティーを上回るドットデューティー検出領域が存在したとき、その一印字行を複数回に分けて印字する」旨が開示されている。そして、この複数回の印字の具体的方法として、偶数番目の記録素子と奇数番目の記録素子に分けた2回の走査で記録する例を挙げている。
このような、記録ヘッドが1行で記録できる領域を2分割にするための方法は、別にも挙げられる。例えば、記録ヘッド内の全記録素子を上半分のブロックと下半分のブロックに分け、上半分のみで記録する第1記録走査と下半分の記録素子のみで記録する第2記録走査に分割する方法もある。また、互いに補完の関係にある2つの記録マスクに従って(ここでは格子形)2回の記録走査で画像領域Dを記録完成させるものもある。いずれにしてもこれらの方法の違いは、同一の画像領域の記録をどのように2回に分割するかの違いである。
また、この方法は分割数を2回に限定するものではない。上記文献中にも「2回に限定するものではなく、2回以上に分けて印字してもよい。」旨、記載されている。
更に、データを分割して複数回の記録走査で記録を行う方法については特許文献3などによっても開示されている。
特公昭62−41114号公報 特公平6−47290号公報 特許第3376118号公報
しかしながら、例えば、所定量の記録ドット数を越えた場合に、分割記録のような省電力モードに切り替えるだけの上記従来例の方法では、電源の使用許容範囲内で常に効率的に電源を利用できているとは言い難い。すなわち、ドット数が閾値を少しでも越えると省電力モード切り替わるので、実際に使用可能な電源容量の最大容量近くまで使用されることが殆どなく、記録時間(スループット)のみが大幅に増加してしまう場合も充分ありうるからである。
また、記録走査のスピードを落とすことで、電源の最大容量を超えないように制御した場合においても、記録ヘッドを記録走査させる駆動モータを高速から低速まで広範囲に渡って安定して駆動させることは、モータの性能面の観点から非常に難しい。すなわち、流れる電流に応じて、無制限に印刷スピードを落とせるわけではなく、駆動モータが安定して動作する範囲内で走査スピードを選択することが要求される。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、必要以上にスループットを低下させることなく、かつ電源容量を効率的に用いることが可能な記録装置を提供することにある。
そのために本発明においては、 複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置において、前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする。
また、複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置において、前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする。
また、複数の記録素子が所定の方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドによって前記記録媒体に複数色の画像を記録可能な記録装置において、前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を色ごとに検出する検出手段と、前記検出手段により検出された色ごとの前記ブロック夫々に対応する記録を示すデータ数の合計値と複数の閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする。
また、複数の記録素子が所定の方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドによって前記記録媒体に複数色の画像を記録可能な記録装置において、前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を色ごとに検出する検出手段と、前記検出手段により検出された色ごとの前記ブロック夫々に対応する記録を示すデータ数の合計値と複数の閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする。
さらに、複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置の制御方法であって、前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出する検出工程と、前記検出工程により検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較する比較工程と、前記比較工程の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定工程とを有し、前記決定工程では、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする。
さらにまた、複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置のための情報処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出するためのプログラムコードと、前記検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較するためのプログラムコードと、前記比較の結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定するためのプログラムコードとを有し、前記決定するためのプログラムコードは、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定するように構成されていること特徴とする。
以上のような構成をとることにより本発明によれば、電源の最大容量を超える電流が流れる画像を記録する場合にも、複数の走査速度や分割記録態様の中から最適な記録方法を選択することができるので、スループットを極力低下させず電源容量を最大限に生かした記録が実行できる。
本発明の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。
(装置概要)
図1は、本発明の実施形態であるインクジェット記録装置の記録部分200aを示す模式図である。
1は、紙またはプラスチックシート等からなる記録シート(記録媒体、メディア)であって、不図示のカセット等に複数枚積層された状態で収納されている。記録開始命令が入力されると、積層されたシート束の最上位または最下位の記録シート1の一面に接する給紙ローラ(不図示)が回転することによってカセットから記録シートが一枚ずつ供給され、一定間隔を隔ててプラテンに配置される。プラテンに配置された記録シート1は、それぞれのステッピングモータ(不図示)によって駆動する一対の第1搬送ローラ3及び一対の第2搬送ローラ4によって矢印A方向(以下「副走査方向」ともいう)に搬送される。
6はキャリッジであり、副走査方向Aと直交する主走査方向Bに保持された水平なガイドシャフト9に沿って直線往復動可能に設けられている。キャリッジ6は、ベルト7及びプーリ8a、8bを介してキャリッジモータ23に連動している。キャリッジモータ23を駆動することにより、キャリッジ6はガイドシャフト9に沿って往復動を行なう。キャリッジ6には記録ヘッド5が搭載されている。記録ヘッド5は、複数のノズル(記録素子)を含むノズル面が記録媒体1と対峙するように設置されている。
上記構成を有する記録部において、記録ヘッド5は、キャリッジ6の移動に伴って矢印B方向(以下、「主走査方向」ともいう)に移動しながら記録信号に応じてインクを記録シート1に吐出する。これにより、記録ヘッド5のノズル数に対応した幅分の記録が実行される。必要に応じて記録ヘッド5はホームポジションに戻り、回復装置によってノズルの目詰まりを解消する。また、記録ヘッド5が記録媒体上を一走査すると、二対の搬送ローラ3、4の駆動によって記録シート1は矢印A方向へ1走査記録領域分搬送される。このように、記録ヘッド5の記録走査と搬送ローラ3、4による所定量の記録媒体の搬送とが交互に繰り返されることにより、記録媒体全体に画像が形成されて行く。
主走査方向において、記録シート1を挟んだ両側には、予備吐出を行うための不図示の予備吐口が設置されている。記録ヘッド5は、往復どちらの方向から記録を行う場合でも、各記録走査で予備吐出を実行できる。
図2は、記録ヘッド5の外観を示す模式図である。図に見られるように、ブラックチップ11では600dpi(ドット/インチ;参考値)の密度で記録が可能なように、640個のノズルが配列されている。カラーヘッド(シアンチップ12、マゼンタチップ13、イエローチップ14)では各色とも1200dpiの密度で記録が可能なように、1280個のノズルが配列されている。
図3はインクジェット記録装置の電気的構成を示すブロック図である。302はCPUであり、マイクロプロセッサ等で構成されている。304はメモリであり、CPU302によって実行される制御プログラムや各種データを格納しているROM、及びCPU302のワークエリアとして使用されると共に記録画像データなどの各種データの一時記憶等を行うRAM等によって構成されている。
RAMは、CMYK夫々の2値の記録データを格納するためのプリントバッファを含む。各色のプリントバッファ夫々には、吐出を示す2値データと非吐出を示す2値データとで構成される各色の2値の記録データが格納される。プリントバッファに格納された各色の2値データはCPU302によって読み出され、読み出された各色の2値データは記録ヘッドへ送信される。記録ヘッドは、こうして送信された各色の2値データに基づいて記録を行う。
305は入出力部であり、ホストコンピュータ301からの多値データを入力し、またホストコンピュータ側へインクジェット記録装置の状態を出力する。入出力部305に入力された多値データはCPU302によって上述した2値データに変換される。
306は記録ヘッド駆動用ドライバであり、CPU302からの駆動指令に従い、記録ヘッドの駆動を制御する。307はモータ駆動用ドライバであり、キャリッジモータ、給紙モータ、搬送ローラ駆動モータなど、各種駆動部のモータの駆動をCPU302からの駆動指令に従い制御する。このほかに吸引ポンプなどの回復機構を駆動させる回復機構用ドライバ308などが設けられている。
CPU302は、入出力部305を介してホストコンピュータ301から入力された各種情報(例えば文字ピッチ、文字種類等)に従い、メモリに格納された制御プログラムを起動し、各駆動部を駆動させる。
(第1の実施形態)
以上の構成に基づき、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、ブラックのみで記録を実行する記録モードの説明を行う。詳しくは、記録ヘッドの1回の走査で記録可能なブラックノズルの配列幅に対応した記録媒体上の領域を分割してなる複数のブロック夫々について、実際に記録されるブラックドットの数をカウントし、その結果に基づいて記録方法(具体的には、記録ヘッドの走査速度および走査回数)を決定する。
図4はドットカウントのためのブロックを説明するための模式図であり、ブラック用プリントバッファの内部の様子を示している。このプリントバッファには記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域に対応するブラック用記録データが格納される。このブラック用記録データはブラックインクの吐出を示す2値データと非吐出を示す2値データとで構成される。ここでは、記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域に対応するブラック用記録データとして、副走査方向640dot×主走査方向4800dot(600dpi)の領域に対応するブラック用記録データが格納されるものとする。
さて、本実施形態では、ブラックノズルの配列幅(図4の場合は640dot)×主走査方向の記録範囲幅(図4の場合は4800dot)の領域を主走査方向にN個に分割することにより得られる単位領域を、ドットカウント単位である「ブロック」として定めている。本実施形態の場合、主走査方向の記録範囲幅8インチ(600dpiで4800ドット)をN=75で分割しており、1つのブロックの大きさは副走査方向640dot×主走査方向64dot(600dpi)となっている。各ブロックにおける縦640dot×横64dotの領域には、吐出“1”を示すデータあるいは非吐出“0”を示すデータが対応付けられている。
S1〜SNは、1番目からN番目の各ブロックの吐出“1”のデータのみをカウントして得られる、記録を示すデータ数(駆動回数)の総和である。このようにブロック毎に記録を示すデータ(吐出“1”を示すデータ)をカウントする。
記録を示すデータのカウント手法については特に制限を受けないが、ここでは、好適な一例について説明する。1番目からN番目の複数ブロックのうち、ドットカウント処理の対象となるブロックを注目ブロックとして選択する。次に、注目ブロックに格納されたブラック用記録データを所定の単位で読み出す。ここで、「所定の単位」がブロックの大きさに一致するのであれば、注目ブロックに格納されたブラック用記録データを1回だけ読み出す。そして、その読み出したデータのうち記録を示すデータの数をカウントすれば、そのカウント値が注目ブロックのドットカウント数となる。一方、「所定の単位」がブロックの1/Mの大きさ(例えば、16dot×16dot)に相当するのであれば、注目ブロックに格納されたブラック用記録データを所定の単位に分けてM回読み出す。そして、そのM回夫々において記録を示すデータの数をカウントし、これらM回のカウント値を加算する。その加算値が注目ブロックのドットカウント数となる(米国特許第6155663号明細書)。
こうしてカウントされた各ブロックにおけるドットカウント数は、単位時間当たりにヘッドに流れる電流量に相当する。従って、各ブロックのドットカウント値と、単位時間あたりの記録ヘッドへの供給可能電力量に対応する閾値とを比較することにより、単位時間あたりの記録ヘッドの消費電力が単位時間あたりの記録ヘッドへの供給可能電力量を超えるか否かを判定できる。
上述したブロック毎のドットカウント方法において、同時駆動される縦方向1列のデータのみを考慮するのでなく、横方向(走査方向)のデータ(64ドット分)も考慮するのは次の理由からである。
一般に、駆動電力を供給するためにコンデンサが用いられるが、その容量に応じて、走査方向のいくつか列のデータに基づく記録を行うことができる。よって、1ドットを記録するのに使用される電流量に基づき、記録に伴って消費されていく電流量を求めることができ、その値と単位時間にコンデンサに蓄積される電気量との比較で、電力供給が可能な記録量を設定できる。従って、各ブロックの大きさ(幅)については、コンデンサの容量との関係を考慮して決めることが望ましい。
容量の大きなコンデンサを用いれば、ブロックの幅も大きくでき、ドットカウントのための計算時間も短縮される。一方、電源容量の小さなコンデンサを用いた場合やノズル数の多いヘッドを用いた場合にはブロックの横幅は小さくする必要がある。計算時間に記録速度が影響されない程度の大きさが好ましいが、いずれの場合でも本発明は適用可能である。
次に、ドットカウントの結果に基づいて、どのように記録方法を決定するかについて説明する。
図5は、ドットカウント結果から記録方法を決定する処理を示すフローチャートである。この処理で用いられる値 Sth1は第1閾値、Sth2は第2閾値である。これらの閾値は、1つのブロック内で記録可能なドット数を表し、この閾値以上のドットが記録されるような場合には電源の最大容量を超える電流が流れることを意味する。これらの閾値は、本体の電源容量、1ドットを記録するのに必要な電力、あるいは駆動周波数等を考慮して定められる値である。なお、Sth1は駆動周波数Fop1(キャリッジ走査スピードCS1)の条件で算出した閾値であり、Sth2は駆動周波数Fop2(<Fop1;キャリッジ走査スピードCS2)の条件で算出した閾値である。駆動周波数を下げるということは、記録走査のスピードを下げた条件で算出した閾値であることを意味している。Iは記録方法を意味する。
図6は、記録方法Iにおける実際の記録方法内容についてまとめた図である。記録方法1は記録走査スピードCS1で記録走査し、最も速く記録することが可能な記録方法である。記録方法2は記録走査スピードCS2で記録する記録方法、記録方法3は記録走査スピードCS2で記録走査し、かつ後述する分割記録をも併用する最も遅いスピードでの記録方法である。本実施形態では、I=1、2、3の3種類の記録方法の何れかによって記録を実行するものとし、記録モードの種類は、以下に示す処理により決定される。
記録走査ごとに本処理が起動される。まず、図5のステップS100で処理に係る注目のブロックをm=1として定め、本処理に関わる例えばレジスタ等のメモリ領域を初期化する。
ステップS101では、ステップS101で注目するブロックにおける記録を示すデータの数をカウントし、注目ブロックにおける記録を示すデータの数の和(駆動回数の和)Smを求める。
続くステップS103では、ステップS101で求めたSmとSth1とを比較する。ここで、Sth1≧SmならばIm=1(ステップS105)とし、Sth1<SmならばステップS104に進む。ステップS104では、更にSmとSth2の比較を行い、Sth2≧SmならばステップS106に進み、Im=2となる。一方、Sth2<SmならばステップS107に進み、Im=3となる。
以上の工程によってImが決定(ステップS108)されると、ステップS109に進み、m=Nか否かを判定する。m=Nでない場合にはステップS110にてmをインクリメントし、m=NになるまでステップS101〜ステップS109を繰り返す。以上の工程によって、全てのブロックそれぞれのImが決定される。
図7は、上記で得られた各ブロックのImを用いて、当該記録領域に対する記録モードIを決定するためフローチャートである。
まずステップS200において、m=1、I=1として定め、ステップS201に進む。ステップS201ではImとIとを比較し、Im>IならばステップS202へ進み、I=Imとする。Im>Iでない場合には、そのままステップS203に進む。ステップS203では、m=Nか否かを判断し、m=Nでない場合にはステップS204にてm=m+1とした後ステップS201に戻り、m=Nになるまで上記工程を繰り返す。
ステップS203でm=Nと判断された場合、ステップS205へ進み、全てのImの中で最も大きい値が選択され、これを記録モードIとする。
図8(a)〜(c)は、分割記録の方法について説明するための模式図である。本実施形態においては2分割までの分割記録しか行わないが、ここでは4分割の分割記録も併せて説明する。さらに、図では通常記録での記録モードが1パス記録に設定されている場合の動作について示しているが、通常記録での記録モードが2パス記録に設定されている場合であっても、同様に取り扱うことが可能で、1回の記録走査で記録するデータを単に複数回に分割して記録すればよい。
図8(a)は、通常の記録走査における、記録領域を示している。本実施形態においては、1回の記録走査で640画素(600dpi)分のデータが記録可能なヘッド構成となっている。
しかし、1回の記録走査で全てのデータを記録してしまうと、閾値以上の電流が流れてしまう場合には、Fig.8Bに示すような2分割記録が実行される。2分割記録時には、記録データを2回の記録走査に分けて記録する。第1の記録走査で記録ヘッドの上半分に当たる記録データを記録し、その後、紙送り動作を行わずに、第2の記録走査で記録ヘッドの下半分に相当するデータを記録する。このように記録データを2回の記録走査に分割して記録することで閾値以上の電流が流れることを防止することができる。
図8(c)は、4分割記録での記録状態を示している。ここでは、第1の記録走査で記録ヘッドの上の1/4に当たる記録データを記録し、第2の記録走査で第1記録走査の下の位置の1/4に相当する記録データを記録し、第3の記録走査で第2の記録走査の下の位置の1/4に相当する記録データを記録し、第4の記録走査で残りの1/4に相当するデータを記録する。2分割記録で記録した場合であっても閾値以上の電流が流れてしまう場合、このような4分割の分割記録を行うことにより、閾値以上の電流が流れることを防止することが出来る。同様に考えて、4分割記録でも閾値を超えてしまう場合には、8分割記録、16分割記録と分割数を増やして行くことが出来る。また、3分割記録、6分割記録等も、必要に応じて実施することも可能である。
以上説明した本実施形態では、3種類の記録方法のなかで選択できるキャリッジスピードの種類や分割記録方法の種類を2つずつとしている。しかし、切り替える記録走査スピードを更に複数段階用意したり、分割記録における分割数をさらに多く設定したりすることも可能である。この場合には、その数に応じて自由に記録方法の数も増やし、それぞれの条件で算出した閾値との比較を行い最終的な記録方法を決定すればよい。
なお、以上説明した本実施形態では、2種類のキャリッジスピードCS1およびCS2は、CS1<2×CS2の関係を満たしているとする。すなわち、記録方法1から記録方法2に記録方法が変更された場合であっても、記録ヘッドの走査スピードは1/2以下にならないことを意味している。電源を節約するための記録方法の変更としては、記録方法2の段階から2分割記録を採用する方法も考えられるが、2分割記録は同一の画像領域を2回ずつ記録走査するので、分割記録を行わなかった場合に比べて、約2倍の記録時間がかかってしまう。本実施形態では、記録スピードを、CS1からこれよりも遅いが1/2までは低減されないCS2に、まず変更することで、必要以上に記録時間を低減させず、所定の電源容量を出来るだけ有効に利用しようとしている。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の閾値と記録データのドット数を比較すること、およびこれら閾値に対応した複数の記録方法を用意することにより、限られた電源容量を最大限に利用しつつ、極力記録スピードを低減させないで記録を実行することが可能となった。
なお、本実施形態で示す例では、1回の記録走査で記録できない記録領域に対しては、最初に記録走査スピードを下げ、それでも1回の走査で記録できない場合には記録走査スピードを下げたままで分割記録を実施する構成とした。しかしながら、本実施形態では、記録走査スピードを下げたままで分割記録を実施することは必須でなない。例えば、Sth1≧Smであれば、上記例と同様、高速走査スピードCS1で1パス記録を行い、Sth2≧Sm>Sth1であれば、上記例と同様、低速走査スピードCS2で1パス記録を行い、Sm>Sth2であれば、上記例とは異なり、高速走査スピードCS1で2パス記録を行うようにしてもよい。無論、最初に分割記録の方法を決定し、それでも記録できない場合に記録走査スピードを下げる構成であってもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、プリンタが記録メディア(記録媒体)の種類、品位によって複数の記録モードを用意している場合について説明する。なお、本実施形態も第1の実施形態と同様に、ブラックのみで記録する場合について説明するが、本実施形態は、後述する第3の実施形態のように、複数色を記録する場合についても適用可能である。
本実施形態の記録装置では、メディアAおよびメディアBの2種類の記録メディアが対応可能とし、それぞれのメディアに対して「標準」および「きれい」の2つの記録モードが設定可能な構成とする。
図9は各記録モードに設定した閾値テーブルである。また、図10は、各記録モードに設定された記録方法テーブルである。
図9において、メディアAの標準モードはStha1、Stha2、およびStha3の3段階の閾値を持ち、きれいモードはSthb1およびSthb2の2段階の閾値を有している。また、メディアBの標準モードはSthc1およびSthc2と2段階の閾値を持ち、きれいモードはSthd1の1つだけ閾値を有している。
図10において、メディアAの標準モードは記録方法を4種類持ち、記録方法1は記録走査スピードがCS1、記録方法2は記録走査スピードがCS2、記録方法3は記録走査スピードがCS2でかつ2分割記録、記録方法4は記録走査スピードがCS2でかつ4分割記録で記録を行う記録方法であることを示している。メディアAのきれいモードは記録方法を3種類持ち、記録方法1は記録スピードがCS1、記録方法2は記録走査スピードがCS2、記録方法3は記録スピードがCS2でかつ2分割記録で記録を行う記録方法であることを示している。メディアBの標準モードは記録方法を3種類持ち、記録方法1は記録走査スピードがCS3、記録方法2は記録走査スピードがCS4、記録方法3は記録スピードがCS5で記録を行う記録方法であることを示している。メディアBのきれいモードは記録方法を2種類持ち、記録方法1は記録走査スピードがCS3、記録方法2は記録走査スピードがCS4で記録を行う記録方法であることを示している。記録方法の数は各記録モードに設定された閾値の数に1を足した数になる。上述した閾値テーブルの閾値は、各記録モードのそれぞれの記録方法の駆動周波数、ノズル数、ドットカウントのためのブロックのサイズ等の条件から算出した値である。
次に、記録モード毎にどのように記録方法を決定するかについて、メディアAの標準モードが選択された場合を例にとって説明する。まず、ホストコンピュータのプリンタドライバ上で、印刷するメディアの種類や品位がユーザによって選択される。設定された条件に基づいた印刷開始命令がプリンタ側に送られて来ると、ROM内に格納されている閾値及び記録方法テーブルからメディアAの標準モードに該当する閾値(Stha1〜3)及び複数の記録方法(記録方法1〜4)が読み出され、レジスタ等にセットされる。
次に、第1の実施形態と同様に、各ブロックのドットカウント値と上記レジスタにセットされた閾値(Stha1〜3)とが比較され、その比較結果に基づいて上記レジスタにセットされた複数の記録方法(記録方法1〜4)の中から1つの記録方法を決定する処理が行われる。
図11はドットカウント結果から記録方法を決定する処理を示すフローチャートである。まず、ステップS300では、処理に係る注目ブロックをm=1として定め、本処理に関わる例えばレジスタ等のメモリ領域を初期化する。ステップS301では、注目するブロックにおける記録を示すデータの数をカウントし、注目ドットカウントブロックにおける記録を示すデータの数(駆動回数)の和Smを求める。
続くステップS303では、求めたSmとStha1の値を比較し、Stha1≧SmならばIm=1とし、そうでないならばステップS304へ進む。ステップS304では、SmとStha2の値を比較し、Stha2≧Smならばステップs307へ進んでIm=2とする。一方、ステップs304でStha2≧SmでないならばステップS305へ進む。更に、ステップs305ではSmとStha3の値を比較し、Stha3≧Smならばステップs308へ進んでIm=3とする。一方、ステップs305で、Stha3≧Smでないならばステップs309に進み、Im=4とする。
以上の判定によってImが決定される(ステップs310)と、ステップs311に進み、m=Nであるか否かを判断する。ここでm≠Nの場合には、ステップs312にてmをインクリメントし、ステップS303に戻る。すなわち、1〜Nの全てのブロックに対してステップS303〜ステップS310までの処理を行い、Imを決定した後に本処理を終了する。
その後は、図7のフローチャートを用いた第1の実施形態と同様の処理を行う。すなわち、全てのImの中で最も大きい値をIとして記録方法を決定する。
他の記録モードが選択された場合も同様の手順で処理を行い、記録方法を決定すればよい。
本実施形態では、予め用意した閾値及び記録方法のテーブルを用いて、最終的な記録方法を決定する構成をとっている。しかし、駆動周波数やノズル数、パス数等の情報を基に、プリンタ本体において記録モード毎に閾値を算出し、記録方法を決定する構成にしても良い。
(変形例)
上述した第2の実施形態では、ブラックのみの記録を行う場合について説明した。従って、閾値と比較するドットカウント値としては、当然、ブラックのドットカウント値を採用している。しかし、本実施形態は、ブラックのみの記録に限定されるものではなく、ブラック以外のカラーを含む記録についても適用可能である。ブラック以外のカラーを含む記録について上記第2の実施形態を適用する場合、閾値と比較するドットカウント値として、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエロー等の各色ドットカウント値の合計を採用する。すなわち、各色ドットカウントの合計値と閾値を比較し、その比較結果に基づいて記録方法を設定するのである。なお、各色ドットカウントの合計値を算出する手法は、後述の第3の実施形態で説明する手法を適用すればよい。以上のような変形例によれば、複数色を記録する場合であっても、記録媒体の種類と記録の品位に適した記録方法が設定可能になる。
(第3実施形態)
本実施形態は、ブラックのみの記録ではなく、シアン、マゼンタ、イエローも同時に記録する場合について説明する。このような本実施形態では、記録ヘッドの1回の走査で記録可能な各色ノズルの配列幅に対応した記録媒体上の領域を分割してなる複数のブロック夫々について、実際に記録される各色ドットの数をカウントし、その結果に基づいて記録方法(具体的には、記録ヘッドの走査速度および走査回数)を決定する。
図12は、ブラックとカラーのドットカウントのためのブロックを説明するための模式図であり、CMYK各色のプリントバッファ内部の様子を示している。これらCMYK用プリントバッファの夫々には、記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域に対応するCMYK用記録データが格納される。このCMYK用記録データ夫々は、CMYKインクの吐出を示す2値データと非吐出を示す2値データとで構成される。
上述した第1の実施形態と同様、本実施形態においても、記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域を主走査方向にN個に分割することにより得られる単位領域を「ブロック」として定めている。1つのブロックの大きさは、ブラックは副走査方向640×主走査方向64ドット(600dpi)、カラー(シアン、マゼンタ、イエロー)は副走査方1280×主走査方向128ドット(1200dpi)である。ブラックの各ブロックにおける縦640×横64の領域には、吐出“1”を示すデータあるいは非吐出“0”を示すデータが対応している.同様に、カラーの各ブロックにおける縦1280×横128の領域には、吐出“1” を示すデータあるいは非吐出“0”を示すデータが対応している。
Sk1〜SkNは、主走査方向の1番目からN番目の各ブロックのブラックの吐出“1”のデータのみをカウントして得られる、記録を示すデータ数(駆動回数)の総和である。同様に、Sc1〜ScNはシアン、Sm1〜SmNはマゼンタ、Sy1〜SyNはイエローのデータのみをカウントして得られる、記録を示すデータ数(駆動回数)の総和である。
第1及び第2の実施形態では、ブラックのみの記録であったため、各ブロックにつてブラックの記録を示すデータのみをカウントし、閾値以上の電流が流れるか否かについて判断した。本実施形態では、各色の吐出データの和から記録ヘッドに流れる電流の合計を推測し、閾値以上の電流が流れるか否かを判断する。そのため、閾値との比較は、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローのカウント値の合計値で行う。
但し、1回の吐出駆動(1記録ドット)当たりの消費電力が各色で同じであるならば、単純に各色のカウント値を加算するだけでよいが、消費電力が各色で異なる場合には、基準の色の消費電力と各色の消費電力の比を考慮した上で、カウント値を換算する必要がある。本実施形態の場合、CMY各色の1回の吐出駆動の消費電力はほぼ等しいが、ブラックの消費電力はカラーとは異なり、ブラックの1回の吐出駆動の消費電力はカラーのそれのα倍とする。そのため、カラーの消費電力を基準とした場合の各ブロックの駆動回数の和はSn = αSkn+Scn+Smn+Syn (n=0、1、2・・・N)として算出される。
その後の処理は、第1の実施形態と同様である。すなわち、図5及び図7のフローチャートの処理を行い、記録方法の決定を行う。そして、決定した記録方法に従い、実際の記録を行う。
(第4の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態で説明した分割記録とは方法が異なる他の分割記録の方法を採用する場合について説明する。
図13(a)〜(c)は、本実施形態における分割記録方法を説明するための模式図である。同図は1パス記録時の場合について示したものであるが、2パス記録以上の分割記録においても、同様に1回の記録走査で記録するデータを単に複数回に分割して記録すればよい。図13(a)は通常記録の場合、図13(b)は2分割記録の場合、図13(c)は4分割記録の場合、の記録方法について示してある。また、図13(a)〜(c)では2分割及び4分割記録についてのみ示してあるが、3分割、6分割、8分割記録も必要であれば同様に実現できる。
図13(a)に示すように、通常、1回の記録走査で記録するデータの紙送り方向への幅は、ヘッド幅に対応し(640画素(600dpi))ている。しかし、1回の記録走査で全てを記録してしまうと、閾値以上の電流が流れてしまう場合には、図13Bに示すような2分割記録を行う。ここでは、記録ヘッドを40画素(600dpi)ずつの16ブロックに分割し、第1の記録走査では、上のブロックから数えて1、3、5、7、9、11、13、15の奇数のブロックの記録領域の記録データを記録する。続く第2の記録走査では、第1の記録走査の後に紙送りを行わない状態のまま、2、4、6、8、10、12、14、16と偶数のブロックの記録領域の記録データを記録する。このように記録データを2回の記録走査に分割して記録することで閾値以上の電流が流れることを防止する。
4分割記録の場合は、図13(c)に示すように記録データを4回の記録走査に分けて記録する。ここでは、記録ヘッドを40画素(600dpi)の16のブロックに分割し、第1の記録走査では、上のブロックから数えて1、5、9、13のブロックの記録領域の記録データを記録する。続く第2の記録走査では、第1の記録走査の後に紙送りを行わない状態のまま、2,6,10,14のブロックの記録データを記録する。更に、第3の記録走査では、第2の記録走査の後に紙送りを行わない状態のまま、3、7、11、15のブロックの記録データを記録する。更に、第4の記録走査では、第3の記録走査の後に紙送りを行わない状態のまま、4、8、12、16のブロックの記録データを記録する。2分割記録を実施した場合であっても閾値以上の電流が流れてしまう場合には、このように、記録データを4回の記録走査に分割して記録することにより、閾値以上の電流が流れることを防止できる。
以上では、紙送り方向に40画素(600dpi)ずつ16のブロックに分割した形態で説明したが、更に記録ヘッドを細かく分割するなど、必要に応じて分割数を変更してもよい。
なお、以上説明した実施形態では、記録領域を紙送り方向に複数の領域に分割して記録を行う方法で説明したが、分割記録の分割方法はこれに限ったものではない。例えば格子状のパターンをデータにマスクすることによってデータを2グループに分割し、2回の記録走査で記録する方法もある。さらに、より大きいサイズのマスクパターンを用いて、記録データを複数に分割し、複数回の記録走査で画像を記録してもよい。
(他の実施形態)
本発明は、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態に示す機能を実現するように、各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼動しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
以上説明したように、本発明によれば、電源の最大容量を超える電流が流れる画像を記録する場合に、記録走査スピードや分割記録数が異なる複数の記録方法の中から最適な記録方法を選択することで、電源容量を極力有効に利用しながら、スループットを極力低下させず記録を行うことができる。
本発明の実施形態で適用するインクジェット記録装置の記録部分を示す模式図である。 本発明の実施形態で適用する記録ヘッドの外観を示す模式図である。 本発明の実施形態で適用するインクジェット記録装置の電気的構成を示すブロック図である。 ドットカウントブロックを説明するための模式図である。 ドットカウント結果から記録方法を決定する処理を示すフローチャートである。 記録方法における実際の記録方法の内容についてまとめた図である。 ドットカウントブロックのImを用いて、記録領域に対する記録モードIを決定するためフローチャートである。 (a)〜(c)は、分割記録の方法について説明するための模式図である。 記録モードごとに設定された閾値テーブルを示す図である。 各記録モードに設定された記録方法テーブルである。 ドットカウント結果から記録方法を決定する処理を示すフローチャートである。 ブラックとカラーのドットカウントブロックを説明するための模式図である。 (a)〜(c)は、本発明の第4の実施形態における分割記録方法を説明する模式図である。
符号の説明
1 記録シート、記録媒体、メディア
3 第1搬送ローラ
4 第2搬送ローラ
5 記録ヘッド
6 キャリッジ
7 ベルト
8 プーリ
9 ガイドシャフト
11 ブラックチップ
12 シアンチップ
13 マゼンタチップ
14 イエローチップ
23 キャリッジモータ
301 ホストコンピュータ
302 CPU
304 メモリ
305 入力部
306 記録ヘッド駆動用ドライバ
307 モータ駆動用ドライバ
308 回復機構用ドライバ

Claims (9)

  1. 複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置において、
    前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、
    前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする記録装置。
  2. 複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置において、
    前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、
    前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする記録装置。
  3. K=1であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記複数の閾値は、前記記録媒体の種類及び前記記録の品位それぞれに予め対応付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置
  5. 複数の記録素子が所定の方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドによって前記記録媒体に複数色の画像を記録可能な記録装置において、
    前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を色ごとに検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された色ごとの前記ブロック夫々に対応する記録を示すデータ数の合計値と複数の閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、
    前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする記録装置。
  6. 複数の記録素子が所定の方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドによって前記記録媒体に複数色の画像を記録可能な記録装置において、
    前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を色ごとに検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された色ごとの前記ブロック夫々に対応する記録を示すデータ数の合計値と複数の閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定手段とを具備し、
    前記決定手段は、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする記録装置。
  7. 前記比較手段は、前記色ごとに検出されたデータの数に対し、各色の記録素子を駆動する際に必要な電力に基づいた係数をかけた上で得られた前記合計値を、前記複数の閾値と比較することを特徴とする請求項5または6に記載の記録装置。
  8. 複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置の制御方法であって、
    前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域を前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程の比較結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定する決定工程とを有し、
    前記決定工程では、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定することを特徴とする記録方法。
  9. 複数の記録素子が所定方向に配列された記録ヘッドを記録媒体に対し前記所定方向とは異なる走査方向に走査させながら、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録を行う記録装置のための情報処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記記録ヘッドの1回の走査で記録可能な前記複数の記録素子の配列幅に対応した領域前記走査方向に複数に分割してなる複数のブロック夫々について、記録を示すデータの数を検出するためのプログラムコードと、
    前記検出された前記複数のブロック夫々に対応する記録を示すデータの数と複数の閾値とを比較するためのプログラムコードと、
    前記比較の結果に基づき、前記領域を記録する前記記録ヘッドの走査速度と走査回数を決定するためのプログラムコードとを有し、
    前記決定するためのプログラムコードは、前記複数のブロックのうち前記データの数が最も多いブロックにおける前記データの数が、(A)第1の閾値以下の場合、前記走査速度を第1の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をK(Kは1以上の整数)に決定し、(B)第1の閾値より大きくかつ第2の閾値以下の場合、前記走査速度を前記第1の走査速度よりも遅い第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKに決定し、(C)前記第2の閾値より大きい場合、前記走査速度を前記第2の走査速度に決定し、かつ前記走査回数をKよりも大きい整数に決定するように構成されていること特徴とするコンピュータプログラム。
JP2005151409A 2004-05-26 2005-05-24 記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4533240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005151409A JP4533240B2 (ja) 2004-05-26 2005-05-24 記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004156793 2004-05-26
JP2005151409A JP4533240B2 (ja) 2004-05-26 2005-05-24 記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006007759A JP2006007759A (ja) 2006-01-12
JP4533240B2 true JP4533240B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=35775512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005151409A Expired - Fee Related JP4533240B2 (ja) 2004-05-26 2005-05-24 記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4533240B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143091A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5024133B2 (ja) * 2008-03-14 2012-09-12 セイコーエプソン株式会社 カウント装置及びカウント方法
JP5146425B2 (ja) 2008-08-28 2013-02-20 ブラザー工業株式会社 記録装置
JPWO2011070672A1 (ja) 2009-12-10 2013-04-22 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP6023492B2 (ja) 2011-08-01 2016-11-09 キヤノン株式会社 記録装置及び記録方法
JP6025350B2 (ja) * 2012-03-09 2016-11-16 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP6632185B2 (ja) * 2014-08-25 2020-01-22 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびプログラム
JP2022102388A (ja) 2020-12-25 2022-07-07 キヤノン株式会社 記録装置、制御方法、およびプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07205541A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Canon Inc カラーインクジェット記録方法
JP2001239655A (ja) * 2000-02-25 2001-09-04 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2001293851A (ja) * 2000-04-13 2001-10-23 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法、及びインクジェット式記録装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07205541A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Canon Inc カラーインクジェット記録方法
JP2001239655A (ja) * 2000-02-25 2001-09-04 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2001293851A (ja) * 2000-04-13 2001-10-23 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法、及びインクジェット式記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006007759A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7347519B2 (en) Printing apparatus, controlling method and computer program
JP4533240B2 (ja) 記録装置、当該記録装置の制御方法および、コンピュータプログラム
JP4227627B2 (ja) インクジェット記録装置および画像処理方法
JP2005001337A (ja) インクジェット記録装置
JP4989378B2 (ja) 画像処理方法及び記録装置
US7952755B2 (en) Ink-jet recording device, image processing device and image processing method, for performing sharpness processing of image
EP2741484A2 (en) Image forming apparatus and image forming method
EP1525992B1 (en) Printing device
US6260946B1 (en) Multifunction printing device capable of selecting printing method according to free space in memory
JP2005047168A (ja) インクジェット記録装置
US7405839B2 (en) Printing apparatus printer driver, and buffer management method
JP2007331274A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2007237512A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法
JP2006321189A (ja) 記録装置および記録方法
US7014288B2 (en) Recording apparatus and control method therefor
US8792129B2 (en) Printing apparatus to control images to be laid out side by side
JP2008012702A (ja) 記録装置、記録モード設定装置、記録方法、記録モード設定方法、プログラム、および記憶媒体
JP4194226B2 (ja) インクジェット記録装置および画像データ補正方法
JP2005224955A (ja) 印刷装置
US6655782B2 (en) Printer device and method
US20050140708A1 (en) Printer device and method
JP2007152682A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、制御プログラムおよび記憶媒体
JP2004074511A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP4456850B2 (ja) 画像形成装置
JP2009034824A (ja) 記録装置とその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4533240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees