JP4531950B2 - 眼科用測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照射位置測定装置に係り、特に、測定対象物の形状とその移動及び測定対象物に対する光束照射位置を非接触で測定する照射位置測定装置に関するものである。本発明は、例えば、レーシック手術等の眼科手術、その他の手術、また、生体以外の適宜の対象物について、照射位置を測定・制御することを対象とする。
【0002】
【従来の技術】
従来は、照射位置の測定に関し、測定対象物(例えば、眼球等の生体)の動きを測定する対象物にマーキングを施し、その動きを連続的にモニターすることで対象物の動きを測定する方法があった。また、マーキングを非接触で光学的に1次元測定する方法、あるいはそれらの方法を組み合わせることで3次元移動を測定する方法がとられてきた。また、一般に、対象物が光学的粗面をもつ物体である場合、非接触でその形状や変位を光学的測定する方法としてスペックル干渉測定やモアレ縞投影法などが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように、生体などを対象物とした場合、マーキングは生体に少なからず影響する。また、従来、対象物に非接触で、簡単な構成で三次元計測を高速で行うことがむずかしかった。さらに、従来、反射率の異なる境界面では、位置測定の誤差が必ずしも小さくはなかった。
【0004】
本発明は、以上の点に鑑み、測定対象物に変位測定用として新たにマーキングを施さずに、非接触で形状・変位・照射位置を測定することができる照射位置測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、照射光を照射する測定対象物の形状・位置について、干渉光により反射率境界面での誤差を小さくして正確に測定することを目的とする。本発明は、対象物の形状を時間経過により測定することで、対象物の動き及び変位量を測定することを目的とする。また、本発明は、照射光の照射位置を測定して照射光の位置制御することを目的とする。さらに、本発明は、必要に応じて照射光を所定の同一位置に照射するように自動追尾制御することを目的とする。
【0005】
また、対象物を光学的に測定する場合、その表面が光学的に粗面な場合と滑らかな場合で測定する方法が異なってくるが、本発明は、特に、表面が光学的粗面である物体又は生体に適する照射位置測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の解決手段によると、
第1波長の第1光束を発する第1光源部と、第2波長の第2光束を発する第2光源部とを有し、上記第1及び第2光束を出射する測定光源系と、
上記測定光源系からの上記第1及び第2光束それぞれを参照面に向かう参照光束と測定対象物に向かう測定光束とに分離するビームスプリッタと、上記参照光束を反射する参照反射鏡と、上記測定光束が測定対象物から反射された反射測定光束と上記参照光束が上記参照反射鏡で反射された参照反射光束とを干渉させた干渉光束を受光して第1受光信号を形成する第1受光部と、を有する測定光学系と、
上記第1光束により形成された上記第1受光信号と、上記第2光束により形成された上記第1受光信号との差分から測定対象物形状を示す濃淡パターンを抽出し、その濃淡パターンから測定対象物の形状及び位置変化を示す対象物信号を形成する画像処理及び制御部と、
上記測定対象物を部分的に照明する第3光束を発する第3光源を有する照明光学系と
を備え、
上記第3光束は手術用のガイド光束又は手術用のレーザ光束であり、
上記第1受光部は上記第3光束が測定対象物から反射された第3反射光束を受光し、
さらに、
上記第3光束が測定対象物から反射された第4反射光束を受光し、第4反射光束が含まれる測定対象物像を示す第2受光信号を形成する第2受光部を有する対象物モニタ系を備え、
上記画像処理及び制御系は、上記求めた測定対象物の位置変化に基づき、上記第2受光信号に形成された測定対象物像の表示位置を補正することを特徴とする眼科用測定装置を提供する。
【0007】
また、本発明においては、さらに、第3光束が測定対象物から反射された第3反射光束を受光し、第3反射光束が含まれる測定対象物像を示す第2受光信号を形成する第2受光部を有する対象物モニタ系を備え、
【0008】
上記画像処理及び制御系は、上記対象物モニタ系からの第2受光信号に基づき、求めた測定対象物の位置変化に応じて、測定対象物の表示位置を補正することをひとつの特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1は、本発明に関する照射位置測定装置の第1の実施の形態の構成図である。同図はスペックル干渉縞の変化より対象物の3次元的移動量を測定し出力する実施の形態を示している。以下に、本発明を眼科用のレーザ手術装置に適用した実施の形態について説明を行う。
【0010】
この実施の形態では、変位・形状のための測定光源系100、変位・形状のための測定光学系200、照明光学系300、対象物モニタ系400、画像処理及び制御系600を備える。図中、測定対象物500は、一例として、眼球等の球状の生体が示される。
【0011】
変位・形状のための測定光源系100は、第1のLD1、第1のレンズ2、第1の光スイッチ3、第1のファイバ4、第1の変調器5、第2のLD6、第2のレンズ7、第2の光スイッチ8、第2のファイバ9、第2の変調器10、ファイバカプラ11、第3のファイバ12、第3のレンズ13を備える。
【0012】
第1のLD1は、波長λ1を出力する光源であり、例えば、レーザダイオード(LD)等が用いられる。第1のレンズ2は、第1のLD1の光を集光する。第1のファイバ4は、第1のレンズ2で集光された光が入射する。第1の光スイッチ3は、第1のレンズ2と第1のファイバ4の間に配置され、第1のLD1の出力光を通過又は遮断する。第1の変調器5は、第1の光スイッチ3のドライバである。一方、第2のLD6は、波長λ2を出力する。第2のレンズ7は、第2のLD6の光を集光する。第2のファイバ9は、第2のレンズ7で集光された光が入射する。第2の光スイッチ8は、第2のレンズ7と第2のファイバ9の間に配置され、第2のLD6の出力光を通過又は遮断する。第2の変調器10は、第2の光スイッチ8を駆動する。なお、波長λ1とλ2は、例えば、やや異なる800nm前後のもの等を用いることができる。ファイバカプラ11は、第1のファイバ4と第2のファイバ9を結合し、第3のファイバ12に導く。第3のレンズ13は、第3のファイバ12の出力光を平行光にする。
【0013】
変位・形状のための測定光学系200は、第1のビームスプリッタ14、第1のミラー15、バンドパスフィルタ16、第4のレンズ17、エリアセンサ18を備える。
第1のビームスプリッタ14には、測定光源系100の第3のレンズ13から出力された平行光が入射される。第1のミラー15は、第1のビームスプリッタ14で分けられた光を反射する。バンドパスフィルタ16は、特定の波長を透過する。特定の波長の例については、後述する。第4のレンズ17は、測定対象物500及び第1のミラー15から、第1のビームスプリッタ14を経て入射された光を集光する。エリアセンサ18は、第4のレンズ17で集光された光を撮影する。
【0014】
照明光学系300は、手術用レーザ光源19、第5のレンズ20、第3のLD21、第3のLD21のドライバ22、ガイド光を反射するミラー23、ダイクロミラー24、反射ミラー25、凹面鏡26、第2のビームスプリッタ27を備える。
【0015】
手術用レーザ光源19は、例えば、紫外光(193nm)のエキシマレーザ等の適宜の高出力レーザである。第5のレンズ20は、手術用レーザ光源19から出射された手術用レーザ光を測定対象物500の表面に集光し、画像処理及び制御系600により集光位置を調整する機構を具備する。第3のLD21は、手術用レーザ光源19の位置調整をするための第3の波長λ3のガイド光(例えば、近赤外光)を出射する。ダイクロミラー24は、手術用レーザ光とガイド光を混合するもので、例えば、紫外光を透過し、近赤外光を反射する。反射ミラー25は、画像処理及び制御系600により反射方向を変化する機構を具備する。
【0016】
具体的な波長例は次の通りとする。第1の波長λ1=790nm、第2の波長λ2=810nm、第3の波長λ3=780nm、等高線間隔 λ1λ2/(λ2−λ1)=32μm、等。
対象物モニタ系400は、第6のレンズ28、CCDカメラ29を備える。第6レンズ28は、測定対象物500上の光を集光する。CCDカメラ29は、第6のレンズ28で集光した光を撮影する。
【0017】
画像処理及び制御系600は、変位・形状測定系の画像処理装置30、CCD画像処理及び手術計画出力装置31、画像表示ディスプレイ32、レーザ(ガイド光及び手術用レーザ)の光軸・焦点制御駆動装置33を備える。画像処理及び制御系600の詳細は後述する。
【0018】
以下に、測定光源系100、測定光学系200、照明光学系300、対象物モニタ系400、画像処理及び制御系600の動作について説明する。
【0019】
まず、測定光源系100の動作を、以下に説明する。
第1の波長λ1の第1のLD1は、第1のレンズ2で集光され、第1の光スイッチ3を通り第1のファイバ4へ入射する。同様に第2の波長λ2の第2のLD6は、第2のレンズ7で集光され、第2の光スイッチ8を通り第2のファイバ9へ入射する。2つの光は、ファイバカップラ11で第3のファイバ12に導かれる。ここで、第1及び第2の光スイッチ3及び8は、第1及び第2の変調器5及び10でON−OFF制御される。これにより、一定周期又は、適宜のタイミングで波長λ1とλ2の光が交互に第3のファイバ12から出力される。第3のファイバ12の出力光は、第3のレンズ13で平行光になる。この平行光が変位の形状測定のための測定光源となる。
【0020】
つぎに、測定光学系200の動作を以下に説明する。
変位・形状のための測定光源系100の第3のレンズ13から出射された測定用平行光は、第1のビームスプリッタ14で分割され、一方は測定対象物500入射する。測定対象物500の表面は光学的な粗面であるため、その表面で光は散乱する(散乱光)。第1のビームスプリッタ14で分割された平行光の他方は、第1のミラー15へ入射し、そこで、反射する(反射光)。測定対象物500による散乱光及び第1のミラー15による反射光は、第1のビームスプリッタ14を介しバンドパスフィルタ16を透過し、レンズ17で集光され、エリアセンサ18上で干渉してスペックルパターンを形成する。エリアセンサ18で検出された光は、電気信号に変換され、画像信号となる。ここで、バンドパスフィルタ16は、例えば、波長λ1、λ2及びλ3を透過し、他の波長を透過しない又は透過しにくい特性とする。また、エリアセンサ18の絞りは、光量が弱すぎない程度にできるだけ絞ってスペックルサイズを大きくしておくとよい。エリアセンサ18で検出された画像信号は、画像処理及び制御系600の画像処置システム30で画像処理及び対象物の変位・形状が計算される。なお、実施の形態では、スペックル干渉について説明するが、これに限らず本発明は、ホログラフィ、モアレ干渉等の適宜の干渉を適用することができる。
【0021】
つぎに、照明光学系300の動作を以下に説明する。
照明光学系300による照明光としては、手術用レーザ光源19(例えば、紫外域)及びガイド用レーザ21(例えば、近赤外域)がある。手術用レーザ光源19の出力ビームは焦点距離微調整用の第5のレンズ20を通り、ダイクロミラー24へ入射する。ガイドレーザとしての第3のLD21の出力ビームは、ミラー23で反射され、ダイクロミラー24に入射する。ここで、ダイクロミラー24は、一例として、紫外光は透過し近赤外光は反射する。ダイクロミラー24により手術用レーザビームとガイド光は混合され、同軸方向に進行する。つぎに、照明光は反射ミラー25、凹面鏡26、第2のビームスプリッタ27を反射し、測定対象物500を照明する。ここで、反射ミラー25はレーザスポット位置が凹面鏡の焦点となるように配置し、また、反射ミラー25にはレーザスポット位置(凹面鏡焦点)を中心に傾けられるような調整機構がついている。なお、第5のレンズ20及び反射ミラー25は光軸・焦点制御駆動装置33により調整・制御される。これにより、反射ミラー25による反射方向の変化が、凹面鏡26により平行シフトに変換され、測定対象物500上の照明位置を制御できる。
【0022】
つぎに、対象物モニタ系400の動作を説明する。
照明光及び測定対象物500上の散乱光は、第6のレンズ28で集光され、CCDカメラ29上に像を作り、広いエリアを2次元で撮影する。CCDカメラ27による撮影画像は、画像処理及び制御系600の画像処理部31へ出力される。
【0023】
つぎに、画像処理及び制御系600の動作について説明する。画像処理及び制御系600の動作としては、主に、信号・画像処理、画像表示位置制御、照明光の照射位置制御があり、以下順に説明する。
ここで、使用される記号について説明する。
P1は、第1のLD1の点灯に同期して測定されたエリアセンサASの画像である。
P2は、第2のLD6の点灯に同期して測定されたエリアセンサASの画像である。
P3は、第3のLD21の点灯に同期して測定されたエリアセンサASの画像である。
Pは、連続する画像P1と画像P2との差分のスペックル画像である。
Qは、Pを空間LPFで変換したノイズの少ない等高線画像。
Mは、Qを手術計画マップと同じ座標に変換したデータ。
M_nomは、手術計画書の物体形状情報。
Rは、2枚の等高線画像Qの差分。
ΔCNは、干渉縞の中心あるいは物体の最も高い位置。
ΔXは、物体のX方向変位。
ΔYは、物体のY方向変位。
ΔZは、物体のZ方向変位。
ΔX‘は、物体のX‘方向(CCD座標系)変位。
ΔY‘は、物体のY‘方向(CCD座標系)変位。
LD3_ASは、ASで測定した第3のLD21のビームスポット位置。
LD3_AS‘は、LD3_ASを手術計画マップの座標系に変換したもの。
LD3_AS“は、LD3_ASをCCD座標系に変換したもの。
LD3_CCDは、CCDで測定した第3のLD21又は、手術用レーザ光源19のビームスポット位置。
LD3_CCD‘は、LD3_CCDを変位補正したもの。
LD3_nomは、手術計画で指定された第3のLD21又は、手術用レーザ光源19のビームスポット位置。
P_CCDは、CCDで撮影された画像
P_CCD‘は、P_CCDを切りだし変位補正した画像。
X_nomは、LD3_nomのX座標をミラー駆動信号に変換した信号。
Y_nomは、LD3_nomのY座標をミラー駆動信号に変換した信号。
Z_nomは、LD3_nomのZ座標をレンズ駆動信号に変換した信号。
ΔX_eyeは、ΔXをミラー駆動信号に変換した信号。
ΔY_eyeは、ΔYをミラー駆動信号に変換した信号。
ΔZ_eyeは、ΔZをレンズ駆動信号に変換した信号。
STOPは、手術用レーザ光源19をロックする信号。
ONは、手術用レーザ光源19が点灯していることを示す信号。
ON−OFFは、手術計画に基づく手術用レーザ光源19の点灯制御信号。
TR_1は、AS座標をCCD座標に変換するための変換関数。
TR_2は、LD3_nomをレンズ、ミラー駆動信号に変換するための変換関数。
TR_3は、ΔX、ΔY、ΔZをレンズ、ミラー駆動信号に変換するための関数。
TR_4は、AS座標を手術計画座標に変換するための変換関数。
ER1は、LD3_AS“とLD3_CCD‘の誤差を表すエラー信号で、これにより、主にAS座標とCCD座標の変換の正誤が判断できる。
ER2は、LD3_nomとLD3_ASの誤差を表すエラー信号で、これにより、第3のLD21又は、手術用レーザ光源19の光の変位用ミラー駆動と実際の変位との一致度が判断できる。
ER3は、LD3_nomとLD3_AS‘の誤差を表すエラー信号で、これにより、物体の変位を補正して物体上の目的の位置に第3のLD21又は、手術用レーザ光源19の光が照射されているかが判断できる。
ERMは、MとM_nomの誤差を表すエラー信号。
【0024】
[信号・画像処理]
図2に、スペックル画像から移動量を抽出する画像処理の一例についてのフローチャートを示す。また、図3に、処理画像の説明図を示す。以下、これらの図を参照して説明する。
この処理は、主に、連続する波長λ1とλ2の2枚のスペックル画像より形状マップを求める処理(S10)と、2枚の形状マップからその間の変位を計算する処理(S20)を含む。
【0025】
まず、初期設定・作業により、測定対象物500の配置、各種パラメータの設定等を行う(S101)。つぎに、形状マップ(等高線)を作る形状測定処理(S10)を説明する。エリアセンサで撮影された画像をλ1、λ2、λ3のON−OFF信号に同期して読み込む(S103)。これらの画像をそれぞれ画像P1(N)、P2(N)、P3(N)とする。このときの画像P1(N)、P2(N)は図3aのようなスペックルパターンである。画像P3(N)は、照明光λ3のスポット位置の画像である。この信号処理について詳細に説明すると、前述のように測定光源系100から出射された測定光源は、周期的に波長λ1とλ2の光を放出している。また、同時に照明光学系300からの波長λ3の照明光も周期的(或いは連続的)に対象物を照明している。エリアセンサ18で検出された画像は画像処理システム30に送信される。画像処置システム30は波長λ1、λ2のON−OFFに同期して波長λ1のスペックル画像及び波長λ2のスペックル画像を交互に読み込む。ここで、読み込みのサイクルは測定対象物500の変位が無視できるほど早い速度で繰り返され、連続したλ1とλ2のスペックル画像P1,P2の時間差は無視でき、両者は同時とみなすことができる。なお、スペックル干渉縞の測定を行う際、2つのスペックル画像は同時に撮影するか、あるいは2つの画像の測定時刻の差が対象物体の変化速度に比べ無視できるほど短い必要がある。つまり、測定対象物体の変位が早いほど高速処理が必要となる。
【0026】
つぎに、この2枚のスペックル画像P1(N)、P2(N)の差分をとるとスペックル干渉縞が現れる(S105)。この縞は対象物体の等高線をあらわし、その間隔は、λ1λ2/(λ1−λ2)である。
これを画像P(N)とおく(P(N)=P2(N)−P1(N))。画像P(N)は図3bのようなスペックル干渉縞である。つぎに、このスペックル干渉画像P(N)をローパスフィルタ(LPF)で2階調あるいはそれ以上の濃淡エリアに分ける。この画像Q(N)を、図3cに示す。この濃淡の縞が等高線を示している。また、同時に表面形状マップM_AS(X、Y、Z)も作成する。また、つぎに画像P3(N)よりガイド光のスポット位置LD3_AS(X、Y、Z)を求める(S107)。そして、画像Q(N)の縞の中心点(或いは基準となる任意の点)CN(X、Y)を決定する(S109)。
【0027】
つぎに、対象物の移動方向・移動量(変位)の測定についての一例(S20)を説明する。まず、スペックル干渉画像の差 Q(N)−Q(N−1) を求め、これを画像R(N)とする(S111)。画像R(N)の例を図3d、h及びfに示す。グレー部はプラス、黒部はマイナスである。画像R(N)のデータより干渉縞の中心を通る直線lnを複数本取り出す。抜き出したln上のデータを図3e、i及びgに示す。このデータより縞の動きがわかる。図3eは縞が左へシフトしていることを示し、図3iは上下運動していることを示す。また、図3gの場合、非対称性より上下移動と左右移動が重なっていることを示す。移動量はグレー及び黒の領域の大きさから求まり、縞の間隔が λ1λ2/(λ1−λ2) と決まっているため、移動量の絶対値が求まる(S113)。これを繰り返し行い比較することで、例えば、図の左右方向・上下方向・斜め方向(2通り)の4方向或いはそれ以上で行うことで、測定対象物500の変位量ΔX,ΔY,ΔZに対する変位を求める。
【0028】
つぎに、この変位量ΔX,ΔY,ΔZ及びガイド光のスポット位置LD3_AS(X、Y、Z)を出力する(S115)。変位量ΔX,ΔY,ΔZは、手術用レーザ光のスポット位置の制御用及び対象物表示画像の位置補正用として用いられる。ガイド光のスポット位置LD3位置情報は、その制御状況のモニタ用として用いられる。以上の処理の結果、終了条件を満たしていれば、処理を終了し、満たしていなければ、ステップS103に戻り処理を繰り返す。
【0029】
[画像表示位置制御]
まず、画像の表示位置制御について説明する。
画像の表示位置制御は、主に、CCDカメラ29で撮影した動いている測定対象物500の画像の一部を、あたかも静止しているかのようにモニター32に表示する制御である。そのための構成は、特に、CCDカメラ29、画像処理部31、モニター32を含む。
【0030】
図4に、画像処理部31における画像処理についてのフローチャートを示す。また、図5に、CCD画像の説明図を示す。CCDカメラ29は、図示のように測定対象物500の画像を広範囲に撮影している。その画像データは、CCDカメラ29から画像処理系31へ送信される。送られてきた画像は、図5のエリア51のように広範囲な画像である(S401)。ここで、CCD画像から第3のLD21によるガイド光のスポット位置53(LD3_CCD)を求める(S403)。つぎに、このガイド光スポット位置LD3_CCDを含む任意の大きさのエリア52を切り出す(S405)。つぎに、変位測定系で測定した変位信号ΔX、ΔY、ΔZ及びLD3_AS(X、Y)を読み込む(S407)。そして、変位データより画像位置を補正する(S409)。このとき、補正画像P_CCD‘と同時にスポット位置LD3_CCDも補正される。これをスポット位置LD3_CCD‘とする。この補正画像P_CCD‘及びスポット位置LD3_AS“をモニター上に表示する。
【0031】
以上のような、画像補正により、対象物の動きに伴う画像のぶれを抑制することができ、あたかも静止画像のように見える。
【0032】
[照明光の照射位置制御]
つぎに、照明光学系300の制御について説明する。
手術用レーザ光の照射位置は、測定対象物500の形状を目的の形状にするための手術計画(ノモグラム)に基づきあらかじめプログラムされている。これに対し、測定対象物500は常に動いているためこの変位を補正するように照射光の位置を調整する必要がある。前述のように照明光(第3の光源)としてはガイド照明光(第3のLD21)と手術用照明光(手術用レーザ光源19)がある。ガイド光と手術用照明光との光軸は等しく調整されており、ガイド光の位置をモニタしながら手術用照明光の位置調整を行う。
【0033】
以下に、照明光の位置制御について詳細に説明する。
図6に、照明光学系の制御システムの詳細な構成図を示す。制御システムは、大きく分けて、変位・形状測定系の画像処理装置30、CCD画像処理及び手術計画出力装置31、レーザ(ガイド光及び手術用レーザ)の光軸・焦点制御駆動装置33を備える。以下に、これら各装置について詳細に説明する。
【0034】
まず、変位・形状測定系の画像処理装置30について説明する。エリアセンサAS18で測定された画像データP1、P2、P3は、画像処理及び制御系600の画像処理装置30に入力される。画像P1、P2は、等高線作成器30−2で等高線Qに変換され記録される。つぎに変位計算器30−3で連続するあるいは周期的にサンプルされた2つの等高線画像より、その間の物体の移動量ΔX、ΔY、ΔZを計算し出力する。一方、画像P3は、LD3位置抽出器30−1で位置情報に変換される。変換器(3)30−4は、等高線を形状変換し、それにガイド先の位置LD3_ASを重ねてM_ASを求め出力する装置である。
【0035】
つぎに、CCD画像処理及び手術計画出力装置31について説明する。この系は大きく分けて画像処理系と手術計画系がある。CCD画像は、画像補正器31−4で、変位データΔX‘、ΔY‘をもとに静止画像P_CCD‘に変換される。変位データΔX‘、ΔY‘は、画像処理装置30から出力されたデータを、座標変換器(TR_1)31−3で、ASの座標からCCD座標に変換されたものである。また、座標変換器に関してのTR_1は、その変換関数を示し、比較器31−5は、変換関数TR_1を校正するための正誤判断器である。また、ノモグラム31−1は、用意された手術計画を出力する装置である。比較器31−2は、ガイド光位置が手術計画通りかどうか判断する装置である。
【0036】
つぎに、照明光制御・駆動系33について説明する。この装置は、手術計画で決められた測定対象物500上の位置に照明光(手術用レーザ及びガイド光)を移動するための反射ミラー25及びレンズ20を移動するための装置である。変換器(TR_2)33−2は、CCD画像処理及び手術計画出力装置31から出力された手術計画LD3_nomを変換関数TR_2によりミラーレンズ駆動信号X_nom、Y_nom,Z_nomに変換・出力する。変換器(TR_3)33−1は、変位計測装置30で測定された対象物の変位ΔX、ΔY、ΔZをミラー・レンズ位置補正信号ΔX_eye、ΔY_eye、ΔZ_eye変換・出力する装置で、TR_3はその変換関数である。加算器33−3は、変換器33−1及び33−2から出力された信号を重ね合わせ反射ミラー25及びレンズ20へ出力する装置である。
【0037】
つぎに、制御動作の例についてフローチャートを用いて説明する。処理は、大きく分けて校正処理と制御処理があり、校正処理終了後、制御処理を開始し、制御処理が上手く行かない場合、再校正を行う流れになっている。図7に、校正処理についてのフローチャート、図8に、制御処理についてのフローチャートをそれぞれ示す。
【0038】
(TR_4校正)
変換関数TR_4は、実測の物体形状と手術計画の座標を一致させるための変換関数であり、以下のように求められる。
初めに物体形状M_ASを測定する(S201)。物体形状M_ASと手術計画書M_nomと比較し形状サイズ、位置を比較する(S203)。物体形状M_ASと手術計画書M_nomのサイズ、位置が許容誤差σより大きい場合(S205)、物体形状M_AS作成時の変換関数TR_4の倍率、位置を修正する(S207)。この作業を何度か繰り返し物体形状M_ASと手術計画書M_nomの誤差ER_Mが許容量σ以内になれば(S205)、変換関数TR_4の校正を終了する。
【0039】
(TR_2校正)
変換関数TR_2は、手術計画に基づいた照明光のスポット位置LD3_nomをミラーレンズ位置制御信号に変換する変換関数であり、以下のように求められる。
【0040】
まず、第3LD21によるガイド光LD3を点灯する(S209)。つぎに、手術計画に基づいた照明光のスポット位置LD3_nom(TestN)をミラーレンズ駆動信号に変換し、TestN位置にレーザを照射する。
また、照射位置LD3_ASをエリアセンサASで計測する(S211)。照射位置LD3_ASとスポット位置LD3_nom(TestN)を比較・記録する(S211)。比較一回目は変換関数TR_2の原点調整を行い次の位置へ進む。比較N回目の場合は誤差ER_2が許容誤差σより大きい場合(S213)、変換関数TR_2の倍率などを校正する(S215)。この作業を複数回繰り返し、誤差ER_2が許容誤差σ以下になれば変換関数TR_2の校正を終了する。
【0041】
(TR_3校正)
変換関数TR_3は、変位データに基づいて照明光のスポット位置を補正するためのミラーレンズ位置制御信号に変換する変換関数であり、以下のように求められる。
まず、位置データLD3_nomを任意の点に固定し、照射位置の制御を開始する(S217)。変位データΔX、ΔY、ΔZを変換関数TR_3で補正信号ΔX_eye、ΔY_eye、ΔZ_eyeに変換し、ミラーレンズ位置を対象物の変動に応じて補正する(S219)。つぎに、照射位置LD3_ASをエリアセンサASで測定し、変換関数TR_4で物体上位置LD3_AS‘に変換し、位置LD3_AS‘とLD3_nomを比較する(S221)。誤差ER_3が、許容誤差σより大きい場合(S223)、変換関数TR_3の倍率などを校正する(S225)。この作業を複数回繰り返し、誤差ER_3が許容誤差σ以下になれば(S223)、変換関数TR_3の校正を終了する。
【0042】
(TR_1の校正)
変換関数TR_1は、任意のサイズに切りだされたCCD画像を物体の変位に追従して補正し、静止画像化する際の物体変位をAS座標からCCD座標に変換するための変換関数であり、以下のように求められる。
【0043】
まず、CCD画像静止化制御が開始されると(S227)、物体変位ΔX、ΔY、ΔZをCCD座標の変位ΔX‘、ΔY‘に変換する(S229)。CCD29で検出した前眼部画像をガイド光LD3のスポット位置を含む任意の表示範囲に切り出し、対象物変位ΔX‘、ΔY‘をもとに静止画像P_CCD‘に変換する。そして、画像上のガイド光LD3の照射位置LD3_CCD‘とCCD座標に変換された照射位置LD3_AS“を比較する。誤差ER_1が許容値σを超える場合(S233)、座標変換関数TR_1を校正する。
【0044】
以下のようにして、変換関数TR_1、TR_2、TR_3、TR_4の校正が実行される。
(制御)
つぎに、図8を参照して、手術計画に基づく測定対象物の加工処理について説明する。
ノモグラムに基づく手術が開始されると(S301)、ノモグラムに基づきプログラムされたn番目の工程の位置データLD3_nom(n)、n=1~n_maxを変換器2(TR_2)33−2でミラー、レンズの駆動信号ΔX_nom、ΔY_nom、ΔZ_nomに変換する。一方、測定された対象物の変位ΔX、ΔY、ΔZは、変換器1(TR_3)33−1で補正信号ΔX_eye、ΔY_eye、ΔZ_eyeに変換される。手術予定の信号と補正信号は加算され反射ミラー25及び/又はレンズ20の駆動信号として出力される。これにより照明光は正しい手術位置に移動する(S303)。
【0045】
物体上位置LD3_AS‘(実測1)と位置データLD3_nom(予定)の誤差信号ER_2が一定範囲以上なら(S305)、手術用レーザ光源19をロックする(S309)。また、照射位置LD3_CCD‘(実測2)と位置データLD3_nom(予定)の誤差信号ER_3が一定範囲以上なら(S307)、手術用レーザ光源19をロックする(S309)。ステップS309で一定期間(t-max)ロックされている場合(S311)、ステップS102に戻り、再校正される。一方、ロックされている時間が一定時間以下の場合、ステップS303から処理を実行する。ステップS305及びS307による照射ロックが実行されないときのみ手術用レーザ光源19は点灯する(S313)。手術用レーザ光源19の点灯時には、ノモグラムへ点灯信号(照射完了信号)を出力し、次の手術工程へ移る(S315,S317)。予定の照射(n_max)が終了すると(S317)、手術が終了する。
【0046】
図9は、本発明に照射位置測定装置の第2の実施の形態の構成図である。同図は、例えば、対象物体が球体である程度の凹凸を持ちそれが回転運動するような場合に用いられる実施の形態を示す。この場合、第1の実施の形態における参照光側のミラー15を、測定対象物体の曲率に併せた球面ミラー34に置換した。さらに、第1の実施の形態におけるレンズ13を移動又は置換えることで、照射ビームを球面ミラー34の球面上で波面が一致するように光を集光して入射する。このような測定光源系100、測定光学系200では、測定対象物500の回転運動を平行移動のように捕らえることができ、より精密な形状測定や変位測定に適応できる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によると、以上説明した通り、測定対象物にマーキングせずに、非接触で形状・変位・照射位置を測定することができる照射位置測定装置を提供することができる。
本発明によると、照射光を照射する測定対象物の形状・位置について、干渉光により反射率境界面での誤差を小さくして正確に測定することができる。本発明によると、対象物の形状を時間経過により測定することで、対象物の動き及び変位量を測定することができる。また、本発明によると、照射光の照射位置を測定して照射光の位置制御することができる。さらに、本発明によると、必要に応じて照射光を所定の同一位置に照射するように自動追尾制御することができる。
【0048】
また、対象物を光学的に測定する場合、その表面が光学的に粗面な場合と滑らかな場合で測定する方法が異なってくるが、本発明によると、特に、表面が光学的粗面である物体又は生体に適する照射位置測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】照射位置測定装置の第1の実施の形態の構成図。
【図2】スペックル画像から移動量を抽出する画像処理の一例についてのフローチャート。
【図3】処理画像の説明図。
【図4】画像処理部31における画像処理についてのフローチャート。
【図5】CCD画像の説明図。
【図6】照明光学系の制御システムの詳細な構成図。
【図7】校正処理についてのフローチャート。
【図8】制御処理についてのフローチャート。
【図9】照射位置測定装置の第2の実施の形態の構成図。
【符号の説明】
1、6、21 LD
2、7、13、17、20、28 レンズ
3、8 光スイッチ
4、9、12、 ファイバ
5、10 変調器
11 ファイバカプラ
14、27 ビームスプリッタ
15、23 ミラー
16 バンドパスフィルタ
18 エリアセンサ
19 手術用レーザ光源
22 ドライバ
24 ダイクロミラー
25 反射ミラー
26 凹凸面鏡
29 CCDカメラ
30 画像処理装置
31 手術計画出力装置
32 画像表示ディスプレイ
33 レーザの光軸・焦点制御駆動装置
100 測定光源系
200 測定光学系
300 照明光源系
400 対象物モニタ
500 測定対象物
600 画像処理及び制御系
Claims (7)
- 第1波長の第1光束を発する第1光源部と、第2波長の第2光束を発する第2光源部とを有し、上記第1及び第2光束を出射する測定光源系と、
上記測定光源系からの上記第1及び第2光束それぞれを参照面に向かう参照光束と測定対象物に向かう測定光束とに分離するビームスプリッタと、上記参照光束を反射する参照反射鏡と、上記測定光束が測定対象物から反射された反射測定光束と上記参照光束が上記参照反射鏡で反射された参照反射光束とを干渉させた干渉光束を受光して第1受光信号を形成する第1受光部と、を有する測定光学系と、
上記第1光束により形成された上記第1受光信号と、上記第2光束により形成された上記第1受光信号との差分から測定対象物形状を示す濃淡パターンを抽出し、その濃淡パターンから測定対象物の形状及び位置変化を示す対象物信号を形成する画像処理及び制御部と、
上記測定対象物を部分的に照明する第3光束を発する第3光源を有する照明光学系と
を備え、
上記第3光束は手術用のガイド光束又は手術用のレーザ光束であり、
上記第1受光部は上記第3光束が測定対象物から反射された第3反射光束を受光し、
さらに、
上記第3光束が測定対象物から反射された第4反射光束を受光し、第4反射光束が含まれる測定対象物像を示す第2受光信号を形成する第2受光部を有する対象物モニタ系を備え、
上記画像処理及び制御系は、上記求めた測定対象物の位置変化に基づき、上記第2受光信号に形成された測定対象物像の表示位置を補正することを特徴とする眼科用測定装置。 - 請求項1に記載の眼科用測定装置において、
上記画像処理及び制御系は、さらに、求めた測定対象物の位置変化に基づき、上記照明光学系による第3光束の照射位置を制御することを特徴とする眼科用測定装置。 - 請求項1又は2に記載の眼科用測定装置において、
上記測定光源系は、第1光束と第2光束を測定対象物へ交互に照射する様に出射することを特徴とする眼科用測定装置。 - 請求項1又は2に記載の眼科用測定装置において、
上記測定光源系は、上記第1光源部からの第1光束及び上記第2光源部からの第2光束を、それぞれ第1周波数と第2周波数により変調又はスイッチング制御し、
上記照明光学系は、上記第3光源部からの第3光束を、第1光束及び第2光束とは異なる第3周波数で変調又はスイッチング制御し、
上記画像処理及び制御系は、上記測定光学系の上記第1受光部の出力信号を周波数又は時間で弁別することにより、第1光束又は第2光束による濃淡パターンと、第3光束による照射光とに分離することを特徴とする眼科用測定装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の眼科用測定装置において、
上記画像処理及び制御系は、前記濃淡パターンの移動から測定対象物の位置変化を測定するようにしたことを特徴とする眼科用測定装置。 - 請求項1に記載の眼科用測定装置において、
上記画像処理及び制御系は、上記測定光学系からの第1受光信号に基づいて、物体形状と手術計画の座標とを一致するための校正、手術計画及び/又は測定対象物の変位に基づく上記第3光束のスポット位置の校正、測定対象物の変位に追従するための校正のいずれか又は複数の校正を実行し、その校正に従って上記照明光学系を制御することを特徴とする眼科用測定装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の眼科用測定装置において、
上記測定光学系の参照反射鏡は、測定対象物の曲率に応じた球面又は略球面の反射面を有し、
上記測定光源系は、上記参照反射鏡の反射面に波面が略一致するように測定光源を照射することを特徴とする眼科用測定装置。
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