JP4533097B2 - 圧電デバイス及びこれを用いたアクチュエータ並びにスピーカ - Google Patents

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Description

本発明は、圧電デバイス及びこれを用いたアクチュエータ並びにスピーカに関し、特に、圧電素子が電圧を印加することで歪むことを利用した圧電デバイス及びこれを用いたアクチュエータ並びにスピーカに関する。
従来より、圧電デバイスは発振子、アクチュエータ、スピーカ、センサ、等多くの電子デバイスに用いられている。圧電デバイスを発振子として利用したものとしては水晶振動子やセラミック振動子があり、能動素子と組み合わせた集積回路の動作クロックの発振回路として多く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、圧電デバイスは電圧を加えると歪むという特徴を利用し、振動を直接音に変換したブザーや小型のスピーカ等に圧電デバイス(例えば、特許文献2参照)や、圧電デバイスを加振源として弾性体を共振振動させると大きな振動を発生させることができるという特徴を利用したアクチュエータ及び圧電デバイスを積層することにより低電圧で大きな歪みを生じさせる非共振のアクチュエータ(例えば、特許文献3参照)や、リング又は円盤状の複数の圧電デバイスを回転方向に配置して位置的に位相の異なる複数の定在波を発生させると共に、この発生させた定在波間に時間的なずれを設けることで進行波を形成するアクチュエータ(例えば、特許文献4参照)が従来より知られている。
一方、点欠陥のナノ秩序の対称性という性質を用いて、可逆的な巨大電歪を生み出すことが可能な圧電部材が研究されている(例えば、非特許文献1参照)。
この圧電部材は電気分極方向が異なるドメインを有し、電場が加えられると通常の圧電効果よりも数十倍以上大きい上記巨大電歪が生じ、この電場が除去されるとこの巨大電歪がなくなるという特徴を有する。
この巨大電歪は、電気分極方向が異なるドメインを有する圧電部材に電場が加えられたことにより、このドメインの分極方向が電圧方向に沿うように変換(以下「ドメイン変換」という。)して強誘電相の長軸方向が低い対称性となったときに、強誘電相の長軸方向が点欠陥のナノ秩序の対称性によりその短軸方向と交換されるときに生じる歪みである。すなわち、このドメイン変換によりえられる巨大電歪の大きさは、強誘電相の長軸と短軸の差に比例する。
上述したような特徴を有する圧電部材2に用いられる部材は、ある点欠陥の周り(ナノメートル範囲)におけるほかの点欠陥の占有率は平衡時の結晶の対称性に一致するため、常誘電相での点欠陥対称性は高く、強誘電相での点欠陥対称性は低くなるという性質と、強誘電相の点欠陥による分極は自発分極と一致するという性質を利用して得ることができる。
具体的には、まず、常誘電相状態の部材を冷却して強誘電相状態とする。このとき、冷却直後の部材は常誘電相の結晶対称性を維持しているが、時間の経過と共に部材中の点欠陥の対称性が拡散し、次第に強誘電相の結晶対称性に変化する。このように、点欠陥の対称性の拡散が生じているとき、部材には電気分極方向が異なるドメイン(領域)が存在する状態となる。
特開平08−130437号公報 特開平10−277484号公報 特開2004−048984号公報 特開平11−215861号公報 Xiaobing Ren、 "Large electric-field-induced strain in ferroelectric crystals by point-defect-mediated reversible domain switching"、Nature Materials、Nature Publishing Group、2004年2月1日、第3巻、p.91−94、及び、[online]、平成16年1月11日、インターネット<URL:www.nature.com/naturematerials>
しかしながら、従来の圧電デバイスを利用するアクチュエータは、交流の駆動電圧を印加する必要があり、駆動電圧を供給する駆動回路が複雑になるという問題があった。
また、複数の圧電デバイスを用いて進行波を形成するためには、圧電デバイスの複数の電極パターンの夫々に対して、印加する駆動電圧を制御する必要があり、上記駆動回路がさらに複雑化するという問題がある。
さらに、一端に圧電デバイスが取り付け、他端に振動吸収材を取り付けてある棒状の振動体では大きな進行波を発生させることは困難であるという問題があった。
本発明の目的は、大きな進行波を確実に発生させることができ、且つ駆動回路を単純なものとすることができる圧電デバイス及びこれを用いたアクチュエータ並びにスピーカを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の圧電デバイスは、印加電圧の変化に対する歪み量の変化の比が異なる第1及び第2のエネルギー変換素子を有し、加電の変化に対する歪み量の変化の比前記第2のエネルギー変換素子より大きな前記第1のエネルギー変換素子から成り第1の電極を有する第1の区画と、前記第2のエネルギー変換素子から成り第2の電極を有する第2の区画と、前記第1の区画及び前記第2の区画と接続する第3の電極とを備える単位圧電デバイスを直列に複数接続する圧電デバイスであって、前記第2のエネルギー変換素子は歪み量に比例した電荷を発生し、電圧が前記単位圧電デバイスのうちの第1のデバイスの前記第1の電極と前記第3の電極の間に印加されたときに、当該第1のデバイスの前記第1の区画を歪ませ、その歪みに応じて前記第1のデバイスの前記第2の区画を歪ませ、その歪みに応じて前記第2の区画で電荷を発生させて前記第2の電極と前記第3の電極の間電圧を出力することを特徴とする。
本発明によれば、各単位圧電デバイスの第1の電極に矩形信号状の電圧が次々と印加し、この電圧印加により加えられた電場で生じる周期的な歪みを直列に接続された単位圧電デバイスに伝播させて、大きな進行波を確実に発生させることができ、また、個々の単位圧電デバイスに電圧を印加する必要が無いため駆動回路を単純なものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る圧電デバイス300の構成を概略的に示すブロック図である。
本実施の形態における圧電デバイス300には、後述する図2の単位圧電デバイス200の構成と等価な構成を有する単位圧電デバイス100及びこれと同一の構成を有する単位圧電デバイスが複数用いられている。従って、単位圧電デバイス100の構成のうち、図2の単位圧電デバイス200と等価の構成については同一の符号を付し、また単位圧電デバイス100と同一の構成を有する単位圧電デバイスにはその符号にアルファベットを付し、重複した説明は省略する。
図1において、圧電デバイス300は、1枚の電気−機械エネルギー変換素子として作用する反強誘電性の圧電部材301(第1の区画)と、電極4を介して圧電部材301と面で接続する1枚の機械−電気エネルギー変換素子として作用する強誘電性の圧電部材302(第2の区画)と、圧電部材301の外面に接続する複数の電極3,3a,3b,3c,3d,3eと、圧電部材302の外面にあって上記複数の電極3,3a,3b,3c,3d,3eの夫々と対向する位置に接続する電極5,5a,5b,5c,5d,5eとから形成され、これらの電極で区画分けされることにより形成される複数の単位圧電デバイス100,100a,100b,100c,100d,100eはその間を接続する配線32,33,34,35,36により直列に接続する。
また、圧電デバイス300には、強誘電性の圧電部材2,2a,2b,2c,2d,2e側に不図示の加圧手段で移動体37が押し付けられている。ここで本実施例では移動体37は絶縁特性を有する材料であり、電極5,5a,5b,5c,5d,5e間に異なる電圧が発生しても電極間をショートすることが無い。
電極4は基準電位に接続され、電極3は駆動回路12に接続されて電極3と電極4の間に駆動回路12の出力電圧が印加される。この電圧は後述する反強誘電性の圧電部材の飽和電圧より大きな値の直流電圧又は飽和電圧より大きな振幅の交流電圧である。電極5,5a,5b,5c,5dは、配線を介して接続する他の単位圧電デバイスに電圧を印加する。
図1に示すように圧電デバイス300を構成することにより、外部と接続する給電端子を2つのみとする単純な構成とすることができる。
図2は、図1における圧電デバイス300を構成する単位圧電デバイスの構成を概略的に示す構成図である。図1の単位圧電デバイス100,100a,100b,100c,100d,100eは、この図2の単位圧電デバイス200と同様の構成を有している。
図2において、単位圧電デバイス200は、電気−機械エネルギー変換素子として作用する反強誘電性の圧電部材から成り、電極3(第1の電極)を有する圧電部材1(第1の区画)と、機械−電気エネルギー変換素子として作用する強誘電性の圧電部材から成り、電極5(第2の電極)を有する圧電部材2(第2の区画)と、圧電部材1及び圧電部材2と接続する電極4(第3の電極)とを備える。
図1で上述したように、電極3と電極4の間に駆動電圧が印加され、電極4と電極5の間から単位圧電デバイス100の圧電部材2が出力する電圧が出力される。電極4と電極5の間の電圧は、他の単位圧電デバイスの電極3と電極4の間に印加される。
図3は、上記非特許文献1の材料の特性を参照して模式的に表した圧電、電歪材料の電界強度に対する歪みの量(歪量)の関係を表す図で、電界強度0の歪量を0として歪量の変化を表している。実線201a,201bは点欠陥のナノ秩序の対象性という性質を用いて、可逆的な巨大電歪を発生する圧電材料の特性を示しており、点線202はPZT等の強誘電性の圧電材料の特性を示している。
図3において、実線201a,201bの特性を示す圧電部材は、非常に大きな歪みを生じることがわかるが、一定以上の電界強度で急激に歪みが増大する傾向や電界強度を0にすると歪みが元の状態に戻ること、また大きなヒステリシスを持つ特性等、特性的には反強誘電性の圧電材料と類似している。
以下の説明ではこのような特性を持つ電気―機械エネルギー変換素子として反強誘電性の圧電部材を例にとって説明するが、図2に実線201a,201bで示すような特性の電気−機械エネルギー変換素子であれば反強誘電性の圧電部材に限られるものではない。同様に機械−電気エネルギー変換素子としてPZT等の強誘電性の圧電部材とを例にとって説明するが、点線202で示すような特性の機械−電気エネルギー変換素子であればこれに限られるものではない。
図3の実線201a,201bに示すようなヒステリシス特性を示す反強誘電性の圧電部材1は、電界強度が所定の値、例えば20[kV/mm](上記非特許文献1の材料は170[V/mm])以上に大きくなるような電圧(飽和電圧)が印加されると急峻に歪みが増大する歪み特性を有すると共に、電界強度が0になると、実際には歪みが多少残る場合もあるが、歪みも実質的に0(電界強度0で毎回ほぼ同じ歪量になる)になる(言い換えれば、電界強度0でほぼ毎回同じ歪量になる)。また、反強誘電性の圧電部材1は、大きなヒステリシス特性を有する。また図3の点線202に示すようにPZT等の分極された強誘電性の圧電部材2は、電界強度に対して比例した歪み特性を有していると共に、歪に対して比例した電荷を発生する性質を持っている。
図4は、図1における単位圧電デバイスを用いた発振手段の回路図である。
電極3に対応する電極がない点を除き、図1の単位圧電デバイス100と同一の構成を有する単位圧電デバイス100’aが用いられている。従って、単位圧電デバイス100’aについては、単位圧電デバイス100の構成要素と同一の構造を有するものに「’」を付し、重複した説明は省略する。
図4において、単位圧電デバイス100と、電極3に圧電部材1’が接続する単位圧電デバイス100’aとを、電極3に対して線対称な配置で備える。
電極3は、抵抗11で基準電位に接続されると共に、直流電圧を出力する電源400と接続し、単位圧電デバイス100,100’aに電源電圧Vccを印加する。
また、電極4,4’は抵抗10で基準電位に接続されると共に、単位圧電デバイス100,100’aからの出力電圧Voutを外部に出力する。
また、電極5,5’は共に基準電位に接続されている。
図5は、図4の発振手段に電源400から印加される電源電圧Vcc及びこの電圧印加に伴い圧電デバイス300から出力される出力電圧Voutの電圧波形を示す図である。
図5において、電源400からの電源電圧Vccが電極3に印加されていない間(t0≦t<t1)は、電極3は抵抗11で、電極4,4’は抵抗10で夫々基準電位に接続されているため、圧電部材1,2,1’,2’には歪みが生じない。
次に、時間がt1で電極3へ電源400から直流の電源電圧Vccが印加されると、電極3と接触する圧電部材1,1’に電場が加えられ、図3の点線202に示す特性に従って歪む。ここで、電源電圧Vccが圧電部材2,2’の飽和電圧Vs以上のとき、図3に示したように圧電部材2,2’に大きな歪みが発生し、この歪みに応じて生じる電圧Voutを電極4,4’が出力する。
この電極4,4’から出力される電圧Voutと電極3から印加される電源電圧Vccは同極性の電圧となるように構成されているので、歪みが大きくなるに従って圧電部材1,1’に加えられている電場の大きさが小さくなり、電極4,4’の出力電圧が電源電圧Vccに近づくと加えられている電場が0に近づき圧電部材1及び圧電部材6の歪みが急に0になり圧電部材2,2’の歪みも0になる。すると、電極4,4’からに出力されていた電圧も0に近くなり、時間t2で電源400からの電源電圧Vccを電極3に印加した瞬間の状態に戻る。
これを繰り返すことで電極4,4’から出力される電圧Voutは所定の周波数で振動する交流波形となる。即ち、単位圧電部材100,100’aを図4に示すように配置し、直流の電源電圧Vccを電源400から電極3に印加するだけで所定の周波数の交流電圧を出力する発振手段が実現できる。
また、抵抗10の抵抗値を変更すると、出力電圧Voutの周波数を変化させることができる。アクティブに抵抗値を変更できる素子としては、FET、アナログスイッチと抵抗を組み合わせたもの等があり、抵抗10としてこれらいずれかの抵抗可変素子を用いれば、発振周波数を外部信号で切り替えることが可能となる。
また本実施の形態では、単位圧電デバイス100,100’aが電極3を中心に線対称に配置されているので、単位圧電デバイスの発振を対称とすることができ、電極3付近での振動を極力抑えることができ、電極3付近を支持体(不図示)に固定することで、振動の減衰を防止できる。さらに、この支持体を、電極3が兼ねるようにすれば、構成を単純にすることができる。
また本実施の形態では反強誘電性の圧電部材1,1’を強誘電性の圧電部材2,2’より内側となるよう構成したが、強誘電性の圧電部材2,2’より外側となるよう構成してもよい。これにより、強誘電性の圧電部材2,2’を両側から歪ませることができるのでより大きな歪みを発生させることできる。ここで示したように単位圧電デバイスは上述した発振手段を構成するほかにも、説明は省くが各種論理デバイスやD/A変換手段等を構成することができる。この様な機能素子としての単位圧電デバイスを図1の単位圧電デバイス100の代わりに用いれば(発振手段を利用する例を後述する図13の第4の変形例で説明する)様々なインターフェースを持った圧電デバイスを構成することができる。
図6は、図1の圧電デバイス300を構成する単位圧電デバイスの入力端子側の電極3,3a,3b,3c,3d,3eと出力端子側の電極5eに現れる電圧波形を示す図である。
図6において、まず、駆動回路12から電極3と電極4の間に出力波形600に示す飽和電圧Vs(図5)を超える駆動電圧が印加されると、大きな歪みが圧電部材1で発生して圧電部材2を歪ませる。この歪みにより、圧電部材2から電圧が出力され、この出力電圧が電極5を介して電極3aに出力される。
この電極3aでは、電極3に印加された電圧の出力波形600に対して遅れた出力波形601の電圧が印加されることにより、まず、圧電部材1aが大きく歪み、次に圧電部材2aが歪む。
同様に、電極3b,3c,3d,3eについても順に遅れた出力波形602,603,604,605の電圧が印加される。また、このようにして電極3,3a,3b,3c,3d,3e,5eに電圧波形が時間的な遅れを伴って伝播する。
図7は、図1の圧電デバイス300に発生する屈曲振動を示す図である。
図7において、各グラフは時間T1〜T12における単位圧電デバイス100,100a,100b,100c,100d,100eの入力側からみた屈曲波の位置を表している。
まず、電極3に単位圧電デバイス100の飽和電圧以上の駆動電圧を印加すると、時間T1で単位圧電デバイス100が屈曲波700に示すように歪む。この歪みに応じて出力される電圧が単位圧電デバイス100aに印加されることにより、時間T2で単位圧電デバイス100のみならず、単位圧電デバイス100aも屈曲波701に示すように歪む。その後、時間T5までの間に順に単位圧電デバイス100b,100c,100d,100eにも屈曲波702,703,704,705に示すように歪みが生じ、時間T6で、屈曲波706に示すように、全ての単位圧電デバイス100,100a,100b,100c,100d,100eが歪み大きな屈曲が圧電デバイス300上に生ずる。
この間、屈曲の振幅が増大しながら単位圧電デバイス100の位置から屈曲の波頭が圧電デバイス300の中心に向けて移動してくる。
次に電極3への駆動電圧の印加を中止すると、時間T7で単位圧電デバイス100の歪みが開放され、時間T8で単位圧電デバイス100aの歪みが開放される。その後、時間T12までの間に順に単位圧電デバイス100b,100c,100d,100eの歪みが開放される。この間、屈曲の振幅が減少しながら圧電デバイス300の中心から屈曲の波頭が単位圧電デバイス100eへ向けて移動する。
このようにして進行する屈曲波が構成され、移動体37と圧電デバイス300の接触部に生ずる進行する屈曲波の進行方向と逆方向に波頭が運動する質点の楕円運動によって移動体37が移動するので、圧電デバイス300上に大きな進行波を確実に発生させることができる。
図9は、図7の屈曲振動の変形例を示す図である。
図9において、各グラフは時間T1’〜T9’における単位圧電デバイス100,100a,100b,100c,100d,100eの入力側からみた屈曲波の位置を表している。
図7の実施の形態では、全ての単位圧電デバイスが歪んでから電極3と電極4の間への駆動電圧の印加を中止したが、本実施の形態では、図8,9に示すように、単位圧電デバイス100bが歪んだ時点(t=T3’)で駆動電圧の印加をまず中止するが、その後、単位圧電デバイス100eが歪んだ時点(t=T6’)で再度駆動電圧の印加を開始し、さらにその後、単位圧電デバイス100bが歪んだ時点(t=T9’)で再度駆動電圧の印加を中止する。
まず、時間T1’〜T3’までの間、電極3と電極4の間に駆動電圧が印加されるので、単位圧電デバイス100,100a,100b・・・は順に歪んでゆき、圧電デバイス300上に振幅を増大させながら波頭の位置を単位圧電デバイス100eの方向に移動させていく屈曲波900が現れる。
次に、時間T4’〜T6’までの間、駆動電圧の印加が中止されるので、単位圧電デバイス100,100a,100b・・・は順に歪みが開放されていき、屈曲波900は、その振幅を減少させながら波頭の位置を引き続き単位圧電デバイス100eの方向に移動させていく。
その後、時間T7’で電極3に再度駆動電圧が印加されるので、単位圧電デバイス100が歪み、第2の屈曲波901が形成され、2つの屈曲波900,901が圧電デバイス300上に現れる。時間T7’〜T9’までの間、電極3に駆動電圧が印加されるので、単位圧電デバイス100,100a,100b・・・は順に歪んでゆき、第2の屈曲波901がその振幅を増大させながら波頭の位置を単位圧電デバイス100eの方向に移動させていく。その一方、単位圧電デバイス100c,100d,100eの歪みが順に開放されていくので、最初の屈曲波900が引き続き単位圧電デバイス100eの位置に移動しながらその振幅を減少させていく。
図8,9によれば、進行波である複数の屈曲波を圧電デバイス300上に生じさせることができるので、屈曲波と移動体37との接触を常に保つことができるので安定して駆動することができる。
また本実施の形態では、移動体37を移動させるとしたが、移動体37を固定すれば圧電デバイス300を自走させることもできる。
図10は、図1の圧電デバイス300の第1の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。
本変形例における圧電デバイス300aは、図2の単位圧電デバイス200の構成と等価な構成を有する単位圧電デバイス100及びこれと同一の構成を有する単位圧電デバイスが複数用いられている。従って、単位圧電デバイス100の構成のうち、図2の単位圧電デバイス200と等価の構成については同一の符号を付し、また単位圧電デバイス100と同一の構成を有する単位圧電デバイスにはその符号にアルファベットを付し、重複した説明は省略する。
図10において、圧電デバイス300aは、電極を介して交互に配列する反強誘電性の圧電部材と強誘電性の圧電部材とから形成され、これらの電極のうち、電極4,4f,4g,4h,4i,4jの夫々は基準電圧に接続される。
また、圧電デバイス300aは、不図示の加圧手段によって弾性部材39に押し付けられた移動体37を移動させる。絶縁部材38は弾性部材39と圧電デバイス300aの電極間を絶縁している。
図10に示すように圧電デバイス300aを構成することにより、図1の圧電デバイス300において各単位圧電デバイスを直列に接続するために要した配線32,33,34,35,36を不要とすることができる。
図11は、図1の圧電デバイス300の第2の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。
本変形例における圧電デバイス300bは、図1の圧電デバイス300及びこれと同一の構成を有する圧電デバイス300’を備える。圧電デバイス300,300’は、絶縁部材38a,38a’を介して互いに不図示の加圧手段によって押し付けられており、お互いを移動体として駆動するように構成されている。
また、圧電デバイス300,300’の夫々の電極3,3’は、スイッチ40により駆動回路12との接続が切り替え可能に構成されている。
これにより、図5の圧電デバイス300は、図6,7に示すように進行する屈曲波の方向が一方向なので、移動体37の移動方向を切り替えることができなかったのに対し、図11の圧電デバイス300bは、スイッチ40で駆動電圧が印加されている電極3(電極3’)を電極3’(電極3)に切り替えるだけで、圧電デバイス300,300’の相対的な移動方向を切り替えることができる。
図12は、図1の圧電デバイス300の第3の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。
本変形例における圧電デバイス300cは、図1の圧電デバイス300の配線のみを変更したものである。従って、圧電デバイス300の構成要素と同一の構造を有するものは同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
本変形例における圧電デバイス300cは、6つの単位圧電デバイス100,100a,100b,100c,100d,100eを、駆動電流が電極に与えられたときに移動体を移動させる方向が互いに逆方向である2つのグループに分かれるように配線が接続されている。具体的には、単位圧電デバイス100,100a,100bを第1のグループとし、単位圧電デバイス100c,100d,100eを第2のグループとし、電極5と電極3a、電極5aと電極3b、電極5eと電極3d、電極5dと電極3cがそれぞれ配線部材32,33,35,34で接続されている。
また、電極3及び電極3eがスイッチ40により電源12と接続が切り替え可能に接続される。
これにより、図12の圧電デバイス300cは、印加時の屈曲波の進行方向を第1グループと第2グループで異なる方向にすることができ、スイッチ40で駆動電圧が印加されている電極3(電極3e)を電極3e(電極3)に切り替えるだけで、簡易に移動体37の移動方向を切り替えることができる。
図13は、図1の圧電デバイス300の第4の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。
本変形例における圧電デバイス300dは、図2の単位圧電デバイス200の構成と等価な構成を有する単位圧電デバイス500及びこれとと同一の構成を有する単位圧電デバイスが複数用いられている。従って、単位圧電デバイス500の構成のうち、図2の単位圧電デバイス200と等価の構成については同一の符号を付し、また図1の単位圧電デバイスと同一の構成を有する単位圧電デバイスには同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
圧電デバイス300dは、単位圧電デバイス500を発振回路とし、その出力電圧を他の単位圧電デバイス100a,100b,100c,100d,100eからなる区画に印加することによりこれらの単位圧電デバイスに歪みを生じさせるアクチュエータである。
具体的には、1枚の反強誘電性の圧電部材301と、電極4,42を介して圧電部材1と面で接続する1枚の強誘電性の圧電部材302と、圧電部材301の外面に接続する複数の電極3,3a,3b,3c,3d,3eと、圧電部材302の外面にあって上記複数の電極3,3a,3b,3c,3d,3eの夫々と対向する位置に接続する電極5,5a,5b,5c,5d,5eとから形成され、これらの電極で区画分けされることにより形成される複数の単位圧電デバイス500,100a,100b,100c,100d,100eはその間を接続する配線32,33,34,35,36により直列に接続する。
電極4は、圧電部材1,2の境界のみに位置するように配置されると共に、電極5と共に帰還回路に接続する。本実施の形態における帰還回路とは、抵抗11で基準電位と接続する接続部に、電極4及び抵抗10を介した電極5が接続することにより構成される回路であるが、電極5から出力される電圧が電極4に帰還する回路であればよく、この回路に限定されない。また、電極42は、反強誘電性の圧電部材1a,1b,1c,1d,1eと強誘電性の圧電部材2a,2b,2c,2d,2eの境界に配置されると共に、基準電位に接続し、電極3は、不図示の直流電源400と接続する。
上記配線により構成される発振回路としての単位圧電デバイス500の動作を説明する。
電極3と電極4の間にに不図示の直流電源400から駆動電圧が印加されると、まず、反強誘電性の圧電部材1が大きく歪み、これによって強誘電性の圧電部材2が大きく歪む。すると歪みに応じた正の電圧が電極5に発生し、抵抗10,11で分圧した電圧が電極4に入力される。すると、圧電部材1の歪みが開放され、これに伴い、圧電部材2の歪みが開放される。以上の動作の繰り返しにより、電極3に直流電圧を入力している間発振が継続する。
この発振回路としての単位圧電デバイス500の電極5からは交流電圧が出力されるので、電極5に配線32を介して接続する電極3aにこの交流電圧が入力されると、単位圧電デバイス100aの電極5aに屈曲波が発生し、続いて、単位圧電デバイス100b,100c,100d,100eの電極5b,5c,5d,5eにも順に屈曲波が発生する。
抵抗10,11の値や単位圧電デバイス500の大きさ等で発振周波数を変えることができるので、予め最適な周波数で発振するようにこれらの条件を設計しておけば、電極3に入力する電圧のON−OFFで移動体37に移動量の制御ができる。また、電極3へ出力される駆動電力のON−OFFの周期やデューティを可変にすれば、移動部材37を任意の移動速度で移動することができる。
このように、単位圧電デバイス500を発振手段として用いることで発振器とアクチュエータを一つにまとめた圧電デバイスを構成することができ、簡単な制御回路で制御可能なアクチュエータとなる。
図14は、図1の圧電デバイス300の第5の変形例の構成を概略的に示すブロック図であり、(a)はその平面的配置を示し、(b)はA−A面を示す。
本変形例における圧電デバイス300eは、図1の圧電デバイス300の形状のみを変更したものである。従って、圧電デバイス300の構成要素と同一の構造を有するものは同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
具体的には、圧電部材301,302は円盤であり、電極3,5はその直径が圧電部材301,302より小さい円盤状、他の電極3a,3b,3c,3d,3e,5a,5b,5c,5d,5eは、リング形状である。各電極は、圧電部材301,302と同心円上に配置されており、電極3,5からの距離が離れている電極であるほど、その電極幅は細くなっている。
図14に示すように圧電デバイス300eを構成することにより、圧電デバイス300eを電極3に駆動電圧が印加されたときにその中心から外側に向かって屈曲波が進行するスピーカとすることができる。
また、本実施の形態では屈曲波の進行方向は圧電デバイス300eの中心から外側に向かうものであったが、配線32,33,34,35,36の配線を変更し、また、電極3からでなく電極3eから駆動電圧を印加するようにすれば、その進行方向を逆にすることができる。
反強誘電性の圧電部材301は、図2で上述した所定の電圧で大きく歪む圧電部材1と等価の部材であるため、圧電デバイス300eは大きな音を確実に発生させることができる。
また、電極3に印加する電圧を飽和電圧Vs以上にすると、各単位圧電デバイスに大きな歪みが次々と伝播することにより、進行波である大きな屈曲波を形成することができ、圧電デバイス300eを構成する円盤全体が大きくたわむ低周波振動を発生させることができる。一方、反強誘電性の圧電部材301に飽和電圧Vsに比べて比較的小さい電圧を駆動電圧として印加すると、駆動電圧を印加した中心の単位圧電デバイスのみがたわむ高周波振動を発生させることができる。このように、駆動電圧の大きさで振動する領域の広さを変化させることができるので、広帯域の周波数の音を発生させることができる。
また、上記の実施の形態では説明を容易にするために、図2に示すヒステリシス特性を備えた反強誘電性材料からなる圧電部材と、強誘電性材料からなる圧電部材とを隣接させた電圧変換素子を例にあげて説明を行ってきたが、上述したように、一方の部材が電気−機械エネルギー変換素子であって他方の部材が機械−電気エネルギー変換素子であれば、必ずしも上記の圧電部材で構成される必要はない。
なお、上記非特許文献1で述べられている点欠陥電歪材料は、従来の反強誘電性の圧電材料と同じヒステリシス特性(電界強度に対する歪み量の特性)を有するが、従来の一般的な反強誘電性の圧電材料と比較して数十〜百分の位置の電界強度で同等の歪みを発生することが可能である。そのため、低電圧で大きな歪みを発生する圧電部材が利用できるようになり、様々な用途への適用が検討されるようになってきた。
なお、これらの電圧変換素子は、電圧変換素子を構成する圧電部材に発生する歪みが大きいがゆえに、歪みによる電極の剥離や破断に対する対策が必要になる。本発明は電気―機械エネルギー変換素子である反強誘電性の圧電部材にて大きな歪みを発生させ、これに隣接する機械−電気エネルギー変換素子である強誘電性の圧電部材で電圧に変換するため、この隣接の界面に大きな応力がかかる可能性がある。そこで界面の応力を緩和する方法について、以下に例をあげる。
まず一つ目の方法として、界面の電極を複数の領域に分け、複数の領域を互いに適当な距離をおいて配置する方法がある。複数の領域が界面に平行に配置されることにより、電気力線の界面と平行となる方向の成分が大きくなる。厚さ方向の電界で厚さが増加する方向の歪みが生じる場合、ポアソン比分の収縮が厚さ方向と直行する方向に働くが、ここで電気力線が厚さ方向と直行する界面と平行な方向の成分を設けることで、厚さ方向と直行する方向へ伸張する歪みが加わり、界面と平行な方向の歪みを緩和することができる。この方法は歪みの伝達率を変えることになるので、上記電圧変換素子のゲイン調整に使うことも可能である。
二つ目の方法として、圧電部材と電極の接触面に生じた細かい凹凸を高誘電率あるいは導電性のゲルで満たす方法がある。この場合、歪みを効率的に伝達するために電圧変換素子に圧力をかける必要がある。
三つ目の方法として、電極自体にやわらかい材質を用いる方法がある。
これらのような工夫を施すことで、電圧変換素子を破損させることなく実用化することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る圧電デバイスの構成を概略的に示すブロック図である。 図1における単位圧電デバイスの構成を概略的に示すブロック図である。 非特許文献1に記載の点欠陥のナノ秩序の対象性という性質を用いて、可逆的な巨大電歪を有する圧電部材及び強誘電性の圧電部材の歪み特性を模式的に示す図である。 図1における単位圧電デバイスを用いた発振手段の回路図である。 図4の発振手段に電源から印加される電源電圧Vcc及びこの電圧印加に伴い圧電デバイスから出力される出力電圧Voutの電圧波形を示す図である。 図1の圧電デバイスを構成する単位圧電デバイスの入力端子側の電極と出力端子側の電極に現れる電圧波形を示す図である。 図1の圧電デバイスに発生する屈曲振動を示す図である。 図7の屈曲振動の変形例を圧電デバイスに与える電圧の出力波形を示す図である。 図7の屈曲振動の変形例を示す図である。 図1の圧電デバイスの第1の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の圧電デバイスの第2の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の圧電デバイスの第3の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の圧電デバイスの第4の変形例の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の圧電デバイスの第5の変形例の構成を概略的に示すブロック図であり、(a)はその平面的配置を示し、(b)はA−A面を示す。
符号の説明
1 反強誘電性の圧電部材
2 強誘電性の圧電部材
3,4,5 電極
12 駆動回路
32,33,34,35,36 配線部材
37 移動体
38 絶縁部材
39 弾性体
40 スイッチ
100 単位圧電デバイス
300 圧電デバイス

Claims (12)

  1. 印加電圧の変化に対する歪み量の変化の比が異なる第1及び第2のエネルギー変換素子を有し、
    加電の変化に対する歪み量の変化の比前記第2のエネルギー変換素子より大きな前記第1のエネルギー変換素子から成り第1の電極を有する第1の区画と、前記第2のエネルギー変換素子から成り第2の電極を有する第2の区画と、前記第1の区画及び前記第2の区画と接続する第3の電極とを備える単位圧電デバイスを直列に複数接続する圧電デバイスであって、
    前記第2のエネルギー変換素子は歪み量に比例した電荷を発生し、
    電圧が前記単位圧電デバイスのうちの第1のデバイスの前記第1の電極と前記第3の電極の間に印加されたときに、当該第1のデバイスの前記第1の区画を歪ませ、その歪みに応じて前記第1のデバイスの前記第2の区画を歪ませ、その歪みに応じて前記第2の区画で電荷を発生させて前記第2の電極と前記第3の電極の間電圧を出力することを特徴とする圧電デバイス。
  2. 前記第1の区画は印加電圧に応じた歪み量がヒステリシス特性を有する圧電部材からなり、前記第2の区画は歪み量に応じた出力電圧が比例特性を有する圧電部材からなることを特徴とする請求項1記載の圧電デバイス。
  3. 前記単位圧電デバイスから成る機能素子を一体に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記機能素子は発振手段を構成したことを特徴とする請求項3に記載の圧電デバイス。
  5. 前記複数の単位圧電デバイスは、前記第1の区画の外面に接続する複数の前記第1の電極と、前記第2の区画の外面にあって前記第1の電極の夫々と対向する位置に接続する複数の前記第2の電極と、第1の区画と第2の区画の間に設けられた第3の電極と、が形成され、
    配線により、前記第1のデバイスの前記第2の電極と第3の電極の間の電圧を、前記単位圧電デバイスのうちの前記第1のデバイスとは異なる第2のデバイスの前記第1の電極と前記第3の電極との間に印加することを特徴とする請求項1又は2記載の圧電デバイス。
  6. 前記複数の単位圧電デバイスは、電極を介して交互に配列する前記第1の区画と前記第2の区画とから形成され、前記電極のうち、前記第3の電極は電圧を外部に出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の圧電デバイス。
  7. 前記第1のデバイスの前記第1の区画に印加する直流電圧或いは交流電圧の振幅は前記第1のエネルギー変換素子による前記第1の区画の歪みがほぼ飽和する飽和電圧以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
  8. 前記第1のデバイスの前記第1の区画に印加する直流電圧をON−OFFする周期を制御する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
  9. 前記第1のデバイスの前記第1の区画に印加する直流電圧のデューティを制御する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
  10. 前記請求項1乃至のいずれか1項に記載の圧電デバイスを用いることを特徴とするアクチュエータ。
  11. 前記請求項1乃至のいずれか1項に記載の圧電デバイスを用いることを特徴とするスピーカ。
  12. 前記圧電デバイスを同心円上に配置することを特徴とする請求項11記載のスピーカ。
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